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<東京怪談ウェブゲーム アンティークショップ・レン>


【ロスト・キングダム】魍魎ノ巻

「あいにくだけどねェ……そんな代物、さすがのあたしの店でも、そうおいそれとは出る物じゃないのサ。……一応、出たら連絡しようか? おや、そうかい。はい、はい、それじゃあね」
 電話を置くと、キセルをひと吹かし。
「驚いたね」
 猫のように目を細めて、店主は言った。たそがれ刻の、アンティークショップ・レンである。碧摩蓮は、たまたま店に居合わせた客たちを相手に、問わず語りを始める。
「こういうものにも流行りがあると見える。すこし前から、やたらと同じ品で出物がないかってェ、電話ばかりなのさ。それがまた――『反魂香』と来たもんだ」
「『反魂香(はんごんこう)』」
 思わず鸚鵡返しにつぶやいた客に頷いてみせて、蓮の語りは続く。
「言わずと知れた、死者と逢瀬をかわすための秘薬。……ひとときだけ、死人の姿を垣間見、言葉をかわすための霊薬さ。そう簡単に手に入っちゃたまらないよ。それだけじゃない。それを聞いてきたのが、あんた、誰だと思う?」
 可笑しそうに、蓮は紅をさした唇をほころばせた。
「あんたの知ってる御仁だったかどうだかね。……神聖都学園大学の、河南教授――あのナル男と……宮内庁の八島係長なのさ。そしてあとひとり……名前も名乗らないあやしい男とね。三人が三人とも別々に、薬を欲しがってるようだったがね」
 顧客の個人情報の管理もなにも、蓮にかかるとあったものではなかった。
 ――と、そこへ、またもや電話が鳴る。
 蓮はくすりと笑って「これもそうなら、どうしてやろうかね」と言いながら受話器を取った。
「はい?」
 だが。その笑顔はすぐに引き締まり、切れ長の目には鋭い光が灯る。
「話はわかった。すぐ人を寄越すから、そこを動くんじゃないよ。いいね」
 電話を切るや、彼女はまた笑顔に戻って言うのだった。
「ちょっと頼まれておくれでないかい? なじみの仕入れ屋が、『反魂香』を見つけたというのさ。それを今から納めに来てくれる約束でね。ところが……道すがら、誰かにつけられている気がすると言うのさ。よほど『反魂香』を欲しい連中が、今の東京には多いらしいよ。……悪いけどあんたたち、ちょっとそいつを迎えに行ってやってくれないかい?」

■欲する者は

 そのとき店に居合わせた客は三人、いた。
 すなわち、モーリス・ラジアル、藤井せりな、張暁文(チャン・シャオウェン)である。
「死者と会話するったって、ほんのひととき。それでも欲しいたぁ」
 暁文が、研いだ刃物のように笑った。
「よほど死人から聞き出したいことでもあるのかねェ。あのセンセイも、八島もよ。それともうひとり……どんなヤツが欲しがってるんだか」 
「ともかく、その仕入れ屋さんを迎えに行ってあげればいいのね。いいわよ」
 せりなが頷く。
「もちろん、私もお引き受けしますよ。レディの頼みを無碍にはできません」
 とモーリス。
「云うじゃないか。それじゃあ、お願いしようかね。今、奴がいる場所の地図を書くよ」
「その方の携帯番号なども……教えていただけますか」
 モーリスは蓮に言った。
 その蓮に、暁文がそっと近づく。
「俺も行ってやるからよ」
 耳元で囁いた。
「ちぃっとばかり分け前もらってもいいか?」
「まあ、あたしは構わないけどねェ……」
「よし。取引成立。……ほんじゃ、先、行くわ」
 さっさと店の出口へ向かう一匹狼。
「あ……。私、仕事用のバンだから、それで移動すれば、と思ったのに」
 と、せりな。
「そんなレディに運転なんかさせられませんよ、私の車のほうがたぶん、早いですよ?」
 モーリスがそう申し出るのへ、
「モーリスさんのって表にあったあの外車でしょ? こういうのは頑丈な車のほうがいいの。……ここも見張られてないとは限らないわ、裏から出ましょ」
 と、行動的なせりなである。
 モーリスは肩をすくめた。
「それではそうさせてもらいますか。……あ、でも、その前に一本、電話をさせてくださいね」

「そうですか……。それは……面白いですね。ええ、是非、手に入れたいものです」
 書斎でモーリスの電話を受けているのは、セレスティ・カーニンガムである。
「『反魂香』自体にも興味はありますが……それをあえて手に入れようとする人たちにも興味があります。私のほうですこし調べてみましょう。ええ、モーリスはうまくやってください。それでは」
 リンスター財閥総帥の、美しいおもてに微笑が浮んだ。邪悪ではないが、たくらみを含んだ笑みであった。
 一度置いた受話器をまた取り上げて、電話をかけなおす。
「……私です。早急に調べてほしいのですが……神聖都学園大学の河南創士郎教授と、宮内庁の八島真『二係』係長。このふたりについて、わかることをすべてリサーチしてください。特に、ふたりに共通点があるならば」

「河南さんって人のことは……ウチの人から聞いて知ってるわ。そうそう、あのときは、モーリスさんもご一緒していただいたのよね。ほら、帝都博物館の事件で」
 せりなが夫と経営しているフラワーショップのロゴが入ったバンである。ハンドルをにぎりながら、彼女は助手席のモーリスに言った。
「え――。もしかして、藤井さんの……」
「ええ、私、家内です」
 にこりと笑った。
「ああ、そうなのですね。若くておきれいだから独身の方だとばかり思っていました」
「あらやだ、モーリスさんたらお上手だわ、おほほほほほほ。これでもふたりの子持ちなんですよ〜」
 などと言いつつ、まんざらでもなさそうである。
「とてもそんなふうには見えませんよ。ご主人がうらやましいくらいです」
「褒めても何も出ませんよ。あ、でもよかったら、こんど、お店にも寄って下さいね。ところで、ウチの人、なにかご迷惑をおかけしてないかしら。最近、草間さんのところやアトラスでお手伝いさせてもらうのはいいんだけど、私、心配で」
「大丈夫ですよ、せりなさんのような素敵な奥様がいらっしゃるのだから。ところで、『反魂香』ですが――」
 放っておくと際限なく藤井夫妻の話を聞かされそうだったので、モーリスはするりと話題を戻した。
「暁文さんが仰っていたように、やはり死者と話したいがために、みなさん必要とされているのではないかと思うのです」
「でも宮内庁まで……」
「宮内庁というより、八島さん個人に必要性があるのかもしれませんね。……私も、興味はありますよ。失われた生命のぬしと、ひとときとはいえ、話ができるなんて」
 医師でもあるモーリスの緑の瞳がきらめいた。
「……死者に会うことが目的なら、その人には渡さないほうがいいと、私は思うの」
 アクセルを踏みながら、せりなは言った。
「だってそんなの……未練が残るだけだわ」

■歩く死体

 繁華街の、中心である。
 待ち合わせの人にあふれた、街路樹の木陰のベンチに、その男はひとりで坐っていた。
 ひざの上に置いた、ふろしき包みを大事そうに両腕に抱え込んでいる。そしてその表情は強ばり、緊張した様子で、周囲にぎらぎらした目を配っているのだ。
「よお」
 そんなところへ、ふいに、声がかかったので、男は飛び上がらんばかりだった。
「そのまま聞け。こっちを見るな」
 いつのまにか、彼のと背中合わせに配置された反対側のベンチに、男がいたのだ。たしかに数秒前にはいなかったはずの男だ。こっちを見るなといわれたので、男は声しか聞くことはできないが、それは張暁文だった。
「レンの店から来た」
 暁文は言う。
「着いててやるから心配すんな。……だが、そいつを狙ってるのがどんなヤツか、顔くらい見てやりたいんでな。おまえはそのまま動け。俺のほうを見るなよ。わかったら行け」
 仕入れ屋の男は、青ざめた表情のまま、言われるままに立ち上がり、歩き始めた。
 暁文はその後ろ姿を見送りながら、油断なく、周囲に視線をめぐらせる。

 その頃カーニンガム邸。
 リンスター財閥の優秀な調査機関がものの小一時間のうちに仕上げた詳細なレポートを、エージェントが携えてきていた。
「おふたりとも、神聖都学園大学のご出身だったのですね」
 レポートをめくりながら、セレスティは言った。
「それ以前に接点がありませんので、そこで出会われたものかと」
「ですが河南教授は文学部史学科卒、八島さんは社会学部社会学科卒――」
「ふたりの学生時代の科目履修の記録があります」
 エージェントは、本人たちが聞いたら卒倒しそうなほどの、個人情報を掴んでいるらしかった。
「八島氏がいくつか文学部の講義を履修しています。河南氏と重なっているのがここ、『民俗学概論』ですね。この担当教授、大河原正路が、後の河南氏の指導教授になっています」
「河南教授の恩師のもとで、ふたりの学生は机を並べたことがあった、と。その後は――」
「河南氏は大学に残って、そのまま学者の道を歩みます。八島氏は公務員試験を受けて宮内庁職員になりますから……公的なつながりはありませんね。もちろん友人としての親交はあったでしょうが。それよりも、この大河原教授ですが」
 エージェントが示した資料を見て、セレスティは怪訝そうに眉を寄せる。
「行方不明……?」
「ええ、7年前、忽然と消息を絶ったまま」
「不可解ですね。……今度の件と関係あるのかどうか」
「もっと不可解なことがあるのです」

 歩き出した男。そのあとを、着かず離れず追ってゆく暁文。
 人目につく場所で、襲ってくる者はいないかと思う。だが逆に、混雑であればこそ、それにまぎれて何者かが近づいてくるおそれもある。なんらかの特殊能力を持つものであれば、なおさら、常識には縛られまい。
「…………」
 黒社会の殺し屋たる暁文の目が鋭く光った。
 案の定――
 人ごみを抜けて、仕入れ屋に近づいてくる人影。
 スーツ姿の、サラリーマンのように見えて、しかし濃い色眼鏡と、花粉症ででもあるのか大きなマスクをつけている。だがそれで人相が特定できないのだ。
 奇妙にぎこちない動きだ。素早くはない。だが確実に、男は仕入れ屋を目指してにじりよってきている。
 その手が、彼の肩にかかった。
「!」
「一緒ニ……来イ……」
 低い、くぐもった声。
「いやだね」
 その背後に、暁文が立った。瞬きの瞬間に、そこに出現したのだ。
 ぎらり――、とその手の中に光ったナイフを目撃できたものがいたかどうか。
 目にも止まらぬあざやかな所作で、まるでバターにナイフを入れるように、その刃があやしい男の背中に沈んだ。
「――」
 どう、と崩れる男。
「ひ……ひあっ」
 仕入れ屋がひきつった声をあげた。
「暁文さん!」
 せりなとモーリスだ。
 周囲の人々も異常を察し、雑踏に波紋が広がる。
「この人――」
「どうれ、顔を拝んでやるか」
 暁文が眼鏡とマスクを剥いだ。
 血の気のない顔があらわれた。見知らぬ面相だ。
「死んでるわ!」
 せりなが息を呑んだ。
「なにもいきなり殺さなくても」
 暁文に食ってかかる。だが、モーリスがそれを制した。
「いや……おかしいですよ……この人――」
 モーリスが閉じられた目蓋をめくったり、肌の張りを確かめたりしている。
「これは死体です」
「だから……」
「そうじゃなくて。……きちんとした検死をしてみないといけませんが……ざっと見ただけでも死後一日以上は経っています」
「え!?」
「今しがた殺されたのではありませんよ。その証拠に、暁文さんのナイフの傷からは出血していない」
「なんだそりゃ。俺は死体相手に……? だがこいつは歩いてたし、喋ったぞ!」
「ええ、おそらくはなんらかの力で――……あ!」
 3人は、はっと振返った。
 仕入れ屋が、黒服の男たち2名に両脇を抱えられ、連れてゆかれるところだった。

■反魂香のゆくえ

「待てよ、コラ」
 再び、空間を飛び越えてあらわれる暁文。ナイフは先程の死体に刺さったままなので、かわりに鉄拳が男の下腹を殴りつける。
「はあッ!」
 気合一閃。せりなの空手が、もうひとりの男に決まった。
「大丈夫ですか?」
 モーリスが、仕入れ屋を気づかう。
「これは、保護しておきましょう」
 ふろしき包みに、モーリスの力が及んだ。不可視の檻が、それを包み込む――。
「こいつらは生きてるみたいだな、オイ?」
「誰なの、あなたたち!?」
 せりなが、男の腕を逆手にねじり上げた。
「いいいい痛ッ、あ、あやしいものでは……」
「どうみたってあやしいだろうが、グラサンに黒スーツって、まるでおまえ――」
「え?」
「わ、わたし……たちは……」
 男が名刺を出した。
「『調伏二係』――宮内庁!?」
「こ、この方を……保護するために来たのです」
「じゃあ、あの死体は何なの?」
「知りません。私たちはただ……この方の警護の任務で」
「八島の指示か」
「はあ……アンティークショップ・レンさまからの連絡がありまして」
「あのアマ、『二係』にも連絡しやがったのか」
 暁文が毒づいた。

「不可解、といいますと」
「大河原教授が失踪前、宮内庁に接触した形跡があるのです」
「八島さんと?」
「いいえ」
 エージェントは新たな資料を出した。
「八島信吾――八島真氏の前任の係長……氏の実兄です」
「たしか八島さんのお兄さんは」
「ええ、1年すこし前に、亡くなられていますね。『二係』の職務上での殉職です」
「…………」
 セレスティの瞳が、深い思索の色に翳った。
「大河原教授の行方不明後は、河南氏がその後を継いだようになっていて……八島信吾氏、河南氏、そして……これも奇妙なのですが高峰研究所との関係も示唆されています」
「なにかありそうですね。高峰さんの方面をつつくのは難しそうですが……。八島さん自身は、その関係に含まれない?」
「現状は。しかし、大河原教授がいなくなった後、そのなんらかの役割を河南氏が引き継いだのであれば、八島信吾氏の文字通りの後継者であるのは八島氏ですから。ここに、神聖都学園大学、宮内庁、そして高峰研究所の3つの関係が浮かび上がってくるわけです」
「興味深いことです。そこに『反魂香』がどうからむのか。……死者と交信するための秘薬。大河原教授は生死不明ですが、死者である可能性もあるわけです。八島信吾さんはこれは確かに亡くなっている。……しかし、河南教授と八島さんは別々にレンに接触しているのですから、ふたりの思惑は一致していないと見ていいわけです」
 ――と、そこへ電話が鳴った。
「はい? ……そうですか。ご苦労さまです。ええ、ではお願いしますよ。金額は蓮さんの言い値で結構です。よろしくお伝えください」

 そして。
 アンティークショップ・レンの、うす暗い店内のテーブルの上に、それは鎮座している。
 ふろしきを解くと、大層な桐の箱があらわれた。その中に、高さ10センチほどの、壺が収まっていたのである。
「ほーぉ、これがねェ」
 暁文が珍しそうにのぞきこむ。
 蓮が、蓋をあけると、ぷん、と、不思議な香りが鼻を突く。黄土色のきめの細かい粉末が、中に入っているようだった。
「これを火にくべる。立ちのぼる煙の中に、のぞむ死人の姿を見、言葉をかわすことができるって寸法さ。漢の武帝が先立たれた夫人の姿を見るために使用したという故事があるが、日本にも歌舞伎に『傾城反魂香』という演目があるさね」 
「ごたくはいいが、約束だぜ」
「わかってるよ、うるさいねェ」
 蓮が小さな容器に、その粉末をすこし盛り分ける。
 それは暁文に、壺そのものは『二係』の男たちに渡される。
「請求書はあとで送るよ」
 黒服たちの背中にそう声をかけて送りだす。暁文もまた、満足げに店をあとにする。
「…………」
 ほう、とため息をひとつ。
「ちょっと気の毒な気もするけど」
「言い出したのはあんただろ。骨董は目利きが命。見抜けないほうが阿呆なのさ。本物の『反魂香』か、あんたの能力でつくられた複製かどうか」
 せりなは、申し訳なさそうに肩をすくめる。
「私だって、本当は欲しいくらいだわ。でもやっぱり……死んだ人にいつまでもこだわるなんてよくないもの」
「さて、これは――と」
 もうひとつの壺を、蓮は取り出す。
「お支払いは小切手でよろしいですか?」
 爽やかに、モーリスが笑った。


「ご苦労さまでしたね。すいませんねェ、半分くらい私の私用なのに――ああ、いやいや」
 言葉を濁しながら、八島真は、いそいそと壺を持つ。
「ちょっと席を外します」
 そして使われていない応接室にこもるのだった。

「どぅれ、ちょっくら試してみっか」
 暁文は、香をひとつまみ、灰皿に落とすと、マッチをすった。その炎をそっと近付け…………

 かれらは、藤井せりなが物質を具現化する能力を持っていたことを知らない。
 ましてや、炎から生み出された、せりなによる『複製品』が、火の属性をおびてしまうことも。すなわち、そのニセ・反魂香は、実質として「火薬」に等しかったのだということも、である――。

「……今の音なに!?」
 黒眼鏡の職員たちは顔を見合わせた。
「応接のほうからだけど……」
「でも係長が誰も入るな、って」
「わーっ、煙!煙!」
「火事だーーーっ!!」

 宮内庁地下・300メートルでぼや騒ぎが起こっていた頃、張暁文もまた煤けた顔で吠えていた。
「レンのやつ! 殺ス! 絶対ぶっ殺ス!!」

  *

「『死人』では荷が勝ち過ぎたかしら」
 鈴のような、可憐な声音。
「まあいいわ。今の段階で、かれらにあれを使われたくなかっただけですもの。結果的にはよしとしましょう」
 くくく――、と含み笑いが漏れる。
「どのみち、瑣末なことにかかわっているひまはないわ。……幕が開くのは――これからなのだから」


(魍魎ノ巻・了)

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【0213/張・暁文/男/24歳/上海流氓】
【1883/セレスティ・カーニンガム/男/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】
【2318/モーリス・ラジアル/男/527歳/ガードナー・医師・調和者】
【3332/藤井・せりな/女/45歳/主婦】

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■         ライター通信          ■
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お待たせいたしました。
『【ロスト・キングダム】魍魎ノ巻』をお届けします。
リッキー2号「ロスト・キングダム」の世界へようこそ。
こちらはアンティークショップ・レンを通じて垣間見た、本作のプロローグとなります。

他に比べてすこし短かめですが、実はこっそり、かなり重大な情報がまぎれこんでいます。

>張・暁文さま
お久しぶりです。しっかりと任務は果たしていただいているにもかかわらず、なんだか、妙なことに巻き込まれた風になってしまっている暁文さまでした……。せっかくお久しぶりだったのに……ス、スイマセン。

>セレスティ・カーニンガムさま
息止りそうなプレイングでした(笑)。なので、情報はちょっとサービスしています。『反魂香』は、システム的にはアイテム化していませんがリンスター財閥さまのものになっておりますのでお役立て下さい。

>モーリス・ラジアルさま
総帥がいらしていただけたので、今作のモーリスさまはいつにもまして“暗躍モード”でございましたね。ある意味、最強の組み合わせというか……。

>藤井・せりなさま
いつもご主人さまとお嬢さま方にはお世話になっております! せりなさまのプレイングのおかげでWRも予想だにしなかったオチに(笑)。

それでは、機会がありましたら、今後ともおつきあいいただければさいわいです。
ご参加ありがとうございました。