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世界は無限である
●オープニング【0】
「……という訳さ」
アンティークショップ・レンの店主・碧摩蓮はそう言って、店内をほうきで掃除している女性のことを指で示した。今説明された事情に出てきた女神アリアンロッド、そのコピー――アリアである。
アリアは蓮に言われた通りに、店の手伝いをしていた。といっても、まだまだ簡単な作業程度しかさせていない訳だが。
「何だかよく知らないけど、色々とややこしいことになってるみたいだねえ……。何か、知ってることはあるかい?」
蓮が目の前に居る一同の顔を見回した。だが、この場では何も意見は出てこなかった。
「ま、いいさ。とりあえず、あたしから今日頼みたいことは、このアリアにこの世界のこと、色々と教えてやってくれないかいってことさ。正直、今のままだと危なっかしいことになりそうなんでね」
そりゃそうだろう。外界のことをよく知らないまま創造主とやらを探しに出かけても、不要なトラブルを起こしてくるに決まっているだろうから。出来ればそれは回避させてやりたいという、蓮の親心であった。
「……別にアリアにかかりっきりでなくてもいいよ。何か思う所あるなら、調べてきて後でそのことを報告してくれりゃいい。そうそう簡単に、この事件が終わりそうとも思えないしねえ……」
真顔で言う蓮。何かしら、感じ取るものでもあるのだろう。
「それじゃ、よろしく頼むよ」
さて……あなたはどう動きますか?
●重なる印象【1】
「思い出すわね……」
そんなつぶやきとともに、思わずアリアを撫でるシュライン・エマ。
「何がでしょうか」
アリアからそう質問が返ってくるのは当然のことであった。
「あ、ううん。こっちの話よ」
とシュラインは答えるが、まだアリアを撫でる。
(来たばっかりの頃の零ちゃんみたいかも)
シュラインが思い出していたのは、こちらへやってきたばかりの草間零の様子であった。今でこそあれだが、当時の零も今のアリアの状況と似たようなもので周囲の環境が違って分からないことだらけだった。
「やはり……身近なことからお教えするのがよいのでしょうか。あまりたいそうなことは出来ませんから」
アリアとシュラインから少し離れた場所で、他の3人に対してそう言ったのは天薙撫子だった。確かに、身近なことからアリアに教えるというのはよい考えかもしれない。いきなりあれだ、世界紛争のことなど教えても物事が明後日の方へ行くだけで、今日明日役に立つとは考えにくい。
「そうだね。店の仕事の合間に、日常感のある場所を回るのもいいかもしれない。価値観の根底が固定されている可能性は強いだろうし、外の世界の様々な情報を見せるのは世界のあり方に多様性が出来ていいと思う」
撫子の言葉に同意したのは、従兄の宮小路皇騎だ。価値観の固定を崩すというのは、正しいだろう。ガチガチに固まった価値観のまま外の世界で活動していたら、否応無しにトラブルを引き起こしてしまうかもしれない。例えそのつもりがなくてもだ。
考えてみればいい、現実の世界でも価値観の違いでトラブルが起こっているのだというのに。粉々にする必要などないが、やはりある程度の柔軟性は必要となってくるはずだ。
「ただ……お出かけに今の服装はどうなんでしょうね」
ちらとアリアを見て、苦笑するのはステッキを手にしたセレスティ・カーニンガムだ。
「お出かけするためにはまず、中の世界ではなく外の世界に適合した服装という物がありますから」
それがセレスティの言い分である。言われてみれば、アリアの服装は一応それらしくはあるのだが……外の世界としては、ちと堅いかもしれない。
「そういうものでしょうか。おかしくはないとわたくしは思うのですが」
それに異義を唱えたのは海原みそのである。そのみそのの今の服装はというと、メタリックブラックでSFチック。あなたはどこのゲームの世界から抜け出てきましたかと言いたくなる格好である。まあ、そういうのを着ていて何ら違和感がない所が凄い訳だが。
「ですが、よりよい衣装を与えることは、よいことかとわたくしも思います」
そう付け加えるみその。アリアに他の服を、ということ自体は別に構わないらしい。
そこへ、アリアから離れたシュラインが混じってきた。
「……色々教えるにしろ、向こうの世界のことも教えてもらった方がいいのかしら」
シュラインのその言葉に対し、異論は出なかった。向こうの世界のことを聞くのも、役に立つに違いないのだから。何せ、草間武彦や零たちは、その向こうの世界に居るのだし……。
「向こうとこっちとで共通な所と異なっている所が分かれば、覚えもいいと思うの」
「……そうすると、お買い物がいいかもしれませんね」
シュラインの言葉を聞いて、少し思案してからセレスティが言った。
「お金を手に買い物という行為自体は、中の世界とはそうは変わらないでしょう。しかし、手に入る物は違うはずです」
正論である。ただ、1つ疑問符がつく。それを指摘したのは撫子であった。
「あの。そういえば、アリアさんは女神だとか仰られていませんでしたか?」
一瞬、時間が止まったような気がした。女神って……買い物するの?
「……何事も経験ですよ、ええ」
セレスティさん、ちょっと遠い目になったのは気のせいですか。
ともあれ相談の結果、明日の午前中から昼頃までにかけて撫子がアリアに日常生活を見せるということに。それから、みそのがアリアを買い物に連れてゆき、午後の4時過ぎにセレスティが指定するカフェにてティータイムを取るということとなった。
●日常生活(少々和風寄り)【2】
翌日朝早く――天薙神社。アリアは撫子から渡された地図を手に、神社へやってきていた。
「よく似合っていますよ」
にこにことアリアに言う撫子。その姿は巫女装束。目の前に居るアリアも、何故だか巫女装束だった。白髪長髪巫女装束……一部には大受けかもしれない。
「はあ。……変わった衣服ですね」
物珍し気に、自らの巫女装束を見るアリア。
「日本の伝統的な衣服の1つなのですよ。神に仕えし巫女がその身を包む物です」
「……はあ……」
撫子の言葉に何か思う所があったか、アリアは返事をするまでに少し間があった。考えてみれば女神とはいうものの、創造主が居てのそれなので、性質的には巫女に近しい位置付けなのかもしれない。アリアのオリジナルである、アリアンロッドは特に――。
「さあ、始めましょう」
そう言って、撫子はアリアに竹ぼうきを手渡した。これより境内を掃き清めるのだ。
「はい……分かりました。ところで、範囲はどこまでなのでしょうか?」
範囲を確認するアリア。きっと設定されなければ、どこまでも掃除するに違いない。何しろ元はプログラムであるのだから。
撫子が範囲を指定してあげると、さっそくアリアは竹ぼうきを使って掃除を始めた。驚いたことにペースが変わらない。終始同じペースで竹ぼうきを動かしていた。
「お掃除に適性があるんでしょうか……」
そのアリアの掃除振りに感心する撫子。いやまあ、本当にそうなのかはまだよく分かりませんけれども。
「……皇騎ちゃんだったら、きちんと説明出来るのかな?」
その頃、皇騎は大きくくしゃみをしたとかしないとか。
●楽しい(そして妖しい)お買い物【3】
時間は一気に流れて、午後4時過ぎ。ちょっとよい雰囲気のオープンカフェに、セレスティをはじめ、みそのやアリア、そして撫子の姿があった。セレスティが指定したのがこの店であった。もちろん、テーブルは外だ。
セレスティが最初から居たのは当然として、みそのとアリアは買い物先から、撫子は家からこちらへと直行していた。
アリアの衣服は昨日のそれではなく、神社で着ていた巫女装束でもなく、より現代の女の子らしい格好であった。昨日のうちにセレスティが専門の人間をアンティークショップ・レンに送り、合う服を調達していたのである。
撫子がきょろきょろと辺りを見回す。従兄の皇騎の姿がどこにも見当たらない。
「まだ終わってないのかな……」
ぽつりとつぶやく撫子。昨日皇騎は調べることがあると言っていた。ここに居ないということは、まだそちらにかかりっきりであるのだろうか。
「シュラインさんも、用事があって来られないそうです。何でも、知り合いの所へ向かうのだとか」
セレスティがシュラインからの伝言を3人に伝える。そして、みそのやアリアのそばにある大きな紙袋に気付いた。結構膨らんでいる。
「ずいぶんとまた、買い物をされたようですね。いったい何を買ってこられたんです?」
セレスティがみそのとアリアに尋ねた。すると、アリアがみそのに確認をした。
「出してもいいのですか?」
「ええ。構わないとわたくしは思います」
みそののゴーサインが出て、アリアは紙袋から何やらテーブルの上に取り出した。
「…………」
それを見た撫子の目が、思わず点になった。
「……これは?」
アリアに尋ねるセレスティも、少し訝し気だ。
「メイド服、という物だそうです」
ええ、テーブルの上には立派なメイド服が。
「他にも何か買われたんでしょう?」
気を取り直し、話題の転換をはかろうとするセレスティ。アリアは再び紙袋の中から1着の衣服を取り出した。
「よく分かりませんが、何やら強調する衣服なのだそうですね」
テーブルの上には、某有名ファミレスぽいウェイトレスの制服が。胸元が強調されるので有名な所のだ。ちなみに、色はオレンジ。
「ほ、他には何か……」
恐る恐る撫子がアリアに尋ねる。それを受けて、アリアは次から次に買った物をテーブルの上に置いていった。
順番に挙げてゆくと、レースクイーンの衣装、セーラーなんとやらの衣装、バニースーツ、チャイナドレス、猫耳、うさ耳、きつね耳……あーあエトセトラったらエトセトラ♪
「外の世界は、衣服もだいぶ違うのですね……とても勉強になりました」
真顔でそうアリアがつぶやく。みそのがうんうんと頷いていた。
「……いったいどこで買い物をしてきたんですか」
小声で、セレスティがみそのに問う。どこへ行ったら、こんなに片寄った物ばかり買ってこれるというのか。
「わたくしが多少なりとも案内出来るのは……『あきはばら』という所ですけれど?」
秋葉原かいっ!!
秋葉原――古くは電気街、近くは電脳街、最近では『萌えの街』煩悩街として国内外に非常に有名な地域である。ならばこのような買い物になるのも、さもありなん。もっとも、それにしてもここまで片寄るのかという話だが。
「そういえば、こちらの世界では、語尾に『にょ』や『にゅ』をつけないとならないのですか?」
それ違う! 違うぞアリアっ!! そもそもそれは非常に危険なネタだっ!!!
……語尾の件については、撫子がすぐに訂正したという。
●外と中【4】
少しして、テーブルに紅茶やカステラが運ばれてくる。実はこれ、撫子が持ち込んだ物である。こういうことが出来るのも、このカフェがセレスティの財閥の傘下(末端の方に位置するのだけれども)にあったからだ。
「お気に入りの紅茶と、あっさりとしたカステラを持って参りました」
他の3人に勧める撫子。銘々、ティーカップを口元に運ぶ。撫子はアリアがティーカップに口をつける様子をじっと見つめていた。
「……どうしましたか?」
視線に気付き、アリアが撫子に尋ねた。
「あ、いえ。少し失礼な質問かもしれませんが……味覚など、大丈夫なのでしょうか?」
素朴な疑問を口にする撫子。言われてみれば、元がプログラムな存在であるアリアに味覚などは存在しているのだろうか?
「この紅茶ですか、熱く少しの苦味と……」
感じた味覚について、説明を開始するアリア。そこにセレスティが口を挟んだ。
「紅茶は美味しかったですか?」
「…………?」
アリアが首を傾げた。
「美味しいとは、どういうことなのでしょうか」
……これはあれなのか、味覚は分かるけれどもそれがどうであるのか感情まで昇華出来ないということか?
「ともあれ、お食事に不都合はないということですね」
自らに確認するように言う撫子。このことが分かっただけでも収穫といえよう。
「さて」
ティーカップを置き、セレスティがアリアに向き直った。
「いくつか、質問をさせていただいて構いませんか」
ただお茶を飲むためだけにここに来たのではない。やはり、聞くべきことはあるのだ。
「はい」
静かにアリアは答えて頷いた。
「そのゲーム……『白銀の姫』でしたか。その創造主のことで、何か分かることはありますか」
最初から本題に入るセレスティ。少しでも何か分かったなら、調査をすればそこからまた新たな情報が手に入るかもしれない。財閥の調査力はなかなか馬鹿には出来ないのだから。
しかし、アリアはゆっくりと頭を振った。
「……分かりません。創造主様は創造主様です。私たちは創造主様に直接お会いしたことはありません。私たちは常に、データによって会話をしていましたから」
確かにプログラミングは、プログラム側としてはプログラマーとの会話と言えるかもしれない。同じ処理をさせるルーチンを記したにしても、プログラマによって癖が出てくるからだ。けれどもそこに、考えや意志は見えても顔は見えない。
(この様子では、すぐにでも創造主を探すことは難しいようですね)
1の手がかりからはやりようによっていくらでも入手する新規情報を膨らますことが出来るが、0では膨らますことすら出来やしない。セレスティはそう思った。
「ですが」
アリアの話はまだ続いていた。
「創造主様は、常に私たちのことを気遣ってくださっていたと思います」
きっぱりとアリアは断言した。けれども、仮にアリアの言う通りだとするならば、どうして創造主はアリアたちの前から姿を消したのか? その辺り、疑問が残る。
続いてセレスティはゲームに入っている人数と出てきた人数について、アリアに尋ねた。それに対する答えは『入ってきた人数はかなり多い。出てゆく人数はそれよりもぐっと少なくなる』というものであった。また、入ってくる人数は創造主が居なくなってから、恐らくは増え続けているのだという。それはつまり……入ったきり、出てゆけない者ばかりということか?
最後、セレスティはアリアにこんな質問を投げかけた。
「外の世界の印象は、どうですか?」
少し間があって、アリアが答える。
「……外の世界は、開かれた世界なのですね」
意味深な言葉である。裏返せば、中の世界は閉じた世界と言いたいのか。もっとも、創造主が居なくなった段階で、世界が広がることが止まってしまった訳だから……。
「私が」
アリアは3人の顔を見回して言った。
「外の世界へ来たことは、外の世界の方にとって正しいことだったのでしょうか」
それに対して答えたのは、みそのであった。
「……何かの『流れ』の一流かと」
「え?」
「どうやら、その『げえむ』に妹が関わっているようなのです。ですから、わたくしがここに居るのもその『流れ』の。アリア様がここに居られるのも同様なのだとわたくしは思いますが」
物事はそこに至るまでには、そうなるべき必然性がある。みそのはそうアリアに言いたいのかもしれない。アリアが納得出来たかどうかは分からないけれども。
「……外の世界を、もっと知りたいものです」
そのアリアのつぶやきを、撫子は聞き逃さなかった。
「でしたら、図書館に行くこともよいかもしれませんね」
「図書館ですか」
「ええ。市井の図書館だけでなく、神聖都学園や冬美原の図書館などもお薦めですよ。色々な情報の隙間を補完することが出来るのではないでしょうか」
撫子はアリアに図書館の有用性を説いた。
●波及【5】
同じ頃、冬美原――冬美原情報大学。
その坂上史朗教授の研究室を、皇騎とシュラインが訪れていた。目的は、坂上に話を聞くためであった。
「わっはっは! 今日は千客万来だな! どうだね、この後一緒に飲みに行くかね?」
坂上は皇騎とシュラインの顔を交互に見て、豪快に笑った。そして、唐突に飲みに誘う所はさすが『酒飲み教授』の異名を持つだけのことはある。
「いえ、それはまたの機会ということで」
やんわりと誘いを断るシュライン。まあ坂上の場合、飲みに行こうと言ったら本気で飲むだけなので、セクハラとは無縁であるのが幸いなのだが……酒飲みでなく付き合う方はたまったものじゃない。
「ふむ、それは残念。で、今日は何の用だい。2人別々とはいえ」
坂上が2人に用件を尋ねる。実は皇騎もシュラインも、示し合わせてここへやってきた訳ではない。皇騎は皇騎で独自に、シュラインは麗安寺の青年住職・麗安寺宗全に口添えしてもらってこちらを訪れたという訳だ。
しかし、聞きたい用件はほぼ同一であるだろう。
「直接お尋ねした方が、より正確な情報を得られるかと思いまして」
そう前置きしてから、皇騎は『白銀の姫』というネットワークゲームについて何か知らないかということを坂上に尋ねた。
ここ冬美原情報大学の坂上の研究室でも、仮想世界の構築という面からネットワークRPG研究を行っている。何かしら共通する物があるゆえに、関連情報が入手出来るかもしれないと思い、皇騎はわざわざ冬美原まで足を運んだのである。
「『白銀の姫』?」
首を捻る坂上。すかさずシュラインが資料を手渡した。アリアから昨日のうちに聞いていた、『白銀の姫』の世界観や他の女神たちのことなどについてまとめた物である。
「ああ、なるほど。これのことか」
どうやら坂上、何か心当たりがあるようだ。
「確かこれは、神聖都学園の大学部だかで作られていたのではなかったかな。以前、会合で発表を聞いた覚えがあるんだが」
顔を見合わせる皇騎とシュライン。まさかここで、神聖都学園の名が出てくるとは予想外であった。
「しかし、後に聞いた話では、確か中止されたんじゃなかったかい? 接点もないし、詳しくは知らないが」
「中止の原因はご存知ですか?」
シュラインは突っ込んで尋ねたが、坂上は首を横に振った。
「原因は知らないが、一般的にプロジェクトが中止されるというのは、何か問題が起こったことによるものだと僕は考える。ハード、ソフト、資金、人的資源……どれだかは個々の問題だけれども」
「プログラマーが居なくなったら、プロジェクトは中止になると思いますか」
皇騎がそんな質問をした。
「プログラマーの大半ならともかく、1人が居なくなっても仕様書がしっかりしているのなら、その穴を埋めることは可能だ。だが……仮に、仕様書がただ1人のプログラマーの頭の中だけにあったならば、そのプログラマーの離脱はプロジェクトに多大な影響を及ぼすだろうね。本来、そのような進め方はしてはいけないんだが」
情報工学のエキスパートとして、坂上は非常に真面目に語った。
●予感【7】
その日の夜、蓮はアリアが買ってきた物を眺めて苦笑していた。
「いったい何を教えたっていうんだい……?」
まあ、メイド服やらバニースーツなどが紙袋に満載だったら、そんな感想を抱くのも当たり前の話で。
「しかしほんと、どうなってゆくんだろうねえ」
思案顔になる蓮。頭の中に、昨日皇騎が語っていた言葉が蘇ってきた。
『多少の違いがあるかもしれませんが、アリアさんや女神たちは一種の付喪神、それも上位の精霊などに近いと見ます――』
「荒れそうだね……これは」
胸騒ぎが、した。
【世界は無限である 了】
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【 整理番号 / PC名(読み)
/ 性別 / 年齢 / 職業 】
【 0086 / シュライン・エマ(しゅらいん・えま)
/ 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員 】
【 0328 / 天薙・撫子(あまなぎ・なでしこ)
/ 女 / 18 / 大学生(巫女):天位覚醒者 】
【 0461 / 宮小路・皇騎(みやこうじ・こうき)
/ 男 / 20 / 大学生(財閥御曹司・陰陽師) 】
【 1388 / 海原・みその(うなばら・みその)
/ 女 / 13 / 深淵の巫女 】
【 1883 / セレスティ・カーニンガム(せれすてぃ・かーにんがむ)
/ 男 / 青年? / 財閥総帥・占い師・水霊使い 】
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■ ライター通信 ■
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・『東京怪談 白銀の姫・PCクエストノベル』へのご参加ありがとうございます。本作の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本作の文章は(オープニングを除き)全7場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本作の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・大変お待たせさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした。ここに、現実世界でのアリアにまつわる模様をお届けいたします。
・今回のお話ですが、タイトルの通りいかにも転がるように高原は考えていました。その結果により、高原の異界である冬美原(界鏡線・冬美原)と接点が発生いたしました。次回以降の現実世界でのお話からは、デフォルトで冬美原も範囲内に含まれますので頭の隅にでも置いておいてください(ただし、高原の異界独自の話がこの『白銀の姫』にて進行する訳ではありません、ご注意ください)
・冬美原と接点が発生したことにより、次回以降の現実世界のお話からは過去独自配付されておりましたアイテムを、現在のアイテムシステムの方へと移行対応させていただきます。冬美原にて過去アイテムを獲得されていた方は、次回以降の現実世界のお話でプレイングを書く際にアイテム番号を記していただければ移行させていただきます(ただし、一度に全部移行されるとは限りません、ご注意ください)
・さて、アリアですが。我ながら……妙な方向に走っちゃったかな、と。現状、着せ替え人形可ですね。一応、とことんゆく心の準備は出来ていますので。ただ、今回だけでも学ぶ所は少なくなかったようですよ、アリアにとって。
・そして、プログラミング関係のお話。仕様書については、高原自身が講義を受けた事柄でして、これが書面としてきっちりあると何とかなるのですよ、本当に。また、プログラミングの癖というのも実際にある訳で。同じことをするプログラムでも、ソースプログラムを見るとプログラマーによって色々と異なるんですよ(書式、コメント文、オーダー量などなどと)
・今後の予定ですが、高原は現実世界寄りでお話を展開させてゆくことになるのかなと漠然と思っております。もちろん、中の世界のお話を出さないという訳ではありませんので、念のため。しかし、どちらも表裏一体ですので、くれぐれもご注意を。
・シュライン・エマさん、ご参加ありがとうございます。データをまとめておいたのは正解だったと思います。坂上教授とのお話が早くなりましたからね。本文にもありましたが、これまで接点はないです。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。きちんと目を通させていただき、今後の参考といたしますので。
・それでは、またお会い出来ることを願って。
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