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■惚れ薬■
「あと十秒で出て行かないと二度と日の目を見られないようにしてやる……」
草間武彦の、テーブルに肘をついて組んだ手首と指がふるふると震えている。
無理もない、目の前に座って呑気に零の淹れたお茶を飲んでいるのは、今まで武彦が二度も痛い目に遭わされた謎の薬剤師、生野・英治郎(しょうの・えいじろう)なのである。
「まあまあ、そう怒ると早目に禿げますよ武彦」
にこにこと上品な顔に美貌の主ならではの麗しい笑顔を浮かべつつ、英治郎。武彦は思わず怒鳴った。
「それなら早く用件を言え用件を!」
ぴん、とその大きく開いた武彦の口の中に英治郎の指から弾かれた何かが滑り込む。つるつると滑って、本当に喉の奥まで入ってしまった───つまり、飲み込んでしまったのだ。
「はい、終わりました」
「……貴様、今度は何を飲ませた……」
「いえなに、ちょっとまた解毒剤はないんですが、ちょっとした惚れ薬を」
「なにーっ!!??」
「そう怒らずとも、あと一時間後に作用が現れますから、気をつけて。あ、今度は人体自体には被害はないはずですから───見境なく人に惚れてしまうという以外は。
あ、そうそう、それとは別に、『ちゃんと意中の人だけを一定期間だけど自分を愛させる惚れ薬』もあるので、御用の向きにはおよび下さいv」
「『今度は』ってなんだ、『今度は』って」
そして、ギョッとする。
「待て……見境なく人に惚れるって」
「何か不都合があったらここまで連絡ください。すぐに飛んできますから」
名刺のようなものを渡し、英治郎は微笑んで興信所から退散した。
武彦は名刺をじっと見て、ぐしゃっと握りつぶす。
山犬番地 3−☆−6
謎の薬剤師 生野 英治郎
名刺にはそう書いてあるだけである。
「自分で謎って言ってりゃ世話ねぇよなあ……畜生、英治郎のヤツ……」
そして零を呼び、一時間以内に───この薬の作用を、英治郎の解毒剤以外に治す方法を探してくれる人材を集めるよう言ったのだった。
■武彦、理性VS煩悩(?)……の、始まり■
扉の向こうでは、草間武彦がおとなしくしている───筈だった。
一斉に草間興信所を訪れた羽角・悠宇(はすみ・ゆう)、初瀬・日和(はつせ・ひより)、シオン・レ・ハイ、セレスティ・カーニンガムは、そこに、シュライン・エマがいつもの彼女らしからぬ勢いで武彦に水と牛乳をがばがば飲ませ、何が何でも生野・英治郎に飲まされた「惚れ薬」を吐かせようとしている場面に遭遇したからである。
だが、それでも既に手遅れだったらしく、何も出てこなかったので、今は草間興信所の一室に「隔離」されている。対象被害拡大を避けているのである。
「あれだけされちゃなぁ……」
ポソリと呟く悠宇に、その隣で見張りをしているシオンが、
「流石に大人しくもなりますよね……」
と、同意する。
「シュラインさんにとっては、笑い事ではありませんからね」
ソファに座って優雅に、シュラインが淹れたいつもより濃いお茶を飲みながら、微笑を隠せないセレスティ。そのシュラインは今、この中で一番ピリピリしていた。
「当たり前よ、例え誰かに武彦さんが惚れてしまったとしても大げさな行動には出ないとは思うけれど……思うけれどでも……」
うぅ、と唸る。
そんないつもと全然違った一面を見てしまった日和は、こんな状況だというのにシュラインのことを「可愛い」と思ってしまう。危うく言葉には出さなかったが。
「そろそろ薬が効き始める時間ですね」
セレスティが腕時計を見ながら言うと、悠宇が「日和」と呼んだ。
「手筈通り、生野さん探しに行っててくれないか?」
「うん」
例の名刺をメモに間違いのないよう書き取りつつ、日和は頷く。
「私も行くわ。今度ばかりは笑って見過ごせる悪戯じゃないから。早く解決するためにも、薬を是非買わせて頂きたいわね」
すっくとどこか据わった目で立ち上がる、シュライン。
悠宇は念の為、日和にまで被害のないように生野・英治郎のところへやるだけなのだが。
「じゃ、じゃあ行って来ます」
日和は、早くも玄関で靴を履いているシュラインに気圧されそうになりながら、どこか引きつった笑みで一同に行った。
「行ってくるわ」
髪の毛まで逆立っていそうな、美しい、だがいつもとどこか違う低音で、シュライン。
「「「いってらっしゃい」」」
三人の声が重なり、直後にバタンと興信所の扉が閉まった。
■生野英治郎捜索(?)班■
悠宇曰く興信所にいるのは危険だから生野さんを探しに行け、見つからなかったらそのまま連絡するまで時間潰してろ、と言われた日和だが、カツカツと靴音を高らかに鳴らして前を歩くシュラインのこの雰囲気に、どう声をかけていいのか分からなかった。
(悠宇ってばもしかして私の事追い払ってるのかしら……実害無いって言われてるのに……?)
そこまで大事にされているのだと気付いただろうか。
「日和さん」
突如立ち止まり、くるりと振り向いたシュラインに、日和は思わず背筋を伸ばす。
「は、はい」
「ごめんなさいね、取り乱したようで。ただ、今回ばかりはどうしても……」
どちらかといえば口惜しそうな表情ともとれるシュラインに、日和は少し同情した。
「いえ、私も同じ立場ならきっと……」
背中を向け俯いたシュラインに、慌てて日和はハンカチを出そうとし、彼女がまたキリッとした表情で振り向いたのでビクッとなった。
「生野さんの住処なんだけれど。過去に来た時の連絡先は一応調べてきたのよね。この名刺にある地名が、実在するものなのか、とか」
「さすがシュラインさん……私だったらきっと、そこまで頭が回るかどうか。きっと動転しています」
「こんな時こそ落ち着かなくちゃいけないのよ。そう、こんな時だからこそ……」
怒りのためか名刺を持つ手が震え出したのを見て、日和が鎮める。
「お、落ち着いてくださいシュラインさん。ね、生野さんてよく山篭りしてるって聞いてるから、銭湯なんかいってみたら案外見つかったりするかもですよ」
───銭湯?
シュラインは、日和の発した意外な単語にぴくりとする。
今まで会った限りでの生野の性格・言動からして、今頃ゆったり自分は銭湯にでも───なんて……。
「充分あり得るわ……この名刺の地名だって似たようなものはあったから、先にそっちに回ってみて見つからなければそこを当たりましょう」
「はい」
そしてシュラインと日和は、シュラインが探し当てた「名刺に明記してあったものと似たような地名」まで小走りで目指したのだが。
「……ば、バカにしてるわ……」
「シュラインさん、お、落ち着いて……」
ごすっと思わずそこら辺の電柱にバッグを当てたシュラインと、宥める日和。
山犬番地と似たような地名、そこにあったのは。
わん、わん。
犬小屋から可愛らしい声で鳴く子犬の住む、ほのぼのした一戸建てだった。
場面変わって。
「落ち着くにしても、急いで出ないと……」
「そうですね……」
カコーン……
ぱしゃぱしゃぱしゃ。
シャワワワ……
「それにしても最近の銭湯って、少しお湯が温くなったと思わない?」
「うーん……私はあまり銭湯に来たことありませんから分かりませんが……充分熱いかと」
ひとまず落ち着くことも先決、と、二人は「計画通り」銭湯に来ていた。無論、念の為に、あの可愛らしい子犬の住む場所から一番近いところにあった銭湯を選んでいる。
「昼間からお風呂なんて、どれくらいぶりかしら」
「私もです。でも、気持ちがいいですね」
「本当。おかげで少し頭が冷えたわ」
いつも通りのシュラインの微笑みが日和に向けられ、日和もホッとした───その時。
「よっニィチャン、山篭りしてるだけあっていつも鍛え抜かれたイイ身体してるねぇ!」
「ホントにわしの若い頃を見ているようじゃ」
塀の向こう、男風呂からそんな声が聞こえてきて、シュラインと日和は思わず大きな湯船の中から聞き耳を立てた。
のほほんとした若い男の声が、続いた。
「いやあ、それ程褒められたら、また自家製の薬を分けてあげたくなりますよ。喉飴なんかは如何でしょう? それとも最新作の惚れ薬なんかは?」
生野だ。間違いない。
バシャッと湯船から出て、シュラインと日和は急いで服を着た。その間2分。
そして再度女風呂に顔だけ突き入れ、男風呂に向かってシュラインは叫んだ。
「生野さん! 大人しく出ていらっしゃい!」
「生野さーん、お薬を買わせて頂きたいんですけど」
日和も続く。
すると、生野の声が返ってきた。
「ええ、今入ったばかりなのに……仕方がないですねえ。では、銭湯の前で3分間待っていてください」
「それ以上は待たないわよ!」
「絶対ですよ!」
そして、シュラインと日和は銭湯の前できっかり3分間待った。
すると、コツコツと靴音が。
生野かと振り向いた二人だが、そこに立っていたのは70代のご老人だった。
手には、二人分のカップラーメンを持っている。
「えぇと……シュラインさんと日和さん、で間違いないかのう?」
こくり、頷く二人。するとご老人は満面の笑みを浮かべてカップラーメンを差し出した。
「この季節に湯上りは寒かろうと、生野さんからの差し入れじゃ。丁度3分経っとるからの。食べ頃じゃぞ」
受け取ったシュラインと日和の手が硬直する。
3分て───「それでか」。
「シュラインさん、急いで生野さんを探しましょう、まだその辺にいるはず───」
「ええ。確かに。ご老人の足音がそんなに身軽な筈はないものね」
えっと目を見開く日和を前に、シュラインがはっしと老人の手を捕まえる。
「あなた───生野さんね?」
すると老人はもう片方の手で顔に手をやり、べりっと皮を一枚はがして見せた。見覚えのある美青年の笑顔が出てくる。
「よく分かりましたね、声色まで変えていたのに」
「残念ですね、シュラインさんは『声』にも敏感なんです」
「そういうことよ」
さあ観念しなさい、と言おうとした時。シュラインの持っていた手がぽろりと外れた。
思わず悲鳴を上げる日和だが、作り物の手だと知って、その間に逃げる生野を追うシュラインに気付いた。
「あっ、待ってください!」
走るにも、どうにも邪魔なラーメンだ。シュラインは追いつつ近場にいた通りすがりの小学生に。
日和は、これまたその隣にいた保育園児に。
「ありがとう、おねえちゃんたち!」
兄弟らしい。後ろからのお礼の言葉に軽く手を振って、更に生野を追う二人。
山に近付いていた。
「あ」
山と塀とで隔たれたその隙間の小さな道路をトラックが走ってきたので、シュラインと日和は一瞬立ち止まらざるを得なかった。
トラックが過ぎ去るまで数秒もなかったろう。だがその間に生野の姿は消えていた。
「そんな……ここまで追い詰めたのに」
日和が息を切らしながら言うと、「見て」と、シュライン。
「ここ、狗皇(いのう)神社の横の道だわ」
「狗皇神社……」
そういえば、出掛けにシュラインに見せられた調査書類にそんな神社があったと思い出す。詳しい由来は忘れたが、愛犬家や犬好きな者がよく訪れる、それ以外は至って人の少ない、神主もろくにいない神社だということだったが───。
名刺の「犬」とも繋がるといえば繋がる。
とにかく二人は塀を上がる場所を探し、神社に辿り着いた。広い敷地だが、殆ど放置状態で草も木も生え放題、更に神社の後ろには山がある。
「これで山犬番地、ってわけね」
シュラインの言葉に応じたように、ようやく「ちゃんとした」姿、つまりスーツ姿の生野・英治郎が出てくる。
「ここまで私を追い詰めたのはあなた達が初めてですよ。ご褒美に、無料で薬を差し上げましょう。どらちをご希望で?」
「両方とも頂くわ」
シュラインが薬を貰っている間、日和は疑問に思っていたことを口にしてみた。
「どうしてあんなに草間さんばかり実験台にするんですか? あれって絶対草間さんの反応が楽しいから狙ってやってるとしか思えないし……もしかして、実験台は口実で、草間さんにあれこれ体験させて面白がってらっしゃいません?」
其々の薬がどれくらいで効き目が切れるのか、本当に解毒剤はないのかと聞いているシュラインをよそに、英治郎はにっこりと日和に応えた。
「ええ、それはもう。武彦は実にいつも面白い反応をしてくれるので、これ以上にない実験体ですよ」
シュラインの中で、ブチッと何かが切れた。
「真面目に答えなさい!」
そして、武彦の写真を懐から取り出しつつ、日和に学生時代のことを語りだそうとし始めた英治郎の口に向けて、惚れ薬を投げ込む。
ごっくんと派手な音を立てて飲み込む英治郎。
「……シュラインさん、一体どっちの薬を……」
「あ」
意中の人のみを惚れさせる薬。
それを飲み込んだ英治郎が最初に見たものは───武彦の写真だった。
「武彦───っっっ。今すぐ貴方の胸にフォールドバック!」
意味不明な言葉を残し、脅威の速さで英治郎は走り去る。間違いない、行き先は草間興信所だろう。追いかけるシュラインと日和だが、途中、あのラーメンをあげた子供達に出会った。
「あっいた、ぼくの初恋のお姉ちゃん!」
「お姉ちゃん、大好き!」
「「!?」」
何がどうしてそうなったのか分からずも、今はとにかく英治郎を追いかける二人である。だが、その後を自転車と三輪車で兄弟が追いかけてくる。
「「一体どうなってるのーっ!」」
シュラインと日和の声が重なった。そして、ようやく草間興信所の近くに来たと思った途端、ガシャーンと派手に英治郎が窓を割る音が聞こえた。
■一件落着(?)の、草間興信所■
シュラインも日和も、英治郎の後を追って草間興信所に入ったのはいいが。それは、いいのだ。───が。
「英治郎!!」
「武彦!!」
がっしりと抱き合う二人を、シュラインは止めようとするのだが。
「お姉ちゃん、ぼくだけをみて!」
腰にがっしりとしがみついて離れない、ラーメンをあげた小学生の男の子がいる。
興信所で待機していたシオンは呆気に取られ、セレスティは大体予想がついて、ひとり紅茶を飲んでこの場面を楽しむかのように微笑み、見ている。
ふと、時計を見て、言った。
「さっき『診た』だけの『情報』では、もうそろそろ草間さんのほうの効力は切れてもいい時間ですね」
「えっ、そうなんですか?」
シオンだけが振り向く。悠宇はというと、日和にぴったり抱きついている保育園児を引き剥がそうと必死なのである。
「日和、どこでこんなガキくっつけてきたんだ! せっかく被害のないように遠ざけたのにこれじゃあ……」
意味がないではないか。
「多分、私と日和さんが生野さんから『貰って、それをあげたラーメン』に、『ちゃんと意中の人だけを一定期間だけど自分を愛させる惚れ薬』が入ってたんでしょうね……」
こちらはげんなりと、シュライン。
時刻は午後5時を指そうとしている。
わいわいという喧騒の中、セレスティとシオンが協力して窓から吹く風だけでもと応急処置を終えた頃、ちょうど午後5時になった。
カチリというその時計の針の音が聞こえたのかどうかは分からないが、武彦は突如、目をぱちくりとさせ、英治郎を突き飛ばした。
「何をしているんだ、お前は。気色の悪い」
そして更に足にしがみついて愛を語ってくる英治郎を足蹴にしながら、子供に口説かれているシュラインを見てギョッとする。
「シュライン、お前───」
「元に戻ったのね、武彦さん。よかった」
「よかったじゃない! お前、こんなガキ───」
もはや何を言う気力も失せて、シュラインは、自分を口説く小学生の結構可愛い男の子と、その子供に大人気なく嫉妬心を露にしている武彦とを見つつ、セレスティに頼んだ。
「今回だけ、お茶をお願いできるかしら……」
動きたくとも、腰にこうもしがみつかれては身動きが取れない。ソファに沈み込んでいるシュラインに、セレスティはにっこりと応えた。
「ええ。大変そうですし、勿論。気分を落ち着かせるようなハーブティーでも淹れて来ますよ」
日和のほうでも、悠宇と保育園児の男の子が喧々囂々としていた。
「お前誰の許可とって日和に抱きついてんだ!」
「おねえちゃん、しらないおにいちゃんがいじめるよぅ」
「男なら女に縋り付くなみっともない、真っ向から勝負しろ!」
シュラインと視線を合わせ、日和は彼女と同時にため息をついた。
シオンだけが何故か楽しそうで、
「こういうのも楽しいですね♪ 今日は惚れ薬鍋パーティーにでもしましょうか♪」
と、鍋を持ち出してきたので、ハーブティーを淹れているセレスティを抜かした全員から「やめい!」と断固反対を受けて、しぶしぶキムチ鍋に変更したのだった。
その後、誰がどうなってどうおさまったのかは、後々の草間興信所の調査書にて知られることとなる。
《完》
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
3525/羽角・悠宇 (はすみ・ゆう)/男性/16歳/高校生
3524/初瀬・日和 (はつせ・ひより)/女性/16歳/高校生
0086/シュライン・エマ (しゅらいん・えま)/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員
3356/シオン・レ・ハイ (しおん・れ・はい)/男性/42歳/びんぼーにん(食住)+α
1883/セレスティ・カーニンガム (せれすてぃ・かーにんがむ)/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い
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■ ライター通信 ■
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こんにちは、東瑠真黒逢(とうりゅう まくあ)改め東圭真喜愛(とうこ まきと)です。
今回、ライターとしてこの物語を書かせていただきました。今まで約一年ほど、身体の不調や父の死去等で仕事を休ませて頂いていたのですが、これからは、身体と相談しながら、確実に、そしていいものを作っていくよう心がけていこうと思っています。覚えていて下さった方々からは、暖かいお迎えのお言葉、本当に嬉しく思いますv
さて今回ですが、予告通り(?)「惚れ薬」ネタに走ってみました。大幅に遅延してしまい、更に遅延すると判断したので今回はこんな形で皆様にお届けする事になったのですが、わたしの身勝手なお願いを聞いてくださった担当様にはとても感謝しています。有り難うございます。どうしてもこのシリーズ(?)、この作品は書き上げねばと思っていたのですが、思った以上のコメディになってしまい、皆様にどんな印象を抱かれるか少々心配でもあります(苦笑)。今回は、二班に分けて行動して頂きましたので、お暇がありましたら是非、もう一班のノベルもご覧頂けると幸いです。というか、どちらも見ないと分からない部分があるかと(爆)。このシリーズの次のサンプルも既に準備中ですので、もう暫くお待ち頂けるとこれまた幸いです♪
■羽角・悠宇様:連続のご参加、有難うございますv 結果的に草間氏を笑う立場のはずが、こんなことに───恐らく一番貧乏くじを掴んでしまったかな、と書き終わった後よくよく読んでみると思ってしまいます。その後、日和さんを口説く保育園児とはいい友情を掴むことができる……かもしれません(?)。
■初瀬・日和様:連続のご参加、有難うございますv 山篭り→銭湯、という発想は使えるなと思いまして、あの「ラーメンネタ」が出来たわけですが、日和さん的には如何でしたでしょうか。でも、相手がどんな子供であろうと嫉妬されるのは女心にとってはちょっと嬉しいかもしれない、と私的見解です(笑)。
■シュライン・エマ様:連続のご参加、有難うございますv 今回は流石のシュラインさんも、ということで、少し取り乱した感じで書かせて頂きました。ですが、生野氏の変装もシュラインさんなら「声」で見抜けるかなと勝手な判断でああしましたが、これが本当ならば色々な事件にも対処できるなとちょっと考えていました。
■シオン・レ・ハイ様:連続のご参加、有難うございますv 真っ先に「被害」に遭ったのはシオンさんでしたが、本当に呼んだ瞬間に生野氏が出てきて、しかも草間氏に一時的にでも「惚れて」しまったのは、狙ったわけではないのですが結果的にシオンさんのプレイングに一番近かったかなと思います。ところで、勝手にキムチ鍋を作って頂いたのですが、シオンさんはお料理はできるのでした……よね?(笑)
■セレスティ・カーニンガム様:連続のご参加、有り難うございますv 今回一番冷静に、且つ楽しむ立場(?)とさせて頂きましたが、わたしのイメージのセレスティさんというのはこんな感じです、実はいつも(笑)。草間氏の血液中の薬の成分から効き目が切れる時刻を判断する等、やはりブレーン的な役回りとさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?
「夢」と「命」、そして「愛情」はわたしの全ての作品のテーマと言っても過言ではありません。今回は主に「夢」というか、ひとときの「和み」(もっと望むならば今回は笑いも)を草間武彦氏に提供して頂きまして、皆様にも彼にもとても感謝しております(笑)。次回はどんな風になるのか、書き手としても楽しみです。
なにはともあれ、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
これからも魂を込めて頑張って書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>
それでは☆
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