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<東京怪談ウェブゲーム 神聖都学園>


調査コードネーム:万引き
執筆ライター  :水上雪乃
調査組織名   :神聖都学園
募集予定人数  :1人〜4人

------<オープニング>--------------------------------------

 梅雨が明けると、すがすがしい青空が広がる。
 雨というのは不思議なもので、降っている間は鬱陶しいことこの上ないが、あがってしまえばきれいな空気が気持ち明るくしてくれる。
「絵梨佳ちゃんはどんな水着を買うの?」
 街を歩きながら、鈴木愛が訊ねた。
「やっぱりビキニかなぁ。セクシーなヤツー」
 にゃはは、と、芳川絵梨佳が笑う。
 夏休みを目前に控えたふたりは、合宿用の買い出しなどを楽しんでいる。
 もちろん合宿といっても、遊びの延長線なのは間違いない。
「セクシーなヤツですか」
 ちょっと想像してみる。
 色気より元気の方が勝っている絵梨佳のことだ。あんまりセクシーにはならないかもしれない?
 くすくすと笑っている愛。
「あー 愛先輩、なんで笑ってるんですかー?」
 ぷーっと頬を脹らます絵梨佳。
 和気あいあい。
 言葉そのままである。
 ところが、あるデパートに入ったとき事件が起こった。
 前から走ってきた高校生くらいの女の子二人組が、突然、
「これあげるっ」
 と、絵梨佳に紙袋を押しつけ、そのまま走り去ってしまったのである。
 何事が起こったか判らず、顔を見合わせる絵梨佳と愛。
 そこに警備員が駆けつけてきた。
「ちょっと事務所まで一緒にきてください」
 唐突な言葉。
「なんなんです?」
 不審そうに愛が訊ねる。
「それ、万引きしましたね?」
「はぁ?」
 素っ頓狂な、絵梨佳の声。
 どうやら押しつけられた紙袋の中に万引きされた商品が入っているらしい。
 つまり見つかった万引き犯が、紙袋と一緒に罪まで押しつけていってくれたのだ。
「とにかく、一緒にきてください」
 しかも警備員は最初から疑ってかかっている。
 かなり状況は厳しい。
「あにいってんのよっ! この私が万引きですってっ!!!」
 怒りを爆発させようとする絵梨佳を押さえ込み、
「事務所に行く前にちょっと電話して良いですか?」
 愛が言った。
 ここは、仲間のチカラを借りるべきだろう。
「もがーっ! もがーっ!!」
 少なくとも、自分と絵梨佳だけでは状況は悪くなる一方だ。
 愛想笑いなどを浮かべる愛だった。







※二人の疑いを晴らしてください。
 犯人は女子高生。しかも神聖都学園の生徒です。
※水上雪乃の新作シナリオは、通常、毎週月曜日にアップされます。
 受付開始は午後8時からです。

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万引き

「絵梨佳が万引きなんかするはずねぇだろがっ!」
 中島文彦、と名乗る青年がいきり立つ。
 携帯電話に噛みつきそうな勢いだ。
 デパートに拘束された鈴木愛からのヘルプコール。それ自体はシュライン・エマにあてられたものだったが、そこから中島をはじめとする怪奇探偵の関係者と探偵クラブの面々に、文字通り電波の速度で伝わった。
「ちょっとその警備員を連れてこい。東京湾の魚の餌にしてやるっ」
 切れてる切れてる。
 まあ、この黒髪黒瞳の青年は、愛とともに拘束されている芳川絵梨佳の恋人だったりするので、気持ちは判らなくもない。
 判らなくもないのだが、とてつもなく過激である。
 これでサラリーマンを自称しているのだから侮れない。
「なにバカなこといってんのよ。これ以上状況を悪くしないで」
 電話口から、シュラインが冷静に突っ込む。
 事実、状況は極めて絵梨佳たちに不利だ。
 愛も絵梨佳も、一応は名家の令嬢なのだが、だからといって万引きをしないという証明にはならない。
 しかも警備員は最初から疑ってかかっているのだから、生半可な言い訳は通用しない。
「とにかく、私と中島くんとシオンさんの三人で迎えに行くわよ。北斗と桐崎くんと五降臨くんには犯人の特定を頼んであるから」
 てきぱきと善後策を講じるシュライン。
 このあたりは、さすが怪奇探偵の秘書兼奥さんである。
 不利な状況だからこそ、彼女の理路整然とした思考はありがたい。
「わかった。すぐ行く。場所は?」
 二、三、必要なことをやりとりして電話を切る中島。
 夏の到来を告げる青空を、眩げに見上げる。
 絵梨佳が言っていた合宿の前に、どうやら一仕事片づけることになりそうだ。


 さて、犯人の特定を任されたのは、守崎北斗、五降臨時雨、桐崎明日の三人である。
 この人選に、シュラインの人事の妙だろう。
 なにしろ北斗と桐崎は未成年であり、身元引受人としての容儀が軽すぎる。
 成人に達している五降臨は、その独特な話し方で警備員にうさん臭がられること請け合いだ。
 そんなわけで、彼ら三人は真犯人探しをすることになった。
 実際問題として影働きの方が得意だ、という側面もある。
「デパートの位置から考えて、たぶん神聖都の生徒なんじゃないでしょうか」
 送られてきた情報から推理する桐崎。
「でも‥‥きりちゃん‥‥そうでない‥‥可能性もある‥‥よ」
 ぽそぽそと反論する五降臨。
「誰がきりちゃんですか。俺はそんなに小銭を集めたりしませんよ」
「話が逸れてる上に危険だな」
 とうっ、と、チョップする北斗。
 どうやら負傷も完全に癒えたようだ。
 それは良いとして、
「即断は禁物だってのは判ってますよ」
 冷静に桐崎が答える。
 笑顔がどうも作り物っぽい。
 まあ、これにはちょっとした事情があるのだが、さしあたり現在のところは関係ないだろう。
「とに‥かく‥‥いまは絞りこみ‥だね‥‥」
「そういうことです」
 情報網とコンピュータを駆使して、スクリーニングを進めてゆく。
 このようなときには草間興信所のネットワークが役に立つのである。


 デパートに最初に到着したのは、シオン・レ・ハイだった。
 というのも、いささか事情がある。
 絵梨佳と愛一悶着を起こしていた頃、シオンは同じデパートにいた。より正確には地下の食品売り場で試食をしまくっていた。
 なにをやっているんだという話もあるが、
「試食巡りだけで、けっこうおなか一杯になるんですよ」
 ようするに、そういうことである。
 さもしいというなかれ。
 貧しい彼にとって、ただで何かを食べさせてくれる場所は貴重なのだ。
 そのシオンと合流したシュラインと中島が事務所を訊ねる。
 ふくれっ面でそっぽを向いている絵梨佳と、愛想笑いの愛。
 なにやら警備員たちに囲まれて事情聴取、というか説教を受けている。
 気の短い中島などは、思わず怒鳴りつけようとしたほど、雰囲気が悪かった。
 少女二人を六人ほどの大人が取り囲んで説教。
 絵梨佳でなくとも不機嫌になるだろう。
 よく爆発しなかったものねぇ、と思いつつ、
「どうしてこの二人を拘束しているのですか?」
 淡々とシュラインが訊ねる。
 仮に絵梨佳たちが万引きをしたとしても、デパートから一歩も出ていない以上、身柄を拘束することはできない。
 法律的にそうなのだ。
「すぐに二人を解放してください。次にこの娘たちが万引きしたという証拠を見せてください」
 思い切り挑戦的な口調。
 警備員たちはしゃらくさいと思ったに違いないが、ここは強気に出なくてはいけない場面である。
 そもそも失礼なことをしているのはデパート側なのだ。
「それとも、この店は証拠もなしに客を泥棒扱いすんのか?」
 唇を歪ませる中島。
 半ばは演技だが、半分以上、彼は本気で腹を立てている。
 彼の小さな恋人は無茶苦茶を絵に描いてコンピューターグラフィックスで動かしたような娘だ。
 だが、万引きなどするような人間では、けっしてない。
「防犯ビデオの映像を確認してみてはいかがですか」
 シオンが言う。
 順当な提案が、この際は最も有効だ。
 絵梨佳はともかくとして、歴然たる美少女の愛は防犯ビデオの映像でもはっきりと差異が判るだろう。
 それを確認すれば、絵梨佳たちは巻き込まれただけというのが判るはずだ。
「どうです?」
 紳士然とした態度のシオン。
「それが‥‥」
 口ごもる警備員。
 言いにくそうに答えるところでは、どうやら防犯カメラはダミーで、録画はしていないということらしい。
「話になりませんね」
 シュラインが呆れる。
 これではただの言いがかりだ。
 当たり前の話だが、警備員に逮捕権などない。逮捕をできる状況は現行犯だけ。これは一般市民と何ら変わらないのだ。
 それを、証拠もなしに難癖をつけて身柄を拘束した。
「と、マスコミに公表しましょう」
 シオンが言った。
 顔色を変える警備員たち。
 つまり、ことは警備会社の範疇を超えてデパート全体の信用問題になるということだ。従業員の態度の悪さをインターネットに書き立てられ、ついに全面謝罪に追い込まれた自動車販売会社もある。
「あんまり客をなめてんじゃねぇぞ」
 中島が睨みつける。
 これではどちらが難癖をつけているのか判らないが、無礼に対して無礼を返しているだけのことだ。
 だいたい、ここで絵梨佳たちを拘束していること自体が違法なのである。
「辞表を書いておけよ。このデパートも、警備会社も、億単位で借金背負わせてやる」
「中島くん」
 シュラインがたしなめた。
 が、たしなめるだけで終わらないのが、この蒼眸の美女である。
「借金はともかくとしても、あなたたちの人生を終わらせる程度のことはできるでしょう。こう見えても私たちは、あちこちに顔が利きますので。まずは、警視庁刑事部参事官の稲積警視正を呼ぶことにしましょうか」
 涼しい顔で、追いつめにかかる。
「やれやれ、怖い人だ」
 内心で肩をすくめるシオン。
 彼の耳は、慌てたような足音が近づいてくるのを捉えていた。
 どうやらデパート上層部まで、やっと話が通ったようだ。
 高尚でもなんでもない話だが、この手の交渉はごねた方が得なのである。デパートは客商売だから、スキャンダルを極端に恐れる。
 シュラインがやったように官憲の名を出されたりすると、最悪、営業停止措置を執られることすら考えなくてはいけない。
 もしそんなことになれば、担当した警備員が解雇になるくらいでは済まない。
 ここは、警備員の早とちりということにして、粗品でも渡して帰ってもらった方がよい。デパート上層部がそう考えるのは当然だ。
 自分たちの正しさを全面的に信じているなら最後まで戦えば良さそうなものではあるが、支配人とかにだって自分の生活があるのである。
「お詫びの品は、食べ物がいいですねぇ」
 のんびりと考える、一見紳士風の青年だった。


 デパートの事務室で大の大人たちが少女らに頭をさげている頃。
 北斗たち三人も、万引き犯の特定を済ませていた。
「常習ですね。名前は‥‥仮にAとしておきますか」
 肩をすくめて言う桐崎。
 こくこくと五降臨が頷いた。
「こういう‥‥ときでも‥‥未成年者は‥‥仮名で‥‥」
「どっちでも良いって。それは」
 笑う北斗。
 律儀なんだかボケてるんだか、あいかわらず五降臨は謎の男だ。
 しかも桐崎も染まりつつある。
 危険な傾向である。
「とにかく、学生っていうのは厄介でしてね」
 咳払いした桐崎が自説を開陳した。
 未成年、というのがひとつ厄介なポイントである。成年に達しているなら厳しい処置もとれるが、こういう場合はなかなかそうもいかない。
 学校や親に事情を話して、どう処置するか相談しなくてはならないし、親というのは自分の子供の犯罪を認めたがらないものだ。
 親とは、そういうものである。
「長くなるかな‥‥こいつは」
 北斗が大きく溜息をついた。
 あまり長期戦になるようなら、犯人に反省をうながす程度で諦めなくてはならない。
 実際、未来ある年齢の少女たちの経歴に傷を付けるのは気が進まないという側面もある。
「でも‥‥罪は罪なんだ‥‥よ」
 ぽつり、と、五降臨が呟く。
 普段と口調は変わらないが、紅い瞳にはごくわずかに哀しみの光が宿っていた。
 万引き、などという言い方をしているが、これは窃盗である。
 歴然たる犯罪なのだ。
「‥‥世の中には‥‥貧困のために人を殺す人がいる‥でも、人を殺して‥貧乏のせいにするひとも‥いるん‥‥だ」
 前者に同情の余地がある、とはいわない。
 それはけっして言ってはいけないことだ。
 だが後者は‥‥そういう人間は、たとえ充分な金銭を持っていたとしても犯罪を犯し、それをなにかの責任にするだろう。
 犯罪をするスリルを楽しんでいるのだから。
 今回の犯人たちも同じだ。
 べつに経済的に困窮していたわけではない。ちょっとした遊びのつもりなのだ。たとえば捕まったとしても、
「お金を払えば良いんでしょ」
 程度の認識しかないだろう。
 犯罪だという意識すらない。
 そしてそれが、いずれ取り返しのつかないことになるのだということも判っていない。
「手を‥‥赤く染めるまえに‥‥なんとかしてあげない‥‥と」
 一言一言を噛みしめるように、五降臨が言葉を紡ぐ。
 大袈裟なことだ、と、北斗も桐崎も思わなかった。
 いつもとぼけてばかりいる大男の述懐は、彼ら自身の過去へも繋がるものだから。
 彼らは、共通する咎人だ。
 殺人という禁忌を犯してしまったから。
 彼らだけではない。この場にいない草間も中島も、それどころか、シュラインさえ。
 罪を重ねているのだ。
 むろん、それが公になることはない。
 国家という巨大な機構が隠蔽をしているから。
 それでも、彼らは人殺しではあっても殺人鬼ではなく、人として許されぬ罪を背負っているという自覚がある。
 罪は、自らの心を縛る鎖。
 なにより怖ろしいのは、それによって正道を歩めなくなること。
「だから‥‥そうなる前に‥なんとかしない‥‥と」
「ああ。そうだな」
「その通りです」
 北斗と桐崎が頷く。
 真摯な表情で。


 その日、探偵クラブは学校側の許可を得て、ある教室に出向いた。
 事件から一週間ほどが経過している。
「本物の探偵が、防犯や護身などについての講演をおこなう」
 それが、来訪の目的である。
 学校側を説得したり、準備を進めたりで、結局この時期になってしまった。
 教壇では、草間武彦氏とその秘書のシュライン・エマ女史が、学生たちにも判りやすい話を続けている。
「ところで、皆さんは万引きというものについて、どのようにお考えですか?」
 不意に、シュラインが切り出した。
 静かだった教室が、ざわざわとざわめいてゆく。
 とくに二人ほどの女生徒はおちつかなげだ。
 むろんその娘たちが、絵梨佳と愛に罪を押しつけた二人組である。
「万引きというのは犯罪です。窃盗なのです」
 シュラインの話が続く。
「罪を犯したなら、それは素直に認めましょう。もしもそれを他人になすりつけたりすれば、罪はより重くなります」
 淡々とした口調。
 多くのものは聞き流すかもしれない。
 それでも、
「この中にも、罪を犯した人がいますね」
 蒼眸の美女が氷の微笑を浮かべたとき、教室は水を打ったように静まりかえった。
 その静寂を破り。
 ばん、と、大きな音を立てて扉が開く。
 そして数名の制服警官が雪崩れ込んできた。
 もちろん、これはスタッフが変装した姿である。
 先頭に立った男‥‥中島が紙切れを広げる。
 逮捕状だ。
「金石聖実。石井吉乃。窃盗容疑で逮捕する」
 色めき立つ教室。
 制服警官に扮したシオン、五降臨、北斗、桐崎が、少女二人につかつかと歩み寄る。
 逃げようとする少女たちだったが、あっという間に包囲されてしまった。
 恐怖ゆえか、慚愧の念か。
 泣き崩れる。
 それをみたシュラインが、さっと手を挙げた。
 潮が引くように、少女たちを解放する制服警官。
 担任教師が詰め寄る。
 こんな事態になるなど、まったく予測していなかったからだ。
「ご安心を。いまここで逮捕する、というのは冗談です。が、その二人が万引きをしたこと、そしてそれを他人に押しつけたこと。どちらも証拠が挙がっています」
 泣いている少女たちを、友人が抱き起こし、警官と探偵を睨みつけた。
「ひどいじゃないっ!」
「こんな事をするなんて!!」
「そうよ! たかが‥‥」
 罵声を浴びせる生徒。
 だがそれを遮り、
「たかが、万引きで、ですか?」
 シオンが言った。
 ふたたび静まりかえる教室。
 怒りとも哀しみともつかぬ光が、彼の瞳に宿る。
 これが、この国の未来を担う子供たちの現実なのだ。
 窃盗を、たかが、と言い捨てるなら、どんな犯罪だってたかがだ。
「いまなら‥‥まだ間に合う‥よ。一緒に‥‥デパートにあやまりにいってあげる‥‥から」
 五降臨の声。
 優しく。
 諭すように。
 苦笑を浮かべ、北斗と桐崎が顔を見合わせた。
「ま、上出来な方でしょ」
「俺としてはもうちょっときついお灸をすえた方が良いと思うがね」
 シュラインと中島も言葉を交わす。
 これからが大変だ。
 学校側にちゃんと説明し、どうじにデパートとの交渉。
 やるべき事はけっこう多かったりする。
 本格的な夏を迎えた青空が、窓の外に広がっていた。
















                      おわり


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0086/ シュライン・エマ /女  / 26 / 翻訳家 興信所事務員
  (しゅらいん・えま)
0568/ 守崎・北斗    /男  / 17 / 高校生
  (もりさき・ほくと)
3138/ 桐崎・明日    /男  / 17 / 護衛屋 元解体師
  (きりさき・めいにち)
3356/ シオン・レ・ハイ /男  / 42 / 貧乏人
  (しおん・れ・はい)
1564/ 五降臨・時雨   /男  / 25 / 殺し屋?
  (ごこうりん・しぐれ)
0213/ 張・暁文     /男  / 24 / 上海流氓
  (ちゃん・しゃおうぇん)

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■         ライター通信          ■
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お待たせいたしました。
「万引き」お届けいたします。
さて、この犯人たちは反省したでしょうか。
それても、人前で恥を掻かされたことに腹を立て、むしろ反抗するでしょうか。
それは未来の日記を待つしかありません。
たかが万引き。ごく身近にある犯罪をクローズアップしてみました。
楽しんで頂けたら幸いです。

それでは、またお会いできることを祈って。