コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談ウェブゲーム アンティークショップ・レン>


沈黙のビスクドール

 不可思議な事象というものは、奇妙な吸引力を持っている。いや、むしろ逆に不可思議な事象を引き寄せる、特定の存在というものがあるのかもしれない。引き寄せられたのか、引き寄せたのか。今日も今日とて、セレスティ・カーニンガムがアンティークショップ・レンへと足を向けたのも、決して偶然ではないのかもしれない。
「お人形さんが病気になっちゃったの。しゃべらなくなっちゃったの」
 店内から聞こえる少女の訴えに耳を留めて、セレスティは車椅子を止めた。セレスティは視力が極めて弱い代わりに、他の感覚が研ぎ澄まされている。店の外にいても、中の様子は手にとるように伝わってきた。
 人形がしゃべる云々の内容もそうだが、少女の声に含まれる切迫した焦り、怯えにも似た心配や危惧の色がセレスティの気を引いた。
「お人形さんが病気に、ねぇ……。で? その人形がしゃべらなくなったって?」
 少女の言葉を溜息まじりに繰り返す店主の蓮の声には、隠し切れない困惑が滲み出ていた。
「前は夜になったら舞とおしゃべりしてくれてたのに、今は舞がひとりの時でも全然おしゃべりしてくれないの」
 それに真剣に応える少女の声は、既に涙声になりかけている。
「それで病気、ねぇ……。治せと言われてもねぇ」
 困惑しきった蓮の声を聞きながら、セレスティは店の扉をそっと押した。
「おや、いらっしゃい。いいところに来たね」
 セレスティに先んじるかのように、蓮がすかさず挨拶を寄越した。その声からは、決して逃がさないよ、という意思が伺える。
 もっとも、セレスティの方も初めからこの件に関わる気で店に入ったのだ。穏やかな微笑みを店主に返す。
「じゃ、お嬢ちゃん、あとはこの色男に頼みな。何とかしてくれるだろうさ」
 肩の荷が降りたとばかりの蓮の物言いに、セレスティはほんの少しの苦笑を浮かべた。彼女にとって小さな子どもの相手は、よっぽど骨が折れたのだろう。
「ではちょっと失礼してこの人形をお借りしますね。あと、この人形、どこで手に入れたとか教えてもらえますか?」
 セレスティは、少女の方に向き直り、優しく声をかけた。目の前でいきなり話を振られて、少女も戸惑っていたのだろう。大きな目を瞬きする気配が伝わってくる。が、すぐに相手が心配事をどうにかしてくれる人だとわかったのだろう、素直に人形をセレスティへと差し出した。
「おばあちゃんにもらったの。」
 おずおずと、様子を伺うように少女がセレスティの問いに答える。
「キミのおばあちゃんは、この人形がしゃべることは知っていたんでしょうか?」
 少女を怯えさせないように、セレスティは穏やかに問いを重ねた。
「わかんない。おばあちゃん、一昨年の一昨年……、舞が3つの時に死んじゃって、その時にこのお人形をもらったの」
 懸命に数えながら答えているのだろう、言葉の合間に指を折る気配が伝わってくる。
「そうですか……」
 なら、この人形は祖母の形見ということになる。セレスティは少女に曖昧な返事を返しながら、人形に触れた指先に注意を向けた。
 名のある人形というわけでもなさそうだが、腕の良い職人が心を込めて作り、贈られた持ち主が大切にしてきたもののようだった。人形としてのつくりの良さと、人から人へと伝わってきた温かみを感じさせる。誰かの魂が宿ったり、人形自身の意思が生まれてもおかしくないだけの器ではあろう。
 となると、祖母の形見でもあることから考えても、少女を気遣う魂が宿った可能性が高いのではないか。しゃべらなくなったのは、彼女が人形との世界に閉じこもってしまうのを心配して身を引いた、ということかもしれない。
 けれど、いきなりしゃべらなくなってしまえば少女も戸惑うしかないではないか。あるいは、他に理由があるのか。
 ここから先は、能力を使って人形からの情報を読み取るしかなさそうだ、とセレスティが神経を集中させようとしたその時だった。
「こんにちは、蓮様。大家さんが留守なので、代わりに良い出物を探しにきまし――」
 入り口の方から、元気のよい女性の声が響いて来た。が、その言葉は途中で途切れ、強張った気配が伝わって来る。そして、どうやら人ではないその客人の、怯えたような視線は自分に注がれているようだった。
「おやいらっしゃい。いいところに来たね。小さい女の子が困ってるんだ。あんたも助けてやってよ」
 が、そんなことに構う様子もなく、店主の蓮は新たな客人に声をかける。すぐにでも立ち去る気配を見せていたそれは、諦めて振り向いたようだった。
「はい……。ラクスがお役に立てるなら……」
 そう言った客人は、魔術の気配や翼の音、かすかに聞こえる床をひっかく爪の音からして、どうやらアンドロスフィンクスと呼ばれる種族に属する神獣のようだった。相変わらずセレスティに向けられる視線には怯えの色が濃く、店の隅に小さく縮こまっている様子が伺える。悪意を感じず、むしろ済まなさのような色が混じっているあたりからすると、単純にセレスティが、というよりおそらく男性が怖いのだろう。
 セレスティは苦笑を浮かべると、人形の方へと意識を集中させた。ちょうど少女はラクスと話し始めていた。いくら男性恐怖症とはいえ、相手は知識の番人たるアンドロスフィンクスだ。任せておいて心配はないだろう。

 能力を使い始めて、セレスティはすぐに奇妙なことに気付いた。少女がこの人形の持ち主になったであろうここ数年のことで、人形から読み取れる情報が、あまりに少ないのだ。まるで、虫にでも食われたか、抜き取られたかのようにわずかな残滓だけがひっかかっている。
 いくばくかの疑問を感じながらも、セレスティはそのまま時間を遡って探ってみた。少女の祖母が持ち主だった頃にまで遡ってみると、むしろこの頃の記憶の方が鮮明に残っている。
 少女の祖母はいわゆるちょっとした地主のお嬢さんで、彼女の父親の友人の中には外国の人もいたらしい。そのうちの1人が、彼女の誕生祝いに作らせ、贈ったのがこの人形だった。祖母は、当時はまだ珍しい舶来もののビスクドールをいたく気に入ったらしく、彼女が人形に注いだ愛情が、今なおありありと読み取れる。
 間もなく起こった戦争のために、敵国の人形として壊されるのを恐れて必死で隠し続けたこと。空襲の時には、まっ先に人形を食料袋の底に入れて逃げたこと。全てがなくなってしまった焼け野原で人形を抱いて呆然と佇んだこと。新しい家を構えた時には、まるで守神のように、一番最初にこの人形をそっと据わらせたこと。自分の幼い子どもに人形を欲しいとねだられても譲らなかったこと。
 そこには、1人の人間がくぐってきた苦労とその後で手に入れた幸せと、それを共に乗り越えてきたであろう人形との絆が確かにあった。これだけ祖母との結びつきが強かったのだ、何かが起こっていても不思議ではない。
 セレスティはわずかに溜息をついて、今度は時代を下っていった。そのうちに孫である少女に関する思い出も出てくるかもしれないと期待したものの、どうやらこの祖母と少女たちの家族は同居していなかったらしい。祖母が生きている間は、この人形と依頼人の少女は出会ったことがないようだった。
 それにしても、ではなぜ、自分の子どもにねだられても譲らなかった人形を、孫の少女にとわざわざ言ったのだろうか。ふと、セレスティがそう思った瞬間だった。
『あの子はね、とってもいい子なんだよ』
 突然、どこからともなく老婆の声が聞こえてきた。一瞬戸惑ったものの、すぐにそれが人形の記憶であると気付いて、セレスティはさらに神経を集中させた。何かの拍子で、人形との同調が高まったのだろう。
『でもね、だから自分が寂しくても我慢しちゃうんだ。……あんたは、ずっとずっと、あたしの側にいてくれて、あたしが辛い時には本当に励ましてくれたね、本当にありがとう』
 そう続いた声は、人形に言い含めているのか、自分自身に言っているのか、どこか達観したような、それでいてしみじみとした感慨が込められていた。
『だから、これからは、あの子を頼むよ。あの子は本当は寂しがりやだから……。どうか、助けてやっておくれ』
 それは、この人形の前の持ち主の遺言だった。自分の余命が長くないと悟った少女の祖母は、少女への心配と気遣いとをこの人形に託し、人形に役目を与えたのだろう。
 と、唐突に再び場面が変わった。
 薄暗い部屋の中で、女性がソファに伏せていた。顔は見えないが、髪は乱れ、憔悴しきっているのは一目でわかる。その背は時々引き攣るように震え、押し殺した嗚咽が漏れる。
 見るからに痛々しいその姿は、正視するのが躊躇われる程であった。
 不意に、身体が強く強く締め付けられるのに気付いて、セレスティは眉を寄せた。が、その力は緩まることはなく、さらに強く締め付けてくる。呼吸さえ苦しくなってきて、セレスティは能力を解いた。
『お母さ……』
 耳もとで零れた幼い少女の声だけを残して、薄暗い部屋は跡形もなく消え失せた。

 周囲の気配は、少し埃っぽいアンティークショップ・レンのそれへと戻っていた。確かめるように息をついたセレスティは、人の気配が減っていることに気付く。
「ラクスさんたちは……?」
「ああ、あのちっちゃい子が飛び出していってね、後を追いかけて行ったよ」
 尋ねた彼に、蓮は肩を竦めてキセルをぷかりとやったのだろう、煙草の匂いが鼻先をかすめた。
「そうですか……」
 セレスティは返事を返すと、静かに考えを巡らせ始めた。飛び出していったという少女のことが気にならないわけではなかったが、ラクスが追って行ったのなら大丈夫だろう。
 最後の記憶では、完全に人形と同調していたようだ。セレスティの身体を締め付けていたのは、人形を強く抱いていた少女の腕だったはずだ。同調したということはあの時、人形には漠然とながらも、意思のようなものが宿っていたのだろう。それが少女と話をし、そして、最近になって何らかの理由で抜けてしまったためにしゃべらなくなった、ということになれば一応の筋が通っているようには見える。
 けれど、話をするほどにはっきりした人格のようなものは伺えなかったし、抜けてしまった理由も今一つはっきりとしない。
 手の中の人形の頬を再びそっと撫でた時、店の扉が開いた。
「おかえりなさい、ラクスさん」
 戻って来たスフィンクスに声をかけると、すぐに身を強張らせたような気配が漂って来る。
「何かわかりましたか?」 
 セレスティは苦笑を浮かべながらも、柔らかく問いかけた。少しは緊張をほぐしてくれたらしく、返事が返ってくる。
「ええ……。ご近所の方にお聞きしたのですが、依頼人様のお母さまは、今お産のために入院されているそうです。それで、お母さまは、お祖母様が亡くなられた時に、……一度死産されています」
 よほど痛ましく思っているのだろう、躊躇いがちに語るラクスの声は沈んでいた。
「人間社会の心理学の書によりますと、人間は幼少期には自分にしかわからない特別の『お友達』を作ることがあるそうです。今回のことも、それと何か関係があるかもしれません」
「なるほど、幼少期の特別な『お友達』ですか。興味深いですね」
 しゃべる人形と話をした少女の方にも要因があったなら、事象そのものの理解は容易くなる。セレスティは頷いて、ラクスに続きを促した。
「ええ、依頼人様が人形を手に入れられた時と、依頼人のお母さまが身ごもられていた時がほとんど一致します。心理学の書によると、幼い子は弟や妹ができた時に、親の愛情を奪われると思って、憎しみを向けることも多いとあります。そして、本当にその子が死んでしまった時に、自分が憎んでいたせいでそうなったと思い込んでしまうこともあるとか……」
「その罪悪感ゆえに、彼女には『お友達』が必要となった……というわけですか」
 辛そうに言い淀んだラクスの言葉を受けて、セレスティも静かに呟いた。
 先程のあの場面は、まさに少女が人形と共に、死産した母親の哀しみを目の当たりにした時のことではないだろうか。それを引き起こしたのが自分であると思い込んだなら、少女の痛みはどれほどのものだったろうか。
「ええ……。遣り切れません。それに……、人形が話さなくなった、というのもよくわからないんです」
 沈痛なラクスの言葉に、セレスティも溜息をついた。けれど、これでセレスティの頭の中では点が線に繋がりつつあった。
 祖母と多くの時間を共有し、遺言で役目を与えられた人形には、魂と呼べるほどまとまったものではなくとも、漠然とした思いが宿っていたのだ。そして、『お友達』を必要とした少女と会話を重ねていくことによって、少女との思い出を取込みながら、その魂はまとまったものへと成長していったのだろう。そして、育った魂が人形から抜けてしまい、人形は話さなくなった、ということではないだろうか。
「どうして抜けてしまったんでしょう?」
 セレスティの説明に耳を傾けていたラクスが、もっともな疑問を口にした。セレスティにも、それは先程までは見当がつかなかった。けれど、ラクスの話を聞いてふと思い当たったのだ。
「これは憶測に過ぎませんが……、彼女の弟か妹として生まれてくるため、というのはどうでしょう?」
 彼女が『お友達』を必要とした理由が、弟妹を憎んだ罪悪感にあったなら、きっと、少女はこの人形を生まれて来なかった妹のように扱ったことだろう。だとすると、人形にその自覚が芽生えてもおかしくはない。
「それじゃ、これで一件落着ってことかい?」
 カウンターの奥でキセルをふかしていた蓮が、やれやれとばかりに口をはさんだ。
「……いいえ」
 セレスティは静かに首を振った。まだ、身体には人形をきつく抱き締めた少女の腕の感触が残っている。強張って、冷たく震えた、細い幼い腕。
 セレスティの返事にラクスも頷いた。
「今回の件は、依頼人様が納得されなければ、問題が解決されたことにはなりません……」
「じゃあ、どうするんだい?」
 蓮の問いの後に、短い沈黙があった。刹那の後に口を開いたラクスの声には静かな決意が秘められていた。
「依頼人様の無意識と交感を……。夢を通じてやってみます」
 手伝いを申し出ようとして、セレスティはすぐにそれを思いとどまった。彼女は男性恐怖があったはずだ。セレスティがいると、かえって集中できなくなってしまうかもしれない。時には黙って待っていることが必要な時もあるものだ。

 翌日、セレスティは昼前にアンティークショップ・レンに赴いた。どうやら依頼人の少女もラクスもまだ来ていないようだったが、店主の蓮と話をしたり、店内に並べられたアンティークの気配を感じていると、別に退屈をすることもない。
 しばらくして、やや遠慮がちにドアが開く。どうやら少女の方が先に来たようだった。少女は蓮とセレスティに挨拶をすると、まっすぐにカウンターへと歩み寄り、その上に置かれていた人形を抱き上げた。
 その足取りに確かなものを感じて、セレスティは軽く微笑んだ。どうやら、昨夜のラクスの試みはうまくいったらしい。
「……お人形って普通はしゃべらないよね」
 少女がおもむろに口を開いた。それは、何か懸命に考え事をしているような口調だった。
「そうですね」
 セレスティが頷くと、少女はさらに一言ずつ区切るように言葉を続けた。
「このお人形も、しゃべらないのが本当なんだよね」
「そう……かもしれませんね」
 静かに応えながら、セレスティも考えを巡らせた。
 少女の声色には、少なからず力みがあった。この少女が、彼女なりに決着をつけようとしているのなら、それを妨げることはない。けれど、伝えておいてもよいことはあるはずだ。
「けれど……、キミがこの人形と過ごした時間もまた、本当のことですよ。この人形におしゃべりをさせていたのは、キミを大切に思う人の心でした。たとえ、人形がしゃべらなくなっても、その心が消えてしまったわけではありません。きっと、どこかでキミを見守っていてくれていますよ」
「……うん。……ありがとう」
 セレスティの言葉に、少女はしっかりと頷いた。
 ちょうどその時、店のドアが再び開いて、今度はラクスが入ってきた。昨夜はかなり体力を消耗したのだろう、雰囲気からも疲れが読み取れた。入って早々、挨拶だけして店の隅に縮こまってしまったラクスに、少女がおもむろに歩み寄って行く。
「舞はお姉さんになったから、もうお人形はいいの。お姉ちゃんにあげる」
 その背伸びした物言いに、おやおやとセレスティは笑みを漏らした。
「え……? でも大事なものなのでしょう?」
「いいの。赤ちゃんの方が可愛いから。舞はこれから帰ってお母さんのお手伝いと赤ちゃんの世話をするの」
 少女は戸惑うラクスに人形を押し付けて、店の外へと走り出て行ったようだった。どこか誇らしげな足音が遠ざかって行く。
「もらっておきなさい。彼女なりの不器用な感謝と、決意のしるしなのでしょうから」
 いまだ唖然としているらしいラクスに、セレスティはくすりと笑ってそう言った。
 ラクスへの感謝と、『お友達』との訣別とを、彼女は幼いなりにこのような形で表したのだ。もちろん、ラクスなら人形を大切にしてくれると見込んだのだろう。
 まったく、人間というものは、限られた生しか与えられていないのに、否、与えられていないゆえに、幼い者でも、痛みを乗り越え、前向きに生きる力というものを持ち合わせているものだ。
 幼い姉に幸あれと胸の中で呟いて、セレスティは口元にわずかな笑みを浮かべた。
 
<了> 

□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
【1883/セレスティ・カーニンガム/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】

【1963/ラクス・コスミオン/女性/240歳/スフィンクス】

□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信          ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

 こんにちは、初めまして。ライターの沙月亜衣と申します。
この度は、「沈黙のビスクドール」のへご参加、まことにありがとうございます。
そして、長々とお疲れさまでございました。

 セレスティさんは、とても落ち着いていて穏やかで、悠久の時を感じさせる方だという印象を受けました。
ですので、今回は少し離れたところから問題解決へと導いて頂くような形になりましたが、お楽しみ頂けたら幸いです。
視力が極めて弱く、鋭い感覚でカバーしている、とのことで、視覚以外の感覚を描写の中心にしてみたのですが、違和感はなかったでしょうか?

 ご意見等ありましたら、遠慮なくお申し付け下さい。できるだけ真摯に受け止め、次回からの参考にさせて頂きたいと思います。
 それでは、またどこかでお会いできることを祈りつつ、失礼致します。