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<東京怪談ウェブゲーム アトラス編集部>


骨董店主の謎に迫れ
「さんしたクン、ちょっと、いいかしら?」
 締め切り直前の忙しなさで原稿と格闘していた三下・忠雄は、カッカッとリズム良く近づいてきた硬質な靴音が自分のデスクの前で急に止まったことに気がついて、ギクッと大きく肩を揺らした。と同時に、頭の上から張りのある女声が彼の名を呼ぶ。
 三下はすでに泣きそうになっている顔をゆっくりと上げて声の主を見た。はたして、そこには彼の予想通り若き美貌の編集長碇・麗香の姿があった。
「はっ、はっ、はいぃ……!な、なんでしょう?」
 答える三下の背中をゆっくりと、冷たい汗が伝っていった。反射的に上ずっていく声ともはや半泣き状態な表情が、彼にとって麗香がいかなる存在であるかを如実に語っている。
「あなた確か、明日から有給取っていたわよね?」
「はっ、はい、明日から三日ほど。ちょっと実家ではずせない用が……」
 まだ話し途中の三下を無視して、麗香は持っていた紙束を彼に差し出した。
「それじゃあ予定は空いているわね。良かったわ。この取材、本当は他の人が行くはずだったんだけど、ちょっとトラブルが起きちゃって。代わりに行ってきて頂戴」
 否、とは言わさぬ口振りだった。三下はそれでも「あの…」となにかをつぶやこうとしたが、
「わかったら返事!」
 と麗香に一喝されるとすぐさま、
「はいぃ!!」
 と裏返った声で答えを返し、出された資料を受け取った。
「はあぁ……、またお母さんに電話でどやされる……」
 ため息をつきながら資料をめくると、そこには紅色の髪の女性の写真と、本来の担当記者のものであろう走り書きのメモが貼り付けられていた。

『いわく付きの品ばかりを扱う奇妙な骨董品店があるという情報を数人の読者から入手。写真の女性が店主らしいが店の所在地などは不明。写真は都内F公園で撮られたもので、毎月月末近くになると良くこの付近で彼女の姿が目撃されているらしい』

 そしてその後は、読者から送られた奇妙な体験談についての、手紙のコピーが延々と最後まで続いているのだった。


 その日はちょうどバイトも『観定屋』の仕事もなく、ぽっかり空いた時間をつぶすことも兼ね、いつぞやの借りを麗香に返しにと幾島・荘司はアトラス編集部へと向かっていた。
 右手に菓子折り―――こんなもので借りを返したつもりか、と言い返されそうな気もしたのだが、浪人生活三年目の彼にはこれが精一杯だった―――左手はジーンズのポケットに入れたまま編集部の中を歩いていくと、この世の不幸を一身に背負ったような顔でため息をついている三下の姿が目に付いた。
(ははは……また碇さんになんか言われたな?)
 普通なら、「どうした?」と心配の声をかけてもおかしくはない状況だったが荘司は無言で三下の顔から視線をはずした。
 別に荘司が特別冷たい男だというわけではない。三下がへこんでいることなんて日常茶飯事以前の出来事で、周りからすればそれは彼の日課のようなものなのだ。その証拠に、これだけたくさんのスタッフの誰一人、三下を気にかけているような人物は見当たらない。
「お疲れ様でーす」
 申し訳程度の挨拶を繰り返し人の隙間を縫って歩いていく。編集長席は入り口から遠く、人口過密な室内は時として回り道こそが近道となる。人の壁をよけて右へ左へ、荘司は大回りに麗香のデスクへと向かっていった。
「お疲れ様でーす。……あっ、どうも、お疲れ様…」
 突然、ジャケットの裾が後ろに引かれ荘司はカクンと動きを止めた。
「……っと。なんだ?」
 服が引っかかるような突起物など見当たらなかった気がするのだが。首をかしげて後ろを振り向くと、そこにはわらにも縋るといった風情で荘司のジャケットの裾を握り締める三下の姿があった。
「あ………っと、お疲れ…様……です…」
 捉まった。そう気づいた時にはもう遅い。
「いぐじまさぁん…」
 鼻声交じりの三下の瞳にはたっぷりと涙がためられていた。

「……いいっすよ、代わりに行っても」
「えっ、本当に…!?」
 グズグズと何度も鼻をすすりながら、要領を得ない説明をする三下の言葉を聞き流して荘司は渡された資料を読んでいた。そして、ようやく本題に入った三下のお願いにわずかな間のみで答えを返した。
「暇って言うほど暇じゃあないけど………まっ、なんとかするさ」
「ありがどおぉ!!」
 涙でぐちゃぐちゃの顔のまま抱きつこうとする三下の腕をよけて立ち上がると、荘司はそのまま麗香のところへ向かおうとした。
 が、勢いあまって荘司の足元にダイブした三下の両手がしっかりと彼の右足を抱え込んでいた。
「……ったく、しょうがねえなぁ…」
 右足を無理やり引き抜くこともできたが、荘司はあえてそうはしないでその場から麗香の名前を呼んだ。
「碇さーん、ちょっといいっすか?三下さんが行くことになってるショップの取材のことなんですけど…」
 麗香を呼ぶだけ呼んでしまってから三下を助け起こすつもりだったが、呼びかけに反応してこちらを振り返った女性の顔に荘司は思わず動きを止めた。
「ひょっとして……?」
「あれ、あんた……?」
 黒髪に縁取られた清楚な顔立ちが、驚いたようにこちらを見つめていた。その首筋には不自然なほどに太いチョーカー―――いや、首輪がある。
「雨柳………凪砂?」


 雑誌アトラス編集部のある白王社本社ビルの周辺には、いくつもの喫茶店が点在する。そのうちのひとつ、『CRARE(クレア)』に凪砂と荘司はいた。
 この店は白王社に出入りする記者やライターを客としているためか、他の店より一席をずっと広くとっている。おまけにやる気があるのかないのか、注文の品を出すとそれきり、何時間客が居座ろうともうんともすんともかまってこないというなんとも奇特な店主が経営しているため、店内はいつもノートパソコンや原稿用紙を抱えた客でいっぱいである。
 二人が入店した時も、店はほぼ満席状態だったが、それでもなんとか空席を見つけると互いに向かい合う形で腰を下ろした。
「それにしても、あんなところで会うだなんてな……」
「本当、びっくりしました」
 お互い、共通の知人の紹介で共に何度か仕事をしたことはあるものの、互いのプライベートの話をするほど親しい間柄ではなかった。だからこそ今日、思いも寄らない場所での再会に二人して目を丸くしたのだ。
「でも、良く考えたらそれほど不思議なことでもないですよね。アトラス編集部には、東京中の特殊能力者が出入りしているらしいですから」
「へえ、そうなのか?」
 荘司が不思議そうな顔で言うと、凪砂は何か思い出したようにクスリと笑ってうなずきを返した。
「ええ。もう大分以前になりますが、三下さんがおっしゃってました。『変な能力持った人ばかりが大量に集まってくるものだから、会社ではちっとも気が休まらない』って」
「ははは…。そりゃあの人にはキツイだろうな。………ところで、取材の件だけど…」
「『妙な物ばかり扱っている奇妙な骨董品店』でしたっけ?」
「ああ。ついでに店主は赤髪の美女で、入って買い物までしているのになぜか皆店の場所は覚えてない。なあ……どう思う?」
「………怪しい、というか胡散臭い感じがしますよね」
「だよなあ、俺もそう思う。その上こんな写真一枚で、『店の店主を目撃した』なんて……」
「普通なら取材の許可も下りないガセネタの一つになるんでしょうけど……」
「そりゃあやっぱりあれだろ、ほらっ。『あの人』の店に良く似ているから」
「勘違い、したんですかねぇ…」
 『彼女』を知っている者なら誰一人、これが『彼女』だと思うことはないが、何も知らない普通の人なら誤解することもあるかもしれない。
「とりあえず、俺は元の担当って奴に詳しい事情を尋ねてくるわ」
「それじゃああたしは、この写真を送ってくれた方から、詳しい事情を伺ってきますね」
 互いの分担を確認しあうと二人は同時に椅子を動かした。
「何かわかったら携帯に連絡でいいか?」
「ええ、お願いします。あっ、それから…」
「…F公園の、張り込みか?」
「はい。もう二十五日を過ぎていますし、一応行っておいたほうがいいんじゃないかと……」
 写真の女性が現れるのは月末近くということだから、今、F公園で張り込んで待っていれば会える可能性は十分にある。だからこそ、麗香も三下に無理な取材を押し付けたのだ。
「けど、行けるとしても明日以降だな」
「そう……ですね」
 今日はもう、お互いそれぞれの情報を集めるだけで一日が終わってしまうことは確実だった。
「…じゃあ、明日行きましょう。八時、で大丈夫ですか?」
「ああ、かまわないぜ。じゃあ、八時にF公園で」
 会計を済ませ店から出ると、そのまま二人は互いに別々の方向へと別れた。荘司は再び白王社ビルへ、そして凪砂は手紙の送り主の元へ行くため、最も近い地下鉄の駅へと歩いていった。


 雨雲が、どんよりと街を薄暗いモノクロの世界に塗り変え包み込んでいた。
 調査を始めて今日で四日目、F公園での張り込みももう三日目となるが、赤髪の女性はいまだ現れない。凪砂と荘司の心の中も、今日の空同様どんよりと暗くなり始めていた。
「現れない、ですねぇ」
 東屋のベンチに腰掛けたまま、ため息混じりに凪砂がつぶやく。ひょっとすると、『彼女』はこちらの取材に気づいて身を隠しているのかもしれない。
「うーん……」
 荘司の『神の左眼』にも不審な人物の反応はない。物理・心霊両面から視て公園内の人は皆、ごくごく普通の一般人である。色素の分析をしても赤髪や、かつて赤く染髪をしていた痕跡のある人は見あたらなかった。
「逃げられたってことか?」
「…かも、しれませんね」
 荘司が以前の担当記者から聞いた話では、彼女は仕事を下りる直前、赤髪の女性の尾行に成功し、件の店の潜入に成功していた、らしい。
 だが、店に入った後の記憶がなぜか一切残っておらず、気づいたら自宅のベッドの上でぼおっと座り込んでいたのだ、と彼女は語った。
『枕元に見慣れない陶器の鈴が置いてあって、気持ち悪いからすぐに捨てたのに、気づくとまた枕元にそっと置かれているんです…』
 あの手の雑誌の記者である以上、怪現象には慣れているのだが、今回はなぜか恐怖心を抑えることができず、麗香に頼み込み担当をはずしてもらうことにしたのだという。
「でも、五日前には来ているんですよね……」
 凪砂が取材した読者の家は、この公園から三十分程歩いた高層マンション群の中にある。彼は超常現象に限らず、あらゆる変わったものを写真に収めることを趣味としていて、『彼女』の写真も、『その珍しい紅色の髪を引き立たせるために』あえて望遠のレンズを使わず後方からロングショットで撮影したもの、だったらしい。
『そのときはただ、綺麗な人だなあ、くらいに思っていたんですよね。けどその次の月、彼女と偶然話すことになって…』
 納品の帰りだという『彼女』に勧められて、彼は店へと行くことになった。店内に並ぶ品はどれも高額で、彼にはとても手の出せない品物ばかりであったが、「特別に値引きするから」と言われて勾玉を組んで作られた腕輪を購入した。
『高名な霊能力者の遺品で付けていると霊力が増すと言われましたね。実際付け始めるとすぐ、妙なモノとかが視えるようになって。最初は面白がってたんですけど、なんか段々かなりやばいモノまで視える様になってきたから…』
 怖くなって慌ててはずしたもののまさかゴミと一緒に捨てることもできず、腕輪は部屋のタンスにしまいこまれた。
『昨日も公園で彼女を見かけて……。よっぽど、返品したいって言おうと思ったんだけれど、なんとなくこちらからは声がかけ辛くて…』
 取材を警戒しているというなら五日前『彼女』が公園に現れているというのはおかしい。だがそれならなぜ、この三日間まったく姿を見かけないのか。
「…お手上げだな」
 サングラスをはずしまぶたを閉じて、酷使した『左眼』を掌で覆う。力の発動を抑えてなおかつ、右の目だけをゆっくり開くと荘司にとっての世界は一変した。
「あー。なんか、解析してない世界が新鮮…」
 三日も続けて『眼』を使ったせいか右目に映るごくごく普通の公園の景色がひどく特別なものに感じられた。
「大丈夫ですか?」
「ああ、ちょっと『眼』がつかれてきただ………あれっ?」
「……………?」
「あそこの女……」
 荘司は公園を出ようとしている白いワンピースの女性を右手で示した。左手は、いまだ『左の眼』を覆い隠している。
「あの人がどうかなさったんですか?」
「紅の、髪の女だ…」
 視界から消えていく女性を追って、荘司は東屋を飛び出た。凪砂も慌ててその後を追い、横から荘司に傘を差し掛ける。
「ああ。サンキュー」
「どういうこと、なんですか?」
 少し離れた前方を歩く白いワンピースの女性の髪は、凪砂と同じ黒い色をしている。荘司も最初見たときは「違う」と言いきっていたのだ。
「左眼じゃ、ダメだったんだよ…」
 傘を受け取った荘司の瞳には、再びサングラスがかけられていた。その上から『左眼』を叩いて、荘司は薄く笑みを浮かべた。
「皮肉なもんさ。この能力が、俺たちが『彼女』を見つけられなかった理由なんだよ」
 荘司の持つ『神の左眼』には、物事の本質を見極める為の特殊な力が宿されている。本来ならば便利な力だが、どうやら目の前の彼女の髪には、そういった特殊能力者たちには感知できない特殊な仕掛けがしてあるようなのだ。
「たぶんあんたの目にも彼女は、黒い髪の女に見えてるんだろ?俺の左眼にもそう見えていた。ところが力を全く使わず、右目だけで彼女を見ると…」
「紅の髪に見えるわけですね?」
「ああ」
 もし彼女が、それを意図的にやっているとしたらずいぶんと用意周到である。
「手強そうですね」
「ああ。そうだな」
 気取られぬよう距離を置きつつ尾行を続けるとやがて彼女は細い路地に並ぶ小さな店へと入っていった。

「いらっしゃい。……初めていらしたお客さんね」
 『骨董品』と書かれた小さな看板以外飾りのない扉を開くとすぐ、強烈な香の匂いが流れ出て、凪砂と荘司の鼻を刺激した。
「えっ…?ええ。なんでも、この店は変わった品物ばかりを置いている店だとうかがったもので」
 何気ない口調で凪砂がそう言うと、店主の女性は愛想のいい笑みを返した。
「そうですね、少し他の店とは違った品が多いかしら。何しろいわくのある品ばかりを集めて並べているものだから」
 荘司は無言で店内を見回すと問いかけるように凪砂を見つめた。すると凪砂も困惑した顔で荘司を見返し、「たぶん…」と唇の動きだけで言った。
「この鏡、いったいどんないわくがあるんですか?」
 手近にあった鏡を指差し、凪砂が店主の女性に尋ねる。
「ああ、それは………ちょっと長い話になりますから、先にお茶のほうをお入れしますね」
「あっ、ごめんなさい。今日はあたしたち、あんまり時間がないんです。また今度、来た時にしていただいていいですか」
 奥に行こうとする女性に手を振り、凪砂は入り口の扉に手をかけた。
「さあ、行きましょう」
 荘司を促し店から出ると、凪砂は大きく深呼吸をした。
「ふぅ………。ちょっと危なかったですね」
「危ない?何がだ?」
 問いかける荘司を無視するように凪砂は大通りの方へ向かってどんどんと歩みを進めていった。そして程よく人ごみの中に自分たちが紛れ込んだのを確かめると、ようやく事情を説明し始めた。
「要するに、麻薬を使った暗示催眠です…」
 あの店に入った瞬間凪砂は、身の内の獣がざわりと警戒するのを感じた。最初はそれが、置かれた商品に対してのものだと勘違いしていたのだったが。
「荘司さんも気づいてらしたでしょう?あそこに置かれた品はすべてただの骨董品でしかないってことを…」
 いやそれどころかそのうちのいくつかは、確実にごく最近に作られた粗悪な模造品であるということを、凪砂はその目で即座に見抜いた。
 自称、とはいえ好事家である以上、最低限物を見る目は持っている。その凪砂の鑑定ではあの店は「ただ古いだけの品を置いている最低ランクの骨董店」だった。
「あのお香と、それからたぶんお茶の中にも、幻覚剤かなにかを混ぜているんだと思います」
 店主の女性が「お茶をお入れして…」と言った瞬間、再び身の内がざわりと騒ぎ出すのを感じた。その時ようやく、凪砂は自分の中の獣が何を警戒しているのかということに気づいたのだ。
「……なるほどな」
 危うく以前の担当記者と同じ轍を踏むところだったらしいと気付かされ、荘司は口の端を皮肉気に歪めた。
「要するに単なる詐欺師ってわけだ」
「ええ。もっとも髪の毛のことは、あたしにも理由がわかりませんけど」
「どうせそれも、何か仕掛けがあるんだろうさ」
「どちらにせよ、このことは記事にできそうもないですね」
 いわくありげな骨董店とは読者の興味を引く話題だが、結末がただの詐欺師でしたじゃオカルト雑誌にはとても載せられない。
「さあ、それはどうかな。あの碇サンのことだからきっと、一応書くだけ書かせておいて、二階の連中に売るんじゃないかな」
 白王社ビルの二階には現在、同社のゴシップ誌の編集部がある。オカルト誌では使えないネタも雑誌を変えれば格好のスクープ記事というわけだ。
「確かに十分ありえそうですね」
「…だろ?」
 にやっとかすかな笑みを見せる荘司に、凪砂も薄く微笑んでうなずいた。
「とりあえず報告だけでもしに行きましょうか?」
「ああ、そうだな」



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

☆1847/雨柳・凪砂(うりゅう・なぎさ)/女/24歳/好事家(自称)

★3950/幾島・荘司(いくしま・そうじ)/男/21歳/浪人生兼観定屋


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■         ライター通信          ■
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このたびはご参加いただきまして、まことにありがとうございます。
この作品は、記念すべき私のOMC第一作目ということになります。
勢いでかいたオープニングの収拾をつけるためかなり強引な落ちとなりましたが、楽しんでいただくことができたら幸いです。
また参加者のお二人が知り合いということだったので、冒頭に無駄に気合の入った文章を入れてしまったために文字数がかなり多くなりました。
申し訳ないです。以後気をつけます。だけどあのシーン、書いてて一番楽しかったです。・・・って、私だけ楽しくっても仕方ないんですが(^-^;