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<東京怪談・PCゲームノベル>


神の剣 忌屍者 【中編】

 ――恐怖の墳墓だな……。
 織田義明は地下の入り口を見つけ出し、中を見渡した時に呟いた言葉だった。世界中の古代遺跡〜中でもトラップを仕掛けるような巨大墳墓〜を合体さえたのであろうかと思う殺気と時間をその場に感じるのだ。ギリシャのミノス宮殿を思わせるような迷宮の入り口。

 地上で様々な遭遇と戦いを繰り広げた彼。そこであった人との関わりと曲げられぬ意地のぶつかり合いだった。
 しかし、三滝はぶつかり合いを楽しんでいる。殺す気であれば殺せるのだ。
 アレ(三滝)は既に人ではないから。
 俺も人ではないが……。
 彼は歩き出す。この先に最高のコンディションで待っている忌屍者魔術師に会うために。
 長谷茜もその姿を遠くから目撃し、彼に付いていこうとする。しかし言葉はかけられなかった。
 既に知っている幼なじみでない感じがしたからだ。
「よしちゃんが遠くなっちゃうよ……」

 ヴィルトカッツェも地下の入り口から入ったようだ。
「美佐さん、全体のスキャンできる?」
「妨害措置はかなり手が込んでいるの。う〜ん、かなり時間はかかるわ……」
「ジャミングね……」
「電子ジャミングだけでない。神秘要素による空間歪曲ね……異界に似ているかも」
「通信が出来るのが幸いだね。ジャミング解除から、全体のスキャンに集中できます?」
「まかせて、萌ちゃん。良いところ見せるわよ! 織田くんや他の人達より早くたどり着かないとね」
「うん……そだね。こっちも頑張るから」
 ヴィルトカッツェは名に恥じぬ俊敏さでこの迷宮を進んでいった。

 一方、三滝のアジトの入り口からかなり遠くに大きな穴がある。
 その底では、怨霊で武装した少女が2人会話していた。
「エヴァ……やめない? それにいきなり大技使うのは止めないさ……」
「だって、面倒じゃない? 入り口捜すの?」
 草間零とエヴァ・ペルマメント。何故彼女たちが居るのだろう?
「あの時の借りを返して貰わないと!」
「だから、それでも危険なことは」
「わたしは、あのナオタカを倒さないと気が済まないの! 全くIO2とかジャパンの警察ってお堅いんだからー! わたしを信用してこの作戦参加させてくれたって!」
「だめだって、エヴァ……。おとなしく帰りましょ?」
「いやー!」
 我が儘炸裂エヴァ。
 この様子だと、エヴァの暴走を止めるために零が説得しようとしたが、結局妹に押し切られ、道連れにされたようだ。
「虚無の境界の内容知っているわたしが役に立つ番! それにもう逃げられないよ? 姉さん♪」
 彼女の周りには騒ぎを聞きつけ集まった、迷宮に潜むアンデッドやゴーレムたちだった。
「はあ……もう……どうでもなれっ!」
「そう来なくっちゃ☆」
 やる気満々のエヴァに、妹のお守りで心労絶えない(自棄になった)姉・零だった。


1.それぞれのスタートライン
 この迷宮はおそらく三滝が現世に帰ってきてから出来たものだろう。困ったことであるが、方向感覚を失わせる地場が生じている。それは怨霊の仕業か、魔術の成果か。
 入り口から直線距離にて9m先に義明達がいた。しかし、歩いた道のりはその3倍以上と思われる。
「まったく、迷路を作るほど暇だったとは言わせないぞ」
 と義明が呟く。
 その隣に撫子、後ろに撫子の神化にうきうきしている亜真知がいた。
「龍晶眼が抑えられています……」
「地図は、わたくしが衛星軌道上からスキャンしますわ」
「ありがとう、亜真知」
 と、一端安全だと思しきところで、3人は休憩することにした。離れてしまった友人を待っている事も出来ないが、せめて、今の撫子の神格が落ち着くまでは休憩する必要があるだろう。
「わたくしは大丈夫なんですよ」
 と、言うのだが、
「先天性神格保持者の俺の状態を見たら分かりますでしょ? 幾ら亜真知がサポートすると言っても、肉体が追いついていなきゃ、神の力を振るうと反動が酷くなる」
「はい……」
「それに……あなたを失いたくない」
 彼の目は真剣だった。既に神の力を与えられたが未だ、物に出来ない彼。物にした時点で彼は神となる。
「大丈夫ですよ、義明くん」
「撫子さん……」
 撫子は神の子を抱きしめて不安を取り除いてあげた。
 亜真知は少し離れて、二人っきりにしている。
「今のところ、此処に敵意がある物はないですわね♪」
 ふと、足を止める。
「エヴァも来てしまったようですね、零さんも大変ですね」

 義明から直線距離で6mの所、
「萌ちゃん、新型霊鬼兵と草間零が大穴を開けて地下に入った模様よ」
「えー?!」
 何となく間抜けな声を挙げるヴィルトカッツェ。
「ヴィルトカッツェ様と駆け付けたエヴァ様が共闘すれば、恐れるものは何もありませんわ!」
 握り拳で力説するデルフェス。
 ――心理描写では両手に花というデルフェスさん特有の邪な風景です。背景はお花畑。
「合流って、今は保護観察で……本当は……」
「四の五の言っている暇はありませんわ! 萌様、花火大会で」
「仕事とプライベートは別です!」
「矛盾があります。義明様は良しとして、何故エヴァ様と零様を敵視なさるのですか?」
「むー」
 無線ではなにか期待を込めた声が聞こえている……おそらく仲違いした方が美佐的に良いのだろうか?……。
「一度あって、退去の方向ですよ。一般人とかつ保護観察の霊鬼兵との共闘は上からの命令は受けていません」
「萌様……」
 怒りながらも、ヴィルトカッツェは迷宮を進む。デルフェスは渋々、後を付いていく。
 ――あの子は憎めないけど、けど、今は仕事なんだもん……――
 板挟み状態から的確な判断を下すには、彼女は若すぎたのかも知れない。

 その後ろ入り口に蓮也と茜が迷路にいる。
「迷路攻略は俺の得意分野さ」
 蓮也は、迷路の分岐点の真ん中で傘を立てて、手を離す。そして倒れた方向に顔を向けて、
「こっちだ」
「ばか!!」
 思いっきり茜のハリセンが炸裂。暫くノックダウンする蓮也。

 気を取り直して、茜は蓮也を起こし、どう行くかを考える。
「お約束の冗談はさておき、三滝との宿命が強いところを探知するそうすれば、アイツ等にも追いつくだろう」
「先に皆と合流した方が良いよね……」
「まぁな」
「……かなり遠くで強力な怨霊? これは霊鬼兵?」
「はぁ?」
「零さん達も来ちゃったのかなぁ?」
「混乱は避けたいな」
 と、倒れたままの傘を拾って蓮也と茜は進んだ。

「いって〜」
「うぬぬ〜」
 紅麗君ミサイルと三滝はもつれ合って、別の山に着弾していた。半径10mは爆発によって木々が燃えている。
 先に動いたのは三滝だった。
「ぬぅ……入口を発見されたか……」
「まてぇ! 三滝!」
「だまれ、ひよっこ。貴様が我に勝てると思うか! 愚か者!」
 三滝は紅麗にむかって
「神の御霊は破壊されん。永遠の闇に堕ちるべし」
 伝説階位呪級の死言呪文を放つ。
「その力貰った!」
 愛刀でその力を吸収する紅麗。鏡面反射を使うのだった。
 いつ覚えたか……それは、だいぶ前に義明と軽く手合わせしたときに、彼が気まぐれに教えてくれたのだ。
「あまり乱用はするな。今回教えた技は、相手の力を一時自分の中に貯めて自在に操るものだ。自分のキャパを超えたとき、自分の元からある力と一緒に破裂するからな」
 と、言っていた。
 もっとも、キャパからすれば三滝も底なしだが、紅麗も今では底なしだ。ましてや神だから、伝説級呪文より光明滅影のほうが自己破滅する力を持っている。

「こざかしい真似を!」
 もう相手している暇もないのか、三滝は烏のまま瞬間移動した。
「くそ! コレだから……」
 紅麗の身体には屍術の力が宿っている。しかし直ぐに、己の力に変換した。
「マッハ10で追いついてやる! 紅麗君ミサイル発射!」
 いきなりかっ飛ばす紅麗。
 もちろん環境を考慮し、霊膜で衝撃破などをくるみ、轟音のみがこの夜を轟かせていたのだった。
 しかし流石にミサイル。彼は着地に失敗しある大穴に墜落してしまったのである。
「いてて〜、急いでも……ヤッパリ名前変えて技をしっかりしないと……ってあれ?」
「空から、死神が振ってきたー!」
「あら、あらら」
「……神様みたいですね……霊力からすると」
 エヴァと零、そしてエヴァの保護観察者である隠岐智恵美と遭遇する紅麗だった。


2.合流
「皆さんに通告します。エヴァ・ペルマメントと、何かの飛来物に集まって下さい。合流して、皆で三滝を叩きましょう」
 と、衛星中継をつかい、亜真知はIO2と、エヴァ、蓮也達に伝えた。
「榊船亜真知、其れにはかなりの問題があります」
 美佐は反論する。
「どうしてです」
「エヴァは現在保護観察の身、幾ら敵を知るというメリットがあるとはいえ、これ以上のIO2任務に支障を来す行為があるなら、保護観察だけでは済まされません」
「……確かにそうですが、もう来てしまった者はしかたないじゃないですか? 退去なりゴタゴタすると時間がかかりますわ」
「……」
 IO2として命令は絶対でもある。しかし、コレを覆す何かがあれば亜真知の案は受け入れやすい。
「織田義明が其れで良いというなら、一応臨時処置として見なします。ただ、亜真知さん、貴女の責は重くなる可能性が大いにあることを肝に銘じて下さい」
「わかりましたわ」
 と、通信が途絶える。
「萌ちゃん聞いた?」
「うん……厄介だね」
「わたくしは亜真知様の意見に賛成ですが」
「でも、仕事だから、ごめん」
「……」
 がっかりするデルフェス。
「でも、戦いはしないから、ね? 約束……」
 萌はデルフェスに約束した。
「わかりました」

 一方、紅麗君ミサイルと合流したエヴァご一行は……
「にゃ、にゃに―、空から神様が降ってきた―!」
 と、大はしゃぎに猫語になっているエヴァと、苦笑している零。そして相変わらずな智恵美さん。
「降ってきた神様は願いを叶えるんだよね? ね? ね?」
 とエヴァは紅麗に向かって顔を向け、急接近。息がかかるところまで。
 美人であるから、紅麗はしどろもどろになる。
「あ、いや……おれは、その……そういう、か、神……」
「神様だよね?」
「あ……そーいうことにはなるんだけど……」
 エヴァの純粋無垢な瞳が紅麗君を(ある意味で)苦しめる。女の子に凄い弱いのである。
 遠いどこかで、誰かさんが嫉妬の気を放出中により我に返った紅麗君。
「いや、単に俺は移動手段で此処を選んだだけで落ちてきたんじゃない」
 エヴァから直ぐに間を離れてやっと否定。
「ざんねん……でも、あの衝撃で、此処にいた悪霊やガーディアンがいなくなったね」
 と、エヴァは結果オーライなかんじらしい。
「これで、皆さんと合流は出来ると思いますね」
 智恵美がのほほんと言う。
「待っておこう♪ どっちにしても、チエミの能力で迷宮なんかただの通路だもん」
「そんなに便利なものじゃないですよ、エヴァ……途中鉛の入った所や、この宇宙外のもの〜たとえば、かわうそ?とか〜だと……読めませんから」
「んーどういうことだ?」
「何れ分かります」
 紅麗の言葉ににっこりと微笑む智恵美であった。

 全て亜真知からのサポートを受けて、一行は無事に迷わずエヴァ一行と合流する。もちろん遭遇する悪霊をいとも簡単に蹴散らしていく。
 しかし、ヴィルトカッツェとエヴァが顔をあわしたとたん……。
「どうして、私も連れてってくれないの! モエ!」
「貴女は保護観察状態でしょ! おとなしくあやかし荘にいればいいのです! そうすれば何にも問題がなかったのだから!」
「ひどいよー。一緒にデルフェスと遊んだ仲なのに〜」
 エヴァはデルフェスに抱きついて泣き始める。
「エ……エヴァ様!(役得ラッキー)」
「あー、勝手にデルフェスさんに抱きついちゃだめ!!」
「「「おーい、仕事の方はいいのかー?」」」
 喧嘩している2人を冷静な目でみている色ボケと天然と傘持ち。
 ――思えば凄いあだ名だな(著者談)。
 いつの間にか、エヴァと萌がデルフェスの取り合いで喧嘩になっている。デルフェス自身も仕事抜きで天国に召されようと魂が抜けている状態だ。
 三滝も……この状況を念視で観ており、
「巫山戯るな……定命者ものどもが……」
 と、念視用水晶を割った。

「あら、あらら……まぁ今は緊急ですからこの辺にしましょうね」
 と、智恵美さん介入。
「わがまま言うなら私が連れ戻しますよ?」
 と、恐ろしい闘気を発散させた。
「うわ、すげ……」
 紅麗は驚く。一級霊威並かそれ以上の闘気だからだ。
「……はい、わかったチエミ」
 おとなしくなったエヴァ。
「智恵美さん、エヴァを追ってきたんですね」
 蓮也と義明が尋ねると、闘気をおさえてニコリと微笑む。肯定のようだ。
「貴女はだれなんです?」
 萌は聞いてくる。
「いえ、ただのシスター、隠岐智恵美です」
 と、自己挨拶。
「わたくしも数回お会いしたことがあります。とても特殊な方ですわ」
「俺も世話になっているから、大丈夫だ。ヴィルトカッツェ」
 と、デルフェスと蓮也に説得され、
「美佐さん、どうする? もう三滝にも知られているだろうし」
「始末書かなぁ」
 美佐は突っ伏したまま気のない返事をしてしまった。
「ヴィルトカッツェって言うのか」
 義明が萌をみる。
「どこかであったようなー」
「知らないのか? 彼女は……」
 蓮也がヴィルトカッツェの正体を義明に教えようとするところ、デルフェスが思いっきり彼の口を塞いで、
「凄腕のエージェントですわ! そうですよね! ね! 蓮也様」
 焦りながらもフォローに回ったデルフェス。義明はまだ、ヴィルトカッツェの正体を知らないのだ。
「わかりました。でも、デルフェスさん、そのー蓮也がそのまま呼吸困難で死にそうですが……」
「あ、すみません」
 急いで、デルフェスが蓮也を離した。
「こ、殺されるところだった……」
 と、なにか大コントをしている一行になり下がったメンバーであった。
「なかなか楽しかったですわ♪」
「楽しむところでしょうか? もう少し緊張感は必要でないかと。まぁ隙を作っていないから大丈夫でしょうけど」
「まぁ、墓場では死闘だったけど、緊張感はみなもっているよ、大丈夫。」
「周りに、攻撃仕掛けてくるヤツもさりげなく倒しているから大丈夫だよ」
 と、亜真知、撫子、義明、茜が思い思いのことを言っていた。


3.移動
「では、作戦を練ろうか」
「色ボケ、お前が仕切ってどうする。普通ヴィルトカッツェの指揮に応じるか、義明の判断だろうが」
 紅麗が真面目に仕切ろうとしたとたん、蓮也が突っこんだ。
「俺は、あくまで三滝との決着だ。フォローやこの迷宮を進む事についてはIO2に任せるとするよ」
 義明はそう言った。
「わたくしも、義明くんが一番のターゲットにされていると思っています。なので、彼には体力温存してもらい、私たちで道を切り開きたいです」
 撫子が愛する人を守りたい感情を込めて言う。
「では、これからはIO2の指示に従って下さい。お願いします。其れとエヴァ」
「なに?」
「コレが終わったら、色々聞きたいことがあるから本部に来るようにね」
 ヴィルトカッツェが先行し、他の物が付いてくるかたちになった。

 智恵美はこっそり亜真知に耳打ちする
「亜真知さん、道順はこうです…………。ただ、一三カ所読めないところがあるので、理力等で修正して下さい」
「……わかりましたわ」
 そう、すでに殆どの道順とトラップは智恵美が“読んでいる”。
 流石に“あの記録”から外れている空間については、亜真知と美佐が探知、発見、解析することになる。
 様々な、悪霊や精霊、悪魔の攻撃を迎え撃ちつつ、迷宮を進んだ。

4.玉座
 迷宮を迷わずすすみ、皆がある扉で立ち止まった。
「コレがあいつの部屋か……」
 義明が、古びた鉄の扉をみる。
「コレといった謎解きもないけど……、強力な霊的障壁で鍵がかかっているな」
「ぶち破るか?」
 蓮也と紅麗が聞く。
「いや、向こうが、待ちわびているが俺たちを弱体化させるために、罠を仕掛けている」
「ではわたくしが何とかします」
 撫子が、刀身が青白く光る神斬を手に、門の前に立った。
「な、撫子さん!」
「すこしぐらい、大丈夫です」
 心配する義明に撫子はニコリと笑う。
「はい」
 構える撫子、その構えは天魔断絶に似ている。
「はぁ! 天薙の太刀!」
 全てを斬る技、それは、魔法の壁でさえ斬り飛ばした。
 残るは、彼女の剣でも斬れなかった、本当の三滝の部屋に続く門だ。
 禍々しいティアマットの紋章と、虚無の境界の紋章が掘られている。

「奴は待っているな……。開けるぞ……。」
 皆はそう確信し、義明の合図で頷いた


 ――来たか……。
 全てが風化したこの研究室にあるのは、烏人間の三滝と、数体の上位吸血鬼、協力者が待ちかまえていた。
「全て此処で終わる……我が神に進化し、定命の肉体を必要としない時が……」
 彼は、宝石を穴という穴に埋め込んだ頭蓋骨を手にして、最終戦闘を楽しみにしていたのだった。
 ――義明が勝つのか……三滝の思惑通りになるのか……それとも漁夫の利を狙う者が得するのか……。

 それは、義明達が扉を開くときに分かるだろう。
 決戦の時はもうすぐだ。

To Be Continued

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【0328 天薙・撫子 18 女 大学生】
【2181 鹿沼・デルフェス 463 女 アンティークショップの店員】
【1593 榊船・亜真知 999 女 超高位次元知的生命体・・・神さま!?】
【1703 御柳・紅麗 16 男 不良高校生&死神【護魂十三隊一番隊副長】】
【2276 御影・蓮也 18 男 高校生 概念操者】
【2390 隠岐・智恵美 46 女 教会のシスター】

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■         ライター通信          ■
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 滝照直樹です。

 パワーの次はコントになりました。何か凄いギャップですねぇ〜(他人事に言うなよ)。

 さて、今回は新しい技もないですが、紅麗君ミサイルは好評のようで、多用させていただきました。
 次は死闘とエピローグの後編。おもいっきりパワーで感動執筆したいと思います。