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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


容疑者その数……。

 新年早々、よくこれだけ人が集まったものだ。
 人で一杯になった境内には参拝客であふれかえっていて、誰もが思うだろう事を考えていた盛岬りょうもその参拝客の一人である。
「そろそろ帰るか」
「そうね、まあ進めそうにないけど」
 今回こうしてここにこようと言いだしたのは彼女、三日月リリィ。
 誘われなければ来なかった場所という物は、大抵何かが起きる物。
 それにここは人の多すぎる場所だからその確立が跳ね上がる事に気付いたのは後の話だ。
 ドンとぶつかった男相手に、今日何度目かの現象が起きる。
 たまにだが……こうして自分の意志とは関係なく何かが見える事があるのだ。
 別に幻覚などではない、不安定なものだがちょっとした予知や誰かの記憶を見るような物と考えて貰えればよい。
「あー、また……っ!」
 見えたのは、自分の財布だったのだ。
 慌ててポケットを探る。
「無い!」
 慌ててあたりを見渡すも時既に遅し、犯人は人混みに紛れて消えていた。
「やられた!」
 これが連続した悪質なスリ犯の仕業であると解ったのは、偶々近くにいて……同じように財布を取られた草間武彦に話を聞いてからの事である。

【光月・羽澄】

 丁寧な動作で自らの着物を着付け、髪をアップにまとめてから薄紅の花飾りを髪に挿す。
 どこかおかしい所はないか鏡で確認してからうなずいてから、もう一度鑑の前で回り確認してみる。
 青から薄青のグラデーションの振袖は十分に光月羽澄の華やかさを引き出している、それ以上に丁寧な支度なのはこれから会う相手のおかげだろう。
 なにしろ年が明けて始めて会う日なのだから。
「そろそろ行かなきゃ」
 時計を確認し、軽い足取りで待ち合わせ場所に向かう。
 天気も良くて本当に良かった。
 雪が積もっていたら歩くのが大変だし、約束の時間に間に合わなかったかも知れない。
 付いたのは、時間ちょうど。
「おまたせ、伊織」
 羽澄に気付いた相手に柔らかく微笑む
「あけましておめでとう」
「おめでとう、今年もよろしく」
 挨拶をしてから、二人で並んであるく事暫し。
 最初の方はそれほどでもなかったのだが、想像以上に人が多い。
 今年は天気がいいためだろう。
 人混みに流されないようにしている内に、子供が足下にけつまずきかけたのを慌てて支える。
「大丈夫?」
「うんっ」
 着物を着ているか上にこの人混みだから、慣れていなければきっと誰もがこうなるだろう。
「す、すみませんでした」
 母親が手を繋ぎ直す下のを確認してから顔をあげると隣にいた伊織の姿が何処にも見あたらない事に気付く。
「……伊織?」
 名前を呼んでみるが返事はない。
 どうやら考えるまでもなく、今のではぐれたようだ。
 止まっていられたのは、小さな子供が転んだのを考慮しての事だろうが……ほんの少しだけ離れ居たために流されてしまった様である。
 もしくは羽澄が立ち止まった事に気付くのが遅れて進んでしまい、引き返せないのかも知れない。
 この人混みだから無理に引き返すのも大変な苦労だし逆流するのにも迷惑がかかる。
 携帯を取り出すが、上手く繋がらない。
 きっと、同じようにはぐれて携帯を使っているからだろう。
「困ったわね……」
 とにかく人混みから少しでも離れた場所に移動しようとした時に、良く知った人の声が聞こえた。
「おとなしくっ……」
 間違いなく、りょうの物だ。
「何してるのよ」
「や、まあ……いきなり跳び蹴りをって、羽澄」
「人が集まってきてるわよ」
 ここでようやくギャラリーが居る事に気付いたのか、気を取り直し可愛らしい七五三の服を身にまとった悠と也に向き直る。
「なんて言われてきたんだよ」
 二人は元気良く手を上げ。
「お年玉なの〜☆」
「遊んでくるの〜♪」
 その答えに納得し、立ち上がってから服に付いた埃を払う間に悠と也が可愛らしい巾着の中から出した紙には『二人をよろしくお願いします by悠也』のメッセージ。
「悪いな、財布すられたから無理」
「えー」
「自慢して言うことじゃないわね」
「そうよね」
 同じくうなずいたのは、薄い桜色の着物を着たリリィ。
 ため息を付いた時に、背後からかけられる声。
「何があったの?」
 騒ぎを気にかけて声をかけたのは紫色の着物を着た綾和泉汐耶、それと紅い着物を着たメノウ。
「それがスリにあったって……」
「新年早々災難ですね」
 それだけで状況を理解した汐耶に、悠と也が声をそろえてお辞儀をする。
「あけましておめでとーございます」
 それにあわせ羽澄と汐耶も挨拶を返した。
「あけましておめでとうございます」
「あけましておめでとう」
 ちなみに、新年早々財布をすられた知り合いがもう一人いた事が解ったのは、すこしだけ先の話。


 世間という物は、意外に狭いものだ。
 こんなに身近にスリにあった知人が居るのだから。
「飲み過ぎよ、武彦さん」
「そうです、義兄さん」
「うっ……」
 珍しくできた暇を利用してきた黒地の着物でシックに決めているシュライン・エマと暖かい色合いが可愛らしい零、その二人に攻められているのが、もう一人の財布をすられた人物。草間武彦である。
「もう少し早くお会いできていれば良かったのですが」
「そんな事無いですよ」
 残念そうな口調で天薙撫子。華やかな振り袖がよく似合っているのは、着物を普段から着ているおかげだろう。 
 知り合いもここまで揃えば十分だ。
 そして、こうして目の前に被害者が居る以上。スリはどうにかしなければならない問題だろう。
「二人の財布だったらナハトに頼めばいいんじゃない」
 羽澄の提案にシュラインも納得する。
「いいかも知れないわね」
「わーい、ナハッちゃんと遊ぶですー」
「楽しみですーー」
 ナハトが来ると解り悠と也の二人も楽しげである。
「ナハトに? でもこの人混みで……」
「無理だったら人型になってきて貰ったら? 幸い、ここらは電話繋がるみたいだし」
「つかれんだよなーあれ、まあいいか」
 携帯を取りだしたりょうがスッと息を整えて一言。
「『厳粛で破る事の出来ない夜』大丈夫か、ナハト……ああ、鍵よろしく」
 携帯をしまい、視線が集まっている事に気付いたりょうが顔を上げる。
「今のがナハトを戻す言葉な。あー、寝む。とりあえず、すぐ来るってさ」
「その間に話をまとめましょうか、草間さんも燃料切れで大変そうだし」
「そっちは気にしなくってもいいわ。少しぐらい我慢してよね、武彦さん」
 燃料、もといタバコ切れで本当に元気が無くなってきていたが、それは置いといて撫子が話を進める。
「どのような状況だったのですか?」
「まあお約束にぶつかってきた相手で、偶々気付いたから解ったけど、腕はまあ良かったな」
「慣れてると言う事ですね、特徴は?」
 汐耶の言葉に、りょうが上を見上げた。
 思い出そうとしているらしい。
「背は、俺より低かったな……で、髪が明るい茶だったようなー、服が黒っぽかった」
 身長以外は全部証言が曖昧だ。
「とりあえずりょうさんには考えて貰ってて、武彦さんは?」
 職業柄、目敏いはずだろう。
「盗られたとしたら、あの時だな。やけに歩くのじゃましてる奴が居たから……今考えてみればスリの常套手段だ」
 こうもあっさりとしてやられた事に、くやしそうな草間。
「常套手段なのですか?」
「そうね、例えばこう……」
 普通は撫子や汐耶のようにスリの手口に詳しくなくてもおかしくはない。その事に気付いて羽澄とシュラインが説明を始めた。
「りょうがされたみたいにぶつかって注意を引いた隙には良く聞く手だけど、二人以上でやればもっと別な事が出来るのよ」
「例えば私が人混みの中でゆっくり歩いてると前を見るでしょう、そうするともう一人が……」
「横から近づいて財布をすり盗る、これでお終い」
 もちろんそれなりの技術が必要だが、ばれたとしてももう一人が何かの理由を付けて王のを邪魔すれば逃げる確率はずっと高くなる。
 すぐには出てこずとも、一度聞きさえすれば確かにどこかで聞いた事のあるような話だ。
「そうなると犯人は複数ね」
「組織だっての犯行かも知れないから、そっちを当たってみるわ。りょうはどう?」
「思い出した、茶髪の帽子被ってたんだ、ニッとのな、色は黒。それでスニーカーが青」
 話を聞き羽澄がまとめていく、後で連絡を取る為だ。
「それで調べてみるわ」
「了解」
「お願いね、羽澄ちゃん」
「統率が取れていない可能性も考慮して、囮をして捉えると言う事も」
「それもそうだな」
 極めて迅速に捕まえていく計画が立てられていく。
「犯人さんも馬鹿ですよね、盛岬さんと草間さんに手を出さなければもう少し普通に捕まっていただろうし」
「本当に、そう思います」
「私もそう思うわ……」
 汐耶にメノウとリリィも同意する。
 明らかに犯人の捕まるカウントダウンは始まっていたし、待っているのは末路という言葉に相応しい物になると言う予想は容易に想像できそうな事だった。



 囮をしてスリを捕まえる方法とこっちから追い込むと言う事でそれぞれ別行動を取り始める。
「はぐれたって話だけど、大丈夫なの羽澄ちゃん?」
「だから、早く終わらせちゃいましょ」
「ナハトも来たみたいだしな」
 人混みの中でも背が高いために解りやすい、微塵も迷わない辺りは流石と言えよう。
「鍵は?」
「これでいいんだろ」
 りょうに鍵を渡してから、羽澄がニコリと微笑む。
「あけましておめでとう、ナハト」
「……あけまして……っ!」
 途中で言葉が途切れたのは、隙を狙って攻撃を仕掛けた悠と也のキックが思いっきり脇腹へと決まった所為である。
「ナハちゃんにもうぃんですー☆」
「やりましたー♪」
 大はしゃぎする二人。
 いくら力が押さえられているからとはいえ、はっきり言って隙だらけでだ。
「意外に運無いよな、お前も」
「………言うな」
 体勢を立て直すナハトを羽澄が見上げる。
「大丈夫、ナハト?」
「この程度、何ともない」
「そう、よかった。じゃあお願いね」
「……?」
 事情を解っていないナハトに財布がすられた事を説明し、後を追うように言う。
 つまり、警察犬代わりである。
「出来ない事はないが……」
 犬扱いだ。
 仕方がない、犬なのだから。
「頑張ってね」
「ナハちゃんゴーです」
「出番です!」
 拒否権など無い。
「財布無かったらずーーーっとドックフードよ」
 リリィに念を押され、歩き出したナハトにりょうが待ったを書ける。
「悪いナハト、これ以上無理だから犬に戻れな」
「なっ、ちょっとまっ!」
 大慌てで人混みを抜けて走り去り、少ししてから戻ってきたのは犬の姿であった。
「どういう事?」
「乗っかりたいですー」
「戻すと疲れるんだって。いいぞー」
 悠となりが乗っかったまま、とりあえず移動する。
「だって前は何事もなかったように戻してたじゃない」
「あん時はちょっとドーピングしてたからな。何もしてなかったら眠くてしょうがないんだ」
「コーヒー買ってこようか? 小銭ぐらいならあるから」
 あくびを繰り返すりょうを見かねたリリィにりょうが少し別の事を頼む。
「……どうせならさっき近くで御神酒配ってたからそれじゃだめか? 何か回復しそうだし」
「コーヒーね」
「……頼む」
 笑顔で念を押され、渋々りょうがうなずく。
 草間が財布をすられたのが酒が入っていた所為もある筈なのに、まったく反省が生かされていないのだから。
「本当にしょうがないわね、っと……少し待ってて」
 かかってきた電話に出た羽澄は、先ほど調べていた落ち合い場所が解ったようだ。
「とにかくそこに向かって、スリが来たら捕まえましょうか」
「いくですナハちゃん!」
「ナーちゃんはっしーん!」
「……目立ちすぎだろ?」
 良くも悪くもこの顔ぶれは目立っている。
 このまま行っても逃げられるのではないかと心配しているりょうに、羽澄が大丈夫という。
「それは安心して、そうじゃなかったら一人で行ってるわ」
 その言葉が意味してるのが何処だと言うことは、見ればハッキリと解った。
 羽澄が連れて行ったのは人で一杯のファミリーレストラン。
 何も裏で行う行為が人目に付かない場所である必要はない、それぞれの席に座り会話や食事に集中しているのなら他の席に目がいく事はない。むしろ堂々としてさえいれば、逆に安全とすらいえるだろう。
「盲点だよなぁ」
「それじゃ行きましょうか」
「ちょっとまて、ナハトは無理だ」
 大抵のレストランはペット禁止だ。
「もう一回……」
「眠いから却下、ナハトはここで待機な」
 リードを近くの気に縛り付けて完了。
「またあとでですー」
「おとなしくしてるんですよー」
 悠と也に言われ、半ば諦めたようにナハトはその場に座っていた。
 とにかくレストランに事情を話すと、意外に快く通してくれる。
 どうやら日頃から態度が良くない客が居るらしく、その人達じゃないかとウエイトレスは意外に協力的だった。
 近くの席に客として案内して貰い、様子をうかがう。
「あの席ね」
「二人か……」
 他に仲間はいるかも知れないが、手早く捕まえて後で話を聞けばいいだろう。
「……財布の恨みを思い知れ」
「物騒な事言わないで」
「しょーがないだろ」
 リリィに怒られて反論し書けるが羽澄がそれを止める。
「決定的瞬間よ」
 素早く視線を動かす、見ればテーブルの下に置いてある鞄から財布を取りだし中身だけをまとめて計算し始めていた。
「財布の数は……四つか五つも女物混ざってるから間違いないわ」
 決定的な証拠だろう。
「りょうが話しかけてみて、逃げたら捕まえるから」
「了解」
「手を出しちゃ駄目よ」
「……相手によるな」
 席を立ったりょうが、スリ二人の居るテーブルに手を付いて睨みを利かせる。
「話し、あんだけどよ?」
 脅えるスリ二人。
 ここだけ見たらどっちが悪人か解らないところだが、効果はあったらしい。
 一人が呼称の入った瓶を投げつけ、怯んだ隙に逃げ出しもう一人も逃げ出す。
「ってめっ!!!」
「うわ!」
 何もしてないのに転ぶ男が一人。
「もうっ」
 穏便に行こうと思っていたのに、店内はちっとした騒ぎだ。
 羽澄はもう一人をあっさりと転ばせて、店員に連絡するように伝える。
「駄目だっていったじゃない」
「手は出してねぇ」
「財布は?」
 ハタと動きを止めて、鞄をひっくり返すとまだ財布が出てきた。
「………俺のが無い」
「だから暴れないでっていったでしょ、ここに戻ってこないかも知れないじゃない」
「うう……」
 今さら呻いても自業自得。
「ナハちゃん呼んでるですよー」
「えっ!?」
 呼び止める前に、悠と也は外へと走っていく。
 羽澄達も急いで後を追う。
「ナハト!?」
「あの人怪しいですよー」
「今度こそナハちゃん発進です!」
「ーーっ! アレだ、あいつだ俺の財布盗った奴!」
 逃げる男はなかなかに足が速く、人混みに紛れてしまう。
「とにかく追わないと!」
「解ってる!」
 人混みのなかを追っていると、男は流れの緩い部分を見つけたのかそちらに流れるように移動していく。
「……大丈夫みたい」
「どういう……あっ!」
 逃げるのに流れが緩いところを選んだのだろうが、理由さえ解れば簡単な事だった。
 流れがゆっくりなのはそこに悠也が居るからで、悠也が居ると言うことは……。
 まるで能役者のような紋付き袴の悠也がザッと扇を閉じるだけで、回りから黄色い悲鳴が上がった。
 流れるような動きで額へと突きつけただけで、スリの男は雰囲気に飲まれ動かなくなる。
 トンと扇で額を突くと糸が切れたようにその場に座り込んだ。
 どうやらこれでスリの件は落ち着いたようである。
「あけまして、おめでとうございます」
 悠也はニコリと微笑んだ。



 結局あの場所でスリを行っていた人数は5名、全員キッチリ捕まり窃盗の容疑以外にチカンや器物破損の罪をプラスされて警察に届けられたそうだ。
 チカンの罪はよく解らないと証言。
 もちろん警察は信じなかった。
 器物破損は、スリグループがたまり場にしていた、ファミリーレストランが請求した物のようである。
 日頃の行いは大事だという良い教訓である。
「あーー、よかった!」
「これでタバコが買えるっ!」
 本来は証拠品として色々手間取るところだったのかも知れないが、そこら辺を端折るのは犯人を捕まえた特権だと勝手に納得。
 喜んでいる二人はさておき、これからはゆっくり出来る。
「仕切直しにしましょうか」
「はい、おみくじとかも引いてみたいです」
 今度こそ、何事もなくすませたい物だ。
「ご一緒しましょう」
「わたくしもまだお参りを済ませていませんでした」
 それが終わったら、いつものように興信所に行くのもいいかも知れない。
 きっと、こうして決めなかったとしても興信所で会っていた事だろうから。
「私たちは住ませてしまいましたから、向こうの甘酒を配っているところで待ってます。行きましょうか、メノウちゃん」
「はい、お姉さん」
 この人混みで二回も祈るのは大変だ。
「解ったわ、じゃあまた後で」
「羽澄はどうするんだ?」
「そうね、私はお汁粉でも……あっ、伊織」
 人混みの中で、羽澄を見つけて駆け寄ってくる人物が一人。
「私行くわ。今年も宜しく」
 ナハトを撫でてから、手を振る。
「ああ、今年もよろしく」
「良かったね、羽澄ちゃん」
 ニコリと微笑んでから、羽澄は人混みの中へと紛れていった。



     【終わり】

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【0086/シュライン・エマ/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【0164/斎・悠也/男性/21歳/大学生・バイトでホスト】
【0328/天薙・撫子/女性/18歳/大学生(巫女)】
【1282/光月・羽澄/女性/18歳/高校生・歌手・調達屋胡弓堂バイト店員】
【1449/綾和泉・汐耶 /女性/23歳/司書 】

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■         ライター通信          ■
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あけましておめでとうございます。
参加していただいた皆様、ありがとうございました。

今回の個別部分はオープニング。
事件部分で犯人追跡編が羽澄ちゃんと悠也君。
囮編がシュラインさんと汐耶さんと撫子さんです。

楽しんでいただけたら幸いです。
ちなみに余談にはなりますが、おせちの里芋の煮っ転がしを揚げてから作ると味がしみておいしい。
というのは私が食べたおせちでおいしかったものであったりします。
本当においしかったのでよかったら試してみた下さい。

それではまたお会いできる時をお待ちしてます。