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<幻影学園奇譚・学園ノベル>


まちぶせ 〜草間武彦への伝言〜



<序章>

●協力してください
草間武彦くんに関する情報を求めてます。
出来る限りのお礼はします、いろんなこと教えてください。

それと、わたしに協力してくれる人も一緒に募集してます。
みんなよろしくね。
2年B組  夏本さらら



 早朝の校舎は静まり返っていた。
 校舎の片隅にある情報版の隅っこに小さくかきこみをした夏本さららは、震える手でチョークを置くと、ようやく詰めていた息をふう、と吐く。
 未だ耳にうるさく打つ胸の鼓動を一生懸命なだめながら、さららは自分の字を見返した。
 ――出来るだけ、丸文字にならないよう丁寧に書いたつもりだけど、これで大丈夫かな。変に思われないかな。
 窓の向こうからは、早朝練習をしている野球部の掛け声がかすかに聞こえてくる。
気の早いセミの鳴き声が、さららの焦りを募らせた。


 内気な自分にとって、これが精一杯の勇気だ。
ここに書き込むことを決意したのは一週間前、だがその日が近づいてくるのを考える度、逃げ出しそうだった。
そして、今朝必死の思いでここまで来たのだ。昨晩はろくに眠れなかった。
 そう、たったこれだけのことなのに。本番はこれからなのだ、自分でも先が思いやられる。
 ――ううん、でもどうしても、彼にお礼がしたいんだもの。今度こそ、今度こそ下校中の彼に声をかけるんだ……! 

 
 と、廊下の向こうから誰かが歩いてきた。ハッとさららが顔を上げた時、校舎にチャイムが鳴り響く。
いつの間にか時間が大分過ぎていたようだ。生徒の登校が本格的に始まる頃合になったのだろう。
 チャイムの音にせきたてられるように、さららはスカートのすそを翻した。





<まちぶせ 〜ピンクのリボン〜>




「協力して欲しいの」
 夏休みの合間に現れる登校日。
 久々に締める制服のネクタイをうっとうしく感じながら羽角悠宇が登校すると、隣のクラスのはずの初瀬日和が、彼の机の横で待ち受けていた。
 彼女の横には、内気そうな表情をした女子が一人。悠宇が「よう」と声をかけると、日和の影に隠れてしまう。
「悠宇くん、私の友達の夏本さららちゃん。……さららちゃん、羽角悠宇くん。信頼できる人だから、大丈夫よ」
 日和の紹介に幾分安心したのだろうか。おずおずと日和の影から出てくると、ぴょこりと頭を下げた。
「……初めまして。夏本さららです」
髪に結われたピンクのリボンが揺れる。
「ごめんなさい羽角くん。わたし、あんまり男の人とお話するの慣れてなくて……」
「あーいいっていいって、分かってっからさ。さららって全然変わってねえんだな」
「悠宇くん? さららちゃんのこと知ってたの?」
 首をかしげる日和に、「いや、大したことじゃないんだって」と笑う悠宇。
悠宇の屈託のない様子にさららは安堵したのだろう。軽く首をかしげ、くすくすと笑った。
肩にかかっている長い髪がさらさらと流れる。

 ……長い髪にリボンって良く似合うんだな。
 ふと、悠宇はそう思った。





「こんにちは、貸し出しですか?」
「な、なあお前、図書委員か? ここにいるってことはそうだよな、な!」
 時はお互いが中学生の頃だ。
その時も同じ図書委員だったさららが一人図書室で当番をしていると、男子生徒が血相を変えて部屋に飛び込んできた。
 驚いて言葉もないさららに、その生徒はひたすら手を合わせて拝み倒す。
「頼む! 借りてた本なくしちまったんだ! なんとかしてくれ!」
 悠宇がその時借りていたのは夏休みの自由研究に使うつもりだった、価格が少々張る植物図鑑。
 新品を買って弁償するにもそんな金ないよ、と困り果てる悠宇に、さららはじっと考え込んだ末にこう言った。
「じゃあこうしましょう。 古本屋さんを巡れば、きっと見つかるよ。わたしも手伝います」

 そう言うさららの笑顔が、悠宇には神の救いに見えた。
 ――何しろ、その年の図書室担当が、スパルタで有名な体育教師だったのだ。
 

 
「悠宇くん?」
 日和の呼びかけに我に返った悠宇は、慌てて日和に向き直った。
HRも終わり、今は誰もいない教室にて、二人だけの秘密会議中だった。
 ごめん、あんまり聞いてなかった、と悠宇が素直に謝ると、しょうがないねと日和は苦笑する。
 ――日和のこういう顔もいいな、とぽぅっとしてしまったことは内緒だ。
「あのね、悠宇くんは図書室の前にいて、見張りをしててほしいの。
他の人が入ってきちゃうと、さららちゃん緊張しちゃうでしょう?」
「でも今日は登校日だし、人なんて来ないんじゃないか?」
「どんなことでも用心はこしたことないの」
め! と日和はおどけ半分怒ってみせる。
「悠宇くんってば、もっとちゃんと考えてあげて」
「悪い悪い。俺ってそういうとこちょっと疎くてさ」

 相談に応じつつ、悠宇は他の事も考えていた。
 ――そういえば、日和も長い髪だけどあんまりリボンとかってしないんだな。
 彼女の長い黒髪は飾りなどいらないくらい綺麗だ、と悠宇は思っていたが、思いついた事柄はそれからしばらく悠宇の頭から去らなかった。






 図書室の前で座り込んでいた悠宇は、前方から響いてくる足音に立ち上がった。
 見れば、草間武彦がシュラインに引きずられるようにしてやってくる。内心、ふき出しそうになりながらも、精一杯硬派に(自分ではそのつもりで)表情を取り繕いつつ立ち上がる。
「よう、草間」
「……誰だっけ、お前」
「友達がいのない奴だな。羽角だよ、羽角悠宇」
「同じクラスでしょ、私たち?」
 ああ、という草間の間の抜けた返事に、思わず悠宇とシュラインは顔を見合わせ苦笑する。
「んで。羽角はなんでこんなとこにいるんだ?」
「ん? ああまあ、ちょっとしたヤボ用でな」
 ふーん、と相変わらず気のない草間の背中を、焦れたようにシュラインが押した。
「ほら、いいから。さっさと図書室の中に入りなさいよ!」
「分かってるって。なに張り切ってんだお前」
「張り切ってなんかないわよ。ほら、さっさと行ってきなさい!」


 半ば図書室の中に押し込むようにして草間を送り出すと、シュラインはその扉を思い切り閉めた。
 その横でさりげなく、悠宇が胸のポケットから銀色のピルケースを取り出す。
その蓋をそっと開けると中から銀色の光が飛び出て、閉まる寸前の扉の向こうへと飛び込んでいった。
「……何? 今の」
「俺の相棒」
「もしかして、管狐?」
「とも言うんだっけか? よく知らねえけど、俺がつけた名前は『白露』っていうんだ」
「そ。いい名前ね……」
 言いながらシュラインはその場にずるずると座り込んでしまう。
「ん? どうしたシュライン」
「……なんか、どっと疲れちゃった……」
 抱えた膝に顔を伏せるシュライン。その横になんとなく悠宇も座り込むと、ぼんやりと天井を見上げた。

「よく分かんねえけど、お疲れ」
「適当に言ってない?」
「いや、そういうつもりはないんだけどさ」
「冗談よ。……ねえ、あんたは中に入らないの?」
「お前こそ」
「私が先に聞いてるんでしょ?」
「……日和に『さららちゃんが怖がるからダメ!』って怒られた」
 ぷ、とふき出すシュラインに、頭をかく悠宇。
「お前は? 気になるなら草間と一緒に入れば良かっただろ。
それに、ここは俺が見張ってるから帰ってもいいんだし」
「……なんとなく、ね」
「そういうものか?」
「そういうものよ」





 チチチ、と耳元で聞こえた小さな鳴き声に、日和は顔を上げた。
 肩にうずくまっているのは悠宇のイヅナだ。その頭を軽くなでてやると、気持ちよさそうに目を細めた後、すっと姿を消す。
「さららちゃん」
 貸し出しカウンターにいた日和とさららの二人。
 声をひそめて日和が話しかけたのは図書室という場所柄ゆえだったが、まるで驚かされたようにさららは体を竦めつつ顔を上げる。
「う、うん」
「大丈夫よ。……草間くん、来たみたい。今ね、悠宇くんが知らせてくれた」
「そうなの?」
「うん。じゃあ、決めた通りに頑張ろ? 計画は覚えてる?」
「え、えっと。日和ちゃんが草間くんに話しかけて、わたしの方に呼んできてくれるんだよね」
「そうそう。その時は一緒にいてあげられないから、ちゃんとひとりで頑張ってね。
あと、入り口は悠宇くんが見ててくれるから、先生も他の人も来たりしないから」
 だから大丈夫。
 言い聞かせるように強くそう言うと、さららは決意を固めたかのようにしっかりと頷いた。
「……ありがとう、日和ちゃん」
「お礼を言うのはまだだってば」
 ふふふ、と小さく笑いあう二人。
 そしてこっそり『がんばろうね』と手を合わせてから、日和は本棚の方へと歩き出した。
 
 
「草間くん」
「ん? えーと……初瀬だっけ」
「うん、初瀬日和。去年一緒のクラスだったよね」
 あー、なんとなく覚えてるよ、と頼りない答え方をして、草間はポケットから取り出したシガレットチョコレートをくわえた。
落ち着かない時の、彼なりの対処法なのかもしれない。
「あのね、ちょっとお願いしたいことがあるんだけど、いいかな」
「ん?」
「今、レポートに使う本を探してるの。……あの上の本」
 と日和は本棚の一番上を指差す。
「届かないんだけど、取ってもらってもいい?」
 ああ、そんなことか、と草間は日和の背後から腕を伸ばす。
「ほらよ」
「ありがとう。……ね、草間くん。もしよければ、もうちょっとだけ本を探すの手伝ってもらっても、いい?」
「ん? んー……」
軽く言いよどんだ草間だったが、すぐに「いいぜ」と頷いた。
「じゃ、お願い。『パプロ・カザルス』っていう人に関する本を探してるんだけど、どうしても一冊見つからないの。
カウンターで聞いてきてくれないかな」
 返事の代わりに軽く右手を上げてから、草間はカウンターへ向かって歩き出した。
 かかとを踏み潰した上履きが、ぺたりぺたりと音を立てる。
 
 その背中をなんとなく見送りながら、日和は心の中で小さく呟いた。
 ――がんばって、さららちゃん。
 
 
 
 


「……ん?」
 首筋をくすぐる感触に、うずくまっていた悠宇は顔を上げた。
 案の定、肩にいたのはイヅナだ。これは日和の「末葉」。悠宇の「白露」と対の存在だ……と、そういえば、白露がまだ帰ってこない。
「どうしたの?」
隣で膝をかかえていたシュラインが悠宇を見た。
どうやら彼女はうとうとしていたらしい。ぼんやりとした目つきだ。
「終わったみたいだな。日和からの知らせだ」
 軽く末葉の頭をなでてやると、末葉はフッと宙に消える。飼い主の元に戻ったのだ。
 それを確認してから悠宇は立ち上がり、軽くズボンのほこりを払った。
「ほら、おまえも立てるか?」
「ゴメン、ちょっとだけ足がしびれたみたい」
 悠宇が差し出した手につかまり、シュラインは立ち上がった……。
 
 とその時。
「シュライン。 なんだ、お前まだいたのか」
 扉が開いて、草間が出てきた。
シュラインと悠宇の姿に軽く目を見張りながらも、平静を装うつもりなのか、ぱくん、とくわえていたチョコレートを飲み込む。
「ところでお前まで何やってるんだ? こんなところで」
「……ヤボ用よ、ヤボ用」
「ふーん、そうか」
 興味なさそうに返事をして、じゃ、俺帰るから、と草間は歩き出した。
 ――とっさに、呼び止めたものかどうかシュラインは迷う。
だがその言葉をシュラインが見つける前に、草間がくるりと振り向いた。
「シュライン」
「な、なに?」
「たまには一緒に帰るか」
 シュラインが返答に窮していると、ほら、と草間は手をシュラインに差し出した。
 一瞬だけ迷ったシュラインだったが、すぐに笑ってその手を握る。

  ――「しょうがないわね」との彼女の言葉は、わずかばかりのご愛嬌。
 





 ――それから数刻後。
 彼らが去った後の図書室の前で、さららは独りたたずんでいた。
 と、誰もいないはずの部屋から出てきた人影が一つ、さららの傍らにそっと立つ。
「追わなくていいのかい?」
さららはうん、と頷く。
「だってあたしは、どのみちこの学園から出られないから。それに伝えなきゃいけないことは、みんな伝えたし」
 ……草間くんにも、そして悠宇くんにも。
「わたしのことは気にしないでいいんだよ、わたしのことは気にしないでいいんだよって。
……そう伝える前にわたし死んじゃったから。こうして夢の中ででも伝えられて、本当によかった」
「ここは夢じゃない」
 と、傍らの人物はそうさららに告げる。
「人間にとっては夢おぼろのように思えるかもしれぬ、だがこの中でそれぞれが抱いてる思いは現実であろ。
……つまりは、それぞれにとっての現実になりうるのではないか?」
「……そうかも、しれないね。詠子ちゃん」
 詠子と呼ばれたその少女は、そう言って笑うさららを興味深げに見ると、フフフ、と静かに笑う。
「人間とは、かくも面白いものなのだな」
 
 と、詠子の表情がかすかに歪む。
 まるで痛みをこらえるかのように自分の体を抱きしめながら彼女はなおもさららと並んで立ち続けながら、今はもう誰もいない廊下の先を見つめ続けている――。






「悠宇くん」
 図書室前で、そんな会話が交わされている頃。悠宇と日和の二人は裏庭にいた。
草木も生い茂る夏の盛り、地にうずくまってしまえば、のび放題の垣根が二人の姿を周囲から隠してしまう。
 四つんばいのまま悠宇が振り向くと、すぐ背後で、しゃがみこんだ日和が悠宇を見つめて笑っていた。
「日和。制服のスカート汚れるぞ」
「いいの。それより悠宇くん、捕まえた?」
いたずらっぽい目で笑いかけてくる日和に、悠宇はにやりと笑って見せた。
「もちろん。ホラな?」
 ……その手にいたのは『白露』。
 
 逃げ出した白露を追いかけて追討劇を繰り広げていたら、いつのまにか校舎すら出てこんなところまで駆け回るハメになってしまったのだ。
 未だ手の中で暴れる白露をなだめるのに精一杯で、悠宇はポケットからピルケースを取り出すことさえ出来ない。
「はいはい」
分かってます、とばかりに、日和は悠宇のポケットに手を入れるとケースを取り出し、そっとその口を開く。
「ほら、白露。今日はお手伝いしてくれてありがとう。もうお帰り」
 暴れていた白露は口の前に差し出されたケースに、一瞬匂いをかぐような仕草をしてから、大人しくそのケースの中へと姿を消した。
 すかさずキュッと蓋を閉めて、日和ははい、と手渡す。
「あ、ありがとな日和。……どうして俺のイヅナはこうなんだろうなあ。末葉は大人しくって、ちゃんと日和の言うこときいてるのにな」
「でもね悠宇くん。白露って、悠宇くんそっくりだよ。
困ったな、ってこともあるけど、本当はすごく人懐こくって、なにより私や悠宇くんのためにいっぱい働いてくれるもの」
「……そうかぁ?」
 思わず聞き返してしまった悠宇に、日和はそうだよ、と言って笑う。
 
 
 と。
 悠宇は足元に何かが落ちていることに気づいた。拾い上げてみればそれは……ピンク色のリボン。
「あれ? それって」
 悠宇の手からそれを受け取った日和は、持ち上げたり透かしたりしてから、ぽん、と手を打つ。
「やっぱり、これさららちゃんのだわ。どうしてこんなところにあるのかしら」
「風に飛んできたとか?」
「でも、ここから図書室のある校舎まで大分あるけど……」
 二人で顔を見合わせてしまってから、悠宇ははたと思い当たった。
 思わず、あ! と大きな声を出してしまい、目の前の日和は目を丸くしている。
「あ、いや、なんでもない!」
 言い訳にならない言い訳を連呼しながら、内心、あちゃー、と悠宇は頭を抱えていた。
 
 ……確かにお前の言うとおりだ、日和。
 こいつってば、俺のために働いてくれたんだよ、全く。

 このさららのリボンはきっと、白露が獲ってきたものに違いない。
悠宇がこのリボンを見てからずっと、日和にも似合うかどうか考えていたのだから。
「あーもう。さららのリボンとってきてどうすんだよコイツ……」
「?」
 嘆きと共に悠宇は胸ポケットに放り込んだピルケースを軽く爪はじくと、コトコト、とまるで反論のようにピルケースが小さく揺れた。


「なあ日和。このリボンに返しておいてくれるか。ついでに俺が謝ってたって言っておいてくれ」
「うん、もちろん構わないけど」
「それでさ、日和」

 垣根の影に隠れたまま、二人は小さく会話を交わす。
 ――だって、誰かに聞かれたらもったいないだろ?
「お前にはさ、紫のリボンとか似合うとか思うんだけど。こんど贈っても構わないか?」
 ……誰かのお下がりじゃなくて、お前にだけ似合うものを贈りたいから。



 夢のような、しかし存在を確信しているもう一つの「現実」。
 ――幻にも似た夏の時は、お互いの間で少しずつ過ぎ、思い出になっていく。







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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【0086 / シュライン・エマ /しゅらいん・えま/ 女 / 2-A】
【3524 / 初瀬日和 /はつせ・ひより/ 女 / 2-B】
【3525 / 羽角悠宇 /はすみ・ゆう/ 男 / 2-A】


(受注順)

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■         ライター通信          ■
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こんにちは、つなみです。この度はご参加くださり、誠にありがとうございました。

大変お待たせいたしました! お届けがギリギリになってしまい、申しわけありませんでした。
その分、ご期待に添えたものであることを願います。
また今回のお話は、さららとの関係などが他の参加者さまとすこしずつパラレルのような関係になっています。
(さららと過去関係があったのは貴方だけ、という描写になっております)
機会がありましたら他の参加者さまの内容と読み比べていただけると、また楽しいかなと思います。



悠宇さま、始めまして。参加してくださり、とっても嬉しいです。
今回は、日和さんとの関係を特に詳しく描写してみたのですが、さていかがでしたでしょうか?
ちょっと濃かったでしょうか……? 少しばかり心配なのですが、書き手としては楽しみながら書かせていただきました。
そうそう、設定にかかれていたイヅナの存在が素敵だな、と思いましたので、今回の話の中にも盛り込ませていただきました。
その点も読んで頂けると嬉しいです。
あと、機会がありましたら日和さまの方の文も読んで見て下さい。合わせてお楽しみいただけるかと思います。



感想などありましたら、ぜひお教えくださいね。
今後の参考にさせていただきます。何より、励みになりますので!
次回からはもうちょっと早く上げるようにがんばりますので(苦笑)機会がありましたらぜひご参加くださるとうれしいです……。

それでは、つなみりょうでした。
残暑厳しい折、どうぞ体調にはお気をつけ下さい。