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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


調査コードネーム:ブルーアース
執筆ライター  :水上雪乃
調査組織名   :草間興信所
募集予定人数  :1人〜4人

------<オープニング>--------------------------------------

 地球に優しい、という言葉がある。
 人間の傲慢を示す言葉だ。
 この星に人が住めなくなっても、星はまったく困らない。
 困るのは、人間の方だろう。
 人間という名の害虫が滅び去ったあと、地母神(ガイア)は何千年か何万年かの時間をかけて自らの肉体を再生するだろう。
 いずれにしても、星の生命からみれは一瞬に等しい時間だ。
 人間と地球では、かくもスケールに差がある。
 にもかかわらず地球に優しくとは。
 全知全能の存在がいるとすれば、身の程知らずの卑小な無毛な猿たちに笑い転げるだろう。
 地球が優しいから、人類が存在できるのだ。
 もし星が人間を拒絶したなら、人間など一日も生きられぬ。
「それは事実だとは思うけどな。改めていわれるとムカつくものがあるぜ」
 タバコの煙と一緒に不快感を吐き出すのは、怪奇探偵の異名を奉られる男だ。
 本名を草間武彦という。
「べつにわたしの意見じゃないわよ」
 肩をすくめる女性。
 札幌在住の大学助教授で、新山綾という。
「わーってるよ。で?」
「で、とは?」
「綾がわざわざ東京まで来たってことは、なにか事件があったってことだろ」
「まあねー」
「そして、俺には拒否権がないんだな?」
「まあねー」
「ふざけてる?」
「まあねー」
 ふざけた口調で言い放ち、デスクの上に資料を投げ出す女。
 苦虫をまとめて数匹かみ潰しながら、草間が目を通す。
「ふん‥‥新興宗教ねぇ‥‥」
 一読した探偵の顔が、ますます不機嫌になった。
 彼自身は宗教に関して何の興味もないが、宗教の名を語って利潤を追求している宗教屋に好意を持ち得ないのは事実だった。
「宗教団体ブルーアース。ここ最近、爆発的に信者を増やしてるわ」
「べつに増えたっていいじゃねえか。一応この国には信教の自由ってものがあるんだしな」
「そりゃそうよ。ブタの頭を拝もうが邪神を崇めようが個人の自由ってもんね。けど‥‥」
「死人が出た?」
「そゆこと」
 この宗教団体には、もともと警視庁からの内偵が入っていた。
 きな臭い噂があったからだ。
 教祖が超能力者だとか、秘密兵器を開発しているとか。
 荒唐無稽だが財政基盤やその他に不審点があったのは事実だ。
 そして警視庁は潜入捜査をおこない、結果として潜入していた三名の捜査員からの連絡が途絶える。
「ちなみに、三人とも死体があがってるわ」
「で、次は俺らが潜入するわけか。稲積の野郎だな? 考えたのは」
「正解〜〜」
「でかいヤマになりそうだな‥‥」
 呟き。
 紫煙が、ゆらゆらと大気に模様を描く。












※新シリーズ「星の女神」です。
 まずは序章☆
※水上雪乃の新作シナリオは、通常、毎週月曜日にアップされます。
 受付開始は午後8時からです。


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ブルーアース

 じつのところ、政治家や科学者が宗教や超常現象にのめり込むケースは少なくない。
 神をも恐れぬおこないをしているくせに。
 否、だからこそ畏れを抱くものなのかもしれない。
 アドルフ・ヒトラーもそうだった。
 秦の始皇帝もそうだった。
 唐帝国の太宗李世民も、例外ではなかった。
 中国史上最高の名君と呼ばれた皇帝ですら、晩年には医師を遠ざけて、怪しげな呪術師を側に置いている。
 それは、人の心の黄昏に入り込む魔物。
 人生が下り坂へと向かうとき、誰しもが死を恐れる。
 死だけではない。
 すべてのものを恐れるようになる。
 若さとは何かを得ようとすること。老いとは何かを失うまいとすること。
 失う恐怖から逃れるため、彼らは宗教や超常現象にすがる。
「暗合としても、やるせないものがあるわよね」
 シュライン・エマが言った。
 新宿の一角にある古ぼけたビル。
 いつもの探偵事務所である。
「強い心を持ち続けるのは難しいもんさ。いつかは俺たちも坂をくだる」
 不機嫌そうに煙を吐き出すのは巫灰慈だ。
 ある調査のために参集したメンバーである。
 彼の他に、宮小路皇騎、吉岡歌音、葛生摩耶、新山綾、草間武彦の五名が、問題の宗教団体に潜入することになっている。
 そうそうたるメンバーなのは、怪奇探偵と魔女が細心の注意を払って選出したからだ。
 すでに警視庁の捜査員が三人、死体で発見されている。
 状況からみて「消された」ことは疑う余地もない。
 生半可なスタッフで臨むわけにはいかなかった。
 だから、同業の歌音や宮小路の御曹司を引き込んだのである。
 摩耶に関しては、彼女自身の職業が潜入に向いている。
「俺と綾。武さんとシュラインが夫婦っていう名目で入信だな」
「んやー シュラインと俺は名目じゃないけどな」
 余計なことをいった怪奇探偵。
 戸籍上、姓の変わった蒼眸の美女が頬を染め、
「せからしかっ!」
 夫になったばかりの男を蹴り飛ばした。
 なかなか個性的な夫婦愛である。
「へぇ。いつ?」
「今月の一二日‥‥」
「シュラインちゃんの誕生日じゃない。武彦って存外、ロマンチストねぇ」
「ほっといてあげてよ‥‥綾さん‥‥」
 げっそりと。
 シュラインが呟いた。
 歌音と摩耶がくすくすと笑う。
「そんなに無理しなくて良いのに」、と、瞳が語っていた。


 性風俗の店で働く女性が宗教にハマるケースは多い。
 ただし、鶏が先か卵が先かは微妙なところではある。
 お布施なり喜捨なりのために身体を売ることも良くある話だし、このような仕事をしているからこそ神仏に頼ろうとするのも珍しい話ではないから。
 一般に風俗嬢は大きく稼いでると思われがちだが、じつはそんなことはない。
 客の支払う金のすべてが入ってくるわけではないのだ。
 ほとんどのソープランドは折半だし、ファッションヘルスなどでは店が六割を持っていく。
 しかも、風俗に保証はない。
 完全歩合制といって、一日に一人も客につかなければ無収入だ。
 これを「ちゃっぴき」という。
 幸いなことに、摩耶はそういう憂き目にあったことはないが。
 まさに浮き沈みの世界である。
 まあ、そんな世界にいればストレスだって溜まる。
 だいたい、好きこのんで風俗をやっている人間など一握りだ。たいていは生活のためだったり、借金返済のためだったりする。
 セックスという仕事は、端から見るよりずっとハードだ。
 考えてみずとも、一日に十数人に抱かれれば、どれだけ子宮に負担がかかるか。
 稼ぐためには寝なくてはならず、寝れば肉体がボロボロになる。
「因果な商売よ」
 苦笑めいた表情を、摩耶が浮かべる。
「そうね」
 ごく短く、歌音が応える。
 感想のようなものは口にしなかった。
 相手がそれを求めているとは思えなかったからである。
 それぞれの生き方、というやつだ。
 歌音は探偵として生きる道を選んだが、そうでないものを非難するつもりはない。
 風俗だろうが探偵だろうが、世間一般からはあまり良い評価をもらえる職業でもないのだし。
 せいぜい、
「孕まないようにな」
 と、散文的きわまりない忠告をする程度だ。
 今度こそはっきりと苦笑する摩耶。
「ピル飲んでるから平気よ」
「そうか。私は飲んだことがないが、どうなんだ? あれ」
「生理前のいらいらとか軽い方?」
「他人と比較したことがないからな」
「ようするに、その状態がずっと続くと思って」
「メリットとデメリットを比較すると、飲まない方が賢明だな」
「スポーツ選手とかには、わりと必需品だけどね」
「たしかに。試合は待ってくれないからな」
 シニカルな笑いを交わす。
 なんだかんだいっても、世の中は女が不利なようにできているものだ。
 怒るには値するが、べつに驚くには値しない。
 ところで、歌音と摩耶がコンビを組んでいるのには、当然、理由がある。
 潜入している七人は、いくつかのスタンスに別れている。
 草間とシュライン、巫と綾のカップルは、夫婦者の信者として。
 宮小路は、男性の単身者の信者として。
 歌音と摩耶は、女性単身者として入り込んだわけだが、摩耶を単独行動させるわけにはいかなかった。
 最年少の美女は、戦闘力と呼べるようなものの持ち合わせが、まったくないからである。
 ことが荒事に発展したとき、彼女をガードする人間が必要なのだ。
 そしてこの場合、男性スタッフがガードにつくのは、あまりにも意味がない。


 潜入から数日。
 これといった進展もないまま、七人は信者用の食堂に集まっていた。
「そっちはどうです?」
「ダメだな。あやしいところなんかありゃしねぇ」
 宮小路の言葉に、巫が肩をすくめる。
 一般信者が入れるような場所に、あやしいところなどなかった。
「ま、ただの信者にすら怪しまれていたらビックリだけどね」
 不味いお茶を不味そうにすすりつつ、シュラインが言った。
「殺された警官については調べなくて良いの?」
 ふと思いついたように、摩耶が訊ねる。
「意味がないからな」
 ぶっきらぼうに応える歌音。
 草間とは別の探偵社に勤務する彼女である。調査の本質というものを判っている。
 とはいえ、あまりにも説明不足である。
「つまり、こういうことさ」
 苦笑を浮かべた巫が説明を始めた。
 消された捜査官が何を掴んでいたとしても、それをいまさら怪奇探偵たちが知るのは至難である。
 資料もろとも消されているのは明白だからだ。
 それに、報道すらされていない事件を彼らが知っているというのは、教団がわに疑念を抱かせるだろう。
 下手をすれば「二次災害」だ。
「なるほど‥‥」
「リアクションを期待するという方法もありますが、やはり危険ですから」
 宮小路が引き継ぐ。
 現状、ブルーアースについては判らないことだらけだ。
 適当なところをつついてみるという方法もあるのだが、相手はすでに殺人のタブーを犯してしまっている。
 どのような危険があるのか判らない。
 それに、
「三人が、意図的に殺されたとは限らないしね」
 シュラインの言葉。
 人間は無謬ではいられない。必ずミスを犯す。
 それは犯罪者でも犯罪組織でも同じだ。
 もう何年も昔の話になるが、とあるカルト教団の被害者救済に当たっていた弁護士一家が行方不明になった。
 そして、弁護士の自宅には教団のバッジが落ちていた。
 当然、その教団が疑われるべきであろう。
 ところが教団側は「犯人がわざわざバッジを落とすことなどありえない。これは、われわれに罪を着せようとする宗教弾圧だ」と、主張した。
 呆れたことに、文化人やジャーナリストの多くがこの詭弁を信じたのだ。
 中には真相を追求する人々を、狂信者と一緒になって非難した文化人もいる。
 だが、事実は。
「いまでは、誰でも知ってるけどね」
 皮肉を含んで笑う。
 三人の警官が何かを掴んでいたという証拠はない。先走ったブルーアースが勢いで殺してしまったのかもしれない。
 あるいは警官だとも知らず。単なる事故死だったかもしれない。
「まあ、数学的な確率でいえばちょっとおかしいですが、可能性としてはありえます」
 宮小路が頷く。
 細心に、かつ大胆に。
 それが怪奇探偵の信条だ。
 いまはまだ、じっくりと様子を伺うのだ。
 必ず、動くべき時がくるから。


 そしてその時は、探偵たちが期待していたよりずっと早くきた。
「襲撃だぁっ!!!」
「守りを固めろっ!!」
 なんだか戦時中のような台詞が、教団本部に響き渡る。
 走り回る幹部たち。
 手には武器を持っている。
「銃刀法違反ですね。これだけでも逮捕できます」
 苦笑を浮かべる宮小路。
「それを言われると、俺としてはつらいところだな」
 草間が頭を掻く。
 彼の事務所にも、じつはピストルとか実弾とかが隠されているのだ。しかもそれを警視庁の稲積警視正は知っている。
 なかなかダーティーな関係のようにも思えるが、ときとして自衛力が必要な場合もあるのだ。
「それにしても、なんの騒ぎでしょうね?」
 摩耶が首をかしげる。
 彼らの扱いはあくまで一般信者なので、情報からは遠ざけられている。
「調べるしかねぇだろ」
 じつに楽しそうに腕まくりをしているのは、巫だ。
 積極攻撃型に属する彼としては、ここまで待ちの一手だったことにストレスを感じていたのかもしれない。
「騒動師‥‥」
 一応ツッコミをいれつつも、綾も楽しそうだ。
 なにしろ、最もあぶないカップルだから。
「とはいえ、いまが動くべきときってやつよね」
「そうだな」
 シュラインが立ちあがり、歌音がそれに続く。
 むろん彼らは非武装(まるごし)だが、この場合に必要なのは武器ではなくて勇気と機転だ。
「いくぜっ!」
「はい」
 巫と宮小路が先頭に立って走り出す。
 接近戦でこそ最大の力を発揮するふたりである。
 綾とシュラインがそれに続き、戦闘力の低い歌音と摩耶が後ろに控える。
 最後衛は草間だ。
 銃を扱わせればパーティーで一番の彼が後ろを守ることにより、より完璧なフォーメーションとなる。
 が、銃のない今は、ただのビンボー人である。
「貧乏は関係ないだろっ」
 あさっての方向に苦情を申し立てながら、怪奇探偵も走る。
 本部は混乱の極みにあった。
 突如として攻撃を受けたのだ。
 上空から。
 それは、まさしく異形の兵だった。
 伝説に登場する破壊神を模したような造形。
 万有引力の法則すら無視して宙に浮かんでいる。
 D・ギルバという固有名詞を持った物体であるが、むろんそんなことを知っている人間はいない。
「‥‥‥‥」
 両肩につけられた砲が火を吹く。
 砲弾でも弾丸でもなく、霊気の塊を射出するのだ。
 数千年の怨嗟が籠もった霊弾である。
 けたたましい笑い声をたてながら、悪霊どもが建物の中を飛び回る。
「う‥‥ぐ‥‥」
「なに‥‥これ‥‥」
 霊感のないシュラインや摩耶が膝をつく。
「とんでもないことになりましたね」
「驚いてばかりもいられないぜ。こいつらを何とかしないと」
「判っています」
 宮小路の符が飛び、
「寄る辺なき御霊っ! かしこみかしこみ申すっ!」
 柏手を打った巫の口から祝詞が流れる。
「協力する」
 愛想もなにもない口調の歌音だが、彼女の結界が悪霊の攻撃を弾き飛ばす。
 その隙に、
「大漁大漁」
 ほくほくと草間が武器を拾ってきた。
 ちゃっかりしている。
「あっちよっ! なんか騒いでるっ!!」
 綾が奥を指さした。
『OK!』
 駆けだす仲間たち。
 この期に及んで慎重論を唱えても意味がない。
 突進あるのみだ。
 ホールのようなところに躍り込む。
 そこで彼らが見たものは、対峙するふたつの勢力だった。
 一方はブルーアースの幹部だろう。
 五人ほどの男が少女を守るように立っている。
 他方は一人だ。否、こういうのを一人二人と数えるものかどうか。
 中世騎士の鎧を、さらに禍々しくしたような姿。
 どちらに味方するべきか、探偵たちが逡巡する。
 が、躊躇いは長くはなかった。
 草間の拳銃が立て続けに咆吼し、悪趣味なヨロイの周囲に弾痕を穿つ。
 ここは教団の幹部に恩を売っておくべきだ、というところだろう。
 もっとも、見るからに異形の怪物と、一五、六歳の見目麗しい美少女が戦っていれば、たいていの男が草間と同じ選択をするであろう。
 男のサガのようなものだ。
 そして、パーティーに男はあとふたりいる。
「仕方ないですね」
「おう。遺伝子の呼び声ってやつだ」
 苦笑した宮小路と巫が、相次いで援護攻撃を開始する。
「まったく‥‥」
 呆れるシュライン。
 ふと横を見ると、綾も肩をすくめていた。
 とはいえこれで人形が圧倒的不利になったことは事実である。
 男三人が実戦参加し、女性陣もすぐに飛び込める体勢だから。
「‥‥任務失敗」
 身を翻すギルバ。
 どん、と、衝撃波が襲う。
 小柄な歌音などは後ろにひっくり返ってしまったほどだ。
「くっ‥‥」
 膝をついた摩耶が眺めやる。
 人形の姿は、はるか上空にあった。
「逃げた‥‥?」
「賢明な判断ね」
 肩に手を置き、シュラインが告げる。
 怪奇探偵は、それぞれが実験を経験した猛者である。
 幾人もを同時に相手どるのは、勇敢を通り越して無謀というべきだろう。
 微笑を浮かべながら、教団幹部たちを見る。
 潮が引くように、男たちがさがった。
「必ずきてくださると信じておりました。護り手の方々」
 優雅に一礼する少女。
 ふん、と、巫が鼻を鳴らした。
 どうやら、すっかり素性がバレてしまっているようだ。
「事情、話してもらいますよ」
 表情を改め、宮小路が言った。
 巨大な穴が穿たれた天井から、燦々と陽光が降りそそいでいる。
 眩げに見上げる摩耶。
 美しくマニキュアを施した指先をかざして。
 軽い目眩。
 太陽を直視したためか。
 それとも、この星に迫る巨大な危機を予感したからだろうか。
 彼女自身にも判らなかった。


  エピローグ

「そうか‥‥金星の巫女の抹殺には失敗したか」
「御意‥‥」
「仕方あるまい。そうなにもかも思い通りに進むわけではないからな」
 くぐもった笑い。
 暗い暗い場所。
 幾千年の昔から、彼らはここにいる。
 太陽の光すら届かぬ場所。
 古来、太陽系の惑星は九つだと信じられてきた。
 マーキュリー、ヴィーナス、テラ、マーズ、ジュピター、サターン、ウラヌス、ネプチューン、ブルートー。
 しかし、本当は違う。
 この星界のなかで、ただひとり盟主たる太陽に弓引いたものがいるのだ。
 すなわち、一〇番目の惑星。
 魔王星ルシファー。
 太古の昔に忘れられ、見捨てられた暗黒の星。
「もう一度‥‥黒き矢を放つときも近い‥‥此度こそすべての星々を滅ぼし‥‥我らも消えよう‥‥永遠に‥‥」
 殷々と。
 何者かの声がこだましていた。









                         つづく




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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0086/ シュライン・エマ /女  / 26 / 翻訳家 興信所事務員
  (しゅらいん・えま)
0143/ 巫・灰慈     /男  / 26 / フリーライター 浄化屋
  (かんなぎ・はいじ)
2355/D・ギルバ     /男  /  4 / 破壊神の人形?
  (でぃー・ぎるば)
0461/ 宮小路・皇騎   /男  / 20 / 大学生 陰陽師
  (みやこうじ・こうき)
2535/吉岡・歌音     /女  / 27 / 探偵
  (よしおか・かのん)
1979/葛生・摩耶     /女  / 20 / 泡姫
  (くずう・まや)

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■         ライター通信          ■
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大変お待たせしました。
「ブルーアース」お届けいたします。
まずは序章です。
えらく大きな話になりそうなな予感です。
楽しんでいただけたら幸いです。

それでは、またお会いできることを祈って。



☆お知らせ☆

水上雪乃が主催するなりきりチャット「暁の女神亭」。
新企画が続々目白押しです。
もし良かったら覗いて見てくださいね☆