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<東京怪談・PCゲームノベル>


リース式変化術道場〜時を創る黒〜



「…それは面白そうですね」
 そう穏やかに言ったのは、目の前の少女。
まだ10台前半ほどの年齢に見えるが、その表情は大人の女性の微笑を既に持っている。
そして一見して見える年齢とアンバランスに豊満なスタイル。
 …記念すべき実験台第一号、何とも面白そうなのがきたもんね。
あたしはそう思って、内心ほくそ笑んだ。
「そう?やっぱりそうよねえ。あんた中々分かってるじゃない」
 あたしは少女の反応に気を良くして、カウンターの上で組んだ足をぶらぶらさせた。
勿論、座っているのは椅子じゃなくてカウンターの上。
ここの店主の特等席だから、とかそんなことは知ったことじゃない。
そもそもあたしに店を任せて、使い魔連れて外出するほうが悪いのよ、ねえ?
「そうですか?わたくし、こういうものには興味があるのです。
それに、妹にも紹介したいと思いますし」
 そう言って少女は、口元をあげて笑ってみせた。
 …妹、ねえ。なんだか大切な妹のために、というよりかは―…。
何処となく、少し違う感情が見えたような気がしたんだけど。
あたしの気のせいかしら?
「そ。妹も連れ込んでくれるならありがたいわ。
やっぱりサンプルは多いほうがいいしね」
「ええ。…でもまずは、わたくしが術の安全を確認してからです」
 そう言って少女はにこりと笑う。
その笑みには、妹には危険な目に合わせられないという意志が見え隠れ。
 …進んで実験台になろうっての?ほんと、面白い子ね。
「オッケー、分かったわ。
じゃあ、道場開始ってことで異存はないわね?途中キャンセルは受け付けないわよ」
「ええ、勿論進めて頂いて構いません」
 そう言う少女を見て、あたしは満足そうに頷いた。
そしてふと大事なことを思い出す。
「…そーいえば、まだ自己紹介してなかったわね。
あたしはリース・リーファイ。あんたは?」
「わたくしは海原みそのと申します。どうぞ宜しくお願い致します。
…リース様は、わたくしが妹のために身体を張って、と考えてらっしゃるかもしれませんが、
そういうことは気にしないで下さいまし。わたくし自身も、楽しんでやらせて頂くつもりですし」
 あたしは少女ー…みそのの言葉に、少しだけ目を大きくした。
「そう?ならこっちも遠慮無用で出来るってわけね、みそのちゃん。
でも大丈夫よ、はじめっから遠慮なんてあたしの辞書にはないもの」
 不敵に笑うあたしを、うまく受け流すようにニッコリと笑みを浮かべ、
「さいですか、それでは心配は無用でしたね。お任せします、リース様」
「ええ、任せといて」
 あたしは自信たっぷりに頷いた。
今のあたしを、ここの使い魔どもが見たら、恐れ戦くに違いない。
…だってあたしは、内心自信なんてものは半分もなかったのだから。
変化術はあたしの得意技、でもこれを他人に教えるのは生まれて初めて。
言えばあたしの博打ってわけよ。…そんなのに付き合うこの子も可哀想だとは思うけど、
進んで入ってきたんだもの、何があろうとも…文句は言わせないわ。













               ★











「じゃあまずは、何に変化したいか考えて。
イメージが大切よ、出来ればその構成をちゃんと知ってるものがいいわ」
 あたしは偉そうに手を腰にあてて、ちょこんと座っているみそのを見下ろして言った。
みそのが座っている椅子は、ここの店主の一番のお気に入り。
座り心地もふかふかで良いでしょ?勝手に持ち出してみたけど、客をもてなすためだし。
「そうですね…動物か植物、簡単な無機物でしたか」
「そうよ、精密機械はNG。あと特定のものもだめよ」
「わたくしとしては、何でも良いのですが…それは駄目なのですね?」
 あたしは、当然というように頷いた。
「そーよ、変化する本人がちゃんとイメージできるものじゃないと。
それにあたしが指定したものに変化しても、みそのちゃんは楽しくないでしょ?」
「…それもそうですね」
 みそのは、ふっと笑って見せた。
そして手を頬にあて、暫し考える素振りを見せる。
「…少しお聞きしたいのですが」
「うん?」
 あたしは首を傾げた。
「動物型とすると、完全な動物のみなのでしょうか?
例えば、犬でしたら、耳だけ尻尾だけ生やすという芸当は不可能でしょうか?」
「…部分だけ?」
 あたしはその言葉を聞いて眉を顰めた。
「ええ。あとは、植物や無機物であっても、人型に似せて歩くようなことですね。
こういったことは可能なのでしょうか?」
 みそのは、少し面白そうな笑顔を見せて尋ねてきた。
…この子、絶対何か企んでるわね。
 あたしの直感は、多分彼女の言う『妹』に関連するんじゃないか―…そう告げていた。
でも、別にあたしに直接どうこうされるわけじゃなさそうだし。
まあいいか、とあたしは気楽に考え、ニッと笑った。
「…出来ないこともないわよ。でも本来この術は、対象に成りきることを目的としてるから。
術が失敗した場合には、そうなることもあるわね。
だから逆に言うと、狙ってそうなるのは少し難しいけど。
まああたしから見たら、見苦しい姿ってことよ。大体、何で失敗を狙おうとするの?
あたしにはみそのちゃんの意思がわかんないわ」
 そう言ってあたしは肩をすくめてみせた。
だがみそのは穏やかな笑みを浮かべたまま首を振り、
「…こちらにはこちらの思惑があるということです。
それに、見苦しい姿だからこそ愛着を覚えるということもあるのでは?」
 穏やかな笑みを浮かべながらそう淡々と言うみそのに、あたしはほぅ、と嘆息のため息をついた。
穏やかな笑みの向こう側に、妖艶な彼女が見え隠れしたから。
 …つくづく面白い実験台だこと。
「じゃあみそのちゃんは、その『なりそこない』に成りたいの?」
「…いいえ、折角ですから、今回は完全な変化を目指したいと思います。
変化するものは―…酉などいかがでしょうか?人間たちの言う今年の干支ですね」
「ふぅん、トリ?そーいえば最近トリの絵描いたポスターが多いわね。
干支ってやつなのか、ふーん…」
 あたしは台詞の後半、呟くようにいって指を顎にあてた。
…トリ、ねえ。別に悪かないけど、大分大きくなりそう。
最低でも、あたしの腰程のトリになりそうね。種類にもよるけど…結構不気味かも。
あたしはみそのをじろじろと眺め回してそう思った。
「それで、どういうトリになりたいの?種族、それから体毛の色も決めといたほうがいいわよ」
「そうですね、干支の酉をイメージしているので、鶏が良いかなと思います。
今のわたくしの服装に合わせて―…漆黒の鶏は如何でしょうか?」
「……黒?そんでもってニワトリ?」
 あたしは想像外のみそのの言葉に、思わず面食らった。
ニワトリって、あれよねえ…毎朝毎朝ケッコーってうるさいやつ。
トーキョーにはあんまりいないみたいだけど、村にいるときは毎朝悩まされたっけ。
一度魔法でぶっ放してみたけど、寸前のところで逃げられたし。
…そのニワトリねえ…しかも黒?
黒い巨大なニワトリ。…考えただけで青ざめてしまう。
 でも、とあたしは改めてみそのの姿を見て考えた。
みそのの髪は、まさしくその指定どおりの漆黒。
床まで届く…というかむしろ毛束の先は長いドレスの先のように床についてしまっている。
そしてその服装は、今の時期良く見かける羽織袴姿。
しかしその色が薄墨色というのが、少し違うけども。
 …確かにこの子なら、漆黒のニワトリでも案外似合うかも。
あたしは内心そう呟き、ふぅんと言った。
…やってみる価値はあるわね。
「了解、それでやってみようじゃないの。
但し、大きさは分かってるわね?みそのちゃんの背丈から、腰あたりまでよ。
それはどうするの?」
「…そうですね、完全な変化を目指したいので、腰あたりまでに致します。
それでも結構大きめだとは思うのですが」
 …結構どころか、十分巨大よ。
ニワトリ化したみそのに突付かれないことを願いつつ、あたしは気合をいれて腕をまくった。
「さて、じゃあはじめますか」





















 店の中央に設えてある丸型のテーブルを無理やり退けて、多少なりともの空間を作った。
一応みそのには裸足になってもらったけども、床にはじゅうたんが敷いて在るから寒くはないだろう。
それに、暖炉では今も火が絶え間なく燃えているし。
「…じゃあ、いい?まず一番楽な姿勢で立つのよ。
足の幅は肩ほど、手はぶらんとさげて」
 あたしは数歩ほど離れて立っているみそのに言った。
みそのはあたしの言うとおりに足をほんの少し広げ、腕をだらんとまっすぐにさげた。
その背筋はぴんと伸び、豊満な胸を強調するように張っている。
 姿勢は二重丸。ひょっとしてこの子、特別な職業でもやってるのかしら。
…それこそ、祭祀とか…そう、巫女だとか。
「足の先からつま先まで、自分の気が巡るのを想像するの。
血液が心臓から動脈に伝わり、そして静脈を流れて心臓に伝う。そんな感じね」
「要は気の流れを扱うのですね。それなら―…」
 わたくしの十八番です。
 そう呟いて、みそのは微笑んだ。
その笑みが不敵に見えたのは、きっとあたしの見間違いではない。
「じゃあ、ゆっくりと手を胸の前にもってきて。
そして手のひらをあわせるの」
 あたしの言葉通りに、みそのが手をゆっくりと動かす。
彼女がやると、こんな簡単な動作でも神秘的に見えるから不思議だ。
「手のひらに意識を集めるのよ。それから、こう唱えて。アンクル―…」
「リース様は」
 あたしの言葉を遮るように、みそのが口を開いた。
あたしは怪訝そうな顔をして、みそのを見る。彼女の集中が途切れた感じが受けない。
「ご一緒しないのですか?」
 みそのはそう言って、にっこりと笑う。
あたしは思わず、うっと呻いた。
「…あたしが!?何で」
「そのほうが面白いと思うのですけども」
 リース様の気が進まないようでしたら仕方ありませんね。
 みそのはそう言って、少しさびしそうな顔をした。
…だけどあたしには見えた。
みそのの表情に、あたしに挑戦しているような色が浮かんだのを。
 ―…他人に教えるのと同時には出来ないの?
そういわれたような気がしたから。
全くのあたしの勘違いかもしれないけど、あたしがそうとらえたんだから仕方ない。
その勝負、乗った!
「で、出来ないわけじゃないわよ!そう言うんならやってあげようじゃないの」
 あたしは心なしか鼻息を荒くして、意気込んだ。
そのあたしを面白そうにみそのが眺めていたかと思うと、ころころと声を上げて笑った。
「そうですか、それは楽しそうですね。リース様、頑張って下さいまし」
「言われなくてもちゃんとやるわよ。頑張るのはみそのちゃんのほうでしょ?」
「…それもそうですね」
 そう言ってみそのはくすくすと笑った。
この少女に良いように扱われている気がして、何とも腹立たしい。
しかし憎めないのも確かだ。
この子特有の雰囲気だからか、それともあくまで穏やかな表情によるものか。
 あたしは、はぁ、と息を吐いて手を前に掲げた。
「じゃあ気を取り直して。あたしの言葉に続いて唱えるのよ。
そんでもって唱え終わったら、長く息を吐くの。
吐いたあとは息を止めて、合わせた手のひらに集中して。
頭の中は、あくまでニワトリのイメージよ。成功なら、それで変化できるわ」
「…了解致しました」
 みそのがこくん、と頷いたのを確認して、あたしは口を開いた。
「アンクル、コーシア、カルカツィア。
偉大な村の創始者たちよ、遠い東の異国にいる貴女の子、そして子の友に力を」
 あたしの言葉に続いて、みそのの柔らかな声が祝詞を唱える。
そして唱え終わると、あたしは長く長く息を吐いた。
その脳裏には、腹立たしい早起きのニワトリが鮮明に描かれている。
…あいつにはなるのは腹が立つけど、これも成り行き上仕方ないのよ。
そんなことを考えていると、ぼこぼこと身体の表面が波打つのを感じた。
この瞬間は非常に気持ちが悪い。いつまで経っても慣れない。
 ちらりと目を開けてみそののほうを伺うと、彼女の身体は漆黒の羽毛に包まれ始めていた。
…どうやら成功の兆しが見えたようだ。
 あたしは安堵のため息をもらし、自分の変化に集中しはじめた。

 そして身体が落ち着いたのを確認し、目を開けると。



「まあ。目線が低くなりました」
 そう楽しげな声で呟く、一匹のニワトリ。…それも巨大な。
巨大なニワトリは、はしゃぐように羽をばたつかせ、羽毛を散らした。
その体毛はまさに墨を満たしたかのような漆黒。
トサカは少し薄い墨色、そして瞳も吸い込まれそうな黒だが、愛らしく白い縁取りがある。
変化した彼女の元が伺える、何とも愛嬌のあるニワトリがそこにいた。
…ただし、巨大な。
「…えらく食いでがありそうねえ。一ヶ月ぐらいもちそうよ、みそのちゃん」
 あたしはにやにやと笑みを溢しながらいった。
…と自分では思っているものの、なんせくちばしなもんだから、表情を出すのがえらくむずかしい。
「あら、リース様も加わると二ヶ月は持ちますわね。
リース様もなかなか美味しそうですわよ」
 わたくしが人間ならば、捌いてしまうやもしれませんわね。
そう物騒なことを呟くみその。
あたしは思わずぶるぶると震えた。…まさしくこれが、鳥肌ってやつよね。
「や、やめなさいよね!冗談でもそういうこと言わないでよ」
 ニワトリになってみて初めてわかる、まな板の恐怖ってやつだ。
 みそのはそんなあたしを見て、楽しそうにころころと―…いや、ケッケッケ、と妙な鳴き声をあげた。
「リース様ったら。わたくし自身も鶏なのですから、今は無理ですわ。
そう怯えないで下さいね」
 穏やかな声でそう言う。…だが穏やかだからこそ怖いということもあるだろう、世の中には。
みそのという少女がまさにそれだとあたしは思う。
「…ま、まあそれはそれとして。
これからどうする?効き目は大体数時間よ。人によって差はあるけど、多分5〜6時間ってとこね」
「まあ、結構猶予があるのですね。ならば表に出て、世の人の視線を楽しんでみたいですわ」
 そう言って、また羽をばたつかせる。
いいから、それやめなさい。羽毛が散って、あとの掃除が大変じゃないの!
…まああたしはやらないけど。
「…視線って、このまま出るつもり!?巨大なまま!?
とっ捕まって工場行きよ、あんたパック詰めになって陳列されたいの!?」
 あたしは青ざめて喚いた。
くちばしがかちかちと当たって何とも耳障りだ。
だがみそのは、そんなあたしの勢いには全く動じず、片方の羽をくちばしのあたりに寄せた。
…きっと本人は、手を頬に添えているつもりなんだろう。
そしてひらめいた、というように羽をばふんと合わせる。
「光の『流れ』を変えれば、遠目にはわかりませんわ。
リース様もそれでしたら大丈夫なのでは?」
「光の流れを変えるって、あんたねえ…!……出来るの?そんなこと」
 あたしは思わず、羽をばふっとみそのに突きつけて―…とてとてと近寄って、囁くように尋ねた。
みそのは小首を傾げて、
「ええ、可能ですよ。何なら、今すぐにでも」
「………………。」
 養鶏所の人間に見つからなければ―…まあいっか。













「ああっ!でも恥ずかしいーっ!」
 通りすがる人間からは見えないと分かっているものの、こんなみっともないトリの姿でっ!
あたしはコンクリートの地面をかつかつ言わせながら歩いていた。
あたしの少し前を、跳ねるように歩いていたみそのが振り返って首を傾げる。
「でもリース様、普段変化しておられるのでは?」
 何を今更、と言わんばかりに尋ねてくる。
あたしはがくん、と首を折らせ、
「…あたしはねえ、馬とか鹿とか、まあ百歩譲って犬だとか、
ああいうすらりとした動物が好きなのよ。こんな情けないニワトリ姿で、しかも巨大な!
もう、露出プレイみたいなもんよ!」
「あら、それではリース様は今羞恥心を感じてらっしゃるのですね」
 そうあっさりと言ってくるみその。
あたしは、はぁぁとため息を漏らしながら言った。
「…みそのちゃんは何も感じないの?なんかやけに楽しげだけど」
「ええ、わたくしとても満足ですわ。羽毛はふかふかしてますし、目線がいつもと違うのも新鮮で。
それにわたくし、鶏は結構好きなのですの。可愛いと思うのですけど?」
 そういって、ばさばさと羽を羽ばたかせるみその。
…やっぱりこの子の価値観は、理解が難しいようで。











               ★








 そして人間型に戻ったみそのに、早速書いてもらったアンケート。
そこには彼女らしい丁寧な字でこうあった。

『楽しい思いをさせて頂き、感謝致します。
わたくしとしては価値のある術だとは思いましたが、
人間社会ではどうなのか判断つきかねますわ。
表を歩いてみても、行動や術に不備はありませんでしたし、
そのあたりはご心配いらないかと思います。

そして肝心の報酬ですが、大粒の真珠を差し上げます。
それなりに価値のあるものだと思いますので。

それでは、道場の繁栄心からお祈り致します。


               海原みその。』








       end.



 
 

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    登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】


【1388 / 海原・みその / 女性 / 13歳 / 深淵の巫女】

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          ライター通信          
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 みそのさん、こんにちは。今回は当依頼に参加して頂き、有り難う御座いました。
初めての新NPC登場シナリオということで、
試行錯誤しながら書かせて頂きました。
個人的にはみそのさんの鶏姿は、
巨大ながらも非常に愛らしいのではないかなあ、と思いながら書いておりました。
リースはああいっておりますが、私としては鶏は可愛らしいと思います^^
コメディ調になりましたが、少しでも楽しんで頂けると非常に光栄です。

それでは、またどこかでお会いできることを祈って。