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<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


封鬼連 〜碧の章〜

<オープニング>
ほんの半年前、突如画壇に現れた新星、佐生深織(さしょう・みおり)。独特の画風であっと言う間に人気画家となった彼女だが、全てはその胸に輝く緑色の玉の成せる業だった。玉の名は『碧珠』。色とりどりの玉の一つ一つに鬼を封じた首飾り、『封鬼連』の中の一つであり、『封鬼連』はまた、『寿天苑』の所蔵品でもあった。元より常人の手には余る品。『寿天苑』の現当主、天 鈴(あまね・すず)は玲一郎に回収を命じた。

「泊まっているのは、確かなのよね?」
 シュライン・エマは向いに座る青年にその深い蒼の瞳を向けた。彼の名は天 玲一郎(あまね れいいちろう)。以前、彼女の勤める探偵事務所に依頼人としてやって来た事がある。もう会う事も無いかと思っていたのだが、美術系出版社に勤めている女友達からの呼び出しで出かけた先に、彼が居たのにはさすがに驚いた。そして今、二人はとある人物を探して、都内のホテルに居る。尋ね人の名は佐生深織。今話題の新進女流画家だ。
「今は外出中と言われました。しばらくこの店で待ちましょう。入り口もよく見えますし」
玲一郎は運ばれてきた珈琲カップを口元に運んだ。女性としては背の高いシュラインよりも頭一つ分くらい上背のあるのに、それを全く感じさせない。よく言えば育ちの良さそうな、悪く言えば頼りない、そんな雰囲気の青年だった。それが何故、佐生深織に居所を知りたいと、マスコミめぐりなどしていたのか。
「ねえ」
 シュラインは自分も珈琲に手を伸ばしながら、聞いた。
「どうしてそんなに、彼女に会いたい訳?ギャラリーを持ってるなんて言ってたけど、下手な嘘よね」
「やっぱり、そう思います?」
 苦笑しつつ頷く玲一郎に呆れつつ、シュラインは続けた。
「当たり前でしょ。特に貧乏にも見えないけど、そういうタイプにも見えないもの。それに、今居る画家の中でも、佐生深織は特別だわ」
マスコミからの接触を殆ど拒否している彼女に会うのは、業界の人間でも難しい。現住所も分からない、謎の女性と言うのがまた人気に拍車をかけていて、マスコミ各社は彼女のインタビューを取るのに腐心している。勿論、シュラインの友人が勤める弱小出版社とて、例外ではない。彼女が現在このホテルに宿泊しているらしい、と言う情報をくれた友人が、引き換えに二つ、条件はを出した。一つはシュラインと一緒に探す事、もう一つは接触したらどうにかしてアポを取るか、家を突き止めて教える事だ。シュラインは渋ったのだが、『連載の仕事、あるわよ』という悪魔の囁きには勝てなかった。もっとも、その後携帯電話に寄越した『ついでに彼の電話番号も聞いといて』と言うメールについては黙殺する予定だが。
「それで?本当の理由は何なの?」
答えを促すシュラインの前に、玲一郎は一枚の切り抜きを広げた。佐生深織のグラビア記事だ。
「どう思います?佐生深織。好きですか?」
 出し抜けに聞かれて、シュラインはうーむと考えた。実を言うと、騒がれ始めた当初、一度だけ開かれた個展に行った事がある。本人も会場で見た。艶やかな美人だったが、どこか暗い雰囲気があり馴染めなかったし、絵は暗いを通り越して不気味だった。一見、のどかな風景を描いた油絵なのだが、良く見ると骸骨や内臓、屍骸など、死を思わせるモチーフがどこかに隠されている。絵全体もどこかちぐはぐで不安定な印象で、見ていると何故か不安で薄ら寒い気持ちにさせられる。そんな絵だったのだ。
「あまり、好きじゃないわね。正直言って、どうしてあんなにもてはやされるのかわからない」
 考えた末に率直に言うと、玲一郎は、それは良かった、と笑った。
「どう言う意味?」
「健康な心の持ち主だ、と言う事ですよ。今の彼女の絵には鬼の気が織り込まれている。あれを心から好きだと言うのは、闇に魅入られかけている証拠です」
 さらりと言うと、玲一郎は記事の中の写真を指差した。
「元凶は、この緑色の石。見えますか?」
 シュラインは頷いた。佐生深織の胸元に輝いているペンダントだ。
「これは元々我が家にあったもので、本当はあと4つの石をあわせた首飾りのような物だったんですよ。それが、ある時散り散りになってしまいまして。石にはそれぞれ、鬼が封じ込められているんです。鬼は目覚めて、彼女を取り込もうとしている。いえ、もう取り込まれているのかも知れない」
 信じていただけます?と聞かれて、シュラインはふと目を逸らした。信じられないと言いたい所だったが、以前、佐生の絵を見た時の気持ちを思い出すと言えなかった。
「碧珠、と言うのですが、綺麗な緑色をしているでしょう?これに封じられている鬼は、かつては絵師であったと聞いています」
「それはまた。どんぴしゃな相手に取り憑いた事…」
 思わず呟いた直後、玲一郎が顔を強張らせた。
「どうしたの?」
 聞きながら追った視線の先に、佐生深織が居た。勘定をさりげなく玲一郎に渡して、シュラインは先に席を立った。ちゃんとお金持ってるかしらと思いつつ、形の良い耳を研ぎ澄ます。このざわめきの中でも、シュラインの耳は対象の声をしっかりと聞き取っていた。
「…ええ。ありがとう」
 か細い声だ。振り向いた瞬間、長い髪の向こうに揺れる彼女の大きな金のイヤリングがシャラン、と小さな音を立てた。シュラインは彼女の方に一歩踏み出した。
「佐生さんですね」
 一瞬驚いた様子だったが、佐生深織はすぐに冷たい笑みを浮かべた。
「そうですが…。失礼ですけど、貴女は?お約束をした覚えはありませんけれど」
「ええ。約束なしに申し訳ありません。ただ、他に貴女に会う方法が見つからなくて。こういう者です」
 探偵事務所の名刺を渡したが、彼女はそれには注意を向けず、シュラインの肩越しに視線を向けた。
「貴様、仙か」
先刻とは打って変わったぞっとするよう声で、彼女が言った次の瞬間、周囲が暗くなり音が消えた。
「何?」
「鬼の結界です。大丈夫、落ち着いて」
 玲一郎の声が耳元で聞こえた。佐生深織の姿が段々と闇に溶けてゆく。捕まえようと延ばした腕は虚しく空を掴んだ。
「儂は戻らぬ」
 彼女、いや、その中の鬼が言った。いつの間にかシュラインの前に出ていた玲一郎が首を振る。
「そうは行きません」
「戻らぬ…!」
 振り絞るような低い声。玲一郎が何か口の中で呟くのが聞えるのと、佐生深織の姿が闇に消えたのが同時だった。途端に周囲のざわめきが戻り、シュラインは眩しさに目を細めた。
「逃げられましたか…」
 玲一郎が溜息交じりに呟いたその時、シュラインはシャラン、と聞き覚えのある音を微かに聞いた。迷っている時間は、無かった。
「こっちよ!!」
 シュラインは玲一郎の腕を乱暴に引っつかむと走り出した。走りながらも、聴覚を総動員して音を探す。鬼には似つかわしくない、澄んだ金属音は彼女のイヤリングの音だ。どうやら彼女は、地下駐車場の方に向ったらしい。階段を降りると、今度は玲一郎が小さく叫んだ。
「見つけた!」
 シュラインは玲一郎を先に行かせた。コンクリの床を打つ靴音が聞える。それを追っているのは玲一郎の足音だ。近い。すぐに追いつく!と、思った瞬間、別の靴音が物凄い音で近づいてくるのが分かった。
「危ない!」
 思わず叫んだが遅かった。鈍い音に続いて、男の短い悲鳴と人の倒れた音が聞えた。
「大丈夫?!」
 追いついて見ると、駐車場の裏口で玲一郎ともう一人、知らない男が尻餅をついていた。まだ若い。玲一郎と同じか少し上と言った所だろう。シュラインはすぐに玲一郎を助け起こしたが、その間に彼女の姿は路地に消えており、代わりに二人の目の前に現れたのは、見知らぬ少女だった。シックなデザインの黒いワンピースがよく似合う。西洋アンティーク人形そのもののような雰囲気だ。
「少し、遅かったようですね。行ってしまいましたわ、『彼女』は」
 彼女は小首を傾げながら言った。闇色の長い髪に、抜けるように白い肌。真紅の瞳をした少女は二人の前に立つと、ちろりと玲一郎を見上げて、
「貴方も…人ではありませんね」
 と言った。玲一郎が穏やかに微笑んで答える。
「貴女よりは、人に近いと思いますよ。多分」
「先程の。あれは、鬼ですね」
 少女の言葉に、玲一郎が頷いた。
「正確には、鬼と、それに取り込まれようとしている人間、ですが。そうなる前に見つけたいのです。行方をご存知ですか?」
「私は存じませんけれど…」
 少女は二人の背後を見ながら、言った。振り向くと先刻玲一郎とぶつかった青年が、呆けた顔で突っ立っていた。なるほど、と手を叩く玲一郎、満足げに頷く少女。だがシュラインは何かを忘れている気がした。そう、例えば。あのさ、と、玲一郎を突付いた。
「話ついたとこで何だけど。…そもそもこの子、誰?」
 シュラインの指摘に、玲一郎はそう言えば、と呟き、少女は少し膝を沈めて、
「黒榊魅月姫(くろさかき・みづき)と申します。初めまして」
 と鈴の鳴るような声で言った。

「本当に、ここで良いの?」
 タクシーを降りたシュラインは眉をひそめた。
「その筈ですよ。気配もしますし」
 手にしたメモと番地を見比べながら、玲一郎が言った。
「山全体に、鬼の気が漂っています。こういう所だと明確に感じますね」
 と言ったのは、魅月姫だ。ここは東京郊外の山の中。この近くに、佐生深織の生家があるのだと三人に教えてくれたのは、駐車場の裏口で玲一郎とぶつかった、あの青年だった。彼は、佐生深織の友人だったのだ。昔の彼女の絵が好きだったのだと、彼は言った。彼の父親が開いていた小さな画廊で出会ったのだそうだ。美大は出たものの芽は出ず、先が見えないまま悩んでいた彼女だったが、彼はその絵が一目で気に入ったのだと言う。だが、佐生深織はある日突然姿を消し、再び見えた彼女にも絵にも、かつての面影は無かった。元の佐生深織を知るからこそ、青年は玲一郎の話を信じたのだろう。彼は、彼女が逃げ込むならばここだろうと、生家の住所を教えてくれた。
「彼女、優しい絵を描いていたって言ってたわよね、あの人」
 シュラインは呟いた。
「私もきっと、そっちの方が好きだわ」
と、その時、急に玲一郎が立ち止まった。森の中に続く細い道を見つけたのだ。曲がり角らしき場所に、住居表示のポールが立っていた。ビンゴだったようだ。
「さて」
 玲一郎が、二人を振り向いて言った。
「そろそろ、参りましょうか」
 佐生深織の生家は、見た目ふたま位の小さな家だった。歩きながら耳を澄ますと、玲一郎と、その前を行く魅月姫の足音が聞えた。玲一郎のは少し重く、魅月姫のは軽やかだ。息遣いは二人とも、殆ど聞えないくらい静かで穏やかだった。森を過ぎていく風の音にかき消されそうな微かな音に耳を済ませていると、玲一郎たちが立ち止まった。中に物音は聞えない。窓も真っ暗だ。
「お留守かしら。…いえ、そんな筈はないですけれど」
 魅月姫が呟いたが、シュラインは首を振った。
「中に居るわ、音が聞える」
 ドアを開けた。鍵はかかっておらず、家にはすんなり入れた三人だったが、佐生深織の姿はどこにも無い。辺りを見回していると、シュラインが叫んだ。
「下よ、下から聞える!」
何が聞える、とは言わなかったが、玲一郎は射し込んできた夕陽を頼りに板張りの床を調べ、一部分を押し開けた。階段だ。地下室に続いているのだろう。魅月姫がひらりと先に降り、玲一郎とシュラインが続いた。
「逃げても、もう無駄ですよ」
 暗闇の中に、魅月姫の声が響いた。
「逃げた訳ではない」
 鬼が嘲笑した。
「ここは我が結界の内。誘い込まれたと気づかなんだか」
 だが、魅月姫は全く動じない。玲一郎がその後ろですっと手を上げた。同時に闇が切り裂かれ、消えた。
「結界を破るのは、割と得意なんですよ。さっきは少々、遅れをとりましたが」
 玲一郎が言った。
「元よりお前の結界なぞ、この私には影と変わりませんけれど、ね」
 魅月姫の姿が闇の中に浮かび、悔しげな呻き声を上げる鬼…佐生深織の頬に手を触れた。途端に彼女の動きが止まる。
「さあ。これで彼女は動けません」
 魅月姫が静かに言った。
「逃げますか?それとも」
「くっ…ぐうッ…や…め…わた…し」
 鬼の声が揺らいだ。その呻き声の中に佐生深織の波長を聞き取ったシュラインが叫んだ。
「佐生さん!しっかりして!!貴女の絵を、取り戻したくは無いの?!」
 鬼の、佐生深織の目が見開かれた。その手がシュラインの方に伸ばされる。画家の胸元の石が一瞬光り、彼女の体からからつむじ風と共に何かが吐き出された。鬼だ。
「佐生さん!」
 シュラインが駆け寄り、悲鳴を上げて崩れ落ちる彼女を抱きとめた。吐き出された鬼の気が、再び佐生深織を取り巻こうとするのを玲一郎が弾く。弾かれたそれは、荒れ狂いながら今度は魅月姫を襲おうとしたが、ひらりとかわされ、逆に叩きつけられた。
「シュラインさん、これを」
 振り向いた玲一郎が、シュラインに小さな水晶を渡した。
「守りにはなります。彼女を、頼みます!」
「わかった!」
 水晶から放たれた光が、ほんのりとシュライン達を包んだのを見届けてから、玲一郎は佐生深織の首から碧珠を外すと魅月姫の隣に立った。それを見た鬼が威嚇の声を上げる。
「また、それに封じるのですか?」
 魅月姫が小首を傾げる。鬼の咆哮など意にも介していないらしい。
「その予定ではありますが。他に策がありますか?」
「私に下さるのなら…。もう少し安全なモノに、致しますけれど」
「貴女には、随分とお力をお借りしましたしね。良いでしょう、差し上げます。ただ、その前に一つだけ、聞きたい事があるのですが」
「では、ご一緒に」
 魅月姫は微笑むと、甘い声で歌い出した。鬼のそれとは違う闇が二人と鬼を包み込み、完全に消えた。
「結界、って奴ね」
 シュラインは一つ息を吐いた。鬼の事はあの二人に任せておけば、心配は要らないだろう。案の定、しばらくして戻ってきた二人は無傷だった。玲一郎の手には佐生深織から外した碧珠がある。
「鬼は?」
 シュラインが聞くと、玲一郎はちらりと魅月姫を振り返った。
「私がいただきました」
 魅月姫はそう言うと、ふわりと飛ぶように階段に立ち、
「では、お先に失礼させていただきます。…私、これでも少し、先を急いでおりますから」
 と一礼して闇の中に姿を消した。一体彼女は何者なのか。気にはなったが、追及しない方が身の為なのかも知れない。世の中にはそんな事象が山ほどあるのを、シュラインはよく知っていた。それに。
「まあ…あんたも結局、得体知れないもんね…」
 隣を見上げてぼそりと言うと、玲一郎がくっくと喉の奥で笑った。来た時に使ったタクシーは当然ながら既におらず、気を失ったままの佐生深織を玲一郎が背負って、駅まで歩いた。
「それで、聞きたい事って、聞けたの?」
 シュラインが言うと、玲一郎は少し顔を曇らせて首を振った。
「碧珠を持ち出したのが誰か、聞きたかったんですけど。あれは知りませんでした。また一から出直しです」
「ま、世の中そんなもんよ」
 シュラインの慰めに玲一郎は笑ったが、ふと真面目な顔をして、
「今回も、またお世話になってしまいましたね」
 と言った。
「別に、何もしてないわよ。鬼だって、あの子がやっつけちゃったんでしょ?」
「それはそうですけれど…。でも、あの時貴女が佐生深織に呼びかけてくれなければ、鬼を剥がすのは難しかったと思います。ありがとう」
 玲一郎が微笑む。
「お礼言われる程の事じゃないわよ。ああ、お礼と言えば…言い忘れてたけど、桃、美味しかったわよ。ご馳走様。でも」
 シュラインは、玲一郎の背で眠る佐生深織の頬にかかった髪をのけてやりながら、言った。
「でも、今度事務所に来るなら、報酬はとりあえずキャッシュにして頂戴」

 佐生深織が、シュラインの勤める事務所を訪れたのは、それからひと月程経ってからだった。玲一郎からはそれきり連絡は無い。タクシーの中で、彼は佐生深織に碧珠をどこで手に入れたのか聞いていたが、彼女は何も覚えていなかった。ただ、気付いたら手元にあった。と言う彼女の言葉に、玲一郎がっかりしたような顔をしていた。水晶は借りたままだ。佐生深織は、約束通り友人の出版社を訪れてくれたが、それが記事になったかどうかは聞いていなかった。
「多分、無理だと思います。あの頃の事は、夢の中のような感じで…あまりよく覚えていないのです。今の私の話では、記事にはなりませんから」
 佐生深織は、そう言って申し訳無さそうな顔をした。どうやら仕事の件も流れそうだ、と内心失望しつつも、シュラインはその後の様子を聞いた。
「今は、やっぱり絵を描いています。あんな事があっても、止められなくて」
 お礼の代わりになるかどうか、と彼女が差し出したのは、一枚の絵だった。小さなキャンバスに描かれた風景に何だか見覚えがあるような気がしていると、佐生深織が頷いた。
「生家の、あの家の周りの風景なんです。今は随分変わってしまいましたが。集落が消える前は、こんな感じでした」
 緑が煙るような道を、子供が二人歩いていく。その向こうに見えるのは、小さな家だ。描かれては居ないけれど、しっとりとした風が、きっと二人を包んでいる。
「ありがとう」
 シュラインは改めて彼女を見て、礼を言った。
「私はこの絵の方が、ずっと好きだわ」

終わり。



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
【0086/ シュライン・エマ / 女性 / 26歳 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【4682 / 黒榊 魅月姫(くろさかき・みづき) / 女性 / 999歳 / 吸血鬼(真祖)・深淵の魔女】




【NPC 天 玲一郎 /男性】
【NPC 天 鈴   /女性】
【NPC 佐生 深織 /女性】



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■         ライター通信          ■
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シュライン・エマ様
ライターのむささびです。二度目の参加ありがとうございました。『封鬼連 〜碧の章〜』楽しんでいただけましたでしょうか。三人が佐生の生家にたどり着き、玲一郎たちが結界に消える辺りのみが、共通部分となっております。黒榊様のノベルとあわせてご覧になると、また違う視点、展開が御座います。
玲一郎とは以前、草間探偵事務所でお会いしておりましたので、知り合いという事で書かせていただきました。前回はシュライン様の能力を発揮させていただく事が出来なかったのが心残りとなっておりました事もあり、今回は超聴覚に頼らせていただきました。頼りない玲一郎をよく引っ張ってくださり、とても助けられました。ありがとうございます。またお会い出来る事を心より祈りつつ。

むささび