コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談・PCゲームノベル>


Battle It Out! -Winter Wonderland-


    01 prologue

 雪の降らない温暖な地にも、等しくクリスマスは訪れる。
 数日後の祭典に向けて、東京の街は華やかに彩られている。方々で馴染みのある賛美歌が流れ、赤い服のサンタクロースが溢れ返り、憂鬱な寒さもクリスマス熱に吹き飛ばされるようだ。
 しかしそれは都心の話。
 ジャズバーEscherへつづく通りは、都心から外れているせいか、クリスマス商戦の波に乗り遅れている感がある。見上げれば街路樹が寒々しく、一人きりで歩くにはいささか寂しい雰囲気だ。
 が、幸い、セレスティ・カーニンガムは一人ではなかった。同じ目的地を目指す橘夏樹と共に、散歩するようなペースでのんびり歩いている。銀の瀟洒なステッキをついてゆったり歩を進めるセレスティと、黙っていればどこぞのお嬢様に見えないこともない夏樹のツーショットはなかなか絵になっていた。
 いつもなら既に店で働いているはずの時間だが、今日に限って彼女は遅番だ。代わりに常連客の高校生二人を入れてあるとのことである。どの二人であるかは検討がついていた。
「昨日横浜のジャズバーで遅くまでライヴをやってまして。気を利かせて代わってくれたんですよ」と夏樹。
「おや、夏樹さんのライヴですか? 声をかけて下されば伺いましたのに」
「わざわざ横浜までいらっしゃるのも大変でしょう? ミニライヴくらいならEscherでもやりますよ。その前に、まずは店内の飾りつけですけどね」
 夏樹はスーパーのビニール袋を持ち上げてみせた。モールやライト、オーナメントなどの飾りが覗いている。
「じきクリスマスですね」
「どうせ、独り者の寂しいクリスマスですけどね。ケーキはコンビニで叩き売ってるやつで」
 自棄気味な調子でつぶやく夏樹。セレスティはふふっと笑みを零した。
「日本の風習では、クリスマスは恋人と過ごすようですね。夏樹さんにはそういう方はいらっしゃらないのですか?」
「いません、残念ながら」
「そうですか?」
 セレスティは意味深な微笑を浮かべる。
「なんですか、その意味ありげな笑顔は!」
「夏樹さんが気づいていないだけで、貴方の魅力にすっかりとりつかれてしまっている方も少なくはないと思いますよ。かくいう私も夏樹さんのファンですしね」
 真面目な表情で言われて、夏樹は赤面した。
「もーっ、セレスティさんほんっと上手いんだから! それこそセレスティさんの微笑なんて一撃必殺ですよ!」
 相手がセレスティでなければ、顔を赤くしたまま背中をばんばん叩いてやる場面だ。
「お世辞ではありませんよ。クリスマスにお誘いは受けていないんですか?」
「ぜーんぜん。気配もありません」夏樹は不服そうに唇を尖らせる。その表情が気取っておらず、可愛らしかった。「私のファンなんて本当にいるのかしら? いたら名乗り出てもらいたいもんだわ」
「恐れをなして名乗り出ることができないかもしれませんよ」
「えーっ、それって私のこと怖がってるみたいじゃない」
「初恋の相手についぞ想いを告げられないようなものでしょう」
「伝えてほしいもんだわ。結構切実に恋人募集中なんだから」
「おや、彼はどうしたのですか?」
「……はい?」
「いえ、お気づきでないのなら私は黙っております」
 そのほうが面白そうですから。
「えー、ちょっとセレスティさん、半端に言いかけて――」
「クリスマスの飾りつけが大変そうですね。私も少しならお手伝い致しますよ」
「もう、露骨にはぐらかさないで下さい。そういうセレスティさんはどうなの? 誰かクリスマスを一緒に過ごすような方は?」
 逆襲と言わんばかりに、夏樹は悪戯っぽく訊き返してくる。セレスティはそれを涼やかな表情で受け止めた。
「おりますよ。プレゼントもちゃんと用意しております」
「え! セレスティさんに恋人!?」
「ええ。可愛い恋人です」
「意外! セレスティさんって恋愛なんか無縁に見えるわ」
「この間、若いお二人にも同じことを言われましたよ」
「いいなぁ、想像しただけでうっとり。セレスティさんの恋人かぁ……。素敵な恋愛なんでしょうね、ドラマみたいに」
「夏樹さんだって、ドラマに成り得るような恋をするかもしれませんよ」
「私の恋愛がドラマぁ?」
「波乱万丈なドラマなんでしょうね、きっと」
「なんだか、やっぱりろくなことにならない気がします、私」
 肝心の彼女がこれでは、辰彦君も苦労するでしょうね。セレスティは胸中で苦笑を漏らした。


02 a green poinsettia

 去年の冬からベランダで育てていたポインセチアを店に持ってきたは良いものの、一年経ってすっかり葉の色が抜けてしまった鉢植えを飾るのも忍びなく、結局置き場所に困っている寺沢辰彦である。
「愛情が足りてないんじゃないでしょうか」
 とは、辰彦と共にEscherのアルバイトに入っている遠野幸弘の台詞。人差し指で、青々しているポインセチアの葉をぴんと弾く。
「愛情で葉っぱが赤くなりゃ世話ないよ。何が悪いんかなぁ」
「先輩に植物を育てる趣味なんてあったんですね。ちょっと意外です」
「あー、全然」辰彦は顔の前で手を振る。「趣味でやってんじゃないの。枯らしたくないから仕方なく。貰い物だからさ」
「誰からの?」
「別に誰からだっていいじゃん」辰彦はぶっきらぼうに答える。「ポインセチアって育てんの難しいんだよね。誰か植物に詳しい人いない?」
「生憎、花屋の知り合いはいませんけど……あ」幸弘はぽんと手を打った。「セレスティさんのところに、庭師さんがいませんでした?」
「セレスさんかー。確かにあの人の周辺なら、植物を枯らさない魔法とか普及してそう。なんかセレスさんって普通に魔法使いそうだよねー」
 とかなんとか、噂をすれば影がさす。
 不意に吹き込んできた冷たい外気に身を竦めて振り返ると、かの総帥、セレスティ・カーニンガムが銀の杖をついてそこに立っていた。
「あ、セレスさんだ! タイムリー! やっぱり魔法使うでしょ!」
 ともすればそこに立っているだけで人を虜にしてしまうような美貌の持ち主に恐れをなすでもなく、びっしぃと指を突きつける辰彦。セレスティは首を傾げた。波打つような銀髪がさらりと揺れる。
「魔法ですか?」
「そうそう。緑に戻っちゃったポインセチアの葉っぱを赤くするとか」
「それはどちらかというと、うちの庭師の管轄ですね」店に入ってくるセレスティ。その後ろに夏樹がつづく。
「ポインセチアですか。クリスマスの風物詩ですね」
「でも葉っぱがすっかり緑になっちゃってるんですよね。クリスマスカラーもへったくれもないです」
「枯れていないだけ良いではありませんか。原産はメキシコですからね、寒さには弱い植物なのですよ」
「へぇ、そうなんだ。じゃああんまり寒いとこに置かないほうが良いのかな」
「愛を育むように温かく育ててあげないと駄目ですよ、辰彦君」
「なんですかそれー。やっぱり植物を育てるには愛情なの?」
「何に関しても、育てる、という単語には愛情が付随するものでしょう?」
「愛を育てる、ねぇ……」
 眉唾モノだなぁ、と夢のない台詞をぼやく辰彦。
「枯らしてないだけ上等よ。二人とも、ありがとね。店番代わるわよ」
 夏樹はエプロンをかけてカウンタに入る。
「やっぱりEscherのカウンタは夏樹さんですよね」
 二人の高校生が抜けて、代わりに夏樹がいつものポジションへ。
 セレスティは、折角のクリスマスですので、と手にしていた箱を夏樹に差し出した。
「皆さんで召し上がって下さい」
「わぁ、いつもありがとうございます。ケーキですか?」
「はい。保存が利くので、クリスマス当日にでも召し上がっていただければ」
「折角だからちょっと切って今いただきましょ。セレスティさんは紅茶で良いですか?」
「ええ、お願いします」
 セレスティが辰彦の向かい側、幸弘が彼の定位置であるアップライトピアノの前に座って、Escherでは珍しくないアルコール抜きのお茶会が始まる。バーから喫茶店に鞍替えしたほうが良いんじゃないかと言い出して、どのくらい経つのやら、である。そもそも酒を飲ませるというよりは音楽を聴かせるのが目的の店だし、バーでも喫茶店でもたいして変わりはないかもしれない。
「これが問題のポインセチアですか?」
 辰彦の足元に置かれた鉢植えに目を留めて、セレスティ。
「あ、そうそう。もうポインセチアの面影ないですよね、これ。赤くなきゃ仕方ないっていうか」
「赤くするには短日処理をしなければならないそうですよ」
「短日処理? 日光にあたる時間を少なくするってことですか?」
「そうです。人工的に暗くするなどして調整しないと、二年目からは緑色になってしまうそうですよ」
「うわ、面倒。できそうな気がしない」
「僕が引き取りましょうか、先輩。園芸は結構得意なんです、僕」
「だから貰い物なんだって。一応、枯らさないで育てなきゃいけない義務があんのね」
「愛のように、ですか?」
 誰からの貰い物か大方予想のついているセレスティは、声を低くして、からかうような声音で言った。辰彦は無言でひょいと肩を竦めた。
 店の奥から出てきた夏樹は、四人分の紅茶とケーキをテーブルに置く。
「何の話をしてたの?」
「愛情の注ぎ具合と植物の伸張に関する云々です」
「ふうん? あんたってすぐに花枯らしそうよね」
「夏樹さんに言われたくありませーん」
 二人のやり取りを、セレスティは微笑ましく傍観する。ポインセチアは枯れずに済みそうですね、とちらりと思った。赤くなるかどうかはともかくとして。
「それよかケーキですよ、ケーキ」辰彦は、均等に切り分けられた四人分のケーキを指差す。紅茶はダージリン。「ちょうど昼時でお腹空いてんだよね」
「これ、チョコレートケーキですか?」
「クリスマスプディングといって、イギリスの伝統的なお菓子ですよ。見た目はあまり美味しそうではありませんが。黒いのはギネスを使用しているからだそうです」
「セレスさんとこのケーキなら絶対美味しいって。じゃ遠慮なくいただきますねー」
 辰彦は本当に遠慮なくケーキを口に運び、あ、美味しい、と顔を綻ばせる。夏樹と幸弘の反応も上々だった。なんだかんだと甘味好きばかり集まっているようだ。
 紅茶をお供に、少し早いクリスマスケーキを食しながら、四人は雑談に花を咲かせる。この面子も馴染みつつあるようで、ややもすればほのぼのとした空気に毒されてしまいそうだ。
「ところで、クリスマスは何か特別なことをなさるんですか?」
「Escherで、ですか? 飾りつけをする程度かしら」
「日本では第九が恒例化しているようですが」
「ああ、第九……。僕らの学校でも恒例化してるよね、幸弘」
 辰彦は面白くなさそうな顔になった。もそもそとケーキを食べながら、行儀悪く頬杖をつく。
「今年はなぜか、運営が生徒会なんですよね」幸弘は苦笑した。「僕が伴奏を引き受けた関係で、辰彦先輩にまで火の粉が飛んじゃったんですよ」
「嫌だって言ってんのに、なんで僕が学指揮やらなきゃいけないんかなー。幸弘が余計なこと言うからいけないんだよ、生徒会長が指揮振れますよ、だなんて」
「あんたが振るの? どんな第九になるのやら、ね」
 夏樹は愉快そうに片目を細める。
「ゴールデンコンビではありませんか。面白そうな第九になりそうですね」
「なんか『面白そうな』に含みがあるんですけどー、セレスさーん」
「面白いですよ? 音楽解釈が無茶苦茶で」と幸弘。
「学校だっていい加減マンネリ化してんだろ、新風吹き込んでやろーじゃん、ゴールデンコンビで。セレスさん聴きにきます? 高校生の下手な第九だけど。冬休み明け一発目」
「ええ、是非ともお伺いしたいですね」
「わ、セレスティさん冒険家ですねぇ……」
「夏樹さんの歌を聴きたがる時点でわかりきってるって、セレスさんが冒険好きなのは」
「あん? なんか言ったかしら?」
「いーえ、何にもー」
 セレスティはくすくすと笑いを漏らす。ここに来ると退屈しないですね、などと想いながら。
「ケーキご馳走様でした、セレスティさん。何か弾きましょうか?」
 席を立ち上がり、幸弘がセレスティにリクエストを訊く。
「では何か、クリスマスの曲をお願いしましょうか。よろしければ夏樹さんの歌も聴きたいですね」
「クラシック以外でね」
 辰彦が小声で突っ込むのを、夏樹はじと目で睨みつけた。ふんと鼻を鳴らす。
「それじゃ、グノーのアヴェ・マリアとかはやめときましょ。今日はジャズ中心で、ね」
 そんなわけで、クリスマスに先立ったミニライヴが開催されることになった。


    03 winter wonderland

 ポピュラーなクリスマスソングや賛美歌を二人の音楽家が奏でているうちに、自然と客が集まり、ミニライヴはいつの間にか本格的なクリスマスライヴになっていた。調子に乗って、クリスマスに関係ない曲まで演奏している。ミュージックチャージなしのゲリラライヴ。
 唯一のアルバイト店員がパフォーマンスに回っているので、仕方なく辰彦が夏樹の仕事を受け持ち。セレスティは負担にならない程度でクリスマスの飾りつけに手を貸している。洒落た飾りつけに、セレスティのセンスが表れていた。
「ポインセチアは去年のクリスマスプレセントですか?」
 小さな卓上ツリーにオーナメントを下げる作業の傍ら、セレスティはカウンタで働いている辰彦に訊ねる。
「ああ、あれ。知り合いからたくさん貰ったから一個分けてあげる、とかいって僕にもくれたんですよ。別に観葉植物を眺める趣味はないんですけど。ちょうどクリスマス前だったから、クリスマスプレゼントって解釈してもいいかなーなんて」
「それで、辰彦君はお返しに何かあげたんですか?」
 辰彦は首を横に振った。「クリスマスプレゼントって特別な人にあげるものですよ、少なくとも日本では。僕なんかがプレゼントあげたら不自然っていうか」
「今年はどうなさるんですか?」
「何も考えてません」
「イベントは利用しないと勿体無いですよ、辰彦君」
「セレスさんって意外に俗っぽいんだからなー。何学生みたいなこと言っちゃってんですかー」
「まだクリスマスまで日がありますよ。考えるなら今のうちです。夏樹さんは異性にモテるでしょうから」
「そうですねー意外に夏樹さんのファンって多――って!」辰彦は顔を上げた。注ぎかけの紅茶が零れたのに見向きもしない。「僕、夏樹さんから貰ったって言いました!?」
「簡単に推測できますよ、辰彦君」
 セレスティはにこりと微笑む。辰彦はばつが悪そうに目を逸らした。
「セレスさんはどうするんですか、クリスマス」はぐらかすように話を変える。「恋人いるんでしょ?」
「そうですね……こちらの習慣に従うなら、やはりデートでしょうか」
「どこでどんなデートするんですか? やっぱりコンサートなんかに行っちゃったり? 無茶苦茶お洒落してさ」
「ええ、観劇などは良くしますよ」
「さっすがセレスさん。優雅だなぁ」
「辰彦君も、彼女をコンサートに誘われてみてはいかがですか?」
 セレスティは、『Winter Wonderland』の間奏でピアノと即興の掛け合いをやっている歌姫にちらりと目をやる。二人の視線に気づく様子はない。
「夏樹さんは良いかもしれないけど、僕はちょっと退屈だなぁ、クラシックは。ジャズのコンサートとかなら、ありかな」
 でも夏樹さん、ジャズなんか聴きにいったら飛び入りしそう、と辰彦は笑う。セレスティもそんな気がした。
「なんか可愛い曲ですね、これ」
 現在進行形で演奏中の曲に耳を傾けて、辰彦が言う。
「『Winter Wonderland』ですね」
 ミスタースノーマンと遊ぼう、だなんてフレーズが入る。
 walking in a winter wonderland、と繰り返し。
 雪で真っ白になった冬のワンダーランドで、ご機嫌な雪だるま君と一緒に雪遊びをするイメージ。そんな子供っぽいデートも、悪くないかもしれない。雪が降りさえすれば。
「東京も雪が降ればいいんだけどなー。ホワイト・クリスマスって良いですよね。東京生まれ東京育ちだから、そんなの経験したことないや」
 辰彦は窓の外に目をやる。セレスティもつられてそちらへ視線を移した。
 寒々しい灰色の空、けれども雪が降るには温暖すぎる。
 クリスマスまでもう秒読み段階。
 赤や緑や金色の飾りつけや大きなツリー、目映いイルミネーションなどに、心躍らぬ者はいないだろう。サンタクロースは、東京の街にもやって来るだろうか。
「……うーん、クリスマスプレゼントかー」
 悩めるお年頃の辰彦少年は、ぽつり、と思案げにつぶやく。昔の自分を見ているようで、セレスティは微笑ましい気持ちになる。
 曲目は誰もが知っている有名なクリスマスソングへ。
 幸弘のピアノが少し暴走気味。口が回らないようなハイテンポで、ジングル・ベルが演奏される。
「――楽しみですね、クリスマス」
 辰彦は、セレスティに答えてにっこりと笑った。


    04 epilogue

 クリスマスが近づき、束の間その様相を変えている冬の東京を、一人歩く。
 恋人への想いを胸に、クリスマスのために用意した小さなプレゼントをポケットの中に。
 祭儀の本来の意味はどうであれ、クリスマスが万人に与える小さな幸せに嘘はない。
『Winter Wonderland』のメロディを口ずさみながら、セレスティは愛する人々が待つ場所へ向かう。
 雪の降らない温暖な街も、クリスマス前はワンダーランドに姿を変える。
 願わくは、あれこれと気を揉んでいる彼らにも、良きクリスマスが訪れんことを。



fin.



□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

■セレスティ・カーニンガム
 整理番号:1883 性別:男 年齢:725歳 職業:財閥総帥・占い師・水霊使い


□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信          ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

 こんにちは、ライターの雨宮祐貴です。
 クリスマスをぶっちぎってのお届けになりましたが、楽しんでいただけましたら幸いです。クリスマス前のちょっとしたお話ということで、日本のクリスマスらしく(?)恋人の話題にしてみました。
 雨宮はコンサートなぞに行ってみました。大迫力の吹奏楽だったので、あまりクリスマスムードはありませんでしたが……(笑)。セレスティさんは、今年どんなクリスマスを過ごされたのでしょうか。
 メリー・クリスマス、にはちょっと遅いので。良いお年を!