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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


草間兄妹の海水浴 私を海に連れてって (2日目/3日間)

 前回のあらすじ
 零とエヴァの可愛い我が儘で又“深淵”に海水浴に向かった。
 現地に着いた草間ご一行様は各々バカンスを楽しんで1日を過ごした。

 で、2日目の朝である。
「ねーねータケヒコー」
 と、エヴァが武彦に抱きついて何かせがんでいる。
「なんだ? また子供みたいに我が儘か?」
「ちーがーうー! 2日目も別行動だとつまらないからみなで何かしようよ!」
「うーむ、前に肝試しはしたが……。洞窟にいる神様に迷惑かけたからな〜」
 流石に宿でジタバタされたら困るので此処は素直に考えている武彦。
 零はその和やかな雰囲気を笑ってご飯を食べている。
「釣りはどうでしょうか? 兄さん」
「ふむ。たしか、深淵には一式あるな磯釣り用などは。漁師からも頼んだら、船釣りもできるな」
「決まりですね」
「やったー! そのあとは、夜にシーフードバーベキューとしようよ!」
 スケジュールが決まったので嬉しそうなエヴァ。
 外の世界を知りたい為か、彼女は何かと積極的であった。

 ――良い一日であればいいな。
 そう草間も、零も他の皆も思っているだろう。


0 早朝:朝食前
 “深淵”のバス停に2人の女性の人影があった。
 バスが到着すると、似たような服装をした女性2人が降りてくる。
「きぃぃあ――っ!!海だぜいっ!!」
 と、気合い入りまくりの女性が背伸びして叫ぶ。
「んじゃ、ゆっくり遊んでくるんだ」
 男勝りの女性が2人に声をかけた。
「まかしてー」
 と、ロックバンドメンバーの休日は交代。前日のやかましい女とナマモノ萌えの女はバスに乗って一足先に帰っていった。
 彼女ら曰く、バックのプロダクションがとてもやる気がないようなので、自分で売り込みを始めている始末。そんなわけで、ほかの新米アーティストより休日という物がないらしい。

 “深淵”では
 (。A。) あさ〜。
 鶏の声ならぬ、かわうそ?の叫び声で朝を告げる。簀巻きにされて木に宙づりにされている。
「全く昨日は散々な目に遭わせやがって!」
 黒澄龍が、ナマモノを懲らしめるためたのだ。
 (。A。) ぷ。うぶなやつめ。胸の感触、忘れられない。あのときもー♪
「なにー!」
 龍が更に怒って、簀巻きナマモノをサンドバックにする。
 。・゚・(ノД`)・゚・。 どうぶつぎゃくた〜い。 とりゃ!
 かわうそ?は悲鳴を上げ、仕返しとばかりそのまま反動を利用し謎の20m/sで龍に身体を直撃させる。
「いってー! その状態でやり返すとは!」
「おいおい、かわうそ? 虐めると後が怖くなるぞ」
 と、朝4時ぐらいに起きていたのか、砂浜で走り込みをしていた織田義明がこの不毛な喧嘩を止めた。
 (。A。)ノ よっしーへるぷー
「断る。その状態というのは、お前が悪いコトしたんだろ?」
 と、そのまま通り過ぎた。
 (。A。) …… ←さすがよっしーと思っているナマモノ。
「後が怖いって……、なんだ?」
 龍が首を傾げるのだが……。
 いきなり後頭部に何かが直撃。鈍痛と……。
「いってー! な……な?」
 |Д゚) けっけっけっ
 かわうそ?はいつの間にか簀巻き状態から抜けだし、龍の延髄にドロップキックをかましたのだ。
 そのまま気を失う龍。
「あら〜、龍さん、こんなところで寝ていましたらかぜをひいてしまいますぅ」
 と、朝食10分前に大曽根千春に起こされるわけとなる。何故かメイド服なのは突っこまない方がいいだろう。
 |Д゚) 千春、人工呼吸。たぶんやばいかも。
「え〜? かわうそ?さん、龍さんそうなに危ないのですかぁ?」
 危機感全くない天然娘。
 ――いや、命に別状はないし人口呼吸も要らないんだが。
 と、そのあとはどうなったか皆さんのご想像におまかせする。
 |Д゚) けっけっけっ


1.朝の会議
 さて、エヴァの案により釣りの話が朝食の中で持ち上がったので、広間で一堂が集まった。
 尚、既に連絡が入っていたスティルインラヴのメンバー松田真赤と飯合さねとも加わっている。
「まぁ、数は磯の方が多数だな」
 と、草間はメンバーのチェックしている。
 船釣りを希望するものがいるので、草間はそちらに向かうことにして、エルハンドが磯をもつことにした。
「エヴァ、船で釣るのは楽しいです♪」
「ほんと!?」
 榊船亜真知がエヴァに船釣りを勧めた結果にある。
 隠岐智恵美は苦笑してエヴァと一緒に同行するようだ。
「船酔いするから気を付けろよ」
 と、草間は漁師の組合先に電話を入れていた。

 天薙撫子とシュラインは皆のぶんの弁当を用意することで“深淵”の厨房を借りることを言う。
「さて、わたくしは皆さんのためにお弁当作りますわね」
 と、天薙撫子はニコリと立ち上がって台所に向かった。
「あたしもそういうことで、全員のぶんのっと……義明くんのぶんは大丈夫よね」
 と、シュラインは若い剣客をちらりと見て同じく台所に向かう。
 少年の反応はすこし照れているようだった。
「ま、二人っきりが良いだろうな。無粋なことはせんよ」
「師匠、からかっているつもりですか? 当然一緒にいますよ。昔みたいなことはないし」
「そうだな。お前自身、決着の時が近いからな……」
 神の剣を持つ2人は何か深刻な会話をしているように見える。


「えっと、わたしいつも手づかみか水を使うから……分からないんですが」
 海原みなもが、釣りについて素人であると告げる。
「なに、今時の釣り具は素人でも大丈夫だ。知っているヤツは俺と、あそこの神や男あたり知っているだろう」
 草間は不安そうなみなもに告げた。
「って、たしかみなもって人魚だよな……まさか…」
 龍がとても小さい声でボソリという。
 しかし、かわうそ?が尽かさず、みなもに龍の思ったことを伝えたとたん、みなもが殺気を帯びた冷たい笑いを彼に見せた。
「いや、なんでもない……なんでもないです。だからその……すまん」
 彼女から一気に離れて謝り、汗だくになる龍くん。
 (。A。) 禁句――♪
「てめぇ ちくったなぁ!」
 |Д゚) あさのしかえしー
「喧嘩なら外でやれー!」
 草間がかわうそ?と龍に既に膨らましていたビーチバレーをぶつけ広間から退場させた。
 仕切直してみなものが、
「あ、ここの……竜宮の使いたちに“釣りをする”事を報告しないと。間違って……」
「それなら大丈夫だろう。此処の生物の一部は人間の言葉を理解し喋る。しっかり、漁師達の漁や釣りの境界が出来ている。そこまで心配することはない」
 草間はサラリとみなもの不安を解消させる。万一間違って捕まっても逃がしたりするそうだ。怪我を負っている時や別の危険から逃げているときに、態と捕られることもあるらしいのだ。
「すごい、草間さん、妙にてきぱきしていますね。いつもはずぼらなのに」
「ですよね。暇なときのあのずぼらさのみじんもありません」
「一言多いぞ、みなも、零」
 草間はみなもと零の言葉に眉間に皺を寄せ言った。
「ありがとうございます。これで、安心して釣りを楽しめます」
 みなもは笑顔で答えた。

 各自準備に取りかかり、シュラインと撫子がお弁当を作って、男性陣が釣りの支度をしている事、
「エヴァ様! 今日こそ、このハイレグビキニで!」
 と、念のために中は水着にするわけあるが、鹿沼デルフェスの野望は諦めてなかった。
 エヴァのスタイルは素体事態アーリア人なので、日本人に比べ豊満な方。絶対ハイレグが似合うと豪語しているのだ。
「ありがとう、デルフェス。コレ着るね」
「ありがとうございます!」
 感涙と興奮と妄想のあまりまた鼻血が出ている元・ミスリルゴーレム。
「でも、デルフェスさん」
 零とみなもがおそるおそる、声をかける。
「なんでございましょうか?」
「その水着を着ても、このライフガードや釣りに相応しい服を上から着るんですけど?」
 その言葉で、デルフェスはショックのあまり膝をついてそのまま石化してしまった。
「仕方有りませんわね。泳ぐのではなく釣りですから」
 亜真知サマ、冷静。
 みなもが、石像の顔をみると苦笑する。
 石像の涙は血涙に変わっていたのだった。
 ――よほど見たかったのですね……。


2.出発♪ と?
「さて、組の割り振りを確認するぞ」
 草間が紙に書いて磯釣りか船釣りか班の確認をとる。
 場所的や個々の都合もあるため、磯は2組、船は1組の3組となった。
  磯1
   織田義明、天薙撫子
  磯2
   シュライン・エマ、エルハンド、鈴代ゆゆ、黒澄龍、松田真赤、飯合さねと、鹿沼デルフェス
  船
   大曽根千春、海原みなも、榊船亜真知、隠岐智恵美、草間武彦、エヴァ、草間零

「なお、シュラインは途中でバーベキューの支度をする為途中で抜ける。磯2班の責任者はエルハンドだ。分からないところや、危険に晒されたときは彼に言うように」
 と、告げる。
 かわうそ?は深淵の大きな木に又簀巻きになっているので欠場だ。
 |ДT) あうー
 ――かわうそ?だからいつの間にか何処でもかしこでも湧き出てくるだろう。

 深淵では皆がわいわい準備で楽しむ時刻のころである。
「何か楽しいことがあります」
「いや、俺からすれば不安と災難の固まりなのだが……」
 と、サイドカーに乗っているカップルが深淵に向かっていた。
 見た目、極普通の黒い服の青年。しかし、サイドカーに乗っている少女は、メイド服。
 メイドの味方、メイド魔神・田中裕介が、猫のように拾って保護している記憶喪失の内藤祐子にせがまれて、やってきているのだ。
 波乱の幕開けとなるか、墓穴ならぬうみの藻屑となるために来たのか……裕介は不安であった。対照的に祐子はうきうきしていた。
「あ、海が見えました!」
「着いたのか……」
 祐子の声に裕介は溜息をついた。
 どう楽しむ? いや、どう言い逃れするべきか。
 全く世の中は踏んだり蹴ったり、裕介君は厄払い必須か? いや。
 ――自業自得だ。
 で済ましておくべきだろう、まる。


3.波乱の幕開け
 裕介がサイドカーから降りたとき、見知った顔にであう。
「あら、田中君」
「シュラインさん、こんにちは」
「ここって、村おこしがあっても穴場中の穴場よ? どうして分かったの?」
 と、訊いてくる。
「じつは、彼女が」
 と、メイド服の女性がサイドから降りてお辞儀した。
「内藤祐子と申します。ご主人様のところでお世話になってます」
「シュラインよ、宜しく。でも…」
 ご主人様という対象が、自ずとわかるので裕介を見るシュライン。
「ご主人様ねぇ……とうとう趣味も此処まで行くと……」
「いや、その……色々と訳がありまして」
 と、どもる裕介。
「一部の人がメイド魔神と言うのがわかるわ」
「そんな……メイド魔神何て言わないで下さいよ」
 苦笑する裕介。
「ご主人様! 早く早く!」
 何かとせがむ祐子に溜息をついて。
「チェックインしてきます」
 と、中に入っていく裕介とメイドだった。
「智恵美さん知っているのかしら?」
 シュラインさんはふとそんなことを呟く。

 深淵には見たことの有りそうで無いようなサイドカーがある。
「な、何かイヤな予感がします」
 撫子がそう呟く。義明腕をぐっと強くにぎった。
「どうしたの? 早いのね?」
 シュラインがバーベキューの準備をしている。
「誰か来ました? 俺たちが知っている……」
「ああ、田中君よ。あと、彼のお連れさん、女性だったけど」
「ああ、やっぱり……」
 義明は偏頭痛を起こしたように頭を抱える。
「大丈夫ですか? 義明くん」
 心配になる撫子。さらに不安が募る彼女。

 その不安は的中した。

 チェッエクインを済ましたとたん、祐子の姿が見あたらない。
「まったく、落ち着かないヤツだな」
 溜息混じりに裕介が外に出る。
 その瞬間……彼の身体は固まってしまった。

「あ、あの人♪」
 深淵の現れたのは眼鏡メイド服の黒髪女性だった。
「ご主人様の兄弟子さんですね♪ すごい“感じ”がします」
 義明に駆け寄って、色々訊いてくる女性。
「あなたが、裕介さんのお連れさんですか?」
「はい、内藤祐子と申します」
 と、スカートをつまんで挨拶する。
 撫子は、彼女を警戒して隠し持っている妖斬鋼糸を手にかけていた。
「祐子、なにをやって! あーっ! 義明くん!」
「メイド魔神の裕介さん、どうして此処に!?」
「田中様、どういう事ですか? ここは草間様しか分からないところです」
 驚く魔神に、冷たい声の天然剣客、いつになく棘のある撫子の声が“深淵”に響いた。
 しかし、祐子はそんなことお構いなく爆弾発言。
「ご主人様♪ この義明さんが気に入りました♪」
「な、なんですって!」
 撫子さん叫ぶ。怒り臨界点突破か?
「ま、まつんだ祐子! 義明くんはすでに……」
 と、止める裕介だが、女の戦いは恐ろしい気迫(?)をもっているので、裕介には手を出せなかった。
「もう、喧嘩なら別のところでやってね」
 と、シュラインは呆れ返った声で言う。

 1分程度女性のにらみ合いが続いたのだろうか?
「まったく、祐子さんといいましたね? 俺を気に入ってくれたのは嬉しいけど、俺にはもう愛している女性、つまりこの人がいるんだ。其れに君は“主人”を裏切るつもりか?」
 義明が撫子を庇うように抱きしめて祐子に言った。
「う、そ、それは……う〜ん」
 義明の言葉に悩む祐子。
「メイド魔神さん、撫子さんの機嫌を損ねた責任はとって貰いますからね」
「え? 何故そうなるんですか? それにいきなりメイド魔神って無いでしょう?」
「「問答無用。簀巻きにされたい? 天空剣で斬られたい?」」
 義明と撫子からの気迫で圧される裕介。
「い、いくぞ、祐子……。す、すみません、撫子さん、シュラインさん」
 と、祐子を引きずる田中裕介だった。
「ああ〜遊びたかったのにぃ」
「だめだ、駄目!」
「ご主人様の言うのならしたがいますぅ」
 絶対嘘だ、嘘だと思っている裕介だった。


4.最悪の状態:親の説教
 船酔いでヘロヘロの隠岐智恵美は、息子の裕介の姿を見て、
「あなたも来たのですか? 休みは取れたんですね?」
 と、訊いてきた。
「え、ええまぁ。そうですが」
「はい、ご主人様にせがんで此処まで来ました。初めましてお母様」
「ご主人様? お母様? ――っ!!」
 船酔いが吹っ飛ぶ智恵美さん。
 息子の姿をみて驚いている。そう、裕介の腕を組んで猫のように懐いているメイド姿の祐子が居るのだ。よく見れば、裕介の先輩に生き写し(先輩は事件で死亡している)。
「裕介、話があります」
 ニコリと笑って、引っ張っていく。
「か、母さん? ご、誤解です」
「何か言いたいことは、後で聞きますから」
 と、笑みは崩さないが、怒りのオーラがハッキリとでている。

 |Д゚) お〜こわい〜
「躾、失敗かね」
「の、様だな」
 ナマモノと神、草間は呑気に感想を漏らす。
 |Д゚)ノ~~ さらばメイド魔神
 ――いや、殺さないでかわうそ?〜(裕介の心の叫び)

 そして、居間で、智恵美さん特性のお菓子が差し出され……
「裕介、此処に座りなさい。そして祐子さんも」
 おとなしく従う2人。裕介は怯えているが、祐子はキョトンとしている。
「……居候がいるとは聞きましたが、女性と同棲とは何事ですか! 裕介!」
 と、滅多に怒らない智恵美は、過去の話から延々説教する。もちろん彼女が信仰するロシア正教の一節さえも飛び交うのだ。
「そして、その居候にご主人様と言わせるなんて! なんて事! 趣味も此処まで行くと変態で犯罪ですよ!」
「いや、それは……」
「人の話は最後まで聞きなさい!」
「はいぃ!」
 卓袱台を叩く智恵美さん。背筋を伸ばし硬直する裕介。
 何のことか全然考えても居ない祐子は始終「?」で首を傾げている。
 あらかた説教が終わったあと、一息ついて智恵美は
「良いわけを聞きましょうか?」
 笑顔ではあるが、まだ殺気すら感じる。
「母さん、少し誤解です。確かに連絡不十分でありましたが、彼女は単なる居候です。それに彼女自身が好んでメイド服を着ているだけで……確かに昔の先輩に似ていますから伊達眼鏡をかけてもらっていますが……」
 智恵美は黙って聞いて頷いている。
「彼女との関係は、別に主従関係や私の趣味など関係ありません。ただ、迷っていて可哀想だから、保護しているのです」
「……あなたの言い分は分かりました。しかし、祐子さんでしたね。あなたは?」
 今度は、祐子に訊いてみる。
「私は名前以外、何も分かりません。どこから来たのかも。ただ大きな本と剣と共に佇んでいました。そこで、ご主人様に助けられたのです」
「はい、続けて」
「なので、私は恩人であるご主人様、田中裕介さんが大好きです♪」
「……で、何故ご主人様と?」
 智恵美は湯飲みにヒビを入れて尋ねた。
「だって可愛いメイド服を沢山持っていらっしゃるし、とても優しく惹かれました。また、お休みの時にキスもしてくれますし、私が悲しくなったとき抱きしめてくれますよ。添い寝もして下さいます」
「ば、そ、そんなコトしてないぞ! メイド服はあるが、キスや抱きしめ……」
「キス! 添い寝!」
 祐子がニコニコと応える中、智恵美さんは目の前が真っ暗になる思いに。
 何とか誤解を解けかけたときに、更に悪化……した。
 智恵美さん完全にキレています。湯飲みが粉末状態になりお湯も気化しています。
「裕介……主に祈る時間を与えましょう」
「まって、まって! 母さん誤解です! ぎゃぁ!」
 ――時間、与えていません。

 彼の悲鳴はシーフードバーベキューで楽しんでいる人に聞こえたのだが、
 ――触らぬ智恵美に祟りなし。裕介は自業自得だ。
 と言うことで、聞こえない振りをしていた。

 祐子はその光景をまたしても「?」とニコニコとして見ていた。

最終日に続く。


■参加人物紹介
【0086 シュライン・エマ 26 女 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【0170 大曽根・千春 17 女 メイドな高校生】
【0328 天薙・撫子 18 女 大学生】
【0428 鈴代・ゆゆ 10 女 鈴蘭の精】
【1098 田中・裕介 18 男 孤児院手伝い/何でも屋】
【1252 海原・みなも 13 女 中学生】
【1535 黒澄・龍 14 男 中学生/シマのリーダー】
【1593 榊船・亜真知 999 女 超高位次元知的生命体・・・神さま!?】
【2181 鹿沼・デルフェス 463 女 アンティークショップの店員】
【2390 隠岐・智恵美 46 女 教会のシスター】
【2849 松田・真赤 22 女 ロックバンド】
【2867 飯合・さねと 22 女 ロックバンド】
【3670 内藤祐子 22 女 迷子の預言者】


■ライター通信ならぬかわうそ?通信
|Д゚)ノ ぉぅぃぇ〜
|Д゚) 予定異なった。3本、別執筆? 時間のズレなどはあまり無い。
|Д゚) メイド魔神現る、波乱。 自業自得。
|Д゚) あとラスト1日、たのしめー!

By かわうそ?