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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


学校の階段

●オープニング●
 草間武彦は大好きなマルボロを片手に、フっと白い息を吐いた。
 応接用のソファーにて向かい合うのは、黒縁メガネをかけた若い女。見るからに内気といった感じの女は俯いたまま、一度も声を発しようとしない。
 彼女が探偵としての草間を訪ねて来たのではない事がその面立ちから窺える。草間は苦々しい思いで女の言葉を待った。

 やがて女は蚊の鳴くような声で、言った。
「私、あの……都立新明学園中等部で理科の教諭をしておりまして……」
鞄の中から名詞を取り出し、草間と零に差し出す。
「大森順子(おおもりじゅんこ)と申します。あの……それで、こちらで怪奇現象を解決して下さると聞きまして――」
女は、壁の『怪奇ノ類 禁止!!』という張り紙を横目で見やり、俯きかげんで草間を見た。草間は
「まあ、何故だかそんな話ばかりですがね……」
と答える。そこで女はホッと胸を撫で下ろした。
「新明学園の理科室は四階に位置しているのですが、その……最近四階への階段に蹲る少女の霊を見るんです。それで、その少女の霊がいつも私の前に立ちはだかって……私、別に霊感が強いなんて事はありませんし、今まで一度もその類のものを見た事がナイので…実害はなくてもとても怖くて……。そもそも、他の教諭の方も、生徒も、その少女の霊を見た事がないと言うんです」
女の瞳が潤み始める。
「私、このままでは怖くて怖くて…授業にも身が入っていないと、先日も学園長にお叱りを受けてしまって……。ですから、お願いします!!お金はいくらでも出しますので、どうかその少女の霊を祓っていただけないでしょうか!!?」
 必死な女の顔に、草間はにこりと、満面の笑みを浮かべた。どうやら『お金はいくらでも』という単語が気に入ったらしい。

「では、何人か知り合いに当たってみましょう」
そう言って草間は、電話を取ったのだった。


●草間からの電話〜シュライン・エマ〜●
「はい、もしもし。――あら、武彦さん!!」
 電話口のシュラインの声音が嬉しそうに弾んだ。
「今?――ええ、大丈夫。それよりどうかしたの?」
草間の陰鬱な、それでいて心無し嬉々とした口調から何かを感じ取って、シュラインはスッと目を細めた。
 携帯の向こうからは、草間と零の他にも女の声が聞こえてくる。それが今日の依頼人か。
「とにかく、話はそっちに帰ってからでいいかしら?今買い物を終えた所だから――そうね、三十分過ぎには着くと思うわ」
腕時計をちらりと見やって言う。現在の時間は午後1時55分。切れた備品を買いに来ただけなので、ここから草間興信所はそう遠くない。
 シュラインは右手のビニール袋を持ち直すと、電話を切った。

 シュラインが草間興信所のドアを開けた時、そこには草間と零、それから依頼人と思しき女性の他にもう一人男の姿があった。黒いスーツを着用した、見目麗しき男――だがその口調は姿に似合わず軽い。
「あ、何々?もしかして、この美人さんも今回の仕事を?」
男は相澤蓮と名乗り、いやぁラッキーなどと言いながらシュラインの手を握った。
「ええ、そうですよ」
蓮の言葉に、零が困ったように笑んで言う。
 まだ承諾さえしていないのに、話が進んでいる。まあ結局是と頷くのだが。
「そちらが、依頼主さん?シュライン・エマと申します、よろしく」
シュラインは応接用のソファーに俯いて座る大森に右手を差し出した。大森はその手を縋るように握り締めて、深々と頭を下げた。
「どうぞよろしくお願い致します」

「――という事は、調度一ヶ月ほど前から見えるようになったのね……」
そう言って、シュラインは腕を組んだ。蓮と零は眉間に皺を寄せて、草間は煙草の紫煙を燻らせながら小首を傾げる。
「なるほど、確かに害はないようですね……」
「そうなんです。だから諸先生方は問題ないだろうと仰るのですが……。でも実害がなくても私にとっては恐ろしいのです。学園長にお願いして、何とか許可をいただきまして……それでこちらを紹介していただいたんです」
「その少女の霊に見覚えが?誰かに似ているとか、そういう事でも結構なのだけど」
その言葉に大森は首を振る。肩口で切りそろえられた漆黒の髪が、情けなさげに揺れた。
 大森が言うには、少女の霊を見始めたのは調度一月前の金曜日だという。
 その日五時間目の授業を終え職員室に帰った後、忘れ物に気付き慌てて四階へと上がったところ階段の中腹に白い服の少女が蹲っていた。少女は大森に気付くと両手を広げ、まるで通せんぼをするように立ちはだかった。その時は学校に忍び込んだ小学生か、あるいは先生方のお子さんかぐらいにしか思わなかった大森だが、その少女に影がない事に気付き呆然としたそうだ。
 その後は四階への階段を上るたび、少女が見えるらしい。
「問題はその霊が俺達にも見えるかって事だな」
「そうね。とりあえずは行ってみなければわからないわね」
「それならば今週の土曜の放課後、学園長に許可を取ってありますので、ぜひ!!」

そうしてシュラインと蓮は、その週の土曜、現地で他の協力者二人と合流する事になった。


●学校の幽霊―階段―●
 都立新明学園中等部四階の理科室に五つの影があった。一人は理科教諭・大森順子。そして後四人は草間武彦より依頼を譲渡された者達だった。
 昼過ぎという時間だが生徒達はとうに下校したらしく、学校に残るのは少数の職員だけだという事だ。
「それで、やっぱり少女の霊に見覚えはないのかしら?」
長い黒髪を首元で結ったシュラインが、確認するように尋ねた。中性的な美貌に笑みを浮かべて、大森の言葉を優しく促がす。
 大森は小さく首を振って
「先日草間興信所を伺った後、実家のアルバム等を調べても見たのですけれど……やはり記憶にありません」
「少女の特徴としては、大体10歳位の年頃で、白いワンピースを着ているという事よね。それで栗毛のおかっぱ、瞳の色は真っ黒。それから、はだし……」
「おかっぱという事は戦後の幽霊とかですかね」
「どうかねぇ。ここらへんが戦場だったって話は一切ないけどな」
 スーツ姿の美貌の主・蓮は、そう言って龍樹の言葉を否定する。
「ふん。さっさと階段へ行けばわかる事だろうが」
こちらは協調性の欠片も無い。龍樹と同様に年若い青年の名は、エティエンヌ。喪服の首から逆十字のペンダントを下げた、【学校】という場所では異質な出で立ちである。
「とにかく、少女の霊を見ることが先決ではないのか?」
「まあ、そうね。そうしましょうか」
エティエンヌの言葉に苦笑しながらシュラインが席を立った。

「案の定――と言った感じね」
「う〜ん。まあ、予想通りと言えばそうかもだけどね」
 階段の踊り場に立ち、シュラインと蓮が小さく呟いた。少女の霊は大森の言う【定位置】に見える事はなく、エティエンヌや龍樹にしても、階段におかしな所は見えないとため息をついた。何の変哲もない階段なのである。
「大森さん、今は見えてるのか?」
四階部分からシュライン達を見下ろし、龍樹は傍らの大森に尋ねた。大森は申し訳無さそうに首を振る。
「すみません。でも階段を下る時は、少女は不思議と見えないんです。……今日はどちらにせよ……」
「確かに、何の霊気も感じないな」
「何か少女を見る条件があるのかしら?大森さん、今日といつもの相違点なんてある?」
「そうですね……」
大森が何かを考える素振りをしている間に、龍樹とエティエンヌも階段を下りる。龍樹は調度少女の立っていたと思われる場所で止まると、
「ここら辺かな、少女が居たのは」
両手を広げて腰を落とす。
「大森さんを止めようとしている、とか」
「ああ、理科室に行かせないように〜とか?」
「理科室に限らず四階に行かせない為って可能性もあるわね」
「だけど本当に止めようとしているのか?」
「そうねえ。この程度では足止め食らわせるのが関の山でしょうし」
もう一度階段を上り、そして下り――それを何度も何度も繰り返しながら、シュラインが小首を傾げる。
「本当に止める気があるなら、もっと方法があると思うのよね。それに大森さんにしか見えない、というのが気になるし」
 この類の現象でこうも『何もない』というのは初めてだ。消せ切れない何かが残ってしかるべきだ。それはさながら足跡の様なモノ。
 結論付けるのは早いが、大森の思い込みという線が強そうだ。四人は大森を見上げ、微かな吐息を零した。


●●●
「大森さんはさあ、今現在楽しい?」
 大森の顔をひょいと覗き込んで、蓮が唐突に尋ねた。それまで深く俯いていた大森は、すぐ近くに現れた蓮に顔を真っ赤にする。
「俺はすっごく楽しいんだよ。こういう仕事だからこそ、大森さんにも会えたわけでしょ?」
満面に笑みを浮かべて、大森の目をじっと見つめて。そんな蓮を、三人は唖然と見上げた。こんな時に何をと思いながら、その問いの意味する所には『少女の霊』が存在する。それを思うと蓮の言葉を遮る事が出来ない。
「もし霊を見るのが嫌ならさ、やめる事だって出来るだろ。教師なんてやめちまえば簡単に見えなくなるわけだし。……違う?」
「そ、そうですけど。でも……」
「だけど大森さんが教師を続けるのは、学校が好きだから?子供が好きだから?それとも、やめられないから?」
確信に迫る蓮の瞳から目を逸らし、大森が一歩後ずさった。
「わ、私はやめたくないんです。学校も好きですし、生徒だっていい子達ばかりですし、理科の授業は楽しいし……」
早口でまくし立て、
「だからこそ、少女の霊を祓って欲しいんです……」
ポソリと呟く。
 大森は現状に満足がいっている。大切な事はそれだ。
 しかしそれが真実だとなると――これはまた、中々に難しい。
 すなわち少女の霊が実在するという事ならば、やはり不可思議な現象なのだ。少女が大森に何を訴えているのか、どうすれば少女が見えるのか。
 時間が刻々と過ぎてゆくなか、捜査はまた振り出しに戻った。


●時計●
 時計の針は調度午後二時をさしていた。
 理科室にて休憩を取った五人は、そのまま何をするともない。
 大森を前に一通りの質問を終えたシュラインは、ボールペンを指でもてあそびながら唸った。
「貴様に見えないとは、話にならんな」
理科室のドアに背中を預けて、エティエンヌが不機嫌に言う。彼の指す貴様とは大森の事だ。大森は肩身の狭い思いで俯いた。
「申し訳ありません」
この場合彼女を責めるのは筋違いというものだ。依頼を受けた以上それを成すのは四人の仕事で、それが出来ないとしても大森に責任はない。だが何の進展もない状況で誰が変わらぬ気持ちを保っていられるだろう。
「何言ってんの、大森さん。女性を守るのは男の務めさ。気にする事ねぇ」
すかさずフォローを入れる蓮にも、いささか覇気がない。
 龍樹に至っては一点を見つめたまま、言葉を発しもしなかった。
 背の高い影を作りながら、龍樹は何かを呟く。彼が見るのは黒板脇の時間割だ。理科室の使用時間と、担当教師の名前が記されたそれ――別にどうという事はない代物だ。
「新明学園七不思議……トイレの良子さん、水の無いプールでの水音、深夜の音楽室から聞こえるピアノの音……どれもこれも、聞いた事のある内容ね」
「そうなんです。この学園の七不思議は生徒が集めてきた噂話から出来ています。実際に七不思議が起こった事もないのですが、学園祭で「学園七不思議」という演目をメインとしてまして……」
「調度七つ――少女の霊は、七不思議じゃないみたいかな?」
「そう、ねぇ……」
メモを指で弾きながら、シュラインも蓮の言葉に肯定を示した。
 その頃にはどう足掻いても何の手がかりもつかめない様な気が、微かにし出していた。
 だがしかし龍樹の言葉で事件は進展を迎える事になる。
「なあ。これ、何か気にならないか」
 そう言って振り返った龍樹の指差すものを、シュラインと蓮は乗り出すように見た。
「それがどうかしたか?」
仏頂面を更に歪めて、エティエンヌが時間割を破り取る。
「時間割?」
「例えば、大森さんの理科室使用時間とか。14:30からは月・木・金に使ってる。この時間帯に使ってるのは大森さんで、大森さんはその前の時間……14:30までを火・水に使ってるわけだろ?」
「それが、どうしたって?」
蓮が更に身を乗り出して、エティエンヌの手から時間割を奪い取り、シュラインと大森の前に広げる。龍樹の言ったとおりに予定されているが、だからといってこれが何になるのか。
「あ、そう!!私が少女を見るのは、月・木・金の調度この時間です!!」
大森が笑顔で頷くと、三人の頭の中でも符合が弾けた。

黒板の上の時計が、午後二時二十分を知らせていた。


●白い服の少女●
「い、居ます!!!」
 階段に走り付くなり、大森が引きつった声を上げた。
「あ、あそこに……」
次第に細くなる声。しかし四人にはやはり何も映らない。昼間とただ一つ違うのは、踊り場の窓からの日が遠のいたという事だけだろう。
 それでも大森の瞳には確かに認識出来ているらしく、シュラインに縋る体は震えていた。
「落ち着いて、大森さん。私たちがいるから、大丈夫だから」
「は、はい……」
「少女は通せんぼをしてんのか?」
 訝しげな視線を彷徨わせながら、龍樹が手を広げてみせる。もちろん少女の【定位置】というわけにはいかないが、階段の下方の辺りに立っている。その隣には蓮が座り込み、少女を見ようと必死に目を眇めていた。
「多分……そうだと思います」
「多分?」
「はい。でも……何か……そう、貼り付けにされたイエス・キリストの様でも……」
躊躇いがちに続けて、大森がシュラインを見上げた。
「……確かに、手を広げてる意味はそれでも通じる……」
「つまり、助けて欲しいって事?」
大森さんに?と蓮は小首を傾げた。何も助けを求めるのなら、もっと霊力の高いものにすれば良いものを。あるいは、自分達のような怪奇を解決する存在に。
「張り付けにされた少女の霊――ね」
「貴様にしか見えぬのも、何か理由があるのだろう。見えぬのだから僕達に出来る事はもうないと思うがな」
毒気を抜かれたのか、あるいは興味が失せたのか、または何かの思惑があってか、エティエンヌは殊更冷たく言い放った。
「貴様の事だから、どうせ避けて通りでもしていたのだろう?危害を加える術も持たないようだし、触れてみるのもいいかもしれんぞ」
「……例えば少女の霊はずっとここにいたのかもしれないわね。それがどういう事か大森さんの波長が突然彼女に合った――とか、そういう事なのかしら」
「そんな!!」
何やら結論を出している二人に、大森が悲痛な声を上げた。相も変わらず瞳を潤ませて、懇願するようにシュラインを見上げる大森。
 そんな大森に向けて口元を引き上げた後、シュラインは大森の背をゆっくりと押した。
「きゃっ――」
 階下では目を見開いた二人の男、そして何かを叫ぶ声が遠くの方で聞こえた気がした。けれど大森の思考は少女の霊で埋め尽くされ、全てを恐怖が覆っていく。

 意識を失う大森が最後に見たのは、糸のようなか細い鎖に体中を縛られた、白い服の少女。そしてその少女の唇が造った薄い笑み――。

 何かが弾ける音が響いて、辺りは光に飲み込まれた。


●精霊の微笑み●
「……で?」
 郵便物を開いた零の背後から、妙に緊張した声が聞こえてきた。零は郵便物の中身を背後の男に差し出す。
 封筒の大きさの割りに、中身は少ない。
「だから、それ何?」
 満面の笑みでこの日を待っていただけに、郵便物の中身に草間は落胆を隠せない。
 大森順子から届いた封筒の中には、一枚の感謝文と二つの鉱石。エメラルドにも似ているが、光の当たり具合により様々に色を変える。
「綺麗ですよ、これ」
「確かにね」
『精霊の微笑み』を零に投げ渡して、草間は唸る。確かにとても素敵な贈り物だが、草間が望んでいたのは『札束』。
「精霊の微笑みという名前らしいですよ。――知ってます?」
「知るか」
煙草を灰皿に押し付けて、草間は机上に足を乗せた。
「伝承らしいですけど、『精霊の微笑み』は幸福を与えてくれる不思議なものだそうですよ。その微笑の主である精霊は『捕らわれの精霊』といって、何でも彼女に触れたものは望みを一つ叶えていただけるとか。その光を浴びたものも同様だという話ですけど」
「そうか」
「大森さんの依頼にあった少女が『捕らわれの精霊』だったみたいですよ」
「!!なにぃ!!?」
「ちなみに、シュラインさん達もその光を浴びたとか。それに『精霊の微笑み』もいただいたみたいですよ」
 動揺の為か舌を噛んだらしい草間に苦笑を向けつつ、零は付け加えた。
「それから、お兄さんの『精霊の微笑み』は割れてますよ」
 先程投げ渡した『精霊の微笑み』がまさか自身の足の下にあるとは気付かなかった草間。哀れにも自身の幸福を己で逃がした草間は、ただ口を開けるしかなかった――。


なにはともあれ。


 貴方の上に、祝福が落ちることを祈って……。



 終


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【0086 / シュライン・エマ / 女性 / 26歳 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【1870 / エティエンヌ・ラモール / 男性 / 17歳 / ネクロマンシー】
【1967 / 守久・龍樹(もりひさ・たつき)/ 男性 / 20歳 / 怪奇探偵】
【2295 / 相澤・蓮(あいざわ・れん)/ 男性 / 29歳 / しがないサラリーマン】

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■         ライター通信          ■
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はじめまして。ライターの『なち』と申します。この度は「学校の階段」に発注ありがとうございました。
東京怪談での初依頼という事もあって、緊張のしっ放しでしたがとても丁寧なプレイングをいただけてホッといたしました。
『草間からの電話』では、お客様によって異なっております。そこも併せてお読みいただけると、もっと深く物語りが伝わるかもしれません。
また、未熟な部分も多々あると思います。もしよろしければ苦情などお寄せいただけたら嬉しいです。

それでは、今回本当にありがとうございました。

また機会がありましたら、どうぞよろしくお願い致します。