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<東京怪談・PCゲームノベル>


■記憶のない天使−強く儚いもの−■

<きづいて……>

 夢の中のその言葉に、少女はううんと寝返りを打つ。

<きづいて……>

 囁くような、甘いような───囁き。
 気付けば、夢の中に天使と見紛うほどの美しい少年がいる。だが彼は、決して名乗らず何も話さない。ただその「きづいて」という声だけが、この上なく優しく壬瑠の頭をやんわりと包み込むのだ。
 親友に相談すると、「そういう不思議関係を解決してくれるいいところがある」と、草間興信所という所を紹介された。
 内気な壬瑠だったが、思い切って話すと、案外すんなりと、草間武彦というこの興信所の主は「相談に乗りましょう」と返答したのだった。


「さて───どうするかね」
 武彦の呟きに、壬瑠が帰ったあと、彼女に出した緑茶を片付けながら、零が振り向く。
「でも、壬瑠さんの命が残り少ないこと、報せちゃいけないんでしょう? だったら」
 少しでもなんとかしてあげたい───自分達の出来る範囲内で、と零は言う。
 武彦も、このままではなんとなく気持ちがすっきりしない気分だった。
「じゃ、また協力者を募るとするか」
 今度の武彦の依頼のメールを打つキーボードを叩く指は、中々に彼本人の心も交えてか、心なしか重かった。



■憧れの名のないひと■

 草間興信所から連絡があり、休日に壬瑠は再び足を運んだ。
 コンコン、と扉をノックすると、「どうぞ」と主である草間・武彦の声がして彼女は扉を開けた。
「…………」
「あ、どうも。こんにちは」
 そこには、この前は居なかった新たな二人の人間がいた。
 ひとりは、黙したままぺこりと頭を下げた、着物の女の子。年の頃は10代前半だろう、だが随分と大人びて見えた。聞くと名前は、緋井路・桜(ひいろ・さくら)という可愛い名前だった。
 もうひとりは、こちらは少女と対照的な長髪黒髪の、だが清潔で気さくな笑顔の美中年、名はシオン・レ・ハイという人物だった。
「彼らが壬瑠さん、あなたが抱えている悩みに協力してくれる人達だよ」
 武彦が、煙草を咥えようとし、少女二人の前だと気付いてやめる。
「あ、ど、どうも初めまして! 天谷・壬瑠(あまや・みる)です」
 上がり症でもある壬瑠は、緊張しながらも深く会釈した。
 それから暫くは、壬瑠の緊張を解くのを主な目的として、零が淹れたお茶とお茶菓子を囲んで桜とシオン、壬瑠は夢のことについて語り合った。ただ、桜だけは殆ど聞く側だったが、しっかりと頷いて壬瑠とシオンの瞳とを時折交互に見つめていた。
 シオンは前回「夢天使」であるシノンに会っていて、いわば「事件」に立ち会ったという事でもあり、壬瑠をどうしても放っておけなくて武彦から連絡を受けてすぐ様飛んで来た。
 桜のほうはというと、武彦の他に公園の木からもその能力で以て情報を受けて来たらしい。
 無論それらの事は其々に壬瑠に喋りはしなかった。シノン───「夢天使」のことを、決して壬瑠に話してはならなかったからだった。
 ただ、壬瑠の喋り方からして、その夢の少年に対し、彼女がかなり好意を持っていることは二人とも感じ取り、少しばかり胸が痛んだ。
 折を見たように、桜が口を開いた。それを見て、シオンはハッとする。この少女と出会ってから、彼女が喋ることは殆どなかったからだ。
「壬瑠は……その夢の中で、どうしたいと……思ってる……?」
 桜の問いかけに、壬瑠は少し考え込むようにしてから、恥ずかしそうにぽつりと言った。
「できれば……できればだけど、ホントにこの世に存在してる人なら、会って……お話したいな」
 頬が、赤らんでいる。
「それは」
 それは───できない。壬瑠の為に思わず口走りそうになったシオンは、ぐっと堪えた。
「それは───や、やってみましょう。この世にいない人かどうか、調べるだけでも!」
 桜が自分をじっと見ているのにも気付かず、シオンは力強く、精一杯の笑顔で壬瑠に言った。膝の上で白くなるほど握った拳が震えていることを、隣に座っている桜に気付かれただろうか。元から、ウソをつくのが得意なほうではない。それでもこの依頼に参加したからには、ウソを突き通さねばならない覚悟でいた。
 桜のほうも、それは同様のことだった。真実を、決して言ってはならない。もしそんなことをしたら、壬瑠にとっても夢天使シノンにとっても、ツラい思いをさせるだけだからだ。
「調べるって、どうやってですか? そんなこと、できるんですか?」
 期待に目を見開く壬瑠に、桜とシオンは一瞬視線を合わせ、壬瑠に向けてほぼ同時に頷いた。
 シオンは更に、壬瑠から「夢の中の少年」の特徴を聞き、似顔絵を描いてみせた。出来上がりを見て、壬瑠が感嘆の声を上げた。
「すごい! 本当に、この男の子そのものなんです。シオンさんて、天才ですね!」
 早くもこみ上げてきそうな涙を止めたのは、桜のちょっとした仕草だった。
 ただ、座りなおし、すうっと目を閉じて深呼吸しただけなのだが、そんな桜を見て、シオンもまたぎゅっと目を閉じ、また開いて、しっかりとした口調で言った。
「では、私は調査に行ってきます。あ、その似顔絵は気に入ってくださったのなら是非もらってください」
 そして、バタンと出て行った。扉の外で、ようやく彼は空を見上げ、一滴二滴、涙を零すことが出来たのだった。



■少女の望むもの■

 桜がシオンを追っていかないので、壬瑠は少し意外なようだった。寡黙なこの着物の不思議な雰囲気を持つ少女に、どう対応していいのか分からずにそわそわしていると、向こうから声をかけてきた。
「壬瑠は……何、望んでる……?」
「え……?」
 じっと、真っ黒な瞳で見つめられていると、吸い込まれそうになる。湯呑みをそっとテーブルに置き、更に桜は言った。
「……夢の中、でも……強く願えば伝わる、筈……」
 桜は、気になる事が心に蟠るのは多分よくない事だろうと思っていた。この壬瑠という少女の気持ちは恐らく決まっている。だとしたら、少女の望むことを率直に聞いて実行したほうが早いだろう。
「強く、願う……」
 考え込む壬瑠は、少し頼りなさげに見えた。どこか、迷っている様子だった。
「でも、もし本当にはいないひとだったら……わたしの勝手な偶像の理想のひとだったりしたら……意味がない、から……そんなこと、考えもしなかった」
 沈黙が、暫く続く。武彦と零はとうに気を利かせてか、席を外して別室にいる。
 焦ったように、壬瑠は取り繕うような笑顔を見せた。
「だ、だってね、もしホントにこの人がいたら、なんて───デートして、それが何年も続いて。それから一緒の学校にいったりとかして、皆が羨ましがるようなラブラブなカップルになれて、それで結婚なんかして子供もできて、なんて───考えたって、無駄、かもしれないし……」
 無駄かもしれない、と考えているということは、心の底でそこまで思っているということだ。
 桜は再度、尋ねた。厳かともとれる声で。
「……それとも、気になる夢……いっそ、全部忘れて、しまいたい? ……例え、嘘でも……。偽りの毎日を迎えて、も
……」
 ハッと壬瑠が息を呑むのが聞こえるようだった。
 全部、忘れる?
 毎晩恋しく夢に出てくるあの声の少年のことを?
 たとえ、それが夢でも。
「忘れるなんて」
 扉が開いてシオンともうひとりの少年が入ってきていたことにも気付かず、壬瑠は桜を真っ直ぐに見据えて言っていた。
「たとえ夢の中の人だとしても、忘れるなんて───わたしは、イヤ」
 壬瑠さん、と小さく呟いた、入ってきたばかりのシオンに、壬瑠は気がつき振り向いた。そして、その彼の隣に立つ帽子の少年を見て、「うそ……」と口元に手を当てて、小さく震えた。
 帽子の少年は帽子を取ることもなく、壬瑠と桜を交互に見つめ、にっこりと天使の微笑みを見せて会釈した。
「初めまして。未来斗といいます。……よろしく」



■見知らぬ懐かしきひと■

 草間武彦の伝手をシオンが虱潰しに当たって早くも見つかって連れてきたのだと聞き、壬瑠は感激したようだった。桜は、黙って冷めたお茶の続きを飲んでいる。
「じゃ、早速どこかにいこうか」
 少年、未来斗の言葉に、自己紹介もろくに済んでいないのにと壬瑠は慌てた。
「で、でもわたし、何もお洒落もしてません」
「今日でないと、ぼく、明日からちょっと忙しくなって時間取れなくなると思うんだ。だから───我侭言っちゃってごめんね。さ、いこう。まずは喫茶店かな?」
「きゃっ」
 未来斗に手をやんわりと握られ引っ張られた壬瑠は、心臓が飛び上がるほど恥ずかしかった。こちらも急いで後を追うシオン。桜もそっと立ち上がり、興信所を後にした。



 喫茶店で未来斗はミルクティーを。壬瑠はホットミルクを頼んだ。ケーキでも食べればいいのにとシオンが促したが、憧れの君を目の前にしてまだ現実か分からないでいる壬瑠には、ホットミルクでさえ飲むのも大変なようだった。
 シオンは水だけにしようと思ったが、桜が頼んだレモンティーをおすそ分けされ、ちょっと感動していた。ああ何日ぶり、いや何ヶ月ぶり、否、何年ぶりのレモンティー。大事に飲もう。さもなければきっと撥が───
 そこまで思ったシオンは、ふとレモンティーを飲むのをやめ、後ろのテーブルに座っている未来斗を見つめた。桜は、じっと未来斗とその向かいに座っている壬瑠とを交互に見ている。見守っているとも取れた。
 未来斗さん───いえ、シノンさんは撥が当たるのでしょうか。
 否、当たらない筈。
 壬瑠の命が残り少ないということを報せなければ。報せさえしなければ、罰せられない筈だ。
「桜たちは……それを、見届けなくちゃ、ね……」
 シオンの心を読んだかのように、桜が小さく言う。シオンは、
「そうですね」
 と、力なくレモンティーを口に含む。そう、自分達もついてきたのは、未来斗が何かの拍子に「言ってしまうのを防ぐため」。


 映画館、大通りの散歩と「デート」は続いた。
 もう、日暮れが近かった。
「あ、そうだ」
 壬瑠が思い出したようにぽんと手を打つ。
「わたし、あそこの向かいのクレープ屋さんで一緒にクレープ食べるの、夢だったんです。みんな分買ってきますね!」
 はしゃいで小走りに行く壬瑠は、どこも身体が悪そうには見えない。いつ、壬瑠は死んでしまうのだろう。一年後? それとも五年後? 十年後?
「っ!」
 未来斗が駆け出すのを堪える気配がした。シオンと桜が彼を見ると、壬瑠を見る未来斗の表情が、悔しい程に苦しみに歪んでいる。
「「!」」
 シオンと桜は、同時に悟った。
 大通り、向かいのクレープ屋、小走りのはしゃいだ壬瑠───。
「壬瑠さん、いっちゃ駄目だ!」
 ついに叫んでしまった未来斗と、車の急ブレーキの音とが、
                               重なった。



■強く儚いもの、それは───■

 ピッ、 ピッ、 ピッ、 ………………


 手術室の中の医療機器の全ての音が、全員には聞こえる気がした。
 手術室の中には車に轢かれた壬瑠が。
 外のソファには、帽子を未だ被り項垂れた未来斗、シオン、桜が。
 誰も、一言も喋らなかった。
 何を話していいのか、分からなかった。
 いつの間にか視界が眩しくない白に染まっていたことにも特別驚かないほどに、全員は不思議に落ち着き、また、打ちひしがれていた。
 夢天使の長である青年が、立っていた。
「わざと言ったな、シノン」
「…………」
 未来斗───シノンは応えない。顔を上げようともせず、ただ歯を食い縛っている。
「それ程に愛していたのか。罰を受けてでも報せたかったか。あの少女が死ぬと分かっていても」
「ええ」
 初めて、シノンは唇を開いた。
「ぼくは、馬鹿ですから。とても───耐えられませんでした」
 死をとめられないのが、分かっていても。
 報せずには、いられなかった。
「恋は……馬鹿にならなくちゃ、いけないときも、あるんじゃ……ないのかな……」
 ぽつりと言った桜を、シオンは、本当にそうかもしれないと見下ろす。
「馬鹿なひとは……どんな罰を、受けるの……?」
 桜の問いに、長は神妙に答える。
「天の牢獄で、永遠の無の苦しみを。心を取り上げ、苦しみすらない苦しみを」
「愛したら、……死ぬのを伝える罰が、それなの……」
 桜のどこか重い言葉に、長は黙り込んだ。そして、パッと空間が元に戻った。手術室から、壬瑠が出てくる。未だ意識が目覚めないようだった。病室に運ばれていくのを、全員が追った。長の姿は、一同の他の人間には見えていないようだった。
 病室のベッドに寝かされた壬瑠は、苦しそうに顔を歪めていた。その瞳が開いたのは、頬にシノンの涙が落ちた瞬間だった。
「壬瑠さん!」
 シオンが縋り付くように声をかける。壬瑠はそんなシオンと、じっと自分を見つめている桜とを見てから、ゆっくりとシノンの瞳を見上げた。
「不思議な夢、みました……」
 手術中、彼女は自分が見た夢を語った。
 未来斗が「空」の人間で。
 自分を愛していて、自分の死を告げたくても規律によって告げられなかったこと、そして。
 告げたことにより、これから永遠の罰を受けるということを「空」の長に告げられた。
「へんな、夢……でしょう? でも」
 わたしには、何故か今、見えるんです───未来斗さんのちょっと後ろにいる、不思議な「空の長」の青年の姿が───
 その壬瑠の言葉に、長でさえも驚いたようだった。
 ゆっくりと、壬瑠に近寄ってくる。
「……幸せかね」
 長のその静かな言葉に、壬瑠もまた、静かに頷いた。桜は壬瑠の手を握り、シオンはたまらずに泣いた。そしてシノンは。
「愛してる。ぼくはこれから永遠の罰を受けても、誰もきみ以外、絶対に愛せない」
 壬瑠は静かに涙を零し、長を見上げた。
「長さん……なんにもちからのない、普通の人間のわたしには、お願いごとはだめですか……?」
「そんなことはない。私に出来得ること、規律を乱さない程度の願いならば」
「じゃあ」
 壬瑠は、微笑んだ。
「わたしから、未来斗さんの記憶、消してください。全部。そのかわり、未来斗さんを、罰さないで───ください」
「……そんな」
 シノンは桜の手から、奪うように壬瑠の手を握り締めた。
「そんな……思い出を消してしまうの? 幸せだってきみはいったでしょう? なのに何故そんなことを」
「すき、だから」
 未来斗さんを、すきだから───
 暫くの沈黙の後、長は静かに人差し指を壬瑠の額に当てた。
 シノンはもう、何も言えずに、そっと壬瑠に最初で最期のキスをした。彼の涙が、また、壬瑠の頬を伝って落ちた。その瞬間にガクンと壬瑠の身体が揺れた。
「壬瑠さん!」
「……壬瑠……」
 シオンと桜が、声をかける。
 その時既に、壬瑠は息絶えていた。
 だが、その常しえの眠りについた顔は、これ以上になく安らかだった。


 強く儚いもの。けれど、儚くも、強いもの。
 それは、愛。何もかも捨て去った、ただ純粋な、愛。


「……ぼくは、罰を受けます」
 長に先に帰ってもらい、雨の降る中、あの公園で、シノンはシオンと桜に言った。
「長に───言われました。ぼくはまだ未熟すぎると」
「でも、どんな罰を?」
 真っ赤に泣き腫らした目で、シオン。桜がもう一本興信所から傘を借りてきたというのに、彼女が差し出してもそれすら気付かずにいた。
 シノンは桜からその傘をそっと取り、シオンに渡してやりながら、また天使の微笑みを見せた。
「───永遠の愛という罰を」
 ぼくは、ぼくこそが、本当に一番の幸せ者です───
「……元気でね」
 言葉をかけるのが苦手な桜の声に、シノンはぽんとその小さな頭に手を置いた。
「貴女も」
 シオンも、
「元気でいてください」
 と、泣き声で言った。
 シノンはまた、微笑んだ。
「ええ。───では、お二人とも。また、いつの日にか」
 そして、以前のようにまた、身体がぼやけ始めたかと思うと、光の粒となり───見る間に天に昇っていった。



 ───だれ、だったかな……とってもとっても、だいすきだった、おとこのこ───
 ───ね、みんなきいて。わたし、そのひとのことなにもおぼえてないのに、
                               どうしてか、ものすごくしあわせなの───






《完》



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
3356/シオン・レ・ハイ (しおん・れ・はい)/男性/42歳/びんぼーにん(食住)+α
1233/緋井路・桜 (ひいろ・さくら)/女性/11歳/学生&気まぐれ情報屋&たまに探偵かも




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■         ライター通信          ■
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こんにちは、東瑠真黒逢(とうりゅう まくあ)改め東圭真喜愛(とうこ まきと)です。
今回、ライターとしてこの物語を書かせていただきました。今まで約一年ほど、身体の不調や父の死去等で仕事を休ませて頂いていたのですが、これからは、身体と相談しながら、確実に、そしていいものを作っていくよう心がけていこうと思っています。覚えていて下さった方々からは、暖かいお迎えのお言葉、本当に嬉しく思いますv

さて今回ですが、体調悪化の続く中、細々と続けていこうと決めてから初の作品となりました。思ったより力が入ってしまって、自分で書いていて泣いてしまう始末でしたので、もう誰に馬鹿と言われても悔いはありません(苦笑)。今回は前作の「記憶のない天使」に引き続き、それ以上に「愛」「命」「夢」の全てをつぎ込んだものとなりました。また未来斗(シノン)でなくとも、「夢天使」のシナリオを考えたいなと思っています。最期のほう、壬瑠の数行の言葉に出てくる「みんなきいて」という部分ですが、これは皆さんのお察しの通り、所謂「天国」にいる「みんな」のことなのでした。ちょっと父の最期を思い出してしまって、泣きながら書いていたのは内緒です(笑)。
また、一部個別となっておりますので、他の参加者様のものも見てみないと分からない部分もあると思います。そちらも是非ご覧くださればと思います。

■シオン・レ・ハイ様:連続のご参加、有難うございますv どう転んでも最後はツラい終わり方だと多分予想なされていたと思うのですが、それでもご参加くださって、本当に嬉しく思います。プレイングに書かれていたことから連想して色々と組み立てた結果のノベルになりましたが、如何でしたでしょうか?
■緋井路・桜様:初のご参加、有難うございますv 桜さんの設定がなんだかとてもわたしの考えていたこのノベルにピッタリで、プレイングもサカサカと使わせて頂くことが出来たのですが、能力の「植物〜」というのをちょっと使いたかったかなというのが少し残念です。次の機会がありましたら、是非。

「夢」と「命」、そして「愛情」はわたしの全ての作品のテーマと言っても過言ではありません。それを今回も入れ込むことが出来て、本当にライター冥利に尽きます。本当にありがとうございます。皆さんにも、自分がこんな場合ならどんな行動に出るだろう、なんてちょこっと考えて頂けたらなと思います。

なにはともあれ、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
これからも魂を込めて頑張って書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>

それでは☆