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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


おしゃべりピアノ

 ■奇妙な依頼■

「はぁ……ピアノ…ですかぁ?」
 三下はいつもの如く風采の上がらない顔を向ける。ずり落ちた眼鏡を指で上げると、依頼人の方をちらりと見遣った。
 何とも妖艶な女の姿に溜息をついた。
 年の頃は三十過ぎのようだが、張りのあるバストとくびれた胸は編集長にも負けないだろう。
 ジャパンモダニズム風のドレス姿を纏った姿は、何処か着乱れた感じがする。
 キセルでちょいちょいと三下を呼んだ。
 思わず立ち上がって寄れば、首に腕を回されて、思わず三下は身を竦める。
「ねぇアンタ。あたしのお願い聞いとくれよ」
 ねっとりと纏いつくような声音で言うと女は笑った。
「うちのピアノにとり付いたモンを祓っておくれよ、練習になりゃしない……」
「はははッはいっ!」
「ありがと♪」
 頬にキスされて、三下は昇天しかけていた。

「おや?」
 宮小路・皇騎がふと顔を上げると、遠くに女にしな垂れかかられて、鼻の下を延ばしている三下を発見した。
 本日、久しぶりに天敵(?)碇・麗香をからかいに顔を出したのだった。
 聞こえてきた声に耳を傾けていれば、どうやらピアノのという単語が聞こえる。今回は音楽の依頼が持ち込まれたらしい。
 何か気になって皇騎は歩いていった。
 見れば、依頼で前に一緒になったことがある人物もいる。
 協力しても良いかもしれないと思い、皇騎は近付いて行った。とりあえず碇の事は後回しにするつもりだ。
「三下さん、こんにちは」
 ニッコリと笑って、皇騎が声を掛ける。
「あ……宮小路さん」
「私も協力しましょか?」
「ほ、本当ですか!」
 鼻を伸ばし気味の三下がへにょへにょと腰抜け状態になりながら答える。
 三下の隣に座っていた依頼人は品定めをするような視線を皇騎に向けた。
 そんな視線を無視して、皇騎はニッコリと笑いかける。
「……情けねぇな、三下さん」
 先ほどからそこで話を聞いていた黒澤・藤斗は骨抜きになっている三下に向かって、ボソリと呟く。
「歌い手に文句を言うピアノというのは記事のネタとしてどうでしょうか」
 雨柳・凪砂もボソリと呟いたが、どちらかと言えば自問自答に近い呟きだった。
 ともあれ、記事が書かせてもらえるのなら、それに越した事は無い。異論を唱える気は凪砂には無かった。
「あたしが練習すると文句言い始めるのさ。まったくいい迷惑だよ」
 女はぶつぶつと文句を言い始めた。
「ん?」
 女の声を聞いた藤斗は彼女の背後にちらつく影を見たような気がして、女の方をジーッと見る。
 黒い影が彼女にへばりついて、彼女のエネルギーを吸っているのが見えた。
 …といっても、彼女自身も黒ずんだ『負の感情』を纏っているので仕方ないのかもしれない。
 ブスブスと不完全燃焼の感情が煙のように纏わりついていた。それに引かれて来ているらしい。
 どうやら、お馴染みさんのようである。
「…………」
 それが、今回の依頼に関係あるのだかどうだか分からない。藤斗は何も言わずに黙っている事に決めた。
「問題のピアノについてですが……経緯やいつ頃からの現象なのか、詳しい事情をお聞かせねがえますか?」
 皇騎は彼女に尋ねた。
「そうさねぇ……昔馴染みの形見に貰った物だったんだけどね」
 足を組替えながら女は言った。
 スリットの隙間から、白い脚が見える。
「形見ですか?」
「そう……音大の講師だったんだけどねえ。親兄弟もいないんで、あたしが貰ったのさ……店のピアノも古かったしね。それに音も良かったから」
 女は懐かしそうに言った。
 少女のような笑顔だった。
「貰った当初は喋らなかったさね……ここ最近さ」
「それって、そんなに良いピアノなのかしら?」
「音大の講師だったら、それなりの物じゃないと使えない」
 凪砂の質問に答えたのは藤斗だ。
「音が出でりゃ良いって言う次元じゃないからな」
「なるほど……」
 皇騎は藤斗の言葉を聞いて深く頷く。
 然程、洋楽に詳しいわけではないのだが、教養一般的には身につけている。故に藤斗の言いたい事が分かっていた。
「サイコメトリングで見てみるかな……」
 皆のやり取りをずーっと黙って見ていた柚品・弧月が言った。
 霊を見ることは難しいが、物の記憶を介して見る事なら出来そうだ。
「そうですね……まず、実際見てみたほうがいいかもしれませんね」
 皇騎は頷いて言った。
「ところで、メーカーとか分かりますか? もしかしたら、メーカーの方でいわれのあるものだったかもしれませんし……そちらの方も知らべてみましょう」
「何処だったっけねぇ……高いやつよ。名前忘れちゃったねぇ……」
「…………」
 仮にも音楽に触れる人間がそれでいいのかと一同は思ったが、何も言わなかった。
 喋るピアノがどんな害を及ぼす存在なのかは分からない。しかし、こんな持ち主に使われて、何となくピアノが哀れに感じるのだった。


 ■ミューズの夢■

「へー、ピアノがお喋りするんだぁ、凄いねー。ねねね、ちょっと弾いてみてもいい?」
 歓喜に近い声を上げて、杉森・みさきはピアノの方へと小走りに近づいた。
 藤斗が音楽関係だったため、もう一人ピアノに詳しい人物がいても良いかなと思った三下が呼んだのだった。
 人と会う約束があったらしいが、キャンセルしてまでやって来た彼女はさっそく興味を示している。
 あまり機嫌が良さそうでない依頼人は、何の感慨も無さそうに頷いた。
 多分、文句の言われすぎで見るのも嫌になっているようだったが、本人が何も言わないので憶測に留まり、一同は何も言う事は無かった。
 バーの店内の真中に置かれたピアノに一同は近づいた。
「ベーゼンドルファーだぁ♪」
繊細な音色と微妙なタッチを再現するモデル200がそこにあった。
 小さな音量でも音色の棲んだ音がより完璧になるように開発されたピアノである。
 音のバランスは十分に取れており、歌うようなトーンが美しいピアノだった。
 言うなれば、女性らしい音を奏でる調和に満ちたピアノなのだ。
 白いピアノに近づいて、みさきが蓋を開ける。
 途端にピアノは欠伸のような声を上げた。
『ふ…ぁあああ…。…ん?』
「こんにちは♪」
 みさきはピアノに挨拶した。
『こんにちは、お嬢さん』
 機嫌よさそうにピアノは挨拶を返した。
「ピアノさん、欠伸するのねぇ」
『おぅ…わしゃ、人間の感情やらと生活する時間が長いからの』
「そうなんだー」
『うぬ……』
「しゃべった……」
 柚品はじっとピアノを見る。
 最初は蓋なんぞが動いて喋るのかと思ったが、ピアノ本体が共鳴するかのように聞こえた。
 その声は初老の男のような声だ。
 凪砂はテープレコーダーを片手に聞き入っている。
 念のために各種情報手段を使って、ピアノ自体に何か謂われのある物なのかを調べていた皇騎は調査書をもったままピアノに見入っていた。
 みさきは座るとおもむろに、モーツァルトのピアノソナタハ長調を弾き始める。
「ふーむ……」
 ピアノは唸った。
「なぁに?」
『お嬢さんはピアニストか何かかね?』
「そうよ、たまごなの」
『うむ……良い音じゃな』
「ありがとう♪」
 褒められてみさきは微笑んだ。
 バーのママは更に機嫌が悪くなったらしく、先ほどから押し黙っている。
 それはそうだろう、自分の時には誉めてもらえることなど無かったのだから。
『こんな音は久しぶりじゃなぁ……もうちっと聞かせてくれんかの?』
「いいよー」
『むほほッ♪』
 ピアノのご機嫌な声を聞いたみさきは、今度はピアノソナタの12番ヘ長調を弾き始めた。
 曲自体は地味に感じるが、何処となくバーレッスンをする少女の面影を感じさせる曲だ。左手の十六分音譜の分散和音の正確さといい、メロディーを奏でるタッチの柔らかさといい、負担無く聴かせるみさきの度量は流石のものがある。
 藤斗も頷いて聞いていた。
 …となると、自分も弾きたくなってくるのが人情というものであろうか。
 藤斗もヴァイオリンを出し始める。
『ほうほう…青年も弾いてみるかね』
「青年はやめてくれよ。俺は藤斗だ」
『こりゃすまんかった…では、藤斗くん。弾いてくれるかね?』
「何弾きゃいいんだ」
『そうじゃのう……』
「さっきからモーツァルト弾いてるから、ピアノ協奏曲 第二十一番 ハ長調 第二楽章なんかどうかなぁ?」
『うほほッ……よいのう。楽しくなってきたわい』
 調音の音を藤斗に与え、弦を調整すると二人は弾き始めた。
 メリーゴーランドがゆっくりと動き出すような、優雅さと楽しさを秘めた旋律がバーの中に響いた。
 静かな音が癒しとなって辺りに満ちる。
 細やかで可愛いらしい音が、日の光をはじく水面のように輝いて感じられた。
 一同は聞き入ってしまっていた。
 そして、セッションが終わると静かな拍手が響く。
「えへへ☆」
 みさきは嬉しくなって微笑んだ。
「何かやりたい事があってここにいるのなら、みさに出来ることならお手伝いするよ」
『ほうほう……優しいお嬢さんじゃな』
「うふふ……あー、でもお話しするピアノいいなぁ、みさのピアノも喋れたら、ピアノ弾きながら一緒に歌ったりとか出来て楽しいのに〜」
『ほう……それは楽しそうじゃの』
 ピアノは嬉しそうに言った。
 どうやらみさきが気に入ったらしい。
 柚品が近づいてピアノに触れてみた。
 眼前に浮かんだのは、嬉しげにピアノを弾く若者と美しい旋律を奏でるピアノの日々の姿だった。
 
 青年の死。
 引き取られてきたときの天気の良さ。
 浴びるように酒を飲むバーのママの姿。
 ママの呟きと涙。

 それが柚品の見た全て。
 沈黙のまま、皇騎は見つめていた。
 ピアノがしゃべるとなると、危険な存在と言うよりは、歌の指南でもしているのではないかと考えていたのである。
 先ほどからのピアノの機嫌を考えると、自分の考えは正しいように思えた。
「どうなさいました? 柚品さん……」
「いや……ちょっとな」
 今見えた光景を皇騎に話すと、柚品は溜息を吐く。
 内容を聞くと、皇騎は何事かを考えつつ頷いた。
「ピアノに聞いてみたほうが早そうですね」
「そうだなぁ……」
 呟くとピアノの方に歩いていった。
 皇騎も後に続く。
「お聞きしたい事があるのですが……」
 皇騎がやんわりと言った。
『ん?』
 みさきたちと楽しげに話しこんでいたピアノが声を上げた。
『わしになんか用かな?』
「えぇ……貴方は…何者なのだろうかと……」
『わしか? わしゃ、ピアノじゃ』
「それは分かっています。見たところ、依頼人の方が……その…不機嫌になられる原因と言うのが……」
『あぁ、わしが怒るからじゃよ』
「はぁ……」
 思わず皇騎は溜息を吐いた。
 どうやら、ピアノの方は分かっていて文句を言っていたらしい。
 ママの方はむくれたままカウンターに座っている。
『わしの前の主人はな、大学の講師じゃった』
「それ、みさきはさっき三下さんに聞いたよ」
『おぉ、そうかそうかお嬢さん。前の主人は死んでしまっての。わしがここに来たときは、そこでぶんむくれとるママも頑張って練習しておったんじゃ」
「へぇ……」
 半ば感心したような声を藤斗は上げた。
 バーのママの意外な一面のように見えるが、今の面影からは想像できない。
『良くない男が現れてな、金は注ぎ込むは、練習はしないでデートするは……』
 ピアノが今までのことを話し始める。
 途端、ママの表情が険しくなり、じーっと睨んだ。
「何か文句あるって言うの!」
 ヒステリックに叫んで、ママが手に持ったコップをガンッ!と音をさせて置いた。
『おぉ、あるとも! わしはな、ピアノじゃから美しい音楽が好きなんじゃ。よう練習もせんと遊びおってからに……』
「しょうがないでしょ、お客様が……」
『わしはそういう事を言っておるのではない。隙間の時間を使って勉強したり、練習したりするもんじゃ。改めて時間を取って何かやろう等と言う事は、大人になったら出来んのじゃ。努力はどんな時でも出来るとわしは言いたいだけじゃ!』
「なんですってぇ〜〜〜〜!!!!」
「まあまあ……」
 凪砂がママを止める。
「私は普通のピアノが欲しかったのよ!!」
『わしゃ、ただのピアノじゃ!!!』
 その言葉にキレたママがクリスタルのグラスを投げつけようと手を上げた。
 その刹那、藤斗がその手を払う。
「何すんのよ!」
「あんたには勿体無いな……このピアノ」
「何よッ!」
 藤斗はピアノの方に振り返ると話し掛けた。
「良かったら俺の大学に来ないか? あそこならあんたにとっても良い場所だろうしな」
『おぉ、そいつは良いのう……でも、わしゃーこのお嬢さんと居たいのう』
 何処か憂いを含んだ声でピアノが言った。
「じゃぁ、みさきのおうちおいでよー。じゃなかったら、みさきが遊びに行けばいいんだし」
 みさきの言葉を聞くや、ピアノは『うほほっ」と言う声を上げた。
「しかし、彼女の方が困ってしまうでしょう……彼女も練習が必要ですし」
 間を取り持とうと、皇騎が声を掛けた。
 しかし、当の本人は膨れたままこっちを見ない。
『わかっとるんじゃがのぅ……やはり、ピアノとして生まれたからには、たくさん弾いてくれる人のところに行きたいんじゃて』
「しかたないですね……どうなされますか?」
 皇騎は彼女の方を見て言った。
「あたしは『普通のピアノ』が必要なのよ!」
 遠くから言葉を投げるようにバーのママは言う。
 その言葉がとても切なくて凪砂は眉を顰める。
 藤斗の方は何も言わなかった
 ポッツリとピアノは話し始める。
『わしゃなぁ……あんたがもう一回本当に歌えれば、何もかもが上手く良くと思ってたんじゃ。今のあんたはダメじゃ。わかっとるんだろう?』
「…………」
『わしゃ、ピアノじゃからの………あんたに歌って欲しかったんじゃ。練習せにゃ……音楽は生きてこんのじゃ』
「ピアノさん……」
 泣きたくなってきてみさきはピアノを見た。
 視界が滲む。
 みさきの瞳には、白いピアノがぼんやりと柔らかい色に滲んで見えた。
 バーのママは力無く首を振った。
『そんなに死んだ男が好きだったのかのう』
 ピアノがそんなことを呟いても、バーのママは黙ったままだった。
『だったら、どうして練習せんのかのう……』
 またピアノが呟いた。
『藤斗くんとかいったの、青年よ。わしをどこかに連れていっておくれ』
「何処か?」
 思わず呼ばれて、藤斗は声を上げる。
『そうじゃ……練習すれば、死んだ男のことを思い出す。思い出すから練習せん歌手とは……一緒には居れんじゃろう。せめて、あんたたちのところに行けば、いつでも練習する場所に彼女は行けるじゃろ?……だから……』
「俺たちの行くところについて来ると?」
 柚品は思わず呟いていた。
 小さな声でピアノは『そうじゃ…』と答えた。
 バーのママは答えなかった。


 ■ピアノの旅■

 場を取り持とうとしたがバーのママの方が難色を示し、仕方なくピアノは移動する事になった。
 取りあえずは藤斗の大学の方に移動し、その後、みさきの家のピアノになるかどうかを考える事にした。
 それはみさきの家のピアノ置き場の確保などのためである。
 皇騎の手配により、ピアノの引越し業者がやってきて移動させた。
 その間大人しく移動されていくはずも無く、ピアノは業者の人間に話し掛けたりした。
 最も、経験のある年配の業者は驚くどころか大喜びして、移動する間、ピアノと話しつづけたのだった。

「あのママさん……あれで良かったんでしょうか」
 凪砂は呟いた。
 録音しておいたカセットテープを小さな音で流しながら言う。
「仕方ないさ、本人がいらないって言うんだしな」
 トラックの幌の隙間から、流れる街の景色を覗き見しながら藤斗が言った。
 夕暮時の風はもう真冬のものだった。
 荷台の上は凍えるように寒い。
 手を擦り合わせて柚品は話を聞いている。
 皇騎は業者とピアノの他愛も無い話に耳を傾けていた。
「何でなのかなぁ……」
 みさきがコートに包まって言った。
「どうして練習しなかったのかしら」
『前の主人のことが好きじゃったんじゃよ……忘れられんから、わしを手放そうとしたんじゃ』
「どうして……」
『練習すれば思い出す。歌で成功すれば練習をせざる得なくなる。だから手放すために……歌が下手になるように練習せんかったんじゃ。上手くなったら、わしから……思い出の品から離れなくなるじゃろ?』
「彼女は自分から成功を手放したんですよ。でも、みさきさんの住所はお教えしておきましたから」
 皇騎が静かに言った。
「みさき……みさきだったら手放さないのに」
 ポツッと小さな声でみさきが言った。
 あまりにも小さな声で、震えているようにも聞こえた。

 師走の澄んだ柔らかい夕日色の光が、幌の隙間から忍んでくる。
 白いピアノは夕日色に染まった。
 オレンジ色。宵闇の紫色。最後の光を放つ夕日の金色。
 どれもこれもが、色は違うのに等しく美しい。
 これから自分の物になる、色とりどりの光に染まったピアノの姿を見つめる。
 弾き手によって様々にその姿を変える、まるでピアノの音のようだとみさきは思った。

 ■END■

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】


1847/雨柳・凪砂/女/24歳/好事家

1661/黒澤・藤斗/男/20歳/大学生

0534/杉森・みさき/女/21歳/ピアニストの卵

0461/宮小路・皇騎/男/19歳/大学生

1582/柚品・弧月/男/大学生
                 (名前順)

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■         ライター通信          ■
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 長らくお待たせいたしておりました、朧月でございます。
 『おしゃべりピアノ』…如何でしたでしょうか?
 これを書いている間、ずーっとモーツァルトを聞いておりました。
 大好きなんです、モーツァルト♪
 大変、楽しく書かせていただきました。
 ドイツの誇る最高のピアノ、ベーゼンドルファーですが、私がこのピアノを知ったのは中学の時です。
 知った理由は……某アニメのCDで使われていたからなので、非常に恥ずかしいのですが、本当に大好きです。ベーゼンドルファー♪
 本当に素晴らしく美しい音です。
 …というか、練習時にベーゼンドルファーなんか使っていたら、他のピアノ使えなくなっちゃいますけど、みさきちゃん大丈夫かしら?(^-^;)
 ちなみにピアノ協奏曲の時は……弱音器を付けていません(死)
 本当は付けるんですよ…
 密かにお身内のクラシック萌同盟が結束している今日この頃でしたので、こんな話を書いてみました。
 シンプルにピアノだけの話でしたが、如何でしたでしょうか?
 ご感想、苦情、ご意見、リクエスト等承っております。
 お聞かせ頂けるようでしたら幸いでございます。
 では、またお会いいたしましょう。

                  朧月幻尉 拝

用語説明補足

お馴染みさん=特に霊感の無い者であっても、心の曇りがあるゆえに悪霊を引きつけて、定着化している状態。本人は気が付いていないことが殆ど。
       離してもまた戻ってくる。
       どんな霊も元々人間だったので、同じ魂同士として、お馴染みさんと呼んでいる。
       無論、迷惑この上ないことは周知の事実である。
       見つけ次第、「はよ帰れ」と言ってあげましょう(爆)