コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


時刻表

 0、オープニング

『二番線に、下り電車が参ります。白線の内側に下がってお待ちください』
 構内アナウンスが流れ、電車が滑り込んでくる。
 乗降の人の波。発車のベルにはじかれるよに。
 ガタンゴトンと、やがて暗い穴蔵に吸い込まれる。
 繰り返し、繰り返し。
 時刻通りに。
 絶え間なく、それは続く。

 ------------------------------------------------
【521】 営団地下鉄日比谷線 幽霊電車の噂 投稿者:未知

 ちょっと耳にしたんだけどサ。
 地下鉄に幽霊電車が出没するんだって。
 最終が十二時半、始発が五時二十分頃。
 その間に、下りホームを電車が通過するらしいの。
 何でも、車掌が透けてるおじさんとか。

 電車に実体があるか、
 本当に走ってるか、は不明。
 見たって言ってるのは、私の友達なんだけど、
 酔っぱらってトイレの掃除用具入れで倒れてたんだって〜。
 個室と勘違いしたらしいよ?
 なんか、間抜けっぽい(爆)。
 それで目を覚ましたら、電車終わってるし、
 慌ててホーム走ってたら、そんなのを見たって。
 あ、ちなみに駅は『上野』ね。
 
 走る必要の無い時間まで、走る電車。
 働き過ぎ〜、なあんてね〜(笑)。

 ちょっと面白そうだから、誰か確認してきて〜(笑)。



 1、出動

「『深夜の都会を駆け抜ける、幽霊列車の正体とは!』──見出しはこれで決まりだな。しっかりモノにして来いよー?」
「まっかせといてください。えーと、懐中電灯とポラロイド……それから、ビデオカメラも大丈夫っと。あとは家に帰って仮眠取れば準備万端! それじゃ、行って来ま〜す!」
 ヒラヒラと手を振る仲間に見送られ、榊杜夏生は部室をあとにした。
 ゴーストネットでの書き込みを目にしてから、ここまでの所要時間は僅か数分である。『思い立ったが吉日』と言う言葉があるが、夏生の行動はまさにそれだ。迷いが無い。
(今から帰れば、結構寝られそう♪ いざって時に眠くてシャッターチャンス逃したちゃったら、元も子も無いもんね〜)
 鼻歌さえ流れ出しそうな夏生の様子に、すれ違いの教師が声をかける。
「お。ご機嫌だな、榊杜。さては、また『あれ』か? 年頃の娘が、あんまり遅い時間にふらふらするなよ? 今日日、恐いのは幽霊なんかより、人間なんだからな?」
 年寄りめいた物言いのあと、教師は若い顔に苦い笑みを浮かべた。
 ミステリー同好会で発行している『恐怖新聞』の内容は、会の活動内容が一目瞭然となる。いつ何をしているのか。教師の目にも、それが自然と触れるのだろう。彼は心配しているようだ。
「は〜い」
 夏生は明るく返事を返し、わざと教師から目を逸らした。
「センセを困らせるような事はしてないから、大丈夫……かな?」
「おいおい、『かな』ってなんだぁ? まぁ、無茶はしないでな?」
 無茶はしない。
 ただ、終電の終わった地下鉄に忍び込んで、幽霊列車の正体を暴きに行く『だけ』である。
 夏生はニッコリ笑って頷いた。
 
 2、日比谷線上野駅構内

 二四時一八分。
 夏生は、カバンを膝の上に置き、ベンチに腰掛けていた。下り電車の最終時間まで、まだ十数分の余裕がある。
(そろそろ良いかな?)
 ビデオカメラをカバンから取り出す。側面には、粘着力の強い両面テープが、しっかり貼り付けてあった。
 周囲には、眠たげなサラリーマンと、壁にもたれて居眠り中の青年がいるが、どちらも疲れているらしく、夏生を見ようともしない。
(んっ。チャンス到来! 作戦決行〜♪)
 それらの目を気にしながら、夏生はビデオカメラを座席の裏に貼り付けた。僅か三〇〇グラム足らずの機材は、およそ一〇キロの荷重にも耐えうる粘着力の前には、容易い作業だったようだ。固定されたビデオの感触を確かめて、夏生は手を離した。レンズの向きにも抜かりはない。
「なるほどな」
「!」
 突然、真隣から若い男の声がした。ハッとしてその主を捜す。だが、シートは空のままだ。誰もいない。
「空耳……?」
 夏生は首をひねった。聞き覚えがあるような気がするのだが、思い出せない。
(んー、誰だっけ……)
 そうして考えている内に、電車がホームに滑り込んできた。人々がのろのろと動き出す。
「まぁ、いっか! それより、早く隠れなくちゃ。トイレトイレ、トイレはどこかな〜」
 席を立った夏生の後を追いかけるように、列車が走り始めた。

 3、合流
 
 終電が行き、完全に人気が失せたのは、一時過ぎであった。もちろん見回りはやってきたのだが、問題は起きなかった。駅員は掃除用具入れに目もくれず去っていったのだ。
 トイレから二人が顔を覗かせたのは、ほぼ同時だった。
「あ!」
「む?」
 少女と、入道の視線がかちあう。
「そこから出て来たってゆーコトは──……幽霊列車に逢いにきたんですか〜?」
「お主もそうか。儂は浄業院是戒と言う旅の僧よ」
「あたしは榊杜夏生。女子高生です。クラブの研究材料になるかと思って来たんだけど……同じ姿勢でいたから体が……」
 夏生はトイレから出ると、大きなのびをした。何もせずに一時間以上も立ちっぱなしである。バイトをしていた方が、まだましであった。
「うむ。儂も窮屈なのに参った」
 是戒が辛かったのは、身を伏せていた場所の狭さだった。夏生は是戒の巨躯を見て、大いに納得する。
「はっはっは、まぁ、良いわ。見つからなかっただけでも、幸いよのぉ」
「そうですね〜」
 二人はニコリと笑いあった。そこへポツリと、第三の声が湧いた。
「お疲れさん」
 誰もいなかったはずのベンチで、真名神慶悟がだらけている。穏行法を解き、姿を現したのだ。しかし、労いの言葉をかけた本人が、一番の疲労感を漂わせていた。
「そこにおったか」
 是戒が微笑むのを見ながら、夏生ははたと気付いた。
「あ! さっきの声って、真名神さん?」
「ああ。一部始終を見せて貰った。こう言う展開になるだろうと思って名乗らなかったが。驚かせてすまん」
「正体わかれば問題ないですよ〜。そうだ。ビデオは、ちゃんと動いてるかなぁ?」
 夏生はそう言って懐中電灯を取り出し、イスの下を覗き込んだ。バッテリーの残量を窺う。あと二時間は大丈夫だろう。録画中の赤いランプを確認して、夏生は慶悟を見上げた。うんざりした顔が、レールを眺めている。
「あたし達が隠れてるあいだ、なんかあったんですか?」
 慶悟の口から、溜息が漏れた。
「ああ、あったと言えばあった、か」
「え!? ソレって、心霊現象とか!?」
 夏生の目が大きくなる。驚いていると言うより、喜んでいた。是戒は周囲を見回す。
「ふむ。何も感じぬが……」
「あー……、あれだ」
 慶悟が指さしたのは、『終日禁煙』のプレートであった。疲労困憊の原因が煙を吸えぬ事だったとは。
 二人は顔を見合わせ苦笑した。
「まだ先は長いのではないか?」
「せめて何時に出るか、わかれば良かったんですけどね〜」
 慶悟は何も言わず、壁のプレートに恨めしげな視線を送った。
 
  4、遭遇

 二六時四〇分。
 時計の針は、モタモタと進む。する事が無い。ホームも隅々まで見終わった。三人は暗いトンネルの向こうを窺ったり、耳をそばだてたりしながら、退屈な時を過ごした。
「ここまで待ったけど──新車両の試運転、とかじゃないよね? 車掌さんは透けてたみたいだし」
 夏生は言って、二人を見やった。慶悟はすでにベンチから離れ、壁にもたれている。
「あぁ。霊的な現象であるのは、間違いない」
 是戒も頷いて、天井を見上げた。月を見て時の流れを知る事は出来ない。
「ここへ来る前に、駅の者達に話を聞いた。図書館へも出向いたのだが……課せられた義務や責任を全うしようとする者は、どこにでもおる。そう言った者が志半ばで倒れれば、やはり未練は残ろう」
「んー、未練かぁ。そーゆー理由だと、現れるのもちょっとは分かる気がする……かな?」
 存在は否定しない。だが、夏生の好奇心は霊そのものより、霊の実体を解明する事にある。ビデオカメラに収めるのも、後の研究材料にする為だ。単なる興味本位や、遊びでは無い。
「どんな理由があるにせよ、進むべき道を示唆してやる必要が──」
 慶悟の言葉は、そこで途切れた。
 闇の中に浮かぶ、二つの赤い前照灯。
 全くの無音であった。スキンステンレスの車体が、ホームに滑り込んできたのだ。それまで走っていた列車とは、かなり外観が異なっている。叩きあげたままのギラギラと光るボディは、無骨でさえあった。
「あ! 写真!」
 夏生は慌ててシャッターを切った。列車は一両、二両と過ぎて行く。全体が青白く発光していた。設置したビデオカメラは、逃さずこれを捉えているだろうか。ポラロイドの白い画像に、じれた。
「止まる気配は無いな」
 慶悟の前髪が、風にあおられる。
「うむ。話を聞かねば始まらん。停止して貰うとしよう」
 是戒の顔が引き締まった。
 指先をぴんと立て、その手を胸の前で構える。
「ノウマクサマンダ──」
 不動金縛りの法。
「バザラダンカン!」
 是戒の真言が轟き渡る。
 列車は雷に打たれたかのように、ビリビリと震えた。急停車時の不快なブレーキ音は聞こえない。ただ、前のめりになり失速し、やがて完全に停車した。
 車体の向こうに、上りホームが透けて見えた。
「列車も霊体だったんだぁ」
 まじまじと眺める夏生の前で、スーッと扉が開いた。車内の照明も青白い。
「乗ってみたい、けど」
 果たして戻ってこれるのだろうか。夏生は、慶悟と是戒を振り返った。
「あぁ、なにかあれば俺らがいる。止まらなければ、もう一度、止まって貰うまでだ」
「それなら、安心かな? 幽霊列車なんて、滅多に乗れるもんじゃないですよね〜♪」
 様子を窺いながら、夏生は列車内に足を踏み入れた。ガスともオイルともしれぬ、臭気が漂っている。
 床は板張りで、蝋を塗っているような黒い光沢を帯びていた。だが、足の下の感触は柔らかなクッションのようだ。フワフワとして落ち着かない。夏生は何度かその場を踏みならしてみた。その度に、ぼよぼよと跳ね返ってくる。落ちてしまう事は無さそうだが、やはり奇妙な感じがした。
 半透明の床越しには、レールが見えている。
「……妙な感じだな。これは……」
 慶悟は言って、頭上を見上げた。吊り下げられた車内広告は、どれもおぼろで文字がはっきりとしない。荷台は網であった。シートも窓の作りにも、古めかしさが漂っている。
「うむ、そうだ。これを……」
 ごそごそと袂をあさり、是戒は丁寧に折り畳んだ紙を取り出した。昼に図書館で手に入れた記事である。
 広げたそこへ、夏生は懐中電灯を当てた。文章に添えられた、小さな写真に目が行く。それはこの列車と同じ型であった。
「平成六年七月……わ、古いですねー! えーと……『元営団3000系、長野電鉄へ譲渡』? んー、まだ現役なのに、こんなコトをしてるなんて」
「いや。『これ』を為しているのは、別の連中だ。譲渡されずに廃車となった列車の残留思念……付喪達の仕業だ」
 式神は、検車区でその存在を拾い出していた。慶悟はそれを告げる。
「一つ一つは形になりはしない。こうして集った時だけ、かつての雄姿として蘇るようだな。人目をはばかり走る事自体は、罪ではないが……」
 慶悟は車両を移動するべく、歩き出した。夏生と是戒が、それを追う。
 列車は、来た時と同じように音も無く滑り出した。
 レールの継ぎ目を越える振動。ひんやりとした空気。夏生は、確かに幽霊列車の中にいる。いったい、何で出来ているのか。それが不思議でならない。
 ふと、撮った写真に目をやった。
「あっ! 正面から写したのに撮れてないー! うー……写真が無理ならビデオもアウトかなぁ」
 真っ黒な画面には、光の点さえ見あたらない。
「特ダネなのに〜」
 肩を落とす夏生を見下ろし、是戒は微笑した。
「良いではないか。お主の目が覚えておろう。それを活かせば良い」
「写真が無いと説得力にかけるけど……しょうがないかな。ハァ、ガッカリ〜」
 夏生は写真をポケットにしまった。
 目指すは最前部である。
 ジョイントを二つ越えたそこに、運転室はあった。透けた壁越しに、人が座っているのが見える。顔は前方から逸らそうとしない。手はしっかりとノッチを握りしめていた。
 トンネルに満ちる闇を、列車は掻き分けて行く。流れ去るコンクリートの壁。次駅を示す照明が見えた。入谷へ到着したのである。乗客のいないホームを、列車は静かに通過した。
 慶悟は目を細める。
「死して尚、肩書きを外せないとは……業務、ご苦労さんと言いたいとろこだが。このままでは拉致があかないな。心残りの原因がわかれば、正しき道も示せる。少し、時間を割いて貰うか」
「うん、賛成。あたしも、車掌さんと話してみたいし」
 夏生は仕切となっている壁を軽く叩いた。だが、うわんと陥没するだけで、音はしない。思い切って声をかける。
「あのー、すいませーん! 車掌さ〜ん」
 クルリと。
 それが振り向いた。
 帽子の庇の直ぐ下から、顔の全部が闇に覆われている。一種異様な様であった。
 是戒はその顔を見据えて言う。
「業務中すまぬが……話がしたい。列車を止めては貰えぬか?」
 車掌は、小さく頷いた。やがて車両が停止する。
 ドアを開け、客室に姿を現した駅員の霊は、カードケースを小脇に抱えていた。
「えーと……なんの為に走ってるのか、教えてもらえませんか?」
 夏生は俯いた黒い顔に問いかける。車掌は夏生にケースを差し出した。一行はそれを覗き込む。
 数字の羅列。時刻表であった。赤いラインが数カ所に渡って引いてある。夏生はそこに目を止めた。
「コレ……車掌さんが担当してた電車ですか?」
 問いながら、奇妙な一致がある事に、夏生は気付いた。
「昼と夜の違いはあるけど。この二時の電車って、さっきホームに着いた時間と同じじゃないかなぁ」
 ゆっくりと深く。影は首を縦に動かした。
 是戒の錫杖が、小さな金属音を立てる。
「体はとうに朽ちておる。もはや、お主の生きる世界では無い。それはわかっておるか?」
 車掌は初めて顔を上げた。のっぺりとしたそこに、目や鼻は存在しなかった。口も無い。どこか悲しげに小首を傾げ、もう一度頷いた。
 狂う事を許されない時計。繰り返しの毎日。死を迎え、自分の顔を忘れた今でも、それを続けていたようだ。
 列車も車掌も。皆、ここで働き詰めた者達のなれの果てであった。
 慶悟は火のない煙草をくわえた。禁煙状態から半日。すでに、限界であった。
「これからどうする。レールを外れて列車共々、旅へ出るのはどうだ? こんな所を彷徨うより、ずっとましだろう」
「ソレ、良いかも。もう、写真を撮りにこれないのは、残念だけど」
 正直な夏生の言葉に、是戒が笑う。
「この者を縛り付けているのは、その時刻表かもしれん。手放せば、浄土の世に向かう事も出来るのではないか?」
 影は、じっとそれを見下ろした。そして、おもむろに手を離したのだ。
 三人は、ケースが床に着く前に消失するのを見た。
 途端、車内の照明が落ちる。青白い発光を残して、辺りが闇に包まれた。閉じていたドアが一斉に開き、地下道の湿った空気が流れ込む。
「俺らはここまでだ」
 慶悟はヒラリと飛び降りた。是戒がそれに続く。夏生はドアの前で振り返り、車掌に小さく会釈した。
 扉が閉まる。三人の見守る前で、パンタグラフから火花が飛んだ。
「道を繋げ」
 慶悟は呟く。
「道祖の神よ。絶えて久しき道を繋ぎて、尽きぬ旅の標を与え給え──」
 光始めたトンネルの向こうへ、列車は滑り始めた。

 5、最終業務
 
「懐中電灯持ってきてセイカ〜イ♪」
 地下鉄の途中下車。
 それはつまり、トンネルの中で放置されると言う、迷惑で愉快な結果をもたらした。
 誰に見つかる事も無く、無事、上野へと辿り着いたのは、他ならぬ夏生の──夏生についた神の力に他ならないのだが、それは単なる幸運と片づけられた。
 夏生はビデオカメラを回収し、すぐさま、問題の時刻へさかのぼった。
「何も映ってないと思うけど」
 果たして、夏生の予想は当たった。カメラは何も捉えてはいなかった。
「証拠が一つも残ってないなんてー」
 気落ちしながら、夏生はぼやいた。そして、何気なく取り出したポラロイドに驚きの声を上げた。
 そこには──
「ほお。随分と粋な事を考えおったな」
「サービス業、最後の仕事、か」
 古びた列車を背に敬礼する、あの車掌の姿があった。


                        終


□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
【整理番号 / PC名 (年齢) > 性別 / 職業】

【0017 / 榊杜・夏生 / さかきもり・なつき(16)】
     女 / 高校生

        
【0389 / 真名神・慶悟 / まながみ・けいご(20)】
     男 / 陰陽師

【0838 / 浄業院・是戒 / じょうごういん・ぜかい(55)】
     男 / 真言宗・大阿闍梨位の密教僧 

(別班)

【0381 / 村上・涼 / むらかみ・りょう(22)】
     女 / 学生  

【0843 / 影崎・雅 / かげざき・みやび(27)】
     男 / トラブル清掃業+時々住職 

【1085 / 御子柴・荘 / みこしば・しょう(21)】
     男 / 錬気士
   
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■          あとがき           ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

 ああう。大変、遅くなりました。
 もはや、これがデフォルトの挨拶となってきております(汗)。
 精進します。申し訳ございません(平伏)。

 さて、『時刻表』はいかがでしたでしょうか。
 二つの班は主線を残して、違う展開となっています。
 全ての謎解きの功労者は、是戒さんでしょうか(笑)。
 まさか、ゴーストネットの事件でここまで掘り下げて描写する事になるとは、
 思っておりませんでしたf(^_^;

 上野駅日比谷線下りホームのトイレに関しましては、
 フィクションとして、御覧いただければと思います。
 また、こう言ったお話ではありますが、
 諸々の事情から、この地下鉄に関する事件事故等の表記は、
 控えさせていただきました。
 どうか、ご了承くださいませ。

 この度は、当依頼にご参加くださり、まことにありがとうございました。

 苦情や、もうちょっとこうして欲しいなどのご意見、ご感想は、
 謹んで次回の参考にさせて頂きますので、
 どんな細かな内容でもお寄せください。

 今後の皆様のご活躍を心からお祈りしつつ、
 またお逢いできますよう……。


 P.S.. 夏生 様
  初めまして──で、ありますのに、長らくお待たせしてしまいました。
  なんともかんとも反省です(トホ)。
  シチュノベ、お気に入りの場所等、拝見させていただきました。
  快活な夏生さんの性格が、上手く掴めていると良いのですがf(^_^;
   

 
                   紺野ふずき 拝