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調査コードネーム:共闘という名の打算 〜吸血奇譚〜
執筆ライター :水上雪乃
調査組織名 :界境線『札幌』
募集予定人数 :1人〜2人
------<オープニング>--------------------------------------
陰鬱な地下室。
「‥‥ダメですね‥‥召喚術も効果ありません」
少女が頭を振った。
「部屋に仕掛けがあるのか、それともわたしたちがなにかされたのか、微妙なところよね。奈菜絵ちゃん」
「どちらにしても、危機的状況は変わりませんが」
年長の女性に、淡々と応える。
新山綾と槙野奈菜絵。
北海道の二大魔女、と評すれば、ふたりともムキになって否定するだろう。
かつては敵として幾度も戦火を交えたものだが、いまはこうやって仲良く捕らわれている。
「有為転変ってやつよねぇ」
「難しい言葉を使っても、状況は良くありません」
「可愛くないないなぁ」
「どうして私が新山さんに可愛がられないといかないんですか?」
「だってさー この状況って三流ポルノビデオみたいじゃん」
「それは否定しませんけど」
情けなさそうな顔で言った奈菜絵が、自分と綾の恰好を見比べる。
下着姿。
オールヌードにされなかっただけでも感謝すべきなのだろうか。
「‥‥私の勝ちですね」
「ほっとけっ!!」
「Bだって、べつに小さいわけじゃないのに‥‥」
「冗談はともかくとして、どうしたものですかね?」
「物理魔法もダメ、クトゥルフの魔術もダメとなると、あとは相手の隙を突いて逃げるとか‥‥」
「閉じこめられて三日。隙はありましたか?」
「なかったわね。色仕掛けも催眠術も通じなかったし」
「私や新山さんの不在に気づいた自衛隊が、そろそろ動き出しても良いころですけどね」
「動いたとして、ここを見つけ出すのにどれくらいの時間がかかるか」
「敵が何者なのかも判らないですし」
自分たちが殺されるのとどちらがはやいだろう。
とは、ふたりの共通した思いである。
むろん、口に出したりはできないが。
「貴女がたをここに閉じこめたものの正体なら、判明しております」
唐突に、扉の外から声が聞こえた。
「誰?」
奈菜絵を背後に庇いながら、綾が誰何する。
「我々は味方です。今のところは」
「今のところは、ね」
「扉を破壊しますから、離れていてください」
この状態で味方だと言われて、頭から信用するほど綾も奈菜絵も楽天家ではないが、素直に扉から離れる。
監禁されているよりはマシだからだ。
扉がねじ曲がり、弾けた。
「サイコキネシス‥‥」
奈菜絵が呟く。
雪崩れ込んできた六名ほどの男が、準備よく服を二人に手渡した。
「すぐに追撃がかかります。脱出の用意を」
やがて、八名に数を増した逃亡者は、何処とも知れぬ山中を走っていた。
少なくとも、現段階では敵ではないのだろう。
「あなたたちは何者なんですか? そして、敵とは?」
当然の疑問を発する奈菜絵。
「我々はクルセイダー。バチカンの陣営に身を置くものです」
「‥‥ようするに、ハンターね」
「そういうことです。そして敵はヴァンパイアロードと呼ばれるもの」
「ドラキュラ‥‥?」
かすれた声絞り出す奈菜絵。
「怪奇探偵と自衛隊と雑貨屋には救援要請を出しておきました。合流できれば助かるでしょう。我々を信用してくれればの話ですが」
淡々と言う男。
「感涙の海で溺死しそうなくらい低確率ね。それ」
不敵に笑った綾が振り返る。
凄まじいまでの殺気が複数、追走していた。
※バトルシナリオです。
逃亡劇です。
追撃を振り切って、綾と奈菜絵を札幌まで連れて帰ることができれば成功です。
推理の要素はないです。
敵はドラキュラの一党です。
※以後、このシリーズを吸血奇譚と呼称します。
※水上雪乃の新作シナリオは、通常、毎週月曜日にアップされます。
受付開始は午後8時からです。
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共闘という名の打算 〜吸血奇譚〜
闇が迫る。
木々が異音を発して折れ、ねじれ、追撃者たちに襲いかかる。
サイコキネシス。念動力と呼ばれる力。
それは、普通に生きる人間にとっては、怪物じみたものだろう。
だが、
「すべて回避されたようです。ここは私が足止めしますから、先に行ってください」
ハンターの一人が言う。
頷いて走り出す四人。
新山綾。槙野奈菜絵。そしてハンターが二名。
無言のまま逃走を続ける。
やがて、後方から断末魔の悲鳴が聞こえてきた。
奈菜絵が眉をひそめる。
監禁されていた場所から脱出を果たしたとき、彼女らの周囲には六人のハンターがいた。
いずれも、超能力という力をもった強者だった。
しかしいま、ハンターが誇るサイキックウォーリアーは二名しか残っていない。
苛烈極まる追撃戦。
あるものは囮となり、あるものは時間を稼ぐために残り。
おそらくは、ことごとく殺されたのだろう。
「どうしてここまでして、わたしたちを助けてくれるわけ?」
綾が訊ねた。
不要不急の質問だが、このまま事態が推移すれば、どうして助けられたのか判らぬまま冥界の門をくぐってしまう可能性が高い。
訊けるうちに、状況を把握しておきたい。
「貴女たちは切り札をなりえる人間だからです」
炎のように赤い髪をしたハンターが答えた。
たしかミゲルとかいう名前だったはずだ。
「切り札?」
奈菜絵が反問する。
「対ヴァンパイア戦線の、です」
答えるミゲル。
「なにそれ?」
要領の得ない話だ。
吸血鬼が人間と戦争をしているなど聞いたこともない。
だいたい、人間がいなくなって困るのは吸血鬼ではないか。
「アンタたちが亜人や異能者を狩ってるって話は聞いたことがあるけどね」
綾の言葉に皮肉がこもる。
よりによってこんな連中に助けられるとは、なかなか複雑な気分だった。
「我々の能力では、ヴァンパイアロードには対抗できませんでした」
「私たちの発動しませんでしたけど」
「部屋に仕掛けがあったのかもしれないけどねぇ」
魔女たちが肩をすくめた。
現状、情報が少なすぎて確定的なことは言えない。
だが、ミゲルがあっさりと正解を与える。
「貴女たちは捕まってすぐ注射をされました」
「そんなのされてませんよ?」
「記憶を操作されたため、憶えていないのでしょう。ともあれ、そのとき注射されたのは、あるウィルスです」
「ウィルス‥‥?」
「仮に、吸血ウィルス、としておきましょうか」
おぞましい響きに、思わず綾と奈菜絵の足が止まる。
もしそんな得体の知れないものが体内に入っているとしたら、自分たちも吸血鬼になってしまうのだろうか。
吸血鬼に咬まれた人間と同じように。
「そうではありません」
ふたりを促し、逃走を再開しながらミゲルが言った。
「そのウィルスによって、ヴァンパイアロードは貴女たちリンクし魔導情報や知識などをコピーしたのです」
「‥‥えらく近代的な言い回しをするのね。時代錯誤のオカルティストだと思ったら」
「我々だって、ただ戦ってきただけではないのです。それはともかく、注射されたのは情報伝達の為のウィルスです。吸血鬼化することはありません」
「ということは、他にもウィルスの種類はあるんですか?」
奈菜絵の質問に頷き、ミゲルがさらに足を速める。
また包囲網が狭まってきたのだ。
「ジョシュア。可能な限り時間を稼げ」
「ヤーサー」
闇に消える一人のハンター。
「なんで‥‥?」
綾の顔が曇る。
こんな、兵力の逐次投入のような戦い方をして、まるで犬死ではないか。
消えていった五人のハンターにできたことといえば、わずかな時間を稼いだことだけだ。
「そうまでして私たちを逃がそうとするのは、切り札だからなのですか?」
「はい。ヴァンパイアロードは貴女たちの力を恐れています。だからこそ、そのすべてを欲しています」
「‥‥‥‥」
「急ぎましょう。札幌まで行けば血清があります。貴女たちにかけられた封印を解くことができますから」
「わかったわ。反撃はそれからね」
深夜の山林を三人に数を減じた逃亡者が駆ける。
そして‥‥。
「追いつかれるわね。そろそろ」
綾がかすれた声を絞り出した。
獣のような息遣いが迫っている。
「もう少しで日高市にでます。そこで車を調達して逃げてください。札幌市内に入ったら赤十字病院に行って私の名前を出せば、血清が受け取れる手筈になっています」
ミゲルの言葉。
他の五人と同じように、彼もまた死出の旅路へと赴こうとしていた。
綾も奈菜絵も、なにも言えなかった。
だが、
「そりゃ恰好つけすぎってもんだぜ」
「犬死しても、どなたも報われませんよ」
「いろいろ訊きたいこともあるし、ね」
前方から男女の声が響く。
「ハイジ!?」
助教授の黒い瞳が、驚愕と歓喜に見開かれた。
「待たせたな」
爛々と紅い瞳を燃やし、浄化屋という異名を持った青年が不敵に笑った。
吸血鬼一族がいつ誕生したのか、解答は歴史の闇の彼方にある。
これは、べつに珍しいことではない。
そもそも人間ですら、発祥は明らかではないからだ。
ほとんどの動物がそうだ。
ともあれ、吸血鬼はその発祥以来、人類の敵の最たるものとして君臨してきた。
文字通り君臨である。
眷属を増やし、多くの亜人たちを従え。
夜の闇は彼らの世界であり、人は本能的にそれを恐れる。
まるで、魂の何処かで吸血鬼の存在を「知って」いるかのように。
そして吸血鬼やその眷属どもと戦い続けてきたのがハンターだ。
吸血鬼は人類の敵。亜人も人類の敵。
人類の繁栄に仇なすものは、すべて敵。
偏狭と妄執に彩られた戦いは、ずっと昔からおこなわれてきた。
歴史の影において。
だが、ついにヴァンパイアロードが起った。
人間の歴史に終止符を打ち、新たな世界を築くために。
その世界では、人間は吸血鬼や亜人のエサとしてのみ存在を許される。
適者生存。弱肉強食。
なにを驚くことがあろう。
それが自然界の摂理だ。
ヴァンパイアは人間より優れている。
亜人は人間より優れている。
頂点に立つのは、むしろ当然ではないか。
「‥‥むなくそ悪りぃぜ。それが槙原の考えかよっ」
巫灰慈が吐き捨てる。
「槙村、よ。もっとも、この名前は今となってはどうでもいいかもね」
冷静に答えるシュライン・エマ。
元大臣の槙村。
それは偽名であった。
本当の名を、ドラキュラという。
プラム・ストーカーの著書に登場する伝説的な吸血鬼だ。
一族の始祖とも評される存在である。
「伝説だとばかり思ってたんだけどね」
「人間の予測なんぞ、事実によっていくらでも覆されるってこったな」
「落ち着いて世間話してる場合でもないように思われますわ。すっかり囲まれておりますわよ」
榊船亜真知が口を挟んだ。
さらさらと流れる黒髪が烏の濡れ羽のように煌めいている。
「気配は一二。ひとりあたま四匹だ。余裕だぜ」
愛刀「貞秀」を鞘走らせる巫。
刀身は、すでに闇色に染まっている。
「私を頭数に入れないでよね」
苦笑を漏らしながら、シュライン弓術の構えをとった。
霊感のないものには遊んでいるようにしか見えないだろう。
むろん、青い瞳の美女は遊んでいるわけではない。
彼女の左手には不可視の弓が握られており、右手には不可視の矢がつがえられているのだ。
武器の名をシルフィード。
風の守護を受けたインテリジェンスウェポンである。
会話だって可能なのだ。
まあ、霊能力のないシュラインにはできないが。
「それが、ちょっとだけ残念」
爪弾くように右手が踊る。
瞬間。
飛び出してきた影を風の鎖が縛り付けた。
「いきます」
亜真知が飛び出す。
繊弱げな外見からは想像もつかない速度だった。
閃光のように両手が閃き、影が二つ地面に崩れ落ちる。
「手加減して差しあげましたわよ」
婉然たる微笑。
だが、その笑みは長寿を保ちえなかった。
倒れたはずの敵が突如として身を起こし襲いかかったからである。
「くっ!?」
意外な反撃をすべて紙一重で回避し、それでも動揺を隠せぬまま後退する亜真知。
常人なら、先ほどの一撃で完全に気絶するはずだ。
ということは、
「やっぱり普通の人間ではない、ということですね」
冷静さを取り戻し、呟く。
「ワーウルフだな。まあ、吸血鬼のオトモダチだよ」
慎重に愛刀を構えたまま巫が告げる。
「それはそれは‥‥お友達は選んだ方が良いですわね。お互いに」
くすりと笑って皮肉を飛ばした少女が、上空に光の弾を打ち上げた。
魔力による照明弾だ。
この暗さでは、彼女はともかく仲間二人が戦いにくい。
敵を呼び寄せる結果になるかもしれないが、どうせ位置は知られている。ここの戦力を一掃し、さっさと逃げ出せばよいことだ。
「いきます」
ふたたび敵陣に飛び込む少女。
「やれやれ‥‥」
巫が続く。
『愚孫より無鉄砲なものがいるとは。驚きじゃな』
「ほっとけっ」
心の内側で愛刀と漫才など楽しみながら。
「大いなる風っ!」
シュラインが新たな矢を放ち、きらきらと輝く粉末が人狼どもに降りかかる。
無数の小さな傷から煙をあがる。
人狼がもがき、粉を払い落とそうとする。
「銀粉よ、ハンターの智恵も役に立つわ。たまには、だけどね」
形良い唇を皮肉げに歪める。
銀は亜人にとって危険な武器である。
げんにシュラインの友人が一人、銀の鏃によって命を落としている。
彼もまた亜人だった。
それを殺害したのはハンターである。
そしていま、彼女は友の仇と同じ戦い方を選択した。
「なんて勝手なのかしらね‥‥」
自嘲にも似た思いが心を滑る。
しかし、
「それでも、もう友達を失うのはたくさんよっ! 真なる風っ!!」
放たれた真空の矢が、闇と木々を切り裂いた。
「これじゃ街まで保たなねぇな‥‥どうしたもんか‥‥」
巫が嘆息する。
ワーウルフどもを一〇人ほどやっつけたが、敵は次々と増援を送り込み、結果として戦力差はますます開いている。
「照明弾は失敗でしたね。申し訳ありません」
頭をさげる亜真知。
「あの場合はああしなきゃ私たちがやられてたんだから。あやまらないで」
シュラインが笑った。
日高市街まであと数キロ。
仲間の魔力は尽きかかっていた。
「シルフィードもあと一発か二発くらいしか撃てないわね」
ごく軽く状態をチェックする。
綾と奈菜絵が戦えれば、この程度の戦力差などなんということはないのだが、現状ではハンターをいれて四名の戦力しかない。
まして、シルフィードの内蔵魔力が切れた場合、シュラインは三人目の足手まといに成り下がってしまう。
「せめて機動力があればねぇ。人狼の追撃を振り切れるのに」
綾の言葉は、はなはだ建設性を欠く愚痴でしかなかった。
なかったはずだが、
「それ、悪くないな」
「なるほど、ね」
巫とシュラインが頷く。
赤と青の瞳から放たれた視線が地図に注がれていた。
「どういうことですか?」
当然のように亜真知が訊ねる。
ヘリコプターでも呼び寄せるつもりだろうか?
だが、それを待っている時間はないはずし、こんな森林地帯にヘリコプターは降りられない。
ぽん、と、巫が亜真知の肩を叩く。
「ここ日高は」
「サラブレッドの一大産地よ」
シュラインが宛然と笑った。
小さな生産牧場が地図に記されていた。
近い。
「はいやーっ!!」
かけ声とともに、巫が乗騎に拍車をくれる。
駆ける。駆ける。駆け抜けてゆく。
風の手綱を操るように、山道を駆け下りる。
六騎。
ほとんど自己流の乗馬だが、それぞれのものが馬を駆る。
大切な財産である馬と鞍を盗まれた牧場には大迷惑だろうが、不満はいずれ金銭で折り合いをつけるとしよう。
いまは追撃を振り切る方が先だ。
「きたわよっ!」
鞍上、シュラインが叫ぶ。
もっとも索敵能力の高い彼女が最後衛だ。
卓抜した聴覚が、背後から接近する足音を捉えている。
相手もなかなか速い!
「足止め。撃ちます」
振り向きざまに亜真知が魔法を放つ。
照明弾の魔法だ。
攻撃魔法を使うだけの魔力は、もう残っていない。
「でも、こういう使い方もできます」
地面と水平に発射された光が、追ってきた人狼たちの瞳を灼く。
たちまちのうちに数匹が脱落した。
「私はこれで打ち止めです」
「了解。私も最後の一撃よっ! 大いなる風!!」
颶風が巻き起こり、追撃者たちを吹き飛ばす。
わずかに追撃速度が鈍った隙に、なるべく距離を稼ぐ。
トップスピードに乗れば、狼では馬に追いつけない。
やがて、寝静まる日高の街が眼前に姿を現した。
エピローグ
「うわっ!? くっせーぞ綾っ」
「奈菜絵ちゃんも臭い‥‥」
「いったい、何を食べたんですか?」
札幌の赤十字病院。
ミゲルの紹介で血清を受け取り事なきをえた魔女二人だが、じつは話はそれだけでは終わらなかった。
体内に入り込んだ吸血ウィルスを完全に死滅させるためには、とある成分を含んだ食品を大量に食さなくてはならなかったのだ。
硫化アリル。並びに、アリルプロチルサルファイド。
「ガーリックステーキ‥‥蒸しにんにく‥‥揚げにんにく‥‥にんにくご飯‥‥」
ぶつぶつと譫言のように呟く綾。
「今後一〇年くらい大蒜を食べたくないです‥‥」
冷静な奈菜絵までめそめそしている。
くすくすと亜真知が笑う。
巫もひとしきり笑ったのち、窓の外にうつる街並みに視線を送る。
沈毅な表情。
すっと近づいたシュライン。
「何を考えてるの?」
「いや‥‥今回、結局アイツは出てこなかったからな‥‥」
「‥‥他の仕事に従事してるから、だったらイヤよねぇ‥‥」
まったく自分で不快になるような言葉だった。
当てずっぽうの推測が正鵠を射ていたことなど、この段階でシュラインが知るよしもない。
初夏を迎えた北の拠点都市に、穏やかな陽光が降り注いでいた。
つづく
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
0143/ 巫・灰慈 /男 / 26 / フリーライター 浄化屋
(かんなぎ・はいじ) with貞秀
0086/ シュライン・エマ /女 / 26 / 翻訳家 興信所事務員
(しゅらいん・えま) withシルフィード
1593/ 榊船・亜真知 /女 /999 / 超高次元生命体
(さかきぶね・あまち)
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■ ライター通信 ■
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お待たせいたしました。
「共闘という名の打算」お届けいたします。
槙村はでてきませんでした。
何故かというと、彼はこのとき北海道にはいなかったからです。
では、どこにいたのでしょう?
それは次回の講釈で☆
楽しんでいただけたら幸いです。
それでは、またお会いできることを祈って。
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