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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


調査コードネーム:ロマン
執筆ライター  :水上雪乃
調査組織名   :草間興信所
募集予定人数  :1人〜4人

------<オープニング>--------------------------------------

「ポルノ?」
「死ねぇっ!!」
 げし。
 いきなり馬鹿なことを言った草間武彦が、妹に蹴り飛ばされた。
 ピンボールみたいに乱反射しながら空の彼方へと飛び去っていく三〇男。
 見事な飛びっぷりだ。
「まったくっ」
 零が腕を組む。
 唖然とする依頼人。
「こんなところに頼んで大丈夫なんだろうか」
 表情には、ありありとその文字が浮かんでいた。
「お茶が冷めますよ」
 愛想笑いなどを浮かべる零。
「水ようかんもありますから」
 微妙に卑屈に見えなくもない。
 依頼は、ロマンに関することだった。
 草間がポルノに結びつけたのは、ひとえに精神構造の問題である。
「奥さんとしては宝探しをやめさせたいわけですね?」
「‥‥はい」
 依頼人の夫は、宝探しに夢中だった。
 奥州は平泉の金鶏山。
 ここには奥州藤原家の秘宝が埋められたという伝説がある。
 それを掘り起こそう、と、いうわけだ。
 まあ、夢のような話である。
 だからこそロマンなのだろうが。
「勤めていた会社も辞め、家に生活費すら入れず、ですか。たしかにそれは困りますね」
 メモを取る零。
 蹴り飛ばしたものの、とりあえず兄に詳細を伝えなくてはいけない。
 実際に行動するスタッフたちにも。
「方法はお任せします。どうか主人の目を醒まさせてください」
 頭をさげる依頼人。
「判りました。最善を尽くしましょう」
 にっこりと、零が微笑んだ。











※じつは東北への旅行シナリオです。
 帰りに古牧温泉に寄ります。
※水上雪乃の新作シナリオは、通常、毎週月曜日にアップされます。
 受付開始は午後8時からです。


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ロマン

 男の子というものは、だいたいは宝探しとか冒険とか秘密の洞窟とか、そういうものが大好きである。
 まあ、中には例外もいるだろうが、巫灰慈だって草間武彦だって、子供の頃は秘密基地を作ったりなどしたものだ。
「懐かしいなぁ。うんうん」
「そうそう。そこに可愛い女の子を引っ張り込んだりしてな。きししし」
「しねぇ!!」
 げし、と、蹴られる草間。
 蹴ったのは、もちろん彼の奥方シュライン・エマである。結婚しているのに姓が違うのは、いわゆる夫婦別姓というやつだ。
 草間の分際でなかなか洒落たことをする。
「手が後ろに回るようなこと、してないでしょうねぇ?」
 ぎろりとシュラインが夫を睨む。
「まあまあ。もう過ぎたことですし、誰にでも間違いはありますから」
 シオン・レ・ハイがフォローしてくれる。
 が、これがフォローといえるかどうかは、見解の別れるところであろう。
「せめて否定してやれって」
 たまらず吹き出す巫。
 他人の過去を笑い話の種にするのは上品とは言い難いが、おかしいのだから仕方がない。
「あーのーねー 真面目にやってよ」
 腰に手を当てるシュライン。
 いつもの情景。
 バカばっかりの仲間たち。
 ほんの数週間前には命を賭して強大な敵と戦ったというのに。
「あいかわらずにぎやかねぇ」
 事務所に入ってきた少女が、呆れたように肩をすくめた。
 篠宮夜宵という。
「あら? 珍しいわね。夜宵ちゃん」
 シュラインが言った。
 呪いの桜事件以来、数ヶ月ぶりの登場だ。
「兄貴が誘ったのさー☆」
 夜宵の後ろからにょきっと現れるのは、守崎北斗。
「誘ったというか。せっかくの旅行だから」
 なんだかむっさい顔でぶつぶついっているのは守崎啓斗である。姓が示す通りこの二人は兄弟だ。
 しかも双子だったりする。
 ニンジャブラザーズ、と、呼ばれたりとかもする。
 まるでヒゲ親父のアクションゲームみたいだ。
「むしろ俺には、啓斗の態度の方が意味不明ですけどね」
 大きくもないバッグを背負い、桐崎明日も事務所に入ってきた。
 男と女のことに疎い人間だって、啓斗と夜宵の仲には多少は興味をそそられる。
 まして桐崎は彼らと同年なのだ。
 シュラインや巫のように一歩離れたところから高みの見物、という心境になれないのは当然であろう。
「いやぁ。皆さん若いですねぇ」
 へらへらと笑うシオン。
 男四二歳。厄年だったりする。
「つーかシオンさんはなんでそんなに枯れてるかなぁ」
「それは、草間さんが若さを吸い取ってるからです」
 唐突に降りかかる声。
「けーっけけけっ」
 悪のりする草間。
「バカばっかりだ‥‥」
 けっそりするシュライン。
 今日は、懐かしい顔によくあう日だ。
「ようみその。ヴァンパイアロードの事件以来じゃねーか」
 すかさず、巫がわしわしと少女の頭を撫でた。
 なんとなくペットを可愛がっている風情である。
「せっかくセットしてきたのにっ」
 むくれる海原みその。
 どういうわけか、この海原姉妹は巫に撫でられる運命にあるらしい。
「あれから姿を見せないから心配したんだぞぉー ペストで死んだかとおもってなー」
 不穏当すぎる。
「死にますかっ!」
「元気ですねぇ」
 にこにことシオンが笑う。
 ちょっとしたツアー並みの人数になってきた。
「そして当然のように、私がまたツアコン役なのね‥‥」
 シュラインの溜息。
 まあ、事務所の会計を預かる身としては嘆きたくもなるというものだ。
 今回はスポンサーがいるわけではないので、通常の依頼料しか入らない。まともに考えて、せいぜいが二、三人くらいしか現地には行けない。
 にもかかわらず、草間兄妹まで入れたら一〇人の一行だ。
 単純に会計から見れば大きな赤字である。
「社員旅行を兼ねて行くって感じでいーだろ」
 とは、家長の台詞だ。
 もう一度溜息を漏らしたシュラインが、
「そうね」
 と、苦笑した。
 せめて社用車に分乗して、交通費だけでも浮かせよう。
「単車も持っていった方がよくねぇか? 四輪だけだと向こうで小回りがきかねぇぞ」
 巫が提案する。
「そうだな。シャドウスラッシャーは別として、FTRは山道でもなんとか使えるだろう」
 同意する啓斗。
「あ、そういえば‥‥」
「どうしたんですか? シュラインさん」
「FTRに変なステッカーが貼られてたのよ。桐崎くん、心当たりない?」
「変なステッカーですか‥‥俺は知らないです」
「そうよねぇ。熊出没注意なんて、あんなもの誰が貼ったのかしら?」
「センス悪いですねぇ」
 首をかしげるシュラインと桐崎。
 すみの方で、北斗がなにか抗議しようとしている。
 が、それを啓斗と夜宵が一生懸命おさえつけていた。
 何故か変な汗を流しながら。


 移動費を安く上げよう、と思えば、高速道路を使うのは論外である。
 当然、使うのは下道。
 シルビアとハイエースが奥州へとひた走る。
 前車を運転するのは巫。助手席にはみそのが座り、後部座席にシオンと零が陣取っている。
 八人まで乗れるハイエースは草間とシュラインが交代で運転し、啓斗、夜宵、桐崎の一七歳トリオが後ろだ。
 ちなみに数えられなかった北斗は、一人だけFTRで先行している。
「これ面白いねぇ」
 後方援護機器をいじりつつ、夜宵が言った。
 モニター画面には地図が表示され、FTRとシルビアの位置が光点で表されている。
 そして専用回線を通じて、北斗や巫とも連絡が取れるのだ。
 なかなかの優れ物である。
 車に改造を施したのは陸上自衛隊技術部。この他にもまだまだ機能が満載だ。
「SFの世界ですねぇ」
 感心する桐崎。
「壊さないでよ。ものすごい費用がかかってるんだから」
 くすくすと笑うシュライン。
 総額でウン千万円の金が注ぎ込まれている。べつに興信所が負担したわけではないが、かといって粗末に扱って良いものではない。
「だから壊し屋の北斗はハイエースには乗せてもらえないんだ」
「ほんとにっ!?」
「冗談だ」
 ものすごく真面目な顔で冗談を飛ばすから、啓斗はあなどれない。
「お前らなぁ。俺たちは仕事に行くんだぞ」
 無線を通じて、巫の声が届く。
 意見としてはこれ以上ないってくらい正論だ。
 たとえみそのが浴衣を用意していたり、シオンが黄色いアヒルを用意していたり、巫が奥州ガイドマップを持ち込んでいたりしていても、仕事なのである。
「巫さんに言われるとは」
 ショックを受ける夜宵。
 その横で、啓斗と桐崎が笑っていた。
 見るものによっては、微妙な三角関係に見えなくもない。
 その方が面白い、と、考える人間などいくらでもいるわけで、そういう人にとっては事実より解釈の方が重要なのである。
「今回の仕事も同じよね」
 シュラインが言った。
 依頼人の夫は、見果てぬ夢を追いかけている。
 夢追い人、といえば聞こえは良いが、現実というものはそうそう甘いものではない。
「これも考古学の分野って事になるんだろうけど、この分野はインディー・ジョーンズの世界みたいに格好良くはないからね」
 掘った場所に何かある、などということの方が稀なのだ。
「トロイアの遺跡を見つけたハインリッヒ・シュリーマンは、四〇年くらいを貿易商として資金を貯めて、それからだから。実際に発掘作業に入れたのは」
 夜宵がいう。
 何をするにも資金が必要である。
 世知辛い話だが、それはいでもついて回る事だ。
「徳川埋蔵金を探してるヤツってどうなりましたっけねぇ」
 くすくすと、桐崎が笑った。
 好意的な笑いではない。
 一時期はテレビなどでもずいぶん騒がれたが、最近はとんと話をきかない。
 仮に財宝が出土したとしても、土地所有者なり国なりと一悶着あるのは必至だ。
 そんな思いをしてまで探してどうするのか。
 ゴールドラッシュに夢を馳せて金鉱掘りでもしている方が、まだしも健全であろう。
「ま、今回の件は、たぶんあっさり片が付くだろう」
 腕を組み、シートに沈む啓斗。
 必ずしも依頼人が望んだ結末になるとは限らないが、選択肢は多くない。
 すべてを捨ててでも夢を追うか。
 夢を捨てて家族を選ぶか。
 大きくわけて二通りだ。
 いずれにしてもなにかを捨てなくてはいけないのだが‥‥。
「こちら北斗。金鶏山が見えてきたぞ」
 無線機から、元気いっぱいの声が流れていた。


 金鶏山は、標高的には一〇〇〇メートルに達しない。
 奥州に一大勢力を築きあげた藤原氏が、土や石を盛ってこの山を作ったという説もある。その時に藤原秀衡が雌雄一対の黄金の鶏を山頂に埋めたといわれ、それが山の名前になった。
 それ以外にも伝説はてんこ盛りだ。
 ちなみに奥州藤原家は、源頼朝に追われて敗走してきた源義経を匿ったことでも有名である。
 金鶏山山頂付近には、いくつもの塚が建設されていた。
 これらは藤原氏の栄華を伝えるものであったが、残念ながら盗掘にあって、現在は形を留めていない。
 もちろん、金の鶏も発見されてはいない。
 ただ、藤原氏の築いた一代帝国は黄金帝国という側面が、たしかにあった。
 中尊寺金色堂などは、今でも残っている史跡である。
 その莫大な金‥‥つまり経済力に目をつけたときの執権北条一族が、義経追討を名目として奥州を攻めたわけだ。
 いずれにしても、中央集権を目指す鎌倉幕府にとって、地方の大勢力というものは邪魔だったのである。
「発掘許可もらってないだろ? アンタ」
 さらりと巫が決めつけた。
 探偵たちが姿を現したときターゲットが慌てた。それによって彼らは確信した。
 これでは盗掘だと思われても仕方がない、と。
「奥さんや子供を泣かせるのは、良いこととはいえませんよ」
「もし発掘を続けるというのなら、ちゃんと自分の義務を履行した上で、かつ許可を取ってからにすべきでしょう」
 みそのとシオンも言う。
 ありきたりのことだが、逆にいうとありきたりのことで充分なのだ。
 もしも発掘調査をするなら、国有地なのだから国の許可が必要になる。学術調査としてきちんと申請しなくてはならない。
「ですから、きちんと手続きを踏んでください。奥方とのことも」
 シュラインの言葉。
 ようするに、夢を追うなら、離婚するなり家族の協力を得るなり、そういう手順が必要だ。
 家庭を持ってしまえば、否、たとえ持たなくとも、自分一人だけで勝手に何かするということは難しい。
 しがらみが存在するから。
「‥‥判りました。もう一度、家族とよく話し合ってみます」
 二時間に及んだ説得の末、ターゲットが頷いた。
 あるいは、彼もまた手を引くきっかけを探していたのかもしれない。血気に任せて行動したものの、徐々に情熱が薄れていくのはよくある心理だ。
「奥さんが心配していたぜ。心配してくれるって事は愛されてるって証拠だからな。大事にしてやんな」
 優しげに肩を叩いてやる巫。
 苦笑しつつ、一七歳カルテットが見つめていた。
 同情めいたことを言うのは、あるいは黒髪の浄化屋もまた夢を追ったことがあるのかもしれない、とは、口に出さぬ思いである。
「あっさり片づきましたねぇ。予定通りというかなんというか」
「いいんじゃねぇ? こんな山まで登ってもつれたら、それこそたまんねぇべよ」
 桐崎の呟きに、北斗が反応した。
 まったくその通りだ。
 今回のメンツは、ほとんどが社員旅行のつもりで参加している。
 仕事は、まあ、
「三時のおやつってところかな」
「珍しい。啓斗クンが冗談をいうなんて」
「悪かったな」
 夜宵にからかわれ、ややむっとする啓斗。
 かつて栄華を極めた奥州に、夕暮れが迫っていた。


 仕事があっさり片づくことは、最初から判っていたことだ。
 となれば次は、
「温泉っ!」
「異議なしっ!!」
 みそのの言葉に、老若男女を問わず唱和する。
 なんというか、平和である。
 じつは行き先もちゃんと決まっていたりする。依頼人が聞いたら、目を三角にして怒りそうだ。
 とはいえ、もちろんちゃんと仕事の方は報告もおこなった。
 報告書の提出は後日になるが、いまはもう遊んで良い時間帯である。
 宿泊するのは古牧温泉。
 日本の温泉百選において何年連続だかで一位になっている温泉だ。
 草津や別府など有名な温泉地を抱えるこの国で、不動の一位というのはそれだけでもすごい。
「古牧第一グランドホテルに泊まるわよ」
 大蔵大臣のお達しである。
 このような場面では、常にシュラインが案内をすることになっている。
 本人の趣向とは裏腹に、ツアーガイドとしての才能がある蒼眸の美女だ。
「なんでも、二〇〇〇人が一度に入れる大浴場らしいですよ」
「ふえー」
 どこで調べたのか、シオンがみそのと話している。
 二〇〇〇人といっても、ちょっと想像がつかないが、具体的な数字を出すと四〇〇〇平方メートルという、呆れるを通り越して開いた口が塞がらないくらいの広さだ。
「混浴か?」
 念のために訊く巫。
 男性陣としては、大いに興味のある部分であろう。
「第四グランドホテルはそうらしいわね」
 あっさり答えるシュライン。
 ようするに彼らが泊まる第一グランドホテルは混浴ではない、ということだ。
「よしっ! やっぱり第四グランドホテルにしようっ!!」
「賛成です」
「意義なーし」
 桐崎と北斗が、熱心に巫を応援する。
 バカというかタコというか。
「アホかお前らは‥‥」
 呆れる啓斗。
「無理しちゃって」
 夜宵がからかった。
 まあ、混浴ということになれば、女性陣が水着を着用するだけの話だ。
「つーかシュラインの裸は見せません」
 一応、夫としてそんなことをいう草間。
 勝利者の余裕だろうか。
 まあ、こんな美人の奥さんをもらったのだから、勝ち誇りたくなる気持ちは判らなくもない。
「ま、混浴はともかくとして、食事はすごいらしいわよ」
 ごくわずかに頬を染め、シュラインが話題を変える。
「それは楽しみです」
「くうぞー」
 シオンと北斗だ。
 そして、不敵な笑みを浮かべる桐崎。
 興信所を代表する大食漢たちである。
 三陸の海の幸と奥州の山の幸が、今や遅しと待っている。
 古牧は、もう眠れない。
「それは大袈裟ですって」
 くすくすとみそのが笑う。


  エピローグ

 月が湯船に浮かび、やわらかな光でふたりを包む。
 露天風呂。
 白く優美な裸体。流れる黒髪。
「綺麗だな。シュライン」
「女房を褒めても、なんにもでないわよ」
 夫の言葉に、くすりと妻が微笑する。
 たおやかな夜の姫と付き従う無数の眷属たち。
 穏やかな夜。
 都会の喧噪を離れ、ゆったりとした時間が流れてゆく。
「ねぇ‥‥武彦さん」
 ややあって、女が口を開いた。
「どうした?」
「おきざりに、しないでね」
 唐突な言葉。
 男の黒い瞳が女の青い瞳に映る。
 それは、ふたりだけに通じる会話。
 もしもいつか彼が夢を追うとしたら、そのとき自分も一緒に行けるだろうか。
 それが、それだけが女にとっての不安だった。
「俺は」
「ん‥‥」
「シュラインとなら、空だって飛べるような気がする。だから、いつも一緒にいてくれ」
「いっつも突然なんだから‥‥くさいことをいうのは」
「いやだったか?」
「‥‥ばか」
 月がゆっくりと雲間に隠れる。
 重なる影。
 ぱしゃん、と、水音が跳ねた。















                      おわり


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

3356/ シオン・レ・ハイ /男  / 42 / 貧乏人
  (しおん・れ・はい)
0086/ シュライン・エマ /女  / 26 / 翻訳家 興信所事務員
  (しゅらいん・えま)
1005/ 篠宮・夜宵    /女  / 17 / 高校生
  (しのみや・やよい)
0554/ 守崎・啓斗    /男  / 17 / 高校生
  (もりさき・けいと)
0568/ 守崎・北斗    /男  / 17 / 高校生
  (もりさき・ほくと)
1388/ 海原・みその   /女  / 13 / 深淵の巫女
  (うなばら・みその)
3138/ 桐崎・明日    /男  / 17 / 護衛屋 元解体師
  (きりさき・めいにち)
0143/ 巫・灰慈     /男  / 26 / フリーライター 浄化屋
  (かんなぎ・はいじ)

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■         ライター通信          ■
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お待たせいたしました。
「ロマン」お届けいたします。
予告通り、旅行がメインのお話です。
ちなみに古牧は、わたし自身が行ってみたい温泉の上位ですねー
楽しんでいただけたら幸いです。

それでは、またお会いできることを祈って。