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気分は有袋類
■序■
草間は自分がわがままなのかとぼんやり考えた。
『怪奇探偵』と銘打たれるのは不本意だ。自分はもっと……こう……その……なんだ、ハードボイルドに探偵をやりたい。必要なものは、まず銃と煙草と女である。つぎにトレンチコートとソフト帽。……そしてコネだ。特に警察、裏社会の人間との。
よくよく考えると草間はそれらのものを大体揃えていた。彼は探偵になれるのだ。いや、実際もうなっている。しかし、――色々あって今では『怪奇探偵』と呼ばれている。
だが、今日この日草間の元に行き着いた依頼は、ハードボイルドにもなりそうであり、犯罪の匂いがあり、つくづく草間の好みと言えた。なんと怪奇ものの依頼ではなかったのである。
しかし、『なんと』とつく時点で草間に合掌。
「これを門倉に届けてほしいんだ」
芥沢龍二という男がその日興信所にやってきて、怪しいトランクをテーブルに置いた。どんなトランクかと言えば……怪しいトランクだ。
「中身は?」
「つまらないものさ」
「……門倉って、あの門倉か?」
「そ。門倉会。大丈夫だって、古風なやつらだから」
「古風が何だって言うんだ」
「カタギには手を出さねエってのが信条の組でね。動くもんにはとにかく咬みつく『狂犬』の武嶋組と違うわけだ。頼むよ、今日の夜11時までに、鳩見公園で受け渡す予定でな」
「……悪いが、犯罪はお断りだ」
「だから中身はつまらないものなんだって! 何も法律には触れちゃいない。オレは急に別件が入っちまって、向こうには代理人立てることをもう連絡してるんだ。出すモンは出すからさ!」
芥沢の目は嘘をついていなかった。それに、ドカンとテーブルに札束を置きもしたのである。トランクの中身は何にせよ、ヤクザにものを渡すにしては高い報酬だった。
「……何か言い忘れてないか?」
「おお、鋭いね」
「言わないと引き受けない」
「いやあ、実はさっき言った『狂犬』がこいつを狙ってるんだな! ハハハ!」
「――前みたいに、代理を頼んでもいいならな」
「全ッ然構わない! あああ、なんていいやつなんだあんたは!」
「……」
こうして、草間はハードボイルドな世界行きのチケットを取り付けた。
トランクの形をしているが、チケットなのだ。そう思わねばなるまい。
■今日のカンガルー■
そのとき話の始めから興信所に居たのはシュライン・エマとミラー・Fだった。芥沢の話の途中にふらりと現れたのは、日雇い労働者の岐阜橋矢文。
シュラインがこの場にいるのは何ら不思議なことではなく、むしろ当然といえば当然のことである。ミラーがこの場にいたのは、最近草間興信所で取り扱った事件のデータを搾取するため。矢文がここに来たのは、言うまでもなく仕事を探しに。
シュラインと矢文は興味深く芥沢の話に耳を傾けていたが、ミラーはずっとぴりぴりしていた。その苛立ちも不快感も、巧妙にプログラミングされた条件反射でしかないにせよ――ミラーにとって、芥沢は危険かつ不愉快な存在であったのだ。
芥沢龍二という男は、首筋や腕にうっすらとした痣を持っていた。シュラインも、それが気になっていた。彼女は草間についていくことで、知らず怪異や人外との関わりが深いものになっていたし、気になってしまったのも無理はなかったかもしれない。芥沢の痣は稲妻のようだった。何か、超自然的なものの気配を感じ取ったのだ。
実際この男は普通の人間ではなかった。職業も(はっきりとは語らなかったが)まっとうではなかったし、ミラーのサイバネティスク・ボディに悪影響を及ぼすほどの『電気』を持っていた。彼が金属に触れるたびに、パチリパチリと軽い放電が起きるのだ。その際に生じる電磁波に、ミラーは正直危機感さえ覚えたし、不快感を抱かずにはいられなかったのである。
それでも、ミラーの表情は大した変化を持っていなかった。彼は矢文やシュラインと同じく、黙って芥沢の話を聞いていたのである。今回芥沢は別件があるということで、ともに行動することもない。それは、良い条件だった。
一通り、芥沢の話は終わった。
同時に、草間の代わりにトランクを運ぶ人間も決まっていた。
「……誰に?」
仁王立ちと言うに相応しい立ち姿のまま、矢文はむっつりと口を開いた。彼の興信所での第一声はそれだった。芥沢は妙にぽかんとして、座ったまま矢文の大柄な体躯を見上げ、「はい?」と間の抜けた返答をした。
「……そいつを、誰に届けたらいいんだ? 門倉会の、誰に?」
「ああ、い、言ってなかったか。――見ればわかる相手だよ」
「……」
「大丈夫だ、あいつに成りすませるヤツなんていねエから」
とりあえず、芥沢も場数は踏んでいるらしい。矢文が危惧していることをあっさりとかわすと、時計を見て、そそくさと立ち上がった。
「じゃ、頼んだ! 俺はこれ以上遅れるとヤバいから!」
パチパチと軽く放電しつつ、芥沢はあたふたと応接間を出ていった。
草間はトランクを睨みつけている。彼がどれほど睨んだところで中身はわからない。芥沢は、「つまらないもの」だと言い張っていたが……。
「開けてみたら?」
シュラインは草間に悪戯っぽい笑みを投げかけ、そう囃した。
草間はぴくりとようやく我に返ったようだった。
「そんなこと出来るか」
「そうね」
「わかってるなら言うなよ……」
「お互いにわかってるからこそ、冗談になるんじゃない」
シュラインは笑ったままトランクを手に取った。結構な重量だ。男でも「重い」と感じるだろう。彼女は軽くよろめいた。その様子を見て、矢文がものも言わずにシュラインの手からトランクを取った。彼はびくともしなかった。
「ありがと」
「いや」
「とりあえず、ふたつの組について調べといた方がいいかしら」
「俺がやりましょう」
ミラーがようやく口を利いた。芥沢が去り、彼の表情はようやくいつものものになっていた。もとよりサングラスをかけているので、誰も彼のかりそめの苛立ちには気がついていなかったが。
「データ収集ならお任せ下さい」
「そ。じゃ、頼んだわ」
ミラーは軽く頭を下げると、スペックがいいとは言えない興信所のパソコンの前に座った。矢文はトランクを手に提げたまま、やはり仁王立ちである。ミラーが操るパソコンを、珍獣でも見るような目つきで見つめていた。ついでに、パソコンを操るミラーにも同じような視線を送っていた。彼にとっては、パソコンもパソコンを使う者も等しく『珍獣』であったのだ。
「……うーん、このトランクだけ持ち歩くっていうのも無防備な話よね。ちょっと物置行ってくる」
気休めかもしれないが、ダミーを用意しようとシュラインは思い立った。
そうして、芥沢が乱暴に閉めていったばかりのドアを開けた。
「あら」
「こんばんは」
そこには、黒ずくめの少女がにこやかに立っていた。サングラスにトレンチコートにつば広帽――ともすれば、ハードボイルドな格好かもしれない。
「ええと、あなたは確か――」
「海原みそのでございます。先ほど芥沢様とお会いしまして、お話をかいつまんでお聞きしましたわ。わたくしもお手伝いさせていただけませんか?」
みそのの笑みは、にこりと一層大きくなった。
シュラインは振り返った。草間、矢文、ミラーの顔を順繰りに見つめていく。
どの顔も、『問題なし』と言わんばかり。
みそのは芥沢を知っている。芥沢の力と、それが身についてしまった経緯まで知っていた。みそのがそれを軽々しく口に出すことはないだろうが。
「ええ、私たちからもお願いするわね」
シュラインはみそのの笑顔に応え、微笑みでそう返した。
時刻は、午後7時。
■物騒なデータ■
シュラインは慣れた手つきでてきぱきと準備を始めていた。
物置から持ち出してきたトランクに、適当にその辺りにあったグラビア雑誌やら新聞やら調査資料を詰めこみ、今回運ぶトランクと目方を合わせる。本命のトランクにもスプレー塗料をかけて、銀色から銅色に変えてしまった。
みそのは――作業中のシュラインとミラーの目を盗み、そっと問題のトランクに目をやった。彼女の漆黒の瞳は、草間のものと違っていた。何も映すことは出来ないが、この世に在る大抵のものを『見る』ことが出来る。
興信所の出入り口でみそのとばったり再会した芥沢は急いでいた。
「おう、仕事があるんだ、嬢ちゃん、よければ引き受けてくれ。トランクを運ぶだけの仕事だよ。詳しいことは中に居るやつらに聞いてくれ。それじゃ!」
話は以上であった。本当に、かいつまんだ内容である。みそのがトランクの中身に疑問を持つ余裕さえなかった。
そうして今ようやく仕事の詳細を知り、先ほどの草間よろしくみそのはトランクを見つめている。実のところ、カドクラカイやらタケジマグミやら狂犬といったキーワードは、知らないみそのには理解できないものだった。
今彼女が知ったのは――トランクの中身は、何も怪しいものではないということだった。芥沢は嘘をついていなかったのだ。つまらないものだった。ぎっしりと日本酒の瓶が詰まっていたのである。
――お酒?
思わず口にしそうになって、みそのは少しだけ慌てた。口を押さえる。
じっと黙って彼女の隣に座っていた矢文が、みそののその様子を見て軽く首を傾げた。みそのは思わず矢文と目を合わせてしまった。
そして、『見た』。
矢文の真実を。
「岐阜橋様、あなたは――」
みそのが初めて見るものだった。
「……」
彼女の視線に気がついて、矢文はゆっくり、ずいっと、みそのに顔を近づけた。
「内緒だ」
その言葉はすぐに理解した。みそのは、トランクの中身同様に、矢文の『中身』のことも内緒にしておくことに決めた。
「傷害物と成り得る関係者のデータを入手しました」
ミラーが機械的にそう告げた。
「タケジマグミ、カドクラカイの両組織に、イヌは1匹も在籍しておりませんでしたが」
「……イヌ?」
「アクタザワさんは『狂犬』と」
「あれはものの喩えよ……」
「たとえ――」
ミラーはシュラインに言われるままに、集めたデータを検索していき、傾向をまとめ、狂犬という『たとえ』を結びつけた。
「タケジマグミが過去5年間に起こした傷害・器物損壊・暴行・恐喝事件は300件を越えています。これが『狂犬』という喩えに結びつくと?」
「まさにね。……このご時世でそんなに暴れ回ってる組だなんて」
「カドクラカイは穏健派と思われます。過去5年間に起こした事件は100件程度です」
「普通は1件も起こさないで初めて『大人しい』と言えるんだけど……まあいいか。芥沢さんはとりあえず嘘をついてないのね」
シュラインは時計を見た。
午後9時。
そろそろ鳩見公園に行かなければならない。何が道中で起きるかわからないのだ。早めに出ておくに限る。
「『お荷物』は、ふたつですね」
みそのがダミーのトランクを見た。
「二手に分かれて行くのはどうでしょうか」
「ええ、そのつもり。4人でぞろぞろ歩くのも目立つしね」
「あの、シュラインさん」
データを整理していたミラーが、どこか控えめに口を挟む。
「IO2という組織の『能力者』データベースに、カドクラカイとタケジマグミのメンバーのデータが何人か入っていましたが」
「……IO2……」
よく侵入できたわね、という言葉よりも先に、厄介なことになったわね、という言葉がシュラインの脳裏をよぎった。彼女も、まだ表面しか知らない組織だ。だがその事実が伝えるのは――門倉会はともかくとして、武嶋組にも面倒な相手がいるということ。IO2がデータに加えているほどの。おそらく、自分もそのデータの末席には加わっているのだろうが。
「大変な仕事になっちゃったわね。武彦さん、戸締りに気をつけて」
「子供じゃないんだぞ」
草間はむすっとした顔で、煙草に火をつけていた。
■はたまたコアラか■
みそのと矢文は、ダミーのトランクを持って鳩見公園に向かった。歩いて1時間ほどの距離である。みそのは履き慣れないピンヒールを履いていたが、彼女はまるで滑るように――或いは海中を泳ぐようにして、歩いていた。矢文は「のしのしと歩く」という表現に相応しい――或いはそれ以外にたとえようもない歩き方であった。
泳ぐようにして歩く黒ずくめの少女と、山のような大男。
目にとまるのは当然といえば当然なのか。だがその『目』は、ふたりが草間興信所を出たときから追ってきていた。
「……あのトランクじゃない」
「本当か?」
「信じられないなら人数を割けよ」
「あ、もう一組出てきたな……若い女と男だ。トランク持ってる」
「そのふたりが持ってるのが本物だ」
「……おめェの力はたまーにアテになんねェんだよ」
「だから、信じられねンなら人数割けって!」
そうして、黒塗りの車と赤いスポーツカーは、それぞれ逆方向に走り出した。
鳩見公園は商店街の中にある。午後8時には周辺の店が閉まるため、人気はなくなり、空気はうら寂しいものへと変わる。昼間は人通りも多く、賑やかな公園なのだ。
だが夜の静けさは本物だった。時折、ここでは物騒な事件も起きている。決まって深夜だった。今の時間帯のような。
シュラインから指示された筋道を、みそのと矢文は辿っていた。人通りは次第に少なくなり、車もあまり通らなくなってきた。店の明かりもまばらである。東京の都心など狭いものだった。少し足を伸ばせばご覧の通り。深淵はすぐそこにある。
「ん」
矢文が足を止めた。車の群れが過ぎ去った中で、確実に近づいてくる黒塗りの車があった。鳩見公園まではあと1キロといったところか。急がずとも時間には間に合うだろうが、邪魔が入ってしまえばその限りではない。
みそのも足を止め、矢文を見上げた。
どうか致しましたか――
そう尋ねようとしたとき、矢文がずしんと動いた。不器用な動きではあったが、確かに彼はみそのを庇った。
銃声がした。
だが、弾丸は矢文に当たってびちんと跳ね返った。
「岐阜橋様!」
「大丈夫だ。……少し欠けたけどな」
頬を撫でながら、矢文はごおっと通りすぎた黒塗りの車を睨みつけた。
「……罰当たりめ」
ぱすん、と何かが弾ける音がした。
そしてタイヤの悲鳴と、男の悲鳴が重なった。
「どわああああ?!」きききぃぃィィィイっ、
ついで、衝突音。ぐわッしゃん。ぷしゅう。
黒塗りの車は、潰れた鉛弾を偶然踏み、偶然その弾はタイヤの磨耗した部分に突き刺さり、偶然パンクして、偶然迷惑駐車していた外車に衝突したのである。
何か、天罰とでも言うべき不幸の重なり具合であった。
「……あらあら」
みそのははるか200メートルほど向こうでしゅうしゅう煙を上げている車を見て、苦笑を浮かべた。
「行こう。怪我ないか」
「わたくしは大丈夫です。岐阜橋様のお陰で」
「そうか」
ふたりは、何事もなかったかのように歩き出した。
鳩見公園が近づいてきた。どうも、騒がしいような気がする。いつもは閑静なはずである。
みそのと矢文は顔を見合わせると、足を早めた。
■お届けものです■
その男は、にやにやしながら赤いスポーツカーと黒塗りの車の事故現場を眺めていた。赤いスポーツカーに人は乗っていなかったようだ。黒塗りの車に乗っている男たちは、或いは気絶し、或いは呻き声をあげていた。男はにやにやしながら煙草を吸いつつそれを眺めているだけで、救急車すら呼ぼうとはしていない。
そのことから判断して――みそのと矢文、シュラインは、この男が荷物の届け先だと判断した。
白いスーツの、いかにもな男だった。男前ではあったが、右目が火傷で潰れているためと、残った左目の鋭さが台無しにしていた。
みそのは、『見た』。この男は――力を持っている。だから、芥沢は言っていたのか。「成りすますことは出来ない男だ」と。容姿と内面ともに、この男に成り代わることは出来はしない。
「おウ」
テランクを抱えて走ってくる三人の男女を見て、男も理解したらしい。
「お届けものですわ」
「……あんたは……」
「門倉の市松だ。リュウの代理かい?」
市松は、ん、と首を突き出した。
無理もない。トランクがふたつある。
「こいつは――」
どういうことだ、と続けようとしたらしい。そこへ、あっさりと任務を終えたミラーが戻ってきた。
矢文はこの隻眼の男が本当に門倉会の者なのか疑っていたし、シュラインも同じだった。トランクはまだその手に提げたまま。しかし、ミラーがやってきて、その疑いは晴れた。
「失礼。カドクラカイの……シモン・イチマツさん……ですね」
彼の中に、しっかり市松のデータが入っていたのである。しかも、IO2のデータだった。ミラーは余計なことを口にしなかった。この場で、この男が異能を発揮することもないだろうと判断したからだ。すでに仕事は、終わろうとしている。
「ああ。何だか有名人の気分だな。……で、ブツがふたつあンのはどういうこった?」
「念の為。さて、どっちが本物でしょうね?」
シュラインは意地悪な笑みを浮かべて、トランクを掲げた。
市松は愉快そうに笑い出した。
「どっちもニセモンさ」
今度は4人が、は、と首を突き出した。
東京の闇の片隅にて。
「ほい、お届けもん」
芥沢が、トランクを男に渡し――金を受け取っていた。
「鐙の野郎がこいつを追ってるって話だったぞ。よく無事だったな」
「いやあ、ちょっとね、手伝いをさ、雇ったんだ」
シュラインは市松から許しをもらって、トランクを開けた。
中に入っていたのは『剣菱』3本。
「あ、酒」
矢文が無表情のまま、そう声を上げた。
「やるよ」
市松はにやにやしていた。
「わたくしたちは、囮だったのですね」
「囮の囮を作ったってわけ? 私」
シュラインが噴き出す。
市松の懐で携帯が鳴った。彼は一言二言言葉を交わしただけで、すぐに通話を切った。大きな笑みを、彼は4人に向けてくる。
「ご苦労さん。あんたらの仕事も、俺の仕事も終わりだ。『本物』はこっちに渡ったよ。あんたらのおかげだ」
それから、公園前の事故現場にも目を向けた。
「そろそろ救急車呼んでやろうか」
「……そうね」
本物のトランクの中には、何が入っていたのだろうか。
知る必要もないことだが――今となっては、少し、気になる。
本日の報酬は、少なくない金と剣菱3本。
(了)
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【0086/シュライン・エマ/女/26/翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト】
【1388/海原・みその/女/13/深淵の巫女】
【1571/岐阜橋・矢文/男/103/日雇労働者】
【1632/ミラー・F/男/1/AI】
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■ ライター通信 ■
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モロクっちです。『気分は有袋類』をお届けします。
今回は軽く2本に分割されています。
ハードボイルド……の予定だったのですが、妙にギャグチックになったというか、わたしとしましてはそんな感じの作品に仕上がってしまったような気がします(汗)。
門倉会の市松祇門及び芥沢龍二はたぶんまた何か、興信所の依頼に登場するのではないかと。そのときはまたからかってやって下さい。
それでは、お楽しみいただけたのならば幸いです。
■岐阜橋・矢文様
はじめまして! ご参加有難うございました。
岐阜橋さん、凄くいい設定だと感じます。ので、ヤクザたちにはバチが当たりました(笑)。今回頭を撫でた人は居ませんが……しかし、岐阜橋さんの頭を撫でる人というのはある意味ツワモノだと思います(笑)。
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