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<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


時刻表

 0、オープニング

『二番線に、下り電車が参ります。白線の内側に下がってお待ちください』
 構内アナウンスが流れ、電車が滑り込んでくる。
 乗降の人の波。発車のベルにはじかれるよに。
 ガタンゴトンと、やがて暗い穴蔵に吸い込まれる。
 繰り返し、繰り返し。
 時刻通りに。
 絶え間なく、それは続く。

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【521】 営団地下鉄日比谷線 幽霊電車の噂 投稿者:未知

 ちょっと耳にしたんだけどサ。
 地下鉄に幽霊電車が出没するんだって。
 最終が十二時半、始発が五時二十分頃。
 その間に、下りホームを電車が通過するらしいの。
 何でも、車掌が透けてるおじさんとか。

 電車に実体があるか、
 本当に走ってるか、は不明。
 見たって言ってるのは、私の友達なんだけど、
 酔っぱらってトイレの掃除用具入れで倒れてたんだって〜。
 個室と勘違いしたらしいよ?
 なんか、間抜けっぽい(爆)。
 それで目を覚ましたら、電車終わってるし、
 慌ててホーム走ってたら、そんなのを見たって。
 あ、ちなみに駅は『上野』ね。
 
 走る必要の無い時間まで、走る電車。
 働き過ぎ〜、なあんてね〜(笑)。

 ちょっと面白そうだから、誰か確認してきて〜(笑)。


 
 1、深夜の散歩
 
 水も空も、紺一色である。
 水面から突き出た葦のような茎は、蓮の名残であった。
 公園内では五分咲きの桜も、不忍のほとりでは、まだ大分遅れているようだ。ポツポツと花を持つ程度であった。
「花見にはまだ早いかな。これはこれで悪くないけどね」
 影崎雅は、おでん串を手に花を見上げていた。先ほどまでは、湯気の立つ大根がそこに存在していたのだが、今は池の蓮のごとく。
 のんびりと染井吉野を観賞している姿に、しびれを切らしたのだろうか。雅の足に黒い影がまとわりついた。狼の姿をした護法童子であった。
「ん? 分かってるって。時間だって言いたいんだろ?」
 じっと見上げてくる瞳に苦笑を返す。
「おっちゃん! 美味しかったよ! ご馳走さん!」
「あいよー、また来てなぁ」
 雅は、おでん屋台に別れを告げ、地下鉄入り口を目指した。
 深夜一二時。ビルのネオンと、タクシーのヘッドライトを横目に、横断歩道を渡る。『地下鉄上野駅』と書かれた内照式サインに出迎えられ、雅は地下にのびる階段を見下ろした。
「ここから先は、動物連れで立ち入れない場所なんだよな。良い子にしてるんだぞ? ぽち」
 童子はハタッと尻尾を揺らめかせた。もっとも、今のぽちが見えるのは、雅一人ではあったのだが。
 薄暗い地下道を歩き、雅達は切符売り場へ向かった。誰もいない。路線図を見上げたあと、雅はふと気がついて頭を掻いた。
「あ、そうか。入場券があれば良いんだっけ。ぽちは……いらないかな」
 どことなく不満気な傍らの顔。
「そんな顔するなって。動物は乗れないんだ」
 しょぼんとする童子の頭を、雅は撫でた。
 
 2、潜入

 真夜中を過ぎても、電車は分刻みに走り続けた。
 雅はしばらくそれを眺めていたが、いつまでもベンチに座っているわけにもいかない。
 じきに、終電がやってくれば、嫌が応でも駅の外へ放り出されてしまう。
「隠れないと駄目かな」
 キョロキョロと辺りを見回して、目に付いたのはトイレの案内プレートである。
「そう言えば、書き込みには『掃除用具入れが安全』ってあったよな」
 長時間滞在するべき場所では無いが、この際しかたない。
 男子トイレに足を踏み入れ、件の扉の前に立った。
「ここかな」
 キィ、と。
 ドアを開ける。
 モップが二本、ホウキが一本。ちり取りとバケツが各一つずつ。それがそこの住人達であった。
「ぽち。窮屈だけど、ちょっとの我慢だからな?」
 相棒に気を遣いつつ、雅はそっと扉を閉めた。
 どれくらいの時間が経過したのだろう。長いような気もするが、五分足らずかもしれない。
 雅の耳が、近づいてくる足音を捉えた。顔の前で指を立て、童子に静かにしているよう命じる。
 それが誰であろうと、見つかれば全てが台無しである。不審者がいたなどと通報されては、事件を解決するどころではない。
 雅は足音の行方に耳を澄ました。
 入り口から、扉の前へ。
 そこから先へ進むだろうと思っていた足音が、事もあろうに留まったまま動こうとしない。
 雅は、扉の下に空いた僅かな隙間を凝視した。
(頼む。開けないでくれ)
 そう思った矢先──
 キ〜ィ。
「!」
 意志に反して、それは開いた。見開いた眼に飛び込んだのは、一人の青年だ。雅以上に驚いた顔をしている。
「い、いや、ちょっと個室と間違っちゃってさ」
 雅は笑ってごまかし、その場を切り抜けようとした。
 しかし。
 災難は続くものである。運悪く第二の足音が、トイレに近づいてきた。青年が慌てて、ドアの内側に飛び込む。
「な、なんだよ! あんたまで隠れる事ないじゃんか!」
「隠れる必要があるんですよ!」
「え? って事は……」
 幽霊列車の調査に来たと言う青年の名は、御子柴荘と言った。
 
 3、遭遇

 午前一時。
 ベンチに座るげっそり顔が二つ。すでに人気は無く、周囲は静まり返っていた。
 一時間以上もの間。二人は互いの背中を壁に貼り付け、バケツとちり取りと狼を挟んで、距離を保つのに専念した。童子は姿を消していたが、荘にはそれが見えていた。だが、何も言わなかった。言えなかったのである。おしゃべりは厳禁であった。
 狭い室内で男二人と大きな犬型が、ただじっと時が過ぎるのを待っていたのである。
「まぁ、見つからなくて良かったよな」
「ええ」
 荘は頷きながら、雅の足下でうずくまる大きな毛の塊へ目をやった。
「それにしても……それは? ただの犬では無いようですが」
「あぁ。あんた、見えるんだな。これは護法童子の『ぽち』。ぽち、もう良いぞ。姿を現して」
 童子は命ぜられるままに、不可視化を解いた。ブルブルと体を揺らし、ウーンとのびをする。雅はその背を撫でた。
「二人、プラス一。今日の乗客は以上かな?」
「あ、いえ。もう一人……」
 言いながら、荘は辺りを見回した。
「どうしたんだ?」
「先輩がいるんですが、まだ、中かもしれません」
「へ? 中?」
 二人は揃って、女子トイレを見やった。
 まるでタイミングを合わせたかのように、トイレの壁から顔を覗かせたのは、村上涼である。どこからか出現させた物騒な釘付きバッドを手に、悶々としたオーラを放っていた。
「……って。なんか怒ってない?」
「んー」
 荘は苦笑した。涼が大股で近づいてくる。
「荘くん?」
 にっこりとした微笑に、荘はおののいた。
「む、村上先輩。不可抗力と言うものですよ。そうしなければ、幽霊列車に逢えませんから」
「あれはトイレよ! トイレなのよ! 隠れる場所じゃなくて用を足、うー」
 大きな手が、突然涼の口を塞いだ。雅だ。
「まぁ、まぁ。大声出すと、せっかくの苦労も台無しになるしさ。ここは抑えて」
「うー! むー!」
「放すよ?」
 涼はコクリと頷く。雅の手が放れると、プハッと息を吐き出した。
「そりゃね? 他に隠れる場所なんて無さそうだけど。でも、あんなに退屈なら、家でテレビでも見ながらお菓子食べたり、おっさんの所を襲撃した方がましだったわよ、大分!」
 雅が顔の前で指を立てる。
「う」
 涼は顔をしかめて、口をつぐんだ。
 ホッと胸を撫で下ろす荘を横目に、雅はニッコリと笑う。
「けど、同感。暇潰しに来たけど、それ以上に暇だったよな」
「当分、狭い場所はこりごりですね」
 荘が肩をすくめる。涼は僧衣姿の雅をマジマジと眺めた。黒毛の狼が雅の後ろに、ちょこんと座っている。
「そう言えば。キミ、誰? そこの犬はキミの?」
「影崎雅。幽霊列車を拝みに来たんだ。で、犬……は、相棒の『ぽち』」
 確かに童子の外見は、こうして見ると犬なのだが。雅は少し苦い笑みを浮かべる。
「影崎さんと、ぽちね。理由は同じ。村上涼よ。ヨロシクー」
「村上先輩を護るつもりでしたが、危うく先輩のバットに倒される所でしたね」
 そう言って、荘は微笑した。涼は釘付きのそれを、わたわたと隠す。
「こ、細かい事は忘れて! 自己紹介も済んだし、あとは幽霊列車を待つだけよね!」
「何時に来るんでしょうね」
「さぁ。気長に待つしかないかな」
 それから二時間。
 三人にさらなる退屈がのしかかった。

    *   *   *   *   *

 時計の針はモタモタと進む。持ってきたお菓子は、列車に乗る前に全て食べ尽くした。
 待ちぼうけで蓄積されたストレスが、三人を寡黙にさせた。
「来たー?」
「来ないなぁ」
 涼と雅は線路を見ていない。天井を、或いは向かい側の上りホームを眺めている。荘は苦笑して立ち上がると、トンネルの奥の深い闇を覗き込んだ。
 ぼんやりと灯っている赤い光。
「……あれは──」
 列車の前照灯だ。荘が、二人を振り返った瞬間。
 全くの無音であった。スキンステンレスの車体が、ホームに滑り込んできたのだ。それまで走っていた列車とは、かなり外観が異なっている。叩きあげたままのギラギラと光るボディは、無骨でさえあった。
 涼の腰が浮く。
「待ってたわよ、畜生ム!」 
「すごいな。書き込み通りだ──なんて、感心してる場合じゃないか。止まって貰わないとな……ぽち!」
 雅の声を聞くが早いか。童子は走り出した。黒い毛並みをなびかせ、ホームを疾走する。列車を追い抜き、童子は迷わず線路に飛び降りた。
 突然、現れた障害物に、列車がつんのめった。停車の意志はあるようだ。だが、急には止まれない。パンタグラフから青い火花をまき散らし、車輪をロックさせたまま童子めがけて滑って行く。
「危ないわよ!」
 迫る列車。涼が叫ぶ。荘はきびしい顔つきで、握った拳に気を集めた。万が一の時の準備であった。童子はひるまない。体から淡い光を放ち、列車を見つめている。
 三メートル、一メートル、五十センチ。
 童子の目がギラリと光った。
 電流が流れたように、車体がスパークする。列車は激しく震えたあと、ピタリとその動きを止めた。
 荘の表情が緩む。使わずに済むなら、それが一番である。護る為に集めた力を解放した。
 童子はホームに飛び上がると、真っ直ぐに雅の元へ戻った。
「良くやった、ぽち」
 雅は、童子の頭を撫でた。
 青白く発光する車体は、透き通っていた。
「これ、触れるのかしら」
 涼は手を伸ばした。
 途端。
 スッと、ドアが開いた。
「俺は乗るつもりで来たんですが……どうしますか?」
 荘が二人に問う。雅はニッコリと笑った。
「せっかくの『ご招待』だし」
「うん。どこへ連れてかれるのかは、少し気になるけど。あの世とか、あの世とか、あの世とかじゃ、洒落にならないわよねー」
 ハハハー、と笑いながら、雅と涼は列車に乗り込んだ。童子は寂しげにそれを見守る。
「良いんですか?」
 荘は車内に足を踏み入れながら、童子を指さした。
「あぁ。ほら。電車に動物は乗れないからさ。付いてくるから大丈夫」
 三人が車内に収まると同時に、扉が閉じた。ガクンと言う振動。窓の外の風景がゆっくりと流れ出す。
「ヘンな匂いがするわね」
 ガスともオイルともしれない臭気に、涼は眉を寄せた。
 床は板張りで、蝋を塗っているような黒い光沢を帯びている。その感触は、見た目とは裏腹に、柔らかなクッションのようだ。フワフワとして落ち着かない。足の下でレールが後方に飛び去って行く様を、涼は見つめた。
「面白いな」
 雅はそう言って、青白い照明を見上げた。吊り下げられた車内広告は、どれもおぼろで文字がはっきりとしない。荷台は網であった。シートも窓の作りにも、古めかしさが漂っている。
「随分と古い型のようですね」
 荘は連結部分を指さした。振動にあわせ二枚の鉄板が擦りあうように動いている。三人はその鉄板をまたいで越えた。
 目指すは最前部である。ジョイントを二つ。運転室はそこにあった。透けた壁越しに、人が座っているのが見える。顔は前方から逸らそうとしない。手はしっかりとノッチを握りしめていた。
「どこへ向かっているんでしょうか」
 荘は目を細めた。
 トンネルに満ちる闇を、列車は掻き分けて行く。流れ去るコンクリートの壁。次駅を示す照明が見えた。入谷へ到着したのである。乗客のいないホームを、列車は静かに通過した。
「どこへ行くにしてもさ。いくら東京が不夜城状態だからって、こんな時間まで働くなんて、『超』超過勤務だ。理由があって走ってるんだろうし、それを聞いてみないとな」
 雅は軽く握った拳で、コンコンと扉をノックした。だが、音が出るどころか、うわんと湾曲した壁面に衝撃が吸収されてしまう。
「ダメか」
「じゃあ、呼んでみる? ちょっと、すいませーん!」
 涼の声にクルリと。
 それが振り向いた。帽子の庇の直ぐ下から、顔の全部が闇に覆われている。一種異様な様であった。 
「っと」
 ガクンと、列車が揺れた。よろける涼を、荘の手が支える。雅は壁に貼り付き、列車が止まるのを待った。
 ゴリゴリと車輪がレールをこする。
 車掌は、完全に停車したのを確認して、席を立った。カードケースを小脇に抱える。雅はその背に話しかけた。
「お疲れさん。仕事中、悪いんだけどさ。ただの好奇心で害意は無いから。走る理由を教えてくれないかな」
 車掌は扉を開け、三人と対峙した。
「この列車、噂になってるのよね。悪い事はしてないけど」
 涼は車掌の顔を見つめた。外の闇を移したような黒。制服も帽子もはっきりと存在するのに、顔だけが無い。
「手にしているのは何ですか?」
 荘は、ケースへと目をやった。
 車掌はそれを三人の前に差し出す。
 たくさんの数字。時刻表であった。赤いラインが数カ所に渡って引かれているが、恐らく、この男が生前に担当していた路線であろう。
 三人は顔を見合わせた。
「その。ずっと、走り続けるつもりかい?」
 雅が言う。車掌は微かに首を傾けた。どこか悲しげでもある。
「それさ。思い切って捨ててみたらどうかな。それを持ってるから、離れられないのかもしれないだろ?」
 数えようのないくらい、そうしてきたはずだ。車掌は、ケースを見下ろした。
 迷っているのだろうか。その横顔に向かって、涼が頷く。
「楽になった方が良いと思うけど、うん」
「手放せば終わりますよ? もう、走る必要は無いんです」
 荘も後押しした。
 僅かな沈黙のあと。
 車掌は持っていたカードケースから、おもむろに手を離した。消失する、しがらみと『それ』。
 途端、車内の照明が落ちた。青白い発光を残して、辺りが闇に包まれる。閉じていたドアが一斉に開き、地下道のひんやりした空気が流れ込んだ。
「営業終了! 乗客は速やかに降車しないとな」
 車内より暗いドアの外へ。雅がヒラリと消えた。
「荘くん、行くわよ。ぐずぐずしてて、このままあの世に連れてかれたら笑えないし」
「はい」
 涼が降りるのを見届けてから、荘は背中を振り返った。
「ご苦労様でした」
 その言葉は届いたのであろうか。
 音もなく閉じた扉の向こうで、敬礼する車掌の姿が見えた。
 パンタグラフから火花が散る。
 雅はそっと念を唱えた。
 行く先も時計も無い旅へ。
 列車はゆっくりと走り始めた。

 4、花宴

「とりあえず、さ。電車も無いし、寒さをしのぐにはやっぱりこれが一番! はい、座って座って。おっちゃん、美味しいとこ三人前よろしくね」
「あいよ」
 雅と屋台主のやりとりを聞きながら、涼は丸イスに腰掛けた。頭上では一分咲きの染井吉野が大きく枝を広げている。夜風はまだ冷たかった。
「ま、こんなのもたまには良いかもねー。始発まで二時間あるって言うのに、する事ないし」
 大根、ちくわぶ、がんもに、しらたき。薄い出汁色と白い湯気が、寒空の下の食欲をそそる。パキッと音を立てて、荘は箸を割った。
「そう言えば、彼が持っていた時刻表は、一体、いつのものなのでしょうね」
 雅はハフハフと大根を頬張る。何度食べても、味が浸みて旨い。
「古い奴があれば分かるかもしれないけど」
「持ってるわよ。古いの。見てみる?」
 バッグを手繰り寄せ、涼は折り畳んだダイヤのコピーを取り出した。ガサガサと広げたそれを、三つの顔が覗き込む。
「それで。誰か覚えてる? あれ」
 左右の顔を見る涼。雅は「ハハハ」と笑った。
「車掌の顔が無かったのは、覚えてるんだけどなぁ」
「それなら私も覚えてるわよ」
「電車も現行型じゃありませんでしたね」
 荘の顔に二人の視線が行く。
 そして、三人は押し黙った。
「つまり?」
「誰も覚えてないって事かな」
「そうらしいですね」
 はじけた笑いが池の畔に響き渡る。
 三人も。あの車掌も。
 もう誰も必要としない。
 クシャリと丸まった紙くずが、池の畔に転がった。


                        終


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 (年齢) > 性別 / 職業】

【0843 / 影崎・雅 / かげざき・みやび(27)】
     男 / トラブル清掃業+時々住職 


【0381 / 村上・涼 / むらかみ・りょう(22)】
     女 / 学生  

【1085 / 御子柴・荘 / みこしば・しょう(21)】
     男 / 錬気士

(別班)

【0017 / 榊杜・夏生 / さかきもり・なつき(16)】
     女 / 高校生
        
【0389 / 真名神・慶悟 / まながみ・けいご(20)】
     男 / 陰陽師

【0838 / 浄業院・是戒 / じょうごういん・ぜかい(55)】
     男 / 真言宗・大阿闍梨位の密教僧 
   
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■          あとがき           ■
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 ああう。大変、遅くなりました。
 もはや、これがデフォルトの挨拶となってきております(汗)。
 精進します。申し訳ございません(平伏)。

 さて、『時刻表』はいかがでしたでしょうか。
 二つの班は主線を残して、違う展開となっています。
 全ての謎解きの功労者は、是戒さんでしょうか(笑)。
 まさか、ゴーストネットの事件でここまで掘り下げて描写する事になるとは、
 思っておりませんでしたf(^_^;

 上野駅日比谷線下りホームのトイレに関しましては、
 フィクションとして、御覧いただければと思います。
 また、こう言ったお話ではありますが、
 諸々の事情から、この地下鉄に関する事件事故等の表記は、
 控えさせていただきました。
 どうか、ご了承くださいませ。

 この度は、当依頼にご参加くださり、まことにありがとうございました。

 苦情や、もうちょっとこうして欲しいなどのご意見、ご感想は、
 謹んで次回の参考にさせて頂きますので、
 どんな細かな内容でもお寄せください。

 今後の皆様のご活躍を心からお祈りしつつ、
 またお逢いできますよう……。

  
 P.S.. 雅 様
  依頼ではお久しぶりです。
  ぽち……盲導犬と言う事なら問題ないはず、と真剣に考えてしまいました(笑)。


                   紺野ふずき 拝