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<東京怪談ウェブゲーム アンティークショップ・レン>


激闘! カードバトル

○企み
「ふふふふ……」
 闇の中に響く碧摩・蓮(へきま・れん)の笑い声。彼女は数枚のカードを手にしながら不敵な笑みを浮かべていた。
「ついに手に入れたわ、カード具現の指輪……これがあればどんなことも出来る」
 そう、彼女が闇の市場から手に入れたものは、カードに記された術を具現化させる指輪だ。趣味で集めていたカードをどうにかして眺める以上に楽しむことが出来ないか。闇の市場ならではのルートで、彼女はついにその欲望を叶えるすべを手に入れたのだ。
「……でもただ使うだけじゃつまらないわよね……そう、戦い。戦いが人の血を熱くさせるのよ」
 蓮は机の上にカードを数枚ならべ、試しに1つを具現化させる。蒼い炎が立ち上がり、やがて1匹の羽根妖精へと姿を変えた。
「風の乙女、皆に報せてちょうだい。具現する力を試したい者と戦いを欲する者は、その提供場所があるということをね」
 妖精は小さく頷き、一陣の風となって消えていった。
 蓮は満足げにひとつ息を吐き出すと煙管(きせる)の煙を深く吸い込む。
「さて……どんな強者が来るかしら」

●戦いの舞台を求めて
 ほの暗い店内に足を踏み入れた瞬間、巳主神・冴那(みすがみ・さえな)は全身をぞくりと震わせた。
「……すごいわ、ここ……霊気で満たされてる……」
 照明らしきものは壁と机に置かれたろうそくの炎だけだ。ちらちらと揺れる炎に照らされたアンティークの調度品達は、まるで生きているかのように様々な表情をみせる。
 狭い室内に所狭しと置かれた商品達を眺めながら奥へ進むと、精霊の呼びかけで集まった者達の控え室へ到着した。そこにはすでに何人か到着しており、始まりの時を待っていた。
「あなたも参加者?」
 壁際に佇んでいた田中・緋玻(たなか・あけは)が、薄い笑いを浮かべながら声をかけてきた。ゆっくりと振り返り、冴那は小さく頷く。
「もうそろそろ時間じゃね、挑戦者はこれだけじゃろうか?」
 ひょいと腰かけていた机から飛び下り、本郷・源(ほんごう・みなと)はうきうきと冴那と緋玻それぞれの顔を眺める。
 壁にかけられた柱時計がボーン……と低い音を響かせた。約束の時間をしらせる音とともに、蓮が闇の中から姿を現した。
 丁度その時だった。元気に店の入り口を開き、海原・みあお(うなばら・ー)が飛び込んできた。
「ギリギリセーフ!」
 小鳥を思わせる、軽やかな足取りでみあおは一同に駆け寄る。
「海原みあお、13歳! カードバトルに参加しまーっす!」
「カードは?」
 みあおはすっと数枚のカードを差出し、蓮の前にかざすように見せた。
「みあおは戦闘能力……あんまりないかもしれないけど、戦えるんだから!」
「確かにカードを確認したわ。丁度4人……対戦には十分ね」
 くるりときびすを返し、蓮は左手の扉に手をかざした。重くきしむ扉がゆっくりと開き、さらに奥へ進む道が開かれる。
「ようこそアンティークショップ・レンへ。あなた達の実力、見せてもらうわ」

●戦いの準備
 その部屋は入り口からは想像も出来ない程広い部屋だった。
 20畳は軽くあるだろう。床に埋められた大理石が自ら光を放ち、部屋を全体的に明るく見せる。
「ここが戦いの場所……」
「さあ、まずは誰と誰でいきましょうか?」
 蓮の言葉に、参加者は互いの顔を見合わせる。最初に立候補を名乗り出たのはみあおだった。
「なら、元気なあなたが最初ね。対戦相手は私がきめようかしら……」
「あたしでよければ相手をさせてもらうよ」
 一歩前に進みでて、緋玻は鬼の絵が描かれたカードを1枚かざす。
「そう、では決まりね。この指輪をつけて真ん中に来て頂戴」
 それぞれに指輪を手渡し、部屋の中央部まで案内すると、蓮は2枚のカードを裏返しの状態でみあおと緋玻にみせた。
「これはそれぞれ得意な舞台を記すカード。運が良ければ自分の得意な世界で戦えるわ……さ、どちらを選ぶ?」
「これってみあおが勝手に決めちゃっていいの?」
 みあおはちらりと緋玻を見ながら言った。少し肩をすくめて緋玻は同意の態度を示す。
「いいわよ。舞台選択のハンディキャップをあげる。もっとも、あなたの得意世界が選べられるかはあなた次第だけどね」
「だいじょーぶ! みあお、こういうの得意だもん!」
 何のためらいもなく、みあおは1枚のカードを引き抜いた。途端、2人の周囲の大理石が輝きを失い、足元に夜の都市群が広がった。
「舞台は『夜の東京都心』! 両者カードに指輪をかざして具現を!」
 2人は用意したカードをそれぞれ1枚取り出し、指輪をはめた手をかざした。
 途端、カードから発生した青い光がみあおの身体を包み、美しい青い翼をもつ少女の姿へと変化した。
「……あれ?」
 ゆっくりと瞳をあけたみあおは、目の前の緋玻が何の変化もしてないのに気付き、きょとんと首をかしげる。よく見ればこめかみあたりに角のようなものが見えるが、みあおはそれにまだ気付いていない。
「緋玻は何も変化なし……?」
「ええ、これでいいのよ。さ、始めましょうか」
 すっと緋玻は目を細める。鋭い狩人の視線にみあおはぐっと唇を噛み締めた。
 
●真剣勝負
 勝負は接戦だった。
 高低差のある地形を生かし、みあおは右往左往に飛び回り相手を翻弄させていく。
 高いバランス能力と跳躍力で緋玻はみあおの後を追い、次々と炎を撃ちだす。ひらりと髪一重でかわし、みあおは時折反撃とばかりに強風を叩き付けた。
「へえ……やるじゃない……でも、狩りはあたしの方が経験が上だね!」
 ビルの壁を崖のぼりの要領で駆け上がり、緋玻は強く壁を蹴り上げた。

 戦いの舞台は空間をねじ曲げられ、挑戦者達の姿が常に見られるようにされていた。単に空間を小さくさせているわけではなく、術の発動時は全身を、顔が見たい時はカメラがよった形にと、観客が今見たい映像を映し出してくれる。それはさながら、思い通りのカメラワークで動く映画をみている気分だった。
「面白い活劇じゃのー!」
 みあおが用意したと思われる菓子を勝手につまみ、源は興味しんしんといった様子で眼前に広がる画面を見つめていた。
「……そのお菓子、みあおちゃんのものじゃないかしら」
 ぽつりと冴那はそう呟きながら、舞台を指差す。その先には、ぷうと顔を膨らませて源を睨みつけている、みあおの姿があった。
「たくさんあるんじゃ、これぐらい食べても問題ないじゃろうて」
 カラカラと笑い、源は2つめの菓子袋の封を開ける。
「だめー!」
 みあおの叫び声が上がった。その途端、青い鳥の羽が虚空から出現し、お菓子に覆いかぶさるように積もっていった。菓子を取ろうとすればするほど、山積みとなった鳥の羽の中へ埋もれていく。
「く……っ、これでは次の菓子が取れないではないか……!」
「なるほど、これは良い方法ね」
 くすくすと笑う冴那の手にはいつの間にかチョコレート菓子が握られていた。
「その菓子は………! 冴那、いつの間に!」
「ちょっとだけ、口寂しさを紛らわすのに、ね」
 そう言いながら、冴那は肩に絡み付いている蛇に、チョコレート菓子を1本与えてやった。
「……あら、そろそろ決着が着きそうね」
 みあおが外に注意を向けた一瞬の隙をついて、緋玻はみあおの首を掴み上げた。
「さあ、遊びはそろそろ終わりにしようか……」
 緋玻の目がすっと細くなり、徐々に手に力が込められる。
「……うっ……」
 みあおは苦痛に顔を歪めながら、腰のポケットから1枚のカードを取り出した。
「……お願い……みあおに奇跡を!」

●奇跡の天使
 まばゆいばかりの輝きがみあおの全身から放たれた。青い鳥の羽が宙に舞い、鳥娘だった少女は身体中に生えていた羽が抜け落ち、真っ白な翼が背中から生えていた。
「天使……?」
 呆気にとられていた緋玻に、みあおの召還獣である小鳥達が次々と緋玻に飛びかかった。
「……っ! この程度に……やられるあたしだと思ったのかしら?」
 はっと我に返った緋玻は小鳥達を片端からたたき落とす。次の行動の隙を与えないうちに、緋玻は素早くみあおに駆け寄り、背中へかかとをたたき落とした。
「きゃんっ!」
 みあおはきりもみ状態でビルの谷間へと落ちていく。地面にぶつかろうとした寸前、街路樹達が重なるように倒れてみあおを優しく受け止めた。
「とどめっ!」
 身体に炎をまとい、緋玻は弾丸のようにみあおに突撃した。気配に気付き、みあおは慌てて身を起こす。
「はいっそれまで!」
 パリン……とガラスのように空間が飛び散り、2人は元の姿に戻っていた。
「………っと」
 数歩よろめき立ち止まると、緋玻は不満げに蓮を睨みつける。
「最後の一撃、やらせてくれても良かったんじゃないかしら」
「あら、勝負は決まっていたわ……決着をついた勝負を続ける必要はないでしょう?」
 蓮は有無を言わさぬ笑顔でそう言葉を返した。
 
●食の戦い
「さーって、いよいよ源の番じゃな!」
 残っていたポテトチップスを口に放り込み、源は意気揚々と中央へ歩み寄った。
「ちょ、ちょっとー! みあおのお菓子全然ないじゃないー!」
 残された菓子の数を数えながら、みあおは非難の声をあげる。お菓子の袋は未開封のものより中身が空っぽのものの方が多かった。さすが恐るべきは獣の食欲。
「さつまいものチップスはなかなかに美味じゃったぞ!」
 からからと笑う源。しょんぼりと、残ったお菓子に手を伸ばすみあおの肩を冴那が軽く叩く。
「頑張ったご褒美に、あとでパフェをおごってあげるわ……」
「本当?」
「ええ、だから大人しく観戦してね」
 衣擦れの音を残し、冴那は静かに舞台へと進んでいった。
「さて、と……カードはどちらが引いたほうがいいかしら」
「冴那が引いてかまわんぞ。ただし、源の得意舞台の時は……源のいう戦い方で戦ってもらうからな」
 源は瞳の奥を輝かせて、何かを企んでいる子供のような表情を浮かべた。
 それに反論することなく、冴那はするりと1枚のカードを引き抜く。
「……これは……屋台?」
 ブ……ンと鈍い音が響き、2人の目の前に小さな屋台が姿を現した。赤ちょうちんが屋根の端に揺れ、だしのきいたおでんの香りと湯気がほかほかと立ち上っている。
「よし、源の得意舞台じゃな! たくさん飲んで食べて、もう駄目だと思った方が負けじゃ、ええな?」
「大食い大会……? ええと、召還獣は可能かしら」
 冴那は源でなく、あえて蓮に問いかけた。一応、彼女が審判の役目をしていると判断したからだ。
「使える技は全部使ってかまわないわ。なんでもありがルールですもの」
「そう……ならば」
 冴那は1枚のカードを具現化させる。するとどこからともなく、しゅるしゅると音をあげて、部屋を埋め尽くさんばかりの無数の蛇達が集まってきた。
「この子達で、お相手するわ」
 
●餓鬼の食卓
 その光景はまさに地獄絵図だった。
 常人では考えられないスピードで源は酒やおでんを口の中へ、いや、異次元空間の頬袋へと放り込んでいく。その姿はさながら、冬眠を間近に控えたリスが餌を必死に詰め込んでいるかのようだ。
 その隣では、大小様々の蛇が皿の上に置かれた食事をむさぼり、酒をビンごと飲み干していた。
「……なんか……食欲なくなっちゃった」
 観戦していたみあおは口元に手をあてながら呟いた。
「確かに、あまり見ていて気持ちの良い光景ではないね……」
 げっそりとした様子で緋玻が言葉を返す。
 蛇は食事の限界が近付くとボトリと地面に落ち、新たな蛇がまたはい上がり食べ物に食らい付いていく。
 無制限に湧き出る蛇達と、その傍らで一心不乱にむさぼる少女。
「蓮ー…これ止めさせた方がいいと思うよ?」
「そうね……確かにこれは……」
 これ以上勝負を続けても、進展無しと判断した蓮はパチンと指を鳴らした。
 途端、居酒屋の屋台も、料理も、その付近に這い回っていた蛇達も泡のように掻ききえた。
「おおっ? なんじゃ、もう終わりか?」
 口の回りについた味噌を拭き取り、源は目を瞬かせる。
「ええと……普通に行きましょう、普通に。今度は問答無用の全員参加で!」
 言うが早いか蓮はカードを具現化させた。部屋全体が深いジャングルへと変化した。
「誰が勝ち抜くか。楽しませてもらうわよ……」
 
●終焉(しゅうえん)
「ああ、いけない……日が沈んでしまうわ……」
 もう薄暗い外に気付き、蓮はそう言葉をもらした。
 太陽が完全に姿を隠した瞬間、音も無くジャングル地帯は掻き消えて元通りの部屋へと戻ってしまった。
「……あ、あれ?」
「ごめんなさい。結界の効力、太陽が昇っている間だけなの」
 すまなそうに蓮は小さく笑う。
「でも、面白かった! 久しぶりに思いっきり暴れられたもんね!」
「そうじゃな、みあおもなかなかに強かったぞ」
 先程まで接戦を行っていたはずのみあおと源は仲良く笑いあった。その姿を眺めながら緋玻はさりげなく蓮に問いかける。
「そういえば……結界で起こったことはそのまま持続するの?」
 もう怪我は見えないが、痛みが走る腕をさり気なく押さえる。毒蛇に噛まれた場合、毒は徐々に効いてくる。応急処置を施してはいるが、もし効果が現実にも続くのであれば適切な処理をしなくてはならない。
「大丈夫よ、感覚は残るけど外傷は消えてなくなるわ。毒も無論に、ね」
「そう……なら良いのだけど……」
「そんなに心配なら医者に看てもらった方が良いわよ。あなたみたいなのを専門に扱っている医者を紹介してあげるから」
 召還した白い蛇を首に巻き、冴那はさらりと告げた。どうやら召還術そのものは結界でなくても使用出来るようだ。
「ずいぶんと詳しそうね……」
「ええ、は虫類の店を経営してるもの。時折、蛇に噛まれたとかと言って、苦情をしてくるお客さまもいるのよ。そういう人のために専門医やでも、この子達は決して無闇に人を噛まないわ……自分達のミスを棚に上げているのが殆どよ」
 冴那の表情はどことなく寂しげであった。笑顔を殆ど見せない彼女は憂いた表情のまま、そっと蛇を撫でている。
「カードバトル、楽しんで頂けたかしら?」
 新酒のワイン(未成年にはオレンジジュース)を振る舞い、蓮は指輪を返してもらいながら問いかけた。
「ひさしぶりに大暴れできて、気分転換には丁度良かったわね」
 背伸びをしながら緋玻は満足げに息を吐き出す。
「そうだ、ほら……みんなの格好よいシーンちゃんと撮れたんだよ!」
 みあおの持っていたデジカメに、それぞれの戦闘シーンの映像がおさめられていた。光源もあまりなく、撮影環境もあまり良いとは言い切れなかったはずだが、特製のレンズを使用しているため思う通りの映像が得られるらしい。
「おお、源が見事に映っておる! そのデジカメ、源によこすのじゃ!」
「だめっ! これはお姉様から預かった大切なものなんだから!」
「まあまあ、2人とも。後でプリントアウトしてもらえばよいじゃない」
 2人をなだめる蓮。彼女らに帰り道の灯火となる鬼火を渡しながらさりげなく問いかけた。
「また、素敵なカードを手に入れたら是非とも披露しに来てちょうだいね。アンティークショップ・レンはあなた達みたいな客を待っているんだから……」

◇ハムスターの威力
「このカードはな、このようなことも出来るのじゃ」
 何処から用意したのか少し小玉のスイカを源は軽々と一口でほお張った。呆気にとられる一行をよそに源は次々と頬袋の中へスイカを放りこんでいく。
「ちょっと……ひとつ聞いていいかしら?」
「なんじゃ」
 4個目のスイカをくわえこもうとした源は、声をかけて来た冴那に目線だけ向けた。
「そのスイカ、食べた後どうなるの?」
「ああ、いつでも取り出しは可能じゃよ」
 言うなり、源は先程入れたばかりのスイカを取り出した。ほんのりと歯形がくっついているのはご愛嬌といったところか。
「まさに異次元ポケ……もとい頬袋ね」
 先程の大食い競争で放り込まれたものとスイカが一緒になっている様子を思わず想像してしまったが、取り出してもらったスイカにはおでんの汁が1滴もついていない。どういう構造になっているのかもはや想像すら出来ないが、源いわく、入れたものは別々に保存されて、いつでも自由に出し入れが出来るという。
「そっか、それじゃお引っ越しの時便利だね♪」
「……源は椅子や机は喰わぬぞ?」
「えーっ、だって何でも入るんでしょ?」
「それとこれとは話が別じゃ! 第一、食の文化の国でも机と椅子は喰わぬと相場が決まっておろうに!」
「まあ、確かに何でも入ったら……ちょっと怖いわね」
 源の食べっぷりにおびえている蛇達をちらりと見ながら、冴那が呟いた。
「なんじゃ、そっちの蛇も食べるのか?」
「……この子達にあまりストレスを与えないでもらえるかしら」
 じろりと冴那は源を睨みつける。蛇に睨まれた小動物のように源はビクリと全身を強張らせた。
 ボーン……と部屋の向こうから柱時計の音が鳴り響いた。
「あ……そろそろ帰る時間じゃの」
 残っていたスイカを全部詰め込み、源はカードの変化を解除させる。
「迎えのものが来るから、源は先に帰らさせて頂くとするかの」
 そう言うと足取り軽く、源は入り口へと駆けていった。
 のんびりとその姿を見送るみあおに蓮がさり気なく告げる。
「……いいの? お菓子、残り全部あの子が持っていったみたいよ?」
「ええっ!?」

 迎えに来ていた車の中で、源は獲得品のクッキーを満足げにほお張った。
「うん、美味じゃ。今日は本当に面白い1日じゃったの♪」

おわり
 
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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号/  PC名  /性別/ 年齢/ 職業 】
 0376/巳主神・ 冴那/女性/600/ペットショップオーナー
 1108/本郷 ・ 源 /女性/ 6 /オーナー 小学生 獣人
 1415/海原 ・みあお/女性/ 13/小学生
 2240/田中 ・ 緋玻/女性/900/翻訳家
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■         ライター通信          ■
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 お待たせ致しました。
「激闘! カードバトル」をお届けします。

 どこぞでカードゲームやアニメを思い出された方もおられるかもしれませんが、ノリはあんなかんじでやりつつも、谷口テイストでお送りしております。
 今回は久しぶりにまともな戦闘を描写した気がします。普段、日常生活ばかり書いていたので、やはりどことなくまったり空気が出てしまっていますが、その辺はご愛嬌ということで。
 
本郷様:ご参加有り難うございました。ハ、ハム……ハムスター……!(落ち着け)ハムスターに獣化だなんてぇええっ! そんな素敵設定の方に参加して頂き、至極光栄です! イヤ、もう本当に!

 東京怪談カードの何かしら利用法はないかと、カードの具現化に今回挑戦してみましたが、実際これを怪談世界で売り物にしたら売れるような気に達しました。でもカード集めと閲覧が主な目的の蓮は決してやらないでしょうね。

 それではまた次の物語でお会いしましょう
 
 文章執筆:谷口舞