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『 St.Valentine In Wonderland 』
紺青茶房店主、李晋は考えていた。
寒風の吹く、如月。
女性客の服装は日ごと春めいている気もするが。それはさておき。
明日は、バレンタイン・ディ。
茶房のメニューにも、季節限定のガトーショコラやチョコクッキーが並んでいた。
冬には人気のココアも、「ホットチョコレート」に変える徹底ぶりである。
「――ええ、と」
李晋は、カウンター席を見て溜息をついた。
何度見ても、そこに座っていた少女が消えている。甘酸っぱい香りのハーブティを残して。
そして、カップの横には1冊の本。タイトルは、『西洋菓子の規範』。
「これは――どうしたものでしょう?」
その料理本に取り付いているモノのことを李晋は知っていた。ほんのすこし用心すれば取り込まれるようなモノではないから放っておいたのだが――対処しておくべきだったのかもしれない。
思わず溜息がもれて、慌てて口元を抑えた。
溜息をついてはいけません。幸せが逃げてしまいます。
どこかで聞いたような教えを思い出し、李晋はさっくりと食器洗いに戻った。
「きっとたぶん、なんとかなるでしょう。ええ」と、嘯き。
□ ■ □
「――なんとかなるかもしれないけど」
誰もいなくなってしまったカウンター席に座り、夏野・影踏(なつの・かげふみ)は店主を見た。
「人が本に食われたんなら、もうちょっと動揺すべきなんじゃないか?」
そういう影踏こそ、もうちょっと動揺するべきなんじゃないかという突っ込みは、横に置いておく。
ちなみに、影踏本人は後日、「だって、オレは作るのと食うのが専門で、文字通りに食われるのは専門じゃないから。文字通り以外だと食われるときもあるけどさ」などと、灰色地帯な台詞を残しているが、それはともかく。
「そうですね。しかしながら、私にはどうにもしようがありませんので」
食べている最中だったチョコクッキーをカウンターに移動させ、影踏はまじまじと本を見下ろした。
「どうしようもないって、おまえの本だし」
「いえ。私のものではなく、主の持ち物でしたので。影踏さまには、私の前の店主と申し上げたほうがわかりやすいでしょうか」
「前の店主……?」
影踏は、ぼんやりと本を――ついさっき、人を飲み込んだばかりの本を眺めた。
タイトルは、『西洋菓子の規範』。
なかなか古い本らしく、横に書かれた文字が、右から左へ流れている。
(前の店主って、どれくらいのじーちゃんだったんだろ?)
オレのじーちゃんが持ってた本は、もう普通の……左から右に書いてるのだったから……。
どうにも計算が合わないような気がするが、ここは東京。
雑多なものが混じりあう街だ。
何百年も生きているような人外(…と言ってもいいと思われる…)の生物までが闊歩しているのだから、たかだか数十年くらい人より長生きのじーちゃんがいても、問題はないかもしれない。
ぼんやりしている影踏に、李晋が声をかける。
「その本ですが……手元に置くくらいは構いませんが、間違えて開いたりしないでくださいね」
「わかってるって。それよりさ」
私の言葉は聞いていただけたのでしょうか。
李晋は思ったが、声には出さなかった。
「オレは、くれるの家族しかいないけど、マスターはどのくらい貰える?」
「チョコレートですか?」
「この時期、他に何かあったっけ」
「そうですね。私は貰いません。店主はもてなす側ですのに、御客様からいただくわけにはまいりません」
きぱりと答えた李晋に、影踏は小さく舌打ちした。
(なんだ。やっぱり、くれる相手はいるのか)
受け取ってやらないというのも女の子にはかわいそうな気もするが、どのみち、自分あてのチョコレートではないので、あまり気にもならない。
他人あてのチョコレートよりも、今は目の前の本の方が気にかかった。
「それで、この本って何」
「これ……と言いますと、これでしょうか。先程、知っていて『食べられた』と言ったのではないのですか?」
「だって、あれ、食べられた以外に言いようがないじゃん」
オレ、霊感とかってやつ、まったく無いんだけど。いきなり本が光って人がいなくなってたら、食べられたのかなって思うよな?
「確かに、そうですね」
あっけらかんと話す影踏に、李晋は苦笑する。
「これには、悪魔がついておりまして」
「悪魔ぁ? 悪魔ってあの……ヤギの顔にねじくれた角がついてて……」
その瞬間、なんとも言えず苦いものを飲みくだすような複雑な表情で李晋が視線をそらした。
「大きく違うような気がいたしますが、奇抜という点では、あまり相違ないかと思います」
ガマガエルは悪魔の遣いという話もあることですし……。
小さく呟いた声は、影踏には聞こえない。
「そのヤギが、この本にとりついてるって?」
「ええ。これは元々、タイトル通りの普通の洋菓子の本なのですが……まあ、いくぶん古いせいで、載っているものも、今では古いものが多いのですが」
それが、一度、手元を離れたことがあるのだと言う。
とりたてて古書と言うほどの高い価値のあるものでもなし、見つけることは諦めていたのだが、偶然にも古書店で再会したときには、本は既に悪魔をくっつけていたらしい。
「――とは言っても、ほんの下級悪魔ですので、こちらが気を抜かなければ吸い込まれることはないのですが」
「じゃあ、気をつけて見てれば引き込まれないんだ?」
「ええ」
ふぅん……と、影踏は本を見下ろす。
そんな大層なヤギがついているようには見えない。
表紙の剥げた金箔の文字を指でなぞってみる。
たぶん、横に字を書くときにこんな書き方をするんだから、大正か明治か、そうとう古い時代の本には違いない。
その当時に、布張り、金箔押しの表紙の本というのは、高価なものだったのではないだろうか。
表紙をながめ、ひっくりかえしては裏を眺め、ちらちらと見ていると中身が気になってくる。
(気をつけて見てればいいんだよな)
影踏は、何の気なしに表紙をめくった。
「オレ、これでも栄養士なんだけどさ。なんか珍しいのとか載ってないの?」
目次に目を通して、ぱらぱらと流し読みをしていく。
カステラの作り方までが載っていて――しかも名前は「かすてぃら」だ――やはり時代を感じさせる。
(今とぜんっぜん違う作り方してたりするんだなー)
ぼんやりと作り方を目で追っている時点で、思いっきり気をぬいているのだが、影踏は気にしなかった。
引き込まれそうになったら、気をつければいいんだし、と思ったからだ。
そんな影踏を現実に戻したのは、逼迫した叫び声だった。
「影踏さまっ」
「え?」
李晋に名前を呼ばれて顔をあげる。
その視界は、既に白くかすんで、自分の体が宙に浮くような感覚に襲われた。
――つまり、完全に手遅れだった。
気がつけば落ちている。白い空間を、ただひたすら、真下に。
先に本の中へ落ちた少女――海原・みなも(うなばら・―)と違うところは、影踏にはしっかりと意識があったことか。
『間違えて本を開いたりしないでくださいね』
苦笑まじりの李晋の声が、ふいに蘇る。
「やばっ。思いっきり間違えた!」
時間よ戻れと念じてみるが、そんなことが通じるはずもない。
「ヤギ。ヤギに効くのって何だっけ?」
ええと。ヤギの話といえば。
「狼がくるぞーっ」
大声で叫んでみるが、変化はない。
そもそも、狼少年は嘘つきの話なので、あまり参考になりそうもない。
「ヤギ。ヤギ。ヤギ使いを呼んでくればなんとかなるかも」
……ヤギ使いが、この本のどこにいると言うのだろう。
答えの出ないまま、影踏は、どんどんと下に落ちていって……
ひゅるるるるるるるるうぅぅ―――すべちゃああっっ。
そして、みなもとは比べものにならないくらい派手に激しく、チョコレートケーキにダイヴした。
「うわっ。これ、なんだよ。見境無く食うなよー」
しかも、このケーキぼっそぼそ。思いっきり失敗してるよな?
べたつくクリームをかきわけ、ぶつぶつ呟きながら、やっとのことで身を起こす。
空中で交差する影踏とメイコの視線……。
「はぁ〜い! いっちめいさま、ごあんなーい☆」
「はあ? カエル女 !? さぶ……」
おおげさに顔をしかめた影踏を、メイコが鞭でびしっと叩く。
飛んだコンペイトウの角が、心なし他のものよりもとげとげしかった。
「あはん。教育的指導って重要ね♪」
ぬおぉ…と、うめく声をバックに、メイコがあさっての方角をむいて爽やかに笑った。
そして影踏は、店主がどうして、『山羊ではないが奇抜さでは相違ない』という表現を使ったのかを知った――。
「……なあ。現役バリバリって、そもそも死語だと思うんだけど」
コンペイトウに刺され、痛む頬をさすりながら、影踏が特設キッチンに向かう。
鞭を振りふり、効果音つきでキッチンが出現する様子は、なかなかシュールだった。
気をつけないと、コンペイトウを踏んで転びそうだ。
「そう思わないか? えっと……」
「あ、みなもです。あたし、海原みなもっていいます」
ぴょこぴょこと移動しながら、みなもが微笑む。へびの着ぐるみは足が出ないから、ちょっと動きにくい。
「お姉さんは澪子でいいわよ」
「オレは夏野影踏。よろしくな、どじょうちゃん。おばさ――」
言い終えるか終えないかのうちに、影踏は絶叫するハメになった。
みなもが、ひょいとのぞきこむと、ピンヒールの先が影踏の靴に突き刺さっている。
突き刺さっているとしか形容できない状態になっていると言うべきか。
「……教育的指導って重要ね」
「はい」
南洋系人魚にもかかわらず、どじょうよばわりされたみなもも、これには素直に同意した。
「メイコの3分クッキング♪」
「3分で菓子が作れると思ってるのか、カエル女」
待ちくたびれているらしいメイコに、影踏が、ごく当然の突っ込みを入れつつ、料理は進む。
料理は苦手なの、と断言した澪子が、それでもなんとか挑戦しているのは、チョコを混ぜたスコーン。
わりと基本的な路線だが、ねばつくはずのない生地が手に貼り付いてうねっているあたり、既に失敗かもしれない。
その隣では、みなもが小気味いい音をたてながら、アーモンドを砕いていた。
「あたしは、ただの中学生ですから」
はにかむみなもが目指すのは、おいしいチョコレートケーキだ。間違っても、さっき埋もれた焦げかけ&ぼそぼそのケーキではない。砕いたアーモンドと苦みのあるココアを、手早く生地に練りこんでいく。
上に飾る苺もセレクト。
オーブンは、今ではあまり目にしないガスオーブンだったが、どうにか上手く使えそうだ。
ただの中学生ですからと言い切るには、けっこう無理がある手際のよさだ。
「知ってるよな、かみなりおこし」
そういって、餅米と粟を一緒に炊いているのは、影踏。
こちらも、一般宅では使われなくなって久しい「おかま」を使っている。
「雷門の前の仲見世で売ってるだろ」
メイコは、あからさまに「はあ?」と顔をしかめた。
「雷門の『前』って、ネゴト言ってるの?」
――ちなみに、明治時代に『雷門』はない。明治維新の少し前に焼失して以来、戦後の昭和35年にいたるまで約100年間、雷門は地名でしか存在していないのだ。寅さんでもおなじみの『雷門』は、意外と新しいのである。(マメ知識)
よって、明治生まれの明子……もとい、メイコが知らなくても仕方ない。
「おまえ、遅れてるもんな。いいか? かみなりおこしは、現代の東京の最先端なんだよ、メイコ」
「……えいっ☆」
ぴしんと鞭をうつと、影踏の頭上に大きなコンペイトウが出現した。そのまま自由落下。ざくりと刺さる。
どうやら、「遅れてる」のひとことが、逆鱗だったらしい。
「この、カエル女……」
「激烈美少女のメイコちゃんて呼んだら返事してあ・げ・る♪」
「絶・対・に! 呼ばねえ」
喧嘩になりかかる影踏とメイコ、放っておけずに止めに入るみなも。
そんな光景が何度もくりかえされ、やっとケーキとかみなりおこしは完成した。
「漢字は禁止!」
真剣な表情で詰め寄られたみなもは、少し考え、ケーキの上にアルファベットて「MEIKO」と書いた。
ホワイトのチョコペンで可愛らしく。
その後、試食会はなごやかに行われた。
澪子の作ったスコーンは、中が生焼けで御世辞にもおいしいとは言えなかったが、みなもの作ったチョコレートケーキは可愛い上においしく、トッピングのチョコクリームにもホイップクリームをまぜてあるせいか、くどさのない甘さに仕上がっていた。
ふんわりとしたスポンジと、練りこまれたクラッシュアーモンドの歯ごたえが、また絶妙だったりする。
影踏のかみなりおこしも、ケーキやスコーンと並べると異色だが、これはこれでおいしい。
ここは、雷門前でも浅草でもないので、これを「かみなりおこし」と呼んでいいのかどうか、ちょっと微妙なのだが――まあ、そのあたりは、ささいな問題である。
「うまけりゃいいんだ」
胸をはった影踏の言葉が正しいということにしておこう。
―― そして。
結局、メイコは3人を解放することにしたらしい。
「よく考えたらバカバカしいじゃないの。あたしがあげる側なんじゃない。食べる側じゃなくて」
「メイコ、気付くの遅すぎ」
影踏が容赦なく突っ込み、またもや殺気立つメイコに、みなもが慌てて止めに入る。
「これ、あたしのケーキのレシピです。メイコさんも、ちょっと練習したら、すっごい上手になると思います」
「あたし、レンシューとかって苦手なのよねぇ〜」
そう言いながら、ルーズリーフに書かれたレシピを受け取るメイコは、まんざらでもなさそうだ。
菓子の本にとりついている悪魔が、料理音痴というのを、いちおう本人も気にしていたらしい。
「メイコさん。最後に記念写真をとらせてください」
メイコは、ぎょっとして、みなもを見た。
「ダメよ! 写真なんてタマシイ抜かれるのよ!?」
「いつの時代の迷信だよ?」
だいたい、魂を抜こうとしたのは、おまえじゃないのか?
悪魔なのに、そんなところだけ古くさいメイコに、影踏はがっくりと肩を落とす。
「お姉様へのおみやげ話にもなりますし。せっかく会えたんですから」
「……あたし、アナタを餌にしようとしたのよ?」
「恨んでません。だって、メイコさん、おいしそうに食べてくれました」
にこりと笑うみなもに、影踏も同意する。
「オレも、ぜんっぜん恨んでないって」
とりあえず、生きたまま戻れるのだから、あまり不満は無いらしい。
「ほら。結構、楽しかったしさ」
この期に及んで、メイコは、「かみなりおこし」が「時代の最先端」だと誤解したままなのだが。
影踏に、その誤解をといておく気はないらしい。小さな意趣返しといったところか。
「オレがとってやるから、どじょうちゃんとメイコ、並べば?」
「へびなんですけど……」
しくしくと泣きそうになりながら、みなもはしょんぼりした。
どうせなら、みんなで撮りたい。
せっかく、知り合ったのだから。
「あン。もぅ、しっかたないわね☆」
メイコが鞭をふると、オレンジ色のコンペイトウがひとつ。みなもと影踏の前に落ちた。
「え?」
にょき。
「うわっ」
にょきにょき。
コンペイトウに足がはえ、手がはえ、釣り目がぎろりと周りを見る。
「……おい、メイコ」
「メイコさん……」
さらには、黒い羽をはやして、ばっさばさと飛び始めたコンペイトウ(?)の姿に、ふたりはメイコを見た。
「だってェ、あたし、悪魔よん♪ 使い魔の五十匹や百匹くらい♪」
「さっきから飛び出してたの、全部この謎生物なのか!?」
影踏が叫べば、
「ただのコンペイトウじゃなかったんですね……」
みなもが、しみじみと呟く。食べなくてよかった。
「このコは、コンペイトウさん17号。さっき、アナタの頭に刺したのは、コンペイトウくんαちゃん☆」
「どれかに統一しとけ。名前」
「ええと、じゃあ、写真お願いします。コンペイトウさん17号さん。この画面を見ながら、ここを押すだけですから」
「なんだかなー」
ぼやく影踏の背を、澪子がぽんと叩いた。
「いいから、並びなさいな。お姉さんは仕事に戻らなきゃならないのよ」
特設キッチンを背後にして、4人が並ぶ。
「ジュンビ、エエデッカー?」
……どうやら、この謎生物、喋れたらしい。
「ホンナラ、トラセテモライマスワー」
シャッター音と同時にフラッシュが光る。
眩しいと、一瞬、目をほそめた瞬間――――
□ ■ □
「おかえりなさいませ、みなもさま。影踏さま」
にこやかに、柔和に笑うのは、紺青茶房の店主、李晋だ。
「お戻りが遅いので心配しておりました。もう少しで、非常手段をとるところです」
笑顔のまま、マッチ箱をカウンターの影へとしまう。
みなもは気付かなかったようだが、影踏は気付いた。
(マッチ箱って、非常手段って……)
ひくりとひきつって、影踏は椅子に腰をおろす。
「燃やす気だったのか?」
「ええ。最後の非常手段です」
みなもを見送った李晋は、にこやかな笑顔のまま言い切る。
「本に食われた上、焼かれてたまるか」
「そうならずに、本当に良かったと思っております」
「実は、燃やしたかったんじゃないか?」
「そんなはずはありません。御客様が食べられているんですから。細心の注意を払うつもりでした」
注意を払えば燃えずにずむというものでもないような気がするのだが。
言いつのったところで、さらりとかわされるだけのような気がして、影踏は短く「茶」とだけ言う。
「はい」
影踏の前にそっと置かれたのは、緑茶だった。ケーキを置いた皿がそえられている。
「当店のヴァレンタインメニューです。胡桃とナッツを砕いて焼いたスポンジの、生チョコレートケーキです」
紅茶も合いますが、緑茶にも合いますから、いかがです?
見た目にも美味しそうなものを目の前におかれて、断る人間は、あまりいない。
「……オレ、すっごい苦労したんだけど。当然、おかわりもあるよな?」
「2切れまででしたら」
「御茶、1杯じゃ足りないと思うんだけど」
「なんでしたら、2杯目は紅茶を御用意いたします」
「よし」
カエル女に、手足の生えたコンペイトウと、変なものばかり見た気もするが、最後にタダでこれを食べられるなら悪くない。
フォークを持って敢然とケーキの制覇にむかう影踏だったが。
靴の上で、直径3ミリの「コンペイトウGちゃん」が踊っていることには、まだ気付いていなかった。
そうして、ヴァレンタインシーズンも終わりを告げて暫く、『西洋菓子の規範』をぺらぺらとめくっていた李晋は、巻末に、クラッシュアーモンドのチョコレートケーキと、チョコレートを練りこんだおこしの作り方が増えているのに気付くのだが。
それは、また別の話。
― 了 ―
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登場人物 (この物語に登場した人物の一覧)
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
1252 / 海原・みなも / 女 / 13 / 中学生
2309 / 夏野・影踏 / 男 / 22 / 栄養士
NPC / 麻葉・澪子 / 女 / 年齢不詳 / 商社勤め
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ライターよりのひとこと (ライター通信)
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初めまして。那季・契と申します。
最初に思ったよりも長くなりました……4000字ってすごい短いですね。
二度と4000字で書こうと思うことはないでしょう。
たぶん、常に文字数オーバーのような気分がひたひたと。
……それもどうかと思うんですが。
ちょっと色気にとぼしかったので、NPCをひとり、ピックアップしてまいりました。
※誤字・脱字には気をつけておりますが、もしも見つけた場合は、御連絡くださいませ。
◆夏野影踏 さま
初めまして。ご参加、ありがとうございました。
もしお気に召しましたなら、今後とも宜しく御願い致します。
すっぴんなので、好きにしていいとのことでしたので、いじくりまわさせていただきました。
こっそりと、コンペイトウGちゃん(いちおう悪魔)が、足元に付いてきています。
ペットにするなり、下僕にするなり、影踏さまの御自由になさってください。
ただし、食べた場合の胃腸の保証はできかねますので、ご注意くださいませ。
また、海原・みなもさまの方には、影踏さまが落ちる前のやりとりがございます。
宜しければ、目を通してみてください。
那季 契
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