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<PCシチュエーションノベル(ツイン)>


『be locked ― そして二人の運命は絡み合う ―』


 眞宮紫苑は店の前に立つと口にくわえていた煙草を足下に捨て、それを足で揉み消した。
 そしてその店、時計専門店『羈絏堂』の扉を開いた。
 店内に足を踏み入れた彼はほぉ、と目をわずかに物珍しげに見開く。
「すげぇ…店ん中にニワトリが…なんでだ?」
 ニワトリ、と彼が言ったのはこの『羈絏堂』に住まう時の精霊である。そしてその、時の精霊を追う少年がひとり……
「みんな、散歩だよ〜〜!! はいはい、押さない・走らない・啼かない。夕方までには戻っておいでね」
 彼は時の精霊たちを外へと出して、そしてそこで初めて時の精霊たちの散歩に感嘆としながら、見送る紫苑に気付いた。
「あ、こんにちは、お客さんですか?」
 そう言う彼は紫苑の知ってる彼と同じ顔をした彼だが、しかしその彼が包帯で隠しているのは左目であった。紫苑の知ってる彼は右目を包帯で隠しているはずだから、それは違う彼。
「時計を見に来たんだよ。ここをあんたの兄弟に聞いてさ。とにかく正確なやつがイイんだけど……」
 二人が話しているところへ、今、紫苑の目の前にいる少年と同じ顔をした少年がやってくる。その少年は右目に包帯を巻いていた。
「こんにちは」
 こちらが紫苑の知っている方の少年。
「こんにちわ、眞宮さん。…えっと、その…」
 だけどその時の彼はなんだか様子が変だ。何かを戸惑っている?
 そして彼は自分の隣に居る兄弟にそっと小声で頼んだ。ユーンを寝てても埋もれててもいいから起こしてきて、と。
「つか、どうしたんだ? なんか知らんが、とりあえず落ち着け」
 ――時計を買いに来たのだが、取り込み中なら出直そうか? 別に急いでいる訳でも無いし。
 そしたら、彼が紫苑に言った。
「…あの初めてだから……。少し驚いただけです。取り乱して、失礼しました」
 そして彼は紫苑の知っている彼へと戻って、紫苑を案内してくれる。
「腕時計、正確なのも重要なんだけど、つけた時に軽いのがいいんだよな」
 店内を見回しながら紫苑が希望を言う。
 そして双子は紫苑に店にある品々の説明をしてくれる。なるほど、時の精霊が居るだけあってこの『羈絏堂』にあるのは不思議なモノばかりだ。
 その中から紫苑は付けて心地が良い時計を選び、そのまま会計をする事にした。
 そしてそこへようやくお盆を持った店長がやってくる。
 それは銀髪で青色の瞳をした青年だった。


 『羈絏堂』の店長、シン・ユーンは養い子のひとりが、紫苑に度々お菓子をもらっている事についてのお礼を言い、揚げアイスを勧めた。
 揚げアイスは初めて作ったのだが(しかもユーンは本人は自覚は無いが、破滅的に味音痴なのだ)、どうやら上手く出来たらしい。紫苑も双子も美味しそうに食べてくれている。
 その様子をユーンはただ穏やかに見つめていた。
 ――銀髪の下にある顔に穏やかに笑みを浮かべているのは表面上だけだが……。
 そしてせっせと揚げアイスを口に運ぶ紫苑はユーンのそんな様子に気付く素振りも無く何かを思い出して、口にモノを入れながら喋った。
「あ、ひょうだ、ホレ幾ら?」
 ユーンは微笑む。
「いえ、ここのお金はすべてお客さんの言い値です。ただ、大切に使っていただけることが条件ですから、その点はよろしくお願いします」
 砕けた感じで人が良さそうに喋る紫苑にユーンも穏やかに微笑みながら説明する。
 ――養い子が紫苑と知り合いであるという事実に心中では穏やかではないモノを感じながら。
 そう、ユーンは知っていた。
 眞宮紫苑を。
 紫苑はユーンを知らない。
 だけどユーンは紫苑を知っているのだ。
 ――これが縁という奴だろうか?
 ユーンは心の中で呟き、下唇を噛んだ。
 ユーンと紫苑はかつて出会っていた。
 とある廃虚で。
 血と、錆びと、湿気と埃に塗れたあの惨劇の場所で……。
 ユーンは思い出す。
 揚げアイスを美味そうに食べる紫苑の罪の無い笑みが浮かんだ顔を見据えながら。



 ――――――――――――――――――
【Begin Story】
【ユーン】

 廃虚を歩き回るのはそこに漂う時の残滓が感じられるから。
 ――それは時計屋としての性か、
 それともあの子に執着する自分があの子を失った時から、流れゆく時間から置き去りにされてしまっているからか。
 ユーンはだけど、その感情に気付かないふりをする。
 知らない方がいい。
 気付かない方がいい。
 心の奥底にある小箱に、廃虚への憧れの理由を、押し込めて、硬く硬く封をする。
 ―――決して蓋を開けぬように。



 今は知らない。
 あの子が生きている事を。
 それはその時からしばらく経ってから風鈴屋に教えてもらう事。
 今はまだ、ユーンは硬い卵の殻のうちで、卵の外の世界を想い描き身を震わせる雛のように本能で感じているその日を待ち続けているのみ。
 それを本能でしか知らないユーンはただ、あの子がもうこの世にはいないかも…、という予感から心を閉ざし、
 廃虚を彷徨うのだ。



 鼻腔をくすぐる廃虚に漂う湿った、埃臭い空気。
 だけどユーンの双眸が鋭く細められたのは、彼の鼻腔をくすぐる空気に魔術の香りが含まれていたからだ。
 かつてあった世界には魔術、とかそういう術の香りが空気に多分に含まれていた。だがこの時代はもう、そういう香りは薄い。それが感じられるのは術者が術を発動した時のみだ。
 ―――つまり
「何者かが術を発動した?」
 ユーンは鋭く辺りを見回す。人の気配は無い。あるのは濃密な魔術の香り。
「一先ずここから脱出した方がいいかな?」
 そうと決まれば、早く行動した方がいい。ユーンは走り出す。しかし、
 ユーンは足を止めた。廃虚の出口を前に、して……。
 そして彼は足下の小石を拾って、それを投げつけた。
 ひゅん、と出口に向って、投げられた小石はしかし、出口から外へと出たと見えた次の瞬間に、反転してきた。しかも投げた時のスピード以上のスピードで。おそらく頭部に直撃すれば、頭部はスイカのように破裂するであろう。
「結界、か」
 しかしユーンはそれを手で受け止めると、足下に捨てた。
「閉じ込められたな」
 無意識に懐にやった手。そしてその指先が……
「やれやれ」
 溜息混じりに呟くユーン。
 その指先が触れるべきモノがそこには無い。
 本来ならそこには銀時計があるのだ。
 ――ユーンがあの子に貰った……。
 そう、だから彼は今日、あの破滅的な夢…あの子を失った夢を見て、どうにも心がアンバランスになって、銀時計を部屋に置き去りにして、
 廃虚を幾つも彷徨っていたのだ。
「厄日だな」
 ユーンは廃虚の壁に背中を預けて顔を片手で覆った。
 服越しに背中に感じる壁の冷たさが、ほんの少しだけこの切羽詰った状況で彼に冷静さをくれる。
 もしも銀時計があれば、それの時の代価で、彼は銀の薙刀を創造し、この結界を切り裂ける。
 しかし無い物強請りをしてもしょうがない。
 ここはするべき事、できる事をして、準備をするしかない。いつ、相手が自分を襲撃してきてもいいように。
「救いはここが俺の庭とでも言えるぐらいに何度も来ている廃虚、という事だな」
 そう、地の利は自分にあるはずだ。
 無論、相手もここを調べ上げた上で、この襲撃を仕掛けてきた可能性は否めない…いや、そうやって更に最悪な状況を想像して動いた方が正解だ。
 ユーンはクールに正確に、動き出した。



 ――――――――――――――――――
【紫苑】


 紫苑は揚げアイスをものすごく美味そうに食べながら、しかし心中では穏やかではないざわめきを抱いていた。
 ―――どうにも落ち着かない。うなじの産毛がちりちりとする。
 果たしてこれはどういう事なのであろうか?
 いいや、紫苑にはわからない。
 何故ならユーンもまた数多の死地を潜り抜けてきた歴戦の戦士であり、故に紫苑にすらも気配を感じさせないほどに闇に溶け込むスキルを持っていて、そしてそのスキルを駆使したユーンにかつて彼の仕事を見られていた事など微塵も紫苑は知らないからだ。
 そう、彼は知らない。かつて自分の仕事をユーンに見られていた事など。
 だが紫苑もまたユーンと同じように数多の死地を潜り抜けてきて、そうした者だけが持つ事を許される勘を得ていたのだ。
 その勘が紫苑に教えているのだった。
 ―――かつてこの目の前に居るシン・ユーンの視線をどこかで感じた事がある、と。
 それがどこであったのか、彼は考える。だが思い出せない。
 わからない。
 ユーンは気配を完全に殺して、紫苑の仕事を見つめていたから。
 そう、紫苑とユーンは出会っている。
 その出会いはあの時にあった。
 ―――紫苑が廃虚で標的を殺った時に。


 それは趣味の仕事。
 紫苑の下に舞い込んだ依頼とは、標的をなぶるように殺してくれというもの。
 ――「助けてくれ、紫苑!」標的は無様にも土下座して、紫苑にそう頼み込んだ。
 しかし紫苑は愛銃の【コルトパイソン】の銃口を土下座する標的の後頭部に照準した時に奏でられた重く冷たい音で、その答えとした。



 おまえは、死ね



 と。



 +++


 それはほんの少し前の話だ。
 仕事は趣味でやっていると口にする紫苑。
 腕が超一流ならば、料金も超一流。故に金には困っていない。
 そんな彼が彼女と彼に会ったのは、ただの偶然であった。
 彼女と彼もまた裏の世界に身を置く者たちであった。
 彼女はナイフと毒を得意とする殺し屋。
 彼は彼女のマネージャーだ。ハッキングを得意とし、あらゆる情報をいとも簡単に集めてくるのだ。
 彼女と彼との仕事の共同は依頼主からの命令であった。
 別に紫苑はかまわなかった。
 そして三人でのその初仕事を見事にこなし、それからはその噂が流れて、紫苑たち三人はいくつか仕事をこなすようになって、
 ―――それでその事件が起こった。
 仕事は血液の奪還だ。
 とある少女を救うために。
 少女の血液型は、珍しい血液型であった。ようやく見つけたのだ、長崎の血液バンクでその血液を。
 その血液を長崎の血液バンクから少女の入院している東京の病院へ運んでいる最中にしかしそれが起こった。どこかの研究機関による血液の強奪だ。
 そして紫苑たちに話が来た。
 強奪したチームの情報は彼がお得意の電脳情報力で得た。
 強奪したチームもまた、裏世界では名のある殺し屋と運び屋であったが、しかし紫苑と彼女の敵ではなかった。
 猛スピードで走るダンプカーの前に位置付けた車から、紫苑が弾丸を運転手にヒットさせ、車を止めさせる。
 そして出てきた強奪チームの殺し屋たちを紫苑と彼女とで殺す。
 これで血液の奪還は無事に完了した、はずだった。
 ヘリコプターで駆けつけてきた彼。
 しかし彼は紫苑と彼女を騙し、血液を持って、逃げ去った。
 ――彼は裏切ったのだ。
 それでも紫苑と彼女とで、血液は取り戻したが、彼女は彼によって致命傷を負わされた。
「泣かないのな、あんた?」
 広がっていく血の湖の中で横になる彼女に紫苑は冷めた口調で言った。立ったまま見下ろしながら。
 死には慣れていた。
 ――何人もの標的や知り合いを見送ってきたから。
 彼女は血の湖の中で、空っぽの笑みを浮かべながら、こくりと頷いた。
「あいつが憎い?」
 彼女は首を横に振る。
「あいつが好きだった?」
 また彼女は首を横に振った。
 そして彼女は唇を動かせる。
「ただ、神父様に言われただけ…」
 彼女と彼は教会の運営する孤児院で育ったという。
「あいつは弱虫で、泣き虫だからあたしが守ってやれって」
「それで守っていた?」
 彼女は頷いた。
「守っていた。ただ守ってるだけだった。あいつが泣かないように。だけどさ、あいつにはそれがうざかったんだって」
 笑う彼女。
 血の湖の中で笑う彼女は、くしゃくしゃの紙の包みの中にある枯れた花を紫苑に想像させた。
 そして彼は口を開く。
「寂しがる必要は無い。すぐに俺があいつもあんたのところへ送ってやる。今度はさ、地獄で鬼相手に二人で暴れまわれよ」
 彼女はそうだね、と笑った。
「ああ、殺し方に注文。なぶるようにさ、殺してやって。それで地獄に来たあいつに、今度はあたしは天使の如く微笑みながら優しくしてやるの。内心では悪魔の笑みを浮かべてね」
「女は、怖いな」
「そうよ。女はね、怖いのよ」
 そうして彼女は笑いながら死んでいった。
 最後の最後で、彼の名前を口にして、好きよ、と呟いて――。



 +++


 紫苑は彼を見つけ出し、
 なぶるように弄びながら、廃虚へと追い詰めた。
 それはそう依頼されたからで、
 紫苑も前から彼の強さは感じていたので、そうする事でより彼を追い詰め、実力以上のモノを出させるためで、
 そして彼女へのそれが餞であった。




 ――――――――――――――――――
【ユーン】


 ユーンは隠れている場所から階下の部屋を覗き込んだ。
 そこに男が二人。
 黒髪の青年と髪を脱色した青年。
 二人の勝敗はもう決していた。
「助けてくれ、紫苑!」
 土下座した彼はそう叫んだ。切羽詰った…恐怖に塗れた声で。
 紫苑、そう呼ばれた彼はしかし、コルトパイソンで奏でた音色で残酷にその答えを述べる。
 ――おまえは、死ね、と。
 ユーンは動かない。
 ただその二人の男を見据えている。
 それは彼が関わるべき物語ではない。
 人はそれぞれ物語を持っている。
 それは時に運命にシナリオを描かれ、
 時に自分でシナリオを描くもの。
 二人の描く物語はもう決まっている。
 二人の間にある空気がそう告げていた。
 土下座していた男は、紫苑の銃が弾丸を吐き出すその一瞬の隙を突いて、バネ仕掛けの玩具のように空中にその恰好のまま飛び上がり、魔法のように取り出したナイフを紫苑に投げつけた。
 しかしつまらなさそうに鼻を鳴らし、それを紫苑はすべて銃弾で撃ち落した。
 コルトパイソンの銃口は獰猛な牙を剥くように硝煙を立ち昇らせるが、しかしナイフを手に構える彼の顔の方に笑みが浮かんでいた。
「終わりだ、眞宮紫苑。おまえの銃は弾切れだ」
 そして彼は紫苑にナイフを投げつけるが、だがその時に紫苑が笑った。
 次の瞬間、空の回転弾倉が落ちて、それが細い硝煙で空間に縦線を描きながら落ちて、足下の床板にぶつかって乾いた音を奏でた時には、もう新たな回転弾倉が装填されている。
 そうして、
「死ね」
 紫苑がそう言うと同時にコルトパイソンも誰かの嗚咽のような銃声を奏でた。連射で。
 一発目は飛来したナイフを弾いた。
 二発目は男の眉間を撃ちぬく。
 そして眉間を撃ちぬかれた男はそのまま床の上に落ちて、ただの骸となった。
 偶然にもその骸から流れ出した血が、ここに張られていた結界の術式を崩し、結界は消え去った。
 だから紫苑はその廃虚から脱せれた。紫苑はもはや血の湖に沈む標的に一瞥もくれずに歩み去っていった。
 ユーンは血の湖に沈む骸の傍らに跪き、そっとその瞼を手で閉じてやる。
「眞宮紫苑とあなたの間に何があったのかは知らないが、しかし安らかに眠れ。それがあなたに許された唯一の事だ」
 そしてユーンは紫苑が去った方向を見据える。
「眞宮紫苑か…」
 ――危険な男だ、とユーンは想った。数多もの死地を乗り越えた者だけが持つ事を許される勘が、ユーンにそう告げていた。
「死ね、シン・ユーン」
 結界が消え去った事で、慌てた術者がユーンの背後にある影から浮き上がって、攻撃してくるが、しかしそいつは振り返ったユーンが手にしていたナイフを左胸に喰らって、絶命した。



 それが眞宮紫苑の知らぬ、ユーンだけが知ってる初の出会いだ。
 紫苑は『羈絏堂』で出会ったのが初めてだと想っているのであろうが……。
 ユーンはただ見極めるように揚げアイスを食べる紫苑を見据えていた。



 ――――――――――――――――――
【ラスト】


「さてと。じゃあ帰るとするか」
「ええ。こんなに長くお引止めして、すみませんでした。またのお越しをお待ちしております。眞宮紫苑さん」
 それはユーンにとって失敗ではない。そう、彼はそうする事で、ユーンと紫苑、あの廃虚でしばしの時を過ごした事で結ばれてしまった互いの物語の方向性を作り上げようとしたのだ。
 そう、そうすることで。
「また寄らせてもらう」
 そして紫苑もふっと微笑みながら片手をあげて、店を出て行き、双子のひとりが彼をお見送りする。
 ユーンは小さく溜息を吐き、皿などを片付け、
 そして店を出てしばらく歩いた紫苑はそこでようやく足を止める。
「シン・ユーンか。あいつ、俺の名前を知っていた…。裏の世界の者でもないのに…」
 紫苑は暗く冷たい瞳で、『羈絏堂』を見据えていた。



 これがユーンにとっては二度目の紫苑との出会いで、
 そして紫苑にとってはユーンとの初の出会いであった。
 be locked ― そして二人の運命は絡み合った ―



 ― fin ―



 ++ライターより++


 こんにちは、シン・ユーンさま。
 いつもありがとうございます。
 こんにちは、眞宮・紫苑さま。
 はじめまして。
 このたび担当させていただいたライターの草摩一護です。
 今回はご依頼ありがとうございました。
 とても楽しく書かせていただきました。


 や、やっぱり出会いというのは大切ですよね。^^
 お二人の出会いをプレイングで読ませて頂いて、ドキドキといたしました。^^


 ユーンさま。
 結界を張ったのは、ユーンさんを狙っていた者らしいです。おそらくは逆恨みでしょう。ナイフは男の瞼を閉じさせたと同時に彼の懐から取り出し、投げた模様です。
 双子と仲良さげにしている紫苑さんにドキドキとしているユーンさん、廃虚でのユーンさんを書いているのは楽しかったです。お気に召していただけましたら幸いです。
 しかしユーンさんは本当に心配性なお父さん、という感じがして、微笑ましく想いました。^^


 紫苑さま。
 標的、依頼主は顔馴染という指定でしたので、こちらでバックグラウンドを作らせていただきました。
 PLさまの紫苑さんに持っているイメージと合っているといいのですが。
 しかし戦闘シーンや、クールな感じが出せて良かったかな、と自分では思えています。
 お気に召していただけましたら幸いです。
 また最後のユーンさんに対して戦慄する部分もカッコいいですよね。^^



 こういうノリのお話は本当に僕自身も大好きですので、本当に楽しく書かせていただけました。本当にご依頼ありがとうございました。


 それでは今回はこの辺で失礼させていただきますね。
 本当にありがとうございました。
 失礼します。