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人の灯り、心のあかり (A)
○オープニング
ゴーストネット雑談掲示板を見ていた雫は首を捻った。
「なに?これ…?」
投稿者 竜爺 タイトル 助けて…
く、苦しい…。誰か…
(投稿時刻はほんの今、この人はここの良識ある常連。
いたずらをする人じゃない、何かあったのか!)
雫は管理人権限をフルに利用して彼の居場所を突き止め警察に通報した。
パソコンの前で意識を失っていた「彼」は駆けつけた警察官によって病院に運ばれる。
原因は軽い心臓発作。
今はもう、ほとんど回復して元気に看護婦さんの目を盗んでネットをしているらしい。
その人物から雫に手紙が届いた。それには助けてもらった礼と、『依頼』が書かれていたのだという。
「わしはいわゆる山林地主なんじゃが、わしの入院している間に愚息がわしの山や、家を売り払おうとしているようなんじゃ。
わしは売るつもりも無ければ山から離れる気も無い。山には神様がいるし、友達もおる。動物たちもいる。だが、あいつにはそれが解らんのじゃ。
頼む!誰か、あいつから、わしの山を守ってくれ!!」
雫はそのことを皆に話した。
彼は、ゴーストネットに集う人々の力と心を信頼しているのだ。
「息子さんにもいろいろ言い分はあるでしょうけど、私はお爺ちゃんの味方。誰か、行ってくれる人はいない?」
預かった鍵を空に放った雫は、真剣な目でそれをキャッチした。
○山に行く前にできること…
「えっ!あのおじいちゃんが??」
雫から話を聞いた海原・みあおは、その足で福島へ、そして病院へと向かった。
「いっぱい遊んでもらったし、美味しいもの食べさせてもらったし、みあお、あのおじいちゃん大好きなのに!」
交通費については姉に頼んで出してもらった。土日の連休、行くのなら土日の連休、学校を休まない落ちう条件付きで。
病院への道すがら、知らない街を歩くみあおは、ふとある店に目と足を止め、入り買い物をして出てきた。
寄った店は花屋。
彼女の手に握られているのは梅の枝が一本。
頃は梅見月。雪深い山にも埋めの息吹が感じられる頃…。
と、までみあおは考えたわけではない。
ただ、おじいちゃんには派手な花よりも、こっちの方が似合う。そう思っただけだった。
あんまり好きでも、お近づきもなりたくない「病院」だが、今日はお見舞い。我慢する!
決心してみあおは扉を開けた。
「おじいちゃん!お久しぶり!お見舞いに来たよ〜〜。」
○病院にて
「ふ〜ん、そうかあ。大変だね。」
みあおはベッドサイドに顎をつけ、うんうんと同意した。
一度しか会っていないが彼は、ちゃんとみあおのことを覚えていてくれて、歓迎してくれた。
完全介護の病院だが、やっぱり少ない見舞い客は寂しく、来てくれる客は嬉しい。
思い出話、パソコンや、ネットの話、そしてちょっとだけ愚痴…。
みおあは、竜爺の話を笑顔で聞いていた。その様子はまるで家族のようで…
「あら、お孫さんですか?良かったですね。」
検温の看護婦が、話しかけていった。なんの気無しの社交辞令のようなもの、だったのだろうが竜爺の表情が一気に凍りついた。
「おじいちゃん?」
「ああ、すまないな。みあおちゃん。うちにも孫がいるんだがね、あの馬鹿息子のせいで、ここ数年会ってもいないんじゃ。今頃どうしてることか…。」
「だったら、会いに行けばいいだろう?自分の足で!」
バン!病室の扉が勢いよく開かれる。
「誰じゃ!」「?」
幸い個室。他の人に迷惑がかかるわけでは無いが病院でこんな入り方をする人間に心当たりは無くて竜爺と、みあおは同時に扉に顔を向けた。
「これは失礼。突然、邪魔をして悪いな。ゴーストネットから頼まれて来たもんだ。」
雪ノ下・龍海と名乗ったその男性に、みあおは思った。
(ちょっと、元気だった頃のおじいちゃんに似てるかも。)
彼は、外見的には初老を少し超えている程度に見えた。姿形が似ている、というのではない。似ているのは全体にかもし出す雰囲気、なのだ。
年に負けず、前を向いて矍鑠と歩く、強い意志。
「おい、爺さんこの日本一の導士の俺に任せな!」
そう言うと龍海は軽く目配せ、洒落て言えばウインクまでして竜爺に近づいていく。
「爺さん?そういうおぬしも爺さんじゃろうが?爺さんに、爺さん呼ばわりさせる覚えはないわい!」
反論する竜爺に龍海は軽く笑った。意思はしっかりしている。これなら、大丈夫だろう。
「こ、こら!!何をする。」
「ちょっと失礼するぞ。山を守る前にてめーの体を守りやがれっ、活剄っ!」
服をはだけられ、手を触れられた竜爺は一瞬抵抗しようとするが、その間さえも無くドクン!身体全体に流れ込んでくる何かに身体を震わせた。
そのままバタリ、前のめりに倒れこむ。
「おじいちゃん?どうしたの?」
駆け寄るみあおが、肩を揺すると、ふう、と息をついて竜爺が身体を起こした。コキコキ首を回して伸びをする。
「…ん。何だか、身体が軽くなった気がするのお。」
「当たり前だ、爺、感謝しろよ、俺の龍気を流しこんだから後30年は持つぜ。」
笑う龍海の言葉に、じじいは余計じゃ、と反論して竜爺はよいこらせ、と立ち上がった。確かに身体は軽い。病気の前のように、いや、そのままに。
「大丈夫なの?おじいちゃん。」
「ああ、もう、治った気分じゃな。気に喰わんが、例を言うぞ。」
「治った気分じゃない、治ったんだよ。まあ、いい。行くぞ。」
「どこに?」
などとは竜爺もみおあも聞かなかった。
実はさっき話していたのだ。
「やっぱりね、最終的にはお爺ちゃんが出張らなきゃだめだよ。誰かにあげるのがイヤなら、息子さんにもガツンて言って諦めさせないと。」
「そうじゃな、ワシはあの山で生きて、死にたい。死ぬまであそこを離れるつもりは無い。」
「なら、早く元気になって。」
こうして身体が動くようになったのなら、するべきことは一つ。
先を歩く龍海のあとを、みあおと、ジャージ姿の竜爺が追う。
「どうしたんです?一体。まだ病室を出ては…。」
看護婦に見咎められて少し時間をロスをしたが、数時間後3人はレンタカーに乗って向かっていた。
行くべきところへと。
○対決?
近づいてくる車の気配。一足早く家に着き、ここの山の「住人」たちと話をしていた七瀬・雪と、都野守・美貴は軽く身構えた。
だが、動物達も、『住人』たちも怯える様子も驚く様子も無い。むしろ、嬉しそうにさえ感じる。
「心配いらん。竜爺じゃよ。」
そう言われた言葉どおり、レンタカーから降りてきたのは、竜爺だった。その横から幼い少女が一人。
さらに運転席から初老の男性が一人降りてくる。
「竜爺さん、お久しぶりですわ。その節はお世話になりました。あら、みあおちゃんもお久しぶりです。」
雪の挨拶にみあおと呼ばれた少女も嬉しそうに頷く。
みあおと雪は、かつて秋にここで楽しいひと時を過ごした中なのだ。
「身体の具合が悪いって聞いてたけど、大丈夫なんですか?」
美貴の気遣うような問いかけに、竜爺よりも先にもう一人の老人が豪快に笑って答える。
「俺の龍気を分けてやったからな。当分くたばったりはしねぇよ。」
「そう簡単にくたばってたまるか!」
まるで漫才のように竜爺とかけあうその老人は、雪ノ下・龍海と名乗った。
5人はとりあえず、竜爺の家へと入ることにする。
その時、側にいた影、竜爺の友であり、山の住人であるその『存在』は彼らに告げた。
「さっき、そなたらとすれ違った者達がいる。悪い気を発するものではないが、そなた達の知り合いでは無いのか?」
特にそなたらと、似た気配を感じた。と『存在』は龍海とみあおを指し示す。
「みあおと?なんでかなあ。」
よく解らない、というように頭を捻るみあおと正反対に龍海は
(ははあ、あいつめ…。)
何か思い当たった、という表情で笑うと、呪文を唱えた。召鬼法を使い悪神厄神入り混じった魑魅魍魎を呼び出すと
「行け!!」
道路に向けて放った。
「おいおい、山を傷つけてもらっては困るぞ。」
竜爺の言葉に、龍海は笑った。
「大丈夫。そんなことはさせねえし、ちゃんと片付けてくれるさ。多分、あいつがな。」
「あいつ?」
「さて、茶でも入れてもらおうか?爺さん。」
「爺さんは余計じゃ!」
肩を叩いた龍海に竜爺がくってかかる。それが妙に微笑ましく、雪も、美貴も、みあおも吹き出しながら先を歩く二人の後を追った。
『住人』たちに軽く頭を下げて。
「さて、爺さん。これからどうするつもりだ?」
いい加減爺さん呼ばわりを怒るのも面倒になったらしい。竜爺は4人にお茶を出すと反論をせずに、すぐに答えを出した。
「わしはここに戻る。ここで暮らす。命がある限りそれを変えるつもりは無い。」
「でも、一人暮らしはやはり問題がありませんか?今回のことのように、何かがあったら…。」
「それに、息子さんにも何か、ここを必要とする理由があるんでしょ?聞いてあげたりしないの?」
雪と、美貴はそれぞれの立場から、それぞれに心配する。
「息子なんぞ…わしの大事なものも理解せんと勝手ばかりしおる。わしは、一人でいいんじゃ…。」
「…例え、どんな馬鹿息子でも、いきているだけいいと、俺は思うがな。」
豪放闊達に笑って動いていた龍海が、ほんの僅かだが囁いた言葉に、4人は顔を上げる。
「みあおもね、お爺ちゃん、息子さんとちゃんと話したほうがいいと思うよ。現実って結構大変だから、息子さんだって困ってると思うんだ。大事なものが息子さんにもあって。」
「…そう、じゃな…。」
俯いた竜爺を心配そうに8つの目が見つめる。と、そのうちの2つが目を外へと向けた。人以外のものを見る目で何かを見つめている。
「誰かが、来たぞ。爺さん、あんたが決着を付けろ。俺達は、それをサポートする。何を攻撃されても必ず止めてやるから、心配すんなよ。」
「ああ、解った。」
立ち上がった竜爺は迷わず外へと向かっていく。8つの瞳はお互いに向かい合い、頷きあい、そして彼に続いたのだった。
少し離れたところに車を止め、彼らはやってきた。
龍海が放った魑魅魍魎にやや怯みながらも、その一人がなんとか蹴散らしていく。美貴の幻影も黒髪の少女が散らして…。
ゆっくりながらも近づいてきた彼らは、やがて竜爺と4人の前に立っていた。
あっ、と口を押さえるみあお、龍海は彼らに一瞥した後顔を背けてしまう。
向こうの中の二人も、同じような行動をとる。
彼らの中でも一際背が高く、青い目の女性がこちらに向けて礼儀正しく一礼する。
「お初にお目にかかります。我々は、こちらの依頼人の意向に合わせて動いています。でも、できればお話し合いください。家族の話でもありますから…。」
一行は4人かと思っていたが、違うようだ。
彼らの背後から、一人の小柄な男性が前に歩みだした。
「お久しぶりですね、お父さん。」
「…隆。お前、一体何をしにきた。わしが病院にいる間に、何をしようとした?」
「…お金が、必要なんですよ。会社を立てて、家族を守るためには。だから、ほんの少しお借りしようと…。」
「借りる?売るの、盗むの間違いだろう?勝手わしにとって、ここがどんなに大事かわかっておろう?」
「私にとってだって、仕事と、家族が大事です。妻や息子の生活を守るためにも、ここは譲れません!」
「ちょっと、待ってください。お二人とも…。」
争いを制止した静かな声に、二人は振り向いた。雪が、真剣な目で二人の間に割り込んだのだ。
「余計なことかも知れませんが、隆さん…。お爺さんの気持ちを考えた事ありますの?人にとっての幸せってそれぞれ違うと思うのです。よかれと思っている事がその人にとっては幸せではない事もあります。以前、山に遊びにきて、お爺さんがどんなにこの山と友達を愛しているかわかりましたもの。」
「それは、同時にジジイ。お前にも言えるぞ。息子とケンカできるもの。生きている間だけだ。」
「息子さんの言い分も、聞いてあげてはいかがですか?」
「ほっといてくれ。」
と、彼らは言わなかった。美貴と龍海も加わった、冷静で、でも思いやりのある第三者の言葉に親子は反論の言葉を紡ぐことをしない。
ただ、譲れず、にらみ合う二人。その間に黒い影が横切った。
「誰だ!?」
親子と、7人の探偵たちは身構えた。そうしなかったのは、草間興信所のただ一人の女性のみ。
(あっ、あのお兄ちゃん…。)
みあおは、思い出していた。少し前の東京で、彼と会った。彼の名は北岡・透。 北岡?
「…出て来たのね…。お二人とも。もう一人の話を聞いて頂けませんか?これは、家族の問題なのでしょう?」
横切った影は黒い烏。彼らがそう気付いたとき、どこから現れたのか。一人の少年が立っていた。
「お父さん、お祖父ちゃん…。」
「おまえは…。」
「…透…。」
「ちゃんと…話そうよ。みんな、間違ったことは言ってないけど、間違ってる。ぶつかるのが怖くて逃げてたんだ。でも、それじゃいけないって、僕も教わった。だから、ちゃんと話そうよ。」
最初こそ、おずおずと話していたその少年、透の声はどんどん大きくなっていく。彼に勇気を与えたものは何か。
それは、誰にも解らなかった。
だが、少年の言葉に親子は頷いた。お互いに、何年ぶりかにお互いの顔を、深く見つめて…。
竜爺の家は探偵たちに開放され、彼らは呉越同舟で山の夜を迎えた。
その夜、3人が何を話したかは解らない。
龍海は、供された地酒を孫と酌み交わし、みあおは、姉とかつて話した温泉に共に入り、雪だるまを作る。雪と美貴は動物達と夜の歌を共に歌った。
あえて、話を聞こうとはしなかった。
だが、何かがあったら助けようと思う、真っ直ぐな心たちに囲まれたことが、3人の話を静かに支えていた事を館を見守る存在たちは感じていた。
次の日、竜爺は4人に依頼の終了を彼らに告げた。
聞けば息子、隆も草間興信所への依頼を取り下げたと言う。
「何年かぶりに、息子と話し合ってみたよ。孫なぞ、どのくらいぶりか解らぬほど会ってはおらんかった。あんたがたが来てくれなかったら、ずっとわしらは顔を合わせることさえしなかったろう。お互いの思いを知ることさえ無く…な。」
話し合ってみないと、解らないことはある。
少なくとも、話し合ったことでお互いを憎しみ合う気持ちは薄れた、と竜爺は笑う。
「あんたらには、足労をかけた。だが、わしらは頑固な似たもの親子でな。二人だけじゃったらきっと話し合うことなんぞできなかったと思う。」
深々と彼は頭を下げた。4人に最高の礼を込めてこう、言った。
「ありがとう。」
と。
○心の明かり、人の明かり
彼らが戻って数日後、それぞれの元に、一通ずつの封筒が届いた。
メールではない。白い封筒に達筆で書かれた差出人の名は北岡・竜之介。
それが竜爺からの物であると気付くまで、早いもので1分、遅いものでたっぷり30分かかったという。
中に入っていたのは、事件の顛末と、その後の話し合いの結果を説明する手紙。
そして、温泉旅館の招待券が二枚づつだった。
「ふ〜ん、あのお兄ちゃんと一緒に暮らすことにしたんだ。」
みあおは、手紙を何度も読み返した。難しい文章には姉や「自分」の手を借りて。
「本当の孫と一緒に暮らせるなら、それが一番だよね。」
そう言いながらも、何か、もやもやっとしたものが心の中に湧き上がっているのをみあおは感じた。
これは、きっと「じぇらしー」だ、とみあおは知っている。
(お祖父ちゃんを取られた気分なんだよね。)
でも、手紙にはこう書いてある。
「また、遊びにおいで。わしの可愛い孫や。」
竜爺はきっと変らない。変らないで迎えてくれるだろう。
東京の梅の木はそろそろ蕾が膨らみ始めている。この花が開く頃またあの山に行ってみたいな。
今度はお姉ちゃん達と一緒に…。みあおは、そんなことを考えながら窓の外を見た。
雫のところにも事件の顛末と、礼を告げる手紙が届いた。もちろん、招待状入りで。
息子と和解し、会社に援助を少し与えることにした。事情があって学校に行っていなかった孫を引き取り、共に暮らすことにした。
と。
共に入っていた写真には、照れくさそうに笑う家族の肖像が写っていた。
その背後には見えるものだけが見える者達がピースサインをしている。
「いい笑顔、してるなあ。」
見ているだけで心にほんのり明かりが灯された気分だ。
ゴーストネットが、自分の仲間が誰かのために役になったのなら、それはWebマスターとしてこれ以上の喜びは無い。
誰かを、思い、誰かを思ったとき灯される心の明かり。
例えネットの世界でも、その先にいる、明かりを灯すのは人間なのだから…。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【 0816/雪ノ下・龍海 /男性 /71歳 /道教の道士兼拳法家 】
【 1415/海原・みあお /女性 /13歳 /小学生 】
【 2144/七瀬・雪 /女性 /22歳 /音楽家 】
【 2613/都野守・美貴 /女性 /19歳 /ミュージシャン 】
【 NPC/瀬名・雫 /女性 /13歳 /怪奇HP管理人&女子中学生 】
【 NPC/北岡・竜之介 /男性 /88歳 /土地地主】
【 NPC/北岡・透 /男性 /14歳 /中学生 】
【 NPC/北岡・隆 /男性 /45歳 /会社経営 】
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■ ライター通信 ■
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お待たせいたしました。
こっそり続けてきたシリーズ 完結です。
お付き合いくださりありがとうございます。
皆様が真っ直ぐに対してくださったため、スムーズに話を進行することが出来ました。
心から感謝いたします。
同じ事件を違う視点から見たらどうなるか、やってみたいと思い、こういう展開になりました。
楽しんで頂けましたでしょうか?
事前行動や、エピローグはそれぞれ違います。
皆さんの行動が合わさっての成功です。もし、興味があれば草間の方と合わせてご覧ください。
みあおさん
3作品への参加、ありがとうございます。
最初の観光話から、今回までストーリーの流れをすべて見守ってくださったことに心から御礼申し上げます。
少しでも楽しんでいただけたのでしたらこれ以上の喜びはありません。
また、ぜひ、福島においでください。彼らも待っています。ご家族で温泉にでも…。
このシリーズとしては終わりですが、登場人物は異界その他に出てくるかもしれません。
またご縁がありましたらぜひ、よろしくお願いいたします。
では、本当にありがとうございました。
追記
竜爺の孫の少年の名は透です。別依頼オープニングに光と書いてしまいましたがそれは偽名だったということで(実は純粋にミス)ご容赦ください。
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