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<東京怪談・PCゲームノベル>


虚無の遺伝子

「今、魔物と人間の遺伝子の相関性を調べているの」
 肌も露な妖艶な美女が言った。その瞳は閉じたままで、金色の目をした黒猫がじっとこちらを見ている。
「かかった費用はすべて研究費用としておろさせるわ。どう?悪い話ではないと思うけれど」
 黒猫がそれにあわせてニャーッと鳴いた。


 雨が降ってきた。数ヶ月ぶりの雨だ。ここの所ずっと降っておらず、いくつかの地域で断水が続いていた。
 人々の顔も不意の雨に驚きや怒りというより、喜びの色をしている気がする。
『されども、拙者、この雨気にくわんでござる』
「……ああ。血の臭いがするな」
 常人には見えないおどろおどろしい鎧姿の霊を背に従えた青年が呟く。
 雨は続く。
 血色の雨が。

 そして、一人の男が倒れた。


「何ですって……っ!!高峰研究所が、鬼鮫の血を狙っているですって……っ!!」
 隠岐・智恵美はその筋の関係者からの電話を取り、驚愕に声を荒げた。
「ええ……ええ……ええ……なるほど。……わかりました。それでは、こちらの方でも被害が拡大しないように手配しますね」
カチャンと連絡を切り、智恵美は深く少しだけため息をついた。彼女、隠岐・智恵美は、教会を管理するシスターであり、非公式だが司祭の位も持っている、いわゆる上に立っている者だ。その過去や経歴は謎が多く、今も非公式だが、IO2特別顧問もしている。そのIO2上層部直通ダイヤルを智恵美は珍しく苛ついた様子で素早く回し、受話器を耳にやった。
 周りには幸い、シスター等もいなく、教会内のために酷く静まり返っている。
「……あ。IO2特別顧問の隠岐・智恵美です。いつもお世話になっております。鬼鮫の件なのですが……お聞きになっておりますでしょうか?……はい。では、こちらに全権を譲渡してはいただけないでしょうか?……え?それは、困る?先日、そちらの方々が起こした事件をうまくもみ消したのはどなたでしたでしょうか?……はい。ではこちらでしっかりと責任を持ってやらせていただきますので、そちらの処理はよろしくお願いいたしますね。では、失礼いたします」
 フウと智恵美は肩で息をつき、背凭れに寄りかかった。その前に湯気の立ったコーヒーが置かれる。
「お疲れですね」
「あら、裕介さん。いらしてたのですね」
 智恵美の顔がほころぶ。田中・裕介。義理の息子であり、仕事も良く頼む、智恵美にとってパートナーのような存在だ。
 裕介は、その長く伸びた黒い髪を揺らして向かい側のソファに座った。
「何か、困ったことでも?」
「ええ……」
 智恵美は、そのコーヒーを一口含み、ゆっくりと飲み干した。
「通称鬼鮫……霧島・徳治ってご存知かしら?」
「ああ……あの、IO2でもちょっと持て余し気味の殺人狂ですね。彼が、何か?」
「彼の血を高峰心霊研究所が狙っているらしいの」
「え……」
「ちょっと厄介ですよね」
「厄介と言うか…それは犯罪では?異能者がIO2エージェントを狙うわけですし……IO2の方が黙っていないでしょう」
 智恵美は少しだけ笑った。
「ですから、今回の全権は私に移してもらいました。そして、これからは仕事の話なんですけど……裕介さん、あなた今は体、空いていますよね?」
「ええ……今のところは予定はありませんが」
「それでは、これは依頼です。高峰サイドが鬼鮫の血を手に入れるのを妨害してください。そして、鬼鮫による暴走の被害を最小限に食い止めてください。――以上です」
「わかりました」
 裕介は席を立つ。外套を羽織り、智恵美に軽く会釈する。智恵美は聞く。
「どちらにつくおつもりですか?」
「母さんのことですから、お見通しとは思いますが、まずは高峰サイドですよ。撹乱してきます」
「わかりました。ご健闘をお祈りしてますね」
「母さんこそ」
 二人は互いに微笑み背を向けた。

 その日の午後、裕介は、その足で高峰心霊研究所に向かっていた。何処となく全体に茶色で古風なアンティーク風の屋敷のような研究所。裕介はその廊下を無口な案内人に連れられ、所長の部屋へと歩いていた。
 不意に昼でも薄闇に近い空間の扉が開く。
「こんにちは。今回の依頼に、協力してくれるのね?」
 そこには肌も露な黒いドレスを纏った美女、高峰沙耶がいた。その瞳は閉じており、代わりに黒い猫がこちらを向き、ニャーと鳴いた。
「あの……」
「言わなくても分かる……田中・裕介さんでしょう。噂は以前から聞いているわ」
「……」
「鬼鮫の居場所も、ご存知なのかしら?」
 高峰は、誘うように白い指で応接間のソファを指し、自分はその向かいに腰掛けた。滑らかな腿を惜しみなく晒し、ゆったりと足を組む。裕介は少しだけ眉を顰めた後、誘いに乗った。ソファに身を沈め、人差し指の先を軽く組む。
「ええ。鬼鮫は、今どうやら、偶然通りすがった“村雲・翔馬”という異能者の男の元にいるようです」
「“異能者”……ね。ふふっ」
 高峰は、微かに笑んだ。裕介の片眉がまた上がる。高峰は優雅に細い指で黒猫の背を撫で、艶めかしい唇を動かした。
「それでは、協力者同士、作戦を立てる時間も必要でしょう……。私は失礼するわ。すぐに、他の協力者も来るから待っていてね」
 黒いドレスを床に引きずりながら高峰は応接間から出ていった。それから二、三分後くらいに目つきの悪い男の集団が部屋に入ってくる。裕介はざっと五人の顔と戦力を測り、分析した。どれも、大したことはなさそうで、裕介なら普段の力の半分でも勝てそうな相手ばかりだ。裕介は愛想笑いを貼り付ける。
「こんにちは。新しく参加させていただくことになりました。田中・裕介です。よろしくお願いします」
「ふーん。所長自ら最初に会うって言ってたからどんなやつかと思えば優男じゃん」
「違いねえ」
 五人は下卑た笑いを飛ばした。裕介は黙って、下げた頭を戻しソファに沈んだ。
「それで、居場所の件は、所長からお聞きしたと思いますが、皆さんにのみ、お話したいことがあります」
 五人はパチクリとして、裕介を注視した。裕介は下から睨むように目を合わせた。
「ホントにここだけのお話なのですが……鬼鮫を守っているのはどうもIO2だけではないようです。別ルートの……もっと厄介な組織も絡んでいるようです」
「……別ルート。まさか」
「ええ。“虚無の境界”彼らもまた、IO2で持て余し気味な鬼鮫を狙っているようです」
「それじゃあ……」
「ええ。彼らとIO2のネットワークを考えたら……この仲間の中にも妨害者がいると考えても可笑しくはありません」
 裕介が言い終えると、荒くれ者五人はシーンと静まり返ってしまった。裕介の口端が微かに上がる。
「ですので、ここで提案なのですが、チームを二つに分けるというのはどうでしょうか?一チームは、何かあったときのための所内常駐組。もう一チームは、主に捜索・捕獲組。もちろん、僕は言いだしっぺなので、捜索・捕獲組に加わるつもりですよ」
「じゃ……俺は……」
 五人はそれぞれ顔色をうかがいながら、二チームに分かれた。

「あ、母さん」
 その日の夜、結局作戦会議等で高峰心霊研究所に泊り込むことになった裕介は、研究所から密かに抜け出し、公道の近くの電話BOXで受話器を耳に当てていた。
「あら、裕介さん」
「決行日時、朝九時、場所、村雲・翔馬宅。構成員、俺含めて三名」
「あら…本人がいるところを教えてしまわれたのですね」
「言わされました。あの女、やっぱり只者じゃないです」
「ですが、人数が少ないのはマークするのに楽で良いですね」
「それは、チームを二つに分けました。連絡を切ってしまえば、研究所にいるチームは何も出来ない」
「ギリギリ合格点です」
 電話向こうの声が笑った。
「では、明日。また、お会いしましょう」
 裕介は受話器を置いた。空には満天の夜空が瞬いていた。

 次の日は快晴だった。裕介たち三人は、電車を二本乗り継ぎ、鬼鮫がいるというアパートの前に辿り着いていた。裕介以外はどこか及び腰でキョロキョロと頼りなく視線を漂わせている。
「ここに、こういう中年の男がいると聞き、訪ねてきたのだが」
 裕介はアパートの門の前で立ちはだかっている若い男の方に鬼鮫の写真を渡した。事前の調べではこの男が村雲・翔馬。最近東京に出てきた青年だ。神霊をその身に憑依させることが出来るというからなかなかのやり手なのだろう。後ろに鎧姿の霊を従わせている。青年は、チラリと見ただけで、フンとつまらなそうに鼻を鳴らした。
「ンなやつはいない」
 その隣に立つ中年の女性、智恵美もにっこり笑って同意した。激高しかける他の二人を制して、裕介は微笑む。
「それでは、部屋の中を見せてもらうだけでも……」
「いないって言ってるだろうっ!?」
 いきなり村雲が殴りかかってきた。裕介は反射的に身を退く。裕介がいたところは、コンクリートまで真っ二つに割れていた。
「アイツは、怪我をしてるんだっ!!そんな状態のやつにお前らのようなあからさまに怪しいやつは会わせられねえっ!!」
 裕介が、智恵美の方を見ると、彼女は困ったように笑っていた。裕介の他の、高峰サイドの二人も剣を抜く。智恵美の結界陣が辺りを覆う。透明な膜が空を覆い、余人をカットした。アパートの中の住人は元々智恵美が避難させているようで、男一人の気配しかしない。智恵美は微笑む。
「では、存分にどうぞ」
 高峰サイドの二人が右と左に分かれて、一直線にアパートの方に向かっていった。智恵美は冷静に見やり、右の男の手首をひねり、仰向けにした後、左の、一階の部屋の前まで来ていた男の後ろ首をコンと叩いた。男は部屋の扉にしがみつくように倒れる。
 裕介と翔馬は、裕介の一方的な防戦だった。ヒョイヒョイっと避け、決して翔馬の拳は当たらない。翔馬の顔に次第に焦りが浮かんでくる。
「くっそ……こうなったら……スサノオっ!!」
「応」
「あ、ダメですっ!!」
 智恵美の声が木霊した。翔馬の身体が淡く光る。瞬間、目つきや雰囲気も別人の侍になっていた。優しげとも取れる顔は凶暴に、栗色の髪はすべて立っていた。
「……まずいです」
 智恵美の呟き。と同時に一階の一番奥の扉が蹴破られた。パラパラと木屑が智恵美の頭を舞う。
「超常能力者……殺すっ!!」
「逃げて……っ!!」
 何か細い影が智恵美の反対側を通った。アパートに上る簡素な階段を抜け、石の小道を超速移動する。翔馬は咄嗟に剣を構えた。ガッキンという鈍い、強い音がする。そして次に瞬速の袈裟斬り。翔馬は、瞬きほどの現実も認識できずに後ろに吹っ飛ばされた。紅い飛沫がコンクリートに散る。
「次は、お前かあ……っ!!」
 裕介にも剣が振りかざされる。裕介は携帯用の鎌で受け止めた。
「やめてくださいっ!!鬼鮫さん。俺たちは鬼鮫さんを害しに来たのではありません。IO2から派遣されて来た者です。鬼鮫さんを守りに来たのですよ」
「守り……?」
「ええ」
「ハハッ。ふざけろ。俺は俺だけの味方だあっ!!」
「……っ!!」
 鬼鮫は、裕介の斧を払った後、首を突いて来た。それをいつの間に現れたのか、智恵美が止める。素手で落とした。
「ここは私に一端任せて……裕介さんは“アレ”を出してください」
「ですが、アレは……っ!! 」
「速くなさい。あなたに治療が出来ますか。私は、この男に構っているより、もう一人の消えゆく命の方を救いたいのです」
「はい。……了解いたしました」
 鬼鮫は、右から左へ斬ってくる。智恵美は寸時で避ける。鬼鮫の右腕を抑え、腹に一発食らわせる。鬼鮫の顔が一瞬苦痛に歪む。そのスキに裕介は安全圏に退いた。鬼鮫はそのまま剣を直角に突いてくる。智恵美は軽くステップした。
 裕介は、指の先を強く噛み切った。人差し指で押し、血を押し出す。先ほど出した鎌に一滴落とした。
 鎌が輝く。裕介は口中で小さく何か呪文のようなものを呟いた。その輝きが更に増す。裕介の目が血走る。刃からも、血のような紅い液体が滴り落ちた。
「Baptme du sang」
 裕介は口中で刻むようにその名を呟くと、鬼鮫の方に一心不乱に飛び掛って行った。光速の動き。凄まじい妖気でコンクリートが吹っ飛ばされる。智恵美は笑みながら、背を返した。翔馬の方へ駆け寄り、結界を張る。掌へと力を集中し、一気に翔馬の胸へと放出した。翔馬が軽くうめき、目を覚ます。そして裕介の方を見やりぎょっとした。
「アレは……!?」
「アレは呪われし大鎌「Baptme du sang」使用者の血を捧げ、封印を解く言葉を唱えることにより使用者に絶大な力を与えるものです」
「でもそれは……」
「ええ。その代わり使用者の精神と肉体を蝕み、長時間使用すると発狂し、死亡します」
「じゃ、早く止めないと……!!」
 立ち上がろうとする翔馬の肩を智恵美が押し戻した。
「お待ちなさい。あの子は、決して負けません。あの子は、私が育てた子ですから」
「お前たち……」
 裕介は鬼鮫をじりじりと追い詰めていた。鬼鮫の身体は浅い傷だらけだった。鬼鮫はトロールの遺伝子を持っているので例え深い傷口でもすぐに浅くなってしまうのだ。鬼鮫はまるで親の仇を睨むように裕介を見据え、肩で息をしながら剣を構えていた。よく見ると、腹に白い包帯が巻かれている。前の任務ですでに怪我をしていたのだろう。
 鬼鮫は、決死の一閃を繰り出してきた。裕介は軽く避ける。逆に鬼鮫の腕に血の筋を走らせた。鬼鮫の顔が再び苦痛に歪む。だが、剣をそのまま凪ぐ。裕介は受け止め、振り返した。鬼鮫は、宙を舞う。地に叩きつけられ、それでも立とうとする鬼鮫に裕介は言った。
「もう……やめませんか。この勝負、先が見えている」
「何故だ……そんな馬鹿げた力が何故この世に存在している……」
「さあ、それは俺の方が知りたいくらいですよ」
 鬼鮫が真っ直ぐ正面から向かってくる。裕介は、一つだけため息をつき、鬼鮫の右手を切り落とした。

 裕介は無力化し、失血多量で気絶した鬼鮫を智恵美の方へと横抱きにして連れて来た。智恵美は微笑みながら受け取り、やはり掌に力を集中して鬼鮫の切れた手首と切断面を合わせる。一瞬の後、傷口さえも消え、手首は腕についた。裕介も笑み、鎌を静かに仕舞った。智恵美は、裕介を見やる。
「大丈夫でしたか?」
「母さんが、やれって言ったくせに」
「あら、それは裕介さんなら大丈夫だと思ったからですよ」
「じゃあ、大丈夫?と聞くのはナンセンスなんじゃない?」
「あら…それはそうですね」
「あの……」
 翔馬がおずおずと聞く。
「はい?」
 智恵美が振り向く。
「親子?なんですか?」
「あら…あらあら。似ていませんものね。ですが、親子ですよ。血は繋がっていませんけれど。――大切に想っております」
「母さん……」
「ですから、この鬼鮫さんのお気持ちは多少、わかります。家族を殺されるのは、どんな理由があったとしても、絶対に許せないものですから」
「……」
 智恵美は、鬼鮫を見、黙した裕介を見やってから、その頭をポンポンと軽く叩いた。

 数日後。
「こんにちは。高峰所長。隠岐・智恵美です。用件は分かっていると思いますが、鬼鮫の件です」
 智恵美は高峰心霊学研究所の所長室前にいた。扉がゆっくりと開く。高峰・沙耶が現れた。
「あら、いらっしゃい。そろそろ来る頃だと思っていたわ。IO2の対応は流石に素早いわね」
 高峰は智恵美を快く室内に招きいれ、ソファを智恵美に勧めた。だが、智恵美は座らない。
「どうして、こんなことをしたんですか。下手をしたら、あなたは犯罪者としてIO2に追われることになったかもしれないのですよ」
「でも、その前にあなたが止めてくれたでしょう」
「……っ!!……まさか、それも計算済みだったとでも……っ!!」
「ふふっどうかしらね」
 高峰は優雅にソファの上で足を組み替えた。
「でも、資料は持ってきてくれたのでしょう」
「どうぞ」
 智恵美は、フロッピーディスクをテーブルの上に滑らせた。高峰はそのなまめかしい指を沿わせ、受け取る。
「ありがとう。うれしいわ」
「また、今回のようなことがあればこちらに連絡してください。納得できるような理由がおありでしたら、出来る限りご協力いたしますので」
「わかったわ」
「それでは」
 智恵美は背を向ける。扉の向こうには、裕介がいる。それに軽く微笑み、高峰に会釈をして出ようとした時、高峰が呟いた。
「美しいものが、見たかったのよ」
「失礼します」
 智恵美と裕介は振り返らなかった。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
【1098/田中・裕介/男性/18歳/孤児院のお手伝い兼何でも屋】
【2390/隠岐・智恵美/女性/46歳/教会のシスター】

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■         ライター通信          ■
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隠岐・智恵美さま
二度目のご発注、ありがとうございます(^^)
お届けが大変遅くなり申し訳ありませんでしたm(__)m
いかがでしたでしょうか?
少しでも楽しんでいただけたでしょうか。
私個人としては今回も大変楽しんで書かせていただきました!
智恵美さんはいつも穏やかでありながら
いざという場面になると厳しい一面も見せるというイメージが私の中であったので
今回のノベルはこんな感じになりましたが、
イメージと違ってしまっていましたら
申し訳ありませんm(__)m

ご感想等、ありましたら寄せていただけると嬉しいです。
もしよろしければ、またのご発注をお待ちしております