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誰も知らない屋根裏部屋の住人
<オープニング>
とととととん。
(また、だ)
ととととととと、とん。
(もう嫌だ)
ととととととととととん。
(いい加減にしてっ)
父親は三年前に死亡。原因は山道からの転落事故。
あまり体の丈夫でなかった母親は、ここ1年の間に一気に体調を崩し入院中。
三つ上の兄は、結構な収入を得ているサラリーマン。会社に勤め始めてからは、この家を出て会社に近いアパートに一人で住んでいる。
そして私は。
ととととん!
(お母さん・・・・)
顔が熱いのに、背中には冷や汗が伝う。本当は兄や母に相談したい。でも、2人の心労を増やしたくない。こんな事で・・・私の心配事をして欲しく、ない。
(お兄ちゃん)
涙が零れてきた。
元々、丈夫な作りじゃない、この家の元の持ち主は母方の祖父母だ。祖父母が亡くなったのを機に、遺産として貰い受けた。と聞いている。もっとも、『貰い受ける』までには親戚の間で壮絶な戦いがあった。と言えば、この家の広さと価値が分かってもらえると思う。
(誰か)
2階の部屋の天井。夜、寝る時に必ず、何かの足音が聞えてくる。得体の知れないものに、怯え暮らしている。今は1階の母の部屋で眠っているが、足音はだんだんと大きくなる。
(・・・お母さん、お兄ちゃん!!)
何度目かになる名前を呼んだ時。
『見ーつけたぁ』
何かの声が聞えた。
「という訳なんだ。頼む」
背広をきっちりと着込んだ男は、眉間に皺を寄せながら頼んだ。
「ここは『探偵事務所』であって『怪奇現象事務所』ではないぞ」
一方の草間も足を組んで眉間に皺を寄せている。
「知っている。だが、妹がノイローゼになってしまて・・・いや、ああなるまで知らなかった自分が悪い。だが、あの家には、もう妹を1人にしておけない」
「かと言って、妹さんがノイローゼになった原因をそのままにしておけない・・・か?」
「ああ。頼む!!ここなら、解決してくれる。と聞いたんだ!」
「・・・・・分かった」
必死な様子に草間は溜め息混じりに答えた。
「そういうのに詳しい奴らに頼んでみる」
「助かる」
ぱぁと顔を輝かせ、男は笑った。
「もう。頼みの綱はここだけなんだ」
目元に涙を溜め男は何度も何度も草間に礼を言う。
机の上に置かれた煙草の灰皿が一杯になったのを見てか。それとも、男の様子にか。草間は苦笑を浮かべていた。
>1/シュライン エマ、九尾 桐伯
「これが、資料だ」
そう言って草間は、煙草を咥えながらソファに座っているシュラインと桐伯に何枚かの紙を渡した。
「結構、広い家ね」
シュラインは家の見取り図を見ながら呟いた。
「建設59年目・・・・ですか。結構、古い家ですね」
「あぁ」
咥えていた煙草を灰皿で消して、また新しい煙草に火をつける。それを、ちらりと一瞥してからシュラインは諦めた口調で。それでも、しっかりと注意する。
「1日10本まで。それが、最大の譲歩・・・だったはずじゃない?」
その言葉に、草間は眉を潜めて溜め息を吐いた。
諦めの意味を込めて、11本目になる煙草を灰皿に押し付ける。
「それでだ」
こほん。とわざとらしく咳払いして、草間は話を続ける。
「シュラインは設計者に会いたがっていたよな?」
「ええ。設計者だけが知っている秘密の部屋があるかもしれないと思って」
「そうか・・・だが、設計者には会えないんだ」
「え?」
「どういう事でしょう?」
桐伯が資料を見ながら、やんわりと草間に先の話を促した。
「3年前に事故で他界したらしい。建設資料は、そいつの家にあるにはある・・・が」
「持ち出すのは困難だったんですね」
資料から目をあげて、桐伯は苦笑とも取れる笑みを浮かべて見せた。
「ああ。そいつの建設資料を持ち出そうと掛け合ってみたがな。遺族に・・・というよりは、そいつの後継者の弟に却下された」
「理由は?」
「教えてくれなかったよ」
草間は肩をすくめてみせた。そんな様子に、シュラインも桐伯も今度こそ苦笑するしかない。
「でも、これだけの資料でだいぶ情報がありますね」
1枚の紙を持ち上げて、空でひらひらさせる桐伯に草間も頷く。
「あらかじめ、シュラインが聞きたい。って事を、依頼者に聞いておいたからな」
「ありがと、武彦さん」
依頼者の妹と、本当は直接話したかったが、そちらは別の人間があたっているという。あまり大人数で押し掛けても、相手を刺激するだけだ。だから、シュラインは草間に頼んで聞きたい事を伝えておいたのだ。
「ここら辺までは俺の仕事だからな」
そう言って、ポケットを探ると何かをシュラインに投げ渡した。
銀色に鈍く光る小さな物体。
鍵だった。
「依頼者の家の鍵だ」
「行ってもいいの?」
「お前と桐伯で調べてみてくれ。後から、同じ事件に関わる奴らが行くかもしれないけれどな」
「私達だけじゃないのですか?」
出かける準備をするために、ソファから腰をあげた桐伯は驚いたように声を出した。
「まーな。今回は4人」
「4人・・・」
「大所帯ですね」
シュラインと桐伯は、それぞれの反応を返しながら、今度こそ出かける準備に取り掛かった。
2>シュライン エマ、九尾 桐伯、藤井 百合枝、紗侍摩 刹
目の前に、言葉の通りそびえ立つ家にシュラインと桐伯は揃って溜め息を吐いた。
「日本の面積に対して人口密度の高い、この都会で。良く、こんなに馬鹿でかい家が建ったわね」
「そうですね。かなりの資産家。だとは、聞いていましたが」
そう言いながら、シュラインと桐伯は貰った鍵で家の中へと入って行く。家の玄関まで辿り着くまでの庭も広かったが・・・。この家自体、酷く大きい。
「相続税が馬鹿にならないわ」
「そうですね」
辺りを見渡しながら、桐伯はゆっくりと家の中へと入って行く。玄関から見渡せる限りの範囲で家の様子を伺う。誰も居ない家の中は、一種独特の静けさを辺りに漂わせている。耳をすませば、時計の無機質な音が聞えてくる。
「どうやら、今は大丈夫なようですね」
そう言って、桐伯はシュラインを中へとエスコートするように玄関へと入れる。
「玄関だけでも大きいわ」
溜め息まじりの声に、桐伯は笑う。
と、その時。玄関の扉がノックされた。
「どうも。シュライン エマさんに九尾 桐伯(きゅうび とうはく)さん?」
玄関に立っていたのは、シュラインと同じ歳くらいの女性。そして、年端もいかぬ美少年の2人だ。
「そうですが。あなた方は?」
にっこりと笑いながらも、何時でも戦闘に入れるよう態勢を整える。さりげなく、シュラインを自分の後に隠したのは、目の前の2人の素性が知れないからだ。
「っと。自己紹介するわ。私の名前は、藤井 百合枝(ふじい ゆりえ)。こっちの無口なのが、紗侍摩 刹(さじま せつ)ね」
百合枝から紹介された刹は頭を少し下げる。
「で。草間さんから聞いてない?私達の事」
そう言われ、シュラインと桐伯は顔を見合わせた。
「もしかして・・・・」
「草間さんに頼まれた。今回の依頼をね」
3>藤井 百合枝、紗侍摩 刹
時刻は遡る事、30分前。
歳の割には、高給取りなのと資産があるせいなのか。依頼者の男は、月13万クラスのマンションに住んでいた。
百合枝と刹は、今日初めて会った同士で依頼者の妹に会いに行っていたのだ。
「どう思う?」
綺麗な顔立ちを、動かす事のない刹に先ほどの依頼者の2人について聞いてみた。
「別に」
一言だけ。
その返し方が気に障らないのは、ある意味、刹の人格のせいかもしれなかった。
百合枝は溜め息混じりに、先ほどの面会を思い出していた。
ノイローゼ気味だという妹に遠慮して、さほど大きな時間を割くでもなく。必要な情報だけを話し合ってきたのだが。
『幼い声だと言っていた』
恐い。と、何度も夜毎、眠りにつくたびに兄に縋りつく妹の姿を想像して百合枝は気分が落ち込んできた。
『幼い声が、自分を追いかけると』
天井裏の知らない、部屋。
真っ暗な、部屋。
「行きましょうか」
百合枝は顔をあげて刹に声をかけた。
草間に聞いた話では、依頼者の男には既に家に入っていいとの許可を貰っているらしい。さらに、そこに行けば、今回の事件に携わっている他の2人とも合流できると。
「とりあえず、現物を見てみないとね」
4>シュライン エマ、九尾 桐伯、藤井 百合枝、紗侍摩 刹
シュライン、桐伯、百合枝、刹の4人は、依頼者の妹が寝ていた。という部屋に来ていた。
「で、恐くなって部屋を変えたにも関わらず来た・・・と」
天井裏にあがる道を探しながら、シュラインは百合枝に聞いた。
「そ。妹さんも、かなり参ってるらしくってお兄さんに対しても言葉らしい言葉が言えなくなってるらしいのよ」
押入れを開けて、荷物を出していく。幸い、布団などの軽く片付けやすいものしか入っていない。
「この家に住んでいたのは、その妹さんとお兄さん。で、お母さんとお父さん。おじいさんとおばあさんも一緒に住んでいたらしいけれど」
百合枝は言葉を区切って、押入れの二段目にあがる。
「・・・っと、ここから天井裏に行けるわね」
「それじゃあ、どいて下さい」
軽い仕草で押入れの上にあがった桐伯が、人1人入れるくらいの大きさの板を上へとあげる。そこから懐中電灯で辺りを見渡す。
「もっとも。妙な話も出てるらしいけれど」
「妙な話?」
「・・・・・人柱」
ぽつりと刹が零した。
「人柱?」
シュラインがけげんそうに刹に聞き返す。
「この家が建った時って、『主従』関係が強かった時らしいのね」
押入れから降りた百合枝が、刹の説明の後を引き継ぐ。
「それで、自分が死ぬ時に、執事だとかが家の奥に自分の体を置いたのよ」
「もしかして」
桐伯が考え込むように声を出すと。
「でも、ね。残念ながら、この家はおばあさん達の時代に建て直された」
「確か。その時に、白骨が見つかって大騒ぎになったのよね?」
「そう」
いったん天井から目を離し、桐伯も話に加わる。刹だけは、我関せず状態だ。
「でも、それだけじゃなかったらしくって」
その時だった。
と、とととととん!
細かな足音が、遠くの天井から聞えてきた。
桐伯は押入れから降りて、上を見渡す。
「夜になってないのに?」
驚いたような百合枝の言葉に、刹がにやりと笑う。
「面白い」
え?と、桐伯達が思った時には、刹は押入れにあがり天井裏へと上がっていった。
「・・・仕方ないですね」
そう言って、桐伯は2人を振り返った。
「ここから動かないで下さいね」
素早く2人の周りに糸で罠を仕掛ける。簡単な仕掛けだが、もしも、2人に何かあった時。桐伯達が駆けつけるまでの時間稼ぎには十分なる。
「では、行ってきます」
素早い仕草で桐伯も天井裏へと消えていった。
「大丈夫・・・なのかな?」
と、と、とととととん!
「あれでも、修羅場は幾つかくぐってるし・・・平気でしょ」
そう言って、シュラインは近づいてくる足音に目を凝らした。
5>九尾 桐伯、紗侍摩 刹
四つん這いで、埃の多い道を2人して進んで行く。
「だぁれ?」
後で声がして、桐伯と刹は同時に声のするほうへと振り返った。
「貴方達・・・・だぁれ?」
市松人形だ。
ずいぶんと古ぼけた人形は、幼女と同じように首を傾げて2人を見ている。
「私の名前は九尾 桐伯です。こちらは、紗侍摩 刹さん」
「貴方達・・・・だぁれ?」
「お前は誰だ?」
質問に質問で返しながらも、刹の目からは殺気が零れ落ちている。その気配を感じ取った桐伯は、手で刹を制した。
「私?私はねぇ、この家に住んでるの」
そう言って、人形はとととととん。と軽い足取りで桐伯達の前まで来た。
恐いくらいに真っ白な顔と、アンバランスな朱の唇。切れ長の瞳の上で切りそろえられた黒髪には、灰色の埃が被っていた。色とりどりの着物の色が、やけに禍々しく見える。
「それでね。誰か遊んでくれる人を探してるの」
笑ってから、人形は桐伯と刹を交互に見る。
「でも。貴方達は違う。貴方達は私の探してる人じゃない」
ふわりと空気が揺れた。
「どけ」
そう言って、刹が前に出ようとした瞬間。
「この家の人じゃないなら出て行って!」
空気が揺れ動く。目に見えて分かるほど、空気が刃のように尖っている。
かまいたちだ。
多少の怪我を覚悟した桐伯が手をかざし、被害を最小で抑えようとした。だが、何時までたっても覚悟した痛みは襲ってこない。
「・・・?」
顔をかざしていた手をどけ、前を見ると刹が前を見据えていた。
「無駄。俺には通用しない」
そう言った刹に恐れをなしたように人形が後ずさりする。
まるで、何かを恐がっているようだ。
「私を、『また』殺すの?」
人形の声が、出るはずのない涙の声で震えていた。
「お母さんみたいに」
6>シュライン エマ、藤井 百合枝
シュラインは電話越しに聞いた声を必死に思い出していた。
突然、天井裏から出てきたのは古ぼけた市松人形。そして、その人形は桐伯の張り巡らせた糸に引っかかっている。
「お母さん?」
そう何度も何度も呼ぶ声に、胸が痛みつけられた。百合枝も同じ想いらしく、シュラインの方を振り返った。
「ねえ、あの子ってもしかして『お母さん』を探してるのかしら?」
「たぶん・・・でも、『お母さん』って」
言葉を区切ったシュラインに、百合枝は思いついたように「依頼者の妹、さん?」と言葉を続けたのだ。
「・・・ほら!それなら、話が繋がる。この子は『お母さん』を探していた」
「それが依頼者の妹さん。だから、見つけたから」
『みぃーつけたぁ』
お互いに顔を見合わせて、こくんと頷いた。
「分かった。私が何とかしてみる」
そう言って、シュラインは人形へと近づいた。怯えさせないように、一歩一歩と慎重に近づいて。そして、優しい声音で呟いた。
「1人にしていて・・・ごめんね」
その声はシュラインのものであって、シュラインのものじゃない。
依頼者の妹の声と寸分変わらぬ声だ。
「お、母ぁさん?」
人形は糸を引きちぎってシュラインに抱きついた。
「お母さんー」
その冷たく汚れてしまった体を、シュラインは優しく抱きとめた。
せめて、少しでも寂しさが薄れるように・・・と。
7>シュライン エマ、九尾 桐伯、藤井 百合枝、紗侍摩 刹
草間興信所に戻ってきた4人は、あらかたの説明をソファで腰掛けて結果を待っていた依頼者に伝えた。
「それじゃあ」
シュラインは、煙草に火をつけようとする草間の手からライターを取り上げながら言葉を続けた。
「貴方の妹さんの声を模写させてもらって話を聞いたの」
「あの家が建つ、ずっとずっと前に。あの土地で親子が心中した事件があったらしいのね」
もっとも、それは昭和以前の話であって。その事実確認をするには、あまりにも時間がかかってしまう。
「その念が、天井裏に人柱かわりに置かれていた人形に乗り移って、今度の事件になったらしいわ」
依頼者の妹を、人形は『母親』と間違えていたのだ。
シュラインの声帯模写で、人形に話しかけると、まるで置いていかれた子供が親に会えたように縋りついた。
「その人形は、丁重に供養しましたから、もう大丈夫でしょう」
「たぶん、『見つけた』って言ったのも恐がらせるためじゃなかったんでしょうね。ずっと、暗い天井裏に押し込められて・・・。天井裏を歩き続けて、出口を見つけて、そして、母親を見つけたと勘違いしてしまった」
百合枝は溜め息混じりに、依頼者に事の顛末を話した。
「それじゃあ、もう・・・」
「安心して下さい。もう、大丈夫でしょう」
桐伯の言葉に、依頼者はホッと胸を撫で下ろした。
「でも・・・俺達が居た頃には何もなかったのに・・・どうして、今ごろ」
「地震よ」
何枚かの紙を机の上に広げ、百合枝は説明し始めた。
「それまで、市松人形は箱の中に入れられていた。まあ、人柱代わりだからね。結構、頑丈な桐の箱に入れられてたのよ。それなりの封印の札もつけられて。で、ちょうど3週間前に大きな地震があったでしょう?その時の衝撃で箱から人形が飛び出してしまった」
「元々、あの家は古くて地震に対する耐久性も低かった事も要因の1つね」
ライターを手元で遊ばせながら、シュラインは付け加えた。
「あの土地は、元々、色々な因果が渦巻いている土地のようですね。遺産争いがあった。と、そう、お聞きしていますが?」
「え?あ、はい・・・親戚の間で、あの家を誰が受け継ぐか。結構、陰湿な事もあったらしいんです」
「陰の気が集まりすぎているせいだ」
それまで、一言も言葉を発せず。また、どこかつまらなさそうにしていた刹が口を開いた。
「今までの陰の気が溜まりすぎているせいで、それが、その家に関係する全てのモノに乗り移っただけだ。あの人形も、それが原因で、あそこまで自由に動けたんだろう」
それだけ言うと、刹はソファから立ち上がった。
「俺は行く」
「って、へ?」
依頼者が間の抜けた返事をすると、刹はつまらなさそうに言った。
「今度、俺を呼ぶ時は、もう少し面白そうな依頼の時にしてくれ。じゃあ」
そのまま、すたすたと興信所を後にす刹を見送ってから。
「と言うわけで、今回の依頼は無事に解決できました」
と、桐伯が、手をぱんと1つだけ叩いて、その場を閉めた。
「あ、ありがとうございます」
ぺこんと頭を下げる依頼者に、シュラインがライターを草間に返しながら言う。
「また、何かあったら来て下さい。ここ、見ての通り変わった人たちが多く集まるから。依頼の解決率は、結構なものよ」
にっこりと笑って、しっかりと興信所の宣伝をする。
そんなシュラインに、桐伯と百合枝は顔を見合わせて笑って。煙草を吸えないままの草間は、今日は吸うのを諦めたのか。
1つだけ溜め息を零して、かわりにシュラインに「コーヒーくれ」と、肩を落とした声で頼んだ。
「了解。ついでに、桐伯さんと百合枝さんと、貴方もどう?」
3人を振り返って、シュラインは弧を描くように微笑んだ。
「私、コーヒーの淹れ方には自信あるから」
その言葉に、3人が「お願いします」と頼んだ。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【0086 / シュライン・エマ / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【0332 / 九尾・桐伯 / 男 / 27 / バーテンダー】
【1873 / 藤井・百合枝 / 女 / 25 / 派遣社員】
【2156 / 紗侍摩・刹 / 男 / 17 / 殺人鬼】
※並び順は申し込みして頂いた順となっております。ご了承下さい。
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■ ライター通信 ■
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依頼に参加して下さった皆様、こんにちわ。朝井 智樹と申す者です(へこり)
依頼者に代わり、お礼を言わせて下さい(笑)
今回は依頼を解決するために集まって下さってありがとうございます。
そして、何時も計画性のなさから納期がギリギリになってしまった事。そして、同一の文で皆様に失礼した事を、同時にお詫びいたします(へこり)本当に申し訳ございません・・・。何だか、何時も謝ってばかりのダメライターです・・・私(遠い目)
□シュラインさんへ。
こんにちわ、そして、お久しぶりです。今回、また、再びお会いできて嬉しいです。今回は、依頼者の妹さんが寝込んでる。という設定の上、シュラインさんが依頼に参加して下さるなら。と、声帯模写を使わせて頂きました。母性の持つ、独特の優しさ・・・が、出ていれば。と、思うのですが。
□九尾さんへ。
こんにちわ、再度の依頼へのご参加ありがとうございます。今回は、女の方が2人。という訳で、ボディーガード役(?)っぽい位置に設定させて頂きましたが・・・。如何でしたでしょう?本当なら、もっと絡み(ぇ)を付けたかったのですが。とりあえず、もっと大人の余裕というのを追及したいな。と思った今日この頃です。
□藤井さんへ。
初めまして、こんにちわ。朝井 智樹と申す者です(へこり)今回は、依頼にご参加下さいまして本当にありがとうございました。年齢と女性の方、という事でシュラインさん同様に、大人の女性の柔らかさ。なんていうのを、頑張って目指してみたのですが・・・。如何でしたでしょう?少しでも、藤井さんの魅力が出ていれば嬉しいのですが。
□紗侍摩さんへ。
初めまして、こんにちわ。朝井 智樹と申す者です(へこり)今回は、依頼にご参加下さいまして本当にありがとうございました。今回は、紗侍摩さんの特色を活かしきれてないなぁ。と、ものすごく悔やんでいます。依頼の設定上・・・どうしても、説明役の方面に行ってしまって。とても心惹かれる職業をお持ちな方ですので・・・。今度は、その特色を活かしきれる依頼を。と考えています(ぇ)
さて、今回の依頼ですが。
実際にあった我が家であった話を元にしています。と言っても、天井裏に何かがいる。って所だけではありますが。しかも、走り回る正体は鼠さんでしたし(笑)でも、初めて聞えてきた時は、本当に本物の依頼として皆様にお願いしたいくらい恐かったです(笑)天井裏っていうのは、見えないぶん何がいるか分からない恐さを秘めていると、その時に痛感しました。ので、今回は最後まで何がいるのかを伏せての話となっております。・・・鼠さん、早く退治しないと・・・。というか、もし鼠さんじゃなかったら、皆さんに我が家の天井裏を調べて下さい。って、依頼してもいいですか?(ダメに決まってる)とりあえずは、自力で何とかします(笑)
ではでは。最後に、 このお話を読んで、少しでも『うん、楽しかったぞ』・『こういう話、結構好きかも』と心の片隅で思っていただけるのであれば幸いです。
寒い日が続きますが、どうか皆様もお体にはお気をつけて。また、皆様と一緒に別世界を歩きまわれる事を祈ってます。朝井でした。
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