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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


調査コードネーム:霧の街から愛を込めて
執筆ライター  :水上雪乃
調査組織名   :草間興信所
募集予定人数  :1人〜4人

------<オープニング>--------------------------------------

 人生というものは、なかなか思うようにはいかないものだ。
 まず金銭。
 こいつがないと、一定量の自由を買うことすらできない。
 まったく金がなくても得られる自由といえば、金持ちになった自分を妄想する自由とか、餓死する自由とか、たいして楽しくないものばっかりだ。
「んがー」
 草間武彦の手が、胸ポケットに出たり入ったりしてる。
 べつに遊んでいるではなく、ここに彼の愛するタバコが入っているのだ。
 ちなみにどのくらい愛しているいるかというと、
「女房と妹の次で、仕事の五〇〇〇倍くらいだな」
 ということになる。
 そしていま、彼の愛情順位三位の残量が、四本になってしまった。
 これを全部吸い終わると、草間は地球上で活動する力を失い、二度と立ちあがることができなくなってしまうのだ。
 どこかの星雲からやってきたヒーローみたいな奴である。
 だったら買いに行けよという説もあるのだが、今月の小遣いはもう使い切ってしまった。
 タバコを金すら、もう残っていない。
「全部ダービーが悪いんじゃ〜〜!! コスモバルクの大馬鹿野郎〜〜〜!!!」
 明後日の方向に吠えている。
 まあ、台詞の内容から、どうして金がなくなったのか一目瞭然であろう。
 これだけ負けて、どうしてやめようと思わないのか、それが不思議だ。
「楽しいですか? 義兄さん」
 背後からかかる冷ややかな声。
 妹の零である。
「れいっ! 金貸してくれっ!!」
「やです」
「けち‥‥」
「義兄さんに貸したお金が返ってきたためしってないですもの」
「しくしくしく‥‥」
 泣き崩れる草間。
 もちろん、半グラムの同情すら買えなかった。
「まあ、それはともかくとして、仕事の依頼がきてますよ」
 ファックス用紙を差し出す妹。
「むにゅ‥‥」
 泣きながら、三〇男が紙を覗きこんだ。

 前略。
 草間興信所の方々、お元気でしょうか。
 その後、おかわりありませんか?
 飯島静香です。
 北海道は、とても良い季節になってまいりました。
 霧の街も山の恵みに賑わっておりますが、ちょっと困った問題が起こっています。
 というのも、畑の作物が荒らされるのです。
 ここ大雪山系にはヒグマが多く生息しており、どうもそれらの仕業らしいのです。
 当方で確認いたしましたところ、その数はざっと四頭。
 徒党を組んで街を狙っております。
 そして、私達には街を守るだけの武力はありません。
 そこで草間さんのお力を借りたく、筆を執りました。
 なにとぞよろしくお願いします。

「ふーむ」
 腕を組む草間。
 あまり金にならなそうな話だ。
 貧乏村をひとつ救ったところで、たいした報酬も期待できまい。
「どうします? 断りますか?」
「そーいうわけにもいかないんだよな‥‥」
 ぼりぼりと頭を掻く草間。
 義理とかいうヤツがあるから、無下にもできないのだ。
「旅行のつもりで、いくしかねーかな」
 せめて美味いものでも食ってこよう。
 そう決心しながら言う怪奇探偵だった。







※水上雪乃の新作シナリオは、通常、毎週月曜日にアップされます。
 受付開始は午後8時からです。


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霧の街から愛を込めて

 一面のみどり。
 どこまでも晴れ渡る空。
 湿気のない爽やかな風。
「天が呼ぶ知が呼ぶ人が呼ぶっ! 熊を倒せと俺を呼ぶっ!!」
 そして、轟き渡る叫び。
 いきなり大暴走しているのは守崎北斗。
 北の大地に立って、なにやらポーズを決めている。
「倒しにきたわけじゃねーよ」
 ごつ、と、後ろからツッコミを入れる伍宮春華。
「はおっ!?」
 後頭部を抱え北斗が転がりまわった。
「まったく‥‥」
「なにやってんだか」
 巫灰慈と守崎啓斗が肩をすくめる。
 どうして北海道まできてバカをやるのだろう。
「それがレゾンデートルみたいなものだからでしょう」
 くすくすと笑う少年は、桐崎明日。
 最近、ちよくちょく草間興信所でアルバイトをするようになった彼だが、今回はあまり仕事モードではない。
 初夏の北海道に訪れたのだ。
 仕事をする気分になどなろうはずがない。
「みんな。あんまりだらけないでよ」
 一応、注意を促すシュライン・エマ。小旗を持っていないのが不思議なくらい、もうバッチリ添乗員役だ。
「そんなこといっても〜」
「これで旅行気分にならないのは嘘だろうな」
 海原みあおと蒼王翼が、大きく伸びをする。
 本州のじめじめした梅雨は、この北の島にはない。
 いっそ移住を希望したいくらいだ。
 もっとも、北海道には長く厳しい冬もあるのだが。
 まさに、宝石の如き夏、である。
 風は爽やかに香り、日中の最高気温は二八度前後、夜間は二〇度前後。不快な汗が吹き出すこともないい。
 自然の花々が、人間どもの知る限りの色彩で目を楽しませてくれる。
 大雪山系もそうだ。
 北海道の屋根と呼ばれる高山地帯で、夜間などはむしろ長袖が欲しくなるくらいである。
「うまいっ! 美味すぎるっ!!」
 雑食忍者の声が響く。
 霧の街にきてからというもの、北海道を食い尽くす勢いで食べまくってる北斗だった。
「おめー そればっかりだなぁ」
 伍宮が、呆れつつもイワナの塩焼きをかじる。
 じつに美味い。
 自然の恵みというやつだ。
 人と自然が上手に共存すれば、このように美味しいものが食べられる。
 街の生活では、なかなか味わえない味覚だ。
「これが噂のハーブ鶏ですかぁ」
 みあおがかりっとしたからあげを頬ばる。
 中はとってもジューシーだ。
 なんでも、ナマで食べれるほどらしいが、さすがにチャレンジするものはいない。
「けど、それでも、動物たちにとってみれば、自分たちの領域に人間が入ってきた、ってことになるんだよな」
 ぽつりと巫がいった。
 現在、霧の街を悩ませているヒグマ。
 北海道では山親爺という愛称で呼ばれる大型肉食獣たちは、もともと大雪山系に多く生息していた。
 だが、開発の波に晒され、住処を失い、食料を奪われてゆく。
 このあたり、人間が地球の覇者たる所以である。
 単体では人間が熊に勝てるはずがないが、智恵と道具と数の暴力で勝ってしまう。
 そんな状況で、難なく食料を手に入れることができる場所があれば、べつに熊でなくてもそちらへと向かうだろう。
 つまり、霧の街の畑だ。
「ある意味で餌付けになってしまったわけよね‥‥」
 思慮深げに、シュラインが腕を組む。
 事態は少しばかり厄介だった。
 今回集まったメンバー、巫、守崎兄弟、桐崎に伍宮、翼にみあお。この布陣なら、うまく戦えば羆の四頭くらいは追い払える。
 だが、一度追い払ったくらいでは、あまり意味がない。
 となれば、圧倒的な恐怖を植え付けるしかないが、それはつまりヒグマのうちの一頭ないし二頭を殺すということだ。
 カラスではないのだから、ヒグマが復讐心に猛り狂ってふたたび村を襲う、という可能性は少ない。
 近づいたら殺される、と、思い込ませればいいわけだ。
「根本的な解決にはならないと思いますけどねぇ」
 ふもとの牧場から分けてもらったという牛肉を、贅沢にタタキなどでいただきながら桐崎が言った。
「だなぁ」
 啓斗が頷く。
 年少組の中では最も思慮深い緑瞳の少年。
 彼には同年の桐崎が言おうとしてる事がよく判る。
 四頭でやってくるということは、おそらくは親子だ。この村の近辺に巣があるのだろう。
 もし倒すなり追い払うなりすればテリトリーが空く。
 そうすれば、別のヒグマが住み着くだけだ。
 そしてそのヒグマは当然、恐怖もなにも抱いていない。
「くりかえしになっちゃいますね」
 ふにゃ、と困った顔をするみあお。
「ヒグマが出るたびに僕たちが呼ばれるのでは、さすがに困ってしまうからな」
 翼が軽く頷く。
 まったくその通りだ。
「俺としては無条件に人間の味方をする気はねーけどな」
 皮肉な口調を作るのは伍宮。
 べつにナチュラリストというわけではないが、無原則な人間至上主義者ではより以上にない。
 彼は人間ではないから、人間の肩を持つ気にはなれないかもしれない。
 ちなみに、メンバーには伍宮のように人間でないものが何人かいる。
 だが、根ほり葉ほり追求するものはいない。
 本人が好んで語らぬ以上、詮索するような野暮は誰もが慎むべきである。それが怪奇探偵の流儀である。
「生きてれば、人に言いたくないことのひとつやふたつ、できるもんさ」
 巫あたりにいわせると、こういうことになる。
 ちょっとかっこつけすぎのような気もする。


 ヒグマというのはけっこう頭の良い動物だ。
 たとえば山の中には、ハンターが撃ち殺した鹿を入れておくボックスがあるのだが、簡易鍵くらいなら開けて食べてしまうのである。
 それに、登別や伊達にクマ牧場があるように、教えれば芸を覚えることもできる。
「知恵比べになって負けたら、無茶苦茶格好悪いけどな」
 トウモロコシをかじりながら、畑に立つ北斗。
 いくら雑食忍者でも生でかじっていわけではない。
「やっぱり焼きにかぎるよなっ!」
 ということらしい。
「食べてばっかりですねぇ」
 呆れつつ声をかける桐崎。
 常套手段というか、最も無難な方法、人力による哨戒の真っ最中だった。
 ふたり一組。
 北斗と桐崎という人選はどうかとも思うが、組み合わせ上、仕方がないといえばないのだ。
 戦闘能力のないシュラインやみあおは、巫や伍宮と組まなくては意味がないし、わりと攻撃的な性格の翼には、ブレーキ役が必要だ。
 となると、ピンでも動ける北斗と桐崎が組むしかない。
「暇だぁねぇ」
 大あくびの北斗。
「人間が見張ってる限り、出るはずがないですからね」
 苦笑で、桐崎が応える。
 むしろ昼間にヒグマが襲ってくるようだったら、ほとんど全面抗争だ。
 ヒグマは餌を獲りにくるのだから、深夜から明け方にかけて行動していると見るべきだろう。
 だから、昼間の哨戒などはっきりいって無駄である。
 しかし無駄だと判っていてもやらなくてはいけないこともあるのだ。つまり、農作業をしている村人が安心して働けるように、ということだ。
 誰だって熊は怖い。
 北斗でも桐崎でも巫でも、素手の時に一対一で熊と戦ったら、まず勝算は少ない。野生というのは、それほどまでに圧倒的な力をもっている。
 格闘家が素手で熊を殺した、などというのはほとんどが嘘なのだ。
 そんなヒグマがやってくるかもしれない場所で、積極的に作業をしたい人など、そう滅多にいないだろう。
 だから、怪奇探偵がガードにつくことで安心させる。
 精神安定こそが、最大の良薬だった。
 そして丸一日。
「何とかなるかもね」
 シュラインが言った。
 人工衛星を利用した通信機であちこちに連絡を取っていたのだ。どうして携帯電話を使わないかというと、はっきりきっぱり圏外だからである。
 まあ、こんなど田舎に電波が届くはずもない。
「なんとかなるってなに? シュラ姐」
 温泉から戻った啓斗が訊ねる。
 さすがは温泉天国北海道。この霧の街にも立派な温泉がある。
 しかも露天風呂だ。
 男女別なのは、誰にとって幸福で誰にとって不幸だろう。
「啓斗のプランで、最終的にはいこうかと思って」
「金がかかりそうだな」
 翼も顔を出す。
 その後ろをちょろちょろとみあおがついて歩いているのは、娯楽のない霧の街に、もう飽きてきたからだろうか。
 テレビもないし、もちろんADSLどころか電話線すらないから、インターネットをして遊ぶことすらできない。
 東京からの来訪者にしてみれば、とてもこの世とは思えまい。
「稲積さんと綾さんに協力してもらったわ」
 肩をすくめて応えるシュライン。
 費用がかかる、という言葉に対して。
 もともと、畑を防御柵で覆う、という意見は啓斗から提出されていた。
 熊も人間も傷つかない、ほとんど理想といっていい方法である。
 だが、費用がかかるし、重機などを入れると自然を壊してしまうし、さらに、この街の存在を公にしてしまう可能性がある。
 いくつもの点から実現は難しいだろう、と、啓斗は思っていた。
「費用は稲積さんが負担してくださるそうよ。作業については、綾さんが自衛隊に話をつけてくれた。資材は輸送ヘリで持ってきてくれるって」
「ふふふ。さすが俺の綾だぜ」
 いつの間にか現れていた巫が呟き、
「なんでお前が自慢げなんだ?」
 と、伍宮に突っ込まれる。
「春華さんも、いつきたかわかりませーん」
 にゃははは、と、みあおが笑った。


「よいせっ! よいせっ!」
 急ピッチで作業が進む。
 柵の建設に最も意欲的だったのは伍宮だ。
 口にも態度にも出さなかったが、もし人間とヒグマが戦うことになった場合、どちらにつくか、やや真剣に悩んでいた彼なのだ。
「えらく楽しそうだな」
 やや呆れたように言う翼。
 こちらは伍宮とはちがって、あまりやる気がなさそうだ。
 まあ、こんな山の中で防御柵の設置作業など、面白いはずもない。
 それに、彼女にいわせれば迂遠なことこの上ない。
 翼の力を持ってすればヒグマを倒すことも、あるいはヒグマに深層暗示をかけて、この地に近づかないようにすることもできる。それどころか、番犬代わりにしてしまう事だって不可能ではないだろう。
 だが、もしもそれをおこなった場合、彼女自身が自然の摂理をねじ曲げることになる。
 草間などが何度もいっていることだが、特殊能力を誇るだけでは、どんな事件も解決しない。
 たとえば、ここ霧の街には実戦経験を持つものが幾人かいる。
 かつて日本を転覆させようとした七条家の一党などがそうだ。そういうものたちが、どうして自分たちで熊退治をしなかったのか。
「おそらく彼らはもう、戦いたくないんでしょうね。多くの死を見ちゃったから」
 とは、シュラインの言葉である。
 むろん明言されたわけではない。忖度するしかないことだ。
「けど、気持ちは判るさ。俺だって戦わずに済むならそうしたいからな」
「ああ」
 巫の言葉に、珍しく真面目な顔で北斗が頷いた。
 包帯を巻いたままの左腕をさする。
 戦わずに済むなら、誰だってそうしたい。
 霧の街で心身の傷を癒す戦士たちを責める気には、とてもなれなかった。
「退治するとかよりも、この方がずっと平和的ですよね」
 みあおが笑う。
 結局のところ、棲み分けという考え方が最も理想に近いのかしれない。
「防護ネットに弱電流を通して、あとは光と音で脅かす。ほとんどこれで完璧でしょう」
 完成しかけた防御柵を見ながら、桐崎が言った。
 彼らの仕事も、終わりに近づきつつある。
 これが完成すれば、あえて探偵たちが霧の街に留まる理由もない。
「共存というわけには、なかなかいかないだよな」
 啓斗が呟く。
 一方が平和を望んでも、それだけではどうにもならない。
 一方が害意を持っていなくても、それを脅威に感じるものがいるならどうにもならない。
 ヒグマと人間の関係だけではないだろう。
「俺たちと一般人も同じだな」
 年少の友の肩に、巫が手を置いた。
 ちらりと緑の瞳がそちらを見る。
 だからこそ彼らは能力を隠し、草間興信所という名のコミューンに身を寄せる。
「人間ってのは少ないもは保護しようとするけど、違うものは差別すっからな」
 伍宮が言う。
「希少価値と異端者ってやつですね」
 やや深刻そうに、みあおが応えた。
 木々を渡る風が緑の香りを運ぶ。
 防御柵を素通して。
 風だけは、どんなときでも自由に吹き渡っている。


  エピローグ

「キャバだよな」
「キャバだろう」
 肩を組んだ草間と巫が、夜のススキノへと消えてゆく。
 世界的にも有名な歓楽街にきたのだから、遊ばずに帰ることができようか。
 まあ、あとで恋人や奥さんに怒られるのはご愛敬というやつである。
 草間興信所にとって最大のスポンサーである稲積家が乗り出したことで、ちゃんと報酬も発生した。
 打ち上げも兼ねて札幌で一泊し、東京に戻るのは翌日である。
「俺らは食い倒しだなっ」
 やたらと張り切っているのは、もちろん北斗。
「よっしゃーっ!」
「食べますよー」
「大賛成ですっ!!」
 まあこの際は、伍宮や桐崎やみあおなども同列だ。
 この弧状列島では、北か南にいくほど食べ物が美味しくなる。
「そういえば、北海シマエビが解禁になったわね。それ食べにいきましょうか」
 シュラインが提案する。
「美味しいのか?」
 翼が訊ねた。
「そりゃもう絶品。今まで食べてたエビはニセモノなんじゃないかって思うくらい」
「そいつは楽しみだ」
 ぞろぞろと歩き出す六人。
 啓斗だけがやや遅れる。
 振り返ると、摩天楼を彩るネオンサインたち。
 それを透かして、大雪山の麓の情景が蘇る。
「‥‥どっちが正しいんだろうな‥‥人として」
 ぽつり。
 街は問いに答えず、人工の光を放っている。
 もちろん、少年は失望したりしなかった。
 最初から解答など期待していなかったから。
「兄貴ー! おいてくぞー!!」
 遠くで仲間たちが呼んでいる。
 くすりと笑った啓斗が駆け寄った。
 北の拠点都市の夜が、にぎやかに更けてゆく。














                       おわり


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0086/ シュライン・エマ /女  / 26 / 翻訳家 興信所事務員
  (しゅらいん・えま)
0554/ 守崎・啓斗    /男  / 17 / 高校生
  (もりさき・けいと)
0568/ 守崎・北斗    /男  / 17 / 高校生
  (もりさき・ほくと)
0143/ 巫・灰慈     /男  / 26 / フリーライター 浄化屋
  (かんなぎ・はいじ)
3138/ 桐崎・明日    /男  / 17 / 護衛屋 元解体師
  (きりさき・めいにち)
1892/ 伍宮・春華    /男  / 75 / 中学生
  (いつみや・はるか)
2863/ 蒼王・翼     /女  / 16 / レーサー 狩人
  (そうおう・つばさ)
1415/ 海原・みあお   /女  / 13 / 小学生
  (うなばら・みあお)

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■         ライター通信          ■
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お待たせいたしました。
「霧の街から愛を込めて」お届けいたします。
テーマは自然との共存でした。
本当に難しいテーマですよね。
動物たちの行き場を奪うのも人間。守るのも人間。
人は この世に生きるすべての 命を守れるただひとつもの〜♪
まあ、これはちょっと増長だと思いますけど。
楽しんでいただけたら幸いです。

それでは、またお会いできることを祈って。