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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


踊るもののけ捜査線

*オープニング*

 それはとある日の昼下がり。麗香をはじめとする編集部員は皆昼食を取る為に席を外していた。ただひとり、電話番にと残された三下は例外だが。
 三下が欠伸混じりで椅子の背に寄り掛かっていると、誰かが編集部の扉をノックした。開いてますよー、と何か勘違いしているかのような返事を三下が返すと、扉が開いてその人物が姿を見せる。欠伸の所為で涙の浮いた目をそちらへ向けると、驚いた三下が派手な音を立てて椅子から転がり落ちた。
 「大丈夫ですか、三下さん」
 その人物が近付いて、床の上に転がっている三下を見下ろす。その格好のままで、三下の口が『あ』の形になった。
 「あ、あ、あ、あなたは……!?」
 「どうも、いつも茶釜子がお世話になっております。私…そうですね、御池と今はお呼びください」
 何やら意味深な自己紹介をしたその初老の男性は、茶釜子の住む家の主人であった。三下が見ても如何にも高価そうな着物を小意気に着こなしたその御池と名乗った男性は、倒れたままの三下に手を貸して起き上がらせる。改めてまじまじと三下が彼の顔を見詰めた。
 「あの、…ええと御池さん、ですか?一体僕に何のご用事で……って、ああ!?いえ、あの、その、僕は茶釜子を誘惑したりはしてませんよ!?」
 しどろもどろな所が逆に怪しいが、三下にそんな度胸が有る訳がなく。それを御池も察しているのか、喉で笑いながら首を左右に振った。
 「いえいえ、そんな事を言いに来たのではありませんよ。今日は三下さんにお願いがあって参りました」
 「…オネガイ……?」
 御池が言うにはこうだ。
 御池の家に住む狐の一匹が姿を消した。既に変化能力も自由自在の、あの家の中ではかなり老齢のベテラン狐であった。その、彼だか彼女だかは分からないが、狐は何者か人間の姿に変化したまま姿を消したのだと言う。
 「あの子は病気を患っておりましてね、ですから余りストレスの溜まる人間界へは行くなと言ってあったのですが、何を思ってか一人で出て行ってしまったのです。年齢も年齢であるし、出来れば早く連れ戻したいのですが、何分、どんな姿に化けたのかが分からず…それ故、捜しようがなく困っていたのですよ」
 「…はぁ、それで僕にその手伝いをせよと」
 「いえいえ」
 にっこりと御池が微笑む。
 「全面的にお任せしようかと」
 「…………」
 ここでどうしてだよ!と逆らえない辺りが三下らしく…或いは茶釜子の事も、疾しい事は何もないとは言え、多少は気にかかっていたのかもしれない。
 「で、その変化を見破る方法は……」
 「ありません」
 「…じゃあ、何て言って連れ戻したらいいのか……」
 「それも分かりません。ですから全面的にお任せすると」
 「…………」
 三下の視線が宙に浮いて、こっそりと溜め息を零す。そんな様子を見詰めながら、御池が口元だけで微笑んだ。

*人となり…ではなく狐となり*

 当然、三下が自分一人だけで調査を開始しようなどと思う訳も無く、思い付くままにこう言う事に得意そうな面々に半泣きで手伝いを依頼し、そして集まった五人。そのうちの海原・みなも、那神・化楽、草壁・さくらの三人と三下は、取り敢えず例のもののけ屋敷…ではなく、御池の屋敷を訪れて話を聞くと言うので、八雲・純華と無我・司録の二人は別行動を取る事にした。
 「これは後でちゃーんと三下さんにオゴって貰わないとね。まぁ、どっちかって言うと、三下さんが心配と言うよりはその狐さんが心配なんだけど」
 イマドキの女子高生らしく、実にさっぱりあっさりとそう言い放つ純華に、司録は低く喉で笑った。…しかし、この、五十代黒尽くめで容貌などは杳として分からない司録と、見るからに元気が弾けたような純華が並んで歩いていると、どんな関係なのかと誰しもが興味を覚えるらしい。何故なら、行き交う人々の大半が、振り返って二人の姿を眺めているからだ。尤も、当の本人達はそんな視線も気にする事も無く、至って当たり前のように言葉を交わしているのだが。
 「純華サンは、御池サンに尋ねる事とかはなかったのですか?他の皆は、聞きたい事があると言うのであちらに向かったそうですが…」
 そう司録が尋ねると、純華は首を傾げて立てた人差し指で自分の唇をそっと撫でた。
 「んー、私は他の皆みたいな能力は持っていないから、きっと御池さんのおうちに行っても何か手掛かりになるような事を見つけられるとも思えないのよね。それよりは、さっき少し聞いて来たけど、その狐さんと仲の良い人の所へ行って話を聞いたりする方が手っ取り早いと思ったのよ。幾ら人の姿に化けるのが上手なんだとしても、やっぱり中身は狐さんでしょう?そうしたら人間の住む場所は怖いとか思うんじゃないかな、って。そう言う時、親しい人を頼ったりするんじゃないかな…ってそう思ったの。それに、もしかしたらそのお友達とかが、狐さんの好きな場所とか行きたがってた場所とか知ってるかもしれないしね?」
 「その意見には私も同意です。姿形は上手く真似る事ができても、人の生まで真似る事は容易くない筈。しかも話を聞けばその狐サン……ああ、ルルコサンと仰るのでしたね。ルルコサンは御池サンの屋敷で暮らすようになってからは、殆ど外を出歩かなかったと聞きました。それでは尚更、上手に人間界の暮らしに馴染む事は難しいでしょう。茶釜子サンでさえ、三下サンや他の人達と出会って交流する事で初めて、人間の世の生業を学んだのではないですか?」
 そう司録が言い、後ろを振り返る。そこにはいつから居たのか、人の姿を取った茶釜子が同行していた。司録の言葉にこくりと頷く。
 「ええ、人間界はイロイロと難しい事が多いでス…あたしも未だに迷う事が多いでスから、ルルコさんはもっと困っているのではないかと思うのでス」
 「…そりゃ確かに、自然界には電気もないし高層ビルも自動車とかもないものね。そ言えば、一般的な移動手段が使えないとすれば、そんなに遠くへは行ってないかもしれないわね?それなら、場所も結構絞れるんじゃないかしら」
 純華の言葉に司録も同意して頷いた。綺麗な巻き毛を指に巻き付けながら首を傾げていた茶釜子が、ふと呟く。
 「…でも、……ルルコさん、オトモダチとかいたのかしら……?あたしが知る限りでは、ルルコさんはゴシュジンサマのお屋敷からイッポも外には出てないんでス。一度話を聞いた時には、ルルコさんは普通の狐よりも長い年月を生きているから、オトモダチは大抵既に亡くなってる…とか言ってました」
 「そう聞くとますます、じゃあどうしてルルコさんは人間界に出ていったのかな、って思うわよね。お友達も頼る人もいないんじゃあ、そう言う人達に会いに行ったって言う可能性はなくなっちゃうものね。…何か捜し物かしら」
 ふと何気なく呟いた純華だったが、それは純華お得意の『勘』だったのだろうか。ひとつ頷いて司録もその言葉に同意をした。

*捜し物*

 司録と純華、そして茶釜子の三人は御池の屋敷近くにある、電車の駅へと向かった。狐が電車を利用してどこかに移動したと言うのも考えてみればおかしな話だが、だが、ルルコと言う狐が齢を重ねた経験も知識も豊富な狐である事、変化能力では御池邸ではルルコの右に出る者はなく、まず普通の人間にはその正体を見破られる事がない事実、そして何よりも、自分の身体の事をちゃんと分かっているのだとすれば、無理はせずに楽に移動する手を考えるのでは、と予想した所、一番簡単に乗り降りが出来そうなのは電車ではないかと思い立ったのである。
 「バスは車両に寄って乗降車の位置が違ったり、料金も距離に寄って様々ですし、それで支払い口でもたつく事などを考えれば、恐らく避けるでしょう」
 「ええ、それにタクシーじゃ目的地がちゃんと決まってなければ乗れないしね。元々行きたい場所がはっきり決まってたのなら、きっとさっさと用事を済ませて帰って来ていると思うのよね。そうじゃないとすれば、きっとその目的地自体をまだ捜してる最中なのよ」
 「そうでスね。電車はそれらの中では古くからある乗り物でスし、もしかしたらルルコさんもゴシュジンサマのおうちに来る前に既に経験されてるかもしれません」
 茶釜子の言葉に、純華も頷いて同意を示した。
 「うん、もしも分かんなくても、駅で人の様子を観察していれば乗り方とか切符の買い方とかは結構分かりそうだものね。…ルルコさんがお金を持ってるかどうかは分かんないけど」
 「あ、お金なら、あたし達の仲間なら木の葉で……あ」
 そこまで言って茶釜子が、失言だったとばかりに自分の口元を手で押さえる。それを見て純華は、ナイショね?と笑って手をひらりと振った。
 「…まぁ、それらはともかく……そう言えばどうです、茶釜子サン。貴方方のような物の怪が人間の世で身を潜めるとしたら、どんな所を捜します?」
 司録の尋ね掛けに、茶釜子はまた立てた人差し指を頬に宛って思案するよう、首を傾げた。暫くそうしていた後、こくりと一つ小さく頷いて、
 「もしもどこかに隠れるとするなら、やっぱり草木や土、岩のある自然の残った所とか薄暗がりの所とか…或いは逆に、人の多い所を捜しまス」
 「ははぁ、木の葉は森に隠せ、と言うヤツですね」
 そうしみじみ感心したように呟く司録のとなりで、純華がぱっと目を瞬かせた。
 「人の多い所。住宅街とか」
 それこそまさに『乙女の勘』だったのだろう。その閃きに感じるものがあったのか、三人は近くにある住宅街へと足を向けた。

*発見*

 逆方向から追跡をして来たらしい司録と純華、そして空から他メンバーが集まったのを見届けたみあおも加え、五人は一緒に狐の足取りを追う事にする。気配や匂いと言った具体的な足取りも、この静かな住宅街に来てからは一層濃くなって来ている事から、もうすぐその辺りに居るのではないかと思われた。恐らくこの周辺に居るのであれば、人の姿に変化をしている筈である。変化能力に長けた狐である事から、普通の人には到底見分ける事など出来ないだろうが、ここに集まっている者達は、それぞれ自分の持ち合わせた能力等でそれを見分ける事は容易いだろう。…例え頭から狐の耳が生えてても気付かないかも知れない三下がいなくて良かったと言うものである。
 「三下がいたんじゃあ、折角の『運』もどうにかなっちゃいそうだしね」
 「相変わらず、三下サンには厳しいんですね」
 みあおの言葉に司録が低く喉で笑いながら言う。当たり前よ、と胸を張ってみあおが答えた。
 「だってそうだもん。三下の『運』が良かった事なんて今までみあおが知る限り、一回もないもん!」
 「まぁ、みあおさんったら、そんなはっきり言ったら三下さんも可哀想よ。三下さんは三下さんなりに、一生懸命生きてるんだもの」
 ね?と純華が、傍らに居る茶釜子に向かって同意を求める。ほんのり頬を染めてこくりと頷く様子はまさに恋する乙女そのものである。今は当然、人の姿をとっているので、超絶美女の茶釜子が、細い指をその頬に当てて心配そうに眉を顰めた。
 「それにしても、るる子さンは、何処に行ってしまったのでしょう……」
 「心配そうだな」
 茶釜子の様子を案じてか、化楽がその端正な眉を少々潜めながら言った。
 「茶釜子様は、その狐……るる子さんでしたか、その方がどうして家をお出になったのかご存じではないのですか?」
 狸嫌いのさくらだが、茶釜子が人の姿をとっている事で多少はその嫌悪感も薄れるらしく、皆に対してと変わらぬ態度で言葉を掛けた。尤も、それでもやはり拭えないものがあるのか、ある一定の距離を保ってはいたが。
 「……ええ、あたしは何も…ただゴシュジンサマが、るる子さンを外に出してはいけない、と言ってた事しか……」
 「御池がそう言ってた理由は、るる子の病気の所為だけなのかな?」
 みあおの問い掛けには、茶釜子は首を捻るしかなく。代わりに純華がその後を引き継いで、
 「って言うと何かな、御池さんはるる子さんを表に出したくないなんか他の理由があったとか…?」
 「まぁ普通に考えりゃ、変化能力を持つ持たないを別にしたって、狐を野放しにする訳にはいかねぇだろ。へたすると保健所に捕獲されちまう。そのるる子って狐の変化能力がどれほどのものかは知らねぇが、何日もずっと人間の姿でいる事はかなり難しいからな」
 「健康な方ならまだそのストレスにも耐えられるかもしれませんが、るる子サンは心臓に疾患があるとか。長時間の変化は肉体的にも精神的にも負担が掛かるでしょうね」
 「それでは尚更、早く見つけて差し上げないといけませんわね…」
 皆が同意して頷いた時、あっと純華が小さく声を漏らした。
 「なに?どうしたの?」
 「あれ…あの人。もしかして……」
 純華が指差した先には、一人の女性が佇んでいた。住宅街の角、車も殆ど通らないような静かな道路の端にだが、それ故に何故そんな場所に女性が立っているのか不思議にも思うような場所であった。
 その女性は、背が高くて線の細いとても綺麗な女性で、すっと通った鼻筋や切れ長の一重の瞳が、何処となくやはり狐を思わせる風貌を持っている。確かに完璧に近い変化能力ではあるが、この五人にはそれも通用しないと言うものだ。五人はそっと歩み寄り、驚かせないように同族であるさくらが静かに声を掛けた。
 「もし。失礼ですが、るる子様ではありませんか……?」 
 振り返った女性の表情は思った通り、驚きの表情だった。

*願い*

 「……すみません、お手数をお掛け致しまして……」
 深々と頭を下げる流々子(るる子)に、その顔を覗き込むようにしてみあおが笑い掛けた。
 「カラダは大丈夫?」
 「え?」
 「そうよ、心臓が悪いって聞いたわ。どこか苦しい所とかない?」
 みあおに続いて純華も、流々子を案ずる言葉を掛ける。他の皆も一応に、流々子が家出をした事を咎める訳でも無く、ただひたすらに慣れない人の世に出て来た事を案じていた。それを感じて流々子も、多少は強張っていた警戒を解いたようだ。どこか儚いような笑みを浮べて、大丈夫だと頷いてみせる。
 「それなら宜しいのですけど。…聞かせて下さいますわね、流々子様。ここまで病を押してお出掛けになった理由……」
 さくらの静かな声、流々子も頷く。
 「実はわたくし……子供がおりました。あの御池様のお宅にお世話になる前の話ですが。今はもう立派な大人の狐にはなっておりますでしょう。…生きていればの話ですが」
 「生きていれば、って…それじゃなんだ、自分の子供と生き別れてるとでも言うのかい?」
 化楽の言葉に、流々子は頷いてみせる。
 流々子の話はこうだ。
 以前、まだ流々子が御池と知り合う前、夫と子供と三人で穏やかにとある山で暮らしていたのだと言う。だが、稲荷神の血筋である夫は人間界に行く事を希望し、それに流々子も応えて家族三人は人の世に降り立ったと言う。暫くは狐の姿のままで闇から闇へと隠れ渡り歩いたが、やがてその不便さから変化の能力を身に付けた。それは夫も子供も同様の事らしい。
 だがある時、夫と子供が出掛けた折りに人間に捕獲されたのだと言う。その場を目撃した妖の同族の話に寄ると、夫の方は残念ながら命を落としたが、子供はどこかに連れ去られてしまったらしいのだ。事実、流々子の精神的な呼び掛けにも、夫は答えなくなったが子供は暫くは答えていた。だが、何分幼い子供故に長期間に渡り、違う環境で暮らす事で新しい生活に難なく順応してしまったらしく、途中からは流々子の呼び掛けにも答えなくなったのだ。それは命を落としてしまったが故に反応が返って来ないと言う訳ではなく、言うなれば使う言語が変わってしまったから答える事ができない、そんな感じだったから、まだ流々子は悲観せずに済んだが、それでも愛する子供に会えない哀しみは深く。それで心身共に傷付いた所を御池に拾われ、大切に看病されたと言う事だ。
 「…御池様は、人の世に移り住んだ狐は、一般の狐とは相容れぬ存在に変わってしまっているから、無事でいることだけを縁(よすが)にしてここで静かに暮らしなさい、と言って下さいました。わたくしも、子供が幸せでいるのならそれでいいと。ですが、こうして患い、いつ命果てるとも分からぬ身になって、せめて一目だけでも…と思い、気配を追ってこうして捜していたのでございます」
 目尻に薄らと涙を滲ませながら語る話に、思わず場はしんみりとする。ふと、司録が流々子に尋ねた。
 「流々子サンがあそこで立ってみえたのは、お子さんが通り掛かると思っていたからで?」
 「ええ、人の世に降りてからずっとあの子の気配を追って探って来ました…すると、あの角で気配が必ず消えてしまうのです。ですから、あの場所で待っていれば、何か分かるのでは、と…」
 「でも、あんな自動車も通るし人もたくさん通る場所じゃ、疲れてしまうんじゃないのかな?」
純華の言葉に、流々子はこくりと頷く。
 「それじゃあ、折角長らえた命も、元の木阿弥になっちまう。子供に会いたい気持ちってのは分かるが、ここはひとまず帰って療養したらどうだい?」
 「化楽様の仰る通りでございますわ。幸せも苦労も生あればこそ。私も出来る限りお手伝いさせて頂きますし、ここは一旦御池様のお宅にお戻りになった方が宜しいのではありませんか?」
 「そうだよねっ。そう言う事なら帰った方がいいよ、きっと。大丈夫ッ!焦らなくてもきっと会えるよ!だって、みあおに会ったんだもん、流々子の『運』も急上昇に決まってる!」
 みあおの、人懐こいにこやかな笑顔に釣られたよう、流々子もその血の気のない唇に笑みを昇らせる。こくりと一つ頷いた。

 ともかく流々子を、人の世よりは安全な御池邸まで送り届ける事に成功したようだ。
 だがそれで、本当に無事解決になったのだろうか………?


おわり。



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 1415 / 海原・みあお / 女 / 13歳 / 小学生 】
【 0374 / 那神・化楽 / 男 / 34歳 / 絵本作家 】
【 1660 / 八雲・純華 / 女 / 17歳 / 高校生 】
【 0441 / 無我・司録 / 男 / 50歳 / 自称・探偵 】
【 0134 / 草壁・さくら / 女 / 999歳 / 骨董屋『櫻月堂』店員 】

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■         ライター通信          ■
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 大変長らくお待たせを致しました(いつもいつもこの冒頭で、さすがに情けなくなってきた)碧川桜です。踊るもののけ捜査線(勿論、某映画のタイトルを借りてます)をお送り致します。
 八雲・純華様、初めまして!ご参加有り難うございます、お会い出来て光栄です。
 今回はプレイングの内容に寄り、幾つかのグループに分けて書かせて頂きました。ご了承くださいませ。
 と言うか、結局やっぱり本当の解決を見るには至らず…いえ、この展開は皆様予想されてたかも知れませんが(汗) そして何故か肝心の三下君はさっぱり出て来なかったり。何をしていたんでしょう、ヤツは(まぁいいか)
 それでは今回はこの辺で。またお会い出来る事を心よりお祈りしつつ…。