コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


人の灯り、心のあかり (A)

○オープニング

ゴーストネット雑談掲示板を見ていた雫は首を捻った。
「なに?これ…?」

投稿者 竜爺 タイトル 助けて…

く、苦しい…。誰か…


(投稿時刻はほんの今、この人はここの良識ある常連。
いたずらをする人じゃない、何かあったのか!)

雫は管理人権限をフルに利用して彼の居場所を突き止め警察に通報した。
パソコンの前で意識を失っていた「彼」は駆けつけた警察官によって病院に運ばれる。
原因は軽い心臓発作。
今はもう、ほとんど回復して元気に看護婦さんの目を盗んでネットをしているらしい。
その人物から雫に手紙が届いた。それには助けてもらった礼と、『依頼』が書かれていたのだという。

「わしはいわゆる山林地主なんじゃが、わしの入院している間に愚息がわしの山や、家を売り払おうとしているようなんじゃ。
わしは売るつもりも無ければ山から離れる気も無い。山には神様がいるし、友達もおる。動物たちもいる。だが、あいつにはそれが解らんのじゃ。
頼む!誰か、あいつから、わしの山を守ってくれ!!」

雫はそのことを皆に話した。
彼は、ゴーストネットに集う人々の力と心を信頼しているのだ。
「息子さんにもいろいろ言い分はあるでしょうけど、私はお爺ちゃんの味方。誰か、行ってくれる人はいない?」

預かった鍵を空に放った雫は、真剣な目でそれをキャッチした。

○山に行く前にできること…

「これを持ってくればいいのね…。」
「そう、お願いね。」
始まりは、こんな感じ。出会いは単なる偶然だった。

ちょっとした頼まれ物があったので、学校帰り寄り道をした。
それが、ちょっとした「寄り道」ではなくなった事を彼女はまだ知らない。
「あら?…雪先生じゃないですか?こんにちは。」
都野守・美貴は知り合いの音楽講師にぺこりと頭を下げた。彼女もまた
「美貴さん!こんにちは。お元気そうですわね。」
優雅に会釈する。
「どうしたんです?こんなところで。何か調べ物ですか?」
美貴がそう、問いかけたのも無理は無かった。ここは大学ではない。役所の住民課、登記係である。
大家の頼みでやってきた美貴と違い、音楽講師を務める彼女には、通常あまり関係ないところだから。
ええ、彼女、七瀬・雪は美貴に頷いた。
「知人の…いえ、恩人がちょっと大変なことになっているようなんです。お手伝いをするつもりなのですが、その前に少し調べたいことがあって…。」
「調べたいこと?良ければ私もお手伝いしましょうか?」
「あら?いいんですの?美貴さん。美貴さんにも御用事があったのでは?」
「いいんですよ、書類を取ってきてくれるように頼まれただけですから。」
手にした書類をひらひらと扇ぎ見せると美貴は、雪の話を聞こうと待合室のベンチに座った。
長い「寄り道」の始まりである。

○一足先に…

「お久しぶりですわ。皆さん。あの時はお世話になりました。おいしい食べ物や素敵な景色、穏やかな時間、いろいろなものをいただきましたわ。」
雪の挨拶に、彼らは嬉しそうに答えた。
「秋以来ですね。息災で何よりです?」
「元気そうじゃのお。こんな時期でなければもっともてなしができるんじゃがのお。」
彼ら、と言ってもそこに『人』は誰一人いない。
「まだ、こんなところもあるんですねえ。北海道を思い出しちゃいますよ。」
小さく感嘆の息をついた美貴に雪はニッコリと微笑んで頷いた。
「雪先生が行くのなら〜。」
と、ついてきたところは思いのほか遠くて大変だったが、ここは、とても気持ちが良い。
純白の雪景色の中。人工物は道路と一本の電灯と、一件の家。
人と呼べるのは自分達二人だけ、だが命はたくさんある。熊、りす、きつね、たぬき、うさぎ。自分達を取り囲む動物達。
そして、それを率いる『存在』と人を思って魂を宿した『妖』
「さて、手間をかけて悪いが、時間も無い。人外のもの同士での作戦会議じゃ。」
人外のもの。『存在』にあっさり自分達の正体を看破されたことに二人は苦笑するが、それを止める気も訂正する気も無かった。
早速話を始めることにした。
「ここの山を出て行った竜爺の息子が狙っている。という話は聞いたかの?」
「ええ、竜爺さんの入院中に話を決めてしまうおつもりのようですね。」
「ふ〜ん、何度も車で見に来ているんだ。その度に、みんなで追い返したのね。」
雪は、顔なじみの『存在』と美貴は、動物達と会話して事情を聞いた。
「あやつにも言い分はあるのであろうが、我らとしてはここから出ざるを得なくなるまで離れるわけにはいかぬからのお。」
「どうやら、ここの土地より木材とかが目的らしいから、山はめちゃくちゃになるだろうしねえ。」
とりあえず、中立の立場を保つつもりでいた美貴はそれぞれの話を聞いてみたかった。竜爺の言い分はここの「存在」や動物達の意思だろう。
では、「息子」の立場は意見は?
「息子さんはどうやら追い返されたことで、東京の探偵事務所にここの調査を依頼したようですの。それは、どうやら草間興信所で…。」
「そこなら知ってる。来るのは探偵サンだけかもしれないけど、多分、あそこの人ならなんの話もせず、ってことは無いと思う。ひょっとしたら、息子さんも連れてきてくれるかもしれない。」
彼らを待って話してみようよ。美貴はそう提案した。
「私達もお手伝いいたします。説得するにも、追い払うにも…。」
雪と、美貴の言葉に彼らも、同意した。
「冬の、雪景色も、綺麗ですわね。自然は、中でもこの場所はとても素晴らしいですわ。いつか、あの方と一緒に来ると、決めていますの。」
守りたい。大切な場所。真っ白な彼女の思いは、同じ名を持つ存在の「雪」のように山を、土地を優しく包んでいく。
それは、美貴や、動物達、そして今、ここに近づこうとしているものたちにも伝わっていった。

○対決?

近づいてくる車の気配。一足早く家に着き、ここの山の「住人」たちと話をしていた雪と、美貴は軽く身構えた。
すでに、近づくなと警告する幻影を美貴は放っている。
だが、動物達も、『住人』たちも怯える様子も驚く様子も無い。むしろ、嬉しそうにさえ感じる。
「心配いらん。竜爺じゃよ。」
そう言われた言葉どおり、レンタカーから降りてきたのは、竜爺だった。その横から幼い少女が一人。
さらに運転席から初老の男性が一人降りてくる。
「竜爺さん、お久しぶりですわ。その節はお世話になりました。あら、みあおちゃんも。お久しぶりです。」
雪の挨拶にみあおと呼ばれた少女も嬉しそうに頷く。
海原・みあおと雪は、かつて秋にここで楽しいひと時を過ごした中なのだ。
「身体の具合が悪いって聞いてたけど、大丈夫なんですか?」
美貴の気遣うような問いかけに、竜爺よりも先にもう一人の老人が豪快に笑って答える。
「俺の龍気を分けてやったからな。当分くたばったりはしねぇよ。」
「そう簡単にくたばってたまるか!」
まるで漫才のように竜爺とかけあうその老人は、雪ノ下・龍海と名乗った。
5人はとりあえず、竜爺の家へと入ることにする。
その時、側にいた影、竜爺の友であり、山の住人であるその『存在』は彼らに告げた。
「さっき、そなたらとすれ違った者達がいる。悪い気を発するものではないが、そなた達の知り合いでは無いのか?」
特にそなたらと、似た気配を感じた。と『存在』は龍海とみあおを指し示す。
「みあおと?なんでかなあ。」
よく解らない、というように頭を捻るみあおと正反対に龍海は
(ははあ、あいつめ…。)
何か思い当たった、という表情で笑うと、呪文を唱えた。召鬼法を使い悪神厄神入り混じった魑魅魍魎を呼び出すと
「行け!!」
道路に向けて放った。
「おいおい、山を傷つけてもらっては困るぞ。」
竜爺の言葉に、龍海は笑った。
「大丈夫。そんなことはさせねえし、ちゃんと片付けてくれるさ。多分、あいつがな。」
「あいつ?」
「さて、茶でも入れてもらおうか?爺さん。」
「爺さんは余計じゃ!」
肩を叩いた龍海に竜爺がくってかかる。それが妙に微笑ましく、雪も、美貴も、みあおも吹き出しながら先を歩く二人の後を追った。
『住人』たちに軽く頭を下げて。

「さて、爺さん。これからどうするつもりだ?」
いい加減爺さん呼ばわりを怒るのも面倒になったらしい。竜爺は4人にお茶を出すと反論をせずに、すぐに答えを出した。
「わしはここに戻る。ここで暮らす。命がある限りそれを変えるつもりは無い。」
「でも、一人暮らしはやはり問題がありませんか?今回のことのように、何かがあったら…。」
「それに、息子さんにも何か、ここを必要とする理由があるんでしょ?聞いてあげたりしないの?」
雪と、美貴はそれぞれの立場から、それぞれに心配する。
「息子なんぞ…わしの大事なものも理解せんと勝手ばかりしおる。わしは、一人でいいんじゃ…。」
「…例え、どんな馬鹿息子でも、いきているだけいいと、俺は思うがな。」
豪放闊達に笑って動いていた龍海が、ほんの僅かだが囁いた言葉に、4人は顔を上げる。
「みあおもね、お爺ちゃん、息子さんとちゃんと話したほうがいいと思うよ。現実って結構大変だから、息子さんだって困ってると思うんだ。大事なものが息子さんにもあって。」
「…そう、じゃな…。」
俯いた竜爺を心配そうに8つの目が見つめる。と、そのうちの2つが目を外へと向けた。人以外のものを見る目で何かを見つめている。
「誰かが、来たぞ。爺さん、あんたが決着を付けろ。俺達は、それをサポートする。何を攻撃されても必ず止めてやるから、心配すんなよ。」
「ああ、解った。」
立ち上がった竜爺は迷わず外へと向かっていく。8つの瞳はお互いに向かい合い、頷きあい、そして彼に続いたのだった。

少し離れたところに車を止め、彼らはやってきた。
龍海が放った魑魅魍魎にやや怯みながらも、その一人がなんとか蹴散らしていく。美貴の幻影も黒髪の少女が散らして…。
ゆっくりながらも近づいてきた彼らは、やがて竜爺と4人の前に立っていた。
あっ、と口を押さえるみあお、龍海は彼らに一瞥した後顔を背けてしまう。
向こうの中の二人も、同じような行動をとる。
彼らの中でも一際背が高く、青い目の女性がこちらに向けて礼儀正しく一礼する。
「お初にお目にかかります。我々は、こちらの依頼人の意向に合わせて動いています。でも、できればお話し合いください。家族の話でもありますから…。」
一行は4人かと思っていたが、違うようだ。
彼らの背後から、一人の小柄な男性が前に歩みだした。
「お久しぶりですね、お父さん。」
「…隆。お前、一体何をしにきた。わしが病院にいる間に、何をしようとした?」
「…お金が、必要なんですよ。会社を立てて、家族を守るためには。だから、ほんの少しお借りしようと…。」
「借りる?売るの、盗むの間違いだろう?勝手わしにとって、ここがどんなに大事かわかっておろう?」
「私にとってだって、仕事と、家族が大事です。妻や息子の生活を守るためにも、ここは譲れません!」
「ちょっと、待ってください。お二人とも…。」
争いを制止した静かな声に、二人は振り向いた。雪が、真剣な目で二人の間に割り込んだのだ。
「余計なことかも知れませんが、隆さん…。お爺さんの気持ちを考えた事ありますの?人にとっての幸せってそれぞれ違うと思うのです。よかれと思っている事がその人にとっては幸せではない事もあります。以前、山に遊びにきて、お爺さんがどんなにこの山と友達を愛しているかわかりましたもの。」
「それは、同時にジジイ。お前にも言えるぞ。息子とケンカできるもの。生きている間だけだ。」
「息子さんの言い分も、聞いてあげてはいかがですか?」
「ほっといてくれ。」
と、彼らは言わなかった。美貴と龍海も加わった、冷静で、でも思いやりのある第三者の言葉に親子は反論の言葉を紡ぐことをしない。
ただ、譲れず、にらみ合う二人。その間に黒い影が横切った。
「誰だ!?」
親子と、7人の探偵たちは身構えた。そうしなかったのは、草間興信所のただ一人の女性のみ。
(あっ、あのお兄ちゃん…。)
みあおは、思い出していた。少し前の東京で、彼と会った。彼の名は北岡・透。 北岡?
「…出て来たのね…。お二人とも。もう一人の話を聞いて頂けませんか?これは、家族の問題なのでしょう?」
横切った影は黒い烏。彼らがそう気付いたとき、どこから現れたのか。一人の少年が立っていた。
「お父さん、お祖父ちゃん…。」
「おまえは…。」
「…透…。」
「ちゃんと…話そうよ。みんな、間違ったことは言ってないけど、間違ってる。ぶつかるのが怖くて逃げてたんだ。でも、それじゃいけないって、僕も教わった。だから、ちゃんと話そうよ。」
最初こそ、おずおずと話していたその少年、透の声はどんどん大きくなっていく。彼に勇気を与えたものは何か。
それは、誰にも解らなかった。
だが、少年の言葉に親子は頷いた。お互いに、何年ぶりかにお互いの顔を、深く見つめて…。

竜爺の家は探偵たちに開放され、彼らは呉越同舟で山の夜を迎えた。
その夜、3人が何を話したかは解らない。
龍海は、供された地酒を孫と酌み交わし、みあおは、姉とかつて話した温泉に共に入り、雪だるまを作る。雪と美貴は動物達と夜の歌を共に歌った。
あえて、話を聞こうとはしなかった。
だが、何かがあったら助けようと思う、真っ直ぐな心たちに囲まれたことが、3人の話を静かに支えていた事を館を見守る存在たちは感じていた。

次の日、竜爺は4人に依頼の終了を彼らに告げた。
聞けば息子、隆も草間興信所への依頼を取り下げたと言う。
「何年かぶりに、息子と話し合ってみたよ。孫なぞ、どのくらいぶりか解らぬほど会ってはおらんかった。あんたがたが来てくれなかったら、ずっとわしらは顔を合わせることさえしなかったろう。お互いの思いを知ることさえ無く…な。」
話し合ってみないと、解らないことはある。
少なくとも、話し合ったことでお互いを憎しみ合う気持ちは薄れた、と竜爺は笑う。
「あんたらには、足労をかけた。だが、わしらは頑固な似たもの親子でな。二人だけじゃったらきっと話し合うことなんぞできなかったと思う。」
深々と彼は頭を下げた。4人に最高の礼を込めてこう、言った。
「ありがとう。」
と。

○心の明かり、人の明かり

彼らが戻って数日後、それぞれの元に、一通ずつの封筒が届いた。
メールではない。白い封筒に達筆で書かれた差出人の名は北岡・竜之介。
それが竜爺からの物であると気付くまで、早いもので1分、遅いものでたっぷり30分かかったという。
中に入っていたのは、事件の顛末と、その後の話し合いの結果を説明する手紙。
そして、温泉旅館の招待券が二枚づつだった。

「こんないいもの、貰っていいのかなあ。」
美貴は招待状をひらめかせながら、部屋で手紙を開いた。
丁寧な礼に、どこか背中がくすぐったくなる気がする。
こんな仕事をするのも初めてなら、こんな風に礼を言われるのも初めてに近い。
自分が誰かの役に立てたのなら、美貴は心が温かくなるような気がしていた。
始まりは、雪先生との偶然の出会い。単なる寄り道。
あの時は、こんな事件になるとは思ってなかった。
でも、こういうのも悪くない、と美貴は思っていた。
「このチケット、今度のオフのとき、来城さんでも誘って行こうかな。」
雪先生は、きっと彼といくんだろうなあ。
かすかに頬に浮かんだ笑顔にはちょっぴり羨ましいかも、と書いてあった。

雫のところにも事件の顛末と、礼を告げる手紙が届いた。もちろん、招待状入りで。
息子と和解し、会社に援助を少し与えることにした。事情があって学校に行っていなかった孫を引き取り、共に暮らすことにした。
と。
共に入っていた写真には、照れくさそうに笑う家族の肖像が写っていた。
その背後には見えるものだけが見える者達がピースサインをしている。
「いい笑顔、してるなあ。」
見ているだけで心にほんのり明かりが灯された気分だ。
ゴーストネットが、自分の仲間が誰かのために役になったのなら、それはWebマスターとしてこれ以上の喜びは無い。

誰かを、思い、誰かを思ったとき灯される心の明かり。
例えネットの世界でも、その先にいる、明かりを灯すのは人間なのだから…。

□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

【 0816/雪ノ下・龍海  /男性 /71歳  /道教の道士兼拳法家 】
【 1415/海原・みあお  /女性 /13歳  /小学生 】
【 2144/七瀬・雪    /女性 /22歳  /音楽家 】
【 2613/都野守・美貴  /女性 /19歳  /ミュージシャン 】

【 NPC/瀬名・雫   /女性 /13歳 /怪奇HP管理人&女子中学生 】
【 NPC/北岡・竜之介 /男性 /88歳 /土地地主】
【 NPC/北岡・透   /男性 /14歳 /中学生 】
【 NPC/北岡・隆   /男性 /45歳 /会社経営 】


□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信          ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
お待たせいたしました。
こっそり続けてきたシリーズ 完結です。
お付き合いくださりありがとうございます。

皆様が真っ直ぐに対してくださったため、スムーズに話を進行することが出来ました。
心から感謝いたします。
同じ事件を違う視点から見たらどうなるか、やってみたいと思い、こういう展開になりました。
楽しんで頂けましたでしょうか?

このシリーズとしては終わりですが、登場人物は異界その他に出てくるかもしれません。
またご縁がありましたらぜひ、よろしくお願いいたします。

美貴さん、ご参加ありがとうございます。
雪さんとお知り合いと言うことなので、ほとんど一緒に行動して頂く事になりました。
森の動物達も懐いていたようです。
少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです。

では、本当にありがとうございました。

追記
竜爺の孫の少年の名は透です。別依頼オープニングに光と書いてしまいましたがそれは偽名だったということで(実は純粋にミス)ご容赦ください。