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幻の屋台を追え!
■ひそかな噂
「零ちゃん、知ってる?」
ファイル作業をしている最中呼びかけられ、草間零は不思議そうに顔を上げた。
「何ですか?」
「武彦さんがね……実は屋台をやってるって噂があるのよ」
「……え?」
零は信じられないといった様子で小首をかしげる。
彼女がそう思うのも仕方がない。
なにせ噂の当人、草間武彦がまともに作れる料理といったら、せいぜいインスタント麺ぐらいなものだ。包丁を持たせた日には、どんな代物ができるか想像すらできない。
「でも草間さんに……そんな暇ないと思いますし、人違いですって」
「そうかしら。その店に行った人達は皆、武彦さんそっくりな人だったって言っていたわ。それにもし違っていたとしても、そのお店結構美味しいラーメンが食べられるらしいから……行ってみる価値はあると思うわよ」
屋台で食べるラーメンは何故か立派な店で食べるより美味しく感じられる。それに季節も秋本番に入り、日中はずいぶん涼しくなったし、夜は少し寒いくらいだ。屋台でおでんをかじりながら一杯……というのもオツだろう。
噂の真相がどうであれ、零は少しずつ行ってみたい気持ちになっていた。
「屋台なんだけど、噂じゃ……六本木の裏通りの方に出ているそうよ。今度、皆で行って見ましょ。もちろん、武彦さんに内緒で。ね」
その日の夜。噂の真相を確かめるべく、調査の仲間を集うメールを、知り合いアドレスへ片端から零は送るのだった。
□噂の散策
小さなメモを片手にシュライン・エマは、六本木裏通りに向って歩いていた。彼女の手をぎゅっと掴んでいるのは、一緒についてくることになった幼い少女、海原みあお(うみばら・みあお)だ。興味しんしんと言った様子で、歓楽街特有の派手なお姉さん達の姿を眺めるみあおを、シュラインは小声で制す。
「みあおちゃん、あんまりじろじろ見ないほうがいいわよ」
「え? でもお姉さん達、手を振ってくれてるよ?」
きょとんと首をかしげるみあお。確かに、彼女達は見られることを仕事としているわけだし、みあおの反応は……悪いことではないのだろうが、やはり情操教育として放っておくのはまずいだろう。たぶん。
霞坂(かすみざか)を降りて、外苑西通り(がいえんにしどおり)より一本奥にはいると、街はとたんに静けさを帯びはじめる。
高いビルに挟まれているおかげで、華やかなネオンや騒がしい車の排気音から遠ざけられ、昔ながらの街並みと、落ち着いた雰囲気が心地よい。最近出来たのだろう、下町の雰囲気溢れる裏通りに少し場違いな造りをした高級イタリア店の立ち並ぶ通りをぬけると、明かりのほとんどない暗闇に、ところどころぼんやりと輝く赤ちょうちんの姿が見えた。
「へえ……騒がしいばかりと思っていたけど、こっちは結構雰囲気あるのね」
「シュラインー。なんかいい匂いするよ」
漂ってきた甘い焼き鳥の香りを深く吸い込み、みあおはシュラインの袖を引く。香りに誘われるままに歩いていくと小さな屋台の姿が見えた。
赤い屋根のどこか懐かしい趣のある屋台は、その佇まいに何故か心がほっと落ち着いた。一目見て二人はここが探している屋台だと、直感で感じられた。もし違っていたとしても情報収集のために立ち寄ったと思えばいい、そう思いシュラインは少し煤けたのれんをくぐり席に腰かけた。
「いらっしゃい。何にしましょうかね」
店主らしき男性の声がする……が姿は見えない。どうやら奥の物陰で作業をしているようだ。
「みあお、オレンジジュースほしいな!」
元気に告げるみあおの声に気づいたのか、傍らにいた女性が2人のほうを見やる。
「あら、みあおちゃんに……シェラインさん、キミ達も飲みにきたの?」
「あんたこそ、なんでこんな場所に?」
「美味しい店がこの辺りにあるってきいたものだから、仕事帰りによってみたのよ。美味しいわよ、この焼き鳥」
女性―綾和泉・汐耶(あやいずみ・せきや)はキャベツの上にのった、薄いたれのかかっている焼き鳥を差し出してきた。
何気なくシュラインは一口かぶりつく。たれの味はさっぱりとしてほのかに甘い、関東の店ではあまり出されていない味だ。
「いらっしゃい、お客さん。何にしましょう……」
ふっと主人が作業場から店主が顔を覗かせた。その顔を見て、シュラインとみあおは小さく声をあげた。
その顔はまさに噂どおり。
草間武彦そのひとの顔そっくりだったのだ。
□導かれて
興信所で聞いた噂を確かめに、天波・慎霰(あまは・しんざん)は夜の六本木の街を歩いていた。別に足を使わなくても空から充分探せたのだろうが、この辺りはビル風と空調の排気で気流が乱れているし、人に尋ねながらの散策なら足で 稼いだ方がはるかに手間が早い。
細い路地へ向う少し上り坂の道を上がっている時のことだ。不意に道端から声をかけられた。
「そこのオニーッサン♪ ちょっと教えてくんない?」
六本木というより渋谷か新宿の繁華街にいそうな程の派手な衣装に身をつつんだマーヤ・ベッラは腰をひねりながら歩み寄る。慎霰は身構えながら言葉を返す。
「俺に何か用か?」
「あんたこの辺に詳しい? マーヤ知りたいことあるんダ、ソンナ恐い顔しないで聞いてくれる?」
「悪いがいま探しものの最中なんでな、他をあたってくれ」
くるりときびすを返し、慎霰はふいっと顔を背ける。素っ気ない態度にマーヤは怒りをあらわにして叫んだ。
「ナニさぁ! あんたのその翼は見せかけダってーの!? 立派なナリしてんダから、ちゃぁんと礼儀ぐらいしなよ!」
「……今、なんていった?」
慎霰は歩みをとめ、ゆっくりと振り返る。
「ふふん♪ マーヤに分からナイとでも思った? あんたの正体ナンカ、このキレーな眼でバッチリ見えちゃうんだからネ!」
言いながらマーヤは右目の青い瞳を指さす。暗がりで気付かなかったが、彼女の両目は……ふつうの水晶体ではない、宝石がはめられていたのだ。派手な衣装で隠しているが、どことなく造りもののような……不自然な体をしている。彼女を操っているような人の気配はない。自動人形のたぐいか、それとも不死者のたぐいか。
「それがどうした、確かに俺は黒き翼の天狗だ。女とはいえ、おまえみたいな人ならざるものならば、答えようによっては容赦しないぞ」
「オオ、コワイこわいっ。マーヤはただ……この辺にクッサマーの屋台があるって聞いたから、どこにあるか教えて欲しいナーって思ったダケだヨ」
「クッサーマー……? 草間のことか?」
「アレ? 知ってるノ?」
「知ってるも何も、俺もその屋台を探していたところだよ」
「アララー……。じゃあマーヤと同じ探索中なんダ。ねっ、ねっ、マーヤはこっちを探すから、あんたはあっちを探してくれない? 一緒に探せばすぐ見つかるヨネ?」
マーヤが指差した先は慎霰が先程歩いてきた方向だ。軽く息を吐いて、慎霰はまだ自分が歩いていない場所を指し示す。
「この辺はひととおり探したよ。いるならあっちの方じゃねーのか?」
「うーん、そうなのかナー」
「おまえら、道のまん中でなにしてるんだ?」
キッと愛用の自転車を軽く滑らせて、草壁・鞍馬(くさかべ・くらま)が二人の眼前に現れた。自転車のライトに軽いめまいを起こしていたマーヤを横目に見ながら、慎霰は言う。
「ちょっと探しものをね、この辺で中年のおやじがやってる屋台見なかったか?」
「屋台……? もしかして、草間さんがやってるって噂の屋台のことかな……」
「知ってるのか?」
「ああ、知り合いに場所だけ教えてもらったんだ。良かったら案内するぜ?」
「助かるぜ! よろしく頼む!」
「じゃ、ついてきな。移動式らしいから、他へ動かないうちに急いで行こうぜ」
□その正体は
「お客さん、どうかしましたか?」
あっけにとられて見つめるシュラインとみあおに、いぶかしげな表情をさせながら店主はビールとオレンジジュースを差し出す。
「え、えっと……草間、さんだよね?」
恐る恐る問いかけるみあお。すると店主はまたか、といった様子で否定の言葉をいれた。
「いや、あっしの名前は特にありやせん。強いて言うなら……カオナシといったところでしょうかね」
「カオナシ?」
確認のため携帯をかけようとしていたシュラインの手がとまる。そういえば……興信所のデータファイルにそんな名前の項目があったような気がしたからだ。
「お嬢さん方、眼をつぶっておくんなまし」
言われるまま、2人は瞳を閉じる。
「誰か身近な人を想像しておくんなまし、もちろんご自身でもよろしいですぜ」
「んー……じゃあ、みあおは……お姉様達……」
「……」
「さ、ゆっくり眼を開けて、あっしをじっくり見ておくんなまし」
2人はゆっくり瞳を開ける。とたん、みあおは小さな悲鳴をあげた。
「……お姉様!?」
「え? 零ちゃんじゃないの?」
シュラインは瞳を瞬かせてみあおを見やる。ふと頭の中を駆け巡らせ……ひとつの答えを導きだした。
「店主さん……もしかして、あんた……」
「そうでやんす。あっしは見た人が思った顔に見えるんでやんすよ。だから、カオナシなんす」
草間零の顔のまま、カオナシと名乗る店主はにんまりと笑みを浮かべた。
「驚いた? これが噂の『草間武彦が運営している屋台』の正体よ」
日本酒の入ったグラスを傾かせながら、汐耶は楽しげな笑みをもらす。
「汐耶さん、知ってるなら教えてくれてもいいじゃない」
シュラインは深い息を吐いて困った表情で睨みつけた。
「論より証拠、話すより体験した方が早いと思って、ね。おわびに何かおごるわ、何がいい?」
「おごってくれるの? みあお、しょうゆラーメンと、みそラーメンと、しおラーメンと、とんこつラーメン!」
「みあおちゃん……そんなに食べられるの?」
「なんならちょこっとサイズでお作りしまっせ」
彼女らの会話を楽しそうにながめながら、店主はにんまりと笑みを浮かべるのだった。
□店主のマジック
いくつか曲り角を超えた先に、目的地である屋台の姿が見えた。
「やーれやれ、ずいぶんと回り道してたんだな」
振り返ると、方向の目印にしていた六本木ヒルズの姿が大きく見える。この辺りは建物が密集しているうえに細い路地が多い。結構行き慣れていないと途端に道を見失ってしまうだろう。
「イイ匂いするねー。お客サンも結構いるのかナ?」
のれんに隠れててはっきり見えないが、一通り座席が埋まってしまっているような雰囲気だ。
とりあえず見ているだけでは時間の無駄と判断し、一行は赤いのれんをくぐりカウンターに座った。
「……あら」
「……お」
互いに見知った顔を見つけ、鞍馬とシュラインは同時に呟いた。
「何?オシリアイ?」
「知り合いというか……雇い主のところで働いてる人だよ」
言いつつ、鞍馬は女性群とは少し離れたカウンターに腰を下ろす。
「いらっしゃい、何にしましょうか?」
店主が飲み物を差し出すため、顔をだしてきた。途端、鞍馬と慎霰の手が止まる。
「……噂は本当だったのか……」
ちらりと鞍馬は手持ちの携帯に視線を送る。武彦への直通の短縮ダイアルが、呼び出し中のイメージ画像と共に表示されている。もし武彦本人だったら、少なからず携帯に何かしらの反応を示しているはずだ。やはり人違いなのだろう。
「お客さん? どうかしましたか?」
「あ、いや……ええと、何にしようかなぁ」
「おでんが結構いけるぜ、この玉子なんてしっかり味が染みてるぜ」
いつの間に注文したのか、慎霰はすでに味付き玉子を頬張っていた。時折、シュラインと言葉をかわしながら。
「……ああ……なるほどね。そういうことか」
「中身知ってしまえば、納得するでしょ?」
ラーメンを小鉢に移しながらシュラインは呟く。2人の関係を興味しんしんといった様子で見つめるマーヤを無視して、慎霰はのんびりとグラスを傾けていた汐耶に声をかけた。
「なあ、おまえは……何に見えるんだ?」
「……は? キミは女性に対しての質問の仕方をもう少し覚えたほうがいいね」
「どう言う意味だ、それは」
「女性には聞かれて欲しくない秘密があると言うことよ」
汐耶は静かに残っていた日本酒を飲み干した。
「んー? 見えるってなにヲ?」
小首をかしげてマーヤが尋ねる。
「ええと……店主さん、ちょっとこっち向いてもらえない?」
汐耶の声に作業の手を止めて、店主はゆっくりと振り返る。 マーヤは驚きをあらわにするも、徐々に顔を崩し、腹を抱えて笑いはじめた。
「キャハハハハ! オッカシー! なぁに、その顔! ツルンツルンだヨー!」
「つ、つるんつるん……!?」
眉をしかめて鞍馬は店主を見る。だが、まだ彼は事実に気付いてないせいか武彦の姿で見えているようだ。
「おや、その姿が見えるとは……お客さん、不思議な眼をお持ちでやんすね」
驚いた様子で店主はマーヤに顔を向ける。
「マーヤは何でもみるコトが出来ちゃうんダヨ。スゴイでしょ。そこにいるお姫様も、本当は慎霰とオンナジ鳥みたいなヒトでショ?」
マーヤの言葉に、みあおは思わず小鉢に入れてあった肉じゃがを噴出してしまう。
「ええええっ!? な、なんでわかったのぉ?」
「あとはー……」
「まあまあ、マーヤさんの見抜く力がすごいのは分かったわ。でも、そのぐらいにして何か食べたらどう? ここの焼き鳥は格別の味よ」
言葉をさえぎるように汐耶は焼き鳥の乗った皿を差し出す。何気なく、少し残念そうに舌打ちをするシュラインを横目に見ながら。
「ねえねえ、テンシューさん。マーヤの姿にもなれる?」
「ええ、そりゃあお客さんがたが想像してくだされば出来ないこともないでしょうが……お客さんの力があっちゃ難しやしませんかね」
「へーき、へーき。こぉすればいいのヨ♪」
といいつつ、マーヤは左目を手で覆う。
「それでしたら……皆さん目をつむって下さいな」
言われた通り、全員瞳を閉じる。
「何も考えない真っ白な状態にしてください。ゆっくり息を、吸って……吐いて……」
まるで睡眠術のような声が耳に響いてくる。お腹が膨れていることもあり、一行は徐々に術に引き込まれるかのように意識を混濁させていった。
「さあ……目を開けて……」
ゆっくりと瞳を開ける。とたん眼前に現れたのは自分そっくりの姿をした人物だった。
「………きゃっ!」
「アラーラ、すっごーい!」
「……へえ……」
「……あら……」
「……え」
「なっ……!」
一瞬のことだった。驚きの声が掻き消えぬうちに、屋台ごと目の前の人物は消えて、裏通りの暗闇だけがその場に残っていた。
ビルを隔てた大通りから救急車のサイレンの音が響き渡る。その音に、はっと気を取り戻した一行は何かにつままれたような不思議な気持ちになっていた。
「……確かに、噂になるだけあるわね」
髪を掻きあげながら、シュラインは夜空を見上げた。典型的な東京の夜らしく、薄い灰色がかった妙に明るい空に、ヒルズからあがる熱気が揺らめいているのが見える。
「でも、これってタダ食いってことか? ちょっとラッキーだったな」
「……あっちにしてみれば人に会うことが目的かもしれんぞ」
鞍馬と慎霰はそれぞれの意見を交わしあう。噂の真相を仲間内にも話してやろうという魂胆からの情報交換のようだ。
「……ん……」
「眠くなっちゃった?」
まぶたを擦るみあおをさりげなく汐耶は支えてやる。
「えーっ! 夜はコレカラだヨー! 皆でカラオケ行こう、カラオケ!」
「おごりだったら行ってもいいぜ?」
「ナニいってんの、おごってもらうのはマーヤ! レディーに優しくするのが紳士のオシゴトなんだってバ!」
「と、言われてもなぁ……」
「ごめんなさい、みあおちゃんが心配だから、私達は先に帰るわね……シュラインはどうする?」
「私も明日、仕事だしね。今日のところはこの辺にしておくわ」
半分うたた寝ぎみのみあおを寄り添わせ、汐耶はタクシーを拾いに大通りへと足を向けた。
「バイバーイ! またネー!」
今日の獲物(?)を手に入れてほくほくのマーヤ。仕方ないか……と肩をすくめて互いを見合う鞍馬と慎霰。
「……ま、途中でバックレればいいか」
「……そうだな……」
◆今日のお昼は地獄の鳥肉料理
「……それで、どうでした?」
明くる朝、草間興信所に出勤してきたシュラインに開口一番に向けられた言葉は、零のそんなひとことだった。
「ええ。本当に草間さんがやっていたわよ……他人の振りをしていたみたいだけど……あれは本物以外ありえないわね」
もし、そうでなければ生き別れの双児かも。とシュラインは言葉を付け加える。事実とは違うが、せっかくだからもう少し楽しむことにしよう、もちろん自分は高みの見物の立場で。
「ええっ!? ……それで……味の方は?」
「とても美味しかったわ、特に焼き鳥は絶品だったわね。ああ、残念……零ちゃんも来られれば良かったのに」
「うー……夜は外にでちゃ行けないって草間さんがうるさいんです……」
しょんぼりと零は肩をおろして息をひとつ吐き出す。可愛い妹を街の野犬どもに狙われないようにの配慮、といったところだろうか。門限もきっちり決まっているらしい。
「そうだ。せっかくだし、今日のお昼は武彦さんに作ってもらいましょうよ。そんな特技があるなら、私達にばかり作らせるというのは不公平だものね」
「そうですよね! 材料は……十分にあるし……焼き鳥作ってもらいましょうって……あれ、シュラインさん何してるんですか?」
シュラインは受話器を持ち上げたまま、にっこりとほほ笑む。
「ちょっと……一応、保険をね♪」
「保険?」
「ああ、別に気にしないで。それより武彦さんが来る前に掃除をすませちゃいましょ」
「あ、そうですね。私、ゴミを出してきますっ!」
台所の生ゴミ達を取りに、零はそそくさと奥へ駆けて行く。その間にシュラインは素早くダイヤルを回した。
「……もしもし? 親子丼を2人前予約お願いします。場所は……」
おわり
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号/ PC名 /性別/年齢/ 職業 】
0086/シュライン・ エマ/女性/26/翻訳家&幽霊作家
+草間興信所事務員
1415/ 海原 ・みあお/女性/13/小学生
1449/ 綾和泉 ・ 汐耶/女性/23/都立図書館司書
1717/ 草壁 ・ 鞍馬/男性/20/インディーズバンドの
ボーカルギタリスト
1808/ マーヤ ・ベッラ/女性/女性/01/プー
1928/ 天波 ・ 慎霰/男性/15/天狗・高校生
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■ ライター通信 ■
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大変長らくお待たせしました。
「幻の屋台を追え!」をお届けします。
都心の屋台というのはどことなく人情溢れた雰囲気が漂い、赤いちょうちんとか裸電球の光をみるだけで何だかほっとしませんでしょうか? そんな心地よさを楽しんでいただければ幸いです。
今回、屋台で登場しました「焼き鳥のたれ」は福岡県の名物となってる屋台で一般的に食べられる串の鳥焼きにかかっているものです。普通にスーパーなどで売っているので、福岡在中の方でしたらすぐにお分かりになられたかと思います。どうやら九州地方限定の品のようですので、どうしても試してみたい人はいますぐ福岡へGO!(笑)
エマ様:ご参加有り難うございました。実はオープニングの零ちゃんに話し掛けていた女性のイメージをシュラインさんに当てはめていましたので、参加にこなかったらちょっと寂しいなぁと思っていました(笑)無事、ご参加頂けて嬉しく思います。そして……零ちゃんはいよいよ本気で武彦さんが屋台を開いていると信じているもようです。今後が非常に楽しみですね。
武彦さん……もとい、カオナシさんの屋台は東京都内に今もフラリと開かれているようです。もしまた機会がありましたら彼に会えるかもしれませんね。その時はぜひとも、お友達と一緒に食べに行ってあげて下さい。
それではまた別の物語でお会いしましょう。
文章執筆:谷口舞
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