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Lie
<オープニング>
「嘘なんでしょ」
その言葉が胸に突き刺さった。
「嘘じゃない」
言っても言っても。その言葉を信じてくれないから。
「嘘じゃない」
その言葉を嘘じゃない事を証明してみせる為に。僕は。
「嘘じゃない」
赤い赤い血の海に飛び込んだんだ。
月刊アトラス編集部に舞い込んだのは、ここ一週間ほど、ずっと鳴り響いている電話の内容と丸ごと同じ依頼のようなスクープだった。
「嘘に決まってるじゃない」
冷たい一言で紙を丸めてゴミ箱へ投げ捨てる。麗香は自分を見つめる中年の瞳を真っ向から見つめ返した。
「だが。私の息子は殺されたんだ。殺されたに決まってるんだ」
「だーかーら」
麗香は溜め息を落として、ふと名案が思いついた。とでも言うように顔をあげた。
「分かったわ。それが、嘘か嘘じゃないか調べてもらいましょう」
「調べてもらえるのか!?」
「私の部下じゃないですがね。そういう現象を調べてくれる人たちにツテがありますから」
そう言って麗香は丸めた紙を目線で追った。
「嘘に決まってるわ。言葉だけで人を殺せる人間がいるなんて」
「嘘じゃない!」
そう何度も中年は繰り返した。
「嘘じゃない。嘘じゃないんだ」
まるで、それが1つの呪文であるかのように。
丸められた紙に書かれた文字。
人を誘惑し、生気を吸い取り。最後には言葉1つで殺してしまえる『化け物』がいる。
そんな絵空事に似た・・・・文字が並んでいる。
スクープという黄色い文字が、やけに空々しかった。
>プロローグ/海原 みその
「あら、新しい依頼ですの?碇様」
黒い総レースの服を嫌味なく着こなしている美少女は、頭を抱えてデスクにうつ伏せている碇に声をかけた。
「みそのちゃん?・・・・そうだわ」
碇は名案が思いついた。とでも言うように、立ち上がった。
「ね?今、暇?暇よね?」
ずずい、と近づいてくる碇に、海原 みその(うなばら みその)は気後れしたように。それでも、恐る恐るコクンと頷いた。
「良かった。実はね、困った依頼が入ったのよねぇ」
そう言って、碇は事の顛末をみそのに話す。
「面白そうですわね」
きらきらとみそのは瞳を輝かせた。
「貴方なら、そう言ってくれると思ったわ。という訳で、さすがに貴方1人で行動させる訳にはいかないから」
そう言って碇は電話の受話器を取り上げる。リダイヤルで番号を呼び出しているので、頻繁にかける相手なのだろう。
「あ、私。碇なんだけれど」
みそのは柱にかかっている時計を見た。
時刻は、ちょうど夜に入ったばかりだった。
>1/集合/キリート サーティーン、九尾 桐伯、海原 みその
東京某所。PM7:20
みそのは、教えられた場所に来ていた。服も、碇の元へと訪れた時とは違った服だ。
店の扉を開け、中を見渡す。
敷居が高いという訳ではないが、随所随所に品格の高さが伺える。
「申し訳ございません。お客様は未成年ではございませんか?」
カウンターの中から声が聞えてきた。バーテンらしき人は、苦笑を浮かべながらみそのを見ている。
「はい。13歳です」
「・・・・13?」
「ええ。あと、未成年がバーに来てはいけないと知ってはいるのですが、待ち合わせ場所に、こちらの店を指定されて。申し訳ございませんが、待ち合わせした人が来るまでは、こちらで待たせて頂けませんか?」
そう言うと、バーテンダーは軽く微笑んだ。眩暈を誘う色っぽさだ。
「ええ。かまいません。あと、待ち合わせした人の内の1人は私でしょうしね」
「・・・それじゃあ、貴方が?」
「九尾 桐伯(きゅうび とうはく)と言います。初めまして、海原さん」
その笑顔は、とても魅惑的なものだった。
バー「ケイオス・シーカー」は知る人ぞ知る。という場所で、簡単には行き着けない場所にある。ひっそりと佇む扉を開けると、カランと鈴の音が1つ鳴る。
「いらっしゃいませ」
カウンターから桐伯が声をかける。そこにいたのは、ひっそりとした雰囲気の男だ。背徳的な雰囲気を身に纏いながら、辺りを見渡し。そして、一点の場所に目線が止まると今度は、よどみなく目線の場所まで歩いた。
「貴方が・・・私の主」
カウンターに座っている男の前に男は声をかけた。
「あ、あんたは?」
目の前にいる人間とは思えないほどに顔の整った男を見て、男は尻込みしている。
「私の名が必要ならば、キリート。とお呼び下さい・・・・・我が主」
そう言って、キリートは男の前に膝を付く。
「我が主。貴方の・・・・願いを・・・・私は、叶えに・・・・来ました」
「ね、願い」
困惑した声で男は尋ねる。だが、すぐに思い当たる事があったのか。男はキリートの傍へと詰め寄った。
「あんたが!あんたが、あの編集部が紹介してくれた人たちの内の1人か!?」
「・・・・いいえ・・・・私は・・・・貴方の、願いを叶えに・・・・・。私を、動かせるもの・・・私の存在意義・・・・・それは、我が主。貴方です」
「・・・・・」
言っている意味が分からない。というように、男はキリートを見つめる。何を言えば良いのか、考えあぐねている様子の男は口を、金魚のようにパクパクさせている。
「おじ様。深くは考えない方が良いと思いますよ」
何時の間にか2人の間に、1人の少女が立っていた。黒い服に身を包んだ少女は、どこか神聖な雰囲気をまとっていた。
「初めまして。わたくしは海原 みその(うなばら みその)と申します。碇様より、お話を聞いて今回の事件の解決に参加させて頂きます」
「・・・・」
キリートは少女を軽く見。だが、何も言わずに男の方へと視線を移した。
「役者は揃ったようですね」
そして、再び第三者の声。
桐伯の声だ。
「初めまして。今回の事件の解決に参加させて頂く、九尾 桐伯(きゅうび とうはく)と言います」
にっこりと微笑み、三人の前にそれぞれのカクテルを差し出した。
カクテルの中は、どこまでも蒼い海の色に似ていた。
「私のオリジナルカクテルです。ああ、海原さんは未成年でしたよね?貴方には特別製のジュースですので安心して下さい」
未成年の飲酒・喫煙は、心身の発達を阻害する恐れがあります。と、どこかで読んだキャッチコピーが瞬時に浮かんだ。
「ありがとう」
苦笑しながらグラスの1つを取る。
「あ、あんたら・・・・」
「ご心配なさらず。まあ、少しだけ予想外の方がいらっしゃるようですが・・・・」
桐伯はチラリとキリートを見。そして、フワと微笑んだ。
「悪いようにはならないようですしね」
その言葉に。それでも、キリートの目も意識も、主となった男だけに向けられていた。
>2/最後の審判/海原 みその
みそのは依頼者と話をしていた。携帯電話を通じてだが。
『だいぶ、心労が溜まっているようですね。今日は、ご自宅に帰られた方がいいのでは?結果は、後から伝えますから』
桐伯の言葉が不意に甦った。
たぶん、依頼者は今。帰りの途中だ。
店の中で、依頼者から話は聞いたが。それでも、気になる事が2・3あったので、こうして電話しているのだ。
--------親父はお袋が死ね。って言ったら死ねる?お袋が親父に『私を想ってるなんて嘘でしょう』って言われたら・・・そうじゃない。って証明するために死ねる?・・・・・・俺は、死ねるよ。あの人の為なら。あの人が望むなら。
そう言った。と、依頼者が言葉を搾り出した時点で、みそのは静かに電話を切り上げた。
パタンと折りたたみ式の携帯を手で遊びながら、隣で立っているキリートを見た。何を考えているのか分からないが、キリートは真剣に問題を解決しようとしているのは分かる。だからこそ、桐伯も何も言わなかったのだろう。
「この店で間違いないようですわ」
目の前にあるのは、裏通りに立ち並ぶ怪しい店の中にあって、より一層怪しい店だ。紫色の電灯に囲まれた看板には赤い字で『預言者』と書かれている。
「・・・・・」
何も言わず店の中に入ろうとするキリートを、みそのはすぐさま止めた。
「ま、待って下さいっ。キリート様、まずは相手を見なくてはっ」
必死に牽制する勢いで、ついみそのはキリートに抱きついた。
「わたしくが中を見てきます。ですので、しばらくキリート様は待っていて頂けませんか?九尾様も、何かしら情報を持って来られるかもしれませんし」
「・・・・」
「まずは相手を知らなくては、真実を手にする事はできませんわ」
「・・・・」
「わたくしは、お手伝いするだけです。キリート様の邪魔はしません」
そこまで言って、ようやくキリートは足を止めた。
「しばらく、わたしくにお時間を下さい」
「わかった」
静かな同意だった。
けれど、みそのには十分な同意。ホッと胸を撫で下ろして、みそのは店の中へと入っていく。
一直線の道が店の中へと続いている。
薄い白のカーテンが行く手を阻む。それの奥に人の気配を感じ、みそのはカーテンを開けた。
丸い部屋の中。覆っているのはベルベット調であろう濃紺の布。光は天井から吊るされている豆電球のみだ。
「初めまして、お嬢さん」
「初めまして」
みそのは部屋の中に一歩足を踏み入れる。
「何を占って欲しいのかしら?」
「残念ながら占って欲しい事はないですわ。ただ、知りたい事がありまして」
「何かしら?」
「『嘘』とは一体何なのでしょう」
その言葉に、女主人の表情が揺らぐ。薄いヴェールの奥の顔は、たとえ少ない光の中でもよく分かるものだ。
「・・・・そうね。『嘘』は、この世で一番美しくもあり・・・・残酷なものかしら」
柔らかく微笑む。
どちらかといえば、美人な部類に入る顔だが。その微笑みは、その美しさを損なわせていた。
「そうですか。それでは、貴方が殺したと言われる人たちの事は?」
「ふふ。何を言っていらっしゃるのかしら」
それ以上、みそのが話す事は何も無かった。
「お邪魔しましたわ」
そう言って、部屋を後にする。薄暗い店を出ると、キリートが立っていた。どうやら、ずっと、そこで待っていたらしい。
「お待たせしました」
そして、コクンと1つ頷いた。
「どうやら、ここで間違いないようです」
にっこりと笑い、みそのは携帯を取り出す。別行動の九尾に連絡を取るためだ。だが、キリートはみそのの横を通り抜け店の中へと入ろうとする。
「あの。九尾様をお呼びしますので、しばらく待って・・・」
「必要ない」
みそのの言葉を冷たくキリートは遮断した。
「・・・主の・・・・望みを、叶える。それが・・・・私の存在理由・・・私の存在意義」
みそのは軽く溜め息を吐いた。とことん不思議な人だ。と思いながら。
「あ、九尾様ですか?みそのです」
それでも、しっかりと別行動の桐伯に自分達の動きを知らせる。
携帯電話に録った依頼者の言葉を、機械音越しに聞く。
聞けば聞くほど不思議な言葉が、みそのの耳を通り過ぎる。その時、ふとした気配を感じ耳から携帯を外した。上げた目線の先にいたのは桐伯だった。
「あら、九尾様」
店の前に座っていたみそのは笑って手を振った。
「電話、ありがとうございます。でも、遅かったようですね」
「ええ。今ごろ、キリート様は店の中で女主人様とご談笑中かと思いますわ」
ご談笑・・・・ではないと思うが。
「では。私も少しお邪魔させてもらいましょうか」
「行かれるのですね」
「海原さんは?」
「私は依頼者様に『見せて』頂いたものを、調べたいので」
そう笑って再び店の前に座り込む。その様子を見て、桐伯は微笑み。そして、店の中へと足を踏み入れた。
その後姿を見送りながら、再び携帯電話に耳を当てようとした時だった。携帯が着信を知らせる電信音を鳴らす。ディスプレイに浮かんでいる名前は、『碇様』となっていた。
みそのは慌てず着信ボタンを押す。
「どうしました?碇様」
時刻は、既に深夜すら回っている。こんな時間にかけてくるなんて、何かあったのか?と、思いながら聞けば。
「え・・・・・?」
みそのの耳に飛び込んできたのは、嘘のような事実だった。
たぶん。それほど時間は経っていないのだろう。けれど、長い時間が経ったように思えた時、店の中からキリートと桐伯が出てきた。
「碇様から、お電話がありましたわ」
手に持っている携帯電話を上げ、悲しそうに微笑んだ。
「依頼者様、事故に合われたそうです」
「え?」
キリートは驚いたように声をあげた。
「幸いな事に命は取り留めました。けれど、一部の記憶を失ったらしいです」
「記憶喪失・・・・・」
「ええ。息子さんを亡くした事を、忘れたと」
その言葉に桐伯は目を閉じた。キリートは最後まで、みそのの言葉を聞く事なく2人の前から姿を消すように夜の街へと消えた。
キリートが消えていくのを見送った二人は、顔を見合わせて笑った。
「最後まで、どんな方なのか・・・キリート様から聞きそびれてしまいましたわね」
「そうですね」
桐伯は、それでも楽しそうに笑った。
「でも。また、逢えるでしょう。そういう世界に、私達は足を入れているのですから」
「それもそうですわね・・・。その時に、また、お話を聞きましょう」
みそのは笑って携帯をカバンに入れた。
「依頼者様も、考えようによっては幸せだったのかもしれませんね」
「そうですね。世の中には、優しい『嘘』というものも存在しますから」
死んで嘘の愛を永遠にしようとするものもいれば。
死なずに嘘の記憶を保とうとするものもいる。
どっちが幸せで、本当かなどとは誰も決めれない。
けれど。
「嘘は嘘でしかないですわ・・・・それが、ほんの少しだけ虚しいですけれどね」
悲しげに微笑むみそのを、桐伯は黙って見つめていた。
<エピローグ>
あいかわらず忙しさだけは一流雑誌社と変わらない月刊アトラス編集部内。
「このスクープもダメになっちゃったわね」
碇のセリフに、みそのも桐伯も苦笑するしかない。
実際、本当だったスクープはキリートの手によって永遠に封じられたのだ。あの店の女主人は姿を消し。あの場所にあった店の跡地には、色々な外人が行き来するバーが出来ていた。
「さて。次のスクープでも探しに行かせなくちゃね」
立ち上がる碇を見ながら、みそのはソッと隣の桐伯に耳打ちした。
「碇様。ずいぶんと楽しそうですわね」
「どうやら、次のスクープを見つけたらしいからね」
出されたカップの紅茶に手をつけて、くすくすと桐伯は微笑んだ。
「あのポジティブな性格は見習いたいものです」
「本当ですわね・・・・さて、わたくしも、そろそろお暇しますわ。九尾様は、どうされます?」
「ああ。私も失礼するよ。そろそろ店の仕込を始めなければならないからね」
「また、九尾様のお店にお邪魔してもよろしいでしょうか?」
「かまわないですよ。でも、来てもカクテル類は出せないよ」
「心得ていますわ。それじゃあ、また近いうちにお会いしましょう」
「ああ。それじゃ、気をつけて」
「九尾様も」
お互いに笑いあって、手を振りアトラス前で分かれる。
人々の行きかう道で、ふと見知った顔が2人の分かれた後に通り過ぎた。
微かに残る残滓。
キリートは顔をあげ空を見た。月が浮かぶ真っ暗な空に、目を閉じる。
嘘と虚勢で固められた世界は、もしかしたら。この地球そのものなのかもしれない。
3人の胸に通り過ぎる風のような言葉が、また1つ聞えた。
『ねぇ。どうせ、全部・・・嘘なんでしょう?』
それは、女主人が最後に残した。
冷たい、言霊。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【1986 / キリート・サーティーン / 男 / 800 / 吸血鬼】
【0332 / 九尾・桐伯 / 男 / 27 / バーテンダー】
【1388 / 海原・みその / 女 / 13 / 深淵の巫女】
※並び順は申し込みして頂いた順となっております。ご了承下さい。
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■ ライター通信 ■
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こんにちわ、朝井 智樹です。
とてつもなく、お久しぶりな仕事になってしまいましたが・・・。あの東京怪談らしい独特の雰囲気を壊してないかどうか・・・。ちょっぴり不安なだったりしますが。如何でしたでしょう?
今回、依頼に参加して下さった方々。本当にありがとうございます。少しでも、不可不思議な感覚を味わっていただけたらのなら嬉しいのですが。そして、何時ものごとくギリギリの納品で申し訳ございません(平伏)
□キリートさん
>初めまして、こんにちわ。朝井 智樹と申します。13番目の吸血鬼。という設定に、さりげなく胸をときめかせております(笑)吸血鬼、というのは背徳的な感じがして私は、とても好きなのですが。その妖しくも魅せられずにはいられない雰囲気を文中で発揮できていれば。と思います。
□九尾さん
>こんにちわ。そして、お久しぶりです。再度の依頼のご参加、とても嬉しく思います。今回も、九尾さんは、とことん!大人の男の色気。というものを追及させてみたのですが・・・。いかがだったでしょうか?少しでも、あの落ち着いた大人の雰囲気がだせていればいいのですが。
□海原さん
>初めまして、こんにちわ。朝井 智樹と申します。今回は、唯一の紅一点という事で。しかも、周りの殿方(笑)が大人の男。という事で、その辺りのドキドキ感も・・・と、思ったのですが。巫女さんは、清純なの!という個人的意見により、かなりサッパリした感じに・・・。けれど、女の子では久しぶりなタイプの方でしたので、とても嬉しかったです。巫女さん・・・素敵な響きです(え)
今回は、各々のタイプごとに話を書き分けさせて頂きました。ですので、ラストの終わり方も今回参加して頂いた方々によって若干変わっております。よろしければ、他に参加して下さった方々のラストや話の展開も合わせて楽しんでみて下さい。
それでは最後になりましたが。
このお話を読んで、少しでも『うん、楽しかったぞ』・『こういう話、結構好きかも』と心の片隅で思っていただけるのであれば幸いです。また、どこかの平行線上の世界で、皆様と不可不思議な旅路をご一緒できることを楽しみにしております。
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