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<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


時刻表

 0、オープニング

『二番線に、下り電車が参ります。白線の内側に下がってお待ちください』
 構内アナウンスが流れ、電車が滑り込んでくる。
 乗降の人の波。発車のベルにはじかれるよに。
 ガタンゴトンと、やがて暗い穴蔵に吸い込まれる。
 繰り返し、繰り返し。
 時刻通りに。
 絶え間なく、それは続く。

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【521】 営団地下鉄日比谷線 幽霊電車の噂 投稿者:未知

 ちょっと耳にしたんだけどサ。
 地下鉄に幽霊電車が出没するんだって。
 最終が十二時半、始発が五時二十分頃。
 その間に、下りホームを電車が通過するらしいの。
 何でも、車掌が透けてるおじさんとか。

 電車に実体があるか、
 本当に走ってるか、は不明。
 見たって言ってるのは、私の友達なんだけど、
 酔っぱらってトイレの掃除用具入れで倒れてたんだって〜。
 個室と勘違いしたらしいよ?
 なんか、間抜けっぽい(爆)。
 それで目を覚ましたら、電車終わってるし、
 慌ててホーム走ってたら、そんなのを見たって。
 あ、ちなみに駅は『上野』ね。
 
 走る必要の無い時間まで、走る電車。
 働き過ぎ〜、なあんてね〜(笑)。

 ちょっと面白そうだから、誰か確認してきて〜(笑)。



 1、波
 
 便利な物。
 それは使いこなせてこその言葉だと、浄業院是戒は思う。
 一枚一枚、紙をめくる事は子供でも出来るだろう。あとはそこに書かれた文字を読みさえすれば、情報は手に入るのだ。
 しかし、これは違う。
 僅か数秒で該当記事を拾い出す事が出来ても、そこへ辿り着くまでの手順が難解なのだ。
「不便な世になったのう……」
 思わず漏れた言葉に、図書館員はクスリと笑った。是戒は、機械が苦手なのである。案内されたパソコンの前で、是戒は途方に暮れた。
「差し支えなければ、お手伝いいたしましょうか?」
 願っても無い申し出である。是戒は一も二もなく頷いた。
「かたじけない。新聞なら問題は無いのだがのう」
「いいえ。こういったものは、得手不得手がございますから。それで、どういった記事をお探しですか?」
 是戒の代わりに腰を下ろした中年女性は、トラックボールに手を置きニコリと笑った。是戒もホッと胸を撫で下ろす。
「うむ。『日比谷線』と言う列車に関する記録を、出していただけると有り難い」
「分かりました。では、掛けてお待ちください。プリントアウトが出来ましたら、お持ちいたします」
 世はデジタルの波に押され、カタカナ語が氾濫している。
「む? ぷり?」
 聞き返す是戒の前で、館員は困ったような微笑を浮かべた。
 
 2、日比谷線上野駅構内
 
 ホームの端と端に空いた、黒い穴。線路はその奥へと続いている。天井と壁はコンクリートであった。空が見えない空間は、どこか息苦しい。
 是戒は困惑の表情を浮かべた。
「これが『地下鉄』と言うものか。『月』が恋しくなる場所よ……。しかし、これも迷える魂の為。弱音は吐いておれんな」
 錫杖を持ち直し、力強く頷く。
 だが、そんな是戒の背中を、けたたましい列車の警笛が貫いた。赤い目のシルバーボディ。囂々と巻き起こる風に、是戒の僧衣がはためく。
 列車は僅か数十秒。そこに身を留めただけで、また滑り出した。
 是戒は、トンネルに吸い込まれて行くそれを、じっと見守った。
「件のもの達に出会うまでの辛抱か。ここは、早々に身を隠すとしよう」
 時刻は二四時と少し。最終電車まで、あと四本残っている。
 向かった先は、トイレであった。是戒は、掃除用具入れで寝ていたと言う、目撃者を倣うつもりであったのだ。
 が。
 そこには、モップやホウキ、ちりとりにバケツと言った先住人がいる。巨躯の是戒に、それらはかなり邪魔であった。
「……む」
 いっそ、どかしてしまえれば良いのだが、そうもいかない。是戒は仕方なしにバケツをまたぎ、窮屈そうに足を踏み入れた。 
 どれくらい経ったのだろう。一分か、五分か、一〇分か。
 カツカツと、靴音が一つ近づいてくる。
 隠れていると言う罪悪感からだろうか。是戒は、未だかつてない不安な面もちで天井を見上げた。
 足音が、ピタリと扉の前で止まる。是戒は渋面を作り、ドア下の隙間を凝視した。非常にまずい展開である。誰にせよ、開けられてしまったら、隠れている事がばれてしまう。
(むぅう)
 是戒は、心の中で呻いた。どうか、開けてくれるな。そんな事さえ祈り始めた矢先である。
 ──きぃ。
 最悪な事態となった。扉が開いたのだ。是戒は仰天の眼差しで、そこに佇む人物を見た。
「む! お主は!」
「先客がいたか」
「やれ、寿命が縮まったわ……真名神殿であったか」
 慶悟は軽く手を挙げ、是戒をまじまじと見つめた。
「きつそうだが……大丈夫か?」
 是戒は苦笑交じりに答える。
「うむ。贅沢は言っておれんのでな……いたしかたあるまい。ここへ来たとあらば、身を潜めておる理由は話さんでも通じよう。だが……お主はどういたす」
「ああ。心配ない。穏行法がある。姿を消してベンチにでも座っているさ」
 ドアを閉める時、慶悟が何か言いたげな顔をした。それがなぜ笑っているのか、是戒にはわからなかった。

 3、合流
 
 終電が行き、完全に人気が失せたのは、一時過ぎであった。もちろん見回りはやってきたのだが、問題は起きなかった。駅員は掃除用具入れに目もくれず去っていったのだ。
 トイレから二人が顔を覗かせたのは、ほぼ同時だった。
「あ!」
「む?」
 少女と、入道の視線がかちあう。
「そこから出て来たってゆーコトは──……幽霊列車に逢いにきたんですか〜?」
「お主もそうか。儂は浄業院是戒と言う旅の僧よ」
「あたしは榊杜夏生。女子高生です。クラブの研究材料になるかと思って来たんだけど……同じ姿勢でいたから体が……」
 夏生はトイレから出ると、大きなのびをした。何もせずに一時間以上も立ちっぱなしである。バイトをしていた方が、まだましであった。
「うむ。儂も窮屈なのに参った」
 是戒が辛かったのは、身を伏せていた場所の狭さだった。夏生は是戒の巨躯を見て、大いに納得する。
「はっはっは、まぁ、良いわ。見つからなかっただけでも、幸いよのぉ」
「そうですね〜」
 二人はニコリと笑いあった。そこへポツリと、第三の声が湧いた。
「お疲れさん」
 誰もいなかったはずのベンチで、真名神慶悟がだらけている。穏行法を解き、姿を現したのだ。しかし、労いの言葉をかけた本人が、一番の疲労感を漂わせていた。
「そこにおったか」
 是戒が微笑むのを見ながら、夏生ははたと気付いた。
「あ! さっきの声って、真名神さん?」
「ああ。一部始終を見せて貰った。こう言う展開になるだろうと思って名乗らなかったが。驚かせてすまん」
「正体わかれば問題ないですよ〜。そうだ。ビデオは、ちゃんと動いてるかなぁ?」
 夏生はそう言って懐中電灯を取り出し、イスの下を覗き込んだ。バッテリーの残量を窺う。あと二時間は大丈夫だろう。録画中の赤いランプを確認して、夏生は慶悟を見上げた。うんざりした顔が、レールを眺めている。
「あたし達が隠れてるあいだ、なんかあったんですか?」
 慶悟の口から、溜息が漏れた。
「ああ、あったと言えばあった、か」
「え!? ソレって、心霊現象とか!?」
 夏生の目が大きくなる。驚いていると言うより、喜んでいた。是戒は周囲を見回す。
「ふむ。何も感じぬが……」
「あー……、あれだ」
 慶悟が指さしたのは、『終日禁煙』のプレートであった。疲労困憊の原因が煙を吸えぬ事だったとは。
 二人は顔を見合わせ苦笑した。
「まだ先は長いのではないか?」
「せめて何時に出るか、わかれば良かったんですけどね〜」
 慶悟は何も言わず、壁のプレートに恨めしげな視線を送った。
 
  4、遭遇

 二六時四〇分。
 時計の針は、モタモタと進む。する事が無い。ホームも隅々まで見終わった。三人は暗いトンネルの向こうを窺ったり、耳をそばだてたりしながら、退屈な時を過ごした。
「ここまで待ったけど──新車両の試運転、とかじゃないよね? 車掌さんは透けてたみたいだし」
 夏生は言って、二人を見やった。慶悟はすでにベンチから離れ、壁にもたれている。
「あぁ。霊的な現象であるのは、間違いない」
 是戒も頷いて、天井を見上げた。月を見て時の流れを知る事は出来ない。
「ここへ来る前に、駅の者達に話を聞いた。図書館へも出向いたのだが……課せられた義務や責任を全うしようとする者は、どこにでもおる。そう言った者が志半ばで倒れれば、やはり未練は残ろう」
「んー、未練かぁ。そーゆー理由だと、現れるのもちょっとは分かる気がする……かな?」
 存在は否定しない。だが、夏生の好奇心は霊そのものより、霊の実体を解明する事にある。ビデオカメラに収めるのも、後の研究材料にする為だ。単なる興味本位や、遊びでは無い。
「どんな理由があるにせよ、進むべき道を示唆してやる必要が──」
 慶悟の言葉は、そこで途切れた。
 闇の中に浮かぶ、二つの赤い前照灯。
 全くの無音であった。スキンステンレスの車体が、ホームに滑り込んできたのだ。それまで走っていた列車とは、かなり外観が異なっている。叩きあげたままのギラギラと光るボディは、無骨でさえあった。
「あ! 写真!」
 夏生は慌ててシャッターを切った。列車は一両、二両と過ぎて行く。全体が青白く発光していた。設置したビデオカメラは、逃さずこれを捉えているだろうか。ポラロイドの白い画像に、じれた。
「止まる気配は無いな」
 慶悟の前髪が、風にあおられる。
「うむ。話を聞かねば始まらん。停止して貰うとしよう」
 是戒の顔が引き締まった。
 指先をぴんと立て、その手を胸の前で構える。
「ノウマクサマンダ──」
 不動金縛りの法。
「バザラダンカン!」
 是戒の真言が轟き渡る。
 列車は雷に打たれたかのように、ビリビリと震えた。急停車時の不快なブレーキ音は聞こえない。ただ、前のめりになり失速し、やがて完全に停車した。
 車体の向こうに、上りホームが透けて見えた。
「列車も霊体だったんだぁ」
 まじまじと眺める夏生の前で、スーッと扉が開いた。車内の照明も青白い。
「乗ってみたい、けど」
 果たして戻ってこれるのだろうか。夏生は、慶悟と是戒を振り返った。
「あぁ、なにかあれば俺らがいる。止まらなければ、もう一度、止まって貰うまでだ」
「それなら、安心かな? 幽霊列車なんて、滅多に乗れるもんじゃないですよね〜♪」
 様子を窺いながら、夏生は列車内に足を踏み入れた。ガスともオイルともしれぬ、臭気が漂っている。
 床は板張りで、蝋を塗っているような黒い光沢を帯びていた。だが、足の下の感触は柔らかなクッションのようだ。フワフワとして落ち着かない。夏生は何度かその場を踏みならしてみた。その度に、ぼよぼよと跳ね返ってくる。落ちてしまう事は無さそうだが、やはり奇妙な感じがした。
 半透明の床越しには、レールが見えている。
「……妙な感じだな。これは……」
 慶悟は言って、頭上を見上げた。吊り下げられた車内広告は、どれもおぼろで文字がはっきりとしない。荷台は網であった。シートも窓の作りにも、古めかしさが漂っている。
「うむ、そうだ。これを……」
 ごそごそと袂をあさり、是戒は丁寧に折り畳んだ紙を取り出した。昼に図書館で手に入れた記事である。
 広げたそこへ、夏生は懐中電灯を当てた。文章に添えられた、小さな写真に目が行く。それはこの列車と同じ型であった。
「平成六年七月……わ、古いですねー! えーと……『元営団3000系、長野電鉄へ譲渡』? んー、まだ現役なのに、こんなコトをしてるなんて」
「いや。『これ』を為しているのは、別の連中だ。譲渡されずに廃車となった列車の残留思念……付喪達の仕業だ」
 式神は、検車区でその存在を拾い出していた。慶悟はそれを告げる。
「一つ一つは形になりはしない。こうして集った時だけ、かつての雄姿として蘇るようだな。人目をはばかり走る事自体は、罪ではないが……」
 慶悟は車両を移動するべく、歩き出した。夏生と是戒が、それを追う。
 列車は、来た時と同じように音も無く滑り出した。
 レールの継ぎ目を越える振動。ひんやりとした空気。夏生は、確かに幽霊列車の中にいる。いったい、何で出来ているのか。それが不思議でならない。
 ふと、撮った写真に目をやった。
「あっ! 正面から写したのに撮れてないー! うー……写真が無理ならビデオもアウトかなぁ」
 真っ黒な画面には、光の点さえ見あたらない。
「特ダネなのに〜」
 肩を落とす夏生を見下ろし、是戒は微笑した。
「良いではないか。お主の目が覚えておろう。それを活かせば良い」
「写真が無いと説得力にかけるけど……しょうがないかな。ハァ、ガッカリ〜」
 夏生は写真をポケットにしまった。
 目指すは最前部である。
 ジョイントを二つ越えたそこに、運転室はあった。透けた壁越しに、人が座っているのが見える。顔は前方から逸らそうとしない。手はしっかりとノッチを握りしめていた。
 トンネルに満ちる闇を、列車は掻き分けて行く。流れ去るコンクリートの壁。次駅を示す照明が見えた。入谷へ到着したのである。乗客のいないホームを、列車は静かに通過した。
 慶悟は目を細める。
「死して尚、肩書きを外せないとは……業務、ご苦労さんと言いたいとろこだが。このままでは拉致があかないな。心残りの原因がわかれば、正しき道も示せる。少し、時間を割いて貰うか」
「うん、賛成。あたしも、車掌さんと話してみたいし」
 夏生は仕切となっている壁を軽く叩いた。だが、うわんと陥没するだけで、音はしない。思い切って声をかける。
「あのー、すいませーん! 車掌さ〜ん」
 クルリと。
 それが振り向いた。
 帽子の庇の直ぐ下から、顔の全部が闇に覆われている。一種異様な様であった。
 是戒はその顔を見据えて言う。
「業務中すまぬが……話がしたい。列車を止めては貰えぬか?」
 車掌は、小さく頷いた。やがて車両が停止する。
 ドアを開け、客室に姿を現した駅員の霊は、カードケースを小脇に抱えていた。
「えーと……なんの為に走ってるのか、教えてもらえませんか?」
 夏生は俯いた黒い顔に問いかける。車掌は夏生にケースを差し出した。一行はそれを覗き込む。
 数字の羅列。時刻表であった。赤いラインが数カ所に渡って引いてある。夏生はそこに目を止めた。
「コレ……車掌さんが担当してた電車ですか?」
 問いながら、奇妙な一致がある事に、夏生は気付いた。
「昼と夜の違いはあるけど。この二時の電車って、さっきホームに着いた時間と同じじゃないかなぁ」
 ゆっくりと深く。影は首を縦に動かした。
 是戒の錫杖が、小さな金属音を立てる。
「体はとうに朽ちておる。もはや、お主の生きる世界では無い。それはわかっておるか?」
 車掌は初めて顔を上げた。のっぺりとしたそこに、目や鼻は存在しなかった。口も無い。どこか悲しげに小首を傾げ、もう一度頷いた。
 狂う事を許されない時計。繰り返しの毎日。死を迎え、自分の顔を忘れた今でも、それを続けていたようだ。
 列車も車掌も。皆、ここで働き詰めた者達のなれの果てであった。
 慶悟は火のない煙草をくわえた。禁煙状態から半日。すでに、限界であった。
「これからどうする。レールを外れて列車共々、旅へ出るのはどうだ? こんな所を彷徨うより、ずっとましだろう」
「ソレ、良いかも。もう、写真を撮りにこれないのは、残念だけど」
 正直な夏生の言葉に、是戒が笑う。
「この者を縛り付けているのは、その時刻表かもしれん。手放せば、浄土の世に向かう事も出来るのではないか?」
 影は、じっとそれを見下ろした。そして、おもむろに手を離したのだ。
 三人は、ケースが床に着く前に消失するのを見た。
 途端、車内の照明が落ちる。青白い発光を残して、辺りが闇に包まれた。閉じていたドアが一斉に開き、地下道の湿った空気が流れ込む。
「俺らはここまでだ」
 慶悟はヒラリと飛び降りた。是戒がそれに続く。夏生はドアの前で振り返り、車掌に小さく会釈した。
 扉が閉まる。三人の見守る前で、パンタグラフから火花が飛んだ。
「道を繋げ」
 慶悟は呟く。
「道祖の神よ。絶えて久しき道を繋ぎて、尽きぬ旅の標を与え給え──」
 光始めたトンネルの向こうへ、列車は滑り始めた。

 5、最終業務
 
「懐中電灯持ってきてセイカ〜イ♪」
 地下鉄の途中下車。
 それはつまり、トンネルの中で放置されると言う、迷惑で愉快な結果をもたらした。
 誰に見つかる事も無く、無事、上野へと辿り着いたのは、他ならぬ夏生の──夏生についた神の力に他ならないのだが、それは単なる幸運と片づけられた。
 夏生はビデオカメラを回収し、すぐさま、問題の時刻へさかのぼった。
「何も映ってないと思うけど」
 果たして、夏生の予想は当たった。カメラは何も捉えてはいなかった。
「証拠が一つも残ってないなんてー」
 気落ちしながら、夏生はぼやいた。そして、何気なく取り出したポラロイドに驚きの声を上げた。
 そこには──
「ほお。随分と粋な事を考えおったな」
「サービス業、最後の仕事、か」
 古びた列車を背に敬礼する、あの車掌の姿があった。


                        終



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 (年齢) > 性別 / 職業】

【0838 / 浄業院・是戒 / じょうごういん・ぜかい(55)】
     男 / 真言宗・大阿闍梨位の密教僧 


【0017 / 榊杜・夏生 / さかきもり・なつき(16)】
     女 / 高校生
        
【0389 / 真名神・慶悟 / まながみ・けいご(20)】
     男 / 陰陽師

(別班)

【0381 / 村上・涼 / むらかみ・りょう(22)】
     女 / 学生  

【0843 / 影崎・雅 / かげざき・みやび(27)】
     男 / トラブル清掃業+時々住職 

【1085 / 御子柴・荘 / みこしば・しょう(21)】
     男 / 錬気士
   
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■          あとがき           ■
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 ああう。大変、遅くなりました。
 もはや、これがデフォルトの挨拶となってきております(汗)。
 精進します。申し訳ございません(平伏)。

 さて、『時刻表』はいかがでしたでしょうか。
 二つの班は主線を残して、違う展開となっています。
 全ての謎解きの功労者は、是戒さんでしょうか(笑)。
 まさか、ゴーストネットの事件でここまで掘り下げて描写する事になるとは、
 思っておりませんでしたf(^_^;

 上野駅日比谷線下りホームのトイレに関しましては、
 フィクションとして、御覧いただければと思います。
 また、こう言ったお話ではありますが、
 諸々の事情から、この地下鉄に関する事件事故等の表記は、
 控えさせていただきました。
 どうか、ご了承くださいませ。

 この度は、当依頼にご参加くださり、まことにありがとうございました。

 苦情や、もうちょっとこうして欲しいなどのご意見、ご感想は、
 謹んで次回の参考にさせて頂きますので、
 どんな細かな内容でもお寄せください。

 今後の皆様のご活躍を心からお祈りしつつ、
 またお逢いできますよう……。


 P.S.. 是戒 様
  是戒さんが図書館へ行かれた事で、列車の過去と現在がお話に加わりました。
  長野は空気も良いのでしょうね。
  深くを設定してはいなかったので、私も調べて知った事なのですが(笑)。

 
                   紺野ふずき 拝