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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


兄さんの部屋はわんだーらんど

Opening:草間零ちゃんからお電話です
もしもし、草間興信所の零です。いつもお世話になっております。

実は兄さんの部屋を大掃除していたんですが、兄さんの所有物以外の品物を沢山発見してまして、処理に困っているんです。
良く、兄さんの部屋を使って寝ている方や、遊んでいる方、また何かやましいことを計画されていた方は、品物や装置を取りに来て下さい。さもないとその品物の命はないものと思って下さい。

兄さんの部屋って昔から雑でしたが…私もこの1年ぐらいで殆ど覚えてます。「どうじんし」というものとか私は全く心当たりはないはずですし。←かなり強調しています。オモチャとか見覚えの無い服も、兄さんが失踪してから何か増えていますし。
(でもメイド服は…私がいないうちに増やしたのかなぁ?←草間メイド服趣味疑惑を信じている妹)
(やっぱり、武彦の趣味を理解しがたい沈黙)

と、兎に角です、皆さんで兄さんのお部屋をお片づけしたいと思います!
掃除の達人でありますあやかし荘管理人の因幡恵美さんもお呼びしておりますので。
そう時間はかからないかと思います。

(電話のあと…)
零「この「どうじんし」って、面白いですね…恥ずかしくて読めない物が多いですが…」
恵美「…え、そ、そうですね零ちゃん…。いや、待っている迄に有る程度片づけないと…って、あー此懐かしい雑誌…」
大掃除に良くある風景に…
かわうそ?「……」


午前:お掃除協力隊
留守にしていたシュライン・エマが興信所の中を見て首を傾げていた。
「雰囲気が変わっている…」
「シュラインさん…実は…その…」
そう、彼女が留守の間、ある事件の所為で(見当はつくだろうが)大きな模様替え(と、言うよりリフォーム)が行われたのだ。あの惨劇の中、傷一つ無く無事だったのが草間武彦の部屋だ。
零の話にシュラインは苦笑してしまう。内心ホッとしていた。もしあの事件に関わっていたら、自分は全く役に立たなかっただろう。アフロにもなりたくなかったし…。
次に現れたのは、天薙さくら。40代というのにまだ若く見える新婚気分が抜けない御方である。本来なら娘が来るところだが、所用でいないので代わりにと来たのだ。何か色々持ってきている。
「娘の代わりに来ました宜しくお願いしますね」
おどおどと、興信所にやってきた可愛い女の子が縞りす。あやかし荘に住んでいる女の子。OSUからメイド服を借りての参加だ。
「恵美さん…。お手伝いにきたでぃす」
「ありがとう、縞ちゃん」
「はい!」
「りす、がんばる」
「かわうそ?ちゃん…がんばるでぃす!」
何となくだが…いぢめたくなる雰囲気をだしている…。
「あそびにきたでぇ〜」
と、元気な声の持ち主は門屋将紀。ませた現金な子供だ。似非親子漫才(?)で有名の1人である。
「『おそうじ』かぁ。ボクも手伝うー♪『いそうろう』しとるおっちゃんとこの『おそうじ』はボクがやっとるんや。任せとき!」
家庭事情があるらしくその手が得意らしい将紀。頼りになりそうだ。
また、興味津々でやってきたのは、鈴代ゆゆとその友人バケウサギの白兎みつきだ。
「草間さんの部屋は言ったこと無いなぁ。お掃除手伝えるなら手伝うよ」
という、ゆゆに、
「メイド服の一部、あたしだよー」
と、慌ててきたみつき。
さて、まとも(?)かどうかはさておき、一応のメンバーが揃ったところで、シュラインが
「興信所の大掃除というより、武彦さんの部屋を徹底的にきれいにしましょ。まず、武彦さんの書湯物じゃない、メイド服やら同人誌、玩具などを応接間に移して、分別ね」
「は〜い」
と、皆で取りかかるのであった。
「分別なららくだよね〜」
因みに分別、仕分けはメイド服やニワトリやら興信所を襲撃(?)されたときにかなり技術を身に付いている。さらに掃除の達人・恵美がいればそれは通常の3倍から更に倍だ。
さほど、仕分けなどに時間はかからず、恵美、将紀、零が中から所有者謎の品物をだす。そして、残る者が大まかに分けていく感じであった。

さて、この後が珍騒動の始まりだ。


■佐藤絵里子と零のコント
この出来事は、印象に残るべきものだ。とナマモノは語る
いきなりドアを激しくあけて入ってきた、掃除しやすいジャージ姿のソバカス眼鏡の女の子。
「ウチの子は無事なんでしょうねっ!?」
まるで誘拐犯から子供の安否を気遣う迫力で大声をだした。
零は、既に数冊の本とマンガを執筆する道具を持っていた。
「せめて姿を見せて頂戴!」
とまだ叫ぶ。
「ふふふ」
零は不気味に笑っている。
「子供の命が欲しくば、5000万用意しなさい」
零の発言で、絵里子以外の皆さんは、その場で凍り付いた。
「そ、そんな大金もってないわよ!」
零は、おもちゃの仕込み短刀で絵里子の大事な「息子」を人質にとっているのだ。
しかも腹話術でナマモノが
「まま〜」と、「人質」の役をしていた。
―2人(+1匹)とも楽しんでいる。
我に返った、シュラインさんと恵美さんが沸いて出たハリセンで2人をたたいた。
「今は掃除でしょ?何零ちゃんが遊んでいるのよ?」
呆れた口調でシュラインさんが言う。
「ごめんなさい〜。実は絵里子さんとこうやろうと電話で打ち合わせてて」
「そう…なかなか面白い事言うから零ちゃん…」
と、謝る零と絵里子。
しかし、彼女は仕切は早いらしく、
「手伝いします。掃除なんてぱっぱと片付けちゃいましょ。あ、零ちゃんマンガ雑誌と同人誌は欲しかったら上げるから」
絵里子(以降さとえり)は零から自分の同人誌製作用の道具を受け取ってから掃除の手伝いに加わった。
この手の仕事は彼女得意らしい。
将紀が顔を真っ赤になって同人誌を読んでいるところをけっ飛ばして、どやしたり、頑張ってもドジっているどじっ子のサポートをしたりと上手い。
「なーこの「どうじんし」もらっていい?」
将紀が一冊の本を言うが、表紙からみて内容が18禁であると分かる。
「其れはあんたには早すぎる」
さとえりは、其れを取り上げて他の「同人誌を知っている」大人の方々は反対。
「ちぇ〜」
将紀は隠して持って帰ると決意する。


■若き科学者のロボット零式VS零VSエヴァ
乾電池に身を包む謎のロボットと金髪白衣の少年がやってきた。
「今臨時休業なのですが…」
と、零が断りをいれるのだが。
「ボクはトール・ウッド。初期型霊鬼兵・零、きみとボクのメイドロボと掃除勝負を申し込みたい!」
「はぁ…」
零は、困った顔をする。
「沢山人がいることには助かりますが、兄さんの部屋の大掃除は…」
と、金髪の子供に訳を話すのだが
「面白そうね、ユーの案にあたしも参加するわ」
「エヴァ!」
「生死関係ない勝負ならいいのでしょ?」
「…良いでしょう」
さてこの狭い(?)興信所をどう3人で掃除するのか分からなかった。
「こうしましょうか?」
シュラインが助け船。
「興信所外周りの掃除をして貰いましょ?零ちゃんにエヴァ、それにメイドロボなら早いでしょうから」
大掃除というには周辺も掃除すればいい。綺麗になれば、興信所の印象度もアップだ。
「でも、兄さんの…」
「其れはこっちでやっておくから、そのガキ相手してあげたら〜はっきりいって邪魔」
さとえりがさぼりがちなみつきを叱りながら言う。
「な!」
トールはその言葉に
「その言葉絶対後悔させてやる!」
と言いながら、メイドロボと外に出た。
「さて、やりしょ」
馴れ馴れしく零の肩を抱くエヴァ。
逃げ場なしの零だった。
「わかりました」
で、入り口付近、正面を3つに分けて、掃除競技スタート。判定は後で恵美が見るそうだ。
「〜♪」
零は手際よく掃除を開始。竹箒姿もよく似合う。エヴァもどこかで覚えていたのか、零と良い勝負だ。
ただ、トールのメイドロボ零式は装備的に2人より重い。故に清掃パーツを装備させ、一気に勝負を付けるつもりだった。
1時間ほど経つ。今のところ一日の長の例が優勢。エヴァは必死に水をまいて、埃が出ないように綺麗にしていく。しかし、零式の清掃モードの排気が邪魔をした
「ユーは邪魔しに来たの!?」
「そんなことはない。合理的に〜」
「排気構造考えてよ!」
「なに、ボクの零式を貶すのか!」
言い合う2人。
「けほけほ」
零の所まで排気は来ているようだ。
「あの〜2人とも…あまり大声で喧嘩すると…」
冷静な零が宥めようとすると…
「「うるさい!」」
と、2人が怒鳴る
同時に…道路が陥没して
「あぁ―――――――――――!」
地下に9メートルは落下したようだ。此は零式の重さと大きな声だけで起こっただけではない。
「まえに、地下水を汲み上げられたので、この近辺地盤が緩んでいるんですよ…」
「「其れはやく言って〜」」
メイドロボ零式に押し潰されているトールとエヴァだった。
このあと、ナマモノと怨霊の力で2人は救出された。
「この勝負無効と…」
呑気に判定する恵美さんがいた。
流石あやかし荘管理人、一応肝が据わっているようだ。
「あー姉さんに報告しないと行けません…アフロ治ったのかしら?」
天薙さくらさんものんびりこの状況を眺めていた。


正午.片づけ一段階が終了
「うわー草間のおっちゃんのへやって結構きれいやったんや」
「信じられないけど零ちゃんの毎日掃除しているおかげよ」
と、将紀は驚きシュラインは零を褒めていた。
一応所持者不明の品物と分別、仕分けなどは終了し、かなりのスピードで大掃除は終わった。
謎多き草間武彦の部屋。散らかっている様で実は整然とされており、零の毎日の日課・掃除のために殆ど塵がない。なので、黒い悪魔も何故か寄りつかなかったのでは無かろうか?
何か虫除けの魔術でも施されているのかどうか、そもそもこの部屋が呪物なのか分からないが、天井の煤取りや、興信所全体の窓ふき、床掃除と黒い悪魔用のトラップ取り替えを終えたのだ。
(こっそり、シュラインさんはへそくりや隠し煙草を取り替えていたりする。流石影の支配者手際よし)
ただ、応接室脇に謎のメイド服や同人誌が山積みされている。
無法地帯でもあった所長デスクにも其れは及んでいる。
「この、武彦さん本はどうしたらいいかしら?」
まさか、噂に聞こえた草間総受け本が100部あったりするのである意味困る。
誰が作ったかは、さとえりが教えてくれた。
「さて、お腹がすいたでしょうから、お台所おかりしますね」
さくらさんが台所に向かう。
午前に来た皆も手伝える人は手伝い(しっかり手を洗って)応接室でおにぎりとサンドイッチ、お茶で休憩を始めた。
「次は本や玩具などの所持者不明品をまとめて…」
シュラインがサンドイッチを食べながら今後の計画を考える。
「ま、そろそろ心当たりある人物などが来るかもね〜」
さとえりは気楽におにぎりをほおばっていた。
「計画に無駄はないとボクは思う」
と、科学者のトール。
「ユーは無駄がありすぎ。なに?あの乾電池装備のロボットは?」
「ぼ、ボクの発明にケチ付けるなぁ!」
「はい、2人とも喧嘩はいけません」
トールとエヴァの口喧嘩を止める零。何となくだがお姉さんが板に付いてきたか?
「おいしいでぃす」
「あい、おいしい」
りすとナマモノは仲良く食べている。
その賑やかな風景をさくらさんと恵美さんはにっこり笑って楽しんでいた。


■メイド魔神登場
「さて、はじめますか」
と、シュラインの声で掃除再開。
「おー」
と、子供は叫んでいる。とは言っても、仕分け程度なのでさほど時間もかからないだろう。
「こんにちは」
と、ドアを開けてきた人物に零はこういった。
「あ、メイド服のスペシャリストの田中さん。遅かったですね」
「そ、いきなり其れはないでしょう?ああ、家の用事で…すね」
苦笑するメイド魔神こと田中裕介。
彼にかかれば、今山となっているメイド服の仕分けが更にはかどるものだ。
「私のコレクションが少し無くなっているんでその確認を」
「はい分かりました」
にこやかに対応する零。
「では、田中さん1人でメイド服の仕分けの方お願いしますね」
「あ、はい分かりました」
この場合プロに任せた方が良いだろう。それは良い判断だ。
裕介が仕分けをやっている時に何か視線を感じる。
みつきに、零に、エヴァだった。
「あの?なにか?」
「いえいえいえいえ」
そ、3人は仕事を始める。しかしちらちらと見ている。
バケウサギがメイド服に気に取られ、まとめたゴミを散らかしてしまう。
「あうー」
「みつき、どじ」
「どじじゃないもん!」
みつきはかわうそ?にバカにされながらもゴミをまとめていく。
その時も、メイド服が気になっていた。
エヴァも零もそうだった。
どうも視線が痛くて仕方のない裕介は。トランクを持ち出して。
「新作のメイド服きますか?」
ため息をついて言った。
3人はぱっと明るくなる。
田中裕介を見ていたのは目的がそうだったらしい。
そして、身動きの良いメイド服に着替えた。
みつきと零がメイド服を好むのはいいが、なぜエヴァがメイド服を着たがってるのか分からない裕介だった。自分のメイド服はトランクに収め、他の物を分別し、さらにはみつきと草間用の分さえも仕分けした裕介は、
「零さん、他のメイド服の引き取り手がいなければ俺にくれませんか?」
と訊いてみた。
「はい、良いですよ♪」
即答だった。
みつきは紙袋に自分のメイド服を入れうきうきしていた。


■同人誌1
一方、同人誌をジャンル別に仕分けている組がいる。シュラインと、さくら、りす、さとえり、将紀である。内容が内容なだけなので、極力中身は読まず仕分けしていく。
りすが、一冊の同人誌をとって、中身が気になったのかぱらぱら見てしまう。
それは…男性向けでもえげつないものだったようで、りすには刺激が酷すぎた。
「ふ、ふけつでぃす〜」
まるで、りすがちょこまかと動き、
「こんな不潔な物は燃やしてポイでぃす〜!」
と、本をまとめていく。しかし、どっかで転けたりと可愛らしい。
「落ち着いて、りすちゃん…」
恵美が宥めることもできず、シュラインさんも困った様子。
「今は邪魔になってないから良いんじゃない?こら其処のガキ、また男性向け読んでんじゃない!」
さとえりは将紀を新聞紙で叩く
「らんぼーやなー。このねーちゃん」
「しっかり働く!」
「へいへい」
と、りすは遅いながらもどんどんまとめていく。既に皆はジャンルの仕分けもまとめたようだ。
りすがそれをまとめ終わって捨てようと持ち上げる。
「まって、気持ちは分かるけど…りすちゃん…」
皆が止めようとするのだが。
「処分です!」
と頑固聞かない。
ヨタヨタと歩く彼女は躓いた。その場所が行けなかった。本は散乱し、更には折角まとめ仕分けした同人誌までもバラバラにしてしまったのだ。皆が、りすをみる。
「……イヂメル??」
と、不安そうに首を傾げる縞りす。
この後彼女がどうなったかご想像に…
「きゃ――――――――!」
あ、星になったようだ。
いぢめられ属性持っている以上仕方ないのだろうか?又やり直しで、まとめ始めた皆さんであった。


■ゴミ処分組
とりあえず、本当のゴミと言うべき物をゆゆとエヴァが指定のゴミ置き場に持って行くことに。指導は恵美さん。ゆゆには、物の価値が分からないので、なんでもかんでも捨てそうなところ、零とシュラインに止められた。何しろ、思い出の品物の永久秋草鞋さえ「捨てて良い?」とか言われると焦るものだ。
「人間のライフって複雑だネ」
エヴァがため息をつく。
「うん。家の人が毎日掃除している苦労が分かるというか…う〜ん」
と、何となくだが会話をしているエヴァとゆゆ。
「次は、不燃物、空き瓶空き缶などをきれいに洗って指定場所に置く準備を…」
「まだあるですか?」
妙な日本語になるエヴァ
「えーなんかヘロヘロ〜」
ゆゆも精神的に疲れている。
「そんなことでは、零さんに笑われますよ?」
恵美が指さす方向には、いつも掃除に慣れている零が軽々と粗大ゴミの手続きを終え、そうした便利屋に粗大ゴミを渡している風景をエヴァがみて…。
「零に負けていられないわ!ゆゆ!頑張るわよ!」
「え―――――!?」
エヴァはある意味良い方向にライバル心を燃やしていた。


■同人誌2
「あれ?時音君?」
恵美は変わった風貌の少年の姿にビックリした。黒ずくめのスーツまるでIO2か地下組織のエージェントだ。
「同人誌を査定買い取りしに来ました」
と、まるでロボットのような返答。
―他人かしら?
いや、彼は本当に風野時音である。しかし、今までバカ騒ぎしながら影で退魔行をしている謎組織(悪の萌え者団)で多忙極めていた。あのバカ上司の命令で動いているらしい。
「あ、査定の鬼がきた!ここっていろんな人が来るんだなぁ」
と、さとえりが言う。今では時音は同人界では一目置かれるようだ。
「査定買い取り?同人誌の?」
シュラインは時音をみて訊く。彼は何も言わず頷くだけ。
「丁度いいわ、価値が分かる人なら良い値で買い取ってくれるだろうし」
承諾。
零はすこし指をくわえて物欲しそうに見ている。
さとえりは、彼の査定鑑定している所をスケッチし始めた。
大体の仕事が終わったので、あとは零やシュラインが指示するだけなので、皆一息ついている。
「痛みの酷い物もありますが、精神衛生上宜しく無いもの、つまり男性向け全部は10万で買い取りましょう」
「やおいのほうはどうよ?」
さとえりが、知人が描いたらしいものを
「…有名どころを集めた物は5万で?」
「あ、済みません。俺の幼なじみが描いたのは分けてもらえます。よくは知らないけどあいつはショタ&やおいのはずだから適当に追加して」
と、メイド仕分けに忙しい裕介も時音に頼んだ。零もパロディものは残して欲しいと目で訴えていた。
其れに応じる形で黙々と査定して電卓ではなくそろばんで弾く。
「残りを20万円で買い取ります」
「あら凄いわね」
シュラインは感心する。
時音が、シュラインに20万を渡すと、軽々と箱に詰めていき…
「では、又本が増えましたら呼んで下さい」
と、時空跳躍で消えていった。
「何だったのでしょう?時音君…あんな人じゃなかったはず…?」
恵美は首をひねるばかりだ。

そして、組織の休憩室の時音。
「あ―――――――どうして僕が、買い取りで同人誌なんか持って帰らないといけないんだぁ!」
と叫んでいた。此を師匠に見られたら絶対に殺される…そう殺される。
上司がやってきて、
「どうだったかい?」
と訊いてきた。かなりにこやかに言っている。
「此で暫く休暇が取れる。好きな本をもって…」
「同人誌は好きじゃありません!しかも…男性向けですよ!」
「でもその大事そうに持っている着物のお姉さん同人誌は?」
「あ、そ、それは…」
と、どもる時音。
「着物のお姉さんに胸キュン?」
「はねっ娘スキーの貴方に言われたくありません。休暇を取らせていただきます」
と、拗ねた口調で時空跳躍しあやかし荘に戻っていった。
ちゃっかり、着物同人誌数冊持って帰って。


夕暮れ.お掃除完了
締めのふき掃除にワックスがけもおわった。もうへとへとの皆さん。ナマモノがりすを連れて帰ってきた。
「皆さん本当にありがとうございました」
と零が深々とお辞儀した。
「色々あったけど楽しかった〜」
さとえりが、スポーツ飲料を飲んですっきりしている。
「ボクの零式…まだ研究が…」
トールは既に電池切れのメイドロボの前で影をおとし蹲っていた。
半永久機関であり、超神秘科学の結晶・霊鬼兵の前に、温泉好きの少女が操るゴーレムから研究した方が良いのでは?と思うかの有名人物を知る方々。
さくらが姉に連絡したので、又陥没した地面の修復音がうるさいが、妙に心地よかったりする。
ゆゆとみつき、零、エヴァは裕介に着せ替えをせがんでおり、楽しい会話をしていた。
「エヴァにあってますよ」
「…(赤面)…」
「あー!あたしもー」
「順番ですよ〜」

あそのあと、さくら、シュライン、恵美にかわうそ?が料理を作り、ねぎらいを兼ねて美味しい夕食を皆で食べたのであった。

草間の部屋は、今は綺麗になったが、また物置代わりになるであろう。零は次はどんな手で、人を呼ぶか考えていた。

謎の玩具はどうなったって?
ぬいぐるみ辺りはみつきに可動可能なのは将紀にあげたってことで。あとは1週間待ったが誰も取りに来なかったのでゴミとして捨てたのだ。
因みに将紀が隠して男性向けの同人誌数冊持ち帰ったのは良いが、似非親父に発見されて、どやされ、「うめぼし」されてあげく本は燃やされたそうだ。
世の中うまくいかないものなのだ。

End



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【0086 シュライン・エマ 26 女 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【0428 鈴代・ゆゆ 10 女 鈴蘭の精】
【1098 田中・祐介 18 男 高校生兼何でも屋】
【1219 風野・時音 17 男 時空跳躍者】
【2099 白兎・みつき 5 女 バケウサギ…って職業じゃない】
【2336 天薙・さくら 46 女 主婦/神霊治癒師兼退魔師】
【2371 門屋・将紀 8 男 小学生】
【2395 佐藤・絵里子 16 女 腐女子高生】
【2625 トール・ウッド 10 男 科学者】
【2821 縞・りす 15 学生(神の使徒)】

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■         ライター通信          ■
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滝照直樹です。
『兄さんの部屋はわんだーらんど』に参加していただき、ありがとうございます。
真面目に掃除して下さる方、どじっ子さん、謎の行動している方様々で色々な面をみて楽しかったです。
まとめることに一苦労しましたが。

佐藤絵里子様、トール・ウッド様、縞・りす様初参加ありがとうございます。

では又の機会にお会いしましょう。
滝照直樹拝