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創詞計画200X:CODE00【SIDE S】
*****
それは、いつの年の変革であったか。
思い起こしてみるとしよう。
あの、いつとも知れない年の夏を。
夏とは思えぬ夏があり、嵐は神の意志の弾丸であった。
思い起こしてみるがいい。
あの、天使が降りてきた夏のことを。
誰が知り、誰が見ただろう。
『byiaf,ejbksg6eg.iy:@yqa9
こんにちは、いまこのときをいきるにんげんたちよ
s@4tqr:whq@xe
どうかたすけてください
s@4t6d5whq@xe
どうかおしえてください
0qdk 3.^@grt@q6
わたしの あるべきすがたを
s@4tqr:whq@xe
どうかたすけてください』
言葉と光は握り潰された。言葉を聞き、光を見たものは、いないということにされたのだ。しかし誰もが、この年の天使を忘れることはなかった。
今こそ、思い出すがいい!
*****
たとえ怪獣が出ようが殺人鬼が現れようが、彼は店の仕事を怠るつもりはない。藤井雄一郎は店を持っている。それも、雑貨や洋服とはわけが違う生きた商品を扱っていた。手間ひまをかける必要がある、『植物』全般だ。
「……」
霧吹きとジョウロを持って店に入った雄一郎は、思わず足を止めた。
目の前にあるのは、いつもの緑――だが、何かがおかしいのだ。違和感がある。店内の様相に釘付けになったまま、雄一郎はジョウロの中にプラズマイオン水を入れた。
「店はもう開いているのかな! 失礼する!」
がっ、と勢いよくドアを開け、今日いちばんの客が店に入ってきた。
「ああ、先生。どうも」
朝っぱらから気合充分の客は、半年ほど前近所に越してきた『天才科学者』、国光平四郎だった。年齢不詳の一見、紙一重の言動――近隣の住人の中、すすんで平四郎と関わりを持っているのは、雄一郎くらいのものだ。
「プラズマイオン水と効果はどうかな」
「いやあ、先生の発明はすごいよ。おかげで皆元気です」
「そうかそうか、それは上々。わあっはっはっは! ……む?」
平四郎が得意としているのは、妙な発明と発表だけではない。感情の切り替えの早さもかなりのものだ。一瞬前まで高笑いしていたはずの平四郎は、不意に店内に目を配って、難しい顔で黙りこんでいた。
「……先生も、何かおかしいと思うかい? 俺も何だかわからんけど、気になっててね。何か、変なんだ……」
「……方角だ」
雄一郎の疑問に直接答えた様子ではなかったが、平四郎はそう呟いた。彼はツカツカと店内を歩き回り、植物を指差していった。
「これも! これも! これも! これもだ! みな同じ方角を向いている!」
「あッ!」
日光が少しでも多く入るようにと、店内の壁は自宅側をのぞいて、すべてがガラス張りだった。しかし花という花、葉という葉は、すべてがガラスに目をそむけ、藤井家の自宅側の壁を見つめているばかりだった。
「実に興味深い現象だ。昨日からこうだったかね」
「いや、こんな……まさか。花が全部、同じ方向になんて……こんなことは初めてですよ」
「南南東の方角だな。うむ。……大規模なプラズマ嵐が発生したのかもしれん。データを集めなければ!」
呆然と植物たちを見つめる雄一郎を残し、平四郎は店を飛び出していった。平四郎の背中を見送り、南南東の空を見上げた雄一郎は、またしてもそこで呆然とするはめになった。
青空に浮かんでいる雲は、空についた爪あとのようだった。すべての筋雲が、南南東を目指していたのだ。
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パキラの葉に触れた手から、聞いたこともない言語のようなものが雄一郎の脳裏を駆けた。彼が聞き慣れている「植物の声」では、ないような気がした。
彼が植物の声も忘れ、妻とともにテレビにかじりつくことになるのは、この数時間後のことだ。
女性の無残な遺体を発見したのが、マリオン・バーガンディだ。彼は長いこと生きていた――とても長い間生きていた。その人生の中でも、これほど不可解な死体に巡り合ったことはそうそう無い。
何しろ女性は、きれいに輪切りにされていたのだから。
気の毒に、とマリオンは呟いた。
輪切りにされた顔の目のまわりは、化粧が落ちていた。彼女は泣いていたのだ。流れたマスカラが黒い涙のあとを描いている。きっと切断されていく自分の身体でも見たのだろう。ふるふると、マリオンは黙ってかぶりを振った。
それからそこは、道警が支配した。幸福のもとに、支配しようとしている。
早くも2杯目のカクテルをオーダーしたのは、黒澤早百合であり、バー『ケイオス・シーカー』の常連だ。彼女は夜が始まったばかりのいま、ご機嫌だった。
「やっと! やっとなのよ! 『ママ・セッド』のメタリカさんの指名予約とれたわ」
「それは、おめでとうございます。ではお祝いに、これは私の奢りでどうぞ」
「あら、ありがと! 九尾さんのいる日はお得ねえ」
若い長髪のバーテンダーが早百合に差し出したのは、ピンク・コーラルだった。
この『ケイオス・シーカー』のマスターは九尾桐伯という――東京と札幌を行き来する生活を送っている。『ケイオス・シーカー』は東京にもあった。
そうして、いま二人の間の話題にのぼっている『ママ・セッド』とは、半年ほどまえ札幌中心部にオープンした美容室のことだ。半年先まで予約が埋まっているとはもっぱらの噂であるその『ママ・セッド』、筆頭美容師の指名を早百合は取り付けたというわけだ。
「こんな田舎に住んでちゃ、ろくな美容師にも会えやしない。髪切りに東京まで行けって言うのかしら」
「おや……東京もいいところですよ。慣れれば。――東京にお越しの際は、『ケイオス・シーカー』一号店をよろしくお願いします」
「夏が終わったら行くかもね。いま、台風で大変でしょ?」
「台風?」
早百合と桐伯の会話に、ふと割り込んできた男があった。いささか素っ頓狂な調子ではあったが、声は耳に快いバリトンだ。
名は城ヶ崎由代というのだが、たまたまこの店にやってきて酒を呑んでいるだけの彼が、早百合と桐伯に名乗るはずもなかった。
「いま東京は――いや日本は、台風どころの騒ぎではないもしれませんよ」
「何か大事件でも?」
「お二人とも、夕方頃テレビも新聞もご覧になってはいないのかな」
「私は仕事に行って、まっすぐこの店に来たから」
「私も開店準備に今日は少し手間取りましてね」
「小笠原諸島に怪獣が出たそうですよ」
冗談にしても酷すぎる答えに、早百合と桐伯は思わず目をしばたかせる。由代は相変わらず、低い良い声で笑うのだ。
「もっとも、札幌市民にとっては、<切断魔>が4人目を殺したことのほうが大事件かもしれませんがね」
2004年の夏、日本に多大な被害をもたらした台風23号。
それに匹敵するほどの巨大台風13号が、この年、小笠原諸島を直撃していた。
ひどい冷夏のはじまりだった。
そしていま、台風に代わって小笠原諸島を蹂躙しているのが、白色の巨大生命体であった。エイにも見え、鳥にも見え、戦闘機にも見える、奇妙な生物だ。翼状のものを広げた状態で、およそ全長60メートルはあるものと思われた。
はじめのうち、マスコミは映画ばりにその生物を「怪獣」と称していたが、やがて「生命体」という表現に落ち着いた。
白い生命体は小笠原諸島のうちのひとつの島を執拗に攻撃していたが、呆気ない最期を遂げた。
出現したその日のうちに、海上自衛隊の砲撃によって死んだのだ。
国と自衛隊の行動は、平和慣れした日本のものとは思えないほど迅速だった。
しかし、そこは北海道――
多くの住民が台風を心待ちにしているような節さえある、呑気な土地だ。いわゆる『ナイチ』で起きた事件は、多くの場合、まさに『対岸の火事』なのであった。
さすがに巨大生命体への関心は大きかったが、海上自衛隊によってその存在が難なく退けられたと知ると、道民の目はたちまち他のニュースに移った。
半年ほど前から、札幌では血生臭いバラバラ殺人事件が相次いでいたのだ。
残虐極まりない殺人は、これまでに3件起きていた。同じような手口から――多くの人間は知る由もないことだが、真似ることなど出来ない手口だった――3件の殺人はすべて同一犯、<切断魔>の手によるものと考えられている。
その<切断魔>は、白い怪獣が呼んだ混乱の陰で、ひっそりと4人目の犠牲者を切り刻んでいた。
遺体の第一発見者であるマリオンは、すぐに帰宅したいところだったが、得意の能力を使うことさえままならない状況に陥ってしまっていた。当然といえば当然なことに、彼は警察に付き合わされることになった。
――気晴らしの散歩が、こんなことになるなんて。ドライブにしておけばよかったかな。
直しかけのフレスコ画を思い返しながら、マリオンか小さく溜息をついた。
30分は待たされただろうか――ようやく、マリオンの前に刑事がひとり現れた。どうにもくたびれた風貌の中年で、うんざりしたような表情だった。
「お待たせしたね。もう帰っちまってるかと思ってた。まず、待ってくれてどうも」
「いえ。……こんな酷いことする犯人はすぐ逮捕してもらいたいですし、協力させて下さい。……カツ丼とか、出ないものなんですね」
「あれは犯人に出すもんだから」
刑事はぼんやりした笑みを浮かべて椅子を引き、マリオンに改めて頭を下げた。
「殺人課の嘉島です。よろしく。2、3質問させてもらいます。でー――お名前は?」
「マリオン・バーガンディ――あ、日本語はわかります」
「カツ丼云々のくだりでわかってるよ。……それで、出来るだけ詳しく、発見したときの状況など聞きたいんですが――」
マリオンはそれから矢継ぎ早に繰り出される質問に(数は2、3どころではなかったが大目に見ることにした)おおむね正直に答えた。
実際、彼が嘘をついたのはただの一度だけだった。若いのに落ち着いてるね、いくつです、と訊かれたときだ。
マリオンは18歳だと答えていた。
声が聞こえる……。
声のようなものが、彼に囁きかけている。
声が聞こえる……、
言葉のようで言葉ではない、
それは
ン――――――ンンン――――ンン――――――――ン、
そんな振動と音楽のようなもの。
彼は被害者の指に被害者の血をつけ、現場にメッセージを残していく。
天使を見た、
と。
彼は今日も、『ママ・セッド』で髪の毛を切断している。ちゃちゃっ、と鋏を回してみせて、彼は視界に次の標的をとらえるのだ、
「どうぞ、次のお客さま。ええと……深町葵さん」
ヒュー・メタリカ、
髪を青く染めた、アメリカ生まれのイギリス人の壮年だ。彼は流れの腕利き美容師であって、けっして殺人鬼ではない。表向きは。
「――どうぞ。僕が切りましょう」
『ママ・セッド』は怪獣騒ぎの翌日も客入りは良かったが、それでも、そこそこの数の予約がキャンセルされているらしい。一日中テレビでいまの状況を確かめておきたい人間もいるのだ。いかに呑気な北海道といえども。
しかし黒澤早百合は『ママ・セッド』にいた。彼女も『ケイオス・シーカー』から帰ったあとはずっとテレビの前にいたが、流れている情報は同じようなものばかりで、ドライな彼女は割合すぐに飽きてしまったのだった。
「しかし、予約を入れていたのに30分待ちですか」
「なんかメタリカさん、私の前に急にお客入れたみたいで。……で、どうしてここに九尾さんもいるわけ?」
「はは。私も髪が長いもので、少し軽くしていただこうかと」
「とか何とか言っちゃって、メタリカさんに興味あるとか」
「さあ、それは秘密です」
ふたりの目の前で、メタリカがひとりの女性客の髪を切り終えたところだった。
ほんの30分だった――
指名を1件キャンセルされたメタリカは、順番待ちをしていた客のひとりを担当したのだ。彼女は、幸運だった。ほんの30分で、セミロングだった彼女の髪は、ショートシャギーに変わっていた。若い女子大生の彼女に、その髪型はひどくよく似合う。
「お疲れさまです。さ、どんなもんでしょう」
「すっごくいいです! なんか別人みたいになっちゃったけど!」
「葵さん、でしたね。髪、すごく痛んでます。ブリーチはほどほどにしたほうがいい。この感じ……パーマかけたその日のうちに、ご自宅でブリーチされましたね」
「……はい。やっぱりマズイですかねー」
「マズイです。せっかい良い髪質のストレートなのに、勿体ない。しばらくトリートメントしてあげて下さい」
「はぁい」
「また機会がありましたら、よろしくどうぞ」
「はぁい!」
会計を終えて意気揚々と帰っていく女子大生を見送り、メタリカは顧客名簿に目をやる。
深町葵。
そしてようやく、メタリカは黒澤早百合の名を呼んだ。
「黒澤さん、お待たせしました」
「はーい!」
女子大生のように明るい返事で、早百合は立ち上がる。――しかし、彼女は、桐伯に耳打ちしていった。
「――彼、人殺しだわ。何だかがっかり。いい男だと思ったのに」
「え?」
思わず桐伯は、週刊誌から目を上げた。早百合とメタリカの背中が視界に入った。
しかし、彼には何も見えはしない。
黒澤早百合だけが、ヒュー・メタリカにまとわりつく、ばらばらの女性たちを見ていたのだ。
桐伯は、見ることは出来なかった。ただその代わりに、聞いていた。奇妙な振動を、彼の聴覚は逃さなかったのである。
ン――――――ンンン――――ンン――――――――ン、
ン――――――ンン――――――――ン g. g. g.
ン――――――ンンンンン…………。
――これは……言葉?
桐伯は、耳に手をやると、わずかに眉をひそめた。不愉快な音ではないのだが、不愉快な意味合いの言葉をきいたような気がしたのだ。
何にせよ、これでヒュー・メタリカは、少なくともふたりの人間にとって、要注意人物となったのだった。
東京に住む友人から由代のもとに連絡が入ったのは、怪獣が出現した翌日のことだった。由代もテレビをつけっぱなしにしていて、世間の動向を珍しく気にとめている。白い生命体の映像を見たとき、由代の中に、何か引っ掛かるものがあったからだ。それは恐怖心や好奇心とは違う、何とも言えない、不思議な感覚だ。
『あの生物は言葉を持っている。波動のようものだが、天使言語に近いんじゃないだろうかと思うんだ……』
「さて、札幌は怪獣より殺人鬼という様子でね……まあ、天使言語などと聞けば、僕は俄然興味が沸くけれど」
『自衛隊にコネがある。ついさっき「音」を手に入れた』
電話口の向こうで、由代の友人は慌しくなにかを用意した。
やがて流れてきたのは、
ン―――――――ン、
確かに、低いような高いような周波数の振動音だ。
黙って由代は『音』に耳を傾ける。
――いや……『声』だ。
ン――――――ンン――――――――ン qr:. qr:. qr:.
ン――――――ンンン――――ンン――――――――ン…………。
由代は高名な科学者が映し出されたテレビを見つめるしかなかった。意識は、聖なる振動にのまれていく……。
オニキスの目の科学者は、大量のマイクと稲光のようなフラッシュを前にして、口を開いた。
「小笠原諸島に現れた生命体について、現在までわかっていることをお伝えします。
我々研究チームは、生命体を<メロウ>と呼称しています。
<メロウ>は振動を操る生物です。
身体は我々人間と同じように有機体で形成されていますが、未知の物質も持っているようです。弾丸や火炎による攻撃が充分有効です。雌雄の区別はないものと思われます」
「怪じ……<メロウ>は1体だけなのでしょうか?」
「今のところそれはわかっておりません。今回の固体が出現した場所もはっきりとはわかっていません」
「捕獲計画などはあったのでしょうか?」
「捕獲するにはあまりにも大きすぎます。死体は海上自衛隊が回収しておりまして、今夜我々研究チームに引き渡される予定ですが」
「再び<メロウ>が出現する可能性は?」「台風13号とは何か関係があるのですか?」
「博士!」「博士!」「博士!」
「はあ――……」
「<メロウ>だと! 桁外れの大きさだ。振動を操るか……ならばプラズマも……実に面白い」
店内に置かれた小型液晶テレビの画面を見守っているのは、雄一郎と平四郎だ。東京の天才科学者とやらが発表した生命体の情報に、ふたりは揃って釘付けになっていた。
「昨日の朝の植物たち……あれは前兆だったのかも……」
「いやしかし、我輩が開発したプラズマレーダーに反応はなかった」
「植物たち……いつもの『声』じゃなかった……」
「ううむ、あの尾……まるで垂直尾翼ではないか」
呆然としている二人の呟きは、もはや会話として成り立っていなかった。
そして、突然、店の外で大声が上がったのである。雄一郎の店の得意である隣人が、おそろしい叫び声を上げていた。
怪獣騒ぎの陰で、殺人鬼に殺された女性は――
藤井家の隣家の、一人娘だったらしい。
怪獣に振り回されていた雄一郎の意識が、悲しみと怒りによって呼び戻された。
嘉島永智は、マリオン・バーガンディの供述を思い起こす。煙草を吸いながら、反芻する。目の前には、黄色のテープを張られた現場があった。
『遺体は輪切りにされていましたが、きちんと並べられていました。胸の前で手を組まされて……棺桶に入れられてるみたいでした。公園の遊歩道で寝かされていました。
――他に、目についたものですか?
……遺体の頭の上に、血で文字が書かれていました。
“I SAW ANGEL”と』
ふう、と嘉島は煙を吐き出す。
怪獣と殺人鬼、どちらを恐れるべきだろう、と。
札幌の、ひどい冷夏が始まろうとしていた頃の話だ。
<続>
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出演
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【0332/九尾・桐伯/男/27/バーテンダー】
【2072/藤井・雄一郎/男/48/フラワーショップ店長】
【0701/国光・平四郎/男/38/物理学講師】
【2098/黒澤・早百合/女/29/暗殺組織の首領】
【2839/城ヶ崎・由代/男/42/魔術師】
【4164/マリオン・バーガンディ/男/275/元キュレーター・研究者・研究所所長】
【NPC/ヒュー・メタリカ/男/38/美容師】
【NPC/深町・葵/女/19/大学生】
【NPC/嘉島・永智/男/46/刑事】
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ライター通信
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モロクっちが創り出す新たな異界、『創詞計画200X』の世界へようこそ!
これは、異界シリーズノベル(全7回予定)のオープニングとなります。ご出演を志願して下さったPCさまに心より感謝を。
物語は大まかに東京編・札幌編の2本のシナリオに分けて展開していきます。
この札幌編はサイコホラー風味のシナリオになります。連続猟奇殺人事件の犯人は……もうおわかりでしょう、カリスマ美容師ヒュー・メタリカです。
札幌編では、このメタリカと、謎の振動とのやり取りがメインになります。怪獣が気になる方は、東京編へどうぞ。もちろん、怪獣騒ぎと<切断魔>の事件とは密接に関わっております。
なお、嘉島刑事には特に面倒な手続きをとらなくても簡単に会うことが出来ます。
シリーズ第1回へのご参加、お待ちしております。
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