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クリムゾン・キングの塔 【4】涙
■序■
<アーカイブ>、人類の秘密が閉じ込められた場所。
無限に列なる宇宙の片隅。
真鍮の『塔』に入り、真鍮の鍵で扉を開けた者たちは見た。
事実だけが繋ぎ合わされた、人類の足跡。
ボールギャグ、
これまでに積み重ねられてきた過ちと成功。
鎖、
愛と憎悪。
呻き声、
ああ! 我らの永久の伴侶、<深紅の王>!
<アーカイブ>を流れ、たゆたう記憶と記録の中に、人々は<深紅の王>の姿を垣間見る。男とも女ともつかぬ<深紅の王>は、鎖とベルトに拘束され、目隠しをされ、ボールギャグを噛まされている。苦しげに悶えては、呻き声を上げている。
その姿を見たとき、人間たちはずっと安堵してきた。人間というものが生まれてからどれほどの月日が経ったのかはわからない。
そして、2004年に戻ってきたこの<深紅の王>を見て、人間たちはまたもや安堵し、涙を流すのだろうか。
悲鳴と呻き声は止まぬ。
恐ろしい悪意の気配もする……。
■記憶の海で■
ここにいるのは、
シュライン・エマ、
光月羽澄、
九尾桐伯、
志賀哲生。
そして、全ての人間たち。
積み重ねられていく歴史は、少しつついただけで崩れ落ちる。けれども、簡単に組み直すことも出来る。それが自分たちが今知っている過去すべてであり、これから起きるかもしれない未来への礎であるから。
ここはエピタフの体内のようよ、
シュラインはそう思った。
ボールが転がっていく。ボールかと思えばそれは銀河なのかもしれない。追いかけているのは銀髪に翠の目の女の子だった。少女と呼ぶにも幼すぎる。
あ、
その子供の姿に見覚えがあるような気がして、シュラインは声を上げる。
エピタフの体内は空なのよ、宇宙なのよ。
流れ星。
銀の髪の女の子を追いかける、切れ長の目の女を、桐伯は見た。
あれは確か、
彼がよく知る女性だ。草間興信所で働いているというよりは、ほとんど暮らしていると言ってもいいはず。
幸福。おせち料理。イースターエッグ。マンモスの鼻。
銀の髪の少女が追いかけていたボールが、桐伯の足元をかすめた。
ここは宇宙のようだ。自分たちには過ぎた玩具だ。
炎がそこかしこで燃えていて、人間が中で踊っていた。あはあはあは。熱い熱い熱い。
宇宙だ。
血。
埋められていく譜面と震えない喉。詰まる言葉。
好きだとどうして言えないのかしらね、私はそんなに意気地なし?
走り回り、追いかける人々の波を、哲生はぼんやりと見つめていた。
ああ、あいつらに迷惑をかけるつもりはない。
ただ、迷惑をかけちまっただけだ。
哲生にしなだれるのは、黒髪の艶めかしい女だ。ひとつキスでもしようと思った。女は死んでいた。
炎がゆらめき、
ヒトが生まれ、
洗い流されていく。
ああ、鎖。
ここには化物は入れない。
「俺は化物じゃない。化物を殺す」
お前は化物だ。
「俺は化物じゃない」
お前は化物だ。化物だ。
血。
化物め。化物め。化物め。
戒められた声と想い。
視線を感じる。暗い覆いの下より来たる視線がある。
ああ、ここは宇宙のようだと、羽澄はボールを追いかける。
自分は何でも知ることができる。
ここにいる限り、ヒトは神になれるのだ。
すべての事実と理を目の当たりにしても、その情報量に惑わされることも、殺されることもない。4人がそれぞれ、階段を上るだけだ。
永遠の伴侶の姿に吸い寄せられるかのようにして、彼らは旅立ち、帰路を見出した。
それこそが<深紅の王>なのだ。
■王の願い■
「忘れてしまいたかったのに、どうしてもここに来るまでに、見なくちゃならなかったの。あなたを憎みたくもなるわ」
美しい扉の向こう側に行くと、羽澄をくすぐり、傷つけ、幸せにさせた記憶たちが消え失せた。そこはすでに<アーカイブ>ではなかったのだ。
いつも『塔』の案内をしてくれる真鍮天使の姿はどこにもない。腰掛けられそうなところも、東京を望めそうなところも、壊せそうなところもなかったのだ。
彼女は立ち尽くした。しばしの間、成す術もないと考えてしまった。
ただ、目の前には玉座があって、そこに王が縛りつけられているきりだった。
羽澄の翠の目に映るのは、赤い長髪の青年だ。燃えるような色彩の髪は豊かで、波打っていた。ボールギャグを噛まされ、目隠しをされたその姿に、羽澄は憎悪と愛を感じた。
「あなたが、<深紅の王>だったのね」
羽澄は囁き、手を伸ばした。深紅の目隠しが外され、現れたのは金の瞳だ。
「私がいくら秘密にしていても、<アーカイブ>を通ったみんなには筒抜け。だから今言ってやるわ。あなたのせいで、あの人は苦しんでいるのよ!」
<深紅の王>が呻き声を上げた。
羽澄のローファーが踏んでいるのは、王の身体から流れ出した血だった。
「羽澄ちゃん?」
草の意匠の扉を開けたシュラインが見たのは、玉座に拘束された<深紅の王>の前に立ち、目隠しを握りしめている羽澄の姿だった。
シュラインが呼びかけると、ハッとしたように羽澄が振り返る。その目が潤んでいることにシュラインは気づいて、羽澄から目を逸らしてやった。見たものは、<深紅の王>。彼女の永久の伴侶。
「武彦さ――」
シュラインは言いかけてからすぐにかぶりを振った。
<深紅の王>の姿は、シュラインが全く知らない他人のものだった。男のようにも女のようにも見えるし、藍なのか黒なのかもよくわからない色の髪を持っていた。拘束ベルトが、その細い身体に半ば食い込んでいる。
「会わなければならなかったのよ、あんたに。<深紅の王>」
王がきろりとシュラインに蒼い目を向けて、唸り声を上げた。
びりびりと鼓膜を揺さぶる悲痛な声だ。
それでも、シュラインは安堵していた。
「……どうしてかしら。さっきから、ちらちら見えてはいたけど……こうしてはっきり目の前にしたら、はっきり安心できるのよ。あんたがまだ、人間の姿であったからかしら」
王が呻く。
シュラインが踏んでいるのは、王の血である。
「若干、出遅れましたね」
少しくすんだ色合いの扉を開けるなり、桐伯は苦笑した。彼はまず、何よりも先に、羽澄とシュラインという見知った顔を見つけたからだ。
次いで認めた<深紅の王>の姿は、玉座にあった。ほっそりとした体躯だが、男女の判別はつきそうにない。記憶と記録の中で垣間見た<深紅の王>は目隠しをされていたはずだが、桐伯が玉座の前に歩み寄ったときには、すでに目隠しは外されていた。深紅の瞳が、桐伯を見ていた。
「いきなり拘束を解くのは危険な賭けです。光月さん、あなたらしくもない」
「……ごめんなさい」
彼女らしくもない小さな声で、羽澄は詫びた。
それ以上、桐伯は追求しなかった。羽澄がこれまでに何を想ったか、シュラインがどんな過去を辿ってきたか、望む望まざるに関わらず、<アーカイブ>を通った際に知ってしまっていたからだ。恐らく自分の過去も露呈されているのだろうと、桐伯は他人事のように考えた。
「我々は、この王の伴侶だと――」
桐伯は鋼糸を取り出した。
「まっとうな心の持ち主であるならば、伴侶に手を上げるようなことはないはずです」
「何をするの?」
「見たところ、喉があるようですから。糸電話の要領で、御言葉を聞くとしましょう。お二人とも、耳はよろしいですよね?」
桐伯は微笑を浮かべたままで、<深紅の王>の首に鋼糸を巻きつけた。王は呻いたが、抗いはしなかった。
その光景を、志賀哲生が見たのは――
■ことば■
あああ、まっていた。
せんねんものあいだ、わたしは、ぼくは、おれは、あたしは。
あああああ、おまえたちのおもいはとしごとにたかくおもくなっていく。
わがみをいましめるちからはひましにつよくなっていく。
それでも、おまえたちが、わがみをひつようとしているのならば――
あああ、わたしは、ぼくは、おれは、あたしは、たえるとしよう。
あああああ、まだ、ひつようか?
あああ、あ、
あああああ。
「お前なんて要らねえ」
■解放■
パイプが絡みついた扉を開け、哲生が見たのは、玉座の後ろだった。
桐伯、シュライン、羽澄の姿も見えた。大きな玉座の背が邪魔で、<深紅の王>の姿はよく見えなかったが――玉座の後ろに回され、しっかりと縛りつけられている腕が見えた。哲生には、女のもののように見えて仕方がなかった。腐りかけ、膨れ上がっている。それはもしかすると、永い間縛りつけられていたせいなのかもしれない。
ともかく哲生は、
「<深紅の王>? それが何だって言うんだ。縛りつけられて一歩も動けないような奴が、俺を救えるのか!」
そう吐き捨てると、王に走り寄った。
びしゃばしゃと血がはね、哲生の白いよれたシャツや、くたびれて折り目が消えかけたスラックスをしとど濡らす。
「志賀さん?!」
シュラインが咎めた。
「どうするつもり?!」
羽澄も声を荒げた。
桐伯は何も言わず、耳から糸を遠ざける。<深紅の王>が叫び声を上げた。ボールギャグは噛まされたままだったが、糸は悲鳴をびりびりと桐伯の指に伝えた。耳から離していなければ、厄介なことになっていたかもしれない。
「こいつを解き放つのさ。異議あるか?」
「私も、そのつもりだったけど――」
赤い髪の男が悶えているのを見て、羽澄は口篭もった。
口篭もったが、哲生を手伝った。王が噛まされているボールギャグを外しにかかったのだ。外し方とはめ方は、<アーカイブ>で知ってしまった。羽澄には要らぬ知識だった。
「なあんだ……何も恐れていないのは、私だけじゃないのね」
にい、と悪戯っぽい笑みを浮かべて、シュラインは王の足の枷を外しにかかる。中世の足枷の外し方も、シュラインは知ってしまっていた。
「そう、要らないと思っているのは、志賀さんだけではないのです」
志賀哲生のことは今知ったし、<アーカイブ>で知りもした。桐伯は苦笑し、王の腰の拘束具を外した。
「<アーカイブ>は<アカシック・レコード>の一部――たかが一部であっても、いまの人間には過ぎたものですよ」
ばぁうっ!!
4人は弾き飛ばされて、ばちゃばちゃと血に沈んだ。
<深紅の王>が解き放たれた。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、」
永い間封じられていた口から涎が垂れ落ち、かすれて途切れかけた声が漏れる。
「ぃ、ら、ぬ、が」
這いずる王が広げた翼は、骨と血と筋で出来ている。
王は立てないらしい。永い間縛りつけられていた。無理もない。
「も、 、ぃ、ら、ぬ、の、が」
「何度も言わせんな。俺はさんざん天使やらお前やらに気分悪くさせられてんだ」
哲生がはじめに口を開いた。彼の言葉には悪意が満ちていた。
「お前が一体、俺たちの為に何をしたんだ」
「み、み、み」
ずるりじゃばりと這いながら、王は呻き声を上げ続けた。
「み、で、ぎ、だ、の、だ。み、ちちち、びぃ、て、ぎ、だ」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「おばえだちば、すだづのが」
「あなたは――あなたは」
羽澄はたまらず鼻をすすった。銀の髪は、床に広がる血によって、すでに深紅に変わっていた。
「あなたはずっと一緒にいてくれたのね。一緒にいてほしいって私が思ってたのは、私たちが気づいていなかっただけ。あなたはずっと――」
「私たちを、成長させ続けてきたのね」
「我々は火を使うことを覚え、神への生贄を捧げなくなり、革命を起こした。すべてがあなたの聞こえない導きの賜物であって――」
「だが俺たちはもう、ひとりで生きていける。ひとりが好きになってきた」
「ずっと一緒にいてほしいけれど、それはわがままなのね」
「お、お、ぎぐぅ、なた。おばえだちば、ぼう……」
「我々はたまに間違いを起こす。それさえも貴方の導きであったなら――」
桐伯は苦笑を続けていた。
ぐっしょりと血で濡れた髪が、すこしだけわずらわしかった。
「――ならば私たちは、自分で道を選びましょう。もし間違った道に進んでしまっても、誰も憎まずに済みますからね」
ぼぉぉぉぉおおおぅ! ぼぉぉぉぉおおおぅ!
<深紅の王>が仰け反り、叫び声=嬌声を上げた。
真鍮で造られた玉座の間のすべてが打ち震え、さながら船の汽笛のように反響した。耳障りだが、ほっとする音だった。
<深紅の王>の姿は、人間でも怪物でもない。血の翼と血みどろの身体を持つ王に他ならない。
ああ! 愛している!
■死■
扉が吹き飛び、雪崩れ込むようにして玉座の間に飛びこんできたものの姿があった。
があッ、と人影は吼えた。
割れたサングラスにずたぼろのコート、血みどろの胴体、飛び出した大腿骨をものともしないその男は、手負いの鮫。
「旦那――」
哲生が、ぽかんと口を開けた。
<鬼鮫>は手にしていた真鍮の塊を投げ捨てた。いや、塊のように見えたのは、軍人の姿をした真鍮天使の上半身であったらしい。
かつて、その天使が<鬼鮫>相手に大暴れしていたところをシュラインと羽澄と哲生は見たし、今は桐伯も知っている。リベンジマッチは、<鬼鮫>が征したか。ソウル・ボマーが現れたということは、他の天使が傷ついたということでもある。桐伯は眉をひそめ、羽澄とシュラインは顔を見合せ、哲生は思わず噴き出した。
「があぁう! うがぁう! わぁう! 『死ね』!」
めきばきと真鍮天使の翼をへし折り、<鬼鮫>は狂獣のように喚きながら走った。狙いは確かだった。部屋の中央でうずくまる<王>だ。
「……やめて!」
羽澄は悲鳴にも似た叫び声を上げ、<深紅の王>に抱きついた。その目は迫る<鬼鮫>を捉え、すぐに王に向けられて、やがてぎゅっと閉ざされた。王を庇う手に力を込める、
歌って、
そんなことを考えながら。
「『おとうさん、やめてぇぇぇええぇぇぇぇ!!!』」
シュラインは知ってしまっていた。
<鬼鮫>が今は失ってしまった愛子の姿も、死に様も、声もだ。シュラインの口から飛び出したのは、その『声』だった。
<鬼鮫>の動きが唐突に止まり、
「〜=▼アガ¥^〜●□LM〜TTイT!!! バ!!」
スクラップ同然の天使が、壊れた声でわからない台詞を紡ぐ。天使は己の翼をもぎ取り、凄まじい勢いで投擲した。鋭い天使の羽根が、<鬼鮫>の胸を貫いた。
「ごぅ!」
びしゃん、とゾンビじみた<鬼鮫>の身体が血に沈む。
倒れ込んだ<鬼鮫>に走り寄ると、桐伯は手早く<鬼鮫>の両手を鋼糸で縛り上げた。
「……全く、殿中ですよ?」
桐伯が浮かべている表情は――最早、言うまでもない。
羽澄は何も言わずに<深紅の王>を抱き締め続けた。えも言われぬ温もりがあったが、ちくちくと肌を刺すような怒りも抱いていた。けれども――
「ああ、私も、あなたが大好き――」
ぐさり、
ぐさり、
ぐさりぐさり。
<深紅の王>の胸を何度も貫いた天使の羽根は、志賀哲生が握りしめていた。
「何をするの! 何をするのよう!」
羽澄が悲鳴を上げる中、哲生が翼の欠片を投げ捨てた。
すでに翼の持ち主は動かなくなっていた。眠っているかのように目を閉じて、黙りこんでいた。
<深紅の王>の姿が、ばちんと弾けた。緋色の液体は、その場に居た4人を緋色に染め上げる。
(親殺し! 親殺し!)
<アーカイブ>の中からなのか、この声たちが漏れてきているのは。
(妻殺し! 夫殺し!)
(責任を取れ!)
(<深紅の王>!)
気づけば、玉座に座っているのは、シュライン・エマだった。
■天使さまはご機嫌ななめ■
そのときすでに、『塔』から聞こえる唄は途切れていた。真鍮色の東京に亀裂が生じ始めていた矢先の出来事だ。
再び『塔』から『唄』が生まれた。
つい昨日聞こえた『唄』が悲鳴であるならば、たった今響き渡った『唄』は怒号であり、咆哮であった。
むくり、とエピタフが身体を起こす。
「ああ、僕は、墓碑銘だ。何故きみたちが、そう僕の名前を記憶しているのか、知らないか。僕はきみたちの墓碑銘なんだよ。僕が機嫌を悪くして、綺麗に片付けてしまったからなんだ」
そして『塔』はすっかり姿を変えてしまった。
「<深紅の王>が要らないのなら、僕らを背負っていっておくれ」
現れたのは、ブリキで出来た竜だった。
「僕らはきみたちのこころそのものだ」
ぼぉぉぉぉおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉう!
竜の口から飛び出した『唄』が、『塔』を囲む者たちを粉々に砕いて、溶かして、綺麗さっぱり片付けてしまった。
<了>
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登場人物(この物語に登場した人物の一覧)
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【0086/シュライン・エマ/女/26/翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト】
【0332/九尾・桐伯/男/27/バーテンダー】
【1282/光月・羽澄/女/18/高校生・歌手・調達屋胡弓堂バイト店員】
【2151/志賀・哲生/男/30/私立探偵(元・刑事)】
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ライター通信
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モロクっちです。お待たせしました。『クリムゾン・キングの塔』第4話をお届けします。今回ノベルは1本でほぼ分割なし、文量は若干少なめですが、第5話とセットでお楽しみいただける内容となっております。第4話・第5話を合わせると、いつもの1話分の文量になりますね。いや実はかなり多いのですが(汗)。
さて、多数決の結果……というよりは満場一致で、王を解放することになりました。その代わり<鬼鮫>が暴れまくったため天使はすっかり機嫌を悪くしてしまっています。
そして現在の<深紅の王>は、第4話に参加された4名様。今回でぼんやりとしではありますが、王がどんな存在であるかはわかっています(ついでに言えば、天使たちの正体も)。機嫌を悪くしてしまった天使を、王になることで穏便に止めるか? 玉座を下りて、天使たちを力ずくで止めるか?
次回の結末も、皆様の判断に委ねることになりそうです。
もしよろしければ、最後までお付き合い下さいませ。
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