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『銀世界に響き渡る優しい歌声』
「どうか、私に銀杏をプレゼントしてくれた人が見つけてくれますように」
私はイチョウの木のすぐ近くにあるゴールドクレストに友達に誘われて出ることになったゴスペルのクリスマスコンサートの招待状をキャンディーと一緒に紙袋に入れてリボンで結んでおいた。
そしてもう一度、手を組み合わせて、お願いをする。
どうかちゃんとお礼が届きますように。
「バウゥ」
足下で愛犬のなずなが吠えた。彼女も私の為に祈ってくれているのであろうか?
私はくすっと笑うと、なずなの頭をそっと撫でた。
「さあ、行こうか、なずな」
そして私は中断していた散歩を再会する。
しばらくはそれを続けるのだ。
本番の24日まで。
ちゃんとお礼が届く事を祈って……。
――――――――――――――――――
【Begin Story】
【水鈴】
「ふんふんふん♪」
鼻歌も軽快だ♪
それもそのはず。だって、昨日の銀杏、誰かがちゃんと持っていってくれたかな、ってすごくすごく楽しみなんだもん♪
私が隠しておいた銀杏。
見つけてくれた人へのプレゼント。
太っ腹な私の想いを誰が見つけてくれたんだろう?
そういうの、考えるだけで楽しくなっちゃうの。
かさかさかさ、と奏でられるのは公園に舞い落ちたイチョウの葉っぱの奏でる音楽。イチョウの葉っぱも何か楽しい事があるの?
きょとーんと小首を傾げたら、公園の真ん中で小さな妖精さんが踊っていた。
んーっと、お花の妖精さん?
「あっ」
私がじぃ〜っと見ていたら、妖精さんがこっちを向いた。そしたら妖精さんが、目が合った、と想った瞬間ににぱぁ、っと笑ったんだよ。
「昨日は素敵なイチョウの葉っぱをありがとうございましたでし♪」
ぱちぱちと目を瞬かせてから、私は言われた意味がわかったの!
「妖精さんがスノードロップの花の妖精さんのなの! あのお姉さんなの。コスモスの花の妖精さんと一緒に私に素敵な夢を見せてくれた!!!」
「そうでしよ。夢の中だけでもうんめ・・・はわぁ」
「うんめ?」
私は小首を傾げるの。だって妖精さんったら両手で口を押さえて、言葉を途中で止めちゃうんだもの。でも、
「まあいいや。それよりも妖精さんにもイチョウの葉っぱが届いたんだね♪」
「はいでし♪ とても綺麗な葉っぱをありがとうございましたでし♪」
「はいでし♪」
妖精さんの口真似をしたら妖精さんが目をぱちぱちと瞬かせて、それで二人して笑ったの。
「そうだ。銀杏」
「銀杏でしか? 銀杏は食べると美味しいでし♪」
「うん。だから私、銀杏をプレゼントしたの。イチョウの葉っぱの下に隠して、それは見つけてくれた人へのプレゼントって。うーん、なんて太っ腹」
「そうでしね。太っ腹でし♪」
私は妖精さんと一緒に銀杏をイチョウの葉っぱで隠した方へ行った。
そしたら・・・
「あっ」
「どうしたんでしか?」
「無くなってるの。銀杏、無くなってるよ♪」
「よかったでしね。誰かが見つけてくれたんでし♪」
「うん♪」
ずぅ〜〜っと私の胸には誰かが見つけてくれたかな? という不安があったんだけど、でも銀杏が無くなっているのがわかったら、口の中でふわぁーっと綿飴が溶けちゃうみたいにその不安が消えて、私はすごく嬉しくなって♪
本当に、良かったな♪
嬉しくって、嬉しくって、嬉しくって、私は自分でも顔がものすごくにこにことしているのがわかった。
ああ、本当に嬉しいな♪
――――――――――――――――――
【璃生】
チャイムが鳴ってお昼放課。
私は友達と机を合わせて、皆でお喋りしながらご飯を食べるの。
「あ、璃生ちゃんのお弁当、銀杏入ってる」
「本当だ」
「銀杏って、美味しいよね」
「うんうん、美味しい。あたしは茶碗蒸が好き」
「あ、私も」
「我が家の昨日の夕飯は銀杏が入った茶碗蒸があったのだよ」
えへんと鼻を高くして言うと、皆が「いいなー」って声に出して羨ましがって、それから私たちはくすくすと笑いあった。
公園で見つけた、たくさんの銀杏。
昨夜は本当に我が家の銀杏料理は美味しかったし、それに実は部屋の本棚にはイチョウの葉っぱ数枚と一緒に銀杏の実が小さな硝子の瓶に入れて飾ってある。
今朝起きて、それをベッドの上から見た時にとても幸せな気分になれた。
それでまた強く想ったのだ、何かお礼をしたいなって。
でもどうやってお礼をしよう?
「何か心の篭った物がいいんだけど」
うーん……
私は頬杖つきながらもう片方の手の指で机をピアノを弾くように叩いた。
「そのフレーズは猫踏んじゃった、だね」
「うん」
私はにこりと笑う。
「そうそう、ねえ、璃生」
「ん?」
「12月24日って、何か予定がある?」
「ん、ううん、無いよ。残念ながら」
「本当に?」
「うん。本当に残念ながら」
「わぁー、良かった。じゃあさ、もしも璃生さえよかったら、ゴスペルのコンサートに出てみない?」
彼女は敬虔なクリスチャンで、小学生の頃から修道会に所属していて、金曜日の夜は金曜夕会というものにも出ているそうだ。
そういえば前にも彼女は毎年24日はゴスペルのコンサートに出席して歌を歌っていると聞いた事がある。それで夜は大きな教会に泊って、灯したろうそくの灯りだけの礼拝堂で祈りを捧げるのだとか。
「ゴスペルのコンサートか」
「そう」
彼女はこくりと頷いた。
「とても楽しいと想うよ。絶対に参加して損は無いと想うの」
「うーん、でも今からゴスペルの練習して間にあうかな?」
「大丈夫。大丈夫。あたしが教えてあげるし、それにゴスペルの指導をしてくださる牧師さまもものすごく優しくっていい人だから何も心配する事はないよ」
ゴスペルのコンサート。それに私が出席?
私はクリスチャンではないけど、でも、それは何となく神様がくれたチャンスのように思えた。
前に聴いたゴスペルのコンサートはとても良かった。心から感動した。
それをお礼にできるのなら、それは本当に何よりも素敵なプレゼントになると想う。
だから私は……
「うん、私、やってみる」
「本当に? ありがとう、璃生」
「うん、こちらこそありがとう」
素敵なお礼の機会をくれて。
+++
学校からの帰り、私は少し寄り道をした。
お菓子屋さんでキャンディーの大きな袋とじを買って、それと文房具屋さんでかわいいレターセットと水性ペン、それからとても綺麗な水色のリボンと紙袋も。
あとは今人気のキャラクターのシール。
そして家に帰った私は、まずはレターセットの袋を開けて、手紙を書くのだ。
こんにちは。
この間は素敵な銀杏のプレゼントをありがとうございました。
とても美味しく食べました。
お母さんと私とでたくさん料理を作ったんですよ。
それとは別にイチョウの葉っぱと一緒に残しておいた銀杏を硝子の瓶に入れて飾ってあったりもします。
とても綺麗で、見ていると心が和んでとても嬉しくなるんですよ。
本当に素敵なプレゼントをありがとうございました。
それで、そのお礼として、この街の教会で12月24日に行われるゴスペルのクリスマスコンサートの招待状を同封しておきます。
もしもよかったら来て下さい。
その文面の下に簡単な教会への地図を書いておく。
そして私はその手紙と、キャンディーを紙袋に入れて、キャラクターシールで封をした。
「良し、と」
それで私はなずなの散歩を兼ねてその招待状とキャンディーを入れた紙袋をゴールドクレストに結び付けておく。
今日からずっと。
無くなっていたら、また新しく用意した招待状とキャンディーをリボンで結びつけて。
そうやって祈りを込めて。
私の心がどうか届きますように、って。
そうして12月24日。
今朝も私はなずなと一緒に、公園のゴールドクレストの前に立つの。
「どうか、届いていますように」
今日で最後。
どうか、これまでこれを持っていた人の中に、銀杏をプレゼントしてくれた人がいますように。
もしもこれまでの中の人にいなかったら、そしたらどうかこの私の最後の願いがその人に届きますように。
「ワン」
そして今日もなずなも祈ってくれた。
私は愛犬の頭を撫でておく。
「うわぁー、かわいいわんこでしね」
「へ?」
ふいに聞こえた声。
私は辺りを見回す。
「こっちでし、こっち」
「こっち?」
私は声が聞こえた方に視線を向ける。
そしたらにへらーっと笑う小さな顔がそこにあった。
「わぁ、虫?」
「ち、違うでし〜ぃ。スノードロップの花の妖精でし!」
「わわ、ごめんなさい。いいんでし。慣れてるでし」
そう言う彼女が何だかとてもかわいくって、私はついくすくすと笑ってしまった。
「あ、えっと、もしもよかったらこれを舐める?」
「わわ、いいんでしか?」
「うん、いいよ」
私はコートのポケットから取り出した飴玉を彼女にあげた。
美味しそうに飴を舐める彼女を見て、私はつい口に出してしまう。
「このキャンディーも舐めててくれたらいいな」
「キャンディーでしか?」
小首を傾げる彼女に私は頷いて、説明をする。
「なるほどでし。あ、でもきっと届きますでしよ♪」
「うん。じゃあ、もしもよかったら妖精さんも今日の夕方からやるコンサートに来てね」
「はいでし♪」
そして私は公園を後にした。
きっと最後の招待状が届いて、その人が来てくれる事を信じて。
――――――――――――――――――
【水鈴】
街はとても綺麗なんだよ♪
大きな道の両側に植えられている街路樹にはぴかぴかと光る電飾が飾られていて、夜には樹が光ってるように見えるの。
それにね、大きなビルにもそれが飾られていて、光りの絵が描かれているし。
一番のお気に入りは街中に流れるお歌。
とても軽やかで楽しくって、聴いてるとうきうきとしてくるの。
私はスキップを踏みながら妖精さんと約束してる公園に行くんだ。
今日の私の服装は真っ赤なお洋服。
えへへへ♪ 素敵でしょう。
妖精さんと一緒に真っ赤なお洋服を着て、今日も人にプレゼントをする事を約束したんだ。
今日と明日はね、世界が一番優しい時間なんだって。
なんだか良い事が起きそうで、本当にわくわくするな♪
「あ、妖精さーん」
私は公園のゴールドクレストの木の前にいる妖精さんに手を振った。
この公園に来るのは久しぶりだ。
妖精さんも私に気づいて手を振ってくれた。
「こっちでし、こっちでしよ〜〜、水鈴さん」
「うん」
と、妖精さんを見たら、私はあれ? って小首を傾げるの。
だって妖精さんの後ろにあるゴールドクレストの木にリボンで何かつけてあるんだもん。
何だろう、あれ?
「妖精さん、これは何?」
「えへへへ。いい物でし♪」
「いい物?」
何だろう?
私はわくわくしながらゴールドクレストからその紙袋を取った。
「お手紙とキャンディー?」
まずはキャンディーを口に入れる。私のはイチゴ味。妖精さんにはオレンジ味をあげるね。
それでキャンディーを舐めながら私はそのお手紙を読んだの。
こんにちは。
――うん。こんにちは。お手紙をくれた人さん♪
この間は素敵な銀杏のプレゼントをありがとうございました。
――わぁー、銀杏を見つけてくれた人からのお手紙だー。嬉しい♪
とても美味しく食べました。
――うん。とても良かった。
お母さんと私とでたくさん料理を作ったんですよ。
――わわ、料理が作れるんだ。すごいなー。
それとは別にイチョウの葉っぱと一緒に残しておいた銀杏を硝子の瓶に入れて飾ってあったりもします。
――私も見てみたい。綺麗なんだろうなー。
とても綺麗で、見ていると心が和んでとても嬉しくなるんですよ。
――うん。うん。
本当に素敵なプレゼントをありがとうございました。
――ううん。私もすごく嬉しいよ。そんな風にお礼を言ってもらえて。
それで、そのお礼として、この街の教会で12月24日に行われるゴスペルのクリスマスコンサートの招待状を同封しておきます。
もしもよかったら来て下さい。
「わぁー、行く。行きたい」
「どこに行くんでしか?」
にこにこと優しく微笑む妖精さんにも私はお手紙を見せてあげたの。
「すごいでしねー。だったらさっそく行かないとでしね♪」
「うん」
私は妖精さんを肩に乗せて歩き出す。
地図の通りに。
うーん、でも地図の見方はこれでいいのかな?
「妖精さん、こっちかな?」
「あっちじゃないでしか?」
「こっち?」
「うんでし」
そっちへとことこ。
「あら、この教会はこっちじゃなくって、あっちよ」
「妖精さん…」
「ごめんなさいでし」
そんな風に二人で地図を見ながらあっちへとことこ。
こっちへとことこしながら、
そうして着いたの、教会に。
「こんにちは、かわいらしいお嬢さん」
シスター、っていう教会に勤めるお姉さんがとても優しい顔をしながら私にそう言ってくれたの。
「はい、こんにちは。シスター様。えっと、ゴスペルのコンサートに来ました」
私はポケットからもらった招待状を取り出して、シスター様に見せたの。
シスター様はふわりと微笑んで、
「あら、これはようこそ。コンサートはもう直に始まるから、中にどうぞ」
「はい」
妖精さんと顔を合わせてにこりと笑いあうと、私と妖精さんは中に入ったの。
中にはたくさんの人が居て、私は妖精さんを肩に乗せて、お椅子に座った。
そしてとても優しそうな牧師様が礼拝堂の前に立って、にこりと笑って、
「それでは始めます」
と、タクトをあげたの。
そしたら・・・
「わぁー、とても綺麗」
牧師様の後ろに並んでいたとても綺麗なお洋服を着たお姉さんたちがとてもとても綺麗な声で歌を歌いだしたの。
それはとても綺麗で透明な……本当に水の中に砂糖菓子がふわりと溶け込むようなとても綺麗で優しい透明な声。
ぶるっと、私の体が震えた。
心の奥底にあるとても大切な何かに、波打ち際で、海の波が、私の足をそっと触っていくように、
お姉さんたちの歌声が、触れていく。
「綺麗でしねー、水鈴さん」
「うん。綺麗だね。凄いねっ。凄いねっ。初めてなのに胸が一杯になっちゃうお歌」
一緒に歌っても良いのかなぁ?
私は歌いたくって、歌いたくって、歌いたくって、我慢ができなかった。
「水鈴さん、目がキラキラしてるでし♪」
「うん」
うーん、良し。
「楽しく一緒に歌っちゃおう♪ 妖精さんも一緒に♪」
「はいでし♪」
そして私は歌詞がわかんないけど、一緒にお歌を歌った。
――――――――――――――――――
【璃生】
「おはよう」
私は友達に朝の挨拶をし、
そして教会のボランティアをなさっている方たちや修道会の人たちと一緒に教会の掃除をして、準備をし、
そうしてコンサートの衣装に身を包む。
控え室の方まで、コンサートを聴きに来た人たちの声が聞こえてくる。
私はすぅーっと息を深く吸い込んで、吐いた。
「良し、がんばるぞ」
きっと、あの人は来ていてくれる。
だから私は心をこめて、歌うのだ。
感謝の念を。
そして少しでも楽しんでもらえますように、って。
私は皆と一緒に出て、
そうして歌を歌った。
それはとても嬉しくって、楽しくって、何だかとても清い心になれるようで。
そして……
あっ。
歌が聞こえるんだ。
とてもかわいらしくって、
綺麗な歌声が。
心がふわりと温かくなるのは、そのゴスペルを歌う声が、とても楽しそうだから。
うん、私も負けないよ。
私はその誰かの歌声に合わせるように、よりいっそう歌を歌うのを楽しみながら声を出した。
――――――――――――――――――
【ラスト】
私は教会からの帰りに立ち寄った文房具屋さんで水性ペンとレターセット、それに紙袋を買ったの。
それで妖精さんと一緒に公園に行って、その公園の休憩所にある丸太を縦に半分に切って作ったテーブルで、ゴスペルのコンサートに紹介してくれたあの人にお礼を書いたの。
こんにちは。
今日はとても綺麗なお歌をプレゼントしてくれて、ありがとう♪
私も1曲だけ歌ちゃった♪
本当に本当に本当に凄くって、胸が一杯になちゃって、私は上手く言葉で感想が書けないです。
でも本当にすごく嬉しくって、楽しかったです。
ありがとう、本当に素敵なお歌をプレゼントしてくれて。
「良し、書けた♪」
と、このお手紙をゴールドクレストに結んじゃおう。やってあったみたいに♪
そしたら妖精さんが私の名前を呼んだの。
「水鈴さん、待ってくださいでし」
妖精さんがふわりと笑うと、その小さな体が私よりも大きくなったの。夢に出てきた高校生の姿に。
「わぁー、妖精さんが大きくなった!」
「ふふん。わたしの能力のひとつでし♪ 水鈴さん、リボンなんでしが、こうしませんでしか?」
妖精さんはそう言うと、私の髪をおさげにしてるリボンを解いて、それで、招待状を結んであったリボンでまた私の髪を綺麗におさげにしてくれて、
それで私のリボンをそっと私に差し出してくれたの。
「このリボンで結ばないでしか?」
「うん」
そして私は私のリボンで結ぶの。お礼のお手紙を。
「メリークリスマス」
「それじゃあ、璃生。今日はありがとう」
「うん。修道会の方も楽しんできてね」
「うん。ありがとう。じゃあね」
「うん。バイバイ」
私は白い息を吐きながら、綺麗にイルミネーションが輝く夜の道を走った。
公園を目指して。
あの人はちゃんと招待状を受け取ってくれただろうか?
そして歌を聴きに着てくれただろうか?
祈るような想いを胸に抱きながら私は、ゴールドクレストの木の前に立つ。
その木にはリボンで括りつけられた小さな紙袋があった。
「わぁー」
思わず声が零れ出る。
とくん、とくん、とくん、という心臓が脈打つ音を聴きながら、私はそれを手に取った。
そして、その紙袋に入っていた手紙を公園の外灯の下で読んだ。
とても温かな温もりを胸に感じながら。
この手紙もリボンも一生の宝物にしようと想った。とても優しい香りがするから。
夜空からは白い雪が降ってくる。
ホワイトクリスマス。
起こったいくつもの奇跡に私は感謝の気持ちで一杯になった。
「メリークリスマス」
― fin ―
++ライターより++
こんにちは、涼原水鈴さま。
いつもありがとうございます。
こんにちは、笹川璃生さま。
いつもありがとうございます。
このたび担当させていただいたライターの草摩一護です。
今回も本当にありがとうございました。
もう本当に書いているこちらも楽しくって、楽しくって、そしてふわりとした優しい気持ちになりました。
水鈴さま
リボンの交換、というか自分の物を誰か大切な人に渡す、という描写はいつかやりたいなー、とずっと想っていたのです。^^
ですから水鈴さんと璃生さん、不思議な運命で結ばれた二人の物語でそのやりたかった描写を書かせてもらえてすごく嬉しかったです。^^
璃生さま
銀杏を硝子の瓶に入れて飾る、というかわいらしい行為は本当に璃生さんに似合うだろうなー、と想い、このような描写をさせていただきました。気に入ってもらえると幸いです。^^
お礼の手紙を書いたり、それが水鈴さんに届くように祈る璃生さんを書けるのは本当にやり甲斐があって、すごく力が入りました。^^
ゴールドクレストの花言葉は不変。
水鈴さん、璃生さんの想いもずっと不変のままで、そしてお二人が早く逢える事を祈っております。
それでは今回はこの辺で失礼させていただきますね。
本当にご依頼ありがとうございました。
失礼します。
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