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<東京怪談ウェブゲーム アンティークショップ・レン>


呪いの手鏡
「蓮さん〜、助けてくださいぃ〜!」
 情けない声を上げながら、いつもの黒ローブ姿になぜかうさ耳をつけた少年――朝野時人が店の中へ駆け込んでくる。
「ん、どうしたんだい?」
 時人はこのアンティークショップ・レンの常連ではあるのだが、こうも奇妙なかっこうで来たのははじめてで、蓮も思わず目をぱちくりさせてしまう。
「実は、僕、呪いにかかっちゃったみたいでっ……でも自分ではどうしようもなくて、それで、ここに来れば助けてもらえるかなって……うわ〜ん!」
 言いながら時人は蓮に抱きついて、わぁわぁ声を上げて泣き出してしまう。
「まあ……そりゃ、困ってるって言うなら誰か人を探すくらいはするけど……いったい、どうしたっていうんだい。そのかっこうも、まさか呪いのせいだって言うんじゃないだろうね?」
「そのまさかなんですよ……!」
 涙で顔をべたべたにしながら、時人はぽつりぽつりと説明をはじめた。
 どうやら、がらくた市で古い手鏡を見つけたのがすべてのはじまりらしい。
 なにか魔法のかかっている品だということはわかったのだが、どんな魔法がかかっているのかまではわからず、とりあえずということで買って帰ったらしい。
 だが、その魔法というのが、どちらかというと呪いに近いものらしく――このような姿になってしまった、ということなのだそうだ。
「人を鏡の中の世界に引き込んで、役を割り振りしてその世界の住人にしちゃうっていう呪いみたいなんですけど……幸い、戻って来れたは来れたんですけど、耳が……耳が取れないんですよ〜!」
「なるほど……でも、うさぎの耳って、いったいどんな世界なんだい。そこは……」
「アリスです。不思議の国のアリスによく似た世界でした」
 なるほど、だからうさぎの耳なのか。思わず納得してしまい、蓮は時人から見えないように、こっそりと笑った。

「どうも、こんにちは」
 戸を開けて入ってきたのは、大きなカバンを抱えた気の弱そうな茶髪の青年だった。礼儀正しく頭を下げると、にこりと微笑む。
「ああ、よく来たね」
 蓮が青年に向かって笑みを返す。お茶を飲んでいた他の3人――朝野時人、天音神孝、真名神慶悟はそれぞれに会釈した。
「あの人は?」
 うさ耳をぴょこぴょこさせつつ、時人は首を傾げる。
「凍鶴ふぶき。ああ見えて、そこそこ筋のいい陰陽師さ」
「そうなんですね。よろしくお願いします」
 時人はにこりと笑みを返した。
「こちらこそ。あ、蓮さん、ちょっとお手洗い借りてもいいですか?」
「ああ、いいよ。場所はわかるね?」
「大丈夫です。じゃあ、お借りします」
 きっちりと頭を下げると、ふぶきは手洗いへ入っていく。
 そうしてしばらくして、手洗いから出てきたときには――なぜか、ふぶきは白タキシードに白マントを着込み、黒いシルクハットをかぶった奇妙な姿になっていた。肩のあたりには、小さな雪だるまがふよふよと浮かんでいる。
 ふぶきは静かに手洗いのドアを閉めると正面に向き直り、時人たちに向かってポーズをキメる。
「はーっはっはっは! 怪盗ベンティスカ、ここに参上!」
「……」
 時人はそれを見て、思わずエクトプラズムを吐きそうになる。
「……ああ見えて、腕は確かだから」
 そんな時人を慰めるように、蓮が時人の肩をぽんと叩く。
「でもあれが同業か……少しフクザツだな」
 慶悟がぽつりとつぶやく。
 ふぶきは他の人間の複雑そうな表情にも気づかずに、華麗にポーズを取りつづけていた。

 そのようにしてなんとか全員がそろうと、時人は懐から小さな、古ぼけた手鏡を取り出した。
「これが……その、手鏡です」
「それで、どうやってこの鏡の中に入ったんだ?」
 孝が訊ねる。
「大した力は感じなかったので、とりあえずは汚いし磨いておこうかなと思って鏡面に触ったら、身体が吸い込まれて……気づいたらお茶会に招かれてたんです」
「お茶会、え。そのときにはもう、ウサギに?」
 慶悟に問われて、時人は首を横に振る。
「いえ、お茶会で、三月ウサギが言ったんです。『この世界のことを聞きたいんだったら、まずはこの世界のものを口にしなけりゃ』って」
「それで、大人しく食べちゃったんだ? おいしかった?」
 わくわくしていそうな様子で慧那が言う。時人は照れたようにえへへ、と笑った。
「お茶を飲むまでは絶対に口も聞かないっていうものだから……つい。あ、お茶はすごくおいしかったです!」
「……なるほど。こっちの世界にはどうやって戻ってきたんだ?」
「ええっと……ちょっとお茶を飲んでから、僕、もとの世界に戻らなくちゃって思って、とりあえずは席を立ったんです。それで歩いてるうちに、なぜか穴に落ちちゃって……気づいたら、自分の部屋にいました。……耳、生えてましたけど」
 孝に答えながら、時人は耳をしょぼんとさせる。どうやら、この耳は可動式らしい。
「世界のどこかに出入り口があるってことか。……だとすると厄介だな。行ったらそのまま戻ってこられないなんてことにもなりかねない」
「ええーっ! それじゃ困るよ、私、学校もあるのに!」
「我輩もそれは困るな。予備校に行かなければ……」
 慧那とふぶきが口々に言う。
「予備校……?」
 それを聞いて孝が怪訝な顔をした。
「き、気にしてはいかんぞ! 男は思い切りが大切なのだ!」
「なにを言っているのかよくわからないが、聞かないでやった方がよさそうだ」
 こっそりと慶悟が孝にささやく。そうだな、と孝はうなずき返し、時人に向きなおる。
「とにかく、中に飛び込んでみないことには話ははじまらねえみたいだな?」
「ご、ごめんなさい! 危ないことに巻き込んじゃって……その」
「気にすることないって。いざとなったら俺が脱出させてやるさ」
「天音神さん、そんなことできたんだ!」
 すごぉい、と慧那が声を上げる。
「ならば、早く行くとしよう。……明日は模試があるので今日中に帰らなければならんのだ」
「……模試?」
 慧那が首を傾げる。ふぶきはぶゎさっ、とマントをひるがえすと、不敵な笑みを浮かべてごまかした。
「鏡はちゃあんと預かっておくからね。安心して行っておいで」
 蓮がにこりと笑んで言う。
 4人はそれを聞くと、それぞれに鏡面へと手を伸ばした。

「……あれ……?」
 気づけば、慧那は原っぱには不釣合いなテーブルに向かっていた。
 テーブルには真っ白なテーブルクロスがかけてあって、その上にはティーセットやお菓子が置いてある。
 テーブルについていたのは、慧那以外には4人と1匹だった。先ほど、レンに集まっていた4人と――それから、頭に藁くずをくっつけた、奇妙な姿のウサギ。どうやら、あれが時人の言っていた三月ウサギのようだ。
「やあ、ようこそ! なんでもない日を祝うお茶会へ! さあ、まずはみんなで乾杯しようじゃないか、話はそれからだ!」
 ティーポットを振り上げつつ、妙に甲高い声で三月ウサギが言う。
「でも、これを食べたらウサ耳が生えたりするんだろう? だとしたら、あまり気は進まないな」
 慶悟が三月ウサギに向かって言う。すると三月ウサギは一瞬動きを止めたあとで、また、最初にしたのと同じようにティーポットを振り上げる。
「やあ、ようこそ! なんでもない日を祝うお茶会へ! さあ、まずはみんなで乾杯しようじゃないか、話はそれからだ!」
「……どうやら、お茶会に参加しないとこれ以上の情報は得られないみたいだな」
 孝がため息をついて、テーブルの上のクッキーに手を伸ばす。
 仕方ないな、というふうに、他の3人もそれぞれ目の前のお菓子やお茶に手を出した。
 すると、次々に4人の身体に変化が起こる。
 まず最初に変化したのは慧那だった。ヤマネの耳と尻尾が生える。最後に、ちょんちょん、とオマケのように可愛らしいヒゲも生えた。
「夕乃瀬さんはヤマネかあ……なんだか可愛い」
 負けず劣らすファンシーな様子の時人が、自分のことを棚に上げて言う。だが誉められて悪い気はしなかったので、慧那は小さく笑った。
 次に変化したのは孝だ。頭にぴょこんと猫耳が生える。……正直、あまり似合っていない。だが、ニヤリと笑った顔は確かにチェシャ猫のようで、なるほどと慧那はうなずいた。
「……なんだ、我輩は特に変わりがないようだな」
 それを見ていたふぶきが、つまらなさそうにつぶやく。
「もしかしたら俺たちはいかれ帽子屋、ということじゃないか?」
 いつの間にかシルクハットをかぶっていた慶悟が言う。
「ああ、そっか、ベンティスカさんは元々、帽子、かぶってるもんね!」
 発見になんだか嬉しくなって、慧那は明るく言った。それを聞いたふぶきはやはり、つまらなさそうに口をとがらせる。
「これでキミたちもこの国の住人、というわけだ。さあ、まずは乾杯だ!」
 4人がそれぞれ変化したのを見届けると、三月ウサギが嬉しそうに叫ぶ。
「乾杯もいいが、まずはどういうことなのか説明してもらえないか?」
 手の中で帽子をもてあそびながら、慶悟が訊ねる。すると三月ウサギは困ったように首を傾げた。
「どういうこと……って言われてもなあ。ここは不思議の国なのさ。住人になるにはこの国の食べものを口にしなくっちゃあいけない。この国の食べものを口にした人間は、だんだんこの国の住人にふさわしい姿へ変わっていくんだ」
「つまりはなにも知らねえ、ってことか」
 孝ががっかりするのにあわせて、猫耳もぴょこぴょこと動く。その様子がなんだかおかしくて、慧那はティーカップに口をつけるふりをしながら、こっそり笑った。
「それなら、式神を飛ばすまでだ」
 言いながら慶悟は懐から霊符を取り出す。そうして口の中でもごもごとつぶやくと、霊符は式神に――は変わらず、なぜかころころとしたヤマネの姿になった。
「え、なんで式神が……」
 驚いて慧那は声を上げる。慶悟が符術に失敗したところなど慧那は見たことがなかったから、テーブルの上をのそのそと歩くヤマネを見つめながら目をぱちくりとさせた。
「いや、こいつは俺の式神だ。……姿はヤマネだが」
「え? ど、どういうこと?」
「この世界では、どんなものでもこの世界の住人になってしまうのさ」
 三月ウサギがポットから直にお茶を飲みながらウインクする。
「じゃあ……私のもなのかな」
 慧那が試しに式紙を切り抜いて力を込めてみると、普段はただの人型になるはずの式神は、なぜか力をこめたとたんにウサ耳の生えた人型になる。
「まさか我輩のスノーゴーレムも!?」
 あわてた様子で、ふぶきが式神である雪だるまを召喚する。
 雪だるまはなぜか青いリボンをつけ、青いワンピースを来た姿……アリスの姿になっていた。
「……」
 それを見た時人は口許を押さえて、不自然に目元を笑ませた。どうやら、笑い出したいのを必死にこらえているらしい。
 慧那もそれは同じだった。見ると、慶悟も孝も、不自然に雪だるまから視線をそらし、あさっての方を見ている。
「な、なんだというのだ! 我輩のスノーゴーレム……なかなかプリティではないか!」
 自分でも吹き出しそうになりながら、ふぶきは必死に雪だるまを弁護する。だが、それをまともに聞くものは誰一人としていなかった。
 雪だるまは拗ねたのか、ふぶきのシルクハットの上でぴょこんぴょこんと飛び跳ねる。
「……三月ウサギクン、なにか近頃変わったことはないかね!」
 ふぶきは三月ウサギに指を突きつけ、強引に話題を変える。
「変わったこと、ねえ。ここはなにしろ不思議の国、変わってないことのほうが珍しいや」
 三月ウサギは雪だるまがアリスのコスプレをしているというのにまったく動じずに、にこにこと答える。
「なら、逆に聞くけどよ、『変わってないこと』はあったかい?」
 孝がやはりあさっての方を向いたまま、三月ウサギに向かって訊ねる。
「変わってないことっていえば、女王さまがいい女王さまだってことくらいだね」
「……それは怪しいな」
 慶悟が遠くを見たままで、顎に手を当ててうなずく。
 たしかにおかしい、と慧那も思った。
 なにしろ、不思議の国のアリスに出てくる女王というのは、とにかくとんでもない人物なのだ。すぐに「首を切れ」と叫ぶ。いい女王さま、という言葉がこれほど似合わない人物もいないだろう。
「じゃあ、女王さまに会いに行こうよ!」
「そうだな。……それで、あんたは女王がどこにいるか知っているのか?」
 慶悟が器用に雪だるまから視線をそらしつつ、三月ウサギの方を見て言う。
「女王さまはお城にいるよ。お城に行くならティーポットに入らなくっちゃ。まずはヤマネからね」
 三月ウサギの指した先には、無理をすれば人ひとりが入れそうな大きさのティーポットがあった。だが、慧那ならともかく、慶悟や孝は逆立ちしたって入れなさそうだ。
「そんなところにどうやって入れというのだッ!」
 びしっ、と三月ウサギに指を突きつけ、ふぶきがポーズをキメる。アリス姿の雪だるまが、その上から紙ふぶきを散らしていた。
「ここは不思議の国なんだし……入れるかどうかだけでも試してみませんか?」
 時人がひかえめに提案する。依頼人の言葉ならば、とふぶきは指を引っ込める。
「じゃあ、私から入ってみるね」
 ヤマネから――という指定に従い、慧那はテーブルの上にのぼる。
 そうしてティーポットのフタをあけると、思い切って頭から中に入ってみる。
「きゃ、きゃあっ!」
 外から見るとただのティーポットなのに、中は意外に深くて広い。
 少し頭を入れただけだというのに、慧那は吸い込まれるようにティーポットの中へと落ちていった。

「げ、げふっ」
 慧那と時人の下敷きにされて、ふぶきは低くうめきを上げた。そんなふぶきを、アリスのコスプレをした雪だるまが心配げに見守っている。
「ご、ごめんなさい! 大丈夫ですか?」
「ごめんね、ベンティスカさん……平気?」
 時人と慧那が口々に言うと、ふぶきは下敷きにされたままで不敵に笑った。怪盗とはいついかなるときでもカッコをつけなければならない、というのがふぶきの持論だ。
「どうやら、ここが女王の城みてえだな」
 そんな3人の様子はさらりと流して、器用に着地した孝があたりを見回しながら言う。
「だとすると……女王はあの中か」
 慶悟が視線を向けた方には、重厚な鉄の扉があった。重そうな扉が、ぎぎ……とひとりでに開く。
「どなたかいらしたの?」
 そして出てきたのは、女王というよりはアリスにふさわしそうな、ふっくらとばら色の頬をした金髪の少女だった。
「あんたが『女王』だな?」
 慶悟が訊ねると、少女は笑みを浮かべてうなずく。
「ええ、私がこの国の女王よ」
「あの! だったら、呪いを解いてください!」
 ふぶきの上から降りて、ウサ耳をぴょこぴょこさせながら時人が言う。
「呪い……?」
 なんのことだかわからない、とでも言いたげに少女は首を傾げる。
「なんかね、私たち、鏡の中に吸い込まれちゃって……それで、気がついたらここにいたの。ここのものを食べたらこんなカッコになっちゃうし、どうやって外に出たらいいかわからないし、困ってるの。私たちは天音神さんのおかげで外に出れるみたいだけど、それって、他にも困る人がいるんじゃないかと思うの」
 慧那もふぶきの上から降りて、必死になって訴える。ヤマネのかっこうは確かに可愛らしいが、ずっとこのままでここにいなくてはならない、というのは困るのだ。
「そんなことを言われても……私、どうしたらいいのかしら」
「なにか、現世に執着があるんだろうな」
 それを見て慶悟が言った。
「現世? 執着? どういうことですか?」
 振り返って時人が首を傾げる。
「そのお嬢さんはもう生きていない。魂だけの状態だな」
「そんな……」
 少女がまるでショックを受けたかのようによろめく。
「もし心残りがあるんなら、できることなら叶えるさ。なんだって言ってみな」
「行くべきところがわからないなら、道を示すくらいならできる」
 孝のあとを慶悟が続ける。
 少女はしばらくうつむいていたが、顔を上げると震える声で言った。
「私……一度でいいから、にぎやかに大勢の方々とお祝いのパーティをしてみたいわ」
「だったら、私たちがお祝いするよ! ね、ほら、5人もいるんだもん。寂しいんだったら、私とか真名神さんが式神呼ぶよ!」
「我輩もちょっとガンバってスノーゴーレムを大きくしようではないか! ……どうせだからリボンも2割増で」
 ふぶきがマントをひるがえす。どうやら、意外にアリスのコスプレをした雪だるまを気に入っているらしい。
 ふぶきは少女に歩みよると軽く指を打ち鳴らし、氷でできたバラの花を1本、少女へ向かって差し出した。
「……ありがとう」
 少女はバラの花を受け取ると、それを胸に押し抱いて微笑んだ。
「すごーい、ベンティスカさんって本物の手品師みたい!」
 慧那がぱちぱちと手を叩く。ふぶきはくるりと振り返ると、ポーズをキメながらニヤリと笑う。
「すごいのは確かに認めよう! だが! 我輩は怪盗……いや今の場合は陰陽師であって手品師ではないッ!」
「なんか、ああいうのを聞くと陰陽師って何者なんだって気になってくるな」
 ぽそり、と孝がつぶやく。
「あんなかっこうをしている陰陽師は他にいないと思う。レアケースだな」
 慶悟がこっそりと孝に言う。
 それを聞きつけたふぶきは、なにか言いたげにぶるぶると震えている。だが、たしかに特殊なかっこうをしているのは自覚しているのか、言い返す言葉もないようだ。
「それじゃあ、お茶の準備をしなくっちゃ!」
 ウサギのようにぴょこぴょこはねつつ、時人が言う。
 それを見て、4人はそれぞれにマントを翻したり、うなずいたり、猫耳をぴくぴくさせたり、肩をすくめたりしたのだった。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
【2521 / 夕乃瀬・慧那 / 女性 / 15歳 / 女子高生/へっぽこ陰陽師】
【2130 / 凍鶴・ふぶき / 男性 / 18歳 / 予備校生陰陽師兼怪盗】
【1990 / 天音神・孝 / 男性 / 367歳 / フリーの運び屋・フリーター・異世界監視員】
【0389 / 真名神・慶悟 / 男性 / 20歳 / 陰陽師】

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■         ライター通信          ■
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 こんにちは、二度目の発注ありがとうございます。今回執筆を担当させていただきました、ライターの浅葉里樹です。
 今回もふぶきさんには思い切りハジケていただこう! と思いまして、ベンティスカさんの扮装をさせてしまいました。毎回ドアから入ってくるのもナンかなあ、と思ったもので、一度普通に入ってきた後でトイレで着替える――などという真似をさせてしまったのですが、ここまでやってしまっても大丈夫だったかな、と実はドキドキしています。
 今回は雪だるまにアリスのコスプレまでさせてしまいましたし……自分としてはアリスのコスプレをした雪だるまは可愛いのではないか、と思わないでもないのですが、どんなものでしたでしょうか。
 お楽しみいただけていれば、大変嬉しく思います。
 もしよろしかったら、ご意見・ご感想・リクエストなどございましたらお寄せいただけると喜びます。
 今回はありがとうございました。