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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


 鉄格子の内で

 お兄様ここから出してくださいお兄様お兄様
 紺子ですわたくし紺子ですよう出してくださいお兄様ああ

「……っていう夢を毎晩見るんです……」
「それは悪夢だな……」
 草間は煙草に火をつけ、応えた。
 依頼人・高野昭仁の話はこうである。
 四月より就職の決まった高野はこの度、職場付近のアパートへ移り住んだ。
 おんぼろな建物だが家賃は格安、敷金礼金もただ同然とあって、金のない高野は引越しを即決した。
 が、引越し当日から今日まで約一ヶ月、毎夜同じ夢にうなされる。精神が消耗してきた頃に、昔そこには刑務所だか精神病院だかが建っていたという噂まで聞いて、ついに高野は草間興信所に駆け込んだのである。
 依頼は夢の原因を突き止め、排除すること。
「夢の中で依頼人は鉄格子のついた窓のある部屋にいる。外からその女の声が聞こえてきて、依頼人は『あれは悪魔だ、俺はあれをちゃんと閉じ込めたんだ』と叫ぶが、どうやらそれは依頼人自身ではない様子」
 依頼人が帰った後、草間はメモを読み上げ、考えこんだ。
「幽霊が取り憑いているのか、だとしたら声の女の方かそれとも男の方か……」
 呟いて、草間は黒電話の受話器を取り上げた。


        ▼▼▼


「ああ、あのアパートだわ」
 シュライン・エマは手元の地図から切れ長の目を上げ、新しい一軒家に挟まれた古い木造アパートを指差した。
「時間は、と。ぴったり五分前ね」
「セレスティ様も……もう着いていらっしゃるようですね……」
 半歩後ろをしずしずと歩いていた四宮灯火が声を上げる。灯火が視線を滑らせた先には、一般的所得を想像させる住宅地になじまない黒塗りの高級車が停められていた。
「あら、ほんと。……セレスティさん!」
 シュラインは車から降りてくる人影に手を振った。杖を突き立っている相手に、心持ち足を速めて近づく。
「こんにちは」
 シュラインと灯火の二人を、セレスティ・カーニンガムは穏やかな微笑みで迎えた。シュラインはにこりと笑い、灯火は丁寧に挨拶の言葉を返す。今回の依頼を担当する調査員はこの三名である。
「依頼人のアパートはこちらですね」
 セレスティがアパートを仰ぎ見る。
「先程ゴーストネットで調べてみたのですが、すでに噂は立っているようです。はっきり住所が載っていたわけではありませんが、ここら辺で木造のアパート、というとこちらしかありませんからね。一階の一番奥の部屋……依頼人の部屋と一致するわけですが、その部屋の住人は毎夜苦悶する男の夢にうなされるらしい、と。そこには以前精神病院が建っていたらしいということも書いてありましたね」
「とりあえず精神病院の可能性が高いってことね」
 シュラインが顎に手を当てる。
「あの……少々、宜しいでしょうか……?」
 灯火が脇に建った電柱に体を向けて二人に問う。察したセレスティは「お願いします」と微笑んだ。
 灯火の白い指先が、電柱にそっと触れる。赤い着物の袖がふわりと風に浮く。灯火は電柱の先を追い顔を上げた後、ゆるゆると振り返った。
「どう?」
「この電信柱がここに建って十五年ほどでこちらのアパートも出来たようですが……それから三十年は経過しているようです……。その前は空き地だったようなので……該当する建物があったとすれば戦前かもしれません……」
 灯火の言葉に、シュラインが息を吐く。
「思っていたより昔の話だわ。何か事件があったのだとしても、当時の出来事を直接知っている人間はいないかもしれないわね」
「とりあえずは依頼人にご挨拶をして、問題の部屋を一度見せていただきましょう」
 三人は依頼人の部屋・一〇一号室の前に立った。


 出迎えた依頼人は目の下に薄く隈を作り、その憔悴振りは傍からも見て取れた。
「ただの夢、とも思うんですけどね……」
 高野は現れた三人の奇妙な組み合わせに腰を引く姿勢を見せたものの、すぐに諦めたような顔で来訪者達を部屋に迎え入れた。
 台所スペースを兼ねた廊下を抜けた先、六畳ほどの部屋には、左手の壁沿いにベッドが一つと中央に小さなテーブル、隅にダンボールがいくつか積まれているだけだった。
「すみません、片付けてる暇がなくって」
 ダンボールを示し、と高野が苦笑いをする。正式な就職は四月からでも、すでにアルバイトとして毎日のように会社に通っているのだと言う。
「それじゃあ本当大変ね。新しい環境で慣れないところにこんな問題まで抱えて」
 シュラインが言い、セレスティも高野を安心させるように微笑んだ。
「敷金礼金のお安い物件は何かあると考えるのが妥当ですが、如何せんその物件でしか妥協出来ない場合は仕方のないことですからね。その辺りはこちらのお仕事です」
「宜しくお願いします」
 高野がへこりと頭を下げる。まかせてちょうだい、とシュラインが力強い言葉を返した。
 高野は草間興信所でした説明を、改めて三人の調査員に繰り返す。
「高野様は……『紺子』というお方にお心当たりはありませんでしょうか……?」
 途中挟まれた灯火の質問に、高野が軽く目を見張る。が、しばし考えこんだ後で、高野は首を横に振った。
「いいえ、全く」
 と、低い振動音が鳴り始める。高野がすみません、と言って携帯を取り出した。立ち上がり、台所の方へ消える。
 戻ってきた高野はあたふたとしながら再度すみません、と謝った。
「会社から呼び出されて……あの、夜には戻ってきますんで」
「大丈夫よ」
 高野は「台所なんかも勝手に使ってもらって構いませんから」などと言うと、靴を引っ掛けるようにして出ていった。
「高野様……大変ですね……」
「本当ですね」
 部屋の主が消えていった玄関に、三人の同情的な視線が注がれる。ふう、と仕切り直すようにシュラインが息をついた。
「私たちは私たちに出来ることをやりましょうか。とりあえず私は役所辺りで過去にそれらしき建物が建っていたかを調査するわ。新聞記事やデータバンクを使ってこの場所で死亡した人が居ないか、その前に紺子という名の女性が行方不明になっていたり殺害されていたりしないかも調べるつもり」
「では、郷土の歴史などはシュラインさんにお任せするとして、私は管理人の方にお話を聞いてみます」
「わたくしはこの部屋で……『声』を聞いてみようと思います……」
「じゃあ、それぞれベストを尽くしましょう」
 三人はそれぞれ頷き合った。


 そして夕刻。
「高野さんとセレスティさんは?」
「まだお帰りになっていません……」
 玄関で出迎えた灯火に礼を言い、シュラインは部屋に上がった。部屋の明度は落ちているが、まだ電気をつけるほどでもない。
「何か、分かりましたか……?」
 灯火は台所で日本茶を入れ、シュラインに勧めた。
「役所で戦前の地図なんかを調べてみたんだけれど、ここに精神病院が建っていたことは間違いないわね。戦時中に営業停止、戦後に正式に廃業したみたい。その間の新聞記事も調べてみたけれど、全国紙にも地元の新聞にも『紺子』という女性に関する記事はなかったわ。もちろん病院に関する記事もなし。戦争を挟んでいるからどうにもくわしいことは、ね……」
 シュラインは言葉を切り、お茶で喉を潤した。
「そっちは?」
「高野様やそれ以前の入居者の方が寝ていらっしゃるときのご様子を、色々と聞いてみたのですが……」
 灯火の調べたところによると、居住者は一様には毎晩酷くうなされた後、夢遊病のように部屋を徘徊し、頭を抱えているらしい。
「高野様がご自身で仰られた『あれは悪魔だ』というお言葉や、他にも『こっちへ来るな』『そんなことは許されない』『神の教えに背くことだ』……というようなことを口にしていらっしゃるようです……。それと……高野様が仰るような女性の声は聞こえませんでした……」
「神に背く……?」
 シュラインが呟いたところで、聞き取りにくいインターフォンの音が響いた。戻ってきたのはセレスティだった。
「遅くなりました」
「……お疲れ様でした……」
 労いの言葉と共に茶を差し出され、セレスティは丁寧に礼を言った。
「お二人とも、調査は進みました?」
「私が調べられたのはここに戦前、精神病院が建っていたってことくらいね」
 精神病院だったというのは確定したのですね、とセレスティは頷いた。
「管理人の方にお話を聞いたのですが、彼女もこの部屋に関する噂は多少知っているものの、原因まではわからない様子でした。この土地は代々彼女の家が持っていたもので、彼女の祖父か曽祖父がここで医者をやっていたようだ、と話してくださいました。それで……」
 セレスティが言葉を切る。
「実は、こんなものを手に入れました」
 そう言ってセレスティが二人に差し出したのは、古びて茶色く変色した、一枚の封筒だった。
「お手紙、ですか……?」
「これ、ここの住所よね?」
 現在とは住居表示が異なっているが、シュラインが役所で照らし合わせた番地そのものである。
 宛名は『桂木一郎様』となっている。
 シュラインは灯火に目で確認を取った後、封筒を裏返した。
「これは――――…」
 差出人の名は、『遠山紺子』となっていた。
 封は切られてある。中身を引き出すと、それは手紙と色褪せた一枚の写真だった。
 写真には、儚げな笑みを浮かべた女性と、その肩に手を置いた実直そうな男性が写っている。服装や雰囲気からして、二人は夫婦に見える。
 シュラインが首に下げた眼鏡をかける。手紙を開き読み進めたシュラインと灯火は、二人で顔を見合わせた。


「うう……う…あ……」
 光を失った空間に、かすかな男の呻き声が響く。身じろぐ気配。シーツのずれる、音。
「う……あ……」
 ベッドの軋む音。声の発せられる位置の変化。淀んだ空気が掻き混ぜられる。
「あ…悪魔……」
 ぎしり。
 ぺた、ぺたり。
 部屋を歩き回る音は段々と早くなり、重なるように乱れた呼吸音も加わった。
「悪魔……ちゃんと閉じ込めたんだ……煩い煩い煩いっ」
 足を踏み鳴らす。頭を振る。
「黙れ……!」
「紺子さんはもういませんよ」
 闇に放たれる、涼やかな声。男は徘徊を止め、「いるじゃないか!」と叫んだ。
「声がするじゃないか……閉じ込めたのに……まだ叫ぶ……。遠くに来たって、あれはまだ壁の向こう側で俺に話し続けるんだ……」
「いいえ、もう紺子さんはいないのです。あなたが聴いている声はあなたの脳が作り出したものに過ぎない」
「煩い!」
 涼やかな声は途切れ、一瞬の沈黙が男を包む。
「お兄様」
 びくり。
 男は振り返った。それまで壁と言う壁から男を襲い悩まし続けていたその声は、しかし今、後方の一点から聞こえたのだった。
「お兄様、ごめんなさい」
 震えるように響くその声は高く細い。男は半歩後ずさった。
「お兄様、ごめんなさい。……もうお兄様に無理を言ったりしないわ。お兄様の前には二度と出てこない。だから、許して」
「あ……あ……?」
「許して。……もう私を恐がらないで」
 ふ、と橙の灯りが生まれ、部屋を丸く照らした。
 枕もとの灯りに照らされているのは灯火だった。部屋の入り口にはセレスティが立っている。
 そして部屋の中央に立った男の前には、シュラインが。
「紺子さんからの手紙です」
 セレスティは涼やかな声でそう言い、男に手紙を手渡した。男はふらりふらりと視線を部屋中に彷徨わせた後、大きく震える手で手紙を開いた。

『一郎お兄様
 何から書けばよいのでしょうか。お兄様の人生をむちゃくちゃにしたわたくしが、今更お手紙を差し上げることをどうかお許しください。この手紙は、お兄様の妹の紺子としてのお手紙です。ですからどうか、どうか最後まで読んでくだいますよう。
 わたくしは今、無知で恥知らずだった過去の私を、とても悔いております。
 幼かったからと、狭い世界を全てと信じ思いつめてしまう年頃だったからと、そんな風に言い訳することなど出来ません。
 いつであれ誰であれ、わたくしの想いは許されるべきではなく、わたくしのしたことは罰を与えられるべきでした。
 血の繋がったお兄様を、一人の男の方として慕うなど。あまつさえ、お兄様にも、同じようにわたくしを想ってもらおうなど。
 あの晩、お兄様は私をお叱りになり、わたくしの過ちを説いてくださいましたのに、わたくしはちっとも理解しようとなどしていませんでした。聞き分けのないわたくしをお兄様が納戸へ閉じ込めなさっても、わたくしは後悔などいたしませんでした。
 そうです、その時わたくしはお兄様の云うとおり、悪魔だったのでしょう。
 お兄様が信心深い方でした。許されざる思いを抱いているわたくしが、お兄様を禁忌へ誘わんとするわたくしが、お兄様にはどれだけ汚らわしく、どれだけ恐ろしいものに見えたことでしょう。けれどその時のわたくしは、自分のことしか考えていなかったのです。自分のためにお兄様がどれだけ苦しまれたか、それすらも気に留めなかったのです。
 お兄様が病院にお入りなっても、わたくしはわたくしの思いを受け止めてくださらなかったお兄様をただ恨むばかりでした。けれど、お兄様のいない日々を一年過ごし、二年過ごし……わたくしももはや少女ではなくなり、少しばかりの知識や分別を身に付け、そしてようやく己の愚かさ、罪深さに気がつきました。
 お兄様には、本当に申し訳のないことをしました。悔いても悔いても、懺悔しても懺悔しても足りません。
 今はもう、疚しい想いなど欠片も持ち合わせてはおりません。お兄様の前に二度と顔を出したりいたしません。ですからどうか、早くお元気になってください。
 昨年の暮れに、わたくしは結婚いたしました。大島の伯母様が世話をしてくださったのです。同封いたしました写真は、今年の始めに夫の藤田正夫と撮ったものです。もうすっかり奥様振りが板についているでしょう。
 ですから、この手紙にあることはすっかり信用なさってください。誓って、わたくしはお兄様の前に姿を現しません。お兄様を苦しめるようなことはいたしません。今はただ、お兄様のただ一人の妹として、お兄様が元気になって幸せに暮らしてくださることを祈るばかりです。
 お兄様、本当に早くよくなってください。
 それでは。』

 男の手から、手紙がかさりと音を立てて床へ落ちた。追いかけるように男が崩れ落ちる。
「愛していらっしゃったのですね……?」
 灯火の凛とした声に、男の肩が揺れる。灯火は言葉を重ねた。
「本当はあなたも、紺子様のことがお好きだったのでしょう……?」
「あ…あ……」
 男は小刻みに、やがて大きく震え出す。
「恐かったんだ……」
 震える声が、堰を切ったように溢れ出す。
「恐かった……恐かったんだ……あんな目で見上げてくる紺子も、妹に惹かれている自分も……!」
 思い過ごしであれば、と男は思っていた。
 妹の意味ありげな視線も、哀切を含んだ声音も。
 男はそれを見ないようにしていた、考えないようにしていた。
 畏れていた。
 それは、何よりの禁忌だった。
 妹に対する劣情を、男もまた胸の内に押さえつけていたから。
 均衡が崩れたのは……他ならぬ紺子の言葉。
『兄さん、愛してる』
 眩暈のような畏れと歓喜の中、それでも男は理性を振り絞り、懇々と妹に説いた。それは間違っているのだと、思い過ごしだと。
 けれど、紺子は聞き入れなかった。男の首にすがりつき、潤んだ目で男の顔を覗き込んだ。
 瞬間、そこには男を堕落へと突き落とす、魔性が存在していた。
 男は妹を突き飛ばした。そればかりでなく、納戸へ押し入れ、閉じ込めた。
『この悪魔め』と罵る男に、紺子は悲鳴のような声を上げて兄を呼び続けた。男は妹を見ることが、そして同時に目を離してしまうことが恐ろしく、妹が叫び続ける納戸の前に、何日も耳を塞いで座り続けた。
 隣に住む老人がおかしさに気づき様子を見に来たときには、男も紺子も大分衰弱していた。
 病院で目を覚ました男はおかしな独り言を繰り返し、また男の妹への仕打ちも知られるにあたり、男は精神病院に入院させられたのだった。

「……あなたのしたことは」
 シュラインが、彼女自身の声で囁く。
「正しいとは絶対に言えない。けれど、あなたは守りたいものを守ったのでしょう?」
 男は体中に緊張の糸を張り、シュラインの言葉を受け止める。
「紺子さんはもういないわ。あなたも……もう苦しまなくていい」
 男は恐る恐ると言った体で顔を上げた。シュラインと男の視線が絡む。
 シュラインはためらい、再び『紺子』の声で囁いた。
「もう、終わりにしましょう」
「あ……!」
 男の姿がぶれる。男の体が前へのめる。頭が床にぶつかる直前、ベッドの掛け布団が動き、男と床の間に滑り込んだ。
 灯火が安堵の息を吐く。
「高野さん」
 シュラインが駆け寄り呼びかける。酷く顔を顰めた後、高野は目を覚ました。
「大丈夫ですか?」
 セレスティの問いかけにも、高野は何が何だか分からない、といった顔で曖昧に返事をした。三人はそれぞれ視線を交差させる。
 どうやら、彼は――消えたらしかった。


   ▼▼▼


「声帯模写を使ったわけか」
「正解」
 シュラインが草間の前にコーヒーを置く。春めいた陽気の午後、草間の瞼は既に下りかかっている。
 手紙に同封されていた写真から、然るべきところに依頼し「紺子」の声を割り出した。モンタージュボイスと言う手法である。シュラインは復元された「紺子」の声で男に呼びかけることで、幻聴に支配された男に意識に割り込んだのだ。
 シュラインは自分の分のカップを持ってソファに腰かけ、事務机でコーヒーを飲む草間の顔を眺める。
 コーヒーの香りが漂う、穏やかな午後。
「……しかし危険じゃなかったか? その女に成り切るなんて」
「大丈夫よ。いざと言うときは二人が助けてくれる約束だったもの」
 セレスティは水霊使い、灯火は念動力の持ち主である。二人のフォローがあれば大抵の危険は回避できただろう。
「武彦さん、心配してくれたんだ?」
 シュラインの言葉に、草間はふいと顔をそむける。
 シュラインははにかむように笑い、しかし遂げられなかった紺子と一郎の恋情を想って、その眸に寂しげな色を滲ませた。




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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0086 / シュライン・エマ / 女 / 26歳 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員
1883 / セレスティ・カーニンガム / 男 / 725歳 / 財閥総帥・占い師・水霊使い
3041 / 四宮・灯火(しのみや・とうか) / 女 / 1歳 / 人形

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■         ライター通信          ■
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こんにちは、ライターの凍凪ちひろです。
このたびは『鉄格子の内で』へのご参加、どうもありがとうございました。
ラストの個別部分では、今回の仕事に関してそれぞれ多少異なった情報を書いておりますので、宜しければ他の方のノベルもご覧になってみてください。

■シュライン・エマ様
再びのご参加、どうもありがとうございます。前回もそうだったのですが、シュラインさんのプレイングはあらゆる可能性に対し手を打とうというしっかりしたもので、とても勉強になります。声帯模写能力を生かすことができて嬉しいです。

■セレスティ・カーニンガム様
いつもお世話になっております。アパートの管理人に話を聞く、というプレイングで物語が大きく動きました。このプレイングにより手紙と言う発想が生まれ、物語らしくなったかと思います。ありがとうございました。

■四宮灯火様
再びのご参加、どうもありがとうございます。灯火さんには随所で『力』を使っていただきました。このノベルを書くに当たってこだわっていた紺子の心情について、灯火さんの存在が在ったためにきちんと最後まで書くことが出来たのだと思います。ありがとうございました。

それではまた、どこかでお会いできれば幸いです。

凍凪ちひろ 拝