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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


blind summer fish


 この出会いは必然

 なら、この…別れは―――――……



 今日この日、草間興信所には一人の女性が訪れていた。
「助けてください」
 この興信所に来る人物の「助けてください」の大半が怪奇現象だ。だが、この目の前の女性の疲弊した姿を見るに、草間・武彦は無下に追い返せないでいた。
「数日前から彼が死ぬ夢ばかり見るんです」
 それは交通事故にあったり、心臓麻痺であり、時間をずらそうが、病院に行かせようが、彼は確実に命を落とすのだという。
 悪夢にうなされるように飛び起きると、時計はいつも同じ朝の2時を射している。冷たい汗に息を荒くしながらも、また床に就き、彼からの電話で目が覚めるのだそうだ。
 彼女は神様が自分に彼を守らせようとそんな夢を見せているのだと思い込み、今まで気にしてこなかったらしいが、流石に夢が1週間を越えたあたりで自分の夢が怖くなって来た。
 そしてこの夢をどうにかできないだろうかと、草間興信所へと訪れたというわけだ。
 今まで心霊・SF・エトセトラとこなしてきた草間だったが、夢の中の憂いを払ってくれなどという依頼が来るとは思いもせず、どうしたものかと妹の草間・零と顔を見合わせる。
 むしろそんな夢ならば、家なんかに来るよりは占いの館なりなんなりに行った方がいいような気がする。
「ここは、摩訶不思議な事件をいろいろと解決しているって聞きました…」
 俯いていた女性は、切羽詰った表情で勢いよく顔を上げ、
「だから、彼を助けて下さい!」
 と叫ぶと、大声で泣き出してしまった。
 流石の草間も目の前で大泣きされては、適当な理由をつけて断る事さえもできない。
「分かった…やれるだけの事はやるが、成功するとは限らないぞ?」
 なんせ、夢だしな。と、草間が付け加えると、女性はその瞳は微かな希望をともし、深く頭を下げた。


【today ×月10日】

 依頼人・高坂小夜里の携帯電話があれば、彼女のマンションでわざわざ張り込む必要はないだろうと踏んではいたが、現在不安定な彼女を支える唯一のものが、この携帯電話しかなく、やはりまた同じ夢を見てしまった時にかかってくる彼からのモーニングコールを彼女から取り上げてしまう事はできなかった。
「ごめんなさい、シュラインさん…久実乃ちゃん」
 同じ女性同士ならば、と、セレスティ・カーニンガムには申し訳ないが、一人暮らしの女性の家に男性が泊まることははばかられた為、今回こそは草間を動かし別行動となった。
 ちなみに零は、もしかしたら来るかもしれないハードボイルドな依頼を引き受けるために、電話番として置いていかれた。
 彼の方はきっとセレスティがなんとかしてくれるだろうと踏んで、異変に遭遇している彼女を二人は調べる事になったのだった。
 元々彼女には友達が少ないのか、こうしてマンションで一緒に一晩過ごす事になったシュライン・エマとササキビ・クミノをいたく歓迎し、いろいろと腕を振るってくれた。
 小夜里は中学生というクミノが何故一緒に来たのかという事に首を傾げていたが、「パジャマパーティーするって聞いたから一緒に来た」と、上手い事ごまかした。
 途中、流石にシュラインも小夜里一人で料理をさせる事を申し訳なく思い手伝ったのだが、あまりのシュラインの料理の腕に、小夜里は驚かされてしまった。
「美味しい久実乃ちゃん?」
 小夜里の問いかけに、クミノは頷く。
 きっと姉と妹が一気に出来たような気持ちなのかもしれない。
 どうして今この場にクミノが呼ばれたのか。シュラインはその理由に首を傾げたが、もしかしたらクミノの持つ力によって、小夜里に及んでいるのかもしれない悪影響を取り除くためなのかもしれない。と、納得する。だが、クミノの持つ障壁のタイムリミットは24時間。それ以上は一緒にはいられない。
 クミノが元々から持っている冷たささえ目を瞑ってしまえば、クミノも充分可愛らしいという部類に入ることは傍目にも分かる。
 それゆえに、尚小夜里も可愛くて仕方が無いのかもしれない。
 少々、鈍感な人間である。
 しかし、問題が起こる2時と、彼から掛かってくる電話にさえ遭遇できれば、何かしらの糸口はつかめるだろう。
 一時の団らんを過ごし、時間は刻一刻と近づいてくる。
 先に寝てもいいと言ったシュラインとクミノに、それは申し訳ないから起きていると彼女は言ったが、彼女が本当に2時に目を覚ますのかという事を確認するために来ているのだから寝てくれないと困るのだ。
「でも、それじゃシュラインさんは何時寝るんですか?」
 自分の依頼した内容のために、誰かの睡眠時間が削られるのは忍びないらしく小夜里は問いかける。
 実際、2時に彼女の夢を確認し、朝彼から掛かってくるであろう電話を確認、その後セレスティや草間と落ち合い情報交換――などという予定を組んでいては、心配されるのも当たり前。
「そんな事気にしなくても大丈夫よ。寝貯めしてきたから」
 と、おとぼけ半分にウィンクしてみせるシュライン。
「じゃぁ久実乃ちゃん、一緒に寝ない?」
 歳若いクミノを草間から派遣された調査員とは一切思わず、小夜里は問いかける。
「まだ、起きてる」
 小夜里の表情は少し寂しそうだったが、あまり小さな子が夜更かしをするのはどうかな?と、苦笑する。
「気にしなくても私は大丈夫」
 若いから…。
 あまりに正直な事を言ってしまっては、普通の人代表とも言える小夜里には理解できないだろうと、シュライン同様とぼけてみせるクミノ。
「じゃぁ、ごめんね。私、明日も会社だから。シュラインさん宜しくお願いします。久実乃ちゃんはちゃんと寝なきゃ駄目よ」
 彼女は最後そう告げると、自分のベットへと入っていった。
 ここからが本番だ。
 彼女を起こさないように何もしない時間というのは、何時もよりも長く感じるもので、時計の針が大きく聞こえてくるような気がする。
(あら?)
 聞こえると思った針の音が聞こえない。
 シュラインは静かになった小夜里の部屋中を見回してみる。
「…針時計が無いわ……」
 壁に掛かるもの、卓上に置くもの、この小夜里の部屋にある全ての時計がディジタル時計。

 Month,Day,Time

 この3つを現す最近のディジタル時計しか、見当たらないのだ。
 もしかしたら時間を音で感じることが出来てしまう針時計が嫌で、彼女が全て変えてしまったのかもしれない。だが、小夜里が寝てしまっては確認する事もできず、明日朝、もしくは彼女が会社から帰ってきたら尋ねる事にしようと、シュラインはひとまず気にしないことにした。


【yesterday? ×月9日】

 証言どおり、彼女は午前2時に飛び起きた。
 汗だくの前髪をかきあげ、キッチンへと赴く。
「……?」
 一瞬小夜里は不思議そうな顔を浮かべ、何かを思い出したように瞳を大きくすると、ほっとしたように微笑を浮かべた。
 キッチンでお茶を飲んでいたシュラインとクミノは、そんな彼女の表情の変化に顔を見合わせるが、
「今…何時ですか?シュラインさん…」
 といった彼女の問いかけに、先ほどの疑問は気のせいだったのだろうかと思わされた。
「2時よ…」
 この家にある時計に視線を移動させれば、確かに2時を差していた。

 Month ×,Day 10,Time 02:03

 分は多少過ぎてしまったものの、彼女が起きたのはほぼ2:00丁度と思ってもいいだろう。
「お水です」
 クミノは小夜里にお水を差し出し、また眠るように促す。
 今度は朝掛かってくるであろう彼からの電話を確かめるために。
 朝に掛かってくる彼からの電話は、彼女と一緒に起きて待っていてもよかったのだが、明日も仕事があるといった彼女の言葉を気遣っての配慮だった。
 クミノが差し出した水を飲み干し、申し訳なさそうに微笑んで小夜里はまた床につく。
「何も起こらなかったわね」
 そう、いつもどおり彼女が夢を見ただけで何も起こらない。
「霊や何かの仕業じゃないもかもしれない」
 もしこの場に何かしらの悪影響をもたらす何かの影響ならば、自動的にクミノは反応しているはずだ。
 だが、予兆も変化も何も無い。
 何も無ければ、取り越し苦労という事にもなりかねない。

 もしくは、問題は彼の方にあるか―――……





 朝、盛大な着うたが、マンション内で響き渡る。
「…いけない!」
 起きていると、起きていられるはずと思っていたシュラインとクミノは、その音に飛び起きた。
 電話代わりとして立てかけることのできる彼女の携帯電話が、カラフルなランプをともし、小さな液晶窓でアニメーションが動く。
 小夜里はゆっくりとベットから起き上がり、キッチンへと歩いてきた。
 まるでその場には誰も居ないかのようにキッチンテーブルの横をすり抜け、台の上にある携帯電話を手に取る。
 そして誰の眼から見ても分かるくらい安堵の微笑を浮かべ、携帯電話の着信を押した。
 二言三言彼と会話を交わし、そこでやっとシュライン達に気がついたかのように顔を向ける。
「彼と話させてもらってもいいかしら?」
 どうぞ、と手渡された携帯電話を確認してみれば、確かに着信の文字が写っている。
「おはようございます」
[ おはようございます。すいません、小夜里が変なこと依頼したそうで ]
「いいえ、彼女の彼を守りたい気持ち、分かるもの。気にしないで下さい」
[ おかしな事言いますよね、俺こんなに元気なのに ]
 確かに電話口の向こうの彼はとても活発で元気そうだ。とても彼女が言うように死ぬとは思えない。だが、不慮の事故という事はありえるだろう。
 シュラインが彼と話している間、クミノはふと目に留めた時計を手に取る。
(……!?)
 手にした時計のディジタル表示がぶれる。
(何だ?)
 だがそれも一瞬の事で、時計はいつも通りの時刻を表した。
 クミノは一度手にした時計に眉を寄せ、彼女を見る。
 そして、また時計をもとあった位置に戻した。
 クミノの障壁は時計には反応を示したが、彼女には無反応だ。
 いや、まだクミノと24時間を共にしていないから、何の反応も無いのかもしれない。しかし、24時間後彼女が即死という結末で事を確かめるわけにもいかず、
「久実乃ちゃん。朝ごはんどうぞ」
「ありがとう」
 何事も無かったかのように、小夜里が用意した朝ごはんのテーブルへと着いた。


【today? ×月10日】

 彼女が仕事へと行き、セレスティ達の方も彼が仕事へと赴いた事で、一旦一同は落ち合う事にした。
 クミノはシュラインを気遣ってか、モニターでの対応になる事申し訳ないと言いつつ、一度店の方へと戻っていった。
 一応、特殊な声帯能力を除けば、シュラインはただの人間。草間も一応ただの人間。
「彼の方はどうでした?」
 草間興信所にて、この一晩の収穫を整理するため開口一番シュラインが問いかける。
「いたって元気ではいました。ですが」
 ですが――…。
「屋敷の針時計以外の時計がすべて狂ってしまい、朝は一事騒然としましたよ。彼は凄いですね、正確な時間にぴたりと起きて彼女に電話をしていました」
「時計と言えば、彼女の家も針時計が一つも無かったのよね」
 しかし、もしかしたら時が狂う事もあるかもしれない針時計ではなく、電池や充電させあれば狂う事無く時を刻むディジタル時計になにかしらの力があるようには思えない。
「クミノと繋がったぞ」
 草間は机の上にクミノの姿が映るモニターを、シュラインとセレスティにも見えるように置き、話を伝える。
[ 時計ならば、私も疑問に思った事がある ]
 クミノは考えるように顎に手を置き、しばし瞳を泳がせる。
[ 私が触れた時計が一瞬障壁に反応した ]
 時を移していたモニターが軽くぶれ、その日時を一瞬無にしたのだ。
 それが何を意味しているのか、それは今はまだ分からない。だが、何かしらの意味はあるだろう。
「それと、彼女の彼が死ぬ夢というのは休日のようです」
 休日・土日の2時に彼が死ぬらしい。
 ならば、その2時に彼を守れば、この依頼は解決か。
「だったら休日に彼らと一緒に居る必要があるみたいね」
 平日の夜中までも一緒に居なければいけなかったら、昼間殆どの仕事ができない事になる。
 良かったのか、悪かったのか。
[ とりあえず、時計はこの依頼のポイントになるだろう ]
「それは、私も同意です」
 クミノの障壁に反応した時計。セレスティの屋敷の狂った時計。
 小夜里か智徳に、時を狂わす何かしらの力でも持っているのだろうか。だが本人も居ないのに、それを考えるのは詮無きことで、無意識だとしたら答えも望めない。
「とりあえずは、今夜よね。今日金曜日だもの」
[ 分かった。時間を空けておこう ]






今日の2時に対抗するため、最後にクミノと合流するために彼女の住処で見あるネットカフェへと訪れた一同は、店の前で待つクミノを見つけ軽く手を上げる。
 現在の彼女との距離は刻々と短くなる。
「彼女が久実乃ちゃんよ」
 智徳に遠目に見えるクミノを紹介しながら、これできっと夢を見る事もなくなるはずだと、期待を込めた笑顔の小夜里は歩く。
 クミノはこちらの姿を確認してか、ゆっくりと歩いてきた。
「……!?」
「智徳さん!?」

 彼の姿が消える。
 いや、薄くなる。

「な…何?何なの!?」
「え…?」
 小夜里が叫ぶ。
 智徳は空けた自分の手を見る。

 クミノの本能が彼の存在を危険と判断し、一つの拳銃をクミノの手に顕現させる。
「クミノちゃん!」
「久…久実乃ちゃん!?」
 シュラインと小夜里が叫ぶ。
 困惑し、膝を着く智徳に向けられたクミノの拳銃。だが、
「何だ?」

 何が敵なんだ?
 標的となる「何か」がなんなのか分からない。
 智徳と近づいた自分は、彼を危険だと判断した。だから召喚武装を行った。
 それなのに、「敵」は見当たらない。

 先ほどまで存在を失いかけていた彼だったが、今では実体を取り戻し、小夜里の腕の中に居る。
「彼を消すために頼んだんじゃない!私は彼を助けたかったの!!」






――――世界が、壊れた。




























【today ×月10日】

 彼女が叫び、はっと目を覚ましたのは草間興信所だった。
 シュラインは飛び起き、カレンダーを見る。だが、直ぐにカレンダーでは意味が無いと、自分の携帯電話を取り出して日付を確認した。

「×月10日……」

 それは、彼女が草間興信所に夢の解決を依頼に来た日。
「小夜里さん!」
 シュラインは草間興信所から駆け出すと、彼女のマンションへと急いだ。
 鍵がかかっているかもしれないという気持ちなんて何処か飛んでしまっていて、シュラインは小夜里のマンションの部屋へ着くと、ドアノブを回した。
 ドアは簡単にその扉を開け放ち、シュラインを室内へと招き入れる。
「小夜里さん!!」
 パジャマ姿のままで、床に座り込んでいた小夜里がゆっくりと顔を向けた。
「……誰?」
 シュラインは上がりこみ、彼女の肩をぐっと掴む。
「シュライン・エマよ」
「あぁ…シュラインさん……」
「覚えては、いるのね」
 どこかぼんやりとした口調で、薄笑いさえ浮かべて小夜里はシュラインを見た。
「壊れちゃったの……彼と、繋がってた唯一の物」
 小夜里の手には、粉々に砕けた携帯電話。
「本当は、彼……!!」
 小夜里は其処まで口にしてぐっと唇をかみ締める。
 シュラインはただそんな彼女を見つめる。
「し…死んでるの。彼…交通事故で、私の……目の前で!」
 クミノの力が彼女が作り上げた現実を打ち崩した。
 最初から障壁が働かなかったのは、もしかしたらクミノの力よりも彼女の思いが強かったから?

 それとも、ただの夢には誰の力も加えられないから?

 シュラインはただ、彼女が泣き止んでくれるのを待つしかなった。





 シュラインに肩を支えられるようにして草間興信所へと赴いた小夜里。そこには、セレスティとクミノが待っていた。
「これは、彼の携帯電話ではないですか?」
「そ…そうです!なぜ、これを?」
 理屈なんてよく分からない。だが、これが今ここにあることだけは真実。
 小夜里がセレスティから携帯電話を受け取った瞬間、小夜里の携帯と同じ着うたが高らかと鳴り響く。
「!?」
 誰もが面食らう中、小夜里は震える手で着信を押した。

[ 小夜里か? ]

 電話口から聞こえた声に、小夜里は口元を手で押さえる。
 そして、瞳からは今にも零れんばかりの涙。

[ やっと、起きたんだな ]
「うん…うん!」
 小夜里はその場にがくっと膝を着き、泣き崩れる。
[ 良かった…。もう、囚われるなよ ]
「ごめん…智徳!」
 彼女の叫びで、その場にいた全ての人が、事を理解した。
 彼女が着信を切った電話は、ピキっと液晶にひびが入り、砕ける。
 小夜里は砕けた携帯を、強く、抱きしめた。

「ご迷惑をおかけしました……」
 立ち上がり頭を下げた小夜里。
 しかし、働いたような気にはなっても現実の時間は少しも過ぎていない。
 彼女は彼女が作った夢の中で現実を見て、現実に草間興信所へと依頼をし、夢へと取り込みそれを現実だと思っていた。

 それを可能にしたのが、こなごなに砕けた携帯電話だったのかもしれない。

「すまなかった…」
 実質の解決にはなったが、少し荒療治になってしかったかもしれないと、クミノは瞳を伏せる。
「気にしないで……」
 クミノの言葉に苦笑した彼女は、そっとクミノの頭を撫でる。
 子ども扱いをして欲しくないと普段から思っているクミノだったが、今回ばかりはされるがままに従った。
「これからどちらへ?」
 興信所の扉に手を掛けた小夜里に、セレスティが問いかける。

 彼女はただ、微笑むだけだった。







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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【1883/セレスティ・カーニンガム/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】
【0086/シュライン・エマ/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【1166/ササキビ・クミノ/女性/13歳/殺し屋じゃない、殺し屋では断じてない。】


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■         ライター通信          ■
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 blind summer fish にご参加ありがとうございます。ライターの紺碧です。本当はもっとドライな話になる予定でしたが、気がついたら書いてる本人がちょっと切なくなってしまいました。時間経過がよく分からなかったらごめんなさい、一重のそれは僕の力量不足です(汗)彼女の「現実」の中で、という言葉の意味が足りていなかった事、本当に申し訳ありませんでした。

セレスティ様?>
プレイングを殆ど活かせず申し訳ありません。もっと事前に情報を提供しておけばこんな事にはならなかったのかもしれないと、申し訳なさで一杯です。男は男同士と言うわけで彼専門に調査に出向いていただきました。

シュライン様>
セレスティ様同様、プレイングを活かせず申し訳ありませんでした。夢の内容の詳細を聞く事ができなかった代わりに、彼女の口から彼の死因を聞いてもらう形にしました。女性は女性同士ということで彼女専門に調査させていただきました。

クミノ様>
初のご参加ありがとうございます。今回は、クミノ様の一人勝ちのような形になってしまいました。クミノ様の障壁という力がこの話を作ったようなものです。


それでは、これにも懲りず今後ご参加下さると嬉しいです。