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<東京怪談・PCゲームノベル>


GAME〜涼蘭からの招待状

□オープニング
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タイトル:ゲームのご招待  投稿者:涼蘭 MAIL
 こんばんは、涼蘭(Suzu-Ran)と言います。
 この度ちょっとしたゲームを修行がてら企画いたしました。
 参加者をお待ちしています。
 募集するのは三名です。それぞれ皆さん「時」「場合」「場所」
を考えておいてください。皆さんが考えている三つの要素をランダ
ムに選んで、そういう世界にご招待します。
 そこで何をするかと言うと金色の鍵を探してください。一番最初
に見つけた人が優勝です。あ、鍵は例えであって場所によっては鍵
の形をしていないかもしれないから注意してくださいね。
 見つけた人が出たらゲーム終了です。お迎えに上がります。
 ゲームに参加せずに遊んでても構いませんけど、そうすると夜明
けまで帰って来れませんから気をつけてくださいね。夜明けまで誰
も鍵を見つけられなかったら私の勝ちです。
 ……あ、別に優勝商品とか特にないですから、そういうの目当て
の人はご遠慮くださいね。
 日時は――
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 雫が呆れたように呟いた。
「これ、どこまで本気だと思う? どっちにしても興味あるなあ」
 ――夜中だから行けないけど。


□開かない「筈」のドア
 指定の場所はとあるビルの一室だった。飾り気も何のプレートもないその扉をしげしげと眺めて青い瞳の女性はノブに手をかけるかどうか迷っていた。
(部屋の奥から何の気配もしないのよねぇ……)
 当然ノックをしても応えは返らないだろう。入ってお待ちくださいとメールにはあったがさてどうしたものか、とシュライン・エマはしばし躊躇していた。
 エマの耳がエレベータが到着した音を捉えた。出て来る足音は一つ。しかもそれは聞き慣れたものであった。
「あーっ、シュラインじゃない!」
 足早に近付いてくる少女の名は朧月桜夜(おぼろつき・さくや)。朧月は友人の姿を見つけて速度を上げた。茶色い髪を揺らしながら駆け寄る少女にエマは片手を上げて応えた。
「久しぶりね」
「ん。そぉネ。なーんか久しぶりかな? ……ねね、入らないの?」
 朧月がドアを示した。エマは軽く首を傾げてみせる。
「ああ。人の気配がしないものだから気になってね」
「ふぅん? 大丈夫、悪い気は篭ってないわ。中で待っとけって向こうの指示なんだし、中に入りましょ?」
 その時またエレベータがこの階についた。近付いてくる足音に二人の手が止まる。揃ってエレベータの方を振り向いた二人が見たのは、女性だった。ヒールの踵が軽い足音を立てている。ドアの前で自身を見ているエマと朧月に気が付くと、軽く会釈する。
「あら。あなた達もゲームの参加者? 真迫奏子(まさこ・そうこ)です。よろしくね」
「あ、アタシ、朧月桜夜です。ヨロシクお願いしまーす」
「シュライン・エマ。頑張りましょうね」
 初対面だったらしい朧月と真迫の挨拶にあわせてエマも会釈する。そうしてドアの向こうを示してみせた。
「入りましょうか?」
「そうね。寒いし。お茶くらい出るのかしら?」
「出ないと思うな。人の気配しないから」
「ちょっとぉ、呼び出しておいて、いないってどういう事なのよ?」
「さあ? 遅れると思ったから待つように書いてあったのかもね。……失礼します」
 ドアを開けたエマはしばしそのまま固まった。中の光景は少し予想外だった。
「どうしたのよ? って、アレ何?」
「……変わったインテリアねぇ」
 覗きこんだ二人の女性もやはり少し固まる。
 応接セットにティーセットとお菓子――待たせるからという心遣いだろうか?――、そして窓にはカーテン。最後に壁に描かれたドア。額に入れられた訳でもなく直接壁に描かれているのが奇妙な違和感をもたらしていた。
 顔を見合わせてみるも壁に直接描かれているという事以外別段変わった点があるわけでもなく、三人はそのまま部屋に入る事にした。
 ソファに腰掛けずに三人は何となく壁に描かれたドアの前に立った。どこからどう見ても普通のドアを原寸大で描いたとしか思えない。
「ンー、やっぱり涼蘭ちゃんって不思議よねェ」
 コンコンと絵のドアをノックしてながら朧月が首を傾げた。
「そうね。確かに妙な遊びよね」
「私は昔のパーティゲームみたいだと思ったわ。ほら、紙に書いて適当に組み合わせる……」
「ああ、そういえばあったわね。あれは『いつ』『誰が』『どこで』『どうした』って感じじゃなかったかしら?」
 真迫の言葉にエマが頷き、指折りゲームの要素を数えた。そしてさらに言葉を続ける。
「そのゲームで行けば、『誰が』と『どうした』は決まってる事になるわね。『私達が』『金色の鍵を探した』になる訳だし。代わりに『どんな』が入ってるって事?」
「金色っていうのがまた寓意的よね。ほら、黄金時代とかそんな感じじゃない?」
 真迫の言葉になるほど、そういう取り方もあるのかとエマが頷き、朧月が首を傾げる。
「黄金時代の鍵ってワケ? ――って、ちょっと、ドアを見て!」
 少女が緊張した声をあげる。不思議そうに彼女が示した方向に目をやり、エマと真迫は息を飲んだ。ノブがくるりと廻ったのだ。
「え? 絵が動いた?」
「いえ、動いてる、よ」
 朧月と同じく警戒しつつエマが距離をとる。真迫もエマに腕を取られて自然と下がった。
 ノブがくるりと回った後、ドアが開く。一同は息を飲んだ。
 出てきたのは茶色い髪を揺らした少女。鈴がたくさんついた大きな杓と不思議な衣装を来た少女は不思議そうに緊張する面々を見た。
「あ、もう皆さんお揃いだったんですねー。遅れちゃってごめんなさい。私、涼蘭って言いますぅ」
 一同と比べて呆れる程緊張感がないまま鈴蘭は深く頭を下げた。


□賞品は?
 壁に描かれたドアから出て来るという離れ業をやってのけた少女はあくまでのんびりとマイペースにソファに座ってお茶をいれてそれを一同に勧める。あまりに何事もなかったような態度に毒気を抜かれ、そしてあまりの悪意のなさに警戒する気も薄れて結局彼女達は並んで座ってお茶を飲んでいた。
 一人だけ警戒を消しきれない者がいた。警戒というのは適当ではない。陰陽師としての技を使う朧月にとって彼女の使う技を尋常なものとは思えなかったせいだ。
「ねェ、どうやってあのドアを開けたワケ?」
「え? だってほら、ドアは開けるためにあるでしょう?」
「……普通絵に描いたドアは開けないわよ」
「そもそも開かないでしょう、絵なんだから」
 朧月の問いに何を基本的な事をと言わんばかりに首を傾げる涼蘭にエマと真迫がつっこむ。
「えー、でも、ドアですしー。うーん、こっちじゃ絵に描いてあるドアは開けちゃいけないんですね」
 こっちってどっち?
 のほほんと気をつけなきゃなどと言う涼蘭を見て一同の心に浮んだのは概ねそんな感じの事だった。
「あ、そうそう。ゲームの事なんですけど、この紙に『時』と『場合』と『場所』を書いてくださいね」
 にこにことそれぞれに三枚ずつの紙を渡す。それぞれ書き始める。最初に書き上げたのは朧月だった。
「金色の鍵って、鍵の形してなくても見たらどんなモノかは判るよネ?」
「はい。勿論です」
 にこにこと頷く涼蘭に朧月はトンと叩いて胸を張る。
「よぉしっ! ま、金瞳とかには割と縁深いから任せといてよ!」
 何がどうか任せられるのかはさておき勢いだけは本物だ。エマはその瞳の主に心当たりがあってくすりと笑う。涼蘭に紙を手渡しながら口を開く。
「お願いがあるんだけど、いいかしら?」
「なんですか?」
「誰が勝っても最後にその世界での金色の鍵の姿を見せてもらえないかな? それぞれの世界で形が違うなら、ソコじゃどんな姿なんだろうって気になってるの」
「あ、はい。わかりました」
 笑顔で頷く涼蘭に真迫が紙を手渡す。
「それで優勝したら何がもらえるのかしらねえ?」
 くすくすと笑う声は楽しげで浮かべる笑顔は猫科のそれだ。涼蘭が困って首を傾げた。
「え? あのぅ、優勝商品はありませんよ? ちゃんと書いてたじゃないですかぁ」
「つまらないものなら判るでしょ、怒るわよ?」
 聞いてない。そして笑顔がさらに深くなる。助けを求めるように鈴蘭はエマと朧月を見た。眉が八の字になってる辺りが本当に困っていそうだ。
「優勝商品はないって予め書いてあった訳だから、ね?」
「あらぁ、だってゲームなんて商品があった方が盛り上がるじゃない?」
「そりゃア、そうだケドさァ、あんまり無理を言ってもサ。即興で世界構築するのなんて簡単にできるコトじゃないワケだし」
「それを修行でやるって事は、私達より彼女の方が得をしてる訳よね。ほら、だって修行になる訳で私達は付き合ってあげる訳だし。お駄賃欲しいじゃない?」
 道理といえば道理ではある。さてどうしたものかと顔を見合わせたエマと朧月。涼蘭がとうとう困ったように言った。
「判りましたぁ」
「え? いいの?」
 心配そうに言ったエマの言葉に涼蘭が頷く。
「一度だけどんなドアでも開けられる鍵を差し上げます。……こ、これでいいですよね?」
 おどおどと真迫を窺う様子はまるで小動物のようであった。満足げに頷いた真迫に漸くほっと息をつく。自分と同年代ぐらいであろう涼蘭の様子になんとなく頭を撫でてしまう朧月。
「えーっとそれじゃ、始める?」
「はい! それでは!」
 ぴょんと立ち上がると九枚の紙を宙に投げる涼蘭、ひらひら舞い落ちる紙に向かって杓を一振りすると三枚が輝き絵に描かれたドアに張り付き、消えた。ドアノブが絵から飛び出した。否、ドアが立体感を持ってその場に出現した。満足げに頷くと鈴蘭は振り返った。
「選ばれたのは『夜』『カタストロフィ後の崩壊した東京』『美術館でかくれんぼ』です! そして今から鍵を中に入れますね。それから皆さんには別々の場所に降りて頂きます。そこからゲームの開始です」
 涼蘭はドアを開くと金色の鍵をドアの向こうの暗闇に放り投げた。金色の帯が鍵を追うように奥へ走る。どこに落ちたのだろうか。
「皆さん鍵から等間隔の場所につなげます。心の準備が出来た方からどうぞ」


■月明かりの下で
「こんなに暗いなんてねぇ、灯りぐらい寄越してくれればいいのに」
 暗い廊下を歩きながら真迫は一人ごちた。足元には瓦礫がごろごろしているので、それなりに気を付けなければ危ない。ドアを見つける度にそこに入り、引出しやら戸棚を調べてみるが金色の輝きを放つ物は何一つ見つからない。
「結構これは骨ね。参加賞もねだっとくべきだったかしら」
 本気だか冗談だか今一つ良くわからない口調なのは、埃だらけの室内を捜してうんざりしてきたせいもある。
「もうちょっとこう優雅なものを連想してたのよねぇ、まあ、これはこれで面白いんだけど、灯りがないのは致命的よね。生憎夜行性じゃないし」
 確かにどちらかと言えば夜に多く行動はするが、それと夜目が聞く事は全く別物だ。猫じゃあるまいしなどと真迫は考えたが、実の所、彼女の性は猫のものに近いかもしれない。
 目の前に現れた大きなドアを押し開けると、そこは大きなホールだった。吹き抜けの天井はガラスで出来ていたようですでに崩れ落ちている。
「気をつけないと危ないわねぇ、怪我したら目も当てられないわ」
 誰もいないのに注意を促すように声に出す。勿論答えるものはいない。よくとおる声がホールに響き渡っただけだ。
「……ここまで無人って言うのも気が滅入るわね。崩壊って言うより廃墟よ、これは」
 ため息を一つ。一人の時間が嫌いな訳ではなかったが、ここまで来ると一人ではなく孤独というのが近い。最低でもあと二人はこの建物のどこかにいる筈だが、気配一つしなかった。
 ゆっくりと歩き回るとホールだと思っていたその場所が、外からの入口を兼ねている事に気が付いた。よくよく捜してみるとひっそりと古ぼけた案内板がある。この美術館の地図を真迫はしげしげと眺めた。
「三角形っぽい配置ね。右が西洋館で左が東洋館、で、ここが常設展示館と。真ん中には憩いの彫刻の森?」
 たいしたものはなかったと思うケド等と見つけた展示品を思い起こしながら、他の二つの建物にいるであろう二人が何を見ているのだろうと真迫は考えた。西洋画よりは東洋画の方が真迫にとっては馴染みがある。どっちかというなら東洋館に行きたかったかしらなどと思い、それから眉を潜めた。
(三つの建物の真ん中ってこの森よ、ね?)
 確か鈴蘭は等間隔と言っていた。三人と三つの建物。そしてもう一つ。投げただけの鍵がそんなに複雑な場所に落ちる事があり得るだろうか。少なくとも引き出しの中には落ちるまい。
(屋外に落ちたってのが自然じゃないかしらね)
 リズムをとるようにヒールと床を打ち合わせてしばし彼女は瞑目した。
「よし、決めた!」
 目を開いて笑みを浮かべると彼女は中庭へのドアに向かって歩き始めた。


□かくれんぼ
 彫刻の森を歩きながら朧月は神像を捜していた。少なくともこの森を模した彫刻は西洋風のものがほとんどで、どれが女神だかはさっぱり判らない。
「ンン、これって神話が何か考えてからの方が良かったかしらねェ」
 とりあえず三人の女神は最低必要だからと三人が組みになっている彫刻を捜し歩く。三人組の女神などそう多い訳でもないが、少女はそこまで神話に詳しくはない――少なくとも西洋の物には。
 とにかくまずは全体を把握しようと歩いている彼女がそれを見つけたのは輝きが目をかすめたからだった。
「え? アレ? あーーっ!」
 思わず大きな声をあげたその声に反応して二人分の足音が近付いてきた。近付いてまじまじと見上げていると、予想通りの二人分の影がその場に現れた。
「見つけたのね」
「負けちゃったわねぇ」
 エマと真迫の言葉にブイサインを送った朧月は男性の像が掲げた金色に光り輝くリンゴに手を伸ばした。
「よっと、って、え!?」
 リンゴは手にした瞬間光の軌跡を残して三人の女神の方へと消えた。
「あ、逃げた」
「そんなンありぃ!?」
 極素直な感想を漏らす真迫と怒る朧月、そしてエマがぽんと両手を打った。
「あ、かくれんぼ。何か抜けてると思ったのよね」
「確かに無人でかくれんぼ以前だったわね」
「だからって見つかった瞬間隠れるかなー、あーもう、見つけなきゃ」
 杖を掲げて今は空の手を差し出す男とそれを受け取ろうとする貧しい身なりの青年。そしてきらびやかな三人の女性――おそらくは女神。一人は品のよい婦人、一人は豊満な美女、最後の一人は若く剣を携えた少女。
「あ、これって黄金のリンゴの伝説ね。『一番美しい女神へ』そう書かれた黄金のリンゴを我こそはと争うってギリシア神話の」
 エマが納得したような声をあげる。真迫が首を傾げた。
「誰が一番美しいの?」
「さあ? アフロディテとアテナとヘラが立候補してそれぞれ青年に賄賂を約束するのよね、確か……んー、美しい恋人と名誉と財産だったかな?」
「賄賂がないと選ばれないワケ? 一番美しい女神に」
 呆れたように少女がため息をついた。
「まあでも他が賄賂渡すんならそれは対抗するんじゃないかしらねぇ。じゃあ、そのリンゴを手にした女神が持ってるんじゃない?」
「恋と名誉と財産から?」
 真迫の言葉に朧月が首を傾げる。同意するようにエマが頷いた。
「外れたら私も参加しようかしらねー?」
 悩み始めた朧月を軽くからかうように真迫が言うと朧月は頷いた。
「良いわよ。三人で一個づつね。じゃあ、アタシ恋ね、恋。やっぱり人生潤いなくっちゃねェ。二人ともどっちにする?」
 気軽な声にさてと顔を見合わせて、二人の女性は首を傾げた。
「ヘラって嫉妬深い女神様よね、パスしようかな、アテナね、私」
「あら、嫉妬深いというより浮気するゼウスに問題がありそうよ、じゃあ、私がヘラね」
 三人がそれぞれ女神の身体を捜す。見つかったのは――、アフロディテの神像の胸元からだった。
「みっけー!」
 朧月の高らかな声があがった。その手には黄金のリンゴがある。
 しゃんっと鈴の音が鳴る。涼蘭がひょっこりと神像の影から顔を出した。
「ご苦労様です。鍵を無事に見つけましたねー、ではゲームは終了ですね」


□そして元の世界へ
 涼蘭がドアを開くとそこは下の部屋に続いていた。
「どこでもドアみたい……」
 真迫が思わず呟いた声にエマと朧月が同意の頷きを返す。
「近いかもしれませんね。まあ、ドアがあればどこにでもつなげられてこそ一人前ってものですねー」
「……どういう一人前?」
「扉との契約者です」
 思わずといった口調で訊ねたエマの問いに、これまたよく判らない答えが返ってくる。
「それじゃ、よくわかンないって! 優勝商品はいらないから詳しい事教えてよ」
 元々なかった筈の商品であるしと提案した朧月の言葉に素直に涼蘭が頷く。
「ドアーズと契約して扉を使いこなすのが契約者ですけど。えーっと皆さんおなか空きません? お茶とお菓子で一服しませんか?」
 頷いた三人だったが、慣れない場所を歩いたりしたせいか、ろくに説明を聞かないうちに寝入ってしまっていた。気が付くと毛布がかけられていた。
 テーブルの上には一枚のカード。
「ゲームにお付き合いありがとうございました。またいずれ。 涼蘭」


fin.


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
 1650/真迫・奏子(まさこ・そうこ)/女性/20/芸者
 0086/シュライン・エマ/女性/26/翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト
 0444/朧月・桜夜(おぼろつき・さくや)/女性/16/陰陽師

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■         ライター通信          ■
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 依頼に応えていただいて、ありがとうございました。
 小夜曲と申します。
 今回のお話はいかがでしたでしょうか?
 もしご不満な点などございましたら、どんどんご指導くださいませ。

 涼蘭の提供したゲームは、いかがでしたでしょうか?
 今回のかくれんぼパートの神話はギリシア神話の中でも有名なトロイア戦争発端の事件の物語を模しております。
 トロイア自体はトロイの木馬で有名ですが、この神話で戦争の種がまかれた訳です。でも誰が一番美しいかで争うなんてちょっと大人気ないですよね(笑)
 お楽しみいただけましたら、幸いでございます。

 真迫さま、初めてのご参加ありがとうございます。
 気風の良い小粋な姐さん、からかい好きで何気に押しが強いというイメージで書かせて頂きましたがイメージなど壊しておりませんでしょうか?
 お題の選択がいかにも花柳界の方らしくて素敵でした、そしてプレイングの怖い笑顔に涼蘭と一緒に私までドキドキしてしまいました(笑)
 今回のお話では各キャラで個別のパートもございます(■が個別パートです)。
 興味がございましたら目を通していただけると光栄です。
 では、今後の真迫さまの活躍を期待しております。
 いずれまたどこかの依頼で再会できると幸いでございます。