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坂川探索
最初に訪れた時から優に二月は経過しているが、坂川の風景には何も変わった所が見受けられない。地下鉄坂川駅2番出口前には相変わらず今にも崩れそうなビルが列居しているし、道路脇に積み重なっているゴミの山も、もしかすると以前と同じかもしれない。
唯一前回と違っている点を挙げるならば、カワライに有無を言わせない強引さがない事だろうか。
「皆さンお久しぶりデス」
デリクは四人の姿を認めると再会を喜び微笑んだ。一番愛想が良い発掘屋がデリクに負けず劣らずの笑顔を見せ、その後ろでスズキも、あ、という顔をした。首にゴーグルを掛けた発掘屋は煙草を銜えたまま「おぉ、鴨が来やがる」と楽しそうに口元を歪ませた。しかしカワライはポケットに手を突っ込み首を竦めた格好で、やあ、と右手を上げて挨拶をしたかと思えば、その手をすぐにポケットに戻してしまった。心無しか元気がないように見える。
「どうかしたのですカ」
「いや、俺冬ダメなの……」
「カワライは寒いの苦手なんですよ」今にも倒れてしまいそうなカワライに変わって運び屋が答える。「この季節コイツ使い物にならないんです」
いかにも仕様がないという顔で運び屋は笑った。今日それほど寒くないのではないか、という疑問が生じたが、雪山で遭難しているかのようなカワライの様子を横目に、世の中には様々な人間がいるのだな、とデリクは「大変ですね」とだけ口にしておいた。
身動き一つせず、目の表面さえも寒いというのか目を細めたカワライは、デリクを見つめ「わかってる。わかってるよオニィサン」と譫言のように呟いた。些か気味の悪い光景だ。デリクはカワライが何を『わかっている』と言っているのか見当もつかなかったが、相槌を打つ間もなくカワライが口を開いた。
「オニィサンはあの白いマンションに行きたいんだろ」
正にその通りだった。デリクは前回坂川に来た際にカワライが話してくれた不思議なマンションの事がずっと気になっていたのだ。今回また坂川を訪れたのもそれが理由であったが、何も言わない内にカワライがそれをピタリと当てた事にデリクは驚いた。しかし、何の事はない。デリクにマンションの事を教えたのは彼なのだから、予測できて当然と言えば当然なのである。
エェ、とデリクは首を頷かせた。
「楽しそうではありまセンか。貴重な宝物も眠っていそうですし」
にこりと微笑んだデリクの横で運び屋が口を開いた。
「俺行きたいな、面白そう」
「できれバ、スズキくんも一緒ニ来ていただけるト嬉しいのですガ」
デリクが申し出ると、スズキは大いに驚いた顔をしてデリクを見つめ返してきた。デリクが微笑むとスズキは「えっと……」と断ろうとしたが、まるで厄介事を押しつけるように発掘屋がスズキの背中を押してデリクの前に彼を差し出した。
「P.J!」
「行って来い、楽しい旅がお前を待ってる」
「その通りデス」
そう言ってデリクが追い打ちを加えると、スズキは観念したのか肩を落として溜息を吐いた。来ていただけますカ、と問い掛けると、ハイ、と力なく頷いた。
手助けをしてくれた発掘屋にデリクは感謝したが、発掘屋がスズキを差し出したのには理由があった。しかし、その事情はデリクの知る所ではない。
カワライの話だけでもわかっていたが、スズキが同行を渋った事であのマンションには何かある、という事が決定的になった。デリクは心中でほくそ笑み、期待に胸を躍らせた。
ホッと胸を撫で下ろす運び屋と使い物にならないカワライに見送られ、三人は白壁のマンションへと出発した。最後にカワライは久しぶりに口を開いた。てっきり「いってらっしゃい」とでも言うのかと思ったのだが、彼の口から出てきた言葉にデリクは苦笑した。
「蓮さんのお店には俺も行くから」
彼らしい言葉ではある。
数十分後、デリクら三人は件のマンションの前に立っていた。カワライの話では辿り着く事すらできない、という事だったが、案外あっさりと辿り着いてしまった。道々二人に訊ねた所、二人ともマンションの奇譚は耳にしていたが行こうと試みた事はなく、今日初めてこのマンションに向かったのだという。つまり、今自分たちが偶々辿り着けたのか、辿り着けないという噂がデマゴギーだったのか、全く判断できなかった。
マンション前で建物を見上げてみると、洗濯物や蒲団が干してある部屋、ベランダに観葉植物や煤けた家具が積まれてある部屋、と至って普通のマンションである。
何か釈然としない思いを抱きつつ、デリクは観音開きのガラスドアを押し開けてマンションに入った。
建物の大きさから考えると意外な事に、このマンションはオートロックではなかった。ガラスドアを通り自動ドアを抜けるとすぐに、左手の壁に銀色の郵便受けが規則正しく並んでいる。ピザ屋のチラシや都条例違反で摘発される類のチラシが詰め込まれている。ある郵便受けから覗いていた小綺麗な封筒を抜き取ると、携帯電話の料金明細らしかった。どうやら無人という訳ではなさそうだ。念の為封筒の宛名を確認し、デリクはそれを郵便受けに戻した。
右側は管理人室らしく、小さな小窓がついていたがしっかりとカーテンが閉められていて中の様子を伺う事はできなかった。一応試しにノックして、暫く待ってみたが反応はなかった。
「誰もいないんですかネ?」
「うーん、どうなんでしょう」運び屋は腕組みをしている。「別に勝手に入っちゃっても面白いんじゃないですか?」
玄関ホールを通り過ぎればすぐにエレベーターがある。左右に通路も続いているから、絶対にここで管理人に会う必要があるという訳ではない。ただ、会った方が都合が良いという程度だ。
仕方ない、とその場を後にしようとしたデリクは、スズキが息を呑む音を耳にし、立ち止まった。
「どうかしましたカ」
スズキは強張った表情のままデリクに視線を寄越して小窓に視線を戻し、顎をしゃくった。
目だ。
藍色のカーテンの隙間から外を伺うようにして、人間の目が覗いていた。
「あノ……管理人さんですカ」
デリクが歩み寄ってそう訊ねると、一瞬見開いた目はすぐにカーテンの影に隠れてしまった。二度ノックをしたが、再びカーテンが動く事はなかった。
「随分挙動不審な管理人ですね」
苦笑している運び屋にデリクは同じような苦笑を返した。
「でも、ここに住んでル方にお会いでキタ、という事ですかラ」
これで『マンションの住人に会った者がいない』という前提を覆す事ができた。頭の回転の速い運び屋は、なるほど、と感心した顔で頻りに首を頷かせていた。
あからさまに帰りたいという顔をしているスズキを引き摺り一階部分を回る。誰もいないという事はない筈だが、やはりというか何というか、マンションの中はひっそりとしていた。あるドアをノックしてみたが返事はなく、鍵がかかっていて部屋の中を覗く事も叶わなかった。
手分けして一階の部屋を全て調べてみた。どの部屋も応答はなく、鍵が閉まっている。恐らく他の階も同じ状況だろう。
時間と空間の軸が少しずれているのではないか、と考えていたデリクは、自分の仮説の正しさを確信した。玄関ホールでは郵便物や奇妙な管理人に接触できたが、その先に進むとマンションという空間に触れる事ができない。つまり空間の歪みはその辺りに生じている、と見て間違いないだろう。
「変ですネェ」殊更小さな声でデリクは呟いた。しかし、これは二人を誘導する為のポーズである。「私は管理人さんにもう一度お話を伺ってみマスのデ、お二人は外から部屋の中の様子ヲちょっと覗いてきていただけまセンか」
「デリクさん、きっと今日はお日柄が悪いんですよ。だから帰りま――」
帰りたがるスズキは適当な理由を口にしたが、運び屋が彼を振り返るとさっと目をそらして口を噤んだ。
「運び屋さんハ、スズキくんが逃げないように監視して下サイ」
「了解」
にっこり微笑んだ運び屋はスズキの腕を引っ掴んで建物の外へと歩いて行った。げんなり、と肩を落とすスズキの体が観音開きのドアを通り抜けるのを確認し、デリクはそのドアを背にしてホールの奥を見据えた。
さて、とデリクは神経を集中させた。少々強引だが、閉ざされている『真のマンション』の次元をこじ開ける事にした。幸いデリクにはそうするだけの能力がある。
デリクの両掌にある黒い痣は魔法陣が定着したものだ。神経を研ぎ澄ませると魔法陣は鈍く青く光り、次元を歪曲させる。元々ある空間とは違うものを作り出すのだから相当な精神力を必要とする筈だが、慣れてしまった所為か、デリクはこの魔術に楽しさすら覚える。例えば掌に感じる圧力に、例えば指の間を流れ落ちる質量の渦に。
彼の口元に笑みが浮かんだ時には、グワンという余韻を残して異次元の扉が開かれていた。
戻ってきた二人に話を聞くと、部屋の中に人影が見えた、との事である。デリクは満足気に頷き微笑んだ。運び屋が管理人の方はどうだったかと訊ねてきたが、勿論管理人に会ってなどいないデリクは、人間不信みたいですネ、としれっと肩を竦めてみせた。
スズキはつい先程と比べても元気がなくなっているように見えた。
「スズキくん、大丈夫ですカ」と労りながらもデリクはスズキを陥落しようという魂胆がある。
「最高に爽やかな気分ですよ」引き攣った顔でスズキが答える。
「少し聞かせテ欲しいのデスが」デリクはやんわりとスズキの腕に触れる。逃がさない為にだ。「あなたがこのマンションで一番行きたくなイ所はどこですカ?」
「……」
スズキは眉根を寄せて言い淀んでしまった。何を言うか考えているようだ。しかしデリクはスズキが決定をする前に言わねばならない事があった。
「あなたの特異体質から考えて、スズキくんが行きたくない場所に、私たちが探していル宝物が必ずあると私は考えていまス。スズキくん、これは提案でス。早く宝物が見つかれバ、早くこの場を立ち去る事ができまスよ」
「ここ曰く付きの物件でしょ、地道に探しても何かしらは見つかりますよ」
「私はつまらないものを探しにきたのではありまセン、面白いものを探しにきたのでス」
満足するまで帰りまセン。冗談めかして言うと、運び屋が微かに笑った。それを合図にしたように、スズキが溜息を吐いた。彼の溜息は今日で数度目だ。スズキはデリクの目を、睨み付けんばかりに見上げてきた。
「わかりました。その代わり」あまりに不本意なのか、スズキはこうも付け加えた。「手早くやってくださいね」
グズグズするなよ、と、つまりそういう事なのだろう。ハイ、とデリクは大人しく首を縦に振り、楽しそうに微笑む運び屋を促してエレベーターへと歩いて行くスズキの後を追った。上が尖った三角のボタンを押すと、エレベーターが下降を始め、回数を示す数字が一定の間隔で減っていった。
エレベーターの乗り込むと、1から15まであるボタンの中から、スズキは少し考える素振りを見せた後12のボタンを押した。そのエレベーターは扉が透明で、各階を通り過ぎる時に外の様子が見えたが、四階辺りでエレベーターを待っているらしい人を見かけた。下へ行くのだろう、デリクたちが乗ったエレベーターは四階を通過し、十二階で上昇を止めた。
エレベーターから降りると丁度目の前に非常ベルが設置されていて、左右に通路が続いていた。スズキが進む方向を決めるまで手持ち無沙汰なデリクは、右に進んでマンションの周りの様子を見渡した。見覚えのある建物は一つもないが、そこが坂川である事は感覚的にわかった。西に雲が流れているくのを、デリクはぼんやり眺めていた。
デリクさん、と彼を呼ぶ声に振り返ると、スズキは左の通路を選んだようだった。後に着いて行くと、ある部屋の前を一度通り過ぎ、立ち止まってすぐ踵を返した。
「ここですカ」
「や……よくわかんないけど」
スズキは自信がないような顔をして首を傾げた。
プレートには1207と部屋番号が打たれているだけだった。今日何度目になるかわからないチャイムを押す行為をデリクは多少の疲れを感じつつまた繰り返した。虚しく響くチャイムの音に応えるものはいない。ドアノブを掴み引いてみたが、ドアはびくともしなかった。
「いないんですかね。あ、ちょっと」
運び屋は三人の背後を体を小さくして通り過ぎようとしていた女性に声を掛けた。女性はビクッと肩を揺らし、少々挙動不審気味に「は、はい」と返事をした。
「この部屋に住んでる方は、この時間いつもいらっしゃらないでしょうか」
「えっと、多分この部屋は空き部屋だと思います……」
「エ、空き部屋なんですカ?」
「いえ、私も越してきたばかりで詳しくは……」
女性は逃げるようにその場を去った。まるで怯えているような女性の様子が何とも解せなかったが、一々気にもしていられない。何故ならスズキの顔色が少しずつ穏やかではない方向に転がって行っているからだ。
「困りましたネ」
「デリクさん、ピッキングとかできないんですか」
「そんな都合の良イ事言われても困りマス」
「壊せば?」
いきなりそんな事を口走ったスズキはドアノブを掴んだ。
「ちょッ……」
「あ」
「開いた」
先程は確かに鍵のかかっていたドアが、何故か簡単に開いた。デリクはドアを自分で調べたから、鍵がかかっていた事をよくわかっている。スズキが何かしたのかと思ったが、彼は違うと首を振った。
「とりあえズ、入りまショウか」
デリクは謎を解きにきたのではなく、宝物を見つけにきたのだ。謎は後で考える事にして、スズキが本格的に機嫌を悪くする前に宝物を見つけてしまいたかった。不法侵入に関して二人とも異議を申し立てなかったので、三人は周囲に誰もいない事を確認して部屋の中に入った。
まず気が付いた事はカーテンが開いていた事だ。部屋の電気を点ける必要がなかった。また、誰も住んでいないにしては生活感があった。家具も部屋の様子も、暫くしたら帰ってくる部屋の主を待っているようだった。
デリクはまずリビングまで行き、ざっと部屋の間取りを確かめた。キッチン、和室、洗面所、二つある木製のドアは書斎と寝室だろうか。特に目に付く物はなかった。その間に運び屋がキッチンに入り、冷蔵庫を開け、流しで水を出そうとした。
「水は出ませんね、やっぱり」
スズキは気分が悪いのかリビングにあるソファにどっと倒れ込んで仰向けになった。深く息を吐くと、薄く目を開いてデリクを見やる。あの、グズグズするな、の目をしていた。
デリクはスズキを運び屋に頼んで、室内の捜査に取りかかった。殊更ゆっくり、まずはリビングを歩いた。次に和室、次に洗面所、浴室、トイレ、キッチン、寝室のドアを開け中を一通り調べたが、触手を動かされるようなものはない。謀ったように最後に残したドアを、デリクは押し開けた。
入った瞬間に妙な感覚がした。空気が重いような、そんな気がした。どこかで感じた事がある、それはまるでデリクが異次元の空間を作り出す時に感じる感触に似ていた。
部屋の中には小さな物書き机に大きな本棚、それとクローゼットだけで、白いレースのカーテンが揺らいでいた。本棚は空っぽだ。クローゼットを開けるよりも先に、デリクは机の上にわざとらしく置かれた万年筆を見つけた。
手に取る事を一瞬躊躇った。均衡が崩れてしまうのではないか、と咄嗟に思った。根拠のないその考えをすぐには拭い去る事ができず、デリクは机の前で身動きが取れなくなってしまった。
漸く手に取った時、リビングから運び屋の声がした。次いで、彼の顔が覗いた。
「スズキが限界だって言ってるんですけど……あ、何か見つけました?」
「エェ、きっと」
デリクが頷くと、運び屋は「じゃあ運び屋らしい所を一つ」と言い、デリクの手から万年筆を受け取った。どうするのかと思えば、使い古され年季の入った風体のシザーバッグに万年筆を入れた。それは何かと問うと、四次元ポケットです、と冗談めかした答えが返ってきた。冗談にするには状況と合致し過ぎているな、とデリクは苦笑した。
限界と言ったスズキは既に部屋の外に出ていた。デリクは運び屋の後から部屋を出て、ドアを閉めた。
数歩進んだ所で、デリクは鍵が閉まる音を聞いた。確かに、それは鍵が閉まる音だった。
駅前でカワライと合流しアンティークショップ・レンに向かうと、
「迷子も増える時期だね」
と、店主・碧摩蓮は前回同様大したチェックもせずに万年筆を買い取った。デリクは、品物に関する事を何も話さないのに、正確に、それを見つけたデリクよりも正確に、品物の生い立ちを読み取る蓮の能力に、ただ感服するばかりだった。
そういえバ、と店を出るとデリクはカワライに声を掛けた。
「あのマンションに辿り着けなイ、というのは確かナ情報なんですカ」
「ああ、俺が確かめたんじゃないけど、P.Jがね、同じ場所ぐるぐる歩かされたみたい」
「発掘屋さんが?」
「そ。でも、まさか本当に行ってくるとは思わなかったな」
すごいねオニィサン、とカワライは笑った。蓮に会ったおかげか、カワライは少し元気になっている。
「やはリ、呼び寄せられていたんでしょうかネ」
え、何? と聞き返すカワライにデリクは首を振った。簡単にマンションに辿り着けた事も、スズキが最初に選んだ部屋に宝物があった事も、部屋の鍵が開いていた事も、全て何かの意志がそう仕向けていたようにデリクには思えた。デリクが見つけた万年筆は、蓮の言葉通りならば迷子だったようだから、もしかしたら持ち主の元に帰りたがっていたのかもしれない。そういう強い意志が、能力を持ったデリクを招き入れた、いや寧ろ、引き摺り込んだのかもしれない。
報酬を受け取り、デリクは二人と別れた。
「皆さんに宜しク」特にスズキくんに、とデリクは付け加えた。
「はいよ、あったかくなったら、また」
手を上げて背を向けたカワライに続いて、運び屋が笑顔で手を振った。
デリクは何だかどっと疲れたような気がして、空を仰いだ。
日も暮れかけ、暗くなり始めた空を、薄雲が西に流れていく。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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[PC]
・デリク・オーロフ 【3432/男/31歳/魔術師】
[NPC]
・カワライ
・スズキ
・発掘屋
・運び屋
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■ ライター通信 ■
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デリク・オーロフ様
この度は「坂川探索」にご参加いただきありがとうございました。ライターのsiiharaです。
二度目の坂川は如何でしたでしょうか。前回のノベルで紹介いたしました「白壁のマンション」でしたが、楽しんでいただけたら光栄です。
デリクさんの能力の解釈が間違っていないと良いのですが、少々心配です。
同行NPCが腰抜けでご迷惑をおかけしましたが、デリクさんの話術でうまく回していただきまして、無事に万年筆を救出する事ができました。宝物よりもマンションに重点を置いて書かせていただきましたが、ご意見等ありましたらご遠慮なく仰って下さい。
それでは、今回はこの辺で。機会がありましたらまたお越し下さいませ。NPC一同お待ちしております。
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