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<東京怪談ウェブゲーム ゴーストネットOFF>


ウォーターガーデン
 
 私の家の近所にある湖には、なぜかお城が沈んでいます。お城といっても、日本なのになぜか洋風なのですが。
 その湖の城の主みたいな人がいます。きれいな女の――人魚です。
 彼女は、いつも「なにか」を探していました。「なにか」というのが何なのかは分かりません。
 先日、その「なにか」を探していた彼女は大怪我をしてしまい、私はしばらく休むようにと言ったのですが、探索を続け、そのまま行方知れずになってしまいました。
 彼女を助けてください、と言うとおこがましいですが、彼女を捜すお手伝いをしてください。お願いします。
 
 
「ふうむ」
 モニタを見て雫は声をあげた。
 湖の中にお城がある。そんな噂があることは前々から聞いていた。けれどどこにあるのかという情報が今までなく、あったとしてもガセネタだった。
 今回もまた悪戯のような気もするのだけど。
「ま、いっか。ダメもとで調べてみるのも。『なにか』ってのも気になるし」
 ひとりで捜すのは大変だから、何人かに協力を頼もう、と雫は思った。人魚が相手だから、やっぱり人魚に頼んだほうが早いはず。それと、大怪我をしたというくらいだから、危険があるのかも。護衛も必要なのかな。
 雫が思考を巡らせていると、
「雫さま、なにか考え事ですか?」
 背後から声をかけられた。振り返ると顔なじみの女性――鹿沼デルフェスが立っていた。
「ん、ちょっとね」
 と雫はモニタを指さし、さっきまで考えていたことをデルフェスに話した。
「西洋風のお城が沈んでいる湖なんてロマンティックですわね」
「でしょ? 湖の城がなんか気になるのよねー。怪奇現象とかありそうだし」
「護衛が必要なら、わたくしがお引き受けいたしますわ」
「ホント? ありがとっ」
 あとは人魚だけれど、とこちらは何人か候補がいた。
 
 
「……というわけなんだけど」
 こういう『冒険もの』は妹が好きなんだけど、と雫から電話で話を聞いたときに、海原みなもは思った。けれど、人魚が関わっているとなると、やっぱり放ってはおけない。怪我をしてまでも、その「なにか」を探しているとなると、とても大切なものに違いない。
「分かりました。あたしも人魚さんのお手伝いがしたいですし、協力しますね」
「ありがと」
 通話を切ってから、みなもはまず荷造りをすることにした。きっと何泊かすることになるだろうから、着替えや食料が必要になるはずだ。それと、家のことを(あまり家事が上手じゃないけれど)お母さんに頼みたいし。
「そうだ、出発前に西洋のお城のことも勉強しておいたほうがいいのかもしれないね」
 
 
 そうして集まったのが、デルフェスとみなもの他に、セレスティ・カーニンガムとアルメリア・ルーデンだった。セレスティは姿こそ人間ではあるが元々人魚であり、同族のことを心配して協力してくれることになった。アルメリアは人魚ではないのだが、彼女の能力は人魚を捜すのに役立つのではないかと雫が声をかけたのだ。
 目的地までは財閥の総帥であるセレスティが手配したリムジンで向かうことになった。移動の間、車内で話題になったのは、人魚が探していた「なにか」のこと。
「『なにか』ではなくて『誰か』かもしれませんわ。たとえば唯一の肉親である妹とかですわ」
 言ったのはデルフェスだった。同意するように、みなもも続けた。
「あたしも『誰か』だと思います。王子さまか、もしくは騎士とか。大穴としてお姫さまもアリかな」
「でも、捜していたのが人だったら、書き込みをした人も『誰か』と書くんじゃないでしょうか。やっぱり、恋人からもらった宝物かなにかではありませんか? ね、アルベルト?」
 アルメリアは抱きかかえているクマのぬいぐるみ――アルベルトに話しかけた。すると彼女の言葉に返事をするように、うんうん、とアルベルトはうなずいた。もうひとつの、ウサギのぬいぐるみ――フランもうなずいている。
「セレスティさんはどう思う?」
 と雫が一人黙っているセレスティに聞いた。彼は穏やかな微笑を浮かべ、
「私が気にしているのは、行方知れずの人魚のことですよ。人魚の宝物はロマンティックだとは思いますが、私たちが今ここで話していても、さほど意味があるとは思えませんよ」
「ちぇっ、つまんない返事」
 ふくれっ面して言ったものの、どこか楽しそうに雫は笑っていた。
 
 
 書き込みをした女性は葉山美雪といった。
 湖畔から徒歩一〇分ほどのところにコテージがある。人魚を捜す間、雫たちが寝泊まりする場所だ。元々は美雪の祖父の代に別荘として建てられたものの、人里から離れすぎているという理由でほとんど利用されずにいたものである。
 ふとしたきっかけで美雪はこのコテージを訪れ、湖の城を見つけ、人魚に会ったのだという。人魚と話すうちに、しだいに彼女に惹かれ、今ではコテージに住むようになっていた。
「詳しくお話を伺いたいのですが」
 セレスティが言った。脚の弱い彼は杖をつきながらソファに座っている。
「いつも人魚のことを見ていらっしゃったようですが、なにかお気づきになったこととかありませんか? たとえば、彼女が探しているものの手がかりになることか。あるいは兄妹や恋人がいるという話とかは聞いていませんか?」
 美雪はゆっくりと首を振った。
「ごめんなさい。アルキオネ――あ、そういう名前なんですけど――彼女がなにを探していたのかは全然分からないんです。妹がいるという話は、確かに聞いたことはありますけど」
「怪我をされたときは、どのような様子でしたか?」
「泣きそうな顔をしてました。泣きそうというか、必死というか。お願いだから休んで、と私は言ったんですけど全然聞いてくれませんでしたし」
「そうですか……。湖につながる河川や海へ出かけた可能性もありますが、『なにか』を探して大怪我をしたのなら、事件に巻きこまれてしまったのかもしれませんね」
「そうですね」
 と美雪は目をふせた。事件という言葉が重くのしかかっているのだろう。
「あの、あたしもひとつ聞きたいんですけど。アルキオネさんの写真とかありませんか? 顔が分からないと捜しづらいですし」
 みなもの言葉に美雪は顔をあげた。
「気がつきませんでした。持ってきますね」
 席を立ち、部屋の奥へと消えていった。
 しばらくして戻ってきた美雪は、一冊のクリアファイルを手にしていた。「デジカメで撮ったものですけど」とみなもの前に差しだされた。
 写っていたのはプラチナブロンドの美女だった。年齢は二十歳前後だろうか。端整な顔立ちに思わず見惚れてしまいそうになると――。
 コホン、雫がわざとらしく咳をした。
「きれいなお姉さんが気になるのは分かるけど、とりあえず今は情報収集するのが先でしょ?」
 
 
 雫はデルフェスと一緒に湖畔を捜索することにした。
 湖をちらりと見ると、確かに底に城が沈んでいる。いったい、誰が何の目的でこの城を建てたんだろう。そもそも水中に城を建てるものなのかな。
「雫さま」
 デルフェスに声をかけられて雫は思考を止めた。
「ん?」
「アルキオネさまはあれだけ美しい女性です。もしかしたら同性から妬まれていたのかもしれませんわ」
 同性の妬み、か。
「ありえる話だよね」
「たとえば湖畔にメデューサが住んでいて、アルキオネさまはそのメデューサのせいで石に変えられてしまったのかもしれません」
「んー、でもメデューサはないかな?」
「なぜでしょうか?」
 怪訝そうにデルフェスは首をかしげた。
「勘違いしてる人が多いけど、メデューサって固有名詞なのよね。ゴルゴン三姉妹の末の妹の名前。ゴルゴンっていう牡牛の怪物も別にいるんだけど、とりあえず蛇頭の怪物をゴルゴンと呼ぶとして――」
 雫はそこで一呼吸ついてから続けた。
「メデューサはペルセウスに退治されたから、いるはずがないんだよね。姉の二人は不死身だから、どこかでまだ生きてるかもしれないけど。だからメデューサじゃなくて、ゴルゴンならいるかもしれない、ってこと」
 そういえば、と雫は思った。アルキオネもギリシア神話にでてくる名前じゃなかったっけ。
「お詳しいのですね」
「ま、怪奇現象に首突っこんでるとね、自然と詳しくはなっちゃうかな」
 
 
 みなもは湖の城を探索していた。もちろん、人魚の姿になってである。
 泳ぎながら、まずは外の様子を見てまわることにした。
 事前に調べてみて知ったのだが、「西洋のお城」と一言で言っても、地域によってずいぶんと違う。もともと城は外敵を防ぐためのもので、丘の上や水辺といったふうに環境が変われば造りも変わってくるのだ。
 西洋の城に対してきらびやかなイメージを抱いてしまうのは、それがまた権威の象徴にもなり、王族や貴族が住まうに相応しい装飾が施されているからだ。
 外壁をぐるりと周回しながら、みなもはふと真上を見上げてみた。ちょうど目の前に円錐状の塔が建っている。
「普通、お姫さまって高い塔に囚われていたりするものだよね」
 つぶやいてから塔に近づいてみる。
 どこからか入れるところはないかと探してみるが、どこも窓が閉まっている。内側から蝶番がされているのか、どの窓も外側からは開かない。
「しょうがない。少し、はしたないけど」
 みなもは軽く拳をにぎり、勢いよく窓をたたいた。簡単に窓は壊れ、そこから中に侵入した。みなもは可愛らしい顔に似合わず、人並み以上の怪力を持っているのである。
「さて、お姫さま捜しをしなきゃね。お姫さまの部屋とか見つかればいいのだけど……」
 
 
 美雪に車椅子を押されて、セレスティは湖畔をまわっていた。雫たちとは逆方向の、城門が見えるほうへと移動していく。
「失礼ですけど、セレスティさんは脚、どうされたんですか?」
 美雪に尋ねられたセレスティは、困ったように微苦笑した。
「生まれつきみたいなものですよ――それより肩を貸していただけませんか」
「あ、はい」
 肩を借りてセレスティはゆっくりと立ちあがった。
 湖面まで近づき、そこでまた腰を下ろす。陸から城を覗きこんではみたものの、特別不思議なところは見当たらず、湖面に触れてみた。
 手に意識を集中させる。――水中には今、二人の「ひと」がいる。
 もともと視力が弱く、するどい感覚でそれを補っているセレスティには、水の動きで水中の様子を探ることができる。二人のうち一人はみなもだとして、もうひとりはアルキオネだろうか。それとも――。
「なにか分かったんですか?」
「いえ、まだはっきりとしたことは分かりません」
 言ってから、セレスティは深呼吸をし、さらに精神を集中させた。この湖面全体を大きな水鏡に見立てて、得意の占いでアルキオネの行方を捜そうというのである。
 ――視えた。
 けれど、それは必ずしもセレスティが望んでいる姿ではなかった。
 
 
 アルベルトとフランを抱きかかえたアルメリアは、ひとりで行動をしていた。
 いわゆるゴスロリファッションをしているアルメリアは、洋服が汚れるのを避けるために、どうしても歩くのがゆっくりとなってしまう。
 ねえ、見てみて!
 湖に沈む城をみて、腕の中でアルベルトとフランがはしゃいでいる。動けるけれど喋れないクマとウサギのぬいぐるみの言葉を、作った本人のアルメリアはなんとなく理解できる。
「そうね、きれいなお城」
 湖の底に建てられてある城は確かにメルヘンティックだった。人魚のほかにも、妖精や精霊がいても不思議ではないようにアルメリアには思える。
 クマのアルベルトが、ぴょん、とアルメリアの腕から飛び降りた。湖の城を指さして彼女になにか訴えている。
「えっ? あのお城に行ってみたい? ダメよ。身体が水を吸っちゃって大変なことになるわよ」
 でも、水着くらい持ってきたほうがよかったかな、とちらりと思った。
「それよりもまずはアルキオネさんを捜さなければいけないわね」
 言ってから、静かに目を瞑った。
 ――目蓋の裏に城内の情景が映る。
 アルメリアの能力のひとつだ。彼女は一定期間に起こった出来事を、『夢』として視ることができる。
 映っているのは、謁見の間だろうか。玉座に女性の人魚の石像が座らされてあった。その石像に、傷を負ったアルキオネが近づいた。石像の首にかかってあるペンダントに手をかけた途端――。
「アルキオネ」
 しわがれた声がした。
 振り向いたアルキオネは、顔が引きつり、次の瞬間にはその表情のまま――石像に変わっていた。
 
   ※   ※   ※
 
 夜。
 食事を終えてから、それぞれ昼間のことを報告しあうことになった。セレスティとアルメリアから話を聞き終えてから、雫は眉根をよせて、ふーむ、と声をあげた。
「ってことはつまり、デルちゃんの推理が当たってたってわけ?」
「推理という言葉は適当ではありませんよ。推理とは既知の事柄に基づいて判断することですから」
「……細かい言葉遣いはこの際どうでもいいとして」
 セレスティの冷静な指摘に雫は頭をかいた。
 整理すると、こういうことになる。
 アルキオネが捜していたものは、石像の首にかかっていた、真珠のヘッドがついたペンダント。玉座の石像は、おそらく元々は本当の人魚だったのだろう。湖の白に住まう姫なのか、それともアルキオネの姉妹なのかどうかは今のところ不明だ。
 そして、問題なのはゴルゴン。
「あしたは二手に分かれたほうがいいかもね。とりあえず、あたしとみなもちゃん、デルちゃんで湖に潜ってみる。で、セレスティさんとアルちゃんは美雪ちゃんとここで待機。それでいい?」
 
   ※   ※   ※
 
 翌朝。
「じゃ〜ん」
 季節柄、まだ少し早いものの新しく買った水着を見せびらかそうとした雫は、けれどもみなもにクスクスと笑われてしまった。
「なによー?」
「ごめんなさい。でも、雫さんとデルフェスさんの二人くらいなら、あたしが水を少し操れば泳がないですみますよ?」
「うっ。気分よ気分っ!」
 ごまかすように反論する雫に、今度はデルフェスが笑う。
「これからメデューサと決戦だというのに頼もしいですわね」
「だからゴルゴンなんだってば」
「あら、そうだったかしら」
 とぼけたふうにデルフェスは言った。
 
 
 謁見の間。
 昨日、場内を探索したみなもの案内で、三人は簡単にここまでたどりつくことができた。
 きれいな部屋だな、と雫は思う。高い天井、床、壁、柱のひとつひとつと、至るところに装飾が施されている。ただ、この謁見の間を異様に映しているのが二体の人魚の石像。
「お願い」
「かしこまりました」
 雫の言葉にうなずいたデルフェスは、まずアルキオネに近づき、手をかざすと──石化が解けた。
「メロペー!」
 玉座に向うアルキオネを手で制し、デルフェスは安心させるように優しく微笑んだ。そして玉座の人魚にも同じように手をかざし、石像から元の姿に戻った途端──。
「誰だい、わたしに黙って勝手なことをしているのは」
 現れたのは蛇頭のゴルゴンだった。
 その声に身をすくませた二人の人魚は、再び石像に変わってしまった。人魚だけではなく、雫とみなもも。──ただ一人、デルフェスだけはなにも変化はしなかった。
「なぜおまえは石化しないんだ」
 声を震わすゴルゴンにデルフェスはさきほどと変わらない微笑を浮かべたまま、
「わたくしはミスリルゴーレムでございますの。もともと石のこの身体が石化するはずはありませんわ」
 彼女が手をかざした次の瞬間、ゴルゴンは石になってしまった。換石の術という、デルフェスの能力である。
 
 
「さあ帰りましょうか」
 全員の石化を解いたデルフェスの言葉に、「もうちょい待って」と雫は首を振った。石化したゴルゴンに近づいては、なぜかその石像に目隠しをしている。
「なにしているの?」とみなも。
「ちょっとね」
 と笑ってから雫は二人の人魚に向き合い、
「あなたの探しものって、このひとだよね?」
「はい」
「名前はたぶん、エレクトラあたりかな」
「……はい」
「どういうことですか?」
 会話に取り残されてしまったみなもが説明を求めると、コホン、わざとらしく咳をした。
「ある意味、このひとはメデューサなんだよ」
 神話では、もともとメデューサは美しい女性だったとされている。それが──理由は諸説あるものの──女神の怒りを買い、醜い化物の姿に変えられてしまった。メデューサは三人姉妹。今いる二人の人魚に、このゴルゴンを合わせると三人。もしかして、と雫は思ったのだ。
「名前まで分ったのはどうして?」
「それは半分カンなんだけどね。アルキオネもメロペーもプレアデス姉妹の名前なのよね。こっちは七人姉妹なんだけど、五分の一の確立で」
「目隠しは?」
「石化防止。ゴルゴンの石化って──まぁ、いくつか説はあるけど──眼力によるものなんだって。だからこうして目隠しして」
 言いながら、みなもを手招きした。元の姿に戻ったあと暴れないように腕をつかんでいてもらい、今度はデルフェスを呼んでゴルゴンの石化を解いてもらった。
「事情は知らないけど、そんなになってまで捜してたんだから、ゆっくり話をしたほうがいいよ。それに姉妹はやっぱ仲良くしなきゃだしね」
 
   ※   ※   ※
 
 美雪たちは湖岸で雫たちが戻ってくるのを待っていた。三人が出かけてから、三時間がすぎている。順調にいけば、そろそろ帰ってきてもおかしくない。
「──あっ」
 美雪たちは同時に声をあげた。
 異変が起きていた。さきほどまでは湖の中にはっきりと映っていた城の姿が、だんだんぼやけてき、ついには消えてしまったのだ。
「雫さんたちは無事でしょうか」
「そう信じましょう」
 セレスティの言葉に、アルベルトとフランも、うんうん、としきりにうなずいている。
「戻ってきましたわよ、ほら」
 アルメリアが指さしたところに、ちょうど浮上してきた雫がみえた。すぐ美雪たちに気がついたのか、笑顔で手を振っている。雫に続いて、デルフェス、みなもと順々に顔をだした。
 そして最後に三人の人魚の姿。
「あら、一人増えていますわね」
「ええ」
 もう一人が誰なのか気にならないと言えば嘘になるが、それよりも美雪はとにかく安堵の気持ちでいっぱいだった。よかった、みんな無事で。
 ありがとう、雫さん。おかえりなさい、アルキオネ。
 
 
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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
 
【1252 / 海原みなも / 女性 / 13 / 中学生】
【1883 / セレスティ・カーニンガム / 男性 / 725 / 財閥総帥・占い師・水霊使い】
【2181 / 鹿沼デルフェス / 女性 / 463 / アンティークショップ・レンの店員】
【3025 / アルメリア・ルーデン / 女性 / 21 / 服飾関係&「銀の月」ウェイトレス】
 
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■         ライター通信          ■
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はじめまして、みなもさん。ライターのひじりあやです。
お届けするのが本当に遅くなってしまって申し訳ありません。その分、作品で頑張ったつもりなのですが、ちょっと長すぎるかなあ、とか思ってます(苦笑)
それと本編で、三人の人魚が争った理由や、真珠のペンダントについていくつかあえて伏せてあることがあるのですが、これは機会があれば、べつのときに語ってみようかと思います。もし、見かけたら、「あ、あの話だな」と思ってくだされば幸いです。
この作品が少しでも気に入ってくださることを祈りつつ、いつかまたどこかでお会いできることを願っています。