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ヒュプノスを殺せ(1)
はじめに、夢ありき。
夜に、夢ありき。
物憂げな牙と爪が、あの瞳が、東京に住まうすべてのものの上に、ほしいままなる猛威をふるうばかりとなった。そんな夏の物語だ。
夢という夢が、束ねられていく。
(不思議な夢を見ている。今、キミはそう思っているだろう。
それは正しいのかも知れない。でも、少しだけ違う。これは、紛れもない現実だってところがね。
さあ、ボクと遊んでおくれ――)
気づけば、そこは校門の前だ。
そして、夢みるものたちは、自分がどこへ言って何をするべきなのか、わけもなく知っている。
さあ、チャイムが鳴り終わる前に、教室へ行け。
■月神詠子■
月神詠子の姿は、どこにでもあった。まるで時間と場所という概念にとらわれていないようだった。神出鬼没なのではあるが、誰かが会うことを望めば、すぐにその姿を見せるのだ。そうして現れるとき、詠子は嬉しそうであったし、楽しそうであった。
男にも女にも見える、不可思議な生徒だ。
だが、この学園の生徒全員の「友人」なのであった。多くのものは彼女とのその関係に、さしたる疑問も不満も抱かない。
しかしながら、あの美しい金の眼に、違和感のようなものを感じる生徒は、確かに、いた。
■掲示板前■
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幻夢境探究部では、現在部員を募集中です。入部希望の方は2−B蔵木みさとか、3−Aパ=ド=ドゥ=ララまで。なお、入部試験があります。下記の問いの回答を必ずお持ち下さい。
問1:『銀の鍵』を継承せし夢想家は誰か。
問2:<コスの印>を書け。
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「これ、何する部活だと思う? ねえ」
「知らん」
そのとき、廊下の掲示板まえにいたのは、確かに蓮巳零樹と御子柴楽のふたりだけだった。毎日減っては増える掲示物を、零樹も楽も、「欠かさず」チェックしているというほどでもない。その日はたまたま目にしただけだ。
零樹が興味を示したのは、先週に覗いたときにはまだ無かったはずの、『幻夢境探究部』の部員募集告知だ。入部試験の存在が、零樹の気をひくきっかけになったのかもしれない。
「ねえ、どう思う?」
「なんだよ、どれだって?」
「だから、これ」
零樹がつついた告知を、楽が覗きこむ。楽はしばし、ぽかんと口を開けたまま、文面を追っていた。
「というか、パ=ド=ドゥ=ララ先輩って楽と同じクラスじゃない。……まあ、僕も蔵木さんとおんなじクラスなんだけどさ。知らなかったな、蔵木さんがクラブつくってたなんて」
「あ、蓮巳くん。何してんの?」
零樹は振り向いた。
いつの間にやら、掲示板前にいるのは、ふたりだけではなくなっていた。ざっと6人ほど増えていたかもしれない――零樹の視線に、散った者が何人かいた。
そこにとどまったのは、零樹に声をかけた男子生徒と、ふたりの女子生徒だった。
零樹に声をかけたのは、山岡風太だ。風太から一歩下がったところに、田中緋玻。ともにクラスは零樹と同じ2−Bだった。緋玻の隣で、楽と並んで興味津々とばかりに告知を覗きこんでいるのは、海原みあおだ。
「蔵木さんのクラブに興味あるんでしょ」
緋玻は静かに微笑んだ。
「幻夢境に、夢想家。マニアックだけど、彼女読書家だから……なんか、頷けるっていうか」
「へえ、蔵木さん、クラブなんてつくってたんだ。知らなかったな。図書実行委員会で忙しいんじゃなかったのかなあ」
「……山岡くん、蔵木さんのことに詳しいのね」
「た、たまたま覚えてただけで!」
「パ=ドゥ先輩って、あの真っ白い髪の外人さんだったっけ?」
不意にみあおが高い声を上げた。小鳥のさえずりのような声は、2−Bの生徒たちの会話に、容易に割り込んだ。会話をそうして遮られてなお、気分を害されることもない、心地いい声だった。
「うん、蔵木さんといつも一緒にいるひとだ。ブルガリア人だったっけ?」
「ルーマニア」
告知をなおも睨みながら、楽が間延びした訂正をした。
「面白そう。あたし、行ってみる」
「……問題の答え、知ってるの?」
「わかんない。でも、何だか、何とかなりそうな気がする!」
緋玻の心配顔に明るく笑いかけて、ぱたぱたとみあおは走り去っていく。その背に、零樹と緋玻、そして風太が苦笑した。
「答え、教えてあげられたのに」
掲示板前に集ったのは、そう、2年生4名と、御子柴楽だけではない。
視線に散った者は、あと3名。
「パ=ド=ドゥ=ララ、パ=ド=ドゥ=ララ……ああァ、思い出した。伝説のうっかりさんだ。知ってるか? おまえ」
「知っとる」
「うんうん、おまえみたいな喋り方のやつ」
そうした会話でぶらりぶらりと歩いていくのは、ぱっと見てもあまり柄はよいとは言えない二人組の男子生徒だ。3年の藍原和馬と1年の羅火なのだが、ふたりはべつにいつもこうして連れ立っているわけではない。お互いに、どうにも赤の他人ではないような、奇妙な既視感に導かれているだけだ。
「何であんなうっかりさんが気になんのかなア」
「その粗忽者ゆえにじゃろ」
「俺、あの問題わかるんだよな、なぜか」
「わしは問1で詰まったわ」
「んじゃ、問2、俺の分も描いてくんない? 問1は答え教えッからさ」
「……描いてはまずいものじゃと、心得とるな」
「そう、軽々しく描くものではありません」
ふたりの隣を、眼鏡を直しながら、すいっと通り過ぎていった小柄な男子生徒があった。
和馬と羅火は思わず足を止めたが、眼鏡の1年生には、特にかける言葉を見出せなかった。
「……なんだ、誰だ、あれ。1年か?」
「星間じゃ。星間信人とかいう」
「ともだち?」
「ちがわい。ただ知っとるだけじゃ。図書室のヌシよ」
「図書室のヌシって、あのうっかりさんだけじゃないのな」
その声は背に受けて、星間信人は図書室に入った。
■鍵と、白髪の部長の前■
――現在、幻夢境探究部では部員を募集中です――
――入部希望者は3−Aパ=ド=ドゥ=ララか、2−B蔵木みさとまで――
掲示板で質素な張り紙を見つけ、それに興味を持った生徒は、謎めいた入部試験の回答を手にして図書室へと向かうのだった。2−Bに蔵木みさとの姿はなく、3−Aにパ=ドゥの姿はなかったのだ。同じクラスの者に問うてみれば、皆が皆そろってふたりの居場所の候補に「図書室」を挙げるのだった。
図書室の片隅で、ぱたんと古書を閉じた生徒があった。
時代錯誤と思えるほどに長い乳白色の髪、紫の目……この世のものとは思えないたたずまい。彼はルーマニアからの留学生だ。ほとんど青年と言っていいほど、顔立ちも雰囲気も大人びていた。
「入部希望者か。いやに続くな、今日は」
ぞろぞろと連れ立ってやってきた2年陣と御子柴楽に、彼は静かに微笑むのだ。
すでにそこには、1年生がふたりに、3年生がひとりいて、白い髪の幻夢境探究部部長と話をしているところだった。
和馬と羅火が振り向き、信人が顔を上げた。
きょとんとしている2年生陣を見やり、白い髪の3年生があらためて口を開く。
「パ=ド=ドゥ=ララは、この儂だ。お主らが儂を探していたのは、知っている。鴉と鼠が儂に囁いた。――パ=ドゥで構わぬ。……ミコシバとも、こうして面と向こうて話すは、初めてだな」
「まあね。話してたら覚えてるよ、その喋り方じゃアさ」
にやけながら答えを返す楽の横顔を、少しばかりの呆れ顔で零樹が見つめた。
顎に髭でも蓄えているかのように、パ=ドゥは顎を撫でながら立ち上がった。学校指定のブレザーを、改造もせずにきっちりと着こなしていた。
その老いた口調が、不思議と似合うような――その制服が奇妙なほど似合わないような――不可思議な違和感を抱かせる生徒だ。
「ツキガミ・エイコを知っておるか」
名前や問の答えよりも先に、彼はそう尋ねた。面食らうも、入部希望者たちはぱらぱらと頷く。それを見て、彼はまた微笑んだ。
「そう――あの、金の眼の娘よ。一昨日は1−Cにおったはずが、昨日は3−Bに、今日は3−Aに属す。教師や我らはその違和に気づかぬ。エイコは並みならぬ『気』を発しておる。そなたらはこれに気づいていたか?」
「気づいてたかも。でも、何だかぼんやりとしてて――それにしても、月神さんがこの部の活動と関係あるの? パ=ドゥさん」
零樹の質問に、パ=ド=ドゥ=ララは大きく頷いた。
「見るが良い」
パ=ドゥが取り出したものは、奇妙な文字じみた紋様がびっしりと彫りこまれた鍵だった。鍵はうっすらと発光していた――不安と安らぎを同時に与える、不可思議な光だ。
「この『錫の鍵』が絶えず共鳴しておるのだ。この鍵は、ある次元――人間が見る夢の世界のひとつへの門を開く、『銀の鍵』の模造品だ。この世界とエイコは、<夢>に深い因縁を持っておるらしい。我が部の当面の活動は、この共鳴の謎を解くこととなろう」
パ=ドゥが『錫の鍵』から手を放す――
何ということか、鍵は宙に浮いた。風太が、みあおが、楽が、羅火が――あんぐりと口を開けて、鍵が浮いているのをただ呆然と見守った。その光に、和馬は不安げに顔を曇らせた。
「……きれいね」
緋玻のかすれた声が、そこにあった。
「……この目で実際に、模造品とはいえ、『鍵』を見ることが出来ようとは」
それまで、すべてを侮るような視線で黙りこみ、或いは微笑んでいた信人が、燐光を放つ鍵を見て言葉をこぼした。彼は一瞬ながら、思わず鍵に手を伸ばしさえしていた。
不意にパ=ドゥがその紫の目を見開き、鍵を握りしめ、不可思議な見世物の幕を閉じた。
「おう! うっかりしておったわ。誰ぞ、手の空いている者は、ミサトを探し出すのを手伝うてはくれぬか。今朝早くに地下の資料室に行くと言うたきり姿を見ぬ。どうにも気がかりなのだ」
パ=ドゥは肝心なことをうっかり忘れていたようだ。ぱたぱたと古書を片付け始める彼に、思わず風太が大声を上げた。
「そ、そんな大事なこと、うっかり忘れないでくださいよ、先輩!」
「そう言えば、二時間目からいなかったかも」
「ああ、そう言えば、ほんとに。山岡くんも気づいてなかったんじゃないの?」
にやにやしている零樹をきっと睨んで、風太はそれきり何も言わず、図書室を飛び出した。パ=ドゥが、風太につづいていった。
「……なんで山岡くん、あんなに必死なんだろ」
みあおの野暮な疑問に、残った全員が噴き出した。
■深淵、へ■
神聖都学園地下の資料室は、生徒たちのみならず、学校関係者からまでも不評をかっていた。蛍光灯はいくら明るいものに取り替えても、すぐにチカチカとまたたくようになり、しんと静まりかえった棚という棚は、いい具合に不気味な薄暗さの中に林立しているのだ。
資料はきちんと整理されているが、目的のものを探し出すのはちょっとした仕事であった。この学園は、どんな些細なことでも、「起きたこと」は逐一記録をとり、資料室に残しておく。
資料室は大小さまざまな物語を吸収していった。いまやその量たるや、膨大なものになっている。
「それにしても蔵木さん、あの資料室に何の用があったのかしら」
髪留めをいじりながら、緋玻が難しい顔をした。度胸にあふれた彼女ですら、あまりあの部屋には入りたくないのだ。
「パ=ドゥ先輩、うっかり間違えたんじゃないの? ほんとは、書庫に行ったのかも」
緋玻のうしろをちょこちょこと歩きながら、みあおが出てきたばかりの図書室のドアを指した。そう言えば――入部試験はどうなってしまったのか。
緋玻は思い出した。みあおは、問の答えがわからなくとも、何とかなりそうだと言っていた。みあおは運良く試験をパスできたのかもしれない。
「……<コスの印>、描き損だった」
「ね、緋玻、1階に行って聞き込みしてみようよ」
「……そうね、誰か蔵木さん見てるかもしれないし」
「蔵木さんて……」
「なに?」
「詠子とおんなじ目の色だよね」
ぽつり、とみあおは呟いた。
「どうかしたのかい?」
かんばしい情報もなく、途方にくれる緋玻とみあおに、そう声がかけられた。
ふたりが振り向いた先にいたのは――
「だ、誰だっけ」
みあおが緋玻の耳元で、困り顔で囁いた。
「生徒会長よ。繭神陽一郎くん」
思わず苦笑して小声でそう答えてやってから、緋玻は生徒会長――繭神に向き直った。
「2時間目からいなくなった子を探してるの」
「月神詠子じゃないだろうね?」
「ちがうわ。蔵木さんよ。同じクラスだから知ってるでしょ? サボるような子じゃないってことくらい」
「確かに。――そうか、それなら一大事だな。放送局に掛け合って、。呼び出ししてみようか?」
緋玻はその親切にもかぶりを振った。
ただ黙ってやり取りを見つめていたみあおも、生徒会長の態度と物言いには疑問を感じた。月神詠子の名を出したとき、生徒会長はあからさまに忌々しげで面倒くさげな顔をしたのだ。それに、その言い分では、月神詠子が消えたり現れたりしても、さして問題ではないということになる。
「生徒会長も、詠子に興味あるの? 詠子って人気者だね」
「彼女に興味を持ってる生徒が他にいるのかい?」
「3−Aのパ=ドゥ先輩とか……あたしたちとか」
「……」
「もしかしたら、蔵木さんも詠子のことを調べてたのかもね」
それで、いなくなっちゃった――みあおは言いかけて、やめておいた。
繭神は、みあおの無邪気な推測にも、難しい顔をして腕を組んだ。
「……月神詠子には、あまり深く関わらないほうがいい。これからは、特にね。……今までどおり、『ただの友だち』として接したほうがいいんじゃないかな」
「どうして?」
「そういう疑問ももたないほうがいいってことさ」
生徒会長は、ふいっときびすを返した。
そうして、突然のことだ。
学園が停電し、みあおが驚いて声を上げた。
だが、運良く、それはふたりが外の光が漏れる一階の廊下にいたときの出来事であった。
「い、いやな予感……」
「資料室に行きましょ。みんなまだいるはずよ。ほら、ここに何でか懐中電灯あるし」
「わ、ラッキー」
■眠りの神の鱗■
蔵木みさとの絶叫がして、緋玻はみあおの手を引き、ついに駆け足になっていた。
資料室の入り口には、パ=ドゥの姿があった。資料室の暗闇を覗き、あッと声を上げていたところだ。
みあおがその白髪の3年生を押しのけ、どたばたと騒々しい暗闇の中に向かって、ほとんど反射的に叫んだのだ。
「無理しないで! 早く出て!」
小鳥のさえずりが――みあおの、懇願が響いた。
「そこにいちゃだめ!」
青い羽根が、ふわりと舞う。
『間に合った――』
どずうん、と暗闇が倒れた。
■月神、詠子■
『この世界はボクのものだ』
『この世界はボクが守る』
『それこそが、ボクが交わしたみんなとの約束』
■資料室前では?■
ばっ、と電気が回復した。資料室の中は再び、ぱちぱちとまたたく光によって照らされた。資料棚のいくつかは倒れ、和馬は息を切らせてそこに屈みこんでいた。彼の背には、幾筋もの傷が走っていた。学生服も見事にずたずただ。
みさとと風太は気を失って、そこに並んで倒れている。
そして、月神詠子がそこに立ち尽くしていた。
「ここは……ここは、ボクの世界だ……だれにも邪魔なんかさせない……ボクはまだ……まだ……」
「詠子……?」
その背に、緋玻が呼びかける。
詠子がゆっくり振り向いた。
牙。
爪。
水干。
「あ、あ、あ!」
緋玻が、碧眼を見開いて声を上げた。
「詠子! な、なに――なんなの?! あたし、詠子、知って……」
――にいさま、あれなあに? あけはたちとちがうのに、あけはたちにそっくり――
――あれは、月詠、と呼ばれているものだ――
「つく、よ、み!」
そう叫んで手を伸ばした緋玻の姿が、ぶわっ、と一息で大人びたものになった。紅い髪留めが弾け飛び、髪が伸び、顔立ちと体格は成熟した女のものになった。
そして、それきり、彼女の姿はかき消えた。
「あッ……ああッ?!」
緋玻がいたところに手を伸ばし、みあおが声を上げる。そこには、田中緋玻の気配すらすでに残っていなかった。
「なんで……? いま、緋玻、大人に……」
「ツキガミ」
パ=ドゥがけわしい顔で一歩踏み出した。
詠子は、弱弱しく首を振りながら、一歩後ろに下がる。
「答えろ。あの<闇のあぎと>は、幻夢境――夢の中にのみ存在する獣だぞ! 何もかも、夢が我らをみちびいている。貴様は、何者だ! ここで、何をしておるのだ!」
「ぼ、ボクは――」
「パ=ドゥ、それより先にみさとちゃんと風太を保健室に運ぼうや。怪我はねェみたいだけど、よっぽどヤバいもん見たらしいぜ。……まあ、俺はそのよっぽどなヤツに引っ掻かれたんだけどさ」
「何を言うとるか、もう治っとるぞ」
和馬の背を、羅火が太刀の腹で叩いた。ぎゃッ、と一声上げて和馬が跳ねた。
「馬ッ鹿野郎! まだ薄皮張っただけだぞ! 目ェ覚めそうなくらい、痛――」
目が、覚める。
「もう、朝になる……」
いまは、午後1時半だ。
「ボクは、今日は、つかれた……」
詠子ががくりと膝をつき、顔を覆った。
「大丈夫……まだ大丈夫……ボクはまたきみたちと会える……ここは、ボクときみたちの世界だ……ボクが守ってみせる……ボクが……」
月神詠子の背後に、牙をそなえたおそろしいものが現れ、影を落としたようであった。
ぱちん、ぱちんと何かが弾けていく。
これは、前にも見た――誰もが息を呑んだ。デジャ=ヴュなのだ。生徒たちの顔に時折感じる、あのデジャ=ヴュだ。
昨日も見たし、一昨日も見たのだ。
そう、この飛沫とともに、自分たちは――
目を覚ます。
<続>
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登場人物(この物語に登場した人物の一覧)
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【0377/星間・信人/男/1-A】
【1415/海原・みあお/女/2-C】
【1533/藍原・和馬/男/3-A】
【1538/人造六面王・羅火/男/1-C】
【2147/山岡・風太/男/2-B】
【2240/田中・緋玻/女/2-B】
【2577/蓮巳・零樹/男/2‐B】
【2584/御子柴・楽/男/3-A】
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ライター通信
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モロクっちです。お待たせいたしました。幻影学園奇譚学園ノベル、『ヒュプノスを殺せ(1)』をお届けします。
しかしそれにしても、いつものわたし節のせいで、何だか学園ものという感じがしませんね(汗)。精進します。青春はどこ行ったんだ。
今回のノベルは久し振りに分割してあります。すべてに目を通すと、ぼんやりとですが大筋が見えてくる……はずです。
蔵木みさとは何かを見たらしく、今回はとても話ができる状態ではありませんでしたが、次回はきっとアプローチをかけられるはずです。月神詠子や繭神陽一郎にも、より深いところにも突っ込んで訊くことができるでしょう。
この事件以降の学園の状態は……次回OPをお楽しみに(笑)。
さて、今回、OPにて致命的なミスがありました。
NPCの所属クラスを間違え、皆様の混乱を招くという大失態。この場を借りてお詫び申し上げます。NPCのクラスは、クラス表に準じます。
従って、パ=ド=ドゥ=ララ:3-A、蔵木みさと:2-Bとなります。
ご迷惑をおかけしました。
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