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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


剣崎邸《三本の剣−密室》殺人事件

●プロローグ

「あー、もう、なんでこんなことになってるんですかー!?」
 頭を抱え込んだ神聖都学園の鶴来理沙(つるぎ・りさ)は、もう一度事の成り行きを思い返した。
 女神を宿す蒼色水晶の剣の守り手でありまがらその剣を失ってしまい、その剣の捜索を依頼しようと草間興信所を訪れたのだが、しかし。
「ん? 今俺に来てる剣がらみの情報といえばこれくらいだけどな。行ってみるか?」
 怪奇探偵と呼ばれる草間武彦(くさま・たけひこ)に渡されたメモを元に訪れた場所、そこは‥‥。
「え、えっ? あれェ??」
 そこは高級一等地にある巨大な豪邸。
 表札には『剣崎家』とある。
「あなたが草間探偵の代理の方ですね。ようこそいらっしゃいました」

 ――そして今、目の前には一つの死体が‥‥。

「あー、もう、なんでこんなことになってるんですかー!?」
 とりあえずパニック状態になりながらも状況をまとめると。
 まず殺されたのは豪邸の主人の奥さん。腕と胸と腹部に一本づつ計三本の剣が突き立てられていて‥‥。
 ちなみに凶器の剣にはそれぞれ「ウィスレ」「バー」「ラグド」の銘がある。
「あ、それってイスム地方の剣霊神話にある四大精霊の名ですね――」
 部屋は密室状態。内側から鍵。
 三本の剣のうち胸に刺さった一本は死後に突き立てられたものなので自殺の線も薄いようだ。
 第一発見者は、ご主人。関係者はその他に娘である双子の姉妹。それにメイドさんが一人。
 その上、超常能力が使用された形跡もあり、警察に通報するわけにもいかなかったらしいと――。
「って、この事件、全然私の依頼と関係ないじゃないー!!」

 ‥‥どなたか、とってもヘルプミーです。しくしく。


●イスム剣霊神話

「‥‥つまり、‥‥」
 殺人現場に立った 五降臨 時雨(ごこうりん・しぐれ) の沈黙に、鶴来理沙はごくりと咽を鳴らした。
「つまり?」
「‥‥」
「‥‥」
「‥‥‥‥」
 長い間が続く。
「‥‥あ、あの?」
「‥‥‥‥犯人が分かれば‥‥いいわけだ」
 ガクッと肩を落として「その通りですね」と理沙は答えた。
「‥‥‥‥犯人はキミだ‥‥理沙くん」
「違いますっ!」
「と、軽いボケはそれくらいにしといて、私は関係方面の調査をしておきたいから警察への連絡はお願いしていい? みなもちゃん」
 深刻な表情で向き直った シュライン・エマ(−・−) に、 海原 みなも(うなばら・−) が頷きを返した。
 草間興信所の事務員であるシュラインとよく興信所のアルバイトをしているみなもは友人同士でもあり、その辺の機微は分かっている。
「それは待った方がいいんじゃないのか? 警察への連絡を避けたいからこそ草間興信所に連絡が来たんだろうしな」
 軽く現場を見渡して言う同じくシュラインの友人である 柚品 弧月(ゆしな・こげつ) に、みなもは困ったように腕を組んだ。
「あの、それでは一応、草間さんに連絡を入れてみてはどうですか? 私としては超常能力が関わっていても警察を呼んでも問題ないような気がするのですけど、その理由の再確認という意味で‥‥。警察への連絡を考えるのはそれからでも遅くないと思います」
「そうね。じゃ、その確認は私がとるわ。丁度武彦さんには事件関係で調べてもらいたい資料も色々とあるから」
 とりあえず手の空いたみなもは、殺害された奥さんの状況を確かめようと思ったが、遺体の側にはすでに先客がいた。
 白衣の男性が手馴れた手つきで検分している。
 ――長い黒髪を後ろで束ねて左目に眼帯を当てた男性。
「お伺いしますけれど、ひょっとしてお医者さんですか?」
 医師の 御風音 ツムギ(みふね・−) は静かに振り向くと、穏やかな声で答えた。
「私の診療対象は、常に生者のみではありませんからね」
 みなもがまだ殺害当時の状況のまま残された遺体に近づくと、逆にツムギが質問をする。
「キミこそどうしてここへ? 素人の方が見ても実りがあるとは思えませんが」
「でもほら、床や体の血痕を見ればどんな状態で刺されたかわかりますし――」
 推理小説や鑑識ドラマ見てますから多少はね、という本音はさすがに口に出さない。
「死因は胸部を貫いた剣ですね。『ラグド』の銘が刻まれているというこの剣の刃が心臓にまで達していて致命傷です。こちらの傷口の断面に生体反応が残っている『ウィスレ』の剣がまず最初に腕へと襲い掛かった。そして、次に致命傷となる「ラグド」の一突きで剣崎夫人は絶命し、にもかかわらず、殺人者は死体となった婦人の腹部に「バー」の剣を突き立てた‥‥といった所でしょうね」
 つまり犯人は「ウィスレ」(腕)→「ラグド」(心臓/致命傷)→「バー」(腹部/死後)という手順で夫人を殺害し、そのまま密室状態の保たれた部屋から忽然と姿を消したことになる。
 みなもは小首を傾げて考え込んだ。
「この剣の銘に意味があるのでしょうか?」
 理沙によると、これらはイスム地方の剣霊神話に登場する四大精霊の御名だそうだ。

 ――――イスム剣霊神話。
 イスム地方における世界創造を記した神話であり、剣霊といわれる四大精霊は、創世において大いなる役割を果たした存在だと神話の中では記されている。
 「ウィスレ」「バー」「ラグド」、そして「シーラー」
 話の流れだけをかいつまんで追っていくと、創世の一柱として多くの神々と共に尽力した四大精霊だが、その後大地を守護する精霊「ウィスレ」と魂を守護する精霊「バー」は光を守護する精霊「ラグド」と激しく対立する。この諍(いさか)いを天空を守護する精霊「シーラー」が他の三精霊を殺すことによって終わらせたという。
 故に「シーラー」は、闇と終末も守護するという天空の精霊と呼ばれるようになった。

「――と言っても神話ですしね、飛躍した内容なのは仕方がないかもしれません。で、この凶器として使われた剣は、きっとこの剣霊神話をモチーフにした工芸品の一種なのでしょう。有名ではないので珍しい品ではあると思いますが」
 と語る理沙の表情は複雑そうだ。
 剣霊神話にまつわる何らかの呪術なのか偶々この家にその剣があっただけなのかはまだ定かでないが、少なくとも今現在のこの剣には霊的効力の付与といった力はみられない、普通の剣。
「それってどういうこと武彦さん、あなたの責任でしょう?」
 部屋の隅でケータイで連絡を取っていたシュラインの声を聞きとめ、弧月が声をかけた。
「声が荒いがどうした。何かあったか」
「ええ、武彦さんが殺人事件を押し付けた覚えはないって言ってるのよ。この状況を見せてあげたいわ」
「んー? どう考えてもこれは草間さんにこうなることを見越して押し付けられたとしか考えられんが‥‥」
 剣に関する情報を聞きにきた少女に → 紹介した場所が殺人現場。‥‥改めて考えるとひどい話だ。
『俺が剣崎家を彼女に紹介したのは、不思議な4本の剣についての調査を依頼されてたからだ。あのお嬢ちゃんも剣にも詳しそうだったから双方にとっていいチャンスだろうと――』
「都合にいいこと言って、つまりは個人的に入った怪奇調査をあしらおうとした訳ね」
 電話の向こうの武彦は「手厳しいな‥‥」と呟きつつも、武彦も今から剣崎家に向かうことと、警察への連絡は控えるようシュラインに告げた。
「‥‥でも、能力有無関らず警察には連絡しなきゃでしょう?」
「常識的にいえばそうだが、なにぶん怪奇事件は非常識な話だからな」
 超常能力関係の事件は下手に一般の警察が介入して逆に話がこじれ、事件が混乱して迷宮入りになったり、あるいは全く見当違いな結論で処理されてしまうことも少なくない。
 最も、大抵の怪奇事件が司法事件と認知される前に「怪談」という名の都市伝説として終わってしまうもので。正しい解決への近道は、事件にかかわった能力者たちによる柔軟な対応だといえた。
 しかし部屋内部の状況を調べていた時雨が、ふと疑問を口にした。
「‥‥‥‥これは怪奇事件に、なる‥‥?」


●最後の一剣

「怪奇事件と判断し、警察への連絡を差し止めたのは私です」
 壁一枚で隔てられて扉で直接つながっている隣室にて、剣崎家当主の 剣崎良二(けんざき・りょうじ) 氏が疲れたようにソファに身を沈めた。
 両隣には双子の娘、後ろにメイドが控えている。
「この二人が娘の 霧(きり) と 雅(みやび) 。そしてメイドの 山宮優子(やまみや・ゆうこ) 君だ」
「‥‥どうして、怪奇事件と?」
「剣崎家には超常現象に関する特定のコネクションもあるためこの手の事件についても多少の知識はある。その場合、下手に公にしても解決には繋がらない」
 部屋の状況からだけいえば、密室殺人事件はミステリでいう「不可能犯罪」ではあるが、イコール超常能力による事件と即座に考えることは難しい。
 普通ならばまずは密室を作り出したトリックを探ろうとするはず。
 時雨が、ドア付近の傷、遺体に付着する不自然な物がないかを丹念に調べたが、それらしいものは出てこない。
「‥‥‥‥このことは‥‥物理的なトリックの、密室でないことを‥‥示している」
 ポイントとなるのはやはり、内側から鍵がかけられている点。窓はなく、出入りできるのは廊下への扉と隣室への扉という二つの扉。この両方に内側から鍵がかけられている。その上で、糸や衝撃など、物理的な仕組みを使った様子は存在しないことから、超常能力による怪奇事件である可能性が高くなった。
「まあ、俺にはサイコメトリーって能力があるしな」
 呟いて、弧月は致命傷となったラグドの剣に触れた。
 物に触れることで、その由来や過去・現在・未来の情報を得る事ができる能力――それがサイコメトリー。
 映像や記憶が弧月の脳裏にまで流れ込んでくる。だが、何らかの妨害があるのかひどく記憶が読み取り辛い。
 イメージを読み取っている時に、ふいに医師ツムギの声が耳に入った。
「私の力によるサイコメトリーを試みてみましょう」
 能力使用時は無防備になるため周囲の警戒をお願いします――そう言ってツムギは左眼の眼帯を外した。
 黄金色の左眼は、全ての事象を見通す「千里眼」であり、時に過去や未来をヴィジョンとして捉える力を持ち――サイコメトラーと同等の能力を有しているといえる。
 ツムギは軽く額を押さえた。ビジョンが上手く安定しない‥‥。
 どうやら、何者かの手による霊的な妨害が施されている‥‥やはりこの事件は剣崎氏の言うとおり怪奇事件の範疇に属するもののようだ。
 ツムギはさらに意識を集中させた。
「‥‥見え、ました‥‥婦人の胸部に、剣を突き立てている瞬間が‥‥これは‥‥

  山宮、優子さん 」

 全員の視線が、剣崎氏の背後に控えているメイドへと一斉に集まった。
 そんな馬鹿な、と弧月が立ち上がる。
「待ってくれ、そんな‥‥、俺のサイコメトリーが捉えた記憶は、その子が胸に剣を突き立てているところだ」

 ――――と言って弧月は、双子の少女たちを指差した。


 二人のサイコメトリー能力者によって読み取られた結論が違う。
 心臓を貫いたのは、ツムギによればメイドの山宮優子。弧月によると剣崎氏の娘。
「娘さんって、彼女たちは双子でしょう? どちらの事を言っているのよ。霧さん? 雅さん? それとも二人とも?」
 シュラインの問いに弧月は首を振って、二人で刺しているわけではなく、見えたイメージでは一人でだが、どちらなのかまでは断定できない、と答えた。
 霧と雅は、瓜二つの姿で同時に小首をかしげた。
 みなもが口元に手を当てると自分に言い聞かせるように、小声で順を追って整理していく。
「‥‥密室で婦人が殺害された。三本の剣の内、致命傷は胸に突き立てられたラグドの剣。でもサイコメトリーで読み取れた記憶によると、山宮優子か、霧さんか、雅さん‥‥三人のうち誰かの可能性があるらしい」
 表面上の齟齬だけではなく、どうも何かが噛み合わない。
 それ以前に、サイコメトリー能力で読み取られた過去に違いがあるとはどういうことか。
「わたくしたちを疑われていらしゃるのですね」
 優子の静かな視線にみなもは緊張を覚える。
「‥‥差し出がましいようですが、この件からはもう手を引いてくださらないでしょうか」
「――それはどういう意味ですか?」
「今日、この屋敷であったことを忘れて、これ以上関わらないで頂きたいのです」
 優子とみなもが静かににらみ合った瞬間。
「‥‥‥‥ああ。わかっ、た‥‥」
 と言って時雨が自身の手をポンと叩いた。
「何がわかったんですか、時雨さんっ!」
「‥‥三人全員が、犯人だ」」
 がくっとコケる理沙。
「もう! 思いつきだけでモノを言わないでくださいっ」
「待って。その仮定は面白いかもしれないわね」
 シュラインがケータイの通話口を押さえて話をとめると、腕を組みながら片頬に手を当て、一堂を見回す。
「今回の件が怪奇事件と判断されたポイントは、具体的にいうとどういった部分からだと思う?」
「それは――どういうことでしょう」
「つまり、今回の件は密室でも怪奇事件でもある必然性がどこにも見当たらないということよ」
 シュラインの指摘にみなもはあっと声をあげた。
「ええ、そうです――確かにこんな状況下で密室の意味はないです」
 密室トリックが用いられる場合の最もポピュラーな理由としては「アリバイ作り」が挙げられる。
 密室の不可能性ゆえに保障される鉄壁のアリバイ――追い詰める側はまず密室の謎を崩さなければ犯人の行った犯罪を立証できない。
 しかし、今回の件では剣崎邸にいたのは関係者のみであり、警察への通報も考えていなかったということは、密室を成立させる必要すらなかった。
「これは、理沙さんという来訪者が訪れたことで、初めて『密室』になったしまったんですね‥‥」
 ――閉ざされた内部に外部の視点が導入されることで事象はがらりと姿を変える。
「さっき武彦さんから連絡があって、ここの奥さんはもう何年も前から誰にも姿を見せていないそうよ。つまりは逆転の発想ね」
 ――ここで行われていたのは、殺人ではなく儀式。
 弧月の見た映像も、ツムギの見た映像も、この場所で何度も繰り返されてきたビジョン――。
 シュラインは床に倒れている剣崎夫人の遺体を見た。
 突然、刺さっていた剣が抜けたのだ。

 夫人の目がかっと開いた。

「い、生きてる――!?」
 死んでいるというよりも、どこか前衛芸術のような美。非現実感。
 立ち上がり襲い掛かってくる死体を前に時雨と弧月が立ちはだかった。時雨が鞘に入ったままの妖長刀で受け止め、弧月が「神聖銀手甲」の篭手をつけた拳を打ち込もうとすると、双子の少女たちが止めるように抱きついた。
「お願い! お母様をいじめないで――!」
 ツムギが再び左眼の眼帯をはずすと、夫人の死体に向かい腕を伸ばした。
 死体はのけぞるように跳ね、背中から弾き出されるように美しい剣が飛び出した。そのまま力を失い夫人が倒れる。
「この方にかかっていた呪いを解呪しました。これでもう、大丈夫でしょう」
「嘘、まさか――」
 剣の傷が白煙を上げて消えていき、夫人の肌に生気が戻り始めた。
 眼帯をかけ直してツムギは夫人の手をとる。
「殺す者、殺される者、原因や動機は様々ですが‥‥どんな大義名分があっても生物の命を奪うことが正当化されてはいけない。綺麗事でも、それは無くしてはいけないものだと、私は思っています。奪う分だけ、己も多くを失うのですよ‥‥」



●呪いの終わった家 〜エピローグ

 剣崎氏によると、彼の妻が呪いを受けたのは数年前のこと。
 呪を帯びたシーラーの剣に取り憑かれて剣崎夫人は激しく暴れるようになった。それを収めるには残る三大精霊の剣による術で呪いの力を封じるしかなかった。仮死を与えることで呪いを封じる。しかし、不完全な封じであったため、何度も、何度ものろいが目覚めるたびに封じの儀式を行ってきたのだ。
 不自然な剣の刺された順も、儀式として手順を踏まえてのもの。
 直接の関係こそはなかったものの、四大精霊の剣霊神話は理沙の探している蒼色水晶剣の女神と繋がりのあるものだったらしい。
「神話を元にして造られる呪術は多いですからね。神の力の悪用‥‥不遜な行為です」

 呪いを抑える間、家の中は地獄のようだった――と剣崎氏のもらした疲れた声が、まだ耳の奥に残っているような気がした。

「でも、隠されていた儀式なのによく見つけられたものね」
 シュライン・エマは剣崎低を振り返る。
 この事件が発見されることがなければ、剣崎家の人々はずっと剣霊神話の儀式を繰り返し続けたのだろうか――。
 理沙が、普段は見ない大人びた表情で悲しげに言った。
「シーラーたちが私を呼んだのでしょう‥‥きっと‥‥」



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【0086/シュライン・エマ/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【1252/海原・みなも/女性/13歳/中学生/うなばら・みなも】
【1564/五降臨・時雨/男性/25歳/殺し屋(?)/ごこうりん・しぐれ】
【1582/柚品・弧月/男性/22歳/大学生/ゆしな・こげつ】
【2287/御風音・ツムギ/男性/27歳/医師/みふね・つむぎ】

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■         ライター通信          ■
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 こんにちは、雛川 遊です。
 シナリオにご参加いただきありがとうございました。
 本編に出てくるイスム剣霊神話ですが雛川の創作でして、実在する神話ではありません。もう少し突っ込むと世界に存在するあらゆる物語は神話だともいえ、ここでのみなさんの活躍も神話の領域に入るのかもしれません。でもま、やっぱり神話というよりも怪談と呼ぶほうが東京怪談らしいかなー、などとつらつら思いつつ。それとトリック部分への突っ込みはなにとぞご容赦ください‥‥。

 今回の事件で明らかになった情報も《異界〜剣と翼の失われし詩篇〜》で一部アップしていく予定ですので、興味をもたれた方はぜひ一度遊びに来てみてください。例の如く更新が遅れるかもしれませんが‥‥。
 またノベル作成が遅れてしまい申し訳ありませんでした。以後このようなことがないよう発注スケジュールには十分気をつけさせて頂きます。
 それでは、あなたに剣と翼の導きがあらんことを祈りつつ。