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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


水妖の夢

【壱】

 電子の海のなかでは総てが曖昧に蕩かされて、零と壱のなかに埋没して一つ一つの言の葉さえも真実を失っていく。現実のなかでさえも曖昧な真実の重みが、重力から離れて軽くなる。それがインターネットという世界の曖昧さの原因だろう。膨大な情報。それらの持つ真意はいつも曖昧で、無機質名ものばかりだ。文字の羅列。ドットの嵐。日々打ち出され、書き込まれていく情報のどれだけの本当なのか。誰もそんなことを気にもとめなくなるほどに、インターネットというツールは社会のなかに定着してしまった。
 セレスティ・カーニンガムが知った一つの情報もまた、そのようなものの一つである。
 メールという簡単なツールによってもたらされた情報の一つ。差出人は月刊アトラス編集部の三下忠雄となっている。内容は取材の同行者を探しているとのことだった。きっと無作為に送りつけたメールの一つなのだろう。迷惑メールといったようなものの類だとも思ったが、どこか心惹かれるものがあって削除することができずにいるメールだ。
 湖で失踪する男たち。
 そのなかの一人に月刊アトラス編集部の関係者も含まれていることから、その原因を探るために差出人である三下忠雄という男は取材に赴かなくてはならなくなったそうだ。そのための同行者が必要だというのがメールの内容だった。どうして一人ではいけないのか。思えば思うほどに疑問は募ったが、セレスティは自らもそこに行かなければならない気がした。
 湖という場所が原因なのかもしれない。
 水霊使いとしての自分が、湖に何かがあると思っている気配がする。何を知りたいというのか。それさえもわからないというのに、まるでそこに確かなものがあるとでもいうようにメールの内容が頭から離れない。書物のページを捲っていても、内容は意識の外側をすり抜けていく。紙面に記された文字よりもパソコンのモニタに映し出された文字が鮮明に脳裏に、意識の奥底に張り付いて離れないのだ。
 インターネットの世界に接続されたままのパソコンに向かって、キーボードに手を伸ばす。断ち切ることなど容易いその世界に自ら手を伸ばそうとしているのだと思いながら、白く細い指で滑らかなタッチでキイを打つ。モニタに映し出されていく文字は、誰でもない自分の言葉だというのにどこか曖昧だ。けれど内容は確かに、三下から届いたメールへの返信である。取材に同行させてもらいたい。それを丁寧な言葉で脚色した、それだけである。人と人が繋がる。それだけがインターネットの世界のなかでもかろうじてささやかな礼儀というものを残してくれているのだろう。
 メールが送信されていく過程を見届けて、セレスティは躰を椅子の背凭れに預ける。
 意識は既に湖で起こる出来事へとシフトチェンジされていた。
 果たしてその湖はいつからそこに存在するのだろうか。山奥にある湖となるとその近くに位置する村にとってそこから与えられる水はとても貴重なものなのであろう。それ故に敬うと同時に恐れているのではないだろうか。三下から届けられたメールには、近隣の村人は水神様の祟りがあるといって近づきもしない場所だと記されていた。果たしてその水神様とは何を祀っているのだろうか。水にまつわる神。龍と思うのが良いのか、それとも神とはもっと違う妖の類なのか。考えてもきりがなく、セレスティはそっと背凭れから躰を起こしてブラウザを立ち上げた。そして検索サイトにキーワードを打ち込み、電子の海へと意識を浸す。
 結局情報は目の前の、この小さな機械から得る他ないのだろう。弱った足の重みがずしりと全身にのしかかってくる気がする。もっと自由に躰を動かすことができたなら。もっと自由に鮮やかな世界を見ることができたなら。ジレンマが生まれ、それを抑制しようとするかのような平静さが目の前に広がる無限の情報の海へと意識を沈めるように努めるべきだと促している。オカルトサイトといったような類の場所を巡り、秘境といわれるような場所を好む人々が集まるサイトの掲示板やリンクページに目を通す。湖で人が行方不明になる事件。そうしたものを好む人間がこの世の中には少なからずとも確かに存在する。そしてそうした人々は自ずとそうした人々同士のグループを形成するものだ。そしてそれはインターネット上では顕著だということを、セレスティは知っていた。
 目の前に映し出される曖昧模糊とした情報。けれどそれに一縷の望みを託すようにして、セレスティは目を細める。
 モニタに映し出される文字は無機質で、事実だけをまっすぐに伝えてくる。けれどそれらが持つ雰囲気はあまりに無機質であるが故に曖昧で、真実味を欠いてそこにあった。
 湖での悲劇。
 タイトルからして好奇心が先行しているのがわかる。
 けれどそこに記された場所は三下からのメールのあったものとほぼ一致した。
 一人の女性の自殺。
 それは無機質な文字によって語られるには重たい言葉であった。脚色されていないわけではないだろうと思う。けれどそれは三下のメールを読んでしまっているセレスティにとってはとても現実味のある言葉のように思えた。
 声楽家を目指していた女性が事故によって声を失ったことを苦に自殺した。しかし声を失ったことが直接的な原因ではなく、本当は声を失ったと同時に恋人まで失ってしまったことにあるということだった。彼女の恋人は彼女ではなく、彼女の声を愛していたというのである。まるでセイレーンの昔話のようだと思った。美しい声で人々を海へと誘う妖。それが三下からのメールにあった湖にあるというのだろうか。
 セレスティは思って、三下から返信が来ることを待った。

【弐】

 三下にメールを送信した翌日、セレスティの元にやってきたメールはひどく焦りに満ちたものだった。編集長に急かされているのか、すぐにでも共に湖へ行ってほしいとの旨が記されていた。三下との電話での短いやり取り。総ては淡々と進み、今セレスティの隣には高級車に緊張しているのか躰を小さくした三下が落ち着かない様子で座っている。
「ライターの方は何を取材に湖を訪れたのでしょう?」
 前を向いたまま静かな声でセレスティが問う。
「心霊スポットの特集のために、です」
 三下は緊張に表情を強張らせて、小さな声で呟くようにしてそれに答える。
「企画が持ち上がった時には、そこで誰かが行方不明になるというような話はなかったのですか?」
 ふっと柔らかな笑みを向けて三下に云うと、ふと目のあった三下は何故かそれに顔を赤らめて俯いた。
「……えっと、あっ、いえ、そんな話しは企画の時点では聞いていませんでした」
 しどろもどろに云う三下は落ち着きなく膝の上に置いた手を握っては開いている。
「本当なのかどうかはわかりませんが、私が調べた限りではあの湖では女性が一人亡くなっているようです。どうやら人が、それも男性ばかりが行方不明になるのはこれが初めてではないようですよ」
 滑らかな口調でセレスティは云う。
 すると三下は自分の無能さを嘲られたとでも思ったのか、恐縮するように肩を竦めた。何もそんなに恐縮せずとも、と思いながらセレスティは続ける。
「声楽家を目指していた女性が事故によって声を失い、それと同時に恋人も失ったそうです。その女性が湖の近くにあるという村の出身なのかどうかはわかりません。けれどその女性の自殺が今回の失踪となんらかの関係があるように思います。―――あくまでも私の推測にすぎませんけれど」
 三下は滑らかなセレスティの言葉に、はぁ、とか、あぁ、といったような曖昧な声を漏らすばかりで、何を云うわけでもなかった。これで編集員などという職がまっとうにこなせるのだろうかと思いながらセレスティは言葉を紡ぐことをやめた。
 車は滑らかに進む。大きな道路から高速道に上り、しばらく走り続けると都内を遠く離れた人家もまばらな細い道路に辿り着く。かろうじて舗装されているというような細い道路を高級車が行く様はさぞ滑稽なものだろうと思いながら、セレスティは窓の外に視線を投げ、そう思う人などきっといないと思い直す。
 窓の外に見える世界は緑に囲まれたひっそりとした世界だった。人の気配もなく、ただ静かに緑が空気のなかで揺らめいている。まだこんな場所がこの世界に存在しているのかと思えるほどひっそりとした場所だった。常にあたりに満ちる都会の喧騒に慣れた耳には痛いくらいの静寂がある。密やかに吹く風に揺れる緑の音や静かに陽光を受け止める花々。空は青く、澄み切っていることだろう。排気ガスの曇りを知らない空が、今もこの世界にあるということが何故かひどく嬉しかった。
「セレスティ様」
 緩やかに車を停止させて不意に運転手が云う。
「どうしたんです?」
「この先はあまりに道が細すぎてこの車では入っていくことが出来ません。どうなさいましょう?」
 問われて傍らの三下に視線を向け、セレスティは答える。
「歩きましょう。場所は三下さんがわかっているでしょうから、大丈夫です」
 柔らかでありながら強い口調でセレスティにそう云われ、俯いていた三下が弾かれたように顔を上げる。そして弁解の言葉を発しようとしたのだったが、セレスティが自らの手で車のドアを開けるほうが早かった。仕方ないといった風にして三下がのろのろと後に続く。
 車を出ると、不意に鼻先を水の香りが掠めるのがわかった。膨大な水を湛えた場所が近いことが感覚でわかる。
「この近くですか?」
「えぇ、はぁ……」
 セレスティの問いに曖昧に答える三下を従えるようにして、セレスティはステッキを片手に優雅に一歩を踏み出した。革靴の底越しに感じることのできる土と草の感触。ステッキの先で感じるのもまた柔らかなそれと同じ感触だ。
 三下の言葉よりも鼻先を掠める水の香りを頼りにセレスティは木々の生い茂る細い獣道へと入っていく。時折靴底で枝の折れる音がしたが、それもまたアスファルトを踏みしめる感覚とは違って懐かしい不思議な感覚を呼び起こす。
 一歩踏み出すごとに水の香りが濃密になる。後に続く三下の存在を忘れるほどに、純粋な懐かしい水の香りがする。長き時の流れのなかで人の形を得ることができたが、水への懐かしさを忘れたわけではなかった。純粋な、消毒のにおいのしない水の存在。それはセレスティの根底に宿る懐かしさをそっと撫ぜるように刺激する。
 しばらく行くと不意に視界を遮っていた木々たちがそっとその身を潜めるようにして、視界が開けた。
 広がるのは湖。
 青く、透明な水を湛えた大きな湖だった。
「ここですか?」
 問うセレスティの声に三下が頷く。
 それを確かめ、セレスティは静かにその水際に歩を進めた。
 柔らかな水の感覚が懐かしい。導かれるようにしてそっと水際にしゃがみ、その水の感触を確かめるようにして手を伸ばす。緩やかに皮膚から染み込んでくる水の感触。温度。総てが懐かしい。遠い昔の記憶が鮮明になっていくのを感じながら、ふと感覚に触れたものにはっとした。
 人がいる気配。
 水底で、何かに抱かれるようにして柔らかく漂う人の気配がする
 そして不意に声が耳の内側で響いた。
 温かな唄声。
 まるで誘われるようなその声の美しさに、セレスティはあの情報はあながち嘘ではなかったのかもしれないと思う。しかしどんなに耳を澄ましてもその唄声は不鮮明なままだ。柔らかに鍵盤を下ろすピアノの旋律のように、そっと撫ぜるようなヴァイオリンの旋律のように、柔らかくただ鼓膜を刺激する。密やかな音楽が水底から響いてくる。
 それにそっと目蓋を閉ざし、耳を澄ましていると不意に背後で細い悲鳴が響いた。はっと振り返ると、三下が腰を抜かして座り込んだ格好で湖面を指差している。否、湖面ではない。指先をなぞるように視線を上げると、そこには柔らかな光に包まれるように一人の女性がいた。しかし明らかに人ではない気配がする。
 ―――あなた方は何をしにいらしたの?
 女性が云う。
 長い黒髪が滑らかに陽光を反射して、言葉を発するたびに柔らかに揺れる。
「貴女にお訊ねしたいことがあって参りました」
 セレスティが問う。
 ―――私に何を? 
 ゆったりと頸をかしげるようにして女性が云う。
「行方不明になった男性を探しています」
 ―――行方不明?
「えぇ。この湖に取材に来た方です。ご存知ではありませんか?」
 ―――知っているわ。でも、行方不明なのではありません。彼らは望んでこの場所へいらしたのですもの。
 云って、女性はまっすぐにセレスティに視線を向ける。そして何かを納得したようにして云った。
 ―――あなた、人間ではないのね。
「それは貴女も同じではありませんか?否、元は人であった方と云ったほうが正しいでしょうか?」
 女性は微笑む。
 ―――あなたも同じでしょう。元は人ならざる者であった方。違いますか?
「人とは、果たしてなんでしょうか?もし貴女が本当にいつかの時で人であったというのなら、そして私がいつか人ならざる者であったというのなら……」
 セレスティは自ずと漏れた自分の言葉にふと疑問を覚えた。人であるもの。人ならざるもの。その区別が果たしてどこにあるのか。滑らかに緩やかに落ちていくようにして今の場所に佇み、僅かな不具合を残す躰を引きずるようにしながら生きている今の長き年月の先端は果たしてなんであるのだろうか。
「しかし今は」
 総ての疑問を振り払うようにしてセレスティは云う。
「そんなことを問題にしているのではありませんよ」
 微笑と共に音になる声に、女性が微笑む。
 ―――つまらないことに惑わされずに生きていくことをお選びになるのね。永遠の歴史。その意味を忘れて生きていくことをお選びになるんだわ。
「たとえ貴女がそういう私を嘲ろうとも、私は今ここにいます。それだけが現実です。歴史とは、過ぎ去ってのみ意味を持つもの。
 ―――つまらない言葉遊びはやめにしませんか?」
 ―――そうね。あなたには私がなんであるのかわかってしまっているんですものね
 一言で、世界が反転する。
 ひっそりとした水の温度。
 懐かしさが押し寄せてくる。
 波が柔らかく全身を包む感触。
 それが滑らかにしっくりと肌に馴染むのがわかる。
 水底だ。
 思った刹那、総ては奔流のなかに沈み込んでいた。

【参】

 唄が、聞こえる。
 密やかに、慎み深く響く思慮深い唄が聞こえる。
 セレスティは意識だけになってしまったような自分の内側でそれが響いていることに気づく。躰はどこかと考える以前に、唄声だけが世界の総てになっている。
 切ない旋律。唄声。歌詞にこめられた願いに、いつかの自分を重ね見ている。
 そんな曖昧な感覚が総てになる。
 唄がもたらす幻。
 ―――私はただ、唄になりたかったのよ。
 声が聞こえる。
 唄の狭間からひっそりとした音として、決して耳障りではない柔らかな声が聞こえる。
 ―――ただそれだけを願っていたの。静かな波音のような、風に揺れる水面のような、そんな唄になりたかった。
 女性の意思とは別のどこかで、何かの拍子に別の歯車が廻りだしてしまったのだということをセレスティは悟る。
 ―――どうしてかしらね。何が世界を変えたのかしら。私、どうしてこんな所にいるのかしら?
「わかりませんよ。私には、貴女が願いも現実も」
 ささやくような声が無邪気な笑い声を響かせる。
 ―――そうね。あなたにはわかるわけもありませんよね。
 唄声はやまない。
 ひっそりと響き続けている。
 ―――私が人を呼ぶのは聴衆を求めていたからかしら?でもね、これだけは本当なのよ。彼らは望んでわたくしの所へ来たの。それだけは本当よ。
「えぇ、信じましょう。しかしそれは貴女の望みとは違う。そうですね?」
 ―――そうよ。もしあなたが彼らを解放する術を知っているというのなら、彼らを解放してあげて……。
「それは簡単なことです。貴女が彼に云ってあげればいいのです。もう必要ではないと、そう一言云うだけで世界は変わる。
 唄がやまない。
 声が消えない。
 水音だけが、水の感触だけがリアル。
 ―――そんなに簡単なことだったのね。
 響く声の裏側に宿る淋しさの気配。
 ―――私、淋しかったのかしら?
「存在するだけで、私たちはいつも孤独です」
 ―――私、あなたが羨ましいわ。世界をご存知でいらっしゃるのね。
「いいえ。世界は曖昧模糊として、誰かの存在なしには認識できないものです」
 ―――ではあなたには世界を認識させてくれる誰かがいらっしゃるということだわ。
「そうですね。私には愛する人がいて、守りたい人がいます。それだけが支えといっても過言ではないのかもしれません」
 唄が、途切れて、女性の声だけが鮮明になる。
 ―――あなたに逢えて良かった。
 ささやくような、静かな湖面の静けさのような声が響く。
 ―――出逢わなかったら私、いつまでもこのままだったわ。……これで自由になれる。永遠に。
 そして声は溶けるようにして、消えた。
 現実が戻ってくる気配。一つの場所に収束していく温度。水の感触が遠ざかり、空気が肌を包む。風が銀の髪を揺らし、ひっそりと静かに小鳥の囀りが響いているのがわかる。
「……セレスティさん」
 不意に背後から声が響いて、セレスティははっと我に返る。そこには三下が何が起こったのかわからないといった様子で立っている
 その不安げな様子に、現実だということを理解する。
 今見ていた世界は、女性の世界なのだと。
 水底に眠る記憶の幻だったのだと。
 ぼんやりと思う。
「一体……、何が起こったのでしょうか?」
 辺りを見回すようにして三下が云う。
 そこはもう二人だけの空間ではなかった。
 ぽつりぽつりと倒れている人々がいる.
「解決したんでしょうか……?」
 周囲に視線を巡らせて三下が云う。
「えぇ。そうでしょうね」
 微笑と共にセレスティが云うと、三下はまた顔を赤らめて視線を逸らす。セレスティはその視線の先を見届けるようにして視線を巡らし、女性がもう聴衆を必要としなくなったのだということに気付いた。
 世界の曖昧さ。
 それは誰かの存在によってしか癒されることはない。
 無意識のうちに人は誰かを求めている。
 否、人ばかりではない。
 意思を持つものはいつも誰かを求めているのだ。
 自分の存在を認めてくれる誰かを、愛してくれる誰かを、支えてくれる誰かを求めて生きている。
 たとえ明日死に至るとしても、死に至っていたとしても、意思がそこにある限りそれは永遠の願望だ。
 夢を見るようにして永遠に忘れることなき願いを抱き続ける。
 それが意思を持つが故の不幸と、幸福だと思ってセレスティは湖に背を向けた。
 脚色される現実。
 そしてその内側にある真実。
 それはいつも誰かが誰かを求めることで形成されている。人であったか否かなど関係なく、意思あるものとして存在するだけでそれは常に付きまとって離れない。だからこそ生きていけるのだと思う。過去への懐かしさを抱えて、現在を生きて、未来へと向かっていけるのだと。
 意思からの解放。
 それがきっと真実の死。



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【1883/セレスティ・カーニンガム/男性/725/財閥総帥・占い師・水霊使い】


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■         ライター通信          ■
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この度のご参加まことにありがとうございます。沓澤です。
本当にいつも素敵なプレイングを頂くことができて、書き手としてとても楽しく書かせて頂いております。
ようやくセレスティ様と水をリンクさせることができて、実は私自身勝手に嬉しがっていたりします。
いつかこんな風にして水とリンクさせて書かせて頂けたらと思っていたので、この度のご参加は本当に嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
今後また機会がございましたらどうぞよろしくお願い致します。