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<東京怪談ウェブゲーム アンティークショップ・レン>


カメラ・オブスキュラ

【T】

 その日、城ヶ崎由代がアンティークショップ・レンで真っ先に目にしたのは暇を持て余し、状況にすっかり辟易しているといったような体の店主・碧摩蓮の姿だった。平素、滅多なことがない限り、客の訪れに明るい表情を見せることのない連が城ヶ崎の姿を見つけて退屈に淀んだ双眸を明るくする。
 そして同時に声が響いた。
『この人が引き受けてくれるの?』
 若い女の声だ。しかし声の主らしき人影はない。城ヶ崎が怪訝な顔をするのを見とめたのか、蓮が傍らに置かれていた古びたポラロイドカメラを引き寄せる。
『あなたが私を助けてくれるの?』
 声はポラロイドカメラから響いてくるものらしい。その声は何かを期待するように甘く、それでいて僅かな不安を滲ませて店内に響く。蓮に視線を向けると、自分ではどうするつもりもないのか状況を説明するつもりもないようだ。
「何があったのかはわかりませんが、随分とお困りのようですね」
 城ヶ崎が云うと蓮が溜息交じりに笑う。曰くつきの品物ばかりを扱う店の店主といえども、呆れてしまうような品物があるらしい。確かに女の声はアンティークの品にしては少々姦しく、途方に暮れているからなのか余計に煩わしいものとして耳に響いた。ただ自分の望みを素直に言葉にしているだけなのだろうが、自分がどんな姿になっているのかわかっていないのではないかと思えるほどだ。
「僕にできることがあるならばお手伝いしますけど?」
 笑顔と共に語尾を引き上げるようにして云うと、蓮はカウンターの前に立った城ヶ崎にポラロイドカメラを押し付けるようにして、
「そう云ってくれるのを待ってたんだよ」
と笑った。疲れきった笑みだった。きっと今も自分の望みを綴ることをやめない女の声を長時間に渡って聞き続けていたのだろう。自動的に城ヶ崎の両手に収まるような格好になったポラロイドカメラが云う。
『本当に、あなたが私を助けてくれるの?』
「状況から考えてそうなりますね」
『よろしく』
 まるでふわりと笑うように女の声が云う。女と云ってもまだ若いのだろう。どこかあどけなさのようなものが香る声だ。
「それが静かになってくれるならいつまでも持っていてかまわないよ」
 頬杖をついてやっと解放されたとばかりに云う蓮に、なるべく早くお返ししますよ、と答えて、城ヶ崎はとりあえずきちんと事情を聞くべきだろうと思って蓮に云った。
「場所をお借りしてもよろしいですか?事情を聞きたいんですが」
 蓮はすっかり自分の手を離れたと思っているのか、好きにすればいいと云って安堵したように一つ大きく伸びをした。
 店内を見渡すと、古めかしいソファーが一つ。売り物であることはわかっていたが好きにしていいのだという蓮の言葉を信じて、城ヶ崎はポラロイドカメラを片手にそれに静かに腰を下ろした。そして事情を話してもらえないだろうかと云うと、待っていたとばかりに女の声が物語を綴るような滑らかさで事情を話し始めた。
 いつからのことだかは判然としないと云う。気付けばポラロイドカメラのなかに収まっていたそうだ。肉体がないことはわかっている。けれどどうして肉体を失うことになったのかがわからない。特別不自由な思いをするわけでもなかったそうで、しばらくは静かにカメラに収まっていたそうだったが、ふと自分が大切なものをなくしてきたのではないかということに気付くといてもたってもいられなくなって蓮に相談したのだろうだ。けれど蓮が自ら動いてくれるような気配なく、ただただ城ヶ崎のような人間が現れるのを待っていたのだと云った。
「大切なものとは?」
『あの人のことよ。いつも傍にいたの。あの人が見ていた風景は私が見ていた風景。すっかり忘れていたなんて恥ずかしいことだけど、こんなところにすっぽり収まって、考えて、何か足りないと思ったらやっぱりあの人だった。躰の半分がなくなってしまったみたいな感じがするの』
「それで、その人を探してほしいと?」
『それだけじゃないわ。あの人が写した写真も探してもらいたいの。いつもこのカメラを持ち歩いていたの。カメラマン志望でね、たとえその夢が叶わなくてもいつまでも写真を撮り続けたいという人だったから、私がこんなことになった理由もあの人が残した写真が見つかればわかるかもしれない。そう思って』
「君はもう、その人が死んでいると思っているんですか?」
『多分ね。私がこうなってしまったんだもの、あの人に何かあったに違いないわ。肝心なところを思い出せないのも、そのせいだと思う。あの人がこのカメラを手放すなんて考えられないもの。どんな貧乏をしたってこのカメラだけは離すことはないってそう云ってたんだから』
 女の言葉によっぽど相手のことを信頼していたのだろうと思った。盲目的な恋をしていただけかもしれない。けれど、ここまで人を信頼するには相手もそれだけの人物だったのだろう。善悪を問わず、人を惹き付けることができる人物でなければこんなにも信頼されることはない筈だ。それも女がこんな状況になっているのであれば尚更だろう。
「では、君の見ていた風景を教えてもらえますか?それと、君が知っている限りのその人についても」
『勿論よ。協力してもらう限りは私も出来る限りのことはするつもりだから』
 もし女が人の形をして目の前にいたとしたら、きっと満面の笑みを浮かべていたことだろう。思って城ヶ崎は女が語るあの人」のことに耳を傾けた。


【U】

 
 薄暗い路地裏。
 仰ぎ見るビルディングの側面。
 立体交差から見下ろす雑踏。
 他愛もない幸福に満ちた公園。
 女が語る風景はどこにでもありふれたものばかりだ。けれど熱っぽく語る女の口調から、女の知る人物がどれだけまっすぐな眼差しでそれらを捉えていたかがわかる気がした。
 恋人たちが微笑みを交わすオープンカフェ。
 手を繋ぎ通りを行く老夫婦。
 慈しむように子供に微笑みかけながら通りを行く親子。
 些細な幸福を切り取ることを愛していたのかもしれない。見過ごしがちな風景をシャッターをきるという作業で半永久的に残し、誰かに伝えようとしていたのではないだろうか。女が語る風景を耳で捉え、頭のなかにヴィジョンとして浮かび上がらせる。ただそれだけのことでも温かな風景を見たような気持ちになれる。
『とても幸せな気分になれる写真を撮ることができる人だったのよ。欲目とかそういうのじゃなくてね、本当にいつか誰かがあの人の才能を認めてくれると思えた。だから傍にいたの。あの人も大切だったけれど、あの人が撮る写真もそれと同じくらい大切だったわ』
 とてもやさしい眼差しをしていた人だったのだという。些細な哀しみをまるで自分のことのように哀しむことが出来る人だったと女はどこか淋しげに語る。まだ二十の年を越えたばかりの学生で、学生らしい甘さを残しながらも必死に世界を愛していこうとしていたのだそうだ。女はそんな相手のやさしさに惹かれ、そのやさしさを守っていきたかったのだそうだ。殺伐とした日常を潤してくれるような温かな声で話し、荒む心を癒すような笑顔を見せてくれたのだとも云った。
 きっと社会の混沌に触れていないからこそできたことなのだろう。けれどそれは貴重なものだと城ヶ崎は思う。人がいつしか忘れていってしまうものを、いつまでも持ち続けようとする姿勢は貴重なものだ。
『神様って残酷だと思うわ。何もあの人にあんな力を与えなくても良かったのに、よりによってあの人にあんな力を与えるんだもの』
「あんな力とは?」
『不幸なことを予兆する力よ。それは少なからずあの人にも影響を及ぼしたわ。いつか死ぬかもしれない。それが口癖だったのはそのせい。私がそれを否定することができなかったのは、必ずそれが当たるから。人の生死に関ること、犯罪が行われる一瞬。誰かが危うい状況に陥ることを察知することができたの。勿論私は最初は冗談だと思っていた。でも長く傍にいればそれが冗談じゃないってわかってしまう。それがやさしすぎる彼の唯一の不幸だった。他人の不幸の一端を背負うのに、それ以上にそれを食い止めることができない自分を責めるのよ。いくらあなたのせいじゃないって云っても駄目だった。もしかすると私も殺すことになるかもしれないとも云われた。―――だから思うのよ。私は殺されたんじゃないのかもしれないって』
 自分が殺されたかもしれないということよりも、そういう場に遭遇してしまう運命が決定付けられていた彼を哀れむように女が云う。
『彼が親しい友人を作らなかったのもそのせいよ。いつも独りでいた。私だって最初は深入りしないように距離を置かれていたの。理由はわからないでもないわ。親しい人に降りかかる不幸がわかるのに、彼にはそれを食い止めることができないんだもの。あなただって見たくないでしょ?親しい人が不幸になる姿なんて』
「友達はいなかったというんですか?」
 城ヶ崎が問うと女は、一人だけ、と呟く。
『一人だけいたわ。幼馴染の男の子。彼の事情をきちんと理解していて、彼が苦しまなくて済むように距離を置くことができる人だった。―――もしかすると、彼ならわかるのかもしれない。私がこうなってしまった理由や、彼がどうなってしまったのか』
「今どこにいるのか、わかりますか?」
『わかるわよ。引っ越していなければだけど』
「その人に会いに行きます」
『そうね……。それが一番かもしれない』
 云って女は友人が住むというアパートの住所と名前を告げた。それを記して、長らく腰を落ち着けていたソファーから立ち上がると城ヶ崎はカウンターで自分の仕事に集中している蓮に一声かけて店を出た。


【V】


 女が告げた住所はいわゆる学生街にある学生アパートで、簡素な佇まいで犇くようにアパートが立ち並ぶ一画にあった。同じ外観。違っているのは色や壁の側面に記された何号棟を示す数字だけだ手にしたメモに記されている番号をそのなかに探し、部屋のナンバーを確かめて階段を昇る。ポラロイドカメラは沈黙を守ったまま静かに城ヶ崎の手に収まっている。
 時刻は授業が終わるか終わらないかの微妙な時間帯だったが、来た限りはとりあえずと思ってドアチャイムを鳴らすとしばらくして部屋のなかから応えが響く。チェーンをかけられたまま開かれたドアの隙間から覗いた顔はどこか疲れた青年のものだ。
 簡単な挨拶を済ませて、女の云う「あの人」の名前を告げると不審がるような素振りで、マスコミの方ですか?と問うので予め聞いていた女の名前を出した。そしてポラロイドカメラを目の前に差し出すと、入って下さい、と愛想も何もない素っ気なさと共にドアチェーンが外される
「散らかってますけど」
 云われた部屋はあまりに質素で、生活に必要な最低限のものしかないような寒々しさを感じさせる場所だった。これでは散らかりようもないだろうと思って立っていると、てきとうに座って下さい、と云われる。青年が不審を払拭した気配はなかったが、最低限のマナーを守るつもりでいるのかコーヒーを入れて城ヶ崎の前に差し出した。
「今頃、彼らについて何が知りたいんですか?」
「写真のありかを知りたくて来たんです」
「それが何の役に立つというんです?」
 青年の声は感情を殺したように冷たい。
「今更、彼の写真をあなたに見せたところでどうなるとも思えません。あれは終わったことです。引き返すこともできませんし、引き換えしたところで回避できたことでもありません。不慮の事故として処理されたんですから、もうそれを掘り返して騒ぐようなことはしないでもらませんか?」
「僕がマスコミの関係者だと思っていませんか?」
「違うんですか?彼らの事故はマスコミの格好のネタでしょうから、てっきりその筋の人なんだと思ってましたけど」
 冷たい声はまるで部屋にしっくりと馴染む温度だった。
「信じてもらえないかもしれませんけれど、彼と親しい関係にあった女性に頼まれてきました」
 城ヶ崎の言葉に青年が笑う。蔑むでもなく、緊張を解くでもない静かな平坦な笑顔だ。
「もう、いい加減にしてもらえませんか?現実には起こりえないことに巻き込まれるのはもううんざりです」
「彼の能力についてご存知だったのではありませんか?」
「だからですよ。誰も信じてはもらえないことを知っている。それに翻弄されて死んだ彼らの本当なんて誰も認めてくれやしない。そんなのにはもううんざりなんです」
 煙草を吸ってもいいかと問う青年に頷くと、慣れた仕草で煙草に火を点けた。そして煙を吐き出すと同時に云う。
「彼が見ていた不幸な現実は少なからず彼に影響を与えていました。だから死んだ。それだけです。現実では不慮の事故として一括りにされてしまうことでも、決してそれは事故ではないんです。殺されたようなものですよ」
「彼は最後に何を見ていたんですか?」
「殺人現場」
 云って青年は躰を捩ると背後に積み重ねてあったファイルの上に乗せられている大きな茶封筒を手に取ると、城ヶ崎の前に放った。
「好きにすればいい。それは警察から引き取った彼の遺留品です。何かの役に立たないかと思ってずっと持っていました。あなたにそれができるなら、やってみたらいい」
 空き缶に長くなった灰を落とす青年の手が震えていた。
 その手の震えに死んで苦しむ者もいれば、生きているからこそ苦しむ者もいるのだと改めて思う。
「僕は無力で死んだ彼らに何もしてやれないんですよ」
 搾り出すように呟かれた言葉は絶望の気配を孕んで、城ヶ崎の鼓膜を震わせた。


【W】


『殺人事件……か。予想していなかったことじゃなかったけど、やっぱり私、死んでたのね』
 夕刻のカフェで青年借りた写真を一枚一枚確かめる城ヶ崎に女が云う。ポラロイドカメラはテーブルの上で写真の海に溺れるような格好で置かれている。
『運命って信じる?』
 女性が問うので城ヶ崎は手を止めないまま頸を横に振った。
『そうよね。なんでもない日常を生きてたら、運命なんて信じずにいられたのにね』
 女は黙って、城ヶ崎の指だけが一枚一枚丁寧に写真を並べていく。膨大な量の写真は重なり合い、過去が確かにそこにあったことを証明するような鮮明さを突きつける。女の言葉どおりの風景。そこに偽りの気配はない。もし、今も彼が生きていたならそれなりの写真家になれたのかもしれない。しかしそれはもう二度と訪れることのない曖昧な夢となって過去に埋葬されてしまった。青年が自身を無力だと責めるのも仕方のないことだろう。
 死者が生きているものに影響できないように、その逆もまた然りだ。
「あっ……」
 不意に城ヶ崎が言葉を零すとすかさず女が、何?と訊ねる。
 何も答えないままに城ヶ崎が一枚一枚テーブルの上に並べた写真は、それまでの風景や人物とは違って一人の女性のものばかりだった。 
『私だわ……』
 女が呟く。
 何気ない素振りを丁寧に写真のなかに収めていたのだろう。カメラに視線を向けているものは一枚もない。些細な日常を切り取り、そのなかにある最も大切なものを見つめている視線を感じることができる温かな写真だ。短い髪を茶色に染めた女性が笑う。遠くを見つめるように視線を投げている。無防備に居眠りをしているようなものまであった。
 そして笑顔が途切れた先にあった一枚を手に、城ヶ崎はそれをテーブルに並べることができなくなる。
 一人の女性が号泣してる姿。
 それは紛れも無くポラロイドカメラのなかにいる女の姿だ。
 彼は最後のその時まで彼女の姿を見ていたのだと思った。きっと死なせたくないと思ったことだろう。写真から伝わる。溢れるような感情はただひたすらに、守りたいと願っている切実なものだ。恋のような淡いものではなかったのかもしれない。不幸を見つづける彼にとって女の存在はかけがえのない一筋の光だったのかもしれない。
『何?私にも見せてよ』
 女が急かす。けれどそれを見せていいものなのかどうかわからない。もう彼はいないのだ。どんなに探し求めても、彼はこの世のどこにもいない。暖かく彼女を見守り続けていた彼は失われて、もう二度とこのカメラのシャッターを切ることはないのだ。
『ねぇ!』
 云う女の声に手が震える。
 そして指先からそっと写真が離れた。
 女が笑った気がした。
 諦めたように吐息を零すように。
『……自分が死ぬっていうのに、何やってんのよ』
 その言葉は今は亡き彼に向けられたものだろう。
 しばしの沈黙の後、願うような声で女が云う。
『カメラのシャッターをきってもらえないかしら?私ばかりこんなところにいたら、駄目なのよ』
 思考は停止している。
 城ヶ崎は云われるがままにポラロイドカメラに手を伸ばす。
『もし私がそこにいたら、この写真と一緒に燃やして。幼馴染の彼もきっと許してくれるわ』
 テーブルの上を埋めた膨大な量の写真にピントを合わせてシャッターをきる。手ごたえと小さな機械音。吐き出される小さな印画紙。それを手にとり、何度か小さく振ると薄ぼんやりとした輪郭が浮かび上がり、だんだんと明瞭な像を刻む。
『さようなら』
 言葉はカメラからではなく、随分遠いところから響いてきたかのようにぼんやりとしていた。
 城ヶ崎の手のなかで女が微笑む。
 感謝の言葉を告げられたような気がした。
 ポラロイドカメラは言葉を失い、それまでよりも少し軽くなったような気がした。
 そして早くこの微笑みを刻んだ写真と共に燃やしてやろうと思った。
 守りたかったのだ。ずっと、自分が見つめ続けた現実とは隔てて、彼は彼女の存在をただひたすらに守っておきたかったのだと思う。神などという存在は信じていない。けれど残酷だと思った。やり場のないやりきれなさばかりが胸中で鮮明で、青年が云った無力さはきっとこういったものなのだろうと思った。
 一枚一枚丁寧に茶封筒に収めて、青年の所へ行こうと思った。
 彼もこの写真を見れば、納得してくれることだろう。
 影響することはできない。
 たとえどんなに努力を重ねても、今は亡き彼の運命には指一本触れることができないのだ。
 だからせめて二人の残酷な運命の一端に触れてしまったからには、心を込めた弔いをしてやろうと思った。
 席を立ち、不意に鼻先を掠めた香りを振り払う。
 それは深い、この世に生きる人の力では到底影響することのできない暗く冷たい闇が焼けるにおいのようだった。

 


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【2839/城ヶ崎由代/男性/42/魔術師】


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■         ライター通信          ■
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二度目のご参加ありがとうございます。沓澤佳純です。
前回同様なんだか物悲しい結末になってしまいましたが、少しでもこの作品がお気に召して頂ければ幸いです。
この度のご参加、本当にありがとうございました。
また機会がありましたら、どうぞよろしくお願い致します。