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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


あの後をついていけ


■序■

 外は雨が降っている。しかもどしゃ降りだ。
 時刻は午後5時、この時間帯でこの降り様であるからすぐに止むだろう。
 だがこの男は雨が止むのを待てなかった。煙草が切れてすでに5分(僅かな間ではないかと言ってはいけない)、草間は禁断症状に陥り、零の制止を振り払って、煙草を手に入れるべく夕立の中に飛び出したのだった。
 傘もささずに、彼はよく世話になる自販機の前に立ち、財布を取り出した。
「……おっ」
 コインを入れた体勢で、草間は硬直した。彼は、視線を感じて振り返っていた。
 自分と同じく、濡れねずみになっている者が他にもいたのだ。
 ただしそれは人間ではなく、犬だった。
 猟犬だろうか、ほっそりと引き締まった体躯は大きく、顔立ちは精悍。
 しかし、脚は3本しかなかった。むかし有名になった盲導犬サーブの再来か。いや、失っているのは脚だけではない。右目も潰れ、右の耳も無く、尾も中途で途切れていた。血は流れていなかったから、今しがた失ったわけではないだろう。しかし、昔の傷ではなさそうだ。まだ傷口は塞がりきっておらず、痛々しいかさぶたがあった。
 その犬の容姿に思わず絶句し、草間は立ちすくんでいた。
 犬は舌を出しながらしばらく佇んでおり――そう、唸りもせず媚びもしなかった――不意に背を向けて、危なっかしい足取りで走り出した。
 走り出したかと思えば立ち止まり、振り返る。
「……ついて来い、ってことか」
 とりあえず煙草を買い、ポケットにそれを収めて、草間は犬の後を追った。

 零が方々に連絡を入れたのは、翌日の朝9時だった。
「草間さんが……兄さんが、戻らないんです。昨日の夕方に、煙草を買いに出かけたまま。そちらには、行っていませんか?」

 そう、草間武彦は、あの夕立の中から戻って来なかったのである。
 そして今日も街の中に、傷だらけの犬が現れた。
 草間は知っていても気に留めていなかったのだ。ここのところ夕方から夜にかけて現れている、3本脚の傷ついた犬の噂を。


■不運探偵■

 しかし一体草間武彦という男は、どれほどこういった目に遭わねばならない星の下に生まれたのであろうか。物の怪に好かれたり足を掴まれたり、あるときには人間に撃たれ、そして今回のように何らかの事情で行方をくらますはめになる。
 そのたびに彼の身を案じる人間が、いつも彼の周りに居た。彼は現代の劉備なのだろうか。人を惹きつけてやまず、本人はそれを自覚していない。
 ともあれ、草間が夕立の中に消えたことを最初に知ったのはシュライン・エマだった。ごく自然な流れであり、よくあることである。何しろ彼女はここで働いているも同然なのだ。
「煙草って、どこに買いに行ったの?」
「そこの自販機です」
「……ということは、一時凌ぎね」
「雨が止んだら、私が1カートン買いに行くって言ったんですけど……」
「我慢できなかったってわけ」
「そうです」
 今回は、シュラインや零とほぼ同時に事件を知ったものが興信所に居た。老猫エリゴネである。人語を介し、人間に化けられる彼女は、興信所が騒がしいことに気がつき――入口で小首を傾げて、シュラインと零の会話を聞いていた。興信所で昼寝という予定を急遽変更し、エリゴネはフイと踵を返した。シュラインや零がその様子を見ても、ただの猫の気まぐれとしかとらえなかっただろう。
 そんな彼女は、興信所の前でひとりの少女と出くわした。
 湿った黒い浴衣に身を包み、今は珍しくなった唐傘をさした、海原みそのであった。彼女はいつも、事件がある日に限って草間興信所へ挨拶にやって来る。彼女が事件を呼ぶのかもしれないが、彼女自身は草間武彦が呼んでいるものだと強く確信しているのだった。
「エリゴネ様、何か御座いましたか?」
(ええ、みそのさん)
 エリゴネはみそのを見上げて、一声鳴いた。
(お上がりになるとよろしいわ。シュラインさんと零さんが、説明して下さるでしょう)
「わかりました。そう致しましょう。……エリゴネ様は?」
(わたくしもお手伝い致します。普段、ここの方々にはお世話になっておりますもの)
 エリゴネはそこで微笑んだ。みそのには、そう『見えた』のだ。
 灰色の猫又は雨の中に消えた。
 そう、今日は、朝からずっと雨だった。


 月刊アトラス編集部にも、草間のために動き出したものがいた。
 碇編集長は不在。武田隆之と夏目怜司は、それぞれ別件でここに来ていた。怜司は2週間ほど前に巻き込まれた怪奇事件についてのレポートをようやくまとめて、麗香に渡すつもりだった。彼は開業医という仕事柄、なかなか恐怖体験記……もとい、取材レポートを書く時間が取れなかったのである。季節の変わり目なので体調を崩す人間も多く、根っからの医者である怜司は来る患者を拒まなかった。外科が専門だが、風邪気味の人間も診てやっていたのだ。
 武田隆之はいつもの通り、撮ってしまった『ヤな写真』を持ち込みに来た。麗香が居なかったので、三下をからかってから……もとい、励ましてから帰るつもりだった。今回撮ってしまった写真はなかなか強烈で、ネガはさっさと自宅近くの寺に押しつけたし、ブツはこうしてアトラスに引き取ってもらうつもりだった。ファッションモデルの後ろに誰かが立つわけがないのだが、しっかりランドセルを背負った長い髪の女の子が写りこんでいたのである。影がない、目鼻立ちはようとして知れないという隙の無さだ。
 しかし隆之が三下のデスクに近づこうとしたその時、麗香のデスクの電話が鳴った。
「ああっ、で、出て下さい! 武田さん!」
「何で俺が?!」
「早く早く!」
 まさに、何で。
 それでも三下に言われるがまま、隆之は渋面で受話器を取った。
「はい、武田……じゃなくて、月刊アトラス編集部」
『もしもし、草間です』
 三下も、この業界で予知能力でも身につけたのか。出なければならない電話だった。出ることで、アトラスはまたしてもネタを手に入れることになったのである。
 そのときたまたま麗香のデスクにレポートを置いた夏目怜司もまた、再び事件に巻き込まれることになった。彼はようやくレポートを上げたというのに、また新たなレポートを書くことになる。しかしその不幸を、誰がこのとき知っていただろうか。三下は、知っていたというのだろうか……。


■傷犬の伝説■

 5人が動き出す。
 悪い予感がした。
 草間を早く見つけ出さなければならない。そのためには……犬の、切れた尻尾を掴むのだ。皆、どうにも気にかかる噂を耳にしていた。夕刻に現れる傷だらけの犬の噂だった。
 しかもみそのと怜司は、それぞれの場所で『見た』。
 草間は犬の後を追っているということを。


 3本足、片目、片耳、尻尾も千切れている。おそらく、身体も傷だらけだろう。目撃者はその脚や目に気を取られて気づかないだけなのだ。実際、みそのは煙草自販機の前の流れを見て、シュラインにそれを告げた。みそのは犬を見るのは初めてだった。猫でさえ、エリゴネと知り合った際に初めて見たのだ。
「その外見だけ聞くと、まるで幽霊だけど」
 シュラインは眉をひそめた。幽霊やら怪異やらが相手だと、彼女の手には負えない。
 しかしみそのは、哀しげに微笑みながらふるふると首を振った。
「いいえ。命を持っておられますよ」
「そう……事故でそうなったわけじゃ、ないのね?」
 みそのの顔色と声色で、シュラインは悟った。みそのはだまって目を伏せた。犬は今も生きている。その傷は何者かによって故意にもたらされたもの。
シュラインは犬の噂を知っていた。最近昼のワイドショーが取材しているのを、興信所の窓から見たこともある。彼女は実物を見たことがなかったが、近くに住むお喋り好きの女性から、生々しい目撃談を聞かされていた。
「でも、悪いものでもありませんわ。こころはまるで雪のよう。エリゴネ様と違って、言葉や想いははっきりしませんが……真っ直ぐで、清らかです」
「目的はわからない?」
「お犬様の目的は、残念ながら。でも……草間様は、『ついて来いと言っている』と判断されたようですわ」
 草間の『流れ』は、みそのに言わせると、これ以上ないほど独特なのだそうだ。不運に繋がる奔流のようでいて、最後は穏やかな海原へと続いている。つまり、大事や特殊な人間に呑まれるさだめに流されつつも、そのお陰で、結果的な不幸を逃れられる幸運の持ち主なのだ。そのような分析を聞いたシュラインは思わず噴き出した。
「じゃ、武彦さんの後を追うのは簡単なのね?」
「ええ。流れを辿れば済むことですわ」
「犬にも会えるかもしれない、か」
「流れは交わり、同じ海へと繋がるものでございます」
 シュラインは頷き、零に目を向けた。不安そうな顔をしているように見えたが、零にその感情は生まれているのだろうか。ひょっとすると、あの鏡のような赤い目に映った自分を見ただけなのかもしれない。――不安に囚われているは、シュライン・エマ。
「行ってくるわね。きっと見つけて、連れて帰るから。お留守番、お願い」
「はい。……お気をつけて」
 ひとつの流れが、草間興信所から始まった。
 ひとつの海へ向かって流れ出す。


■地獄の中へ■

 草間は目を覚ますなり、呻き声を上げた。
 頭が痛い。
 自分がなぜここにいるのかもわからない。煙草を買いに行って……犬を見た。それからの記憶がぶっつりと途切れている。どうやら頭を打って(或いは打たれて)、今まで気を失っていたらしい。
 記憶が消えることはない。人間の脳は一生『記録』し続ける。忘れたと思っても、それは記録の置き所を見失っただけにすぎない。ゆっくり探し出せば必ず見つかる。
 草間は痛む頭をさすりながら身体を起こした。
 意識がはっきりしてくるにつれ、ひどい悪臭に気がついて、草間は軽く咳込んだ。入ったことは無いが、動物園の獣の檻の中はきっとこんな匂いだろう。薄暗い部屋の中は、獣の臭いで充満していた。それに、糞便や腐った果物や血の臭いが混じっているのだからたまらない。
「……って、オイ……冗談だろ」
 草間は思わず毒づいた。
 彼は今、獣だった。
 彼は檻の中に閉じ込められていたのである。


 草間を、犬を探していた4人と1匹は、ある寂れた通りで一堂に会した。互いに知っている者も居た。誰からともなく目的を話し、それが共通しているとわかったとき――4人と1匹は、行動を共にすることになった。
 そして、過去を追う必要はなくなった。
 日が沈み、気温がようやく落ちつき始め――どこからともなく、3本脚の猟犬が現れたのである。
 にゃう、とエリゴネが呼びかけた。
「ラリー様」
 みそのがエリゴネの想いを読み取り、犬に声をかけた。
 犬はハッとしたように立ち止まり、それから、ゆっくりと近づいてきた。
「こいつはひでェな」
 隆之はしゃがみ込んで手を伸ばした。
 猟犬は怯えたように身体を強張らせた。無理もない。犬から見れば人間は皆同じに見える。自分を痛めつけた『人間』が手を伸ばしてきたら、緊張もするだろう。
「大丈夫だ、何にもしねエって。――そうだ、水やろうか」
「ちょっと、しばらくあやしてやってくれ。怪我なら何とかできる」
 怜司は持ってきた鞄を広げた。聴診器や薬や包帯が、ぎっしりと詰まっていた。シュラインはそれを見て、犬の背を撫でながら笑った。
「それ、人間用の器具に見えるけど……?」
「俺が患者だと思ったら、犬でも猫でも幽霊でも、立派な『患者』さ」
 みそのはもの珍しそうに犬を見つめていた。エリゴネも黙って佇んでいる。彼女が抱いている怒りに気がついているのは、みそのだけだ。みそのはそれに、あえて触れなかった。
「……何てこった。ノコギリで脚を切られてる」
 怜司は顔をしかめた。
「耳と尻尾はハサミだ。目は……言うかい?」
「言わないで。ぞっとする」
「何の罪も背負ってはおりませんのに――」
 みそのは目を伏せた。
「このラリー様だけではございませんわ」
「ああ。犯人は野良猫とか犬を捕まえてこんなことを繰り返してる」
「……聞いたことあるぞ。そういうことするヤツは、そのうち人間で試したくなるって」
 隆之の言葉に、全員が顔を上げた。
「武彦さん、ひょっとして……」
 シュラインが張り詰めた表情で呟いたとき、怜司は犬の手当てを終えて、立ち上がった。

 ぼくらをたすけて。ぼくについてきて。

 犬は3本脚で走り出した。立ち止まり、振り返る。
 4人と1匹は無言でその後を追い始めた。


■地獄の主■

 目が慣れてきて、草間は檻の前に座っている男の姿を認めることが出来た。
 男は――男というよりは少年だった。18かそこらだろう。どこにでもいる風貌だったが、おどおどしていて、爪を噛んでいた。どこか怯えた眼差しで、檻の中の草間をじっと見つめていた。
「おい」
 草間が声をかけると、びくりと男はとび上がった。
「どういうつもりだ? 俺は人間だぞ」
「ラリーだ」
「何?」
「つぎのラリーだ」
 男はかさこそと囁いた。
「に、人間だ……どうしよう……どうしよう」
 うわ言のように呟くと、男はあたふたと髪を掻き乱し、椅子から立ち上がって右往左往し始めた。草間は檻の中で溜息をついた。
 不意に、部屋が明るくなった。男が電灯をつけたのだ。蛍光灯は古いらしく、チカチカと瞬いていた。草間は部屋の様相を初めてはっきりと捉えることができた。そして、目が見えるということを激しく呪った。
 部屋の壁には、びっしりとポラロイド写真が貼りつけられている。写真だけではない。干からびた犬や猫の尻尾と脚が、釘や画鋲で打ちつけられていた。写真に写っているのは血と臓物と骨。だが写し出されているもので何よりも絶え難いのは、
 なんでこんなことするの、
 そう言いたげな犬猫たちの視線だった。

 パシャリ――

 男が草間にカメラを向けて、シャッターを切る。

 パシャリパシャリパシャリパシャ、

「やめろ!」
 草間は唸り声を上げた。
 どうして、こんなことをするんだ!

 ドアが荒々しく開き、男がカメラを取り落とした。ドアを開けたのは、目に怒りを湛えた若い女だった。
 次いで、悲鳴を上げて男は倒れた。灰色の猫がその顔に飛びつき、バリバリと容赦なく爪で引っ掻いたのである。
 それだけで終わってしまった。男は倒れ、痙攣した。口から泡を吐いて、目を見開いたまま、汚れた床の上で硬直している。身体が麻痺してしまったらしい。
「よせよせ、気持ちはわかる! でも抑えろ! 人殺しはヤバい!」
 がっしりした体躯の壮年が、必死になって大型犬を押さえ込んでいた。汗だくの壮年が抱き抱えているのは、草間をこの家まで連れてきた、あの三本足の猟犬に他ならない。穏やかな顔をした犬だったが――今は低く唸り、牙を剥いて、床で痙攣している男に飛びかからんとしていた。
「武彦さん!」
「ご無事ですか、草間様」
 見知った顔が鉄格子の向こうから覗きこんできた。
 草間はそれまで、目まぐるしい展開に混乱していたが――ようやく、事態を飲み込んだ。『仲間』が助けに来てくれたらしい。
 整った顔に泣きそうなほどの不安と安堵を浮かべて、女が檻の錠前を外す。草間は頭を抱えながら檻から転がり出た。
「大丈夫だ、もう、誰もお前を傷つけたりはしないから」
 紅い目の男が屈み込み、牙を剥く猟犬の目を覗き込む。
 3本脚の犬は、鼻面に皺を寄せていた。しかし紅い目に見つめられるうちに、次第に大人しくなり――壮年の男が手を離しても、お座りをして、紅い目の男を見つめるばかりになっていた。

 パシャリ、

 汗だくの壮年が、持っていたカメラで、床に倒れている男を撮った。顔は強張り、目には怒りが溢れていた。

 パシャリ、

 パシャリパシャパシャ、

「撮られる気分はどうかしら?」
 灰色の猫が、耳元で囁く。
 男は喉も裂けよとばかりに、絶叫した。


■後片付け■

 警察が到着し、草間は軽く事情徴収をされた。だが、大した役には立たなかった。頭を鈍器で殴られた結果、記憶の置き場所が何処なのかわからなくなってしまっているからだ。
 怜司は草間の頭の傷を診たが、幸い大したものではなかった。草間は石頭なのかもしれない。シュラインは胸を撫で下ろし、そっと何も言わずに草間の隣に座った。
 家の中には、他にも傷つけられた犬や猫が居た。檻ごと保健所の車へと運び込まれていく。
「ラリー様はこれから、どうなってしまうのでしょうか?」
 みそのは3本脚の犬の身体を撫で、連れていかれる動物たちを見ながら呟いた。
 猟犬は大人しかった。紅い目の呪縛はもう解かれているはずだ。どこまでも穏やかな性分であるらしい。
「こいつは、野良犬じゃなさそうだ。奴がどこかの家から連れ出してきたんだろうな。こいつ、大人しいヤツだから……何にも疑わないでついて行ったんだろ」
「飼い主は探してるか」
「見つけられますわ、わたくしと夏目様の『力』ならば。何日かかかるかもしれませんが」
「んー、俺はちょっとその間面倒みきれるかどうか不安だな。子供も居るし……」
 怜司は渋面を作り、顎を撫でた。
 息子は重荷ではない。だが、小さな子にこの犬の痛々しい姿を見せていいものだろうか。それに、彼は多忙でもある。
「うっし! 俺が引き取ろう。飼い主が見つかるまでな」
 隆之が胸を張った。
 その言葉を理解したのだろうか、犬は立ち上がって隆之を見上げ、中途で切れた尻尾を振った。
「頼んだ、武田さん」
「任せとけ」
 みそのが微笑み、犬から離れた。人間たちが言葉を交わすその下で、獣が密かに囁き合っている。その邪魔をしたくはなかったのだ。
(頑張ったわね、ラリーさん)
(ぼくは、やくにたったのかな?)
(勿論ですよ。たくさんの命を救ったわ。貴方が平和を運んできたの)
(そうか。それなら、よかったよ。ぼく、しあわせだ)
(これからもずっと幸せでいて頂戴ね?)
(うん。ありがとう。わすれないよ、みんなのこと)
 隆之に連れられて、3本脚の犬は行った。
 エリゴネとみそのに、確かな微笑みを残していった。


(了)


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【0086/シュライン・エマ/女/26/翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト】
【1388/海原・みその/女/13/深淵の巫女】
【1466/武田・隆之/男/35/カメラマン】
【1493/藤田・エリゴネ/女/73/無職】
【1553/夏目・怜司/男/27/開業医】

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■         ライター通信          ■
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こんばんは、モロクっちです。
『あの後をついていけ』をお届けします。
はじめましての方は……いらっしゃいませんね。ご参加本当に有難うございます。今回の依頼はサイコ・ホラーということで、現実的な恐怖を描いてみました。わたしの住む街でも猫の変死がここのところ相次いでいます。やっぱり、一番おっかないのは人間ですね……。


■シュライン・エマ様
二度目のご参加有難うございます!
みそのさんが居たので情報を集める必要もなく、事件は解決しました。
今回は草間さんに対する心情を主に書かせていただきました。如何でしたでしょうか……。
よろしければ、またいらして下さいね。