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<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


■そうだ、廃墟、行こう。

――それでも、あなたは、廃墟に行きたいですか?

投稿者:GOMI
題名:廃墟ツアーのお知らせ


このツアーは廃墟を巡る企画です。今回の舞台は東京にある病院の
廃墟です。
ところで、廃墟内で、霊体験というのはよくある話です。しかし
どのくらいが「ホンモノ」なのでしょうか?
今回のツアーでは、それを検証してみたいと思います。
夜な夜なすすり泣く女の声、気分が悪くなる、恐ろしい化け物の噂
などなど。これらはここで確認されている事象の一部です。
他にも、様々な事象が報告されているようです。
あなたがそれを見つけて、個別に調査しても構いません。
さあ、一緒に検証しましょう。ホンモノがいかに少ないかという
ことを。
参加希望の方は、この板に【検証したい事】を書いて、レスを
つけてください。

〜注意事項〜

*破壊行為は厳禁です*
*廃墟内は危険箇所が多数あります*
*廃墟内の物品は持ち帰らないこと*
*香水や黒い服は避けましょう*

――それでも、あなたは、廃墟に行きたいですか?

■1−A それぞれの思惑 

「……ここか」
 凉は、プリントアウトした地図と写真を片手に、青の瞳でその建物をじっと見据える。
 鉄筋コンクリート製の白い建物。地上五階建てで、遠めには廃墟には見えない。だがし
かし、近づいてみると窓は割られ、無数の落書きに彩られているため、人は住んでいない
ということがわかる。
 凉は茶色の髪をかきあげ、ふぅとため息をついた。
 御影・凉。医学部の学生である。黄色のセーターを着、バックパックを背負っている。
 今回の廃墟病院ツアー参加を決めたのは、単に興味本位というのもあったが、自分が関
わっている機関であるということも影響していた。
「……すごいとこだね」
 目を細め、たばこをくゆらせながらその建物を眺めるのは、緋磨・翔。凉の同行者だ。
探偵事務所の「特殊専門」分局所長である。大柄な体、男らしい性格、凛とした名前から
して、どうみても男にしか思えないのだが、実はれっきとした女性である。知り合いの凉
がこのツアー参加を決めたと聞き、翔も付き合うことにしたのだった。
「にしても、あのカキコはいったい誰が何のためにしたんだろうね」
 翔が、ふとつぶやく。
「さあ、な……」
 凉は、その答えを出さなかった。しかし、彼の頭の中にはこんな考えがよぎっていた。
(本物をえらく否定しているよな、これ……)
 ただの廃墟ツアーにしては、検証についてこだわりすぎている。
(もし、本物の存在を認めたくないとしたら……?)
 ふと、凉の脳裏にそんな言葉が浮かぶ。
 しかし、誰が何のために。凉は答えの出ない問題に頭を振る。
「とりあえず、集合場所に行こうか」
 翔は、たばこを地面に落とし、ぐりと踏みつけ火を消す。
「あ、ちょっと待ってくれ」
 ふと凉は、カメラ付携帯をバックパックのポケットから取り出すと、おもむろに病院の
写真を撮るためシャッターを切る。
 かしゃり。
 その瞬間。
「私も写る」
 翔が突然、割り込んできたのだ。
「ああああ!?」
 凉は慌てた。が、時すでに遅し。
 ぴろりろりん。携帯には、病院をバックにクールにピースを決める翔の姿が、保存され
た。
「お守りとして、待ち受けにしなさい」
 翔は、得意そうだ。
「あ、でも撮影代はただにしてあげるわね。感謝しなさい」
「……」
 凉は黙っていた。黙るしか、なかった。
 凉はおおきくため息をつくと、携帯をしまい再び歩きはじめた。
 保存された画像には、窓に不審な人影が映っていたが、それに気づいてはいなかった。


■2 メンバーと

「みあお頑張るよ!今日はね、みあおの病院克服ツアーなの!」
 大きなかばんを肩に掛け、さらにヘルメット、防塵眼鏡、安全靴と完全装備の海原みあ
おは、車椅子に座っているセレスティ・カーニンガムに一生懸命話していた。セレスティ
は、にっこりと微笑み、ただただ、うなづく。彼は今回黒いタキシードに身を包んでいた。
「セレスティは何調査するの?」
 みあおは車椅子の持ち手をつかみながら、尋ねる。
「私……ですか? 昼間に現象が起こるのか非常に興味がありますね……」
 そういって、ふふふふふ、とひそかに微笑む。ぬけるような白い肌に、流れる銀髪。美
しいだけあって、その笑みはどこか恐ろしい。
 と。ふわり。きつい香水のかおりが鼻をくすぐる。
「……なーんだ。みんな知り合いじゃん」
 言ったのは、瀬川・蓮。手を頭の後ろで組み、木の上で様子を観察していたのだった。
蓮は、木の枝から軽々と飛び降りると、にっと笑う。
「や。自己紹介するまでもないけど。とりあえずよろしくね」
 輝く金髪に、黒のダブルコートを着た少年。風が吹くたびに、きつい花の香りがあたり
に充満する。この原因はどうも蓮のようだ。自分でも気づいたのか、こんなことを話し出
す。
「あ、これ? ママがかけてくれたんだよ。おせっかいだよね、ボクはいいっていったん
だけどさ」
「……なるほどな」
 その言葉に、御影・凉は苦笑する。
「注意事項、全然守ってないわね」
 いつのまにか立っていた三つ編みの女性がやれやれ、といった感じで頭を振る。朝比
奈・舞。伊達眼鏡の奥の瞳は、その髪の色とあいまって美しい茶色に彩られている。しか
しその姿は仮の姿で、本当の名はイヴ・ソマリアという。
 そんな舞の態度が気に食わなかったのか、蓮が反論する。
「ボクのこの服は、元々なの。そういったら、セレスティはどうなのさ」
 ぷう、と頬を膨らませセレスティを指さす。確かにセレスティも黒い服を着ている。
しかもこの日のために着てきたという。確信犯だ。舞と蓮が騒いでいる中、セレスティは、
ふふふふふ、と怪しげに笑いながら、一言こうつぶやいた。
「ちょっとした、悪戯心ですよ」
 その言葉に、二人は沈黙せざるを得なかった。
 しばらくして、蓮は、ちらり、と凉のほうを見やり、突然隣にいた緋磨・翔を指さして、
ぶしつけに尋ねた。
「ところでさぁ、この人だーれ? ボク全然、知らないんだけど」
「あ、紹介が遅れたな。彼女は俺の同行人の緋磨・翔。皆とは初めましてになるのか
な?」
 凉がフォローをする。翔は、「ま、そういうわけだ」と相変わらずクールな態度を崩さ
ない。
「さてと」
 凉がぐるりと皆の顔を見、尋ねる。
「……これで全員か?」
「……GOMIさんが来てないわ」
 舞(イヴ)が眉をひそめる。
「え?」
 その言葉に凉は驚いた。
「……主催者が来ていないとは、どういうことでしょう」
 セレスティも何かを思案するように、口元に手を当てつぶやく。
 ふと、凉は空を見上げる。急にあたりが暗くなったのだ。いつのまにか、黒い雲が空一
面に充満し、太陽を隠してしまっていた。
生ぬるい風が、ふわり、と凉の頬をなでる。
 と、その時、突然わおぉぉぉおおおん……という狼のような獣の叫び声が聞こえた。
「いやぁああああ〜〜〜!」
 みあおは頭を抱え、その場に座り込む。そんなみあおに、セレスティが優しく声をかけ
る。
 何かが、おかしい。皆の心の中には、そんな思いが充満していた。
 そこで凉は、自分が疑問に思っていたことを、皆に話し始めた。
 あの書き込みの内容が、ひどく本物の霊の存在を否定しているということ。
 そして、それは、実は霊の存在を認めたくない、そういうことなのだとしたら。
「……でも、誰がなんのために? なんで不特定多数の人々に、ツアーとか言って、わざ
わざ検証を依頼するの?」
 舞(イヴ)が尋ねる。
「それは……」
 凉が言葉に詰まる。と、翔が助け舟を出した。
「とりあえず、やってみるしかないさ。そうだろ?」
 そういって、翔は改めて病院を見上げた。鉄筋コンクリート製の白い建物。地上五階建
てのそれは、怪しいオーラを放っていた。
「そういえばさ」
 一人平気な顔をした蓮が、にっと不敵な笑みをうかべる。
「ここで、看護婦が一人殺されてるって噂、知ってる?」
「……なんだって?」
「まあ、それが関係あるのかどうかはわかんないけど。じゃ、それぞれぱっぱと始めちゃ
おうよ!」
 そして蓮はそのまま、病院の入り口へ駆けていった。
 
 
■3−A 検証開始

「う、うわあああああああ!!!?」
 凉の叫び声が1F中に響きわたった。凉の目の前には、ぼうっと立っている人の姿があ
った。
 あれから、皆それぞれここで起こるとされる事象の検証をするため、グループに分かれ
て行動することになったのだ。凉は翔と一緒に、検証を開始していた。
「……で、凉は何を嗅ぎつけたんだ?」
 翔が尋ねる。
「いや、なんかこれなんだけどさ」
 凉は携帯電話の待ち受け画面を翔に見せた。そこには、病院をバックにピースを決めた
翔の写真があった。
「なんだ、私じゃないか」
「いや、そうじゃなくて。こっちの病院のほうだ。ほら、ここ」
 そういって、凉は病院の窓を指さす。するとそこには、なにやら怪しい人影がうつって
いた。
「さっきは気づかなかったんだけどさ。これは、もしかしたら……」
 凉が言い終わらないうちに、翔が話し出す。
「……ばかばかしい。カーテンかスーパーのふ」
 その時、突然、凉が大声を上げたのだった。
 が。
「……なんだ鏡か」
 ぼうっと立っている姿、というのはどうやら凉の見間違いが原因のようである。
「おいおい」
 翔が遠い目をする。
「言ってる側から、鏡オチかお前……少し落ち着け」
「いやー、悪い悪い」
 凉は照れたように頭をかいた。そのそぶりはまったく悪びれた様子はない。
 翔はふう、と大きくため息をついた。
(ホントにこのボウヤは……。これで立派に能力者っていうんだから不思議だ……)
 翔はふと凉を見やる。すると、さっきまでとはうってかわって、凉はいたくまじめな表
情をしていた。
(なにかを読み取っているのか?)
 残留思念。病院という建物は、その性格上様々な人々が行き来していた。そのため、廃
墟になってもなお、人々の思いは建物に残るのである。凉はそんな思念を読み取ることが
できた。
 翔が、そっと凉の肩に触れ「増幅操作」を発動させる。
「……悲しみ、喜び、絶望……なんか……イカれたのも……かんじる……」
 ぽつりぽつりと凉が話す。
「……イカれた?」
「ああ、それがなんなのかはわからない……けど」
 凉は一言、つぶやいた。
「生きている人間の思念のようなんだ」
 その時、誰かが凉の肩を叩いた。


■6 GOMI登場・そして

「どうも。私がGOMIです」
 白のシャツに黒のズボン、といった軽装の男はそう名乗るとにっこりとほほえんだ。
 あごに手をやり、ぽりぽりと掻く。大きなほくろが特徴的だった。
 皆は手術室に集まっていた。凉達から連絡を受けたのだ。GOMIとは1Fを調査している
ときに出会ったという。
「すみません、ちょっと遅れてしまって。でもみなさん調査してくださったようですね。
ありがたいことです」
 しかし、そんな言葉とはうらはらに、皆からの話を聞いたGOMIは、それをじつにさわや
かに笑い飛ばした。
「でしょう? ほとんどの霊現象なんて、そんなものですよ」
 凉の人影は、鏡の見間違い、みあお達の女性の叫び声は風の音、ということだった。
さらに、化け物については、
「黒い服に香水、だめだといったでしょう? ハチに襲われますから。黒い服は、彼らの
好む色、香水は彼らの闘争本能を刺激するものなんですからね」
「もう……おそわれました……」
 イヴがげんなりした表情で答える。
「まあ、私もハチが巣を作っているということを、知らせなかったのが悪かったですね」
 GOMIはぽりぽりと頭をかく。
「……さて、検証では霊現象らしきことはなかったと。そういうことですね」
 GOMIがにやり、と微笑む。
「まぁ、そうでしょうか……」
 凉がつぶやく。
 と、それに蓮が反論する。
「……ううん。ボク、会ったよ?」
「なんだと?」
 GOMIの表情が、変わる。
「ストレッチャーを押した、血まみれの看護婦の幽霊。でたんだよね」
 蓮はにっと不敵な笑みを浮かべる。
「それにさ、あんたが犯人だったんだね。看護婦殺し。ボク、聞いたんだよ、彼女から」
 さらにセレスティがつぶやく。
「……このナース服からも、読み取ることができましたよ」


■7 真実は


「看護婦を殺している?」
 翔がつぶやく。
「GOMIさん、あなたは……」
 凉はGOMIにたずねる。
「何者なんですか? なんで僕たちを集めてこんなことを!?」
「そいつは、精神異常者さ」
 蓮がつぶやく。
「そして、この病院の院長さん」
 蓮が一枚のカルテを取り出す。その写真は、まさしく目の前のGOMIそのものだった。
「あと、指名手配の殺人犯だっけ」
 蓮は、自分が来るときに見た指名手配書について語った。
 それは、あごに大きなほくろのある男。殺人を犯したが、精神鑑定のため身柄を拘束さ
れていた。しかし、隙を突いて逃げ出し、今も行方がわからないという。目の前のGOMIの
あごには、大きなほくろがあった。
「病院が廃墟になったのは、こいつの医療ミス。それがすべての始まりさ。
 自分の医療ミスで、こいつは患者を死なせてる。だけど、それをもみ消したんだ。見て
いた看護婦に口止めしたんだけどね、その看護婦は事実を公表すべきといった」
 セレスティが続く。
「看護婦さんは、あなたを愛していました。だからすべてを話すべきだとそういったんで
す。けれど、あなたは彼女に乱暴したばかりか、メスで胸を刺し殺してしまった」
 蓮がうなずく。
「で、あんたは院長である権力で、なんとか看護婦の死体を処理した。さらにその後、な
にくわぬ顔で、手術をし続けたんだ。そのときには、もう精神おかしくなってたんでし
ょ? 他の医者が、あんたをこっそり診察して書いてあったよ。このカルテに」
 ひらひらと蓮はカルテを振る。
「けど、おかしい上に、あんたのその腕じゃ、また同じことが起こる。そして医療ミスが
再び起こったのさ。
 隠していても、口コミってのは怖いよね。一気に噂が広がったんだ。あの病院は、やば
いって。それで、評判はがた落ちさ」
 セレスティが、つぶやいた。
「だから、あなたの病院は廃墟になったんです。あなたが捕まってから。それなのに」
「そう、それなのに。なんで、また病院に戻ってきた?」
 蓮がうなるようにたずねた。すると、GOMIは、ふっふっふ、と狂った笑い声をあげなが
ら叫んだ。
「何を言っているんだ? いいか、俺は院長だ。この病院の院長なんだよ! ここは俺の
病院だ。俺は、再建させるために戻ってきた。けどな、霊がでるとかそんな噂が飛び交っ
て、誰も近づこうとしない! 霊現象が起こるから、俺の病院がつぶれたんだ!」
「違うわ、病院がつぶれたのは、自分の腕のせいじゃないの。霊現象のせいなんかじゃな
い」
 イヴがぴしゃりと言い放つ。しかし、GOMIは聞いていない。
「うるさい! いいか、ホンモノなんていない、ああ、俺の病院に限っているはずがな
い! だからネットで検証を頼んだのさ。
第三者から見て、霊がいないって証明されれば、再び俺の病院には活気が戻るんだ!」
「……狂ってる」
 みあおは、がたがたと震えた。
「本物を認めたくない、ってのはそういうわけだったのか」
 凉がぎりっと下唇をかむ。
 GOMIは邪悪な笑みを浮かべる。
「そうさ。バカなやつらだ」
「……バカはお前だ」
 その時、GOMIが突然弧を描いて吹っ飛んだ。翔の拳が炸裂したのだ。
「ホンモノの恐怖を、教えてあげましょうか?」
 イヴの体が、光に包まれる。ごうっと背後に青い炎が立ち上ったかと思うと、後ろに巨
大な時空の穴があき、魔界が召喚された。
「ひ、ひぃいい!!」
 その瞬間、GOMIは白目をむき、泡を吹いてその場にくずおれた。
 そして。
 からからからからから。
 どこからか、聞こえる車輪の音。
 突然、手術室のドアが、開く。そこにはぼうっとたたずむ女性の姿。白いナース服は、
血にまみれ、ストレッチャーを押す手は白い骨。腰まである長い黒髪は、前にたらしてい
るので表情はわからない。
 そして、死の看護婦はGOMIをストレッチャーに乗せると、一言こうつぶやいた。
「入院の……準備が……できました」
 うぎゃあぁああああ、と悲痛な叫び声のみがあたりに響きわたり、すべては闇に包まれ
た。

■8ーA エピローグ 
 
「なんか、すごかったな……」
 凉がつぶやく。
「そうだな」
 翔はたばこを口にくわえ、病院を眺めていた。
「俺、できることなら、あの子を浄化してやりたかった」
 正神丙霊刀・黄天。あの時、凉の具現化しかけた霊刀を止めたのは、翔だった。
「まあ、そんな時もあるさ」
 翔は、ふう、と煙をはいた。煙は空に溶けるようにして、消えた。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【1415/海原・みあお/女/13歳/小学生】
【1831/御影・凉/男/19歳/大学生兼探偵助手】
【1883/セレスティ・カーニンガム/男/785歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】
【2124/緋磨・翔/女/24歳/探偵所所長】
【1790/瀬川・蓮/男/13歳/ストリートキッド(デビルサモナー)】
【1548/イヴ・ソマリア/女/502歳/アイドル兼異世界調査員】


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■         ライター通信          ■
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 どうもはじめまして。依頼のご参加どうもありがとうございます。雅 香月と申します。
以降おみしりおきを。

 各タイトルの後ろの数字は、時間の流れを、英字が同時間帯別場面を意味しております。
人によっては、この英字が違っている場合がありますが、それは個別文章だということで
す。また小文字が入っているものは、同じ展開で、ちょっとアレンジが加えてある場合を
指します。

 この文章は(オープニングを除き)全18場面で構成されています。大きくわけた展開
は三つ。@凉&翔様、Aみあお、セレスティ、イヴ様、B蓮様という感じです。もし機会
がありましたら、他の参加者の方の文章も目を通していただけるとより深く内容がわかる
かと思います。また今回の参加者一覧は、受注順に掲載いたしました。

 @初めての東京怪談。ということで、気合をいれすぎて、皆様を、大変お待たせさせる
結果になってしまいました。(汗)
 無駄に描写も多いので、かなり長くなっております。申し訳ありません。
 ただ、その分、面白いものを!!と努力したのですが、さてさて、うまくいっているで
しょうか? 
 雅のポリシーは、キャラクターメイン、プレイングを最大限に生かす、というものなの
で、皆様のOMCはできる限り拝見させていただいております。そこから、イメージをふく
らませて文章を書いています。けれども、雅アレンジで暴走させてしまうこともしばしば。
(セレスティ様が今回そうでした・(汗))をぃ、キャラ全然違うぢゃねえか、とお思いに
なったら、ばんばん言ってくださいませ。
 雅は、ギャグが大好きです!こんなノリでよければ、ぜひまたよろしくお願いします。
もし感想、ストーリーのツッコミ、雅への文句など、ありましたらテラコンのほうから、
お聞かせ願いたいと思います。(感想は……頂けると嬉しいですv)
 それでは、今回はどうもありがとうございました。また機会がありましたら、いつかど
こかでお会いしましょう。

凉様>さわやかなお兄さん、バンザイ!(笑) 普段はおっとりした感じだという印象でし
たので、翔様との掛け合いでコミカルに描写しましたが、いかがでしょうか?

翔様>今回は、凉様と共通文章で、コンビを組まさせていただきました。発注をいただい
た時はBUがありませんでしたが、最近確認したら、BU完成!!うわぁ! こんな素敵なお
姉さんだったんですね!! タバコとかすわせてますけどいいんでしょうか!?(汗)